JP2675478B2 - スロットル制御装置 - Google Patents

スロットル制御装置

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JP2675478B2
JP2675478B2 JP4272492A JP4272492A JP2675478B2 JP 2675478 B2 JP2675478 B2 JP 2675478B2 JP 4272492 A JP4272492 A JP 4272492A JP 4272492 A JP4272492 A JP 4272492A JP 2675478 B2 JP2675478 B2 JP 2675478B2
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throttle
throttle shaft
shaft
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accelerator
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輝彦 嶺岸
直行 田中
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Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンのスロットル弁
を開閉制御するスロットル制御装置に係り、さらに詳細
には、電子制御によるスロットルアクチュエータを備え
たスロットル制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの吸入空気量を制御するスロッ
トル装置においては、エンジンに関する各種センサのデ
ータに基づき、その運転条件に合ったスロットル制御信
号(目標設定開度信号)をエンジン制御コントローラか
ら発生させて、この制御信号によりスロットルアクチュ
エータ(モータ)を駆動制御して、スロットルバルブの
開度を制御する、いわゆる電子制御のスロットル制御装
置が実用化されている。
【0003】この種のスロットル制御装置は、スロット
ルアクチュエータの故障(例えばモータロック等)やそ
の制御系の故障(例えば動作不能,暴走等)に対するフ
ェイルセーフ対策、電子制御スロットル系が故障した時
でも自力走行を行うリンプホーム機能を備えることが要
求されている。
【0004】そのため、従来は、例えば特開平2−14
0436号公報に開示されるに数種のギアを用いた差動
歯車機構を利用して、スロットルアクチュエータとアク
セルペダル(自力走行)との両方の駆動系でエンジンへ
の吸入空気量を制御できるようにしたものや、同目的を
達成するために特開平2−27123号公報に開示のよ
うにギアとリンクを併用した機構のものが提案されてい
る。
【0005】なお、上記種々の従来技術は、スロットル
の電子制御系に故障が生じた場合にこれを判断する回路
が設けてあって、これによりスロットルアクチュエータ
の電源を遮断し(フェイルセーフ)、その後リンプホー
ム機能に切り換わる配慮がなされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記したように種々の
フェイル対策や自力走行に関する技術が提案されてい
る。このうち、差動歯車機構のように複数のギアを使う
ものは、アクチュエータにモータロック等の故障が生じ
た場合には、アクチュエータ側の入力ギヤとアクセルペ
ダル側の入力ギヤとの差動でスロットル弁を駆動制御す
るため、アクセルペダルの操作量に対するスロットル開
度量が半減し、スロットル弁の制御速度が遅れがちとな
り、特に走行時急加速、急減速のもたつき感として表れ
る。
【0007】また、そのほか、ギアやリンクを用いたも
の等は機構が複雑となり、装置の小形化を満足できな
い。
【0008】また、従来のものは、アクチュエータたる
モータの暴走が生じた場合、故障診断系がこれを検知し
て電源を切るまではその影響を受けてしまう。
【0009】本発明は以上の点に鑑みてなされ、その目
的は、構造が簡単で、しかも電子スロットル制御系を備
えたスロットル制御装置の故障が生じた場合のフェイル
セーフとリンプホーム機能のより充実化を図ることにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために次のように構成する(なお、発明の構成要素
に付した符号は説明の便宜のため、図1の実施例の符号
を引用したものである)。
【0011】すなわち、本発明は、エンジンの吸気通路
内の開度制御を行うスロットルバルブ2と、スロットル
シャフト3と、アクセル21の動力をアクセルワイヤ2
0を介してスロットルシャフト3に伝達するアクセルレ
バー7と、電子スロットル制御系のスロットル開度制御
信号により駆動するモータ18と、モータ18の動力を
スロットルシャフト3に伝達するドライブギヤ15及び
ドリブンギヤ11とを備え、アクセルレバー7は、スロ
ットルシャフト3に遊嵌されつつアクセルトルク伝達用
のコネクトスプリング5を介してスロットルシャフト3
と連結され、ドリブンギヤ11は、スロットルシャフト
3に遊嵌されつつギヤリターンスプリング12を介して
スロットルシャフト3と連結され、ドライブギヤ15
は、モータシャフト18aに遊嵌されつつモータトルク
伝達用のコネクトスプリング16を介してモータシャフ
ト18aと連結され、コネクトスプリング5は、そのば
ね定数がギヤリターンスプリング12及びスロットルシ
ャフト3のリターンスプリング9より大きく、コネクト
スプリング16は、そのばね定数が少なくともギヤリタ
ーンスプリング12より大きく設定されさらにドリブン
ギヤ11とスロットルシャフト3とに、ドリブンギヤ1
1がスロットルシャフト3上でスロットルバルブ2の閉
方向にのみ回動したときに関係し合う係合部11a,1
0aがそれぞれ固設され、且つスロットルシャフト3に
は、アクセルレバー7がスロットルシャフト3上で所定
角度回動するとアクセルレバー7と関係する係合部7a
が固設してある。
【0012】
【作用】正常時動作時…本発明は基本として、通常はア
クセルのマニュアル操作によりスロットルバルブ3の開
度制御がなされる。
【0013】この場合の動力伝達は(なおモータ18は
非駆動状態にあるものとする)、上記構成をなすことに
より、アクセル−アクセルワイヤ20−アクセルレバー
7−コネクトスプリング5−スロットルシャフト3に伝
達され、スロットルシャフト3はリターンスプリング9
及びギヤリターンスプリング12に抗して固定状態にあ
るドリブンギヤ11に対し相対回動して、スロットルバ
ルブ2が開度制御される。
【0014】また、スロットルバルブ3が上記アクセル
操作により任意の開度にある場合、モータ18に電子制
御ユニットから開度制御信号(例えばトラクション制御
のようなバルブ閉方向制御信号)が送られると、モータ
動力がコネクトスプリング16−ドライブギヤ15−ド
リブンギヤ11(ギヤ11はばね12のたわみで係合部
11aが係合部10aに関係するまでシャフト3上を回
動する)−係合部11a,10a−スロットルシャフト
3の経路で伝達され、この動力がコネクトスプリング5
に打ち勝ってスロットルシャフト3がアクセルレバー7
に拘束されることなく閉方向に回動し、バルブ閉方向の
制御が可能となる。
【0015】電子制御系(モータを含む)の故障時…モ
ータ18が万が一、開方向に暴走した場合、ドライブギ
ヤ15が回転するとドリブンギヤ11がギヤリターンス
プリング12の付勢によりスロットルシャフト3上を空
転するが、この時にはドリブンギヤ11側の係合部11
aとスロットルシャフト3側の係合部10aとが関係を
もたない(非当接)ので、スロットルシャフト3ひいて
はスロットルバルブ2はモータ暴走に追従せず、スロッ
トルシャフト3はあくまでもアクセル操作に依存するの
でフェイルセーフを保証する。
【0016】また、モータ18が任意の位置でロックす
ると(例えばアクセルレバー7が最大スロットル開度位
置にあってモータ18がバルブ全閉位置でロックした場
合)、この時にはアクセル操作によりスロットルシャフ
ト3を開方向に回動させようとしても、この時には、ス
ロットルシャフト3側の係合部10aが係合部11aに
当たる位置関係にあるので(その詳細は実施例の項で述
べてある)、通常のアクセル操作範囲である限りスロッ
トルシャフト3の回動は係合部11aの位置で規制を受
ける。
【0017】ただし、さらにアクセル操作量を増すと
(アクセルペダルを通常の操作範囲以上に踏み込む
と)、アクセルレバー7がコネクトスプリング5に抗し
てスロットルシャフト3上を相対回動して、アクセルレ
バー7の一部7aがスロットルシャフト3側の係合部6
aと当接し、その結果、アクセルレバー7の動力がスロ
ットルシャフト3−係合部10a−係合部11a−ドリ
ブンギヤ11−ドライブギヤ15に伝達され、これによ
りスロットルシャフト3,ドリブンギヤ11,ドライブ
ギヤ15はモータ18側のコネクトスプリング16のた
わみ余有代分だけ回動でき、スロットルバルブ2が開度
制御される。その結果、上記余有代の設定いかんでスロ
ットルバルブ2がほゞ通常のスロットル開度範囲で制御
され、モータロック時の自力走行(リンプホーム)とフ
ェイルセーフを同時に十分に満足させる。
【0018】
【実施例】本発明の実施例を図面により説明する。
【0019】図1は本発明の一実施例の斜視図、図2は
その機構の動力伝達系の原理を等価的に示した模式図で
ある。
【0020】図1において、エンジンの吸気通路(吸気
筒)1の内部には、スロットルシャフト3に固定された
スロットルバルブ2が回動自在に装着される。
【0021】スロットルシャフト3の一端に、シャフト
3の一部となるプレート4(以下、コネクトプレート4
と称する)とコネクトレバー6が固設され、他端に、同
じくスロットルシャフト3の一部となるトプレート10
(以下、リターンプレート10と称する)とプレート1
3(以下ギヤリターンプレート13と称する)が固設さ
れる。
【0022】これらのプレートのうち、ギヤリターンプ
レート13はナット14の締め付けでスロットルシャフ
ト3の軸端に固着され、残りのプレート4,10及びコ
ネクトレバー6は、圧入又は溶接などでスロットルシャ
フト3に固着してある。
【0023】また、スロットルシャフト3の一端に、ア
クセルレバー7がコネクトレバー6と近接した位置で遊
嵌され、このアクセルレバー7はアクセル21(図2に
示す)とアクセルワイヤ20を介して連動可能に連結さ
れ、且つコネクトスプリング5を介してコネクトプレー
ト4と連結される。
【0024】アクセルレバー7には、突起部(係合部)
7aが配設され、一方、スロットルシャフト3側のコネ
クトレバー6には突起部(係合部)6aが配設され、ア
クセルレバー7がスロットルシャフト3上でシャフト3
に対しスロットルバルブ開方向に所定角度(ここでは、
通常のアクセル操作範囲以上の回転角度)回動すると、
突起部7aが突起部6aに当接するように設定してあ
る。
【0025】スロットルシャフト3の他端(アクセルレ
バー7と反対側の端部)側におけるリターンプレート1
0は、スロットルボディに設けたスロットルピン8とリ
ターンスプリング9を介して連結され、このリターンス
プリング9によりスロットルシャフト3をバルブ閉方向
に付勢してある。
【0026】リターンプレート10とギヤリターンプレ
ート13との間にドリブンギヤ11(モータ18側のド
ライブギヤ15と噛み合って従動するギヤ)が遊嵌さ
れ、ドリブンギヤ11はギヤリターンスプリング12を
介してギヤリターンプレート13と連結され、このギヤ
リターンスプリング12によりドリブンギヤ11をスロ
ットルバルブ2の開方向に付勢している。
【0027】ドリブンギヤ11とリターンプレート10
との対向する面には、それぞれ突起部(係合部)11
a,突起部(係合部)10aが配設され、これらの突起
部は、スロットルシャフト3がギヤリターンスプリング
12の力に抗してバルブ全閉位置からバルブ全開位置ま
でドリブンギヤ11に対し相対回動しても、リターンプ
レート10側の突起部10aがドリブンギヤ11側の突
起部11aに当たらない間隔を保つように設定してあ
る。
【0028】18は電子スロットル制御のアクチュエー
タとなるモータで、そのモータシャフト18aにドライ
ブギヤ15が遊嵌され、且つモータシャフト18aの一
部となるプレート17(以下、モータプレート17と称
する)が固設され、ドライブギヤ15がコネクトスプリ
ング16を介してモータプレート17が固設される。
【0029】前述した各スプリングのうちアクセルレバ
ー7の動力伝達用となるコネクトスプリング5は、その
ばね定数がギヤリターンスプリング12及びスロットル
シャフト3のリターンスプリング9より大きく、コネク
トスプリング16は、そのばね定数が少なくともギヤリ
ターンスプリング12より大きく設定してある。
【0030】22は電子スロットル制御機能を備えたエ
ンジン制御ユニットで、エンジン回転数,スロットルポ
ジション,速度信号等エンジンの運転状態を知る各種セ
ンサ信号を入力し、これらの信号を基に例えばトラクシ
ョン制御に要するスロットル開度制御信号をモータ18
に送り、モータ18を駆動制御する。
【0031】次の本実施例の動作を説明する。
【0032】本実施例は、基本的には、通常はアクセル
のマニュアル操作によりスロットルバルブ3の開度制御
がなされる。
【0033】すなわち、アクセルペダルの動力は、踏込
量に応じてアクセルワイヤ20を介してアクセルレバー
7にその動力が伝達されると、アクセルワイヤ20−ア
クセルレバー7−コネクトスプリング5−スロットルシ
ャフト3に伝達される。このときモータ18が非駆動状
態にあると、ドリブンギヤ11は固定状態にあるが、ス
ロットルシャフト3は、前述したような各スプリング
5,9,12,16のばね定数の関係から、リターンス
プリング9及びギヤリターンスプリング12に抗してド
リブンギヤ11に対し相対回動し、スロットルバルブ2
が開度制御される。
【0034】図2(a)はこのときの動作を模式化した
もので、便宜上、図に向かって軸にそった左方向がバル
ブ開方向の回転、右方向がバルブ閉方向の回転を示し、
その実線がスロットル全閉の時にある各スロットル制御
要素の状態を示し、破線がアクセル操作により開度制御
されている時の各スロットル制御要素の状態を示す。
【0035】図2(a)からも分かるように、専らマニ
ュアル操作によるスロットル開度制御されているとき
は、ドリブンギヤ11,ドライブギヤ15,コネクトス
プリング16は静止状態を保ち、リターンスプリング9
及びギヤリターンスプリング12の撓みによりスロット
ルシャフト3のドリブンギヤ11に対する相対回動を許
容している。また、スロットルシャフト3(リターンプ
レート10)側の突起部10aがドリブンギヤ11側の
突起部11aに近づく。
【0036】また、スロットルバルブ2が上記アクセル
操作により任意の開度にある場合、モータ18に電子制
御ユニット22から開度制御信号(例えばトラクション
制御のようなバルブ閉方向制御信号)が送られると、モ
ータ動力がコネクトスプリング16−ドライブギヤ15
−ドリブンギヤ11(ギヤ11はばね12のたわみで突
起部11aが突起部10aに関係するまでシャフト3上
を回動する)−突起部11a,10aの係合によってス
ロットルシャフト3に伝達され、この動力がコネクトス
プリング5に打ち勝ってスロットルシャフト3がアクセ
ルレバー7に拘束されることなく閉方向に回動し、バル
ブ閉方向の制御が可能となる。
【0037】次に電子制御系(モータを含む)が故障し
た場合について説明する。
【0038】モータ18が万が一、開方向に暴走した場
合、ドライブギヤ15が回転するとドリブンギヤ11が
ギヤリターンスプリング12により予め開方向に付勢し
てあるため、スロットルシャフト3上を空転する。この
時にはドリブンギヤ11側の突起部11aとスロットル
シャフト3側の突起部10aとが関係をもたない(非当
接)ので、スロットルシャフト3ひいてはスロットルバ
ルブ2はモータ暴走に追従せず、スロットルシャフト3
はあくまでもアクセル操作に依存するのでフェイルセー
フを保証する。なお、電子制御ユニット22はモータ1
8が暴走した場合には、これを監視してモータ電源を切
る機能を有しているが、本実施例ではモータ暴走から電
源を切るまでの間も上記のようにスロットルシャフト3
にはモータ暴走の動力が伝達されるのを防ぐので、フェ
イルセーフのより完全化を期すことができる。
【0039】また、例えば、モータ18がロックして、
例えばドリブンギヤ11側の突起部11aが図1の符号
11a´の位置にあるような場合には、アクセル操作に
よりスロットルシャフト3を開方向に回動させようとし
ても、スロットルシャフト3側の突起部10aが突起部
11aに当たり、通常のアクセル操作範囲である限りス
ロットルシャフト3の回動は符号11a´の位置で規制
を受ける。ただし、さらにアクセル操作量を増すと(ア
クセルペダルを通常の操作範囲以上に踏み込むと)、ア
クセルレバー7がコネクトスプリング5に抗してスロッ
トルシャフト3上を相対回動して、アクセルレバー7側
の突起部7aがスロットルシャフト3側(コネクトレバ
ー6側)の突起部6aと当接し、その結果、アクセルレ
バー7の動力がスロットルシャフト3−突起部10a−
突起部11a−ドリブンギヤ11−ドライブギヤ15に
伝達され、これによりスロットルシャフト3,ドリブン
ギヤ11,ドライブギヤ15はモータ18側のコネクト
スプリング16のたわみ余有代分だけ回動できて、スロ
ットルバルブ2が開度制御される。
【0040】このことは、仮りにアクセルレバー7が最
大スロットル開度位置にあってモータ18がバルブ全閉
位置でロックした場合であっても同様である。
【0041】図2(b)は、このモータロック時の動作
を模式化したもので、実線がアクセルペダル21を通常
のアクセル操作範囲以上に踏み込んでアクセルレバー7
側の突起部7aがコネクトレバー6側の突起6aに当接
した状態を示し、破線がそれ以上にアクセルペダル21
を踏み込んだ状態を示す。この場合、破線(スロットル
開度制御可能状態)の状態は、前述したようにモータシ
ャフト18側のスプリング16のたわみの余有代Lの範
囲で保証しており、Lの設定いかんによりアクセル操作
範囲を任意に決定でき、モータの踏み込みが深くなるこ
とを除けばほゞ通常に近い応答のスロットル開度制御を
行い得る。
【0042】その結果、モータロック時の自力走行(リ
ンプホーム)とフェイルセーフの充実化を簡単な機構に
より実現することができる。
【0043】なお、本実施例中、アクチュエータとして
電動機を用いて説明したが、油圧,空気圧モータさらに
はリンク機構を一部追加することで、空圧,油圧ダイヤ
フラムの使用も可能である。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来のよ
うな複雑な機構や電磁クラッチのような高価な機構を用
いることなく、単純な機構により、この種スロットル制
御装置のフェイルセーフとリンプホーム機能を従来以上
に充実させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図
【図2】上記実施例の動力伝達系の原理を等価的に示し
た模式図である。
【符号の説明】
1…吸気通路(吸気筒)、2…スロットルバルブ、3…
スロットルシャフト、4…コネクトプレート、5…コネ
クトスプリング、6…コネクトレバー、6a…係合部
(突起部)、7…アクセルレバー、7a…係合部(突起
部)、9…リターンスプリング、10…リターンプレー
ト、10a…係合部(突起部)、11…ドリブンギヤ、
11a…係合部(突起部)、12…ギヤリターンスプリ
ング、13…ギヤリターンプレート、15…ドライブギ
ヤ、16…コネクトスプリング、17…モータプレー
ト、18…モータ、18a…モータシャフト、20…ア
クセルワイヤ、21…アクセルペダル、22…電子制御
ユニット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 宮崎 侑久 (56)参考文献 特開 平2−27123(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの吸気通路内の開度制御を行う
    スロットルバルブ(2)と、スロットルシャフト(3)
    と、アクセル(21)の動力をアクセルワイヤ(20)
    を介してスロットルシャフト(3)に伝達するアクセル
    レバー(7)と、電子スロットル制御系のスロットル開
    度制御信号により駆動するモータ(18)と、モータ
    (18)の動力をスロットルシャフト(3)に伝達する
    ドライブギヤ(15)及びドリブンギヤ(11)とを備
    え、 アクセルレバー(7)は、スロットルシャフト(3)に
    遊嵌されつつアクセルトルク伝達用のコネクトスプリン
    グ(5)を介してスロットルシャフト(3)と連結さ
    れ、ドリブンギヤ(11)は、スロットルシャフト
    (3)に遊嵌されつつギヤリターンスプリング(12)
    を介してスロットルシャフト(3)と連結され、ドライ
    ブギヤ(15)は、モータシャフト(18a)に遊嵌さ
    れつつモータトルク伝達用のコネクトスプリング(1
    6)を介してモータシャフト(18a)と連結され、コ
    ネクトスプリング(5)は、そのばね定数がギヤリター
    ンスプリング(12)及びスロットルシャフト(3)の
    リターンスプリング(9)より大きく、コネクトスプリ
    ング(16)は、そのばね定数が少なくともギヤリター
    ンスプリング(12)より大きく設定され、 さらにドリブンギヤ(11)とスロットルシャフト
    (3)とに、ドリブンギヤ(11)がスロットルシャフ
    ト(3)上でスロットルバルブ(2)の閉方向に回動し
    たときに関係し合う係合部(11a),(10a)がそ
    れぞれ固設され、且つスロットルシャフト(3)には、
    アクセルレバー(7)がスロットルシャフト(3)上で
    所定角度回動するとアクセルレバー(7)と当接する係
    合部(6a)が固設してあることを特徴とするスロット
    ル制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、アクセルレバー
    (7)は、スロットルシャフト(3)の一部となるプレ
    ート(4)を介して連結され、ドリブンギヤ(11)
    は、スロットルシャフト(3)の一部となるプレート
    (13)とギヤリターンスプリング(5)を介して連結
    され、ドライブギヤ(15)は、モータシャフト(18
    a)の一部となるプレート(17)を介して連結されて
    いることを特徴とするスロットル制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、アクセ
    ルレバー(7)には突起部(7a)が配設され、一方、
    スロットルシャフト(3)にはこのアクセルレバー
    (7)と近接した位置に係合部(6a)付きのコネクト
    レバー(6)が固設され、アクセルレバー(7)がスロ
    ットルシャフト(3)上で所定角度回動するとアクセル
    レバー(7)の突起部(7a)がスロットルシャフト
    (3)側の係合部(6a)に当接するよう設定してある
    ことを特徴とするスロットル制御装置。
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FR2760790B1 (fr) * 1997-03-17 1999-05-21 Magneti Marelli France Corps papillon motorise a cable d'accelerateur maintenu

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JPH05240068A (ja) 1993-09-17

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