JP3785209B2 - 絞り弁制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スロットル軸をアクセルペダルによる人為的操作とモータ駆動による電気的操作とによって、種々の制御を行う絞り弁制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、自動車等の内燃機関の吸気用絞り弁制御装置において、アクセルペダルの踏み込み量を電気的に検出し、これに応じて内燃機関の目標回転数にすべく、モータを駆動制御して、絞り弁を開閉制御する、いわゆる電子スロットル方式の絞り弁制御装置が知られている。
【0003】
上記の電子スロットル方式では、単一のモータにより通常走行、トラクションコントロール、クルーズコントロールおよびアイドルコントロールといった複数の制御を行うことはできるものの、前記モータとアクセルペダル側の操作とを併用する場合、互いに干渉することがないように構成しなければならない。これにより、絞り弁制御装置全体の構造が相当に複雑化してしまう。しかも、絞り弁制御装置等における異常に際し、十分な信頼性を確保することが可能なフェールセイフ機能が望まれている。
【0004】
そこで、特開平5−248273号公報に開示されているように、アクチュエータ駆動系が故障等の異常状態になったときでも、フェールセイフによりアクセルペダル操作での異常時補助走行が可能であり、この時、暴走等の重大事故が発生するおそれを十分になくすことを目的とした「内燃機関の絞り弁制御装置」(以下、従来例1という)が知られている。
【0005】
また、特開平4−342834号公報に開示されているように、万が一故障した場合にも安全に車両を運行することができるフェールセイフ機能やリンプホーム機能を備えた「スロットルアクチュエータ」(以下、従来例2という)や、特開平2−91432号公報に開示されているように、スロットル弁の電気的開閉手段が差動停止した場合においても、スロットル弁の機械的補償手段によりスロットル弁の開閉動作ができ、若しくは全閉状態にさせることができるような補償機構を有し、その補償機構によって正常時における電気的なスロットル弁の如何なる開閉動作も妨げない「スロットル弁開閉制御装置」(以下、従来例3という)等が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来例1では、単一のモータで全ての制御を行うものの、構造が複雑化し、しかもアクセルペダル側に絞り弁軸(スロットル軸)用リターンスプリングの他に2つのロストモーション用スプリングが必要となっている。さらに、モータ側の電気的操作が主体となり、かつアイドルコントロールが絞り弁閉方向側に駆動制御されるため、通常走行時は勿論、アイドル時にも前記モータが通電されており、該モータが発熱して耐久性に問題が生じてしまう。
【0007】
上記従来例2では、モータ側操作が主体となってクラッチを有するとともに、アクセルペダル側にはスロットル軸レバーおよびアクセルレバーの他に、ロストモーション用スプリングに相当する密着ばねとフローティングレバーとが配設されており、該ペダル側の駆動構造が相当に複雑化するという問題がある。さらに、モータ軸には、モータ側のイナーシャを切り離しかつクラッチ故障時の対応を図るべく、モータ戻しばねが常時一方向(全閉方向)に付勢されている。このため、モータ軸は、反対方向(全開方向)に戻れず、モータの初期位置設定に自由度がなく、また、その初期位置で弾発付勢力が作用しており、モータトルクの大容量化が必要となってしまう。
【0008】
上記従来例3では、従来例1、2と同様に、モータ側を操作主体としているものの、クラッチがなく、構成が比較的簡素化されている。しかしながら、スロットル弁の一方のスロットルシャフトに対しモータが直接的に連結されるとともに、この一方のスロットルシャフトに前記モータ側駆動機構およびアクセルペダル側駆動機構が集約されている。これにより、スロットルシャフトが一方向にのみ長くなり、振動、かじりおよびこじれ等が発生し易く、かつバランスが悪くなってしまう。
【0009】
しかも、モータは、スロットル軸戻しスプリングのみにより戻されるため、モータ故障時の信頼性に欠ける。また、スロットル軸戻しスプリングとモータとの距離が長く、かつこれらの間に介在物が多いため、イナーシャを十分に除去することが困難となり、スロットル弁が瞬時に戻らず、応答性に劣るという問題がある。さらに、モータは、スロットル軸戻しスプリングにより一方向にしか戻らないため、該モータの初期位置設定に自動度がなく、その上、スロットル軸戻しスプリングが大きな付勢力を必要とし、これに伴ってモータトルクも大きなものが必要となってしまう。
【0010】
上記のように、従来例1〜3では、フェールセイフ機能とリンプホーム機能とを兼用すると、構成がより複雑なものとなってコストアップが惹起されてしまう。特に、モータ側を操作主体とし、1個のモータで通常走行、トラクションコントロール、クルーズコントロールおよびアイドルコントロールという多機能を兼ねようとすると、アクセルペダル側の操作系の構造が相当に複雑化するという問題が指摘されている。
【0011】
本発明は、この種の問題を解決するものであり、スロットル軸の駆動をアクセルペダルとモータとで併用するとともに、簡単な構成でフェールセイフ機能とリンプホーム機能を有することが可能な絞り弁制御装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、本発明は、ペダル側駆動機構とモータ側駆動機構とが、スロットル軸と開閉両方向に相対回動可能に配置されるとともに、前記スロットル軸を開閉両方向に対して相互に干渉することなく独立して駆動可能である。このため、アクセルペダルの操作が主でも、モータの駆動が主でも、有効に対応することができる。例えば、アクセルペダルによるペダル側駆動機構を介しスロットル軸が駆動されるとともに、モータ側駆動機構を介しトラクションコントロール、クルーズコントロールおよびアイドルコントロールにおける補助制御が行われる。
【0013】
ここで、モータ側駆動機構は、モータ絞り弁開方向および絞り弁閉方向に駆動される際に、該モータを初期設定位置に復帰させるべく前記絞り弁開方向又は前記絞り弁閉方向に対して逆方向に弾発付勢力を発生し、前記初期設定位置では弾発付勢力は発生しないモータ初期位置復帰手段を備えている。このため、アクセルペダルの操作による走行中に、例えば、車輪がスリップしてトラクションコントロールが働いてモータが絞り弁閉方向に駆動された後、トラクションコントロールの終了と同時に、前記モータが絞り弁開方向に弾発付勢され、該モータが初期設定位置に戻される。一方、モータによるアイドルコントロール、クルーズコントロールまたは通常走行が行われると、このモータが絞り弁開方向に駆動される。そして、モータによる駆動が停止されると、前記モータが絞り弁閉方向に弾発付勢されて初期設定位置に戻される。
【0014】
このようにモータの駆動が停止されると、このモータは、モータ初期位置復帰手段を介してその駆動方向とは逆方向に弾発付勢されて、初期設定位置に復帰する。従って、万一、モータ制御系に故障が生じても、モータへの通電をカットすれば、該モータが常に初期設定位置に戻されて、アクセルペダルの操作に影響を与えることがない。
【0015】
しかも、上記の異常時の他、正常時においても、モータを駆動、停止することにより、このモータを含むモータ側駆動機構が初期設定位置に弾発付勢されるため、アクセルペダルの操作にイナーシャの影響がなく、このアクセルペダルの操作性および絞り弁の開閉時の応答性が向上する。すなわち、モータが絞り弁開方向および絞り弁閉方向のいずれの側に駆動されても、このモータに復帰力が発生し、前記モータを円滑に初期設定位置に復帰させることができるとともに、この初期設定位置では、該モータに対しいずれの方向にも弾発力が作用することがなく、モータ側駆動機構が有効に簡素化される。
【0016】
また、モータ側駆動機構が、ドライブギヤとアイドルギヤとドリブンギヤとを備え、モータ初期位置復帰手段が前記アイドルギヤと装置本体との間に配設される。このため、特に、モータ初期位置復帰手段を配置するために大きなスペースを設ける必要がなく、絞り弁制御装置全体を容易に小型化することができる。
【0017】
さらに、本発明は、モータ初期位置復帰手段が回転係合部と、固定係合部と、アイドルギヤが絞り弁開方向および絞り弁閉方向に回転する際に前記回転係合部に係合するコイルスプリングとを備える。これにより、モータ初期位置復帰手段は、一層コンパクト化されるとともに、単一のコイルスプリングよりアイドルギヤを介してモータを両方向に復帰させることが可能になる。そして、モータの初期設定位置では、コイルスプリングによる弾発付勢力がこのモータに作用することがなく、前記モータに負荷が発生することがない。
【0018】
その際、モータの初期設定位置は、ドリブンギヤの不感帯溝部の絞り弁開側の当接面をスロットル軸の係合部材に略一致する位置に設定する。従って、アイドルコントロール、クルーズコントロールおよび通常走行時には、モータの絞り弁開方向への駆動操作に遅れを生ずることがなく、応答性に優れるという利点がある。一方、トラクションコントロール時には、アクセルペダル側の駆動によって絞り弁が開かれており、スロットル軸の係合部材がドリブンギヤの不感帯溝部を移動して絞り弁閉側の当接面に近接移動している。これにより、トラクションコントロールが開始される際、スロットル軸の係合部材とドリブンギヤの絞り弁閉側の当接面との距離が短くなっており、応答性が向上する。
【0019】
さらにまた、本発明では、ペダル側駆動機構がスロットルレバーとアクセルレバーとリターンスプリングとロストモーションスプリングとを有し、このロストモーションスプリングの両端部が前記アクセルレバーの第2係合片に対向して係合する。そして、アクセルペダルが開側に操作されると、アクセルレバーの回動によりロストモーションスプリングの他端がスロットルレバーの第1係合片に係合してこのスロットルレバーを前記アクセルレバーと一体的に絞り弁開方向へ回動させる。
【0020】
一方、アクセルペダルが戻されると、アクセルレバーがリターンスプリングを介して絞り弁閉方向に回動し、スロットルレバーがロストモーションスプリングを介してこのアクセルレバーと一体的に絞り弁閉方向へと回動する。
【0021】
次に、スロットルレバーおよびアクセルレバーが開状態において、車輪のスリップ等が検出されてモータ駆動機構側が駆動されることにより、トラクションコントロールが開始されると、アクセルレバーはその開状態を維持したまま、スロットル軸が閉方向に回動する。このため、スロットルレバーは、ロストモーションスプリングの他端に係合した状態でアクセルレバーとは独立して絞り弁閉方向に回動する。そこで、トラクションコントロールを解除すべくモータが停止されると、スロットルレバーは、ロストモーションスプリングの弾発付勢力を介しアクセルレバーと一体となる位置まで絞り弁開方向に回動する。
【0022】
次いで、クルーズコントロールを行う場合、アクセルレバーは、所定の開位置、あるいは全閉位置に保持されて、スロットル軸のみがモータにより絞り弁開方向に回動する。これにより、スロットルレバーは、ロストモーションスプリングの他端から離間して絞り弁開方向に回動し、クルーズコントロールが行われる一方、このクルーズコントロール制御が解除されると、前記スロットルレバーは、リターンスプリングの弾発付勢力によりアクセルレバーと一体となる位置まで絞り弁閉方向に回動する。なお、アイドルコントロールを行う場合、アクセルレバーおよびスロットルレバーは、全閉位置にあり、このスロットルレバーが上記のクルーズコントロール制御と同様に動作する。
【0023】
また、本発明では、スロットルレバーにリンクを介してアクセル開度センサレバーが連結され、このアクセル開度センサレバーとアクセルレバーとの間にロストモーションスプリングが介装される。このため、簡単な構成で、クルーズコントロール、トラクションコントロールおよびアイドルコントロール等が容易に遂行される。
【0024】
さらにまた、第1および第2係合片には、ロストモーションスプリングの他端に係合及び離間する部位に対応して平面部が設けられる。これにより、ロストモーションスプリングの他端が第1および第2係合片に当接する際に損傷することを阻止し、前記ロストモーションスプリングの耐久性が向上する。
【0025】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る絞り弁制御装置10の構成概念図であり、図2は、前記絞り弁制御装置10の一部断面構成図である。
【0026】
この絞り弁制御装置10は、装置本体12に形成されている通路14の開度を、絞り弁16の回動により制御するように構成されており、燃料噴射用の他、気化器用として使用されるものであるが、この第1の実施形態では、燃料噴射用についてのみ説明する。
【0027】
絞り弁制御装置10は、絞り弁16を固定したスロットル軸18の一方18aに配置され、アクセルペダル20によって前記スロットル軸18を駆動するためのペダル側駆動機構22と、前記スロットル軸18の他方18bに配置され、正逆両方に回転可能なモータ(例えば、ステップモータ)24によって該スロットル軸18を駆動するためのモータ側駆動機構26とを備え、このモータ側駆動機構26は、前記モータ24が絞り弁開方向および絞り弁閉方向に駆動される際に、該モータ24を初期設定位置に復帰させるべく、弾発付勢力を発生するモータ初期位置復帰手段28を有する。
【0028】
スロットル軸18は、一対のベアリング30を介して装置本体12に回動自在に支持されており、その一方18aは、小判形断面形状に形成されている。ペダル側駆動機構22は、スロットル軸18の一方18aに固定されるとともに、軸方向(図2中、矢印X方向)に延在する第1係合片32を設けたスロットルレバー34と、前記スロットル軸18の一方18aにスペーサ部材35を介して回動可能に介装されるとともに、軸方向に延在して前記第1係合片32と個別に回動自在な第2係合片36を設けたアクセルレバー38と、前記スロットルレバー34と装置本体12との間に介装され、該スロットルレバー34を絞り弁閉方向に付勢するリターンスプリング40と、前記スロットルレバー34とアクセルレバー38との間に介装され、前記モータ側駆動機構26との相対回転を可能にするロストモーションスプリング42とを有する。
【0029】
ロストモーションスプリング42の弾発力は、リターンスプリング40の弾発力よりも大きく設定されている。図2〜図4Aに示すように、ロストモーションスプリング42の一端42aは、アクセルレバー38の第2係合片36に対して絞り弁閉方向に向かって常時係合し、このロストモーションスプリング42の他端42bは、スロットルレバー34の第1係合片32と、前記第2係合片36の少なくとも一方に対して絞り弁開方向に向かって係合可能である。スロットルレバー34の第1係合片32とアクセルレバー38の第2係合片36は、ロストモーションスプリング42の他端42bが係合する部位に平面部32a、36aを設けている。
【0030】
図1に示すように、アクセルレバー38は、ケーブル44を介してアクセルペダル20に連結されるとともに、このアクセルペダル20は、スプリング46を介して、常時、矢印方向に付勢されている。図2および図3に示すように、アクセルレバー38にリンク部材48の一端が係合し、このリンク部材48の他端が、アクセル開度センサ50に連結されたアクセル開度センサ軸52のセンサレバー54に係合する。このセンサレバー54には、センサリターンスプリング56が配設されている。
【0031】
モータ側駆動機構26は、図2および図3に示すように、モータ24の回転軸24aに固定されたドライブギヤ60と、装置本体12に回転自在に配設されたアイドルギヤ62と、スロットル軸18の他方18bを回転自在に嵌装し、絞り弁全開位置から絞り弁全閉位置の範囲に渡って不感帯溝部64を有するドリブンギヤ66(図5A参照)と、前記スロットル軸18の他方18bに固定され、前記ドリブンギヤ66の不感帯溝部64の第1および第2当接面64a、64bに対し相対移動可能でかつ当接して一体的に移動可能な係合ピン(係合部材)68とを備える。
【0032】
モータ初期位置復帰手段28は、アイドルギヤ62と装置本体12との間に配設されており、前記アイドルギヤ62の側面部に固着された回転ピン(回転係合部)70と、前記装置本体12側に設けられた固定ピン(固定係合部)72と、両端74a、74bが前記固定ピン72に対向して係合するとともに、この両端74a、74bと外周部74cとの間に前記回転ピン70が配置され、アイドルギヤ62が絞り弁開方向および絞り弁閉方向に回転する際に、該回転ピン70が係合可能なコイルスプリング74とを備える。モータ24の初期設定値は、ドリブンギヤ66の不感帯溝部64の絞り弁開側の第1当接面64aがスロットル軸18の係合ピン68に略一致する位置、すなわち最小アイドル開度位置に設定される(図5A参照)。
【0033】
このように構成される絞り弁制御装置10の動作について、以下に説明する。
【0034】
先ず、図4Aに示すように、ペダル側駆動機構22は、初期状態において、ロストモーションスプリング42の両端42a、42bがアクセルレバー38の第2係合片36に対向して係合され、スロットルレバー34の第1係合片32には、前記ロストモーションスプリング42の他端42bが略当接し、あるいは、若干の隙間を有している。
【0035】
そこで、図1に示すように、アクセルペダル20が踏み込まれてこのアクセルペダル20が矢印とは逆方向に回動すると、ケーブル44を介してアクセルレバー38が絞り弁開方向に回動する。このため、図4Bに示すように、第2係合片36を絞り弁開方向に弾発付勢するロストモーションスプリング42の他端42bが、この第2係合片36と一体的に回動し、スロットルレバー34の第1係合片32に当接する。
【0036】
その際、スロットルレバー34を絞り弁閉方向に弾発付勢しているリターンスプリング40の弾発力が、ロストモーションスプリング42の弾発力よりも小さく設定されているため、前記スロットルレバー34は、アクセルレバー38およびロストモーションスプリング42と一体的に絞り弁開方向へと回動する。これにより、スロットルレバー34が固定されるスロットル軸18が回動し、前記スロットル軸18に固着されている絞り弁16が所定の角度だけ開動して装置本体12の通路14の開度が大きくなる。
【0037】
一方、アクセルペダル20が戻されると、ケーブル44によるアクセルレバー38の引張力が解除され、アクセルレバー38が絞り弁閉方向に回動する。また、スロットルレバー34は、リターンスプリング40を介して絞り弁閉方向へと回動され、前記スロットルレバー34、前記アクセルレバー38およびロストモーションスプリング42が一体的に絞り弁閉方向へと戻される。なお、アクセルレバー38は、リターンスプリング40およびセンサリターンスプリング56の弾発力によっても、絞り弁閉方向へと戻される。
【0038】
次に、図4Bに示すように、アクセルレバー38およびスロットルレバー34が開状態に維持されている際、車輪のスリップが検出されると、モータ24が駆動されてトラクションコントロールが開始される。すなわち、アクセルペダル20のみが操作されている際、図5Aに示すように、スロットル軸18の係合ピン68は、ドリブンギヤ66の不感帯溝部64を、その全閉位置から全開位置までの間で移動するだけであり、モータ24には、モータ初期位置復帰手段28を構成するコイルスプリング74の弾発力が作用していない。
【0039】
そこで、図5Bに示すように、モータ24が駆動され、回転軸24aを介してドライブギヤ60が矢印A方向(絞り弁開方向)に回動すると、それに噛合するアイドルギヤ62が矢印方向に回転する。このため、アイドルギヤ62に設けられている回転ピン70は、コイルスプリング74の端部74aを強制的に回動させ、このコイルスプリング74にねじり力を発生させるとともに、前記アイドルギヤ62に噛合するドリブンギヤ66は、絞り弁閉方向に回動して第2当接面64bが係合ピン68を、図5B中、二点鎖線の位置から実線の位置に強制的に回動させる。これにより、スロットル軸18に固定されている絞り弁16が閉方向に回動し、トラクションコントロールが行われる。
【0040】
一方、ペダル側駆動機構22では、スロットル軸18が絞り弁閉方向に回動すると、図4Cに示すように、スロットルレバー34が絞り弁閉方向に回動し、第1係合片32は、ロストモーションスプリング42の他端42bをアクセルレバー38の第2係止片36から離間させて絞り弁閉方向に回動させる。このため、アクセルレバー38の開度を維持した状態で、スロットルレバー34がこのアクセルレバー38に干渉することがなく、ロストモーションスプリング42の他端42bを絞り弁閉方向に強制的にねじる。
【0041】
そして、トラクションコントロールが終了し、モータ24の駆動が停止されると、モータ初期位置復帰手段28を構成するコイルスプリング74の弾発力を介して、アイドルギヤ62が回転ピン70と一体的に図5Bの矢印方向とは逆方向に付勢され、前記アイドルギヤ62、ドライブギヤ60およびドリブンギヤ66は、初期設定位置に戻される。
【0042】
ペダル側駆動機構22側では、モータ側駆動機構26によるスロットルレバー34の絞り弁閉方向への付勢力(図4C中、矢印参照)が除去される。これにより、スロットルレバー34は、ロストモーションスプリング42の弾発力を介して絞り弁開方向へと回動され、前記スロットルレバー34がアクセルレバー38と一体となる位置まで開方向に回動し、戻される(図4B参照)。その際、ロストモーションスプリング42の他端42bがアクセルレバー38の第2係合片36に当接し、スロットルレバー34は、このアクセルレバー38と一体となる位置からさらに開方向に回動することがない。
【0043】
さらにまた、クーズコントロールが行われる際には、アクセルレバー38およびスロットルレバー34は、一体的にある開度位置に維持されており、モータ24が駆動され、図5Cに示すように、ドライブギヤ60が矢印B方向(絞り弁開方向)に回動する。このため、アイドルギヤ62は、回転ピン70でコイルスプリング74の端部74bを回動させながら矢印方向に回転し、これに噛合するドリブンギヤ66の第1当接面64aが係合ピン68をスロットル軸18と一体的に絞り弁開方向に回動させる。
【0044】
一方、ペダル側駆動機構22では、図4Dに示すように、アクセルレバー38が一定の開度位置、あるいは所定位置に戻された状態で、スロットルレバー34のみが絞り弁開方向に回動する。ここで、ロストモーションスプリング42の両端42a、42bがアクセルレバー38の第2係合片36のみに係合し、スロットルレバー34の第1係合片32がこのロストモーションスプリング42から離間する。従って、アクセルレバー38に何ら影響を与えることがなく、モータ側駆動機構26を独立して操作することができるという効果が得られる。
【0045】
クルーズコントロール制御が解除されると、モータ初期位置復帰手段28を構成するコイルスプリング74の弾発力を介して、アイドルギヤ62が、図5C中、矢印とは逆方向に回動し、これに噛合するドライブギヤ60およびドリブンギヤ66が絞り弁閉方向へと回動して所定の初期位置に戻される。一方、ペダル側駆動機構22では、スロットルレバー34がリターンスプリング40の戻し力により元の位置、すなわち、アクセルレバー38と一体となる位置まで回動する(図4A参照)。
【0046】
また、アイドルコントロールが行われる際には、アクセルレバー38およびスロットルレバー34が、図4Aに示す全閉位置に配置されている。このスロットルレバー34の全閉位置では、絞り弁16が僅かに開いており、最小アイドル開度を与えている。これにより、通常のアイドル運転時は、モータ24による駆動制御が不用で、例えば、冷間始動時やエアコンスイッチがONされた時等の必要時にだけモータ24が駆動され、モータ側駆動機構26を介して絞り弁16の開度を大きくするように、すなわち、回転数を増加させるように制御すればよい。
【0047】
なお、スロットルレバー34の全閉位置で絞り弁16の開度が0となるように設定し、モータ24の駆動作用下に絞り弁16を開方向に駆動して最小アイドル回転数を付与するように制御することもでき、また逆にスロットルレバー34の全閉位置を絞り弁16のアイドル回転数が高めの開度に設定し、モータ24の駆動作用下に前記絞り弁16を閉側に駆動することにより、最小アイドル回転数を付与するように制御することも可能である。
【0048】
第1の実施形態では、モータ側駆動機構26において、モータ24が正逆両方向、すなわち、絞り弁開方向および絞り弁閉方向に駆動されても、このモータ24の駆動が停止されると、モータ初期位置復帰手段28を介してコイルスプリング74がいずれの方向にも弾発付勢力を付与しない位置(初期設定位置)に配置される。このため、モータ制御系に故障が生じた時等に、モータ24への通電を停止するだけで、このモータ24が必ず初期設定位置に戻され、アクセルペダル20側の操作に影響を与えることがない。これにより、アクセルペダル20側は、絞り弁全閉位置から絞り弁全開位置までの全範囲で、通常の操作制御が円滑に遂行可能になる。
【0049】
しかも、モータ側駆動機構26は、コイルスプリング74を介して確実に復帰できるため、簡単な構成からなるモータ初期位置復帰手段28により、フェールセイフ機能を保証し、かつ構成の簡素化が可能になる。また、モータ24の駆動を停止すると同時に、モータ側駆動機構26がコイルスプリング74によって初期設定位置に戻されるため、モータ側駆動機構26のイナーシャがアクセルペダル20の操作に影響することがなく、このアクセルペダル20の操作性および絞り弁16の開閉時の応答性に優れるという効果が得られる。さらに、モータ側駆動機構26の初期設定位置では、モータ24に開閉いずれの方向にも弾発力が働かず、中立状態のままであり、このモータ24に負荷が作用することを阻止することができる。
【0050】
さらにまた、第1の実施形態では、モータ側駆動機構26がドライブギヤ60、アイドルギヤ62およびドリブンギヤ66を備えており、モータ初期位置復帰手段28がこのアイドルギヤ62と装置本体12の間に介装されている。従って、特に、モータ初期位置復帰手段28の配置用として大きなスペースを設ける必要がなく、モータ側駆動機構26全体をコンパクトに構成することができるという利点がある。
【0051】
また、スロットル軸18の係合ピン68と、ドリブンギヤ66の開方向側である第1当接面64aとを略一致させ、モータ24の初期設定位置を絞り弁全閉位置で、かつ最小アイドル開度位置に設定している。そして、この開度位置を基準に、絞り弁16を開方向にアイドル制御することが可能であり、さらにクーズコントロールや通常走行制御が遂行される。これにより、絞り弁16の開方向への駆動操作に対し、遅れを生ずることがなく、応答性に優れるという効果がある。しかも、アイドル最小回転数は、全閉位置により決まるため、この状態で、モータ24への通電が不用となり、アイドル回転数を増加させる際にのみ前記モータ24に通電すればよい。
【0052】
一方、トラクションコントロール時には、アクセルペダル20の操作によって絞り弁16が開かれており、スロットル軸18に固着された係合ピン68は、ドリブンギヤ66の不感帯溝部64に沿って移動し、閉方向側の第2当接面64bに近接した位置に相対移動している。従って、この状態からトラクションコントロールが開始されると、ドリブンギヤ66が絞り弁閉方向に回動を開始すると略同時に、第2当接面64bが係合ピン68に当接し、好適な応答性が得られる。
【0053】
また、モータ初期位置復帰手段28は、単一のコイルスプリング74を備えており、このコイルスプリング74の弾発付勢力を介してモータ24を正逆いずれの方向からも所定の初期設定位置に復帰させることができる。これにより、モータ側駆動機構26のコンパクト化および構成の簡素化が可能になるとともに、初期設定位置で前記モータ24に負荷が作用することがない。
【0054】
さらにまた、第1の実施形態では、ペダル側駆動機構22およびモータ側駆動機構26がそれぞれスロットル軸18に対し相対移動可能で、かつ個別に制御自在に構成されるとともに、このペダル側駆動機構22が単一のロストモーションスプリング42を有し、このロストモーションスプリング42の一端42aがアクセルレバー38側に常時係合し、前記ロストモーションスプリング42の他端42bが前記アクセルレバー38とスロットルレバー34の少なくとも一方に係合自在である。
【0055】
このため、スロットルレバー34とアクセルレバー38は、開閉両方向に対して互いに干渉することなく回動可能であり、モータ側駆動機構26によってトラクションコントロール、クーズコントロールおよびアイドルコントロールの種々の制御を行う際にも、極めて簡単な構成からなるペダル側駆動機構22を介して有効に対応することが可能になる。その上、第1および第2係合片32、36には、ロストモーションスプリング42の他端42bが係合する部位に平面部32a、36aを設けている。これにより、ロストモーションスプリング42の他端42bが第1および第2係合片32、36間で移動する際、この他端42bの損傷を阻止することができる。
【0056】
また、第1の実施形態では、上記のようにアクセルペダル20の操作を主とするものの他、モータ24の駆動を主操作とする際にも容易に対応することができる。この場合、絞り弁制御装置10は、同一構成のものを使用し、制御プログラムのみを変更するだけでよい。すなわち、アクセルペダル20の操作によりアクセルレバー38の開度をアクセル開度センサ50により検出し、この検出結果に基づいて絞り弁16の開度を予め設定された目標回転数となるようにモータ24が駆動される。
絞り弁16の開度は、スロットル軸18の他方18b側に設けられたスロットル開度センサ90(図2参照)により検出し、逐次、設定エンジン回転数になるようにフィードバック制御する。具体的には、エンジンの実回転数、車速、車輪のスリップ量、エンジン温度、エンジン負荷、車両の走行状態、さらに電気的負荷等をセンサで検出し、この結果をCPUに入力してそれぞれ最適の条件になるように演算し、このCPUからモータ24へ駆動信号を出力すればよい。
【0057】
その際、アクセルレバー38とスロットルレバー34の関係は、前述したトラクションコントロール、クーズコントロールおよびアイドルコントロールの場合と同じである。但し、アクセルペダル20側の操作とモータ24側の操作は、常に瞬間的に追従するため、通常走行時でもモータ24およびこれに連結されたドリブンギヤ66が回転し、スロットル軸18の係合ピン68が前記ドリブンギヤ66の第1当接面64aに略一致して当接しており、遊びがない。
【0058】
これにより、第1の実施形態では、アクセルペダル20の駆動動作とモータ24の駆動操作とのいずれが主であっても、絞り弁制御装置10を兼用することができ、制御プログラムの変更のみで容易に対応することが可能になる。
【0059】
なお、第1の実施形態では、スロットルレバー34の戻し用に単一のリターンスプリング40を備えているが、このリターンスプリング40の外方に別のリターンスプリングを配置し、二重の戻し構造を採用してもよく、また、モータ24側に別途リターンスプリングを配置してもよい。さらに、モータ24は、ステップモータの他、DCモータを採用することができる。
【0060】
次に、本発明の第2の実施形態に係る絞り弁制御装置100を、図6を参照して説明する。なお、第1の実施形態に係る絞り弁制御装置10と同一の構成要素には同一の参照符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0061】
この絞り弁制御装置100では、モータ24に代替してDCモータ102を備えており、このDCモータ102は、前記モータ24とは逆向き、すなわち、装置本体12側に配置されている。このDCモータ102には、電池クラッチ104が連結されている。
【0062】
従って、絞り弁制御装置100では、DCモータ102が装置本体12側に収容されるため、全体構造が一層コンパクト化するという利点が得られる。なお、DCモータ102に代替してステップモータを使用することができる。
【0063】
図7には、本発明の第3の実施形態に係る絞り弁制御装置110の一部断面図が示されている。なお、第1の実施形態に係る絞り弁制御装置10と同一の構成要素には同一の参照符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0064】
この絞り弁制御装置110では、アクセル開度センサ軸112に回動可能に介装され、スロットルレバー114にリンク部材116を介して一体的に回動可能に連結されるとともに、軸方向に延在して第1係合片118を設けたアクセル開度センサレバー120と、前記アクセル開度センサ軸112に固定されるとともに、軸方向に延在して前記第1係合片118と個別に回動可能な第2係合片122を設けたアクセルレバー124とを備える。
【0065】
アクセル開度センサレバー120とアクセルレバー124との間には、ロストモーションスプリング126が介装され、このロストモーションスプリング126の一端126aが、第2係合片122に対し絞り弁閉方向に向かって常時係合し、このロストモーションスプリング126の他端126bが、前記第1係合片118と前記第2係合片122の少なくとも一方に対し絞り弁開方向に向かって係合する。第1および第2係合片118、122には、ロストモーションスプリング126の他端126bが係合する部位に対応して平面部118a、122aが設けられる。
【0066】
このように構成される絞り弁制御装置110では、図示しないアクセルペダルの操作によってアクセルレバー124が絞り弁開方向に回動されると、ロストモーションスプリング126の他端126bに係合する第1係合片118を介してアクセル開度センサレバー120が絞り弁開方向に回動する。
【0067】
次いで、このアクセル開度センサレバー120にリンク部材116を介して係合するスロットルレバー114が、リターンスプリング40に抗してスロットル軸18と一体的に回動し、絞り弁16の開度が増加する。
【0068】
また、トラクションコントロールやクーズコントロールが行われる際には、モータ側駆動機構(図示せず)を介してスロットル軸18と一体的にスロットルレバー114が絞り弁開方向、または絞り弁閉方向に回動され、リンク部材116を介してアクセル開度センサレバー120がアクセルレバー124とは個別に回動する。これによって、第1の実施形態に係る絞り弁制御装置10と同様の効果が得られる。
【0069】
【発明の効果】
本発明に係る絞り弁制御装置では、スロットル軸と開閉方向に相対回動可能であり、かつ前記スロットル軸を開閉両方向に対して相互に干渉することなく独立して駆動可能なペダル側駆動機構とモータ側駆動機構とを個別に備える。このため、アクセルペダルの操作が主でも、モータの駆動が主でも、有効に対応することができる。
【0070】
さらに、モータ側駆動機構には、モータが絞り弁開方向および絞り弁閉方向に駆動される際、このモータを初期設定位置に弾発的に復帰させるモータ初期位置復帰手段が設けられている。これにより、簡単な構成で、フェールセイフ機能とリンプホーム機能とを併せ持った多機能な電子制御式の絞り弁制御装置を得ることができる。
【0071】
特に、モータ初期位置復帰手段が、弾発付勢力によりモータを初期設定位置に復帰させる構成であるため、一層簡単な構造で優れた応答性を得ることが可能になる。また、モータが絞り弁開方向および絞り弁閉方向に駆動されても、該モータを初期設定位置に迅速かつ確実に復帰させることができ、駆動系のイナーシャがペダル側駆動機構に作用することを有効に回避することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る絞り弁制御装置の構成概念図である。
【図2】前記絞り弁制御装置の一部断面構成図である。
【図3】前記絞り弁制御装置の要部斜視説明図である。
【図4】前記絞り弁制御装置を構成するペダル側駆動機構の動作説明図であって、図4Aは、絞り弁閉状態の説明図であり、図4Bは、アクセルペダルが踏み込まれた状態の説明図であり、図4Cは、トラクションコントロール時の説明図であり、図4Dは、クルーズコントロール時の説明図である。
【図5】前記絞り弁制御装置を構成するモータ側駆動機構の動作説明図であって、図5Aは、モータが駆動されていない状態の説明図であり、図5Bは、トラクションコントロール時の説明図であり、図5Cは、クルーズコントロール時の説明図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る絞り弁制御装置の一部断面説明図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係る絞り弁制御装置の一部断面説明図である。
【符号の説明】
10、100、110…絞り弁制御装置
12…装置本体 16…絞り弁
18…スロットル軸 20…アクセルペダル
22…ペダル側駆動機構 24…モータ
26…モータ側駆動機構 28…モータ初期位置復帰手段
32、36、118、122…係合片
34、114…スロットルレバー 38、124…アクセルレバー
40…リターンスプリング
42、126…ロストモーションスプリング
50…アクセル開度センサ 54…センサレバー
60…ドライブギヤ 62…アイドルギヤ
64…不感帯溝部 66…ドリブンギヤ
70…回転ピン 72…固定ピン
74…コイルスプリング 102…DCモータ
112…アクセル開度センサ軸 120…アクセル開度センサレバー

Claims (11)

  1. 絞り弁を開閉するためのスロットル軸の一方に、該スロットル軸と開閉両方向に相対回動可能に配置されるペダル側駆動機構と、
    前記スロットル軸の他方に、該スロットル軸と開閉両方向に相対回動可能に配置されるモータ側駆動機構と、
    を備え、
    前記ペダル側駆動機構と前記モータ側駆動機構は、前記スロットル軸を開閉両方向に対して相互に干渉することなく独立して駆動可能に構成され
    前記モータ側駆動機構は、モータが絞り弁開方向および絞り弁閉方向に駆動される際に、該モータを初期設定位置に復帰させるべく前記絞り弁開方向又は前記絞り弁閉方向に対して逆方向に弾発付勢力を発生し、前記初期設定位置では弾発付勢力は発生しないモータ初期位置復帰手段を有することを特徴とする絞り弁制御装置。
  2. 請求項記載の絞り弁制御装置において、前記モータ側駆動機構は、前記モータの回転軸に固定されたドライブギヤと、
    装置本体に回転自在に配設されたアイドルギヤと、
    前記スロットル軸の他方を回転自在に嵌挿し、絞り弁全開位置から絞り弁全閉位置までの範囲に渡って不感帯溝部を有するドリブンギヤと、
    前記スロットル軸に固定され、前記ドリブンギヤの不感帯溝部両当接面に対し相対移動可能でかつ当接して一体的に移動可能な係合部材と、
    を備えることを特徴とする絞り弁制御装置。
  3. 請求項記載の絞り弁制御装置において、前記モータ初期位置復帰手段は、前記アイドルギヤに設けられた回転係合部と、
    前記装置本体側に設けられた固定係合部と、
    両端が前記固定係合部に対向して係合するとともに、前記両端と外周部との間に前記回転係合部が配置され、前記アイドルギヤが絞り弁開方向および絞り弁閉方向に回転する際に該回転係合部が係合可能なコイルスプリングと、
    を備えることを特徴とする絞り弁制御装置。
  4. 請求項記載の絞り弁制御装置において、前記モータの初期設定位置は、前記ドリブンギヤの不感帯溝部の絞り弁開側の当接面が前記スロットル軸の係合部材に略一致する位置に設定されることを特徴とする絞り弁制御装置。
  5. 請求項記載の絞り弁制御装置において、前記モータ初期位置復帰手段は、前記モータを介して回転自在な回転係合部と、
    前記装置本体側に設けられた固定係合部と、
    両端が前記固定係合部に対向して係合するとともに、前記両端と外周部との間に前記回転係合部が配置され、前記モータが絞り弁開方向および絞り弁閉方向に回転する際に該回転係合部が係合可能なコイルスプリングと、
    を備えることを特徴とする絞り弁制御装置。
  6. 請求項1記載の絞り弁制御装置において、前記ペダル側駆動機構は、前記スロットル軸に固定されるとともに、軸方向に延在する第1係合片を設けたスロットルレバーと、
    前記スロットル軸に回動可能に嵌挿され前記第1係合片と旋回半径位置が異なることにより絞り弁開方向と絞り弁閉方向ともに干渉することなく且つ軸方向に延在する第2係合片を設けたアクセルレバーと、
    前記スロットルレバーと装置本体との間に介装され、該スロットルレバーを絞り弁閉方向に付勢するリターンスプリングと、
    前記スロットルレバーと前記アクセルレバーとの間に介装され、前記モータ側駆動機構との相対回転を可能にするロストモーションスプリングと、
    を有し、
    前記ロストモーションスプリングの一端は、前記第2係合片に対し絞り弁閉方向に向かって常時係合し、
    該ロストモーションスプリングの他端は、前記第1係合片と前記第2係合片の少なくとも一方に対し絞り弁開方向に向かって係合及び離間可能に構成することを特徴とする絞り弁制御装置。
  7. 請求項1記載の絞り弁制御装置において、前記ペダル側駆動機構は、前記スロットル軸に固定されるスロットルレバーと、
    アクセル開度センサ軸に回動可能に嵌挿され、前記スロットルレバーにリンクを介して一体的に回動可能に連結されるとともに、軸方向に延在して第1係合片を設けたアクセル開度センサレバーと、
    前記アクセル開度センサ軸に固定され前記第1係合片と旋回半径位置が異なることにより絞り弁開方向と絞り弁閉方向ともに干渉することなく且つ軸方向に延在する第2係合片を設けたアクセルレバーと、
    前記スロットルレバーと装置本体との間に介装され、該スロットルレバーを絞り弁閉方向に付勢するリターンスプリングと、
    前記アクセル開度センサレバーと前記アクセルレバーとの間に介装され、前記モータ側駆動機構との相対回転を可能にするロストモーションスプリングと、
    を有し、
    前記ロストモーションスプリングの一端は、前記第2係合片に対し絞り弁閉方向に向かって常時係合し、
    該ロストモーションスプリングの他端は、前記第1係合片と前記第2係合片の少なくとも一方に対し絞り弁開方向に向かって係合及び離間可能に構成することを特徴とする絞り弁制御装置。
  8. 請求項または記載の絞り弁制御装置において、前記第1係合片と前記第2係合片は、前記ロストモーションスプリングの他端が係合及び離間する部位に平面部を設けることを特徴とする絞り弁制御装置。
  9. 請求項1記載の絞り弁制御装置において前記ペダル側駆動機構は、前記スロットル軸に固定されるとともに、軸方向に延在する第1係合片を設けたスロットルレバーと、
    前記スロットル軸に回動可能に嵌挿され前記第1係合片と旋回半径位置が異なることにより絞り弁開方向と絞り弁閉方向ともに干渉することなく且つ軸方向に延在する第2係合片を設けたアクセルレバーと、
    前記スロットルレバーと装置本体との間に介装され、該スロットルレバーを絞り弁閉方向に付勢するリターンスプリングと、
    前記スロットルレバーと前記アクセルレバーとの間に介装され、前記モータ側駆動機構との相対回転を可能にするロストモーションスプリングと、
    を有し、
    前記ロストモーションスプリングの一端は、前記第2係合片に対し絞り弁閉方向に向かって常時係合し、
    該ロストモーションスプリングの他端は、前記第1係合片と前記第2係合片の少なくとも一方に対し絞り弁開方向に向かって係合及び離間可能に構成することを特徴とする絞り弁制御装置。
  10. 請求項1記載の絞り弁制御装置において前記ペダル側駆動機構は、前記スロットル軸に固定されるスロットルレバーと、
    アクセル開度センサ軸に回動可能に嵌挿され、前記スロットルレバーにリンクを介して一体的に回動可能に連結されるとともに、軸方向に延在して第1係合片を設けたアクセル開度センサレバーと、
    前記アクセル開度センサ軸に固定され前記第1係合片と旋回半径位置が異なることにより絞り弁開方向と絞り弁閉方向ともに干渉することなく且つ軸方向に延在する第2係合片を設けたアクセルレバーと、
    前記スロットルレバーと装置本体との間に介装され、該スロットルレバーを絞り弁閉方向に付勢するリターンスプリングと、
    前記アクセル開度センサレバーと前記アクセルレバーとの間に介装され、前記モータ側駆動機構との相対回転を可能にするロストモーションスプリングと、
    を有し、
    前記ロストモーションスプリングの一端は、前記第2係合片に対し絞り弁閉方向に向かって常時係合し、
    該ロストモーションスプリングの他端は、前記第1係合片と前記第2係合片の少なくとも一方に対し絞り弁開方向に向かって係合及び離間可能に構成することを特徴とする絞り弁制御装置。
  11. 請求項または10記載の絞り弁制御装置において、前記モータ側駆動機構は、前記モータの回転軸に固定されたドライブギヤと、
    装置本体に回転自在に配設されたアイドルギヤと、
    前記スロットル軸を回転自在に嵌挿し、絞り弁全開位置から絞り弁全閉位置の範囲に渡って不感帯溝部を有するドリブンギヤと、
    前記スロットル軸に固定され、前記ドリブンギヤの不感帯溝部両面に対し相対移動可能でかつ当接して一体的に移動可能な係合部材と、
    を備え、
    前記モータ初期位置復帰手段は、前記アイドルギヤに設けられた回転係合部と、
    前記装置本体側に設けられた固定係合部と、
    両端が前記固定係合部に対向して係合するとともに、前記両端と外周部との間に前記回転係合部が配置され、前記アイドルギヤが絞り弁開方向および絞り弁閉方向に回転する際に該回転係合部が係合可能なコイルスプリングと、
    を備えることを特徴とする絞り弁制御装置。
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