JPH0579052U - オルダムカップリング - Google Patents
オルダムカップリングInfo
- Publication number
- JPH0579052U JPH0579052U JP2811892U JP2811892U JPH0579052U JP H0579052 U JPH0579052 U JP H0579052U JP 2811892 U JP2811892 U JP 2811892U JP 2811892 U JP2811892 U JP 2811892U JP H0579052 U JPH0579052 U JP H0579052U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- oldham coupling
- pin
- input shaft
- rotary shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 組付作業性に起因するバックラッシュとそれ
に伴う出力軸の角速度変動の入力軸2に対する増大を排
除したオルダムカップリングの提供。 【構成】 互いに対向する回転軸2,4の一方の端部に
直径方向のピン3を介して連結される本体11と、該本
体11から回転軸2,4の他方に向けて突出し、該他方
の回転軸2,4の端部に形成された対応する溝16に嵌
合する爪15とを備えたオルダムカップリング10にお
いて、本体11を回転軸2,4の一方の端部に対しピン
3により長穴12を介して軸方向に移動可能に連結する
とともに、本体11を回転軸2,4の他方に向けて付勢
するスプリング14を設け、かつ爪15を回転軸2,4
の他方に向けてテーパ状に形成するとともに、該爪15
が嵌合する溝16を対応するテーパ状に形成する。
に伴う出力軸の角速度変動の入力軸2に対する増大を排
除したオルダムカップリングの提供。 【構成】 互いに対向する回転軸2,4の一方の端部に
直径方向のピン3を介して連結される本体11と、該本
体11から回転軸2,4の他方に向けて突出し、該他方
の回転軸2,4の端部に形成された対応する溝16に嵌
合する爪15とを備えたオルダムカップリング10にお
いて、本体11を回転軸2,4の一方の端部に対しピン
3により長穴12を介して軸方向に移動可能に連結する
とともに、本体11を回転軸2,4の他方に向けて付勢
するスプリング14を設け、かつ爪15を回転軸2,4
の他方に向けてテーパ状に形成するとともに、該爪15
が嵌合する溝16を対応するテーパ状に形成する。
Description
【0001】
この考案は、オルダムカップリングに関する。
【0002】
従来のオルダムカップリングを図6及び図7を参照して説明すると、オルダム カップリング1の本体1aは入力軸2の端部に対し、該入力軸2の直径方向で圧 入されたピン3を介して連結固定されており、入力軸2に対設された出力軸4に 形成された対応する溝5に嵌合する一対の爪6を直径方向に対向して備えている 。 オルダムカップリング1はこのような構成により入力軸2の回転を出力軸4に 伝達するものである。
【0003】
このような従来のオルダムカップリング1の本体1aはピン3によって入力軸 2に対し不動に固定されており、組付けの作業性の関係上、オルダムカップリン グング1の爪6と出力軸4の溝5の対向する面との間には図6に示すように若干 の隙間が与えられており、すなわちバックラッシュが与えられているため、入力 軸2に角速度変動が有ると、出力軸4の角速度変動が入力軸2よりも大きくなる 欠点を有していた。
【0004】
上記課題を解決するため、本考案のオルダムカップリングは、互いに対向する 回転軸の一方の端部に直径方向のピンを介して連結される本体と、該本体から前 記回転軸の他方に向けて突出し、該他方の回転軸の端部に形成された対応する溝 に嵌合する爪とを備えたオルダムカップリングであって、前記本体を前記回転軸 の一方の端部に対し前記ピンにより長穴を介して軸方向に移動可能に連結すると ともに、前記本体を前記回転軸の他方に向けて付勢する弾性部材を設け、かつ前 記爪を前記回転軸の他方に向けてテーパ状に形成するとともに、該爪が嵌合する 前記溝を対応するテーパ状に形成して構成される。
【0005】
本考案のオルダムカップリングによれば、本体の爪は弾性部材により、対応す るテーパ状の溝に圧着状態で嵌合し、この状態で回転軸の一方の回転を他方にピ ンを介して伝達できる。
【0006】
次に本考案の第1実施例を図1〜図3を参照して説明する。なお、これらの図 中従来例と同様な部材には同一符号を付して説明を省略する。
【0007】 図示したオルダムカップリング10において、入力軸2に外嵌された本体11 には、図1に示すように、入力軸2に直径方向で圧入されたピン3の両端部が突 入する軸方向の長穴12が直径方向で対向状で一対形成されており、本体11は 入力軸2に対しこれらの長穴12,12を介して軸方向に摺動可能かつ追従回転 可能となっている。
【0008】 また、入力軸2には環状のストッパー13が嵌着されており、このストッパー 13と本体11との間には該本体11を出力軸4側に付勢するコイルスプリング 14が介在されている。
【0009】 さらに、本体11の出力軸4側の端部には、図2に示すように直径方向に対向 する部位において、出力軸4に向かう方向にテーパ状に形成された一対の爪15 が設けられており、これらの各爪15は出力軸4に形成された対応するテーパ状 の溝16に対し、円周方向の側面15a,15aが上記コイルスプリング14の 付勢力により圧着状態で嵌合している。
【0010】 次に上記第1実施例の作用に関し説明すると、入力軸2の回転はピン3を介し て本体11に伝達され、該本体11からさらに爪15と溝16との嵌合を通じて 出力軸4に伝達される。ここで、各爪15は出力軸4に形成された対応するテー パ状の溝16に対し、円周方向の側面15a,15aがコイルスプリング14の 付勢力により圧着状態で嵌合しており、カップリング10の組付けの際に、入力 軸2と出力軸4との軸方向の位置関係にばらつきがあっても、側面15a,15 aは溝16に対し常に圧着状態に保たれ、常にバックラッシュなく回転伝達を行 う。
【0011】 次に本考案の第2実施例を図4〜図5を参照して説明する。なお、本実施例は 上記第1実施例の変形例であり、同様な部材には同一符号を付して説明を省略す る。 本実施例のオルダムカップリング20において、入力軸2の端部は他部よりも 小径を成しており、コイルスプリング14の一端を係止する段部2aを形成して いる。本体21はこの入力軸2の小径の端部に外嵌されており、さらに、ピン3 は同入力軸2の端部に形成された軸方向の長穴22に対し摺動可能に挿通されて 、その両端部を本体21に対応して設けられた取付穴23に対し圧入固定されて いる。 本実施例の作用は、本体21がピン3と共に入力軸2に対し摺動可能であるこ とを除き上記第1実施例と同様であり、その効果も第1実施例と同様である。
【0012】
本考案のオルダムカップリングによれば、本体の爪が対応するテーパ状の溝 に対し弾性部材の付勢力により常に圧着状態で嵌合し、この状態で回転軸の一方 の回転を他方に伝達できる。このため、入力側の回転軸と出力側の回転軸との位 置関係が軸方向にばらつきがあっても、常にバックラッシュなく回転伝達を行う ことができ、組付作業性が向上する利点を有する。
【図1】本考案の第1実施例によるオルダムカップリン
グの縦断面図。
グの縦断面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図1の右側面図。
【図4】本考案の第2実施例によるオルダムカップリン
グの縦断面図。
グの縦断面図。
【図5】図4の平面図。
【図6】従来のオルダムカップリングの縦断面図。
【図7】図6の平面図。
2 入力軸 3 ピン 4 出力軸 10,20 オルダムカップリング 11,21 本体 12,22 長穴 14 スプリング 15 爪
Claims (1)
- 【請求項1】 互いに対向する回転軸の一方の端部に直
径方向のピンを介して連結される本体と、該本体から前
記回転軸の他方に向けて突出し、該他方の回転軸の端部
に形成された対応する溝に嵌合する爪とを備えたオルダ
ムカップリングであって、前記本体を前記回転軸の一方
の端部に対し前記ピンにより長穴を介して軸方向に移動
可能に連結するとともに、前記本体を前記回転軸の他方
に向けて付勢する弾性部材を設け、かつ前記爪を前記回
転軸の他方に向けてテーパ状に形成するとともに、該爪
が嵌合する前記溝を対応するテーパ状に形成して構成し
たことを特徴とするオルダムカップリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2811892U JPH0579052U (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | オルダムカップリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2811892U JPH0579052U (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | オルダムカップリング |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0579052U true JPH0579052U (ja) | 1993-10-26 |
Family
ID=12239892
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2811892U Pending JPH0579052U (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | オルダムカップリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0579052U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006152697A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Bunka Shutter Co Ltd | 減速機付き開閉装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS608484B2 (ja) * | 1979-02-27 | 1985-03-04 | 東洋コンタクトレンズ株式会社 | コンタクトレンズ用洗浄保存剤 |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP2811892U patent/JPH0579052U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS608484B2 (ja) * | 1979-02-27 | 1985-03-04 | 東洋コンタクトレンズ株式会社 | コンタクトレンズ用洗浄保存剤 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006152697A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Bunka Shutter Co Ltd | 減速機付き開閉装置 |
JP4643235B2 (ja) * | 2004-11-30 | 2011-03-02 | 文化シヤッター株式会社 | 減速機付き開閉装置 |
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