JPH057890U - 高意匠扉部材 - Google Patents

高意匠扉部材

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JPH057890U
JPH057890U JP5284591U JP5284591U JPH057890U JP H057890 U JPH057890 U JP H057890U JP 5284591 U JP5284591 U JP 5284591U JP 5284591 U JP5284591 U JP 5284591U JP H057890 U JPH057890 U JP H057890U
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JP
Japan
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layer
sheet
surface layer
door member
transparent resin
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Pending
Application number
JP5284591U
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English (en)
Inventor
正治 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Bakelite Co Ltd filed Critical Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Publication of JPH057890U publication Critical patent/JPH057890U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 家具、システムキッチンに用いられる扉であ
って、光沢があってかつ、見る角度により、その表面の
光輝色が変化し、かつ立体感のあるパターンがこれも又
見る角度によって変化する意匠性の高い扉部材を提供す
るにある。 【構成】 木、パッチクルボードもしくは中密度繊維固
化ボードの芯材の表層に接着剤を介して、表面層から順
に透明ハードコート層(A)、透明樹脂層(B)、透明
樹脂にチタンマイカを分散したマダラ模様光輝シート層
(C)と着色シート層(D)の4層で構成されている高
意匠表層シートを被覆した高意匠扉部材。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、家具、システムキッチンに用いられる扉であって、光沢があってか つ、見る角度により、その表面の光輝色が変化し、かつ立体感のあるパターンが これも又見る角度によって変化する意匠性の高い扉部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
家具、システムキッチンの扉は近年益々高級感のある又個性的なものが求めら れている。例えば、大理石、天然木材等の高級素材を用いたものや、それら天然 木材に意匠感や質感を近付け、耐久性を高めた複層複合素材や天然木材の意匠感 とは離れて、幾何学模様を印刷で表現した高い意匠性を表現したもの等がそれで ある。又合成木材に印刷したプラスチックフィルムを被覆したものや樹脂塗装を 施して木質調や大理石調等の天然素材に擬したり、抽象柄を同様な方法で施した りして表装化粧を行っているようなものが伸長しているが、いずれも平坦なパタ ーンであって天然の深みが不足している点又は印刷を基調としているので繰り返 しパターンであるため単調になる嫌いがあり、高級感が不足している。概括して 言えば単なる印刷で意匠表現する場合にありがちな繰り返し同一意匠性や平坦な 意匠は高級感がなくそれなりの意匠価値した与えられず、むしろ天然素材にある ような非再現性や立体感、深み等が高い意匠価値を与えられていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は従来の家具やシステムキッチンの扉の樹脂被覆表装シートの持つ深み のなさ、単調さを改善すべく種々の検討を行った結果なされたものであり、天然 木や天然大理石等の持つ立体感のある意匠や繰り返し性のない自然さを持った高 意匠表装シートを表層とする扉部材を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、木、パッチクルボードもしくは中密度繊維固化ボードを芯材として 、その表層に接着剤を介して高意匠の表層シートを被覆した扉であって、該高意 匠表層シートの構成は表面層から順に透明ハードコート層(A)、透明樹脂層( B)、透明樹脂にチタンマイカを分散しかつその分散状態がチタンマイカの板面 に垂直な方向の軸がシートの平面方向の任意の単位部分ではほぼ同一方向を向い ており、隣り合った任意の単位部分同志の該軸方向が互いに異なるように分散さ れまだら模様に分散されている、マダラ模様光輝シート層(C)と着色シート層 (D)の4層で構成されていることを特徴とする高意匠扉部材である。
【0005】 本考案の扉の芯材は木、バーチクルボードもしくは中密度繊維(以下MDFと 称す。)を用いる。その形状は図1の如く平板状で表面の周囲に曲面を持つもの 、図2の如く中央部分に凹部を持つものを言うが、詳細な形状について、本考案 で規定するものではなく、扉材として用いることが可能な平板状を程しておれば 良い。以下本考案では、板状木質芯材の表層の前面部、木口部、裏面部の全部も しくは一部に接着剤を介して、高意匠表層シートが貼りつけられる。
【0006】 ここで言う透明ハードコート層(A)は不飽和ポリエステル系、アクリル酸エ ステル系、エポキシ樹脂系、尿素・メラミン樹脂系等のJIS硬度がHB乃至6 Hであって、熱又は紫外線によって架橋硬化した樹脂層であって、その表面は表 面グロス値で120%以上の鏡面状態であるのが好ましい。樹脂そのものは20 μm以下の厚みが好ましい。
【0007】 透明樹脂層はポリ塩化ビニル、ポリメチルメタアクリレート、ポリカーボネー ト、ポリエチレンテレフタレート等の熱可塑性透明樹脂シートが用いられる。厚 みは任意であるが、300μm以下であることが好ましい。該透明樹脂層は透明 ハードコート層のコーティング基材としての役割と下層の立体模様を深める役割 を持つ。
【0008】 マダラ模様光輝シート層(C)は透明樹脂例えばポリ塩化ビニル、ポリメチル メタアクリレート、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート等の熱可塑 性樹脂にチタンマイカ、(ここでチタンマイカとは薄片状雲母に二酸化チタンを 被覆した光輝性鱗粉や酸化鉄や酸化クロムなどの有色酸化物を被覆したもの、酸 化チタンの下層に低次酸化の還元二酸化チタン層を形成した還元チタンマイカ等 の光輝性鱗粉の総称を言う。)を分散する。その分散状態はチタンマイカの板面 に垂直な方向の軸がシートの平面方向の任意の単位部分ではほぼ同一方向を向い ており、隣り合った任意の単位部分同志の該軸方向が互いに異なるように分散さ れまだら模様に分散されている。
【0009】 着色シート層(D)は黒、白、灰色の無彩色シート、赤、青、黄等の彩色シー ト、着色シートにパターン印刷を施した着色パターンシート、等を用いる。表面 から(A)−(B)−(C)−(D)の順で高意匠表層シートが形成される。各 層間の複合接着の方法は、ドライラミネート、押出ラミネート、共押出ラミネー ト、熱プレスラミネート、熱ロールラミネート等の一般的手法で行われる。
【0010】
【考案の効果】
本考案の扉部材は、従来の家具、システムキッチン用扉材の一般製法である印 刷パターンのみや塗装のみで得られる平坦で深みのない再現パターンがはっきり と認識できるパターンではなく、光沢がありしかも深みのある自然なパターンで しかも鮮やかな真珠調の光輝感のあるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の扉材の外観斜視図である。
【図2】本考案の扉材の他の例を示す外観斜視図であ
る。
【図3】本考案の扉材の断面模式図である。
【図4】本考案の扉材を構成する高意匠表層シートの断
面模式図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 木、パッチクルボードもしくは中密度繊
    維固化ボードを芯材として、その表層に接着剤を介して
    高意匠の表層シートを被覆した扉であって、該高意匠表
    層シートの構成は表面層から順に透明ハードコート層
    (A)、透明樹脂層(B)、透明樹脂にチタンマイカを
    分散しかつその分散状態がチタンマイカの板面に垂直な
    方向の軸がシートの平面方向の任意の単位部分ではほぼ
    同一方向を向いており、隣り合った任意の単位部分同志
    の該軸方向が互いに異なるように分散されまだら模様に
    分散されている、マダラ模様光輝シート層(C)と着色
    シート層(D)の4層で構成されていることを特徴とす
    る高意匠扉部材。
JP5284591U 1991-07-09 1991-07-09 高意匠扉部材 Pending JPH057890U (ja)

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