JPH0546429U - 化粧材 - Google Patents
化粧材Info
- Publication number
- JPH0546429U JPH0546429U JP9869191U JP9869191U JPH0546429U JP H0546429 U JPH0546429 U JP H0546429U JP 9869191 U JP9869191 U JP 9869191U JP 9869191 U JP9869191 U JP 9869191U JP H0546429 U JPH0546429 U JP H0546429U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- wood
- sheet
- adhesive
- pattern
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- Pending
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- Laminated Bodies (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 家具や室内表装部材に用いられる化粧材であ
って、光沢があってかつ、見る角度により、その表面の
光輝色が変化し、かつ立体感のあるパターンがこれも又
見る角度によって変化する意匠性の高い化粧材を提供す
るにある。 【構成】 木、パッチクルボードもしくは中密度繊維固
化ボードの芯材の表層に木質接着剤を介して、表面層か
ら順にポリエステルフィルム層（Ａ）、接着剤層
（Ｂ）、透明樹脂にチタンマイカを分散したマダラ模様
光輝シート層（Ｃ）と着色シート層（Ｄ）の４層で構成
されている高意匠表層シートを被覆した高意匠化粧材。
って、光沢があってかつ、見る角度により、その表面の
光輝色が変化し、かつ立体感のあるパターンがこれも又
見る角度によって変化する意匠性の高い化粧材を提供す
るにある。 【構成】 木、パッチクルボードもしくは中密度繊維固
化ボードの芯材の表層に木質接着剤を介して、表面層か
ら順にポリエステルフィルム層（Ａ）、接着剤層
（Ｂ）、透明樹脂にチタンマイカを分散したマダラ模様
光輝シート層（Ｃ）と着色シート層（Ｄ）の４層で構成
されている高意匠表層シートを被覆した高意匠化粧材。
Description
【０００１】
本考案は、家具や室内表装部材等に用いられる木質基材の化粧材であって、光 沢があって、かつ見る角度によりその表面の光輝色が変化し、かつ立体感のある パターンがこれも又見る角度によって変化する意匠性の高い化粧材に関するもの である。
【０００２】
家具や室内表装部材等は近年益々高級感のある又個性的なものが求められてい る。例えば、大理石、天然木材等の高級素材を用いたものや、それら天然木材に 意匠感や質感を近付け、耐久性を高めた複層複合素材や天然木材の意匠感とは離 れて、幾何学模様を印刷で表現した高い意匠性を表現したもの等がそれである。 又合成木材に印刷したプラスチックフィルムを被覆したものや樹脂塗装を施して 木質調や大理石調等の天然素材に擬したり、抽象柄を同様な方法で施したりして 表装化粧を行っているようなものが伸長しているが、いずれも平坦なパターンで あって天然の深みが不足している点又は印刷を基調としているので繰り返しパタ ーンであるため単調になる嫌いがあり、高級感が不足している。概括して言えば 単なる印刷で意匠表現する場合にありがちな繰り返し同一意匠性や平坦な意匠は 高級感がなくそれなりの意匠価値しか与えられず、むしろ天然素材にあるような 非再現性や立体感、深み等が高い意匠価値を与えられていた。
【０００３】
本考案は従来の家具や室内表装部材の樹脂被覆表装シートの持つ深みのなさ、 単調さを改善すべく種々の検討を行った結果なされたものであり、天然木や天然 大理石等の持つ立体感のある意匠や繰り返し性のない自然さを持った高意匠表装 シートを表層とする化粧材を提供するにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】 本考案は、家具及び室内表装部材に用いる化粧材であって、表層より順に二軸 延伸ポリエステルフィルム（Ａ）、接着剤層（Ｂ）、透明樹脂にチタンマイカを 分散しかつその分散状態がチタンマイカの板面に垂直な方向の軸がシートの平面 方向の任意の単位部分でほぼ同一方向を向いており、隣り合った任意の単位部分 同士の該軸方向が互いに異るように分散されまだら模様の意匠を持つマダラ模様 光輝シート層（Ｃ）、着色シート層（Ｄ）、木質用接着剤（Ｅ）及び木、パーチ クルボードもしくは中密度繊維固化ボード等の木質芯材（Ｆ）が積層されている ことを特徴とする化粧材である。
【０００５】 本考案の木質芯材（Ｆ）は木、バーチクルボードもしくは中密度繊維固化ボー ド（以下ＭＤＦと称す。）を用いる。その形状は図２の如く平板状で表面の周囲 に曲面を持つもの、図３の如く中央部分に凹部を持つものを言うが、詳細な形状 については本考案で規定するものではなく、家具、室内表装部材として用いるこ とが可能な平板状を程しておれば良い。最表層は透明の二軸延伸ポリエステルフ イルムを用い、その厚みは１２〜５０μｍが好ましい。接着剤層（Ｂ）は上記の 二軸延伸ポリエステルフィルムとマダラ模様光輝シート層（Ｃ）の接着に供し、 塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系等の一般的な接着剤を用いれば 良い。
【０００６】 マダラ模様光輝シート層（Ｃ）は透明樹脂例えばポリ塩化ビニル、ポリメチル メタアクリレート、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート等の熱可塑 性樹脂にチタンマイカ、（ここでチタンマイカとは薄片状雲母に二酸化チタンを 被覆した光輝性鱗粉や酸化鉄や酸化クロムなどの有色酸化物を被覆したもの、酸 化チタンの下層に低次酸化の還元二酸化チタン層を形成した還元チタンマイカ等 の光輝性鱗粉の総称を言う。）を分散する。その分散状態はチタンマイカの板面 に垂直な方向の軸がシートの平面方向の任意の単位部分ではほぼ同一方向を向い ており、隣り合った任意の単位部分同志の該軸方向が互いに異なるように分散さ れまだら模様に分散されている。
【０００７】 着色シート層（Ｄ）は黒、白、灰色の無彩色シート、赤、青、黄等の彩色シー ト、着色シートにパターン印刷を施した着色パターンシート等を用いる。表面か ら（Ａ）−（Ｂ）−（Ｃ）−（Ｄ）の順で高意匠表層シートが形成される。層間 の複合接着の方法は、ドライラミネート、押出ラミネート、共押出ラミネート、 熱プレスラミネート、熱ロールラミネート等の一般的手法で行われる。さらにゴ ム系接着剤、ソルベント系ウレタン接着剤、エマルジョン系ウレタン接着剤等の 木質接着剤（Ｅ）を介し、上述の木質芯材（Ｆ）に積層接着され、構成体（Ａ） −（Ｂ）−（Ｃ）−（Ｄ）−（Ｅ）−（Ｆ）を形成し、本考案の化粧材が完成さ れる。
【０００８】
本考案の化粧材は、従来の家具、システムキッチン用扉材やその他室内表装部 材に用いられる化粧材の一般製法である印刷パターンのみや塗装のみで得られる 平坦で深みのない再現パターンがはっきりと認識できるパターンではなく、光沢 がありしかも深みのある自然なパターンでしかも鮮やかな真珠調の光輝感のある ものである。
【図１】本考案の化粧材の断面模式図である。
【図２】本考案の化粧材の例で扉形状のものの斜視図で
ある。
ある。
【図３】本考案の化粧材の例で他の例の扉材の斜視図で
ある。
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ３２Ｂ 27/36 Ｃ０８Ｋ 9/02 ＫＣＮ 7167−4Ｊ Ｅ０４Ｆ 13/10 Ａ 8913−2Ｅ
Claims (1)
- 【請求項１】 家具及び室内表装部材に用いる化粧材で
あって、表層より順に二軸延伸ポリエステルフィルム
（Ａ）、接着剤層（Ｂ）、透明樹脂にチタンマイカを分
散しかつその分散状態がチタンマイカの板面に垂直な方
向の軸がシートの平面方向の任意の単位部分でほぼ同一
方向を向いており、隣り合った任意の単位部分同士の該
軸方向が互いに異るように分散されまだら模様の意匠を
持つマダラ模様光輝シート層（Ｃ）、着色シート層
（Ｄ）、本質用接着剤（Ｅ）及び木、パーチクルボード
もしくは中密度繊維固化ボード等の木質芯材（Ｆ）が積
層されていることを特徴とする化粧材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9869191U JPH0546429U (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 化粧材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9869191U JPH0546429U (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 化粧材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0546429U true JPH0546429U (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=14226537
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9869191U Pending JPH0546429U (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 化粧材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0546429U (ja) |
-
1991
- 1991-11-29 JP JP9869191U patent/JPH0546429U/ja active Pending
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