JPH0578466U - 砥石保持装置 - Google Patents

砥石保持装置

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JPH0578466U
JPH0578466U JP2650992U JP2650992U JPH0578466U JP H0578466 U JPH0578466 U JP H0578466U JP 2650992 U JP2650992 U JP 2650992U JP 2650992 U JP2650992 U JP 2650992U JP H0578466 U JPH0578466 U JP H0578466U
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JP
Japan
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grindstone
sleeve
grinding wheel
fixed
fixed sleeve
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JP2650992U
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良平 向井
隆行 吉見
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速回転時に働く遠心力による遠心膨張の影
響を少なくして砥石車の砥石面の半径方向及び軸線方向
の変位を抑制する砥石保持装置を提供する。 【構成】 砥石保持装置は、砥石車1が嵌着される小径
スリーブ部22を備えるスリーブ部と砥石車を両面から挟
着するフランジ部23,3とから成り砥石軸6のテーパ部
62に嵌着される固定スリーブ2並びに固定スリーブが嵌
着される砥石軸のテーパ部62の両側に形成された第1ね
じ部61と第2ねじ部63とに夫々が螺合され、砥石軸の回
転により互に対向近接するようにねじ山の巻き方向が異
なる緩み防止ナット7及び締付けナット8から構成され
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、砥石車を研削盤の砥石軸に装着保持する砥石保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術における砥石保持装置は、例えば図2に示すように、砥石車1が取 付けられる固定スリーブ2は、同軸線関係の小径スリーブ部21と大径スリーブ部 22と大径スリーブ部22の端部に形成された固定フランジ部23とから構成され、中 心孔は、固定フランジ部23に向って拡がったテーパ孔24となっている。そして、 大径スリーブ部22の端面には、適宜数の軸線方向のねじ穴25が円周等配に穿設さ れている。
【0003】 砥石車1を固定スリーブ2に固締する環状板体の可動フランジ3は、外径が固 定スリーブ2の固定フランジ部23と実質的に同径であり、内径が小径スリーブ部 21に遊合する大きさである。そして、可動フランジ3には、可動フランジ3が小 径スリーブ部21に嵌着された際に固定スリーブ2のねじ穴25に対応するボルト孔 31が穿設されている。 砥石車1は、大径スリーブ部22に滑合する中心孔11が形成された環状板体の砥 石コア12の外周面に砥石層13が形成されている。
【0004】 先ず砥石車1の中心孔11が固定スリーブ2の大径スリーブ部22に嵌合され、更 に可動フランジ3が小径スリーブ部21に嵌着され、可動フランジ3の各ボルト孔 31に挿通された締付けボルト4が固定スリーブ2のねじ穴25に螺入され締付けら れることにより、砥石車1は、固定スリーブ2の固定フランジ部23と可動フラン ジ3とに挟まれ締付けられて固定スリーブ2に固着される。 研削盤の砥石台本体5に回転自在に支承された砥石軸6の突出部には、砥石車 装着部となる先細のテーパ部62が形成され、更にその先端にねじ部62が形成され ている。
【0005】 そこで、砥石車1が固着された固定スリーブ2のテーパ孔24が砥石軸6のテー パ部62に嵌合され、ねじ部62に締付けナット8が螺合され、締付けナット8が締 付けられることにより、固定スリーブ2、即ち砥石車1は、砥石軸6に装着され る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記の従来の技術における砥石保持装置においては、研削時に砥石軸が高速回 転された場合、固定スリーブは、砥石車と一体となって高速回転する。すると、 遠心力により固定スリーブに遠心膨張が生じ、大径スリーブ部及び小径スリーブ 部の遠心膨張のため固定スリーブのテーパ孔と砥石軸のテーパ部との嵌合に隙間 が生じる。 その結果、固定スリーブ、即ち砥石車の位置は、軸線方向及び半径方向に不安 定となり、研削加工精度は低下する。 この考案は、そのような欠点がない砥石保持装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案の砥石保持装置は、砥石車が嵌着されるスリーブ部と砥石車を両面か ら挟着するフランジ部とから成り砥石軸に嵌着される固定スリーブ並びに固定ス リーブが嵌着される砥石軸のテーパ部の両側に形成された第1ねじ部と第2ねじ 部とに夫々が螺合され、砥石軸の回転により互に対向近接するようにねじ山の巻 き方向が異なる締付けナット及び緩み防止ナットから構成されている。
【0008】
【作用】
上記の砥石保持装置においては、先ず砥石軸の第1ねじ部に緩み防止ナットが 螺合され、次いで、砥石車が固着された固定スリーブが砥石軸のテーパ部に嵌合 され、更に砥石軸の第2ねじ部に締付けナットが螺合される。そして、締付けナ ットが締付けられた上、緩み防止ナットが締付けられる。 かくして、固定スリーブは、締付けナットと緩み防止ナットとに挟圧されて、 砥石軸のテーパ部に固定される。即ち、砥石車は、砥石軸に装着される。
【0009】 上記の砥石保持装置においては、研削時に砥石軸が高速回転された場合、固定 スリーブは、砥石車と一体となって高速回転する。その際、砥石車に加わる研削 抵抗によって、砥石車には、砥石軸の回転を阻止する方向の力が働き、その力は 、固定スリーブの両端面との摩擦を介して締付けナット及び緩み防止ナットに加 わり、締付けナット及び緩み防止ナットは、回転軸に対し相対的にねじ込まれる ことになる。その結果、固定スリーブは、締付けナットと緩み防止ナットとによ り一層強固に挟圧されることになる。
【0010】 従って、砥石軸、即ち固定スリーブの高速回転において、遠心力による固定ス リーブのスリーブ部の遠心膨張が抑制され、スリーブ部の遠心膨張があって、固 定スリーブと砥石軸のテーパ部との嵌合に隙間が生じても、固定スリーブは、締 付けナットと緩み防止ナットとにより強固に挟圧固定されているので、軸線方向 の変位は生じない上、砥石車の半径方向の位置は安定する。 従って、砥石車による研削時の研削加工精度は、高速回転時の遠心力により影 響されない。
【0011】
【実施例】
この考案の実施例における砥石保持装置を図面に従って説明する。 図1において、砥石車1が取付けられる固定スリーブ2は、同軸線関係の小径 スリーブ部21と大径スリーブ部22と大径スリーブ部22の端部に形成された固定フ ランジ部23とから構成され、中心孔は、固定フランジ部23に向って拡がったテー パ孔24となっている。そして、大径スリーブ部22の端面には、適宜数の軸線方向 のねじ穴25が円周等配に穿設されている。
【0012】 砥石車1を固定スリーブ2に固締する環状板体の可動フランジ3は、外径が固 定スリーブ2の固定フランジ部23と実質的に同径であり、内径が小径スリーブ部 21に遊合する大きさである。そして、可動フランジ3には、可動フランジ3が小 径スリーブ部21に嵌着された際に固定スリーブ2のねじ穴25に対応するボルト孔 31が穿設されている。
【0013】 砥石車1は、大径スリーブ部22に滑合する中心孔11が形成された環状板体の砥 石コア12の外周面に砥石層13が形成されている。
【0014】 先ず砥石車1の中心孔11が固定スリーブ2の大径スリーブ部22に嵌合され、更 に可動フランジ3が小径スリーブ部21に嵌着され、可動フランジ3の各ボルト孔 31に挿通された締付けボルト4が固定スリーブ2のねじ穴25に螺入される。締付 けボルト4,4‥‥が締付けられることにより、可動フランジ3が固定スリーブ 2に一体化固定されると共に、砥石コア12、即ち砥石車1は、固定フランジ部23 と可動フランジ3とに挟まれ締付けられて固定スリーブ2に固着される。
【0015】 研削盤の砥石台本体5に静圧流体軸受(図示しない)を介して回転自在に支承 され、モータ(図示しない)により回転駆動される砥石軸6の突出部には、基部 側に第1ねじ部61が形成され、それに続いて砥石車装着部となる先細のテーパ部 62が固定スリーブ2の軸線方向長さに略対応する範囲に形成され、更にテーパ部 61の小径側に続いて先端の第2ねじ部63が形成されている。第1ねじ部61には、 緩み防止ナット7が、第2ねじ部63には締付けナット8が夫々螺合されている。
【0016】 そして、第1ねじ部61と第2ねじ部63とは、ねじ山の巻き方向が異なり、図1 において緩み防止ナット7及び締付けナット8に対して砥石軸6が矢印方向に回 転するとき、緩み防止ナット7が左方向に、締付けナット8が右方向に進む関係 になっている。
【0017】 そこで、先ず砥石軸6の第1ねじ部61に緩み防止ナット7が螺合され、次いで 、砥石車1が固着された固定スリーブ2のテーパ孔24が砥石軸6のテーパ部62に 嵌合され、更に砥石軸6の第2ねじ部63に締付けナット8が螺合される。そして 、締付けナット8が締付けられことにより、固定スリーブ2のテーパ孔24が砥石 軸6のテーパ部62に嵌着固定されてから、緩み防止ナット7が締付けられる。 かくして、固定スリーブ2は、締付けナット8と緩み防止ナット7とに挟圧さ れて、砥石軸6のテーパ部62に固定される。即ち、砥石車1は、砥石軸6に装着 される。
【0018】 上記の砥石保持装置においては、研削時に砥石軸6が高速回転された場合、固 定フランジ部23及び可動フランジ3は、砥石車1と一体となって高速回転する。 その際、砥石車1に加わる研削抵抗によって、砥石車1には、砥石軸6の回転を 阻止する方向の力が働き、その力は、固定スリーブ2の小径スリーブ部21及び固 定フランジ部23の各端面との摩擦を介して締付けナット8及び緩み防止ナット7 に加わり、締付けナット8及び緩み防止ナット7は、回転軸6に対し相対的に対 向してねじ込まれることになる。その結果、固定スリーブ2は、締付けナット8 と緩み防止ナット7とにより一層強固に挟圧されることになる。
【0019】 従って、砥石軸6、即ち固定スリーブ2の高速回転において、遠心力による固 定スリーブ2の大径スリーブ部22及び小径スリーブ部21の遠心膨張が抑制され、 固定スリーブ2の遠心膨張があって、固定スリーブ2のテーパ孔24と砥石軸6の テーパ部62との間に隙間が生じても、固定スリーブ2は、締付けナット8と緩み 防止ナット7とにより強固に挟圧固定されているので、軸線方向の変位は生じな い上、砥石車1の半径方向の位置は安定し、砥石車1による研削時の研削加工精 度は、高速回転時の遠心力により影響されない。
【0020】
【考案の効果】
上記の砥石保持装置においては、研削時に砥石軸が高速回転された場合、固定 フランジ部及び可動フランジは、砥石車と一体となって高速回転する。その際、 締付けナット及び緩み防止ナットが回転軸に対し自動的に対向してねじ込まれる 結果、固定スリーブは、締付けナットと緩み防止ナットとにより一層強固に挟圧 されることになる。
【0021】 従って、砥石軸、即ち固定スリーブの高速回転において、遠心力による固定ス リーブの遠心膨張が抑制され、固定スリーブの遠心膨張があって、固定スリーブ のテーパ孔と砥石軸のテーパ部との間に隙間が生じても、固定スリーブは、締付 けナットと緩み防止ナットとにより強固に挟圧固定されているので、砥石車の半 径方向の位置は安定し、軸線方向の変位は生じない。
【0022】 その結果、砥石車による研削時の研削加工精度は、高速回転時の遠心力により 影響されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例における砥石保持装置の断面
図である。
【図2】従来の技術における砥石保持装置の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 砥石車 11 中心孔 12 砥石コア 13 砥石層 2 固定スリーブ 21 小径スリーブ部 22 大径スリーブ部 23 固定フランジ部 24 テーパ孔 25 ねじ穴 3 可動フランジ 31 ボルト孔 4 締付けボルト 5 砥石台 6 砥石軸 61 第1ねじ部 62 テーパ部 63 第2ねじ部 7 緩み防止ナット 8 締付けナット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 砥石車が嵌着されるスリーブ部と砥石車
    を両面から挟着するフランジ部とから成り砥石軸のテー
    パ部に嵌着される固定スリーブ並びに固定スリーブが嵌
    着される砥石軸のテーパ部の両側に形成された第1ねじ
    部と第2ねじ部とに夫々が螺合され、砥石軸の回転によ
    り互に対向近接するようにねじ山の巻き方向が異なる締
    付けナット及び緩み防止ナットから構成された砥石保持
    装置。
JP2650992U 1992-03-31 1992-03-31 砥石保持装置 Expired - Lifetime JP2568076Y2 (ja)

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JPH0578466U true JPH0578466U (ja) 1993-10-26
JP2568076Y2 JP2568076Y2 (ja) 1998-04-08

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002224953A (ja) * 2001-01-30 2002-08-13 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd グラインダの砥石取り付け装置
JP2011110613A (ja) * 2009-11-24 2011-06-09 Koushin Special Glass Co Ltd カッティングツール
CN114618240A (zh) * 2022-01-24 2022-06-14 安徽紫朔环境工程技术有限公司 一种分段式可加热瓷滤管

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CN114618240A (zh) * 2022-01-24 2022-06-14 安徽紫朔环境工程技术有限公司 一种分段式可加热瓷滤管

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JP2568076Y2 (ja) 1998-04-08

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