JPH0578215B2 - - Google Patents
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- JPH0578215B2 JPH0578215B2 JP63136610A JP13661088A JPH0578215B2 JP H0578215 B2 JPH0578215 B2 JP H0578215B2 JP 63136610 A JP63136610 A JP 63136610A JP 13661088 A JP13661088 A JP 13661088A JP H0578215 B2 JPH0578215 B2 JP H0578215B2
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- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03M—CODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
- H03M1/00—Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
- H03M1/12—Analogue/digital converters
- H03M1/60—Analogue/digital converters with intermediate conversion to frequency of pulses
-
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-
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Description
発明の背景
この発明はデイジタル−アナログ変換器に、更
に詳しくはデイジタル−アナログ変換器用の
CMOS回路構成に関係している。 デイジタル化可聴信号を復号化するのに有効な
デイジタル−アナログ変換器回路が1986年2月13
日出願された、同時出願係属中の認められた特許
出願、連続番号第829707号「直並列変換器用レベ
ル移動回路(LEVEL SHIFTING
CIRCUITRY FOR SERIAL−TO−
PARALLEL CONVERTER)」に記載されてい
る。この特許出願に記載された回路は小形デイス
クプレーヤを作るために商業的に非常に成功して
いるが、+5ボルト電源及び−5ボルト電源を必
要としている。これには、バイポーラ集積回路技
術が利用されているが、高忠実度オーデイオ製品
を作るのに有効な、一層低費用で一層低電力のデ
イジタル−アナログ変換器を提供することが望ま
しいであろう。しかしながら、CMOS技術を用
いて実現された直列デイジタル−アナログ変換器
において高調波ひずみを許容可能な程低いレベル
にし且つ電力消費を可搬形電池電源式高忠実度オ
ーデイオ製品のために許容可能な程十分に低くす
ることは、極めて困難な難題を提起する。高調波
ひずみ仕様のその要件は、13ビツト直線性の要件
に変換することができる。CMOS DACの以前達
成可能な最高の直線性は11又は12ビツトであると
考えられる。ほぼ10ないし11ビツトより大きい確
度でDACを実現するためにCMOS技術を使用す
る場合には、所望の確度を達成することは非常に
大きい形状のNチヤネル及びPチヤネル
MOSFETを作るという犠牲において行われる。
一層正確な、温度に対して不変の基準電圧が要求
されるが、これは従来単一の5ボルト電源で動作
するCMOS回路技術では達成不可能であつた。
所要の13ビツトの直線性を達成するために大いに
利用される電圧分割用抵抗性はしご形回路におい
てNチヤネル及びPチヤネルのビツトスイツチ
MOSFETを正確に整合させるという問題はこの
発明の前には5ボルトCMOS DACに対して解決
されていなかつた。 発明の要約 従つて、単一の5ボルト電源により非常に低い
電力消費量で動作することができ且つ十分な確度
及び直線性を有していて高忠実度小形デイスクプ
レーヤなどに適するように高調波ひずみを低レベ
ルにすることのできる、CMOS技術を用いた直
列デイジタル−アナログ変換器を提供することが
この発明の目的である。 対応するNチヤネル及びPチヤネルビツトスイ
ツチMOSFETチヤネル抵抗値が公称温度変動範
囲及び公称製造工程パラメータ許容範囲にわたつ
て正確に整合することを確保するための回路構成
及び方法を提供することがこの発明の別の目的で
ある。 高周波応答を与え且つ低周波数において周波数
応答における零値及びこれにより引き起こされる
増幅器不安定性を避けることができる、CMOS
DACにおける使用のための増幅器を提供するこ
とがこの発明の別の目的である。 CMOS製造工程に使用可能な正確な基準電圧
回路を提供することがこの発明の別の目的であ
る。 一実施例に従つて簡単に説明すれば、この発明
は、抵抗性分圧器はしご形回路網、ドレーンがは
しご形抵抗の端子に接続され、ソースが第1供給
電圧に接続され且つゲートが第1インバータの出
力側に接続されているPチヤネルビツトスイツチ
MOSFET、及びドレーンがはしご形抵抗の端子
に接続され、ソースが第1基準電圧導体に接続さ
れ且つゲートが第2インバータの出力側に接続さ
れているNチヤネルビツトスイツチMOSFETを
備えているCMOSデイジタル−アナログ変換器
用ビツトスイツチ調整回路を提供する。このビツ
ト調整回路はPチヤネル及びNチヤネルビツトス
イツチMOSFETのオンチヤネル抵抗値を正確に
等しくする。ビツト調整回路は第2基準電圧導体
上に第2基準電圧を発生し、且つ第1インバータ
のNチヤネルMOSFETのソースの第2基準電圧
導体への接続及びNチヤネルMOSFETのドレー
ンのPチヤネルビツトスイツチMOSFETのゲー
トへの接続を備えている。第2基準電圧に応答す
るモニタ回路は、第2基準電圧が、第1インバー
タ出力電圧をしてPチヤネルビツトスイツチ
MOSFETをオンにさせてそのオンチヤネル抵抗
値がNチヤネルビツトスイツチMOSFETのオン
チヤネル抵抗値に正確に整合するようにする値を
持つているときにモニタ導体に所定のモニタ電圧
を発生する。 第1基準電圧は、共通のベース接続を持つた第
1及び第2のNPNトランジスタ間に温度に対し
て不変の抵抗が接続されている定電流源を備えた
回路によつて発生された第3基準電圧に応答して
発生される。第1ニクロム抵抗が第1NPNトラン
ジスタのエミツタ及びベース間に接続されてい
る。第2ニクロム抵抗が第1NPNトランジスタの
ベースと第3半導体抵抗の一方の端子との間に接
続されており、この半導体抵抗の他方の端子は正
の供給電圧導体に接続されている。第3基準電圧
は第1NPNトランジスタのベースに発生される。
回路は第1トランジスタのVBE電圧の負の温度係
数が第1、第2及び第3抵抗を流れる同じ負の温
度係数を持つた電流を生じることになるように動
作する。半導体抵抗の抵抗値の温度係数は正であ
る。第2及び第3抵抗の値は温度に対する第2及
び第3抵抗における合成増分電圧降下が零になる
ように選択される。 発明の採択実施例の詳細な説明 図1に言及すると、16ビツトDAC(デジタル−
アナログ変換器)1は入力2における直列データ
を受けるが、この入力は非反転CMOSバツフア
3に接続されており、そしてこれの出力は16ビツ
トCMOSシフトレジスタ4の入力に接続されて
いる。図8A及び8BのDATA波形に示したよ
うに、直列データは16ビツトの右チヤネルデー
タ、これに続く遅延、これに続く16ビツトの左チ
ヤネルデータの形式をしている。シフトレジスタ
4のビツト1ないし16のそれぞれは、技術に通じ
た者によつて容易に準備され得る通常の負縁部ト
リガ式CMOSクロツク付きD形フリツプフロツ
プ回路によつて実現することができる。シフトレ
ジスタ4のビツト群の出力は16ビツトラツチ回路
9の対応する入力にそれぞれ接続されている。ラ
ツチ回路9のビツト群のそれぞれは、技術に通じ
た者によつてたやすく実現され得る正縁部トリガ
式D形フリツプフロツプ回路によつて実現するこ
とができる。ラツチ回路9のビツト1ないし16の
それぞれの出力は16の導体19によつて回路部2
3の対応する入力に接続されており、回路部23
は16ビツトスイツチ、16ビツトスイツチ駆動器の
ある抵抗性分圧器はしご形回路網及び図3に示し
た関連の基準電圧回路部を備えている。 クロツク信号7(CK)はモード復元化回路1
5の入力に接続されており、この回路は、諸機能
の中でも特に、シフトレジスタ4のビツト群1な
いし16のそれぞれのシフト入力にシフト信号
SCK☆を加える。(星印☆はここでは論理信号の
補数を表すために使用されていることに注意せ
よ。)二つのモード制御入力13及び14は、続
いて説明されるモード信号化回路15の二つの入
力に非反転バツフアにより接続されている。L/
RCK(左/右クロツク)信号は非反転バツフアに
よりモード復元化回路部15の入力に接続されて
いる。WDCK(ワードクロツク)入力18は非反
転バツフアによりモード復号化回路部15の入力
に接続されていて静電放電からの入力保護を与え
る。 導体21上のLDCK(ロードクロツク)信号は
ラツチ回路部9のビツト群1ないし16のそれぞれ
のクロツク入力に接続されていて、ラツチのそれ
ぞれに収容された論理レベルを回路部23の対応
する入力に加える。モード復号化回路15は導体
34,33,45,44A及び30上にそれぞれ
RI(右積分)、RI☆,LI(左積分)、LI☆及びINH
(禁止)信号を発生する。 ブロツク23における抵抗性はしご形回路の出
力は導体39に接続され、そしてこの導体は抵抗
24及び25間の接合部に接続されている。抵抗
24の他方の端子は導体26によつて抵抗28の
一端子と二つのCMOS伝送ゲート32及び36
間の接合部とに接続されている。抵抗28の他方
の端子はコンデンサ41の一方の端子と、図5に
詳細に示した積分化保持増幅器38の出力とに接
続されている。積分化保持増幅器38の負入力は
導体37によつてコンデンサ41の他方の端子と
CMOS伝送ゲート36の他方のポートとに接続
されている。CMOS伝送ゲート32の他方のポ
ートは導体35によつて非反転バツフア43の出
力及び負入力に接続されている。 CMOS伝送ゲート32のPチヤネルゲート電
極及び伝送ゲート36のNチヤネルCMOSゲー
ト電極は導体34によつてモード復号化回路部1
5のRI出力に接続されている。伝送ゲート36
のPチヤネル電極及びCMOS伝送ゲート32の
Nチヤネルゲート電極は導体33によつてモード
復号化回路部15のRI☆出力に接続されている。
積分化保持増幅器38の出力はDAC1の右チヤ
ネル出力導体42に接続されている。 非反転バツフア43の正入力は導体64によつ
て積分化保持増幅器38の正入力に、且つ又第2
の積分化保持増幅器51の正入力に接続され、そ
してこれの出力は左チヤネル出力導体53に接続
されている。 導体64は抵抗63によつてVCCに結合され且
つ抵抗65によつて基準電圧VREFの発生される導
体62に結合されている。導体62は回路部23
の基準電圧入力に接続されている。導体62は又
約0.1オームのワイヤボンデイング抵抗131に
よりボンデイングパツド133に接続され、そし
てこのパツドは導体62Aにより基準増幅器56
の出力に接続されている。導体62は別の0.1オ
ームのワイヤボンデイング抵抗129により別の
ボンデイングパツド132に接続され、そしてこ
のパツドはRF2抵抗61により基準増幅器56の
負入力とRF1帰還抵抗58の一方の端子とに接続
されており、帰還抵抗の他方の端子はVCCに接続
されている。ボンデイングパツド131及び13
2とのこの接続の目的は図5に関連して説明す
る。 基準増幅器56の正入力は導体55により基準
電圧回路54の出力に接続されており、基準電圧
回路は導体55上に基本的基準電圧VREFOを発生
する。回路56は図5に詳細に示し、又回路54
は図4に詳細に示している。 抵抗25の第2端子は導体27によつて
CMOS伝送ゲート44及び47間の接合部に且
つ又抵抗31の一方の端子に接続されている。抵
抗31の他方の端子は積分化保持増幅器51の出
力導体53、CMOS伝送ゲート66の一方の端
子及びコンデンサ52の一方の端子に接続されて
いる。コンデンサ52の他方の端子は導体48に
よつてCMOS伝送ゲート47の他方の端子と
CMOS伝送ゲート66の他方の端子とに接続さ
れている。伝送ゲート66のゲートはモード復号
化回路部15のNH導体30に接続されている。
CMOS伝送ゲート47のPチヤネル制御電極及
びCMOS伝送ゲート44のNチヤネル制御電極
は導体44Aによりモード復号化回路15の
LI☆出力に接続されている。CMOS伝送ゲート
44のPチヤネル制御電極及びCMOS伝送ゲー
ト47のNチヤネル制御電極は導体45によりモ
ード復号化回路15のLI出力に接続されている。 次に、抵抗性はしご形回路網及びスイツチング
駆動器回路部23を図2及び3を参照して説明す
る。 図2において、それぞれがPチヤネル
MOSFET75及びNチヤネルMOSFET74か
らなる16のビツトスイツチを備えた16ビツト抵抗
性、分圧器回路網が示されている。前述のアナロ
グ出力電圧導体39が抵抗性はしご形回路網の出
力に接続されている。技術に通じた者が理解して
いるように、この抵抗性はしご形回路はR−2R
形の変更はしご形回路網であつて、並列分岐路抵
抗71−1,71−2,……71−10のそれぞ
れが2Rの値を持ち且つ直列抵抗72−1,72
−2,……72−10のそれぞれがRに等しい値
を持つている。現在の場合には、2R抵抗のそれ
ぞれが20キロオームの値を持ち且つR抵抗のそれ
ぞれが10キロオームの値を持つている。ビツト1
1〜16に対しては、通常のR−2R構成が変更
されていて、抵抗71−11ないし71−16が
それぞれ22.2キロオームの値を持ち、抵抗72−
11ないし72−15が12.8キロオームの値を持
ち、且つ抵抗71−17が22.2キロオームの値を
持つている。この変更構成はビツト11〜16に対す
るビツトスイツチMOSFETのそれぞれの幅対長
さの比をはしご形回路の連続的に有意性の減小す
るビツトに対して2倍にする必要性を回避する。
察知されることであろうが、金属導体抵抗の比較
的重要でない量のものは現在の説明の目的のため
には無視することができる。 各抵抗71−1,71−2,……71−16の
下方端はそれぞれNチヤネルスイツチMOSFET
74−1,74−2,……74−16のドレーン
に接続され、そしてそれのソース電極はVREFに接
続されている。抵抗71−1ないし71−16の
それぞれの下方端は又Pチヤネルスイツチ
MOSFET75−1,75−2,……75−16
のドレーンに接続され、そしてそれのソース電極
は+VCCに接続されている。Nチヤネルビツトス
イツチMOSFET74−1,74−2などのゲー
ト電極は導体76−1,76−2などによつて図
3における84AのようなNチヤネルビツトスイ
ツチ駆動器回路の出力に接続されている。Pチヤ
ネルビツトスイツチMOSFET75−1,75−
2などのゲート電極は導体77−1,77−2な
どによつて図3に示したPチヤネルビツトスイツ
チ駆動器回路84Bの出力に接続されている。N
チヤネルビツトスイツチ74−1,74−2など
は参照数字74によつて集合的に言及され、それら
のゲート電極76−1,76−2などは参照数字
76によつて集合的に言及されていることなどに注
意せよ。図2において、抵抗72−16はその下
方端子がPチヤネルダミースイツチMOSFET7
5−17のドレーンに接続され、そしてそれのゲ
ートはVREF′に接続されている。 図9は、上述の変更R−2R分圧はしご形回路
網の一部分を更に詳細に示している。この図9に
おいては、ビツト1〜8に対応する接続点151
の右の方のはしご形回路網の部分を削除し、また
ビツト14〜16に対応する接続点179の左の方の
はしご形回路網の部分も削除し、ビツト9〜13に
対応するはしご形回路網部分のみを示している。
尚、RSWは、対応するビツトのビツトスイツチ
MOSFETの抵抗であり、またRPOLは、対応する
ビツトの多結晶シリコン・クロスアンダ(はしご
形回路網トポグラフイのレイアウトに必要となる
もの)の抵抗である。 今度は図3に言及すると、ラツチ出力導体19
(図1)のそれぞれはビツトスイツチ駆動器回路
82に含まれたCMOSインバータ83の入力に
接続されている。CMOSインバータ83は接地
とVCCとの間に接続されており、その出力が
CMOSインバータ84A及びCMOSインバータ
84Bの入力に接続されている。インバータ84
AはNチヤネルビツトスイツチ駆動器と呼ばれ、
VCCと接地との間に接続されたCMOSインバータ
からなつている。Pチヤネルビツトスイツチ駆動
器84BはVCCと基準電圧VREF′との間に接続さ
れていて、その出力が導体77に接続されてい
る。図1の回路部23はデイジタル−アナログ変
換器1の16ビツトのそれぞれに対して別別のビツ
トスイツチ駆動器回路82を備えている。導体1
9における高レベルはインバータ84A及び84
Bの入力における低レベルを発生し、そしてそれ
らの出力における高レベルはNチヤネル
MOSFET74をオンにし且つPチヤネル
MOSFET75をオフにする。導体19の低レベ
ルはPチヤネルMOSFET75をオンにし且つN
チヤネルMOSFET74をオフにする。上述の抵
抗性はしご形回路は、バイポーラ集積回路DAC
において一般に使用されるR−2R抵抗性はしご
形回路によつて行われるより普通の電流分割機能
の代わりに、電圧分割機能を行う。各ビツトスイ
ツチについては、二つのMOSFET74及び75
の一方がオンにされ且つ他方がオフにされる。従
つて、PチヤネルビツトスイツチMOSFET75
及びNチヤネルビツトスイツチMOSFET74の
オンチヤネル抵抗値は正確に等しくなければなら
ない。各ビツトスイツチはそのはしご形抵抗を
VCC又はVREFに選択的に接続する。二進スケーリ
ングを得るためには、各二進ビツトスイツチが前
のものの半分の抵抗値を持つべきであること並び
に同じビツトスイツチにおけるPチヤネル及びN
チヤネルビツトスイツチMOSFETのオンチヤネ
ル抵抗値を非常に正確に整合させなければならな
いことを示すことができる。 VREF′基準電圧は導体62における別の基準電
圧VREFに応答して図3の回路87によつて発生さ
れる。VREF導体62は抵抗101によつてPチヤ
ネルMOSFET97のゲート電極及びPチヤネル
MOSFET98のドレーン電極に接続されてお
り、そしてMOSFET98のソースはVCCに接続
されている。MOSFET97のドレーンはPチヤ
ネルMOSFET96のドレーンとNチヤネル
MOSFET94のゲート及びドレーンとに接続さ
れており、MOSFET94のソースは接地に接続
されている。MOSFET97のソース、
MOSFET98のゲート、及びMOSFET96の
ゲートは抵抗100によつてVCCに接続されてい
る。MOSFET96のソースはVCCに接続されて
いる。導体95はMOSFET96のドレーン、
MOSFET97のドレーン並びにNチヤネル
MOSFET94のゲート及びドレーンに接続さ
れ、そしてMOSFET94のソースは接地に接続
されている。導体95は又NチヤネルMOSFET
93のゲートに接続されており、それのソースは
接地に接続され且つそれのドレーンは導体92に
よつてNPNトランジスタ88のベースと調整可
能なニクロム抵抗91の一方の端子に接続されて
おり、又この抵抗の他方の端子はNPNトランジ
スタ90のエミツタに接続されている。 トランジスタ90のベース及びコレクタはVCC
に接続されている。トランジスタ88のコレクタ
はVCCに接続され且つそれのエミツタは導体86
と抵抗89の一方の端子とに接続されており、こ
の抵抗の他方の端子は接地に接続されている。電
圧VREF′は導体86上に発生される。 PチヤネルMOSFET103並びにNチヤネル
MOSFET107並びに二つの等しい(2キロオ
ーム)ニクロム抵抗104及び106からなる
「モニタ」回路がVCCとVREF導体62との間に接
続されている。PチヤネルMOSFET103のゲ
ートはVREF′導体86に接続され、そしてそれの
ソースはVCCに接続されている。それのドレーン
は抵抗104の一方の端子に接続され、それの他
方の端子はボンデイングパツド試験導体105に
よつて抵抗106の一方の端子に接続され、そし
てこの抵抗の他方の端子はNチヤネルMOSFET
107のドレーンに接続されている。MOSFET
107のゲートはVCCに接続されており、それの
ソースはVREF導体62に接続されている。 NチヤネルMOSFET107の幾何学的形状に
対するPチヤネルMOSFET103のそれの比は
NチヤネルビツトスイツチMOSFET74の幾何
学的形状に対するPチヤネルビツトスイツチ
MOSFET75のそれの比に等しい。ここで言う
幾何学的形状はチヤネルの長さ対幅の比のことで
ある。抵抗104及び106の抵抗値は等しく、
MOSFET103及び106がその直線又は不飽
和領域にあることを確保するように十分高い値、
例えば2キロオームを持つている。プローブパツ
ド導体105における電圧は、ニクロム抵抗91
のレーザトリミングを制御して電圧VREF′が
MOSFET103及び107のチヤネル抵抗を同
一にするような値を持つようにするために測定す
る。導体105における測定電圧が(VCC−
VREF)/2に等しい場合には、Nチヤネル
MOSFET107が、オン時のNチヤネルビツト
スイツチMOSFET74と同じチヤネル端子電
圧、従つて同じチヤネル抵抗値を持つているこ
と、及びPチヤネルMOSFET103が、オン時
のPチヤネルビツトスイツチMOSFET75と同
じ端子電圧、従つてチヤネル抵抗値を持つている
ことがわかる。それゆえ、MOSFET103のチ
ヤネル抵抗値をMOSFET107のそれに等しく
するように抵抗91を調整すると、Pチヤネルモ
ニタMOSFET103のオン抵抗値がNチヤネル
MOSFET107のオン抵抗値に自動的に等しく
なる。このためにNチヤネルビツトスイツチ駆動
器84A及びPチヤネルビツトスイツチ駆動器8
4Bは各ビツトスイツチのPチヤネルMOSFET
75及びNチヤネルMOSFET74のオン抵抗値
を等しくするような電圧を発生する。工程パラメ
ータ変化はPチヤネルMOSFET及びNチヤネル
MOSFETのすべてに同様に影響を与えるわけで
はないので、上述の調整技術は、種種の工程パラ
メータ変化がPチヤネル及びNチヤネル
MOSFETを分かれさせた方法の差によつて引き
起こされたビツトスイツチ抵抗値不整合を有効に
補償する。 図3においてMOSFET97,98,96,9
4及び93、並びに抵抗101及び100からな
る回路部の部分はレーザ調整可能な抵抗91に電
流を供給するために安定な温度係数を持つた電流
ミラーを与える。注意されるべきことであるが、
(後に説明される)図4の回路によつて発生され
たVREFO基準電圧及び(後に説明される)図5の
基準増幅器によつて発生されたVREF基準電圧は
VCCを密接に追跡するので、VCCにおける変化は
又VREFに現れる。図3の回路はそれゆえPチヤネ
ルビツトスイツチMOSFET75及びNチヤネル
ビツトスイツチMOSFET74のオンチヤネル抵
抗値の確立された正確な整合を、VCCが変化する
時に維持するようにする。(VCCに対する典型的
な仕様は4.75ボルトから6.5ボルトまでであろ
う。) 次に、図4を参照して図1の基準回路54を説
明する。温度に対して一定である内部基準電圧
VREFOは導体55に発生される。導体55は抵抗
113及び114のそれぞれの一方の端子と、
NPNトランジスタ117及び118のベースと、
PチヤネルMOSFET121のゲート電極とに接
続されている。R2抵抗113はニクロムで構成
されていて、それの抵抗値は本質的に温度に対し
て不変である。それの他方の端子は導体112に
よつてR1抵抗111の一方の端子に接続されて
おり、そして抵抗111はデイジタル−アナログ
変換器1のNチヤネルMOSFETが形成されてい
るP形井戸領域の抵抗率と同じ抵抗率の軽くドー
プされたP形井戸領域に形成されている。R1抵
抗111の他方の端子はVCCに接続されている。
R1抵抗111の抵抗値は、35.3キロオームの値
を持つことができ、C目盛1度当り約+6000ppm
の温度変化を持つことができる。 抵抗114はニクロムで形成されており、それ
の下方端子はトランジスタ117のエミツタとニ
クロム抵抗115の一方の端子とに接続されてい
る。抵抗115の下方端子はトランジスタ118
のエミツタ、NPNトランジスタ124のベース、
及びニクロム抵抗116の一方の端子に接続され
ており、そして抵抗116の他方の端子はトラン
ジスタ124のエミツタ及びNチヤネル
MOSFET125のドレーンに接続されており、
このMOSFETのソースは接地に接続されてい
る。 トランジスタ117,118及び124のコレ
クタはVCCに接続されている。MOSFET125
のゲートはNチヤネルMOSFET126のゲート
及びドレーンに接続され、MOSFET126のソ
ースは接地に接続されている。MOSFET126
のドレーンはP形井戸領域に形成された抵抗12
6AによつてVCCに接続されている。Pチヤネル
MOSFET121のソースは調整可能なニクロム
抵抗122によつてVCCに接続されている。
MOSFET121のドレーンは導体123によつ
てバイアス発生器回路(図示していない)に接続
されているが、この回路は複数のNチヤネル
MOSFETからなる電流鏡映(ミラー)回路であ
つて、導体123を通る電流がバイアス発生回路
の種種のNチヤネルMOSFET電流ミラートラン
ジスタを通る電流を制御する。 動作の際、図4の基準回路は導体55上に温度
に対してほとんど不変の基準電圧VREFOを発生す
るが、これはある種の工程パラメータと共に変化
するものである。この発明に従つて、抵抗値が1
キロオームであり得るような抵抗115における
電圧は、電流密度における差によつて決定される
トランジスタ117及び118のエミツタ間の電
圧における差に等しいので、温度に対して一定に
維持される。このためにニクロム抵抗115を通
る電流も又温度に対して不変である。抵抗115
はそれゆえ抵抗114及びトランジスタ117に
対して定電流源として現れるが、しかしこの電流
源が一定であることは必須ではない。 ニクロム抵抗114における電圧はトランジス
タ117のベース−エミツタ電圧と同じ温度変化
を持つている。抵抗114の抵抗はニクロムで構
成されているために温度に対して不変である。抵
抗114を通る電流はそれゆえトランジスタ11
7のVBEと同じ温度変化、すなわち、C目盛1度
当り−3300ppm、を持つている。トランジスタ1
17及び118のベース電流並びにMOSFET1
21のゲート電流を無視できるものと仮定すれ
ば、VREFOが温度に対して不変である条件は方程
式 (+6000)(I)(R1)+(−3300)(I) (R1+R2)=0 によつて与えられる。 これは方程式 R1/(R1+R2)=3300/6000 を生じることになる。 図4の回路の動作は基準電圧VREFOがVCCから抵
抗R1及びR2における電圧降下の和を差し引い
たものに等しいことを認識することによつて直観
的に理解することができる。R2は温度に対して
不変であるので、R2における電圧降下は温度に
対して負に変化を持つことになる。R1の正の温
度係数がそれを流れる電流の負の温度係数より大
きいので、P井戸半導体抵抗R1における電圧降
下の変化は正になる。それゆえR1及びR2の値
は、R1における電圧降下の正の温度変化が抵抗
R2における電圧降下の負の温度変化を正確に相
殺するように選ぶことができる。厳密な数学的解
析は温度が増大するにつれてVREFOの増大を生じ
させる二次効果があることを示しているけれど
も、図4の回路はここで説明されたDACに対し
ては十分であることが示されている。 このように、図4の回路は、複雑なバンドギヤ
ツプ回路を使わないで、温度に対して不変の基準
電圧を与えることがわかる。尚、複雑なバンドギ
ヤツプ回路は、在来の集積回路CMOS工程(即
ち、抵抗、NチヤネルMOSFET、Pチヤネル
MOSFET、コレクタが集積回路基板中に形成さ
れるNPNトランジスタだけしかうまく実現でき
ないような工程)では、容易に実現できそうにな
いものである。(横形NPNトランジスタは、在来
のバンドギヤツプ回路を作るには満足なものでは
ない、と考えられていたのであり、そうでなけれ
ば、使用されていたかもしれない。 表1における上記の抵抗値に対しては、値
VREFOはVCCより約2.5ボルト下である。 次の表は温度に対して不変の基準回路54にお
ける種種の構成部分の値を示している。 表 1 抵抗 キロオーム 111 35.3 113 9.04 114 6.33 115 1.5 116 4 122 18.46 126A 36 次に、図1における基準増幅器56を図5を参
照して詳細に説明する。この回路の増幅器部分の
細部の大部分はこの発明に直接関係がないが、開
示を完全にするためにのみ示す。導体55及び5
7はそれの差動入力段の正及び負の入力である。
出力NチヤネルMOSFET134のドレーン電極
は導体62Aによりボンデイングパツド133に
接続されており、そしてそれのソースは接地に接
続されている。導体135はPチヤネル電流ミラ
ー制御MOSFETのドレーンと上述のバイアス発
生器回路とに接続されていて、図3に含まれた電
流鏡映回路においてほぼ規準化された定電流が確
立される。 2.6キロオームの抵抗値RF1を持つた外部帰還抵
抗58はVCCと導体57との間に接続されてい
る。導体57は基準増幅器56の負入力に帰還さ
れ、且つ又1キロオームの抵抗値RF2を持つた抵
抗61に接続されている。RF2抵抗61の他方の
端子はボンデイングパツド132に接続されてい
る。参照数字129はボンデイングパツド132
と基準電圧VREFが発生される外部コンデンサ12
7の導体62との間の約0.1オームのワイヤボン
デイング抵抗値を示している。外部コンデンサ1
27の他方の端子は二つのおおよそ0.1オームの
ワイヤボンデイング抵抗値128A及び128B
によつてVCCに接続されている。コンデンサ12
7の上方端子のこの「二重ボンド」は「単一ボン
ド」の0.1オーム抵抗値の代わりに0.05オームの
等価ボンデイング抵抗値を生じる。ボンデイング
パツド133と導体62との間の別個のワイヤボ
ンドは第2の0.1オームのワイヤボンデイング抵
抗値131を持つている。ワイヤボンデイングパ
ツド132及び133は、印刷配線板上に一緒に
接続されているパツケージの別別のリードに接続
されている。コンデンサ127の下方端子はこの
点に接続されている。 この点において注意されるべきことであるが、
基準増幅器56はVREF導体62に生じるかもしれ
ない大きい電流スパイクを吸収することができる
ように広い周波数範囲にわたつて高利得及び低出
力インピーダンスを持つことが必要である。大き
いキヤパシタンス127はこの機能を行うが、増
幅器が内部的に補償されている場合には、増幅器
の不安定性を生じることになる極を生じることも
ある。この発明に従つて、増幅器な内部的に補償
しないままにしており、コンデンサ127はスパ
イクを吸収するためと増幅器の開ループ補償を行
うためとに使用している。この場合増幅器の主極
は増幅器及び大きい外部コンデンサ127の開ル
ープ出力インピーダンスによつて形成されてい
る。主極の位置を正確に制御するために、抵抗
RF1及びRF2は所望の出力インピーダンスを与
えるように選んでいる。 外部コンデンサ127は非常に大きいので、こ
れと直列の0.1オームのワイヤボンド抵抗値は増
幅器の不安定性を生じさせるように十分低い周波
数において零を生じる。この発明に従つて、ワイ
ヤボンデイング抵抗の上記の接続は零が生じ得る
周波数を増大させて、そのような不安定性を回避
する。上記のボンデイング技術が使用されていな
い場合、すなわち導体62がNチヤネル
MOSFET134のドレーン電極に直接接続され
ている場合には、回路の高周波数応答において相
当な低下があることが判明している。これは外部
コンデンサ127に対する0.1オームのワイヤボ
ンデイング抵抗値に起因することがわかつた。 導体62からボンデイングパツド132及び1
33へ別別のワイヤボンドを準備することの効果
は、0.1オームのワイヤボンデイング抵抗値が導
体62と外部の10マイクロフアラドのコンデンサ
127との間に現れ、これによりあるいは基準増
幅器回路56の低周波数応答における零を発生す
るのを防止することである。更に明確には、これ
は、ワイヤボンデイング抵抗131の0.1オーム
抵抗値がNチヤネルMOSFET134のはるかに
大きい直列抵抗値と直列に現れ、このMOSFET
がその飽和モードで動作しており且つ理想的な電
流源に非常に近くなつているために起こる。同様
に、0.1オームのボンデイング抵抗129は抵抗
61の1キロオームの帰還抵抗RF2と「一塊」
になつており、基準増幅器56の利得又は周波数
応答にほとんど効果を及ぼさない。実効上、増幅
器56の周波数応答における零を決定する回路接
続点は増幅器56を含むパツケージの内側の導体
62Aから「外側の世界」すなわち外部接続点6
2へ移されている。ワイヤボンデイング抵抗値の
ほぼ半分がそれにより除去されて、零が周波数の
1オクターブ高い点において発生する結果にな
る。コンデンサ127の上方端子のVCC導体への
二重ボンドを準備して、その抵抗値を0.1オーム
から0.05オームへ減小させることによつて、零は
周波数の別の1オクターブ高い所へ移動される。 このようにして成し遂げられたことは周波数応
答をそこねることなく演算増幅器の出力への非常
に大きいコンデンサの接続である。出力抵抗が帰
還抵抗でもあるA級出力段のこの接続は非常に大
きい出力キヤパシタンスが駆動されることを可能
にする。 今度は図3Aに言及すると、上述のモニタ回路
出力測定及びレーザトリミング工程を利用するこ
となくVREF′を発生するための代替回路が示され
ている。この回路は実効上、抵抗104及び10
6が等しく且つ抵抗136及び137が等しい場
合、PチヤネルMOSFET103及びNチヤネル
MOSFET107が図2の分圧用はしご形回路網
の各ビツトスイツチ対のPチヤネルMOSFET7
5及びNチヤネルMOSFET74間の比に等しい
幾何学的形状比を持つている場合、並びに増幅器
138の利得が十分に高くて導体105と抵抗1
36及び137間の接合部の電圧との間の電圧の
差を正確に検出することができる場合に機能す
る。 図1のDACが使用されるべきである非常に高
い忠実度のオーデイオシステムに対しては、ある
使用者は左右のスピーカチヤネルに「同時に変換
された」アナログ出力電圧を与えることを選ぶか
もしれない。これを行うことは左右のチヤネル動
作に関して異なつて機能する二つの別別のDAC
の使用を必要とする。この発明に従つて、ユニツ
トが左チヤネルDAC、右チヤネルDAC又は多重
化二チヤネルステレオDACとして役立つことが
できるようにするために選択可能なモードが準備
されている。 この発明の16ビツトデイジタル−アナログ変換
器1は、交互の16ビツト直列入力が16ビツトスチ
ツチの入力へ且つラツチ9の入力へ交互にロード
されて左及び右のチヤネル出力に交互の対応する
アナログ電圧変化を発生する「単一DACモード」
において動作可能である。デイジタル−アナログ
変換器1は又、右チヤネルデータ及び左チヤネル
データについて同時のデイジタル−アナログ変換
が行われるシステムにおいて「右チヤネルDAC」
又は「左チヤネルDAC」として動作可能である。 図7はモード復号化回路15の論理図を示して
いる。モード復号化回路15が動作する方法は図
8A及び8Bの時間図を参照して最もよく理解さ
れる。 表2はモード制御入力MODE1及びMODE2
の関数としてのモード復号化回路15の動作モー
ドを示している。
に詳しくはデイジタル−アナログ変換器用の
CMOS回路構成に関係している。 デイジタル化可聴信号を復号化するのに有効な
デイジタル−アナログ変換器回路が1986年2月13
日出願された、同時出願係属中の認められた特許
出願、連続番号第829707号「直並列変換器用レベ
ル移動回路(LEVEL SHIFTING
CIRCUITRY FOR SERIAL−TO−
PARALLEL CONVERTER)」に記載されてい
る。この特許出願に記載された回路は小形デイス
クプレーヤを作るために商業的に非常に成功して
いるが、+5ボルト電源及び−5ボルト電源を必
要としている。これには、バイポーラ集積回路技
術が利用されているが、高忠実度オーデイオ製品
を作るのに有効な、一層低費用で一層低電力のデ
イジタル−アナログ変換器を提供することが望ま
しいであろう。しかしながら、CMOS技術を用
いて実現された直列デイジタル−アナログ変換器
において高調波ひずみを許容可能な程低いレベル
にし且つ電力消費を可搬形電池電源式高忠実度オ
ーデイオ製品のために許容可能な程十分に低くす
ることは、極めて困難な難題を提起する。高調波
ひずみ仕様のその要件は、13ビツト直線性の要件
に変換することができる。CMOS DACの以前達
成可能な最高の直線性は11又は12ビツトであると
考えられる。ほぼ10ないし11ビツトより大きい確
度でDACを実現するためにCMOS技術を使用す
る場合には、所望の確度を達成することは非常に
大きい形状のNチヤネル及びPチヤネル
MOSFETを作るという犠牲において行われる。
一層正確な、温度に対して不変の基準電圧が要求
されるが、これは従来単一の5ボルト電源で動作
するCMOS回路技術では達成不可能であつた。
所要の13ビツトの直線性を達成するために大いに
利用される電圧分割用抵抗性はしご形回路におい
てNチヤネル及びPチヤネルのビツトスイツチ
MOSFETを正確に整合させるという問題はこの
発明の前には5ボルトCMOS DACに対して解決
されていなかつた。 発明の要約 従つて、単一の5ボルト電源により非常に低い
電力消費量で動作することができ且つ十分な確度
及び直線性を有していて高忠実度小形デイスクプ
レーヤなどに適するように高調波ひずみを低レベ
ルにすることのできる、CMOS技術を用いた直
列デイジタル−アナログ変換器を提供することが
この発明の目的である。 対応するNチヤネル及びPチヤネルビツトスイ
ツチMOSFETチヤネル抵抗値が公称温度変動範
囲及び公称製造工程パラメータ許容範囲にわたつ
て正確に整合することを確保するための回路構成
及び方法を提供することがこの発明の別の目的で
ある。 高周波応答を与え且つ低周波数において周波数
応答における零値及びこれにより引き起こされる
増幅器不安定性を避けることができる、CMOS
DACにおける使用のための増幅器を提供するこ
とがこの発明の別の目的である。 CMOS製造工程に使用可能な正確な基準電圧
回路を提供することがこの発明の別の目的であ
る。 一実施例に従つて簡単に説明すれば、この発明
は、抵抗性分圧器はしご形回路網、ドレーンがは
しご形抵抗の端子に接続され、ソースが第1供給
電圧に接続され且つゲートが第1インバータの出
力側に接続されているPチヤネルビツトスイツチ
MOSFET、及びドレーンがはしご形抵抗の端子
に接続され、ソースが第1基準電圧導体に接続さ
れ且つゲートが第2インバータの出力側に接続さ
れているNチヤネルビツトスイツチMOSFETを
備えているCMOSデイジタル−アナログ変換器
用ビツトスイツチ調整回路を提供する。このビツ
ト調整回路はPチヤネル及びNチヤネルビツトス
イツチMOSFETのオンチヤネル抵抗値を正確に
等しくする。ビツト調整回路は第2基準電圧導体
上に第2基準電圧を発生し、且つ第1インバータ
のNチヤネルMOSFETのソースの第2基準電圧
導体への接続及びNチヤネルMOSFETのドレー
ンのPチヤネルビツトスイツチMOSFETのゲー
トへの接続を備えている。第2基準電圧に応答す
るモニタ回路は、第2基準電圧が、第1インバー
タ出力電圧をしてPチヤネルビツトスイツチ
MOSFETをオンにさせてそのオンチヤネル抵抗
値がNチヤネルビツトスイツチMOSFETのオン
チヤネル抵抗値に正確に整合するようにする値を
持つているときにモニタ導体に所定のモニタ電圧
を発生する。 第1基準電圧は、共通のベース接続を持つた第
1及び第2のNPNトランジスタ間に温度に対し
て不変の抵抗が接続されている定電流源を備えた
回路によつて発生された第3基準電圧に応答して
発生される。第1ニクロム抵抗が第1NPNトラン
ジスタのエミツタ及びベース間に接続されてい
る。第2ニクロム抵抗が第1NPNトランジスタの
ベースと第3半導体抵抗の一方の端子との間に接
続されており、この半導体抵抗の他方の端子は正
の供給電圧導体に接続されている。第3基準電圧
は第1NPNトランジスタのベースに発生される。
回路は第1トランジスタのVBE電圧の負の温度係
数が第1、第2及び第3抵抗を流れる同じ負の温
度係数を持つた電流を生じることになるように動
作する。半導体抵抗の抵抗値の温度係数は正であ
る。第2及び第3抵抗の値は温度に対する第2及
び第3抵抗における合成増分電圧降下が零になる
ように選択される。 発明の採択実施例の詳細な説明 図1に言及すると、16ビツトDAC(デジタル−
アナログ変換器)1は入力2における直列データ
を受けるが、この入力は非反転CMOSバツフア
3に接続されており、そしてこれの出力は16ビツ
トCMOSシフトレジスタ4の入力に接続されて
いる。図8A及び8BのDATA波形に示したよ
うに、直列データは16ビツトの右チヤネルデー
タ、これに続く遅延、これに続く16ビツトの左チ
ヤネルデータの形式をしている。シフトレジスタ
4のビツト1ないし16のそれぞれは、技術に通じ
た者によつて容易に準備され得る通常の負縁部ト
リガ式CMOSクロツク付きD形フリツプフロツ
プ回路によつて実現することができる。シフトレ
ジスタ4のビツト群の出力は16ビツトラツチ回路
9の対応する入力にそれぞれ接続されている。ラ
ツチ回路9のビツト群のそれぞれは、技術に通じ
た者によつてたやすく実現され得る正縁部トリガ
式D形フリツプフロツプ回路によつて実現するこ
とができる。ラツチ回路9のビツト1ないし16の
それぞれの出力は16の導体19によつて回路部2
3の対応する入力に接続されており、回路部23
は16ビツトスイツチ、16ビツトスイツチ駆動器の
ある抵抗性分圧器はしご形回路網及び図3に示し
た関連の基準電圧回路部を備えている。 クロツク信号7(CK)はモード復元化回路1
5の入力に接続されており、この回路は、諸機能
の中でも特に、シフトレジスタ4のビツト群1な
いし16のそれぞれのシフト入力にシフト信号
SCK☆を加える。(星印☆はここでは論理信号の
補数を表すために使用されていることに注意せ
よ。)二つのモード制御入力13及び14は、続
いて説明されるモード信号化回路15の二つの入
力に非反転バツフアにより接続されている。L/
RCK(左/右クロツク)信号は非反転バツフアに
よりモード復元化回路部15の入力に接続されて
いる。WDCK(ワードクロツク)入力18は非反
転バツフアによりモード復号化回路部15の入力
に接続されていて静電放電からの入力保護を与え
る。 導体21上のLDCK(ロードクロツク)信号は
ラツチ回路部9のビツト群1ないし16のそれぞれ
のクロツク入力に接続されていて、ラツチのそれ
ぞれに収容された論理レベルを回路部23の対応
する入力に加える。モード復号化回路15は導体
34,33,45,44A及び30上にそれぞれ
RI(右積分)、RI☆,LI(左積分)、LI☆及びINH
(禁止)信号を発生する。 ブロツク23における抵抗性はしご形回路の出
力は導体39に接続され、そしてこの導体は抵抗
24及び25間の接合部に接続されている。抵抗
24の他方の端子は導体26によつて抵抗28の
一端子と二つのCMOS伝送ゲート32及び36
間の接合部とに接続されている。抵抗28の他方
の端子はコンデンサ41の一方の端子と、図5に
詳細に示した積分化保持増幅器38の出力とに接
続されている。積分化保持増幅器38の負入力は
導体37によつてコンデンサ41の他方の端子と
CMOS伝送ゲート36の他方のポートとに接続
されている。CMOS伝送ゲート32の他方のポ
ートは導体35によつて非反転バツフア43の出
力及び負入力に接続されている。 CMOS伝送ゲート32のPチヤネルゲート電
極及び伝送ゲート36のNチヤネルCMOSゲー
ト電極は導体34によつてモード復号化回路部1
5のRI出力に接続されている。伝送ゲート36
のPチヤネル電極及びCMOS伝送ゲート32の
Nチヤネルゲート電極は導体33によつてモード
復号化回路部15のRI☆出力に接続されている。
積分化保持増幅器38の出力はDAC1の右チヤ
ネル出力導体42に接続されている。 非反転バツフア43の正入力は導体64によつ
て積分化保持増幅器38の正入力に、且つ又第2
の積分化保持増幅器51の正入力に接続され、そ
してこれの出力は左チヤネル出力導体53に接続
されている。 導体64は抵抗63によつてVCCに結合され且
つ抵抗65によつて基準電圧VREFの発生される導
体62に結合されている。導体62は回路部23
の基準電圧入力に接続されている。導体62は又
約0.1オームのワイヤボンデイング抵抗131に
よりボンデイングパツド133に接続され、そし
てこのパツドは導体62Aにより基準増幅器56
の出力に接続されている。導体62は別の0.1オ
ームのワイヤボンデイング抵抗129により別の
ボンデイングパツド132に接続され、そしてこ
のパツドはRF2抵抗61により基準増幅器56の
負入力とRF1帰還抵抗58の一方の端子とに接続
されており、帰還抵抗の他方の端子はVCCに接続
されている。ボンデイングパツド131及び13
2とのこの接続の目的は図5に関連して説明す
る。 基準増幅器56の正入力は導体55により基準
電圧回路54の出力に接続されており、基準電圧
回路は導体55上に基本的基準電圧VREFOを発生
する。回路56は図5に詳細に示し、又回路54
は図4に詳細に示している。 抵抗25の第2端子は導体27によつて
CMOS伝送ゲート44及び47間の接合部に且
つ又抵抗31の一方の端子に接続されている。抵
抗31の他方の端子は積分化保持増幅器51の出
力導体53、CMOS伝送ゲート66の一方の端
子及びコンデンサ52の一方の端子に接続されて
いる。コンデンサ52の他方の端子は導体48に
よつてCMOS伝送ゲート47の他方の端子と
CMOS伝送ゲート66の他方の端子とに接続さ
れている。伝送ゲート66のゲートはモード復号
化回路部15のNH導体30に接続されている。
CMOS伝送ゲート47のPチヤネル制御電極及
びCMOS伝送ゲート44のNチヤネル制御電極
は導体44Aによりモード復号化回路15の
LI☆出力に接続されている。CMOS伝送ゲート
44のPチヤネル制御電極及びCMOS伝送ゲー
ト47のNチヤネル制御電極は導体45によりモ
ード復号化回路15のLI出力に接続されている。 次に、抵抗性はしご形回路網及びスイツチング
駆動器回路部23を図2及び3を参照して説明す
る。 図2において、それぞれがPチヤネル
MOSFET75及びNチヤネルMOSFET74か
らなる16のビツトスイツチを備えた16ビツト抵抗
性、分圧器回路網が示されている。前述のアナロ
グ出力電圧導体39が抵抗性はしご形回路網の出
力に接続されている。技術に通じた者が理解して
いるように、この抵抗性はしご形回路はR−2R
形の変更はしご形回路網であつて、並列分岐路抵
抗71−1,71−2,……71−10のそれぞ
れが2Rの値を持ち且つ直列抵抗72−1,72
−2,……72−10のそれぞれがRに等しい値
を持つている。現在の場合には、2R抵抗のそれ
ぞれが20キロオームの値を持ち且つR抵抗のそれ
ぞれが10キロオームの値を持つている。ビツト1
1〜16に対しては、通常のR−2R構成が変更
されていて、抵抗71−11ないし71−16が
それぞれ22.2キロオームの値を持ち、抵抗72−
11ないし72−15が12.8キロオームの値を持
ち、且つ抵抗71−17が22.2キロオームの値を
持つている。この変更構成はビツト11〜16に対す
るビツトスイツチMOSFETのそれぞれの幅対長
さの比をはしご形回路の連続的に有意性の減小す
るビツトに対して2倍にする必要性を回避する。
察知されることであろうが、金属導体抵抗の比較
的重要でない量のものは現在の説明の目的のため
には無視することができる。 各抵抗71−1,71−2,……71−16の
下方端はそれぞれNチヤネルスイツチMOSFET
74−1,74−2,……74−16のドレーン
に接続され、そしてそれのソース電極はVREFに接
続されている。抵抗71−1ないし71−16の
それぞれの下方端は又Pチヤネルスイツチ
MOSFET75−1,75−2,……75−16
のドレーンに接続され、そしてそれのソース電極
は+VCCに接続されている。Nチヤネルビツトス
イツチMOSFET74−1,74−2などのゲー
ト電極は導体76−1,76−2などによつて図
3における84AのようなNチヤネルビツトスイ
ツチ駆動器回路の出力に接続されている。Pチヤ
ネルビツトスイツチMOSFET75−1,75−
2などのゲート電極は導体77−1,77−2な
どによつて図3に示したPチヤネルビツトスイツ
チ駆動器回路84Bの出力に接続されている。N
チヤネルビツトスイツチ74−1,74−2など
は参照数字74によつて集合的に言及され、それら
のゲート電極76−1,76−2などは参照数字
76によつて集合的に言及されていることなどに注
意せよ。図2において、抵抗72−16はその下
方端子がPチヤネルダミースイツチMOSFET7
5−17のドレーンに接続され、そしてそれのゲ
ートはVREF′に接続されている。 図9は、上述の変更R−2R分圧はしご形回路
網の一部分を更に詳細に示している。この図9に
おいては、ビツト1〜8に対応する接続点151
の右の方のはしご形回路網の部分を削除し、また
ビツト14〜16に対応する接続点179の左の方の
はしご形回路網の部分も削除し、ビツト9〜13に
対応するはしご形回路網部分のみを示している。
尚、RSWは、対応するビツトのビツトスイツチ
MOSFETの抵抗であり、またRPOLは、対応する
ビツトの多結晶シリコン・クロスアンダ(はしご
形回路網トポグラフイのレイアウトに必要となる
もの)の抵抗である。 今度は図3に言及すると、ラツチ出力導体19
(図1)のそれぞれはビツトスイツチ駆動器回路
82に含まれたCMOSインバータ83の入力に
接続されている。CMOSインバータ83は接地
とVCCとの間に接続されており、その出力が
CMOSインバータ84A及びCMOSインバータ
84Bの入力に接続されている。インバータ84
AはNチヤネルビツトスイツチ駆動器と呼ばれ、
VCCと接地との間に接続されたCMOSインバータ
からなつている。Pチヤネルビツトスイツチ駆動
器84BはVCCと基準電圧VREF′との間に接続さ
れていて、その出力が導体77に接続されてい
る。図1の回路部23はデイジタル−アナログ変
換器1の16ビツトのそれぞれに対して別別のビツ
トスイツチ駆動器回路82を備えている。導体1
9における高レベルはインバータ84A及び84
Bの入力における低レベルを発生し、そしてそれ
らの出力における高レベルはNチヤネル
MOSFET74をオンにし且つPチヤネル
MOSFET75をオフにする。導体19の低レベ
ルはPチヤネルMOSFET75をオンにし且つN
チヤネルMOSFET74をオフにする。上述の抵
抗性はしご形回路は、バイポーラ集積回路DAC
において一般に使用されるR−2R抵抗性はしご
形回路によつて行われるより普通の電流分割機能
の代わりに、電圧分割機能を行う。各ビツトスイ
ツチについては、二つのMOSFET74及び75
の一方がオンにされ且つ他方がオフにされる。従
つて、PチヤネルビツトスイツチMOSFET75
及びNチヤネルビツトスイツチMOSFET74の
オンチヤネル抵抗値は正確に等しくなければなら
ない。各ビツトスイツチはそのはしご形抵抗を
VCC又はVREFに選択的に接続する。二進スケーリ
ングを得るためには、各二進ビツトスイツチが前
のものの半分の抵抗値を持つべきであること並び
に同じビツトスイツチにおけるPチヤネル及びN
チヤネルビツトスイツチMOSFETのオンチヤネ
ル抵抗値を非常に正確に整合させなければならな
いことを示すことができる。 VREF′基準電圧は導体62における別の基準電
圧VREFに応答して図3の回路87によつて発生さ
れる。VREF導体62は抵抗101によつてPチヤ
ネルMOSFET97のゲート電極及びPチヤネル
MOSFET98のドレーン電極に接続されてお
り、そしてMOSFET98のソースはVCCに接続
されている。MOSFET97のドレーンはPチヤ
ネルMOSFET96のドレーンとNチヤネル
MOSFET94のゲート及びドレーンとに接続さ
れており、MOSFET94のソースは接地に接続
されている。MOSFET97のソース、
MOSFET98のゲート、及びMOSFET96の
ゲートは抵抗100によつてVCCに接続されてい
る。MOSFET96のソースはVCCに接続されて
いる。導体95はMOSFET96のドレーン、
MOSFET97のドレーン並びにNチヤネル
MOSFET94のゲート及びドレーンに接続さ
れ、そしてMOSFET94のソースは接地に接続
されている。導体95は又NチヤネルMOSFET
93のゲートに接続されており、それのソースは
接地に接続され且つそれのドレーンは導体92に
よつてNPNトランジスタ88のベースと調整可
能なニクロム抵抗91の一方の端子に接続されて
おり、又この抵抗の他方の端子はNPNトランジ
スタ90のエミツタに接続されている。 トランジスタ90のベース及びコレクタはVCC
に接続されている。トランジスタ88のコレクタ
はVCCに接続され且つそれのエミツタは導体86
と抵抗89の一方の端子とに接続されており、こ
の抵抗の他方の端子は接地に接続されている。電
圧VREF′は導体86上に発生される。 PチヤネルMOSFET103並びにNチヤネル
MOSFET107並びに二つの等しい(2キロオ
ーム)ニクロム抵抗104及び106からなる
「モニタ」回路がVCCとVREF導体62との間に接
続されている。PチヤネルMOSFET103のゲ
ートはVREF′導体86に接続され、そしてそれの
ソースはVCCに接続されている。それのドレーン
は抵抗104の一方の端子に接続され、それの他
方の端子はボンデイングパツド試験導体105に
よつて抵抗106の一方の端子に接続され、そし
てこの抵抗の他方の端子はNチヤネルMOSFET
107のドレーンに接続されている。MOSFET
107のゲートはVCCに接続されており、それの
ソースはVREF導体62に接続されている。 NチヤネルMOSFET107の幾何学的形状に
対するPチヤネルMOSFET103のそれの比は
NチヤネルビツトスイツチMOSFET74の幾何
学的形状に対するPチヤネルビツトスイツチ
MOSFET75のそれの比に等しい。ここで言う
幾何学的形状はチヤネルの長さ対幅の比のことで
ある。抵抗104及び106の抵抗値は等しく、
MOSFET103及び106がその直線又は不飽
和領域にあることを確保するように十分高い値、
例えば2キロオームを持つている。プローブパツ
ド導体105における電圧は、ニクロム抵抗91
のレーザトリミングを制御して電圧VREF′が
MOSFET103及び107のチヤネル抵抗を同
一にするような値を持つようにするために測定す
る。導体105における測定電圧が(VCC−
VREF)/2に等しい場合には、Nチヤネル
MOSFET107が、オン時のNチヤネルビツト
スイツチMOSFET74と同じチヤネル端子電
圧、従つて同じチヤネル抵抗値を持つているこ
と、及びPチヤネルMOSFET103が、オン時
のPチヤネルビツトスイツチMOSFET75と同
じ端子電圧、従つてチヤネル抵抗値を持つている
ことがわかる。それゆえ、MOSFET103のチ
ヤネル抵抗値をMOSFET107のそれに等しく
するように抵抗91を調整すると、Pチヤネルモ
ニタMOSFET103のオン抵抗値がNチヤネル
MOSFET107のオン抵抗値に自動的に等しく
なる。このためにNチヤネルビツトスイツチ駆動
器84A及びPチヤネルビツトスイツチ駆動器8
4Bは各ビツトスイツチのPチヤネルMOSFET
75及びNチヤネルMOSFET74のオン抵抗値
を等しくするような電圧を発生する。工程パラメ
ータ変化はPチヤネルMOSFET及びNチヤネル
MOSFETのすべてに同様に影響を与えるわけで
はないので、上述の調整技術は、種種の工程パラ
メータ変化がPチヤネル及びNチヤネル
MOSFETを分かれさせた方法の差によつて引き
起こされたビツトスイツチ抵抗値不整合を有効に
補償する。 図3においてMOSFET97,98,96,9
4及び93、並びに抵抗101及び100からな
る回路部の部分はレーザ調整可能な抵抗91に電
流を供給するために安定な温度係数を持つた電流
ミラーを与える。注意されるべきことであるが、
(後に説明される)図4の回路によつて発生され
たVREFO基準電圧及び(後に説明される)図5の
基準増幅器によつて発生されたVREF基準電圧は
VCCを密接に追跡するので、VCCにおける変化は
又VREFに現れる。図3の回路はそれゆえPチヤネ
ルビツトスイツチMOSFET75及びNチヤネル
ビツトスイツチMOSFET74のオンチヤネル抵
抗値の確立された正確な整合を、VCCが変化する
時に維持するようにする。(VCCに対する典型的
な仕様は4.75ボルトから6.5ボルトまでであろ
う。) 次に、図4を参照して図1の基準回路54を説
明する。温度に対して一定である内部基準電圧
VREFOは導体55に発生される。導体55は抵抗
113及び114のそれぞれの一方の端子と、
NPNトランジスタ117及び118のベースと、
PチヤネルMOSFET121のゲート電極とに接
続されている。R2抵抗113はニクロムで構成
されていて、それの抵抗値は本質的に温度に対し
て不変である。それの他方の端子は導体112に
よつてR1抵抗111の一方の端子に接続されて
おり、そして抵抗111はデイジタル−アナログ
変換器1のNチヤネルMOSFETが形成されてい
るP形井戸領域の抵抗率と同じ抵抗率の軽くドー
プされたP形井戸領域に形成されている。R1抵
抗111の他方の端子はVCCに接続されている。
R1抵抗111の抵抗値は、35.3キロオームの値
を持つことができ、C目盛1度当り約+6000ppm
の温度変化を持つことができる。 抵抗114はニクロムで形成されており、それ
の下方端子はトランジスタ117のエミツタとニ
クロム抵抗115の一方の端子とに接続されてい
る。抵抗115の下方端子はトランジスタ118
のエミツタ、NPNトランジスタ124のベース、
及びニクロム抵抗116の一方の端子に接続され
ており、そして抵抗116の他方の端子はトラン
ジスタ124のエミツタ及びNチヤネル
MOSFET125のドレーンに接続されており、
このMOSFETのソースは接地に接続されてい
る。 トランジスタ117,118及び124のコレ
クタはVCCに接続されている。MOSFET125
のゲートはNチヤネルMOSFET126のゲート
及びドレーンに接続され、MOSFET126のソ
ースは接地に接続されている。MOSFET126
のドレーンはP形井戸領域に形成された抵抗12
6AによつてVCCに接続されている。Pチヤネル
MOSFET121のソースは調整可能なニクロム
抵抗122によつてVCCに接続されている。
MOSFET121のドレーンは導体123によつ
てバイアス発生器回路(図示していない)に接続
されているが、この回路は複数のNチヤネル
MOSFETからなる電流鏡映(ミラー)回路であ
つて、導体123を通る電流がバイアス発生回路
の種種のNチヤネルMOSFET電流ミラートラン
ジスタを通る電流を制御する。 動作の際、図4の基準回路は導体55上に温度
に対してほとんど不変の基準電圧VREFOを発生す
るが、これはある種の工程パラメータと共に変化
するものである。この発明に従つて、抵抗値が1
キロオームであり得るような抵抗115における
電圧は、電流密度における差によつて決定される
トランジスタ117及び118のエミツタ間の電
圧における差に等しいので、温度に対して一定に
維持される。このためにニクロム抵抗115を通
る電流も又温度に対して不変である。抵抗115
はそれゆえ抵抗114及びトランジスタ117に
対して定電流源として現れるが、しかしこの電流
源が一定であることは必須ではない。 ニクロム抵抗114における電圧はトランジス
タ117のベース−エミツタ電圧と同じ温度変化
を持つている。抵抗114の抵抗はニクロムで構
成されているために温度に対して不変である。抵
抗114を通る電流はそれゆえトランジスタ11
7のVBEと同じ温度変化、すなわち、C目盛1度
当り−3300ppm、を持つている。トランジスタ1
17及び118のベース電流並びにMOSFET1
21のゲート電流を無視できるものと仮定すれ
ば、VREFOが温度に対して不変である条件は方程
式 (+6000)(I)(R1)+(−3300)(I) (R1+R2)=0 によつて与えられる。 これは方程式 R1/(R1+R2)=3300/6000 を生じることになる。 図4の回路の動作は基準電圧VREFOがVCCから抵
抗R1及びR2における電圧降下の和を差し引い
たものに等しいことを認識することによつて直観
的に理解することができる。R2は温度に対して
不変であるので、R2における電圧降下は温度に
対して負に変化を持つことになる。R1の正の温
度係数がそれを流れる電流の負の温度係数より大
きいので、P井戸半導体抵抗R1における電圧降
下の変化は正になる。それゆえR1及びR2の値
は、R1における電圧降下の正の温度変化が抵抗
R2における電圧降下の負の温度変化を正確に相
殺するように選ぶことができる。厳密な数学的解
析は温度が増大するにつれてVREFOの増大を生じ
させる二次効果があることを示しているけれど
も、図4の回路はここで説明されたDACに対し
ては十分であることが示されている。 このように、図4の回路は、複雑なバンドギヤ
ツプ回路を使わないで、温度に対して不変の基準
電圧を与えることがわかる。尚、複雑なバンドギ
ヤツプ回路は、在来の集積回路CMOS工程(即
ち、抵抗、NチヤネルMOSFET、Pチヤネル
MOSFET、コレクタが集積回路基板中に形成さ
れるNPNトランジスタだけしかうまく実現でき
ないような工程)では、容易に実現できそうにな
いものである。(横形NPNトランジスタは、在来
のバンドギヤツプ回路を作るには満足なものでは
ない、と考えられていたのであり、そうでなけれ
ば、使用されていたかもしれない。 表1における上記の抵抗値に対しては、値
VREFOはVCCより約2.5ボルト下である。 次の表は温度に対して不変の基準回路54にお
ける種種の構成部分の値を示している。 表 1 抵抗 キロオーム 111 35.3 113 9.04 114 6.33 115 1.5 116 4 122 18.46 126A 36 次に、図1における基準増幅器56を図5を参
照して詳細に説明する。この回路の増幅器部分の
細部の大部分はこの発明に直接関係がないが、開
示を完全にするためにのみ示す。導体55及び5
7はそれの差動入力段の正及び負の入力である。
出力NチヤネルMOSFET134のドレーン電極
は導体62Aによりボンデイングパツド133に
接続されており、そしてそれのソースは接地に接
続されている。導体135はPチヤネル電流ミラ
ー制御MOSFETのドレーンと上述のバイアス発
生器回路とに接続されていて、図3に含まれた電
流鏡映回路においてほぼ規準化された定電流が確
立される。 2.6キロオームの抵抗値RF1を持つた外部帰還抵
抗58はVCCと導体57との間に接続されてい
る。導体57は基準増幅器56の負入力に帰還さ
れ、且つ又1キロオームの抵抗値RF2を持つた抵
抗61に接続されている。RF2抵抗61の他方の
端子はボンデイングパツド132に接続されてい
る。参照数字129はボンデイングパツド132
と基準電圧VREFが発生される外部コンデンサ12
7の導体62との間の約0.1オームのワイヤボン
デイング抵抗値を示している。外部コンデンサ1
27の他方の端子は二つのおおよそ0.1オームの
ワイヤボンデイング抵抗値128A及び128B
によつてVCCに接続されている。コンデンサ12
7の上方端子のこの「二重ボンド」は「単一ボン
ド」の0.1オーム抵抗値の代わりに0.05オームの
等価ボンデイング抵抗値を生じる。ボンデイング
パツド133と導体62との間の別個のワイヤボ
ンドは第2の0.1オームのワイヤボンデイング抵
抗値131を持つている。ワイヤボンデイングパ
ツド132及び133は、印刷配線板上に一緒に
接続されているパツケージの別別のリードに接続
されている。コンデンサ127の下方端子はこの
点に接続されている。 この点において注意されるべきことであるが、
基準増幅器56はVREF導体62に生じるかもしれ
ない大きい電流スパイクを吸収することができる
ように広い周波数範囲にわたつて高利得及び低出
力インピーダンスを持つことが必要である。大き
いキヤパシタンス127はこの機能を行うが、増
幅器が内部的に補償されている場合には、増幅器
の不安定性を生じることになる極を生じることも
ある。この発明に従つて、増幅器な内部的に補償
しないままにしており、コンデンサ127はスパ
イクを吸収するためと増幅器の開ループ補償を行
うためとに使用している。この場合増幅器の主極
は増幅器及び大きい外部コンデンサ127の開ル
ープ出力インピーダンスによつて形成されてい
る。主極の位置を正確に制御するために、抵抗
RF1及びRF2は所望の出力インピーダンスを与
えるように選んでいる。 外部コンデンサ127は非常に大きいので、こ
れと直列の0.1オームのワイヤボンド抵抗値は増
幅器の不安定性を生じさせるように十分低い周波
数において零を生じる。この発明に従つて、ワイ
ヤボンデイング抵抗の上記の接続は零が生じ得る
周波数を増大させて、そのような不安定性を回避
する。上記のボンデイング技術が使用されていな
い場合、すなわち導体62がNチヤネル
MOSFET134のドレーン電極に直接接続され
ている場合には、回路の高周波数応答において相
当な低下があることが判明している。これは外部
コンデンサ127に対する0.1オームのワイヤボ
ンデイング抵抗値に起因することがわかつた。 導体62からボンデイングパツド132及び1
33へ別別のワイヤボンドを準備することの効果
は、0.1オームのワイヤボンデイング抵抗値が導
体62と外部の10マイクロフアラドのコンデンサ
127との間に現れ、これによりあるいは基準増
幅器回路56の低周波数応答における零を発生す
るのを防止することである。更に明確には、これ
は、ワイヤボンデイング抵抗131の0.1オーム
抵抗値がNチヤネルMOSFET134のはるかに
大きい直列抵抗値と直列に現れ、このMOSFET
がその飽和モードで動作しており且つ理想的な電
流源に非常に近くなつているために起こる。同様
に、0.1オームのボンデイング抵抗129は抵抗
61の1キロオームの帰還抵抗RF2と「一塊」
になつており、基準増幅器56の利得又は周波数
応答にほとんど効果を及ぼさない。実効上、増幅
器56の周波数応答における零を決定する回路接
続点は増幅器56を含むパツケージの内側の導体
62Aから「外側の世界」すなわち外部接続点6
2へ移されている。ワイヤボンデイング抵抗値の
ほぼ半分がそれにより除去されて、零が周波数の
1オクターブ高い点において発生する結果にな
る。コンデンサ127の上方端子のVCC導体への
二重ボンドを準備して、その抵抗値を0.1オーム
から0.05オームへ減小させることによつて、零は
周波数の別の1オクターブ高い所へ移動される。 このようにして成し遂げられたことは周波数応
答をそこねることなく演算増幅器の出力への非常
に大きいコンデンサの接続である。出力抵抗が帰
還抵抗でもあるA級出力段のこの接続は非常に大
きい出力キヤパシタンスが駆動されることを可能
にする。 今度は図3Aに言及すると、上述のモニタ回路
出力測定及びレーザトリミング工程を利用するこ
となくVREF′を発生するための代替回路が示され
ている。この回路は実効上、抵抗104及び10
6が等しく且つ抵抗136及び137が等しい場
合、PチヤネルMOSFET103及びNチヤネル
MOSFET107が図2の分圧用はしご形回路網
の各ビツトスイツチ対のPチヤネルMOSFET7
5及びNチヤネルMOSFET74間の比に等しい
幾何学的形状比を持つている場合、並びに増幅器
138の利得が十分に高くて導体105と抵抗1
36及び137間の接合部の電圧との間の電圧の
差を正確に検出することができる場合に機能す
る。 図1のDACが使用されるべきである非常に高
い忠実度のオーデイオシステムに対しては、ある
使用者は左右のスピーカチヤネルに「同時に変換
された」アナログ出力電圧を与えることを選ぶか
もしれない。これを行うことは左右のチヤネル動
作に関して異なつて機能する二つの別別のDAC
の使用を必要とする。この発明に従つて、ユニツ
トが左チヤネルDAC、右チヤネルDAC又は多重
化二チヤネルステレオDACとして役立つことが
できるようにするために選択可能なモードが準備
されている。 この発明の16ビツトデイジタル−アナログ変換
器1は、交互の16ビツト直列入力が16ビツトスチ
ツチの入力へ且つラツチ9の入力へ交互にロード
されて左及び右のチヤネル出力に交互の対応する
アナログ電圧変化を発生する「単一DACモード」
において動作可能である。デイジタル−アナログ
変換器1は又、右チヤネルデータ及び左チヤネル
データについて同時のデイジタル−アナログ変換
が行われるシステムにおいて「右チヤネルDAC」
又は「左チヤネルDAC」として動作可能である。 図7はモード復号化回路15の論理図を示して
いる。モード復号化回路15が動作する方法は図
8A及び8Bの時間図を参照して最もよく理解さ
れる。 表2はモード制御入力MODE1及びMODE2
の関数としてのモード復号化回路15の動作モー
ドを示している。
【表】
「単一DAC」モードにおいては、DAC1は直
列デイジタル右チヤネル16ビツトデータワード及
び左チヤネル16ビツトデータワードを交互に変換
してその結果生じたアナログ信号をそれぞれ積分
化保持回路38及び51の右チヤネル及び左チヤ
ネル出力42及び53において提供する。「左チ
ヤネル」モードにおいては、この発明のDACは
単に直列左チヤネル16ビツトデータワードをアナ
ログ信号に変換するために使用され、そしてこの
アナログ信号は積分化保持回路38の出力42に
おいて発生される。「右チヤネル」モードにおい
ては、この発明のDACは単に直列左チヤネル16
ビツトデータワードをアナログ信号に変換するた
めに使用されるが、このアナログ信号も又積分化
保持回路38の出力42において発生される。左
チヤネル及び右チヤネルの両モードにおいては、
左チヤネル積分化保持増幅器51は禁止されてい
る。 L/RCK信号はDACの端子2における現在の
データが右チヤネルに属しているか又は左チヤネ
ルに属しているかを示すタイミング信号である。
信号WDCKは現在のデータワードの最後のビツ
トがデータ端子2に置かれているときに負行縁部
を発生するワードクロツクである。CK信号は
L/RCK,WDCK、及びDATA入力を同期させ
るために使用される基本的クロツク信号である。
RI及びRI☆は選択されたモードに従つて積分化
保持増幅器38及び51の動作を制御する右チヤ
ネル積分信号である。信号LI及びLI☆は同様に
選択された動作モードに従つて左積分化保持増幅
器51の動作を制御する左チヤネル積分信号であ
る。 図8AはMODE1及びMODE2信号が両方共
「零」であるときのCK,WDCK,L/RCK及び
DATA入力信号を示している。図7においてそ
れぞれフリツプフロツプFF1,FF2及びFF3
の出力に発生した信号FF1,FF2及びFF3は
単にそれぞれL/RCK,WDCK及びDATAの同
期化されたものである。L/RCKの低レベルは
現在のデータが右チヤネルに対するものであるこ
とを示し、又L/RCKの高レベル値は現在のデ
ータが左チヤネルに対するものであることを示し
ている。 INH信号は右チヤネルモード及び左チヤネル
モードの期間中積分化保持増幅器51を禁止し、
従つてINHが「0」に等しいときには左チヤネ
ル積分化保持増幅器51は禁止されない。RIが
「1」であるときには、導体39は伝送ゲート3
6及び抵抗24によつて右チヤネル積分化保持増
幅器38の負入力に結合されている。LIが高い
ときには、導体39は伝送ゲート47及び抵抗2
5によつて左チヤネル積分化保持増幅器51の負
入力に結合されている。右チヤネルデータは交互
に変換されてアナログ形式で右チヤネル出力42
に保持される。左チヤネルワードデータも同様に
交互にアナログ形式に変換されて左チヤネル出力
53に保持される。 図8Bにおいて、波形CK、WDCK、L/
RCK、DATA、FF1,FF2、及びFF3は両モ
ード1,0及び1,1に対して同一である。波形
SCK☆、LDCK、及びRIの上方群はMODE1が
「1」に等しく且つMODE2が「1」に等しいと
きの条件に対応している。底部群のSCK☆、
LDCK、及びRI波形はMODE1が「1」に等し
く且つMODE2が「1」に等しいときの条件に
対応している。これらの両モードに対して、
DACは右チヤネルDAC又は左チヤネルDACとし
て単一の機能だけを果たしている。RI信号は図
8Aの時間図に対するよりも低い周波数において
変化することがわかる。図8Bの上方のSCK☆
波形において、長持続時間高レベルは積分化保持
増幅器38の負入力への右チヤネルデータワード
のゲート作用における遅延に対応している。それ
ゆえ、RI(R)右チヤネル積分信号は両モード
1,0及び1,1に対してRI(L)左チヤネル積
分信号と同時に正になり、従つて右チヤネルデー
タ及び左チヤネルデータの変換が同時に行われ
る。両モード1,0及び1,1において、信号
INHは「1」であり、従つて伝送ゲート66は
オンにされ、そして積分化保持増幅器51は、右
チヤネル積分化保持増幅器38だけが使用されて
いるので、禁止される。 次に、図1における緩衝増幅器43の機能を説
明する。前に示されたように、CMOS伝送ゲー
ト36及び47はそれぞれ右積分(RI)及び左
積分(LI)持続時間中オンである。しかしなが
ら、CMOS伝送ゲート36及び47がオフであ
るときには、導体26及び27における電圧は、
それぞれ、積分化保持増幅器38及び51がコン
デンサ41及び52におけるそれらのそれぞれの
アナログ出力電圧を保持しているときのサイクル
の「保持」部分の期間中変化することができる。
これは、DACはしご形回路網23が反対のチヤ
ネルからの異なつたデイジタルワードを導体39
における異なつたアナログ電圧に変換しているた
めに起こる。それで、次の積分時間が生じると、
積分化保持増幅器38又は51の正及び負の入力
間に大きい差が生じて、それらを飽和させ、これ
により長い回復時間を生じさせる。緩衝増幅器4
3は、CMOS伝送ゲート32及び44と関連し
て、CMOS伝送ゲート36がオフであり且つ
CMOS伝送ゲート32がオンであるときに導体
37と同じ電圧を導体26に持たせることによつ
てそれが生じるのを防止する。これは、積分化保
持増幅器38の正及び負の入力が同じ電位、すな
わち導体64における電位にあるので、行われ
る。それで、CMOS伝送ゲート36が次の積分
期間中にオンに戻されると、導体26及び導体3
7が本質的に導体64と同じ電位になるので、積
分化保持増幅器38の飽和は生じない。CMOS
伝送ゲート44及び47、導体27、並びに積分
化保持増幅器51に対しても動作は同様である。
緩衝増幅器43を実現するための回路は図6に示
されている。
列デイジタル右チヤネル16ビツトデータワード及
び左チヤネル16ビツトデータワードを交互に変換
してその結果生じたアナログ信号をそれぞれ積分
化保持回路38及び51の右チヤネル及び左チヤ
ネル出力42及び53において提供する。「左チ
ヤネル」モードにおいては、この発明のDACは
単に直列左チヤネル16ビツトデータワードをアナ
ログ信号に変換するために使用され、そしてこの
アナログ信号は積分化保持回路38の出力42に
おいて発生される。「右チヤネル」モードにおい
ては、この発明のDACは単に直列左チヤネル16
ビツトデータワードをアナログ信号に変換するた
めに使用されるが、このアナログ信号も又積分化
保持回路38の出力42において発生される。左
チヤネル及び右チヤネルの両モードにおいては、
左チヤネル積分化保持増幅器51は禁止されてい
る。 L/RCK信号はDACの端子2における現在の
データが右チヤネルに属しているか又は左チヤネ
ルに属しているかを示すタイミング信号である。
信号WDCKは現在のデータワードの最後のビツ
トがデータ端子2に置かれているときに負行縁部
を発生するワードクロツクである。CK信号は
L/RCK,WDCK、及びDATA入力を同期させ
るために使用される基本的クロツク信号である。
RI及びRI☆は選択されたモードに従つて積分化
保持増幅器38及び51の動作を制御する右チヤ
ネル積分信号である。信号LI及びLI☆は同様に
選択された動作モードに従つて左積分化保持増幅
器51の動作を制御する左チヤネル積分信号であ
る。 図8AはMODE1及びMODE2信号が両方共
「零」であるときのCK,WDCK,L/RCK及び
DATA入力信号を示している。図7においてそ
れぞれフリツプフロツプFF1,FF2及びFF3
の出力に発生した信号FF1,FF2及びFF3は
単にそれぞれL/RCK,WDCK及びDATAの同
期化されたものである。L/RCKの低レベルは
現在のデータが右チヤネルに対するものであるこ
とを示し、又L/RCKの高レベル値は現在のデ
ータが左チヤネルに対するものであることを示し
ている。 INH信号は右チヤネルモード及び左チヤネル
モードの期間中積分化保持増幅器51を禁止し、
従つてINHが「0」に等しいときには左チヤネ
ル積分化保持増幅器51は禁止されない。RIが
「1」であるときには、導体39は伝送ゲート3
6及び抵抗24によつて右チヤネル積分化保持増
幅器38の負入力に結合されている。LIが高い
ときには、導体39は伝送ゲート47及び抵抗2
5によつて左チヤネル積分化保持増幅器51の負
入力に結合されている。右チヤネルデータは交互
に変換されてアナログ形式で右チヤネル出力42
に保持される。左チヤネルワードデータも同様に
交互にアナログ形式に変換されて左チヤネル出力
53に保持される。 図8Bにおいて、波形CK、WDCK、L/
RCK、DATA、FF1,FF2、及びFF3は両モ
ード1,0及び1,1に対して同一である。波形
SCK☆、LDCK、及びRIの上方群はMODE1が
「1」に等しく且つMODE2が「1」に等しいと
きの条件に対応している。底部群のSCK☆、
LDCK、及びRI波形はMODE1が「1」に等し
く且つMODE2が「1」に等しいときの条件に
対応している。これらの両モードに対して、
DACは右チヤネルDAC又は左チヤネルDACとし
て単一の機能だけを果たしている。RI信号は図
8Aの時間図に対するよりも低い周波数において
変化することがわかる。図8Bの上方のSCK☆
波形において、長持続時間高レベルは積分化保持
増幅器38の負入力への右チヤネルデータワード
のゲート作用における遅延に対応している。それ
ゆえ、RI(R)右チヤネル積分信号は両モード
1,0及び1,1に対してRI(L)左チヤネル積
分信号と同時に正になり、従つて右チヤネルデー
タ及び左チヤネルデータの変換が同時に行われ
る。両モード1,0及び1,1において、信号
INHは「1」であり、従つて伝送ゲート66は
オンにされ、そして積分化保持増幅器51は、右
チヤネル積分化保持増幅器38だけが使用されて
いるので、禁止される。 次に、図1における緩衝増幅器43の機能を説
明する。前に示されたように、CMOS伝送ゲー
ト36及び47はそれぞれ右積分(RI)及び左
積分(LI)持続時間中オンである。しかしなが
ら、CMOS伝送ゲート36及び47がオフであ
るときには、導体26及び27における電圧は、
それぞれ、積分化保持増幅器38及び51がコン
デンサ41及び52におけるそれらのそれぞれの
アナログ出力電圧を保持しているときのサイクル
の「保持」部分の期間中変化することができる。
これは、DACはしご形回路網23が反対のチヤ
ネルからの異なつたデイジタルワードを導体39
における異なつたアナログ電圧に変換しているた
めに起こる。それで、次の積分時間が生じると、
積分化保持増幅器38又は51の正及び負の入力
間に大きい差が生じて、それらを飽和させ、これ
により長い回復時間を生じさせる。緩衝増幅器4
3は、CMOS伝送ゲート32及び44と関連し
て、CMOS伝送ゲート36がオフであり且つ
CMOS伝送ゲート32がオンであるときに導体
37と同じ電圧を導体26に持たせることによつ
てそれが生じるのを防止する。これは、積分化保
持増幅器38の正及び負の入力が同じ電位、すな
わち導体64における電位にあるので、行われ
る。それで、CMOS伝送ゲート36が次の積分
期間中にオンに戻されると、導体26及び導体3
7が本質的に導体64と同じ電位になるので、積
分化保持増幅器38の飽和は生じない。CMOS
伝送ゲート44及び47、導体27、並びに積分
化保持増幅器51に対しても動作は同様である。
緩衝増幅器43を実現するための回路は図6に示
されている。
図1はこの発明の直列16ビツトCMOSDACの
概略的構成図である。図2は図1のブロツク23
に含まれた電圧はしご形回路並びにこれに関連し
たNチヤネルMOSFET及びPチヤネル
MOSFETビツトスイツチの部分的回路図であ
る。図3はPチヤネルビツトスイツチMOSFET
及びNチヤネルビツトスイツチMOSFETのチヤ
ネル抵抗値を整合させるための図1の線図に含ま
れた回路部の一部分の概略図である。図3Aは図
3の回路におけるVREF′電圧を発生するための代
替回路の概略図である。図4は図1のDACに利
用された温度に対して不変の基準電圧回路の概略
的回路図である。図5は図1のDACに利用され
た基準緩衝増幅器の回路図である。図6は図1の
DACに使用された積分化保持増幅器の概略的回
路図である。図7は図1のDACに含まれたモー
ド論理回路の論理図である。図8A及び8Bは図
7のモード論理回路と関連した信号の時間図から
なつている。図9はこの発明の変更R−2R抵抗
性分圧器はしご形回路を説明するのに有効な部分
的回路図である。 これらの図面において、1は16ビツトのデイジ
タル−アナログ変換器、23はDACはしご形回
路網、ビツトスイツチ、ビツトスイツチ駆動器、
電圧基準の回路部、54は基準回路、56は基準
増幅器、74はNチヤネルMOSFET、75はP
チヤネルMOSFET、71,72は抵抗、84A
はNチヤネルビツトスイツチ駆動器、84BはP
チヤネルビツトスイツチ駆動器、2はビツトスイ
ツチ駆動器回路、91は抵抗、93,94,9
6,97,98,103,107はMOSFET、
100,101,104,106は抵抗、11
1,113,114,115,116,122,
126Aは抵抗、117,118,124は
NPNトランジスタ、121,125,126は
MOSFET、VREF,VREF′,VREFOは基準電圧を示
している。
概略的構成図である。図2は図1のブロツク23
に含まれた電圧はしご形回路並びにこれに関連し
たNチヤネルMOSFET及びPチヤネル
MOSFETビツトスイツチの部分的回路図であ
る。図3はPチヤネルビツトスイツチMOSFET
及びNチヤネルビツトスイツチMOSFETのチヤ
ネル抵抗値を整合させるための図1の線図に含ま
れた回路部の一部分の概略図である。図3Aは図
3の回路におけるVREF′電圧を発生するための代
替回路の概略図である。図4は図1のDACに利
用された温度に対して不変の基準電圧回路の概略
的回路図である。図5は図1のDACに利用され
た基準緩衝増幅器の回路図である。図6は図1の
DACに使用された積分化保持増幅器の概略的回
路図である。図7は図1のDACに含まれたモー
ド論理回路の論理図である。図8A及び8Bは図
7のモード論理回路と関連した信号の時間図から
なつている。図9はこの発明の変更R−2R抵抗
性分圧器はしご形回路を説明するのに有効な部分
的回路図である。 これらの図面において、1は16ビツトのデイジ
タル−アナログ変換器、23はDACはしご形回
路網、ビツトスイツチ、ビツトスイツチ駆動器、
電圧基準の回路部、54は基準回路、56は基準
増幅器、74はNチヤネルMOSFET、75はP
チヤネルMOSFET、71,72は抵抗、84A
はNチヤネルビツトスイツチ駆動器、84BはP
チヤネルビツトスイツチ駆動器、2はビツトスイ
ツチ駆動器回路、91は抵抗、93,94,9
6,97,98,103,107はMOSFET、
100,101,104,106は抵抗、11
1,113,114,115,116,122,
126Aは抵抗、117,118,124は
NPNトランジスタ、121,125,126は
MOSFET、VREF,VREF′,VREFOは基準電圧を示
している。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 抵抗性分圧器はしご形回路網を含むCMOS
デイジタル−アナログ変換器のためのビツトスイ
ツチ回路であつて、 a ビツトスイツチ回路であつて、 i 前記抵抗性分圧器はしご形回路網の1つの
端子に接続したドレーン電極と、第1の電源
電圧導体VCCに接続したソース電極と、を有
するPチヤネルビツトスイツチMOSFET7
5と、 前記抵抗性分圧器はしご形回路網の前記1
つの端子に接続したドレーン電極と、第1の
電源電圧導体62上の第1基準電圧VREFを受
けるように接続したソース電極と、を有する
NチヤネルビツトスイツチMOSFET75
と、 を含む前記のビツトスイツチ回路、 b ビツトスイツチ駆動器回路82であつて、 i ビツトスイツチング信号を受けるように接
続した入力と、前記Pチヤネルビツトスイツ
チMOSFETのゲート電極に接続した出力7
7と、を有する第1のCMOSインバータ8
4Bであつて、該第1CMOSインバータの前
記入力に接続したゲート電極と、該第
1CMOSインバータの前記出力に接続したド
レーン電極と、前記第1電源電圧導体に接続
したソース電極と、を有するPチヤネル
MOSFETを含み、また、該第1CMOSイン
バータの前記入力に接続したゲート電極と、
該第1CMOSインバータの前記出力に接続し
たドレーン電極と、第2基準電圧VREF′をも
つ第2の基準電圧導体86に接続したソース
電極と、を有するNチヤネルMOSFETを含
む、前記の第1CMOSインバータ84Bと、 前記ビツトスイツチング信号を受けるよう
に接続した入力と、前記Nチヤネルビツトス
イツチMOSFETのゲート電極に接続した出
力76と、を有する第2のCMOSインバー
タ84Aであつて、前記第1電源電圧導体と
第2の電源電圧導体との間に接続した、前記
の第2CMOSインバータ84Aと、 を含む前記のビツトスイツチ駆動回路82、 c ビツトスイツチ抵抗整合回路であつて、 i 前記第2基準電圧導体86上に前記第2基
準電圧VREF′を発生する基準電圧回路87と、 前記第2基準電圧を調節するためにレーザ
トリミングによつて調節可能な、前記基準電
圧回路内の抵抗91と、 出力105と、前記第2基準電圧導体に接
続した入力と、を有する電圧モニタ回路であ
つて、前記第2基準電圧導体に接続したゲー
ト電極と、前記第1電源電圧導体に接続した
ソース電極と、該電圧モニタ回路の前記出力
に接続したドレーン電極と、を有するPチヤ
ネルMOSFET103を含み、また、前記第
1電源電圧導体に接続したゲート電極と、前
記第1基準電圧導体に接続したソース電極
と、該電圧モニタ回路の前記出力に接続した
ドレーン電極と、を有するNチヤネル
MOSFET107を含み、該電圧モニタ回路
の前記PチヤネルMOSFET103と前記N
チヤネルMOSFET107の各チヤネル幅対
長さ比の間の比は、前記Pチヤネルビツトス
イツチMOSFET75と前記Nチヤネルビツ
トスイツチMOSFET74の各チヤネル幅対
長さ比の間の比に等しく、また前記電圧モニ
タ回路は、前記抵抗91をトリムして前記P
チヤネルビツトスイツチMOSFET75と前
記NチヤネルビツトスイツチMOSFET74
のオン抵抗が互いに精密に等しくなるような
値をもつようにしたときに、所定の出力電圧
レベルを発生するようにした、前記の電圧モ
ニタ回路と、 を含む前記のビツトスイツチ抵抗整合回路、 を備えたCMOSデイジタル−アナログ変換器の
ためのビツトスイツチ回路。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/062,774 US4800365A (en) | 1987-06-15 | 1987-06-15 | CMOS digital-to-analog converter circuitry |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6454819A JPS6454819A (en) | 1989-03-02 |
JPH0578215B2 true JPH0578215B2 (ja) | 1993-10-28 |
Family
ID=22044714
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63136610A Granted JPS6454819A (en) | 1987-06-15 | 1988-06-02 | Cmos digital-analog converter circuit |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4800365A (ja) |
JP (1) | JPS6454819A (ja) |
KR (1) | KR950012976B1 (ja) |
DE (1) | DE3820260A1 (ja) |
FR (1) | FR2618621A1 (ja) |
GB (1) | GB2206009B (ja) |
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