JPH0578187U - ステッピングモータ - Google Patents

ステッピングモータ

Info

Publication number
JPH0578187U
JPH0578187U JP1508592U JP1508592U JPH0578187U JP H0578187 U JPH0578187 U JP H0578187U JP 1508592 U JP1508592 U JP 1508592U JP 1508592 U JP1508592 U JP 1508592U JP H0578187 U JPH0578187 U JP H0578187U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
hole
magnet rotor
stepping motor
stator hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP1508592U
Other languages
English (en)
Inventor
清水  仁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP1508592U priority Critical patent/JPH0578187U/ja
Publication of JPH0578187U publication Critical patent/JPH0578187U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステータに形成したステータ孔の両側にある
連結部の飽和磁束密度特性を面倒な加工などを必要する
ことなく所望のものにできるようにしてコストダウンす
る。 【構成】 マグネットロータ13にインデックストルク
を生じさせる形状のステータ孔11aを形成したステー
タ11を基板Bに位置決め固定する。ステータ孔11a
に回転自在に収容したマグネットロータを、ステータ1
1に巻回して設けたコイル12に流す電流の方向を交互
に切り換えて一方向に回転させる。ステータ11を位置
決め固定するための基板Bのインサート成形によって、
ステータ孔11aの両側の連結部11bを押さえるステ
ータ押え片b14を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はステッピングモータに係り、特に、直径方向にNS極が着磁された円 柱状のマグネットロータと、このマグネットロータに作用する磁路を形成する閉 磁気回路とを備え、この閉磁気回路に巻回したコイルに流す電流を制御してマグ ネットロータに作用する磁力方向を切り換えてマグネットロータに回転トルクを 生じさせるようにした例えば2極ベラ形ステッピングモータと呼ばれるステッピ ングモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のステッピングモータは、例えば時間の進行に伴う車両の速度変化 などの運行状態を記録するタコグラフにおいて、運行状態を記録するチャート紙 や時計を回転駆動する時計機構の動力源として使用される。
【0003】 図4及び図5はタコグラフに使用されるステッピングモータを示すもので、合 成樹脂の成形によって形成された下基板Aと上基板Bとにより、ステッピングモ ータを構成する各種の部品が支持されている。
【0004】 ステッピングモータは、パーマロイなどの磁性材料からなる薄板を打ち抜き金 型成形して形成され、上基板Bに位置決め固定されたステータ11を有する。こ のステータ11には、ステータ孔11aが形成されると共に、ボビンに巻回した コイル12が装着されている。ステータ孔11aには、下基板A及び上基板Bと 一体の舌状片b1 にそれぞれ形成された軸受a1 及びb2 によって回転軸13a が回転自在に軸受された偏平円柱状のマグネットロータ13が回転自在に収容さ れ、マグネットロータ13にはその直径方向にNS極が着磁されている。
【0005】 ステータ11は、コイル装着部の一側部分とステータ孔11aの部分とで分割 されたステータ片111 及び112 からなっている。ステータ片111 及び11 2 の一端部には、ステータ孔11aを形成するため半円形状の凹部11a1 ,1 1a2 がその軸心を互いに反対方向にずらしてそれぞれ形成されている。
【0006】 上記ステータ11のステータ片111 ,112 は、上基板Bに突設された係合 ピンb3 が係合されて位置決めされ、上基板Bに一体成形された押え片b4 によ って押えられると共に、上基板Bに突設された溶着ピンb5 が溶着されて固定さ れている。
【0007】 上記コイル12には、図示しない水晶発振回路が発生する発振信号に基づいて 形成した所定幅を有する逆極性の電圧が所定間隔毎に印加され、ステータ11に よって形成される閉磁気回路には、電圧極性に応じた方向に磁束が間歇的に流さ れるようになる。
【0008】 上述した構成のステッピングモータの動作原理を図6を参照して以下説明する 。まず、コイル12に電圧が印加されていないときには、閉磁気回路にはコイル 12による磁束は流れない。その代わりに、一対のステータ片111 ,112 の 一端部の半円形状の凹部11a1 ,11a2 により形成されているステータ孔1 1a内に回転自在に収容されているマグネットロータ13による磁束が、マグネ ットロータ13と凹部11a1 ,11a2 との隙間(磁気ギャップ)が小さく磁 気抵抗の小さな点P1 及びP2 を通じて流れようとする。よって、マグネットロ ータ13にはそのNS極を点P1 及びP2 に対向させるインデックストルクが作 用するようになる。
【0009】 今、マグネットロータ13が図6(a)に示すような状態に拘束さているとき に、コイル12に図6(b)に示すような方向の電流を流すと、ステータ片11 1 ,112 には図示のような方向に磁束が流れ、マグネットロータ13のNS極 がこの磁束方向に倣うように反時計方向に回転される。
【0010】 その後、コイル12に印加していた電圧を除くと、ステータ片111 ,112 に流れていた磁束がなくなり、マグネットロータ13は再び上記インデックスト ルクの作用を受けて、マグネットロータ13はそのNS極が点P2 及びP1 に対 向する位置まで回転され、図6(c)に示すような状態になる。
【0011】 続いて、コイル12に上記電圧と逆極性の電圧を印加すると、図6(d)に示 すように、ステータ片111 ,112 には図6(b)の場合と逆の方向に磁束が 流れ、マグネットロータ13のNS極がこの磁束方向に倣うように反時計方向に 回転され、印加電圧を除くと図6(a)の元の状態に戻るようになり、上述のよ うなことを繰り返すことによってマグネットロータ13は反時計方向に回転され る。
【0012】 ところで、上述したスッテピングモータでは、ステータ11はステータ孔11 aの部分で分割した一対のステータ片111 ,112 からなっていて、ステータ 孔11aはステータ片111 及び112 の位置決めによって初めて形成されるた め精度良く形成することが難しい。そこで、ステータ孔11aの精度が一対のス テータ片111 ,112 の位置決め精度に左右されないように、図7乃至図9に 示すように、ステータ11をステータ孔11aの部分で分割せずに図示しない他 の部分で分割し、ステータ孔11aをインデックストルクが生じるような形状に 形成するようにしたステータ11が使用される場合もある。
【0013】 この場合、ステータ孔11aの両側に連結部11bが形成されるようになるが 、この連結部11bの幅tはインデックストルクに影響を与え、この幅をあまり 大きくするとステータ孔11a内の磁場が弱くなってトルクの低下を招く。従っ て、この連結部11bの幅tはできるだけ小さくすることが望まれるが、あまり 小さくすると機械的強度が低下して、この部分でステータ11が変形してしまい 、組み立てや精度上の目的を達成することができない。
【0014】 そこで、ステータ11を形成しているパーマロイのような磁性材料が熱処理後 の機械的な歪みによって飽和磁束密度が低下するという特性を有することに鑑み 、連結部11bを図7に示すように湾曲成形したり、図8に示すように潰したり 、或いは図9に示すように上基板に金属板を使用してこれにステータ11を固定 するために連結部11bの部分をスポット溶接して歪ませることにより、連結部 11bの幅tをあまり小さくすることなく所望の飽和磁束密度特性を得ることが 行われている。
【0015】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述したような加工工程や取り付け工程を経て所望の飽和磁束密度特 性を得るようにしたものでは、余分のコストがかかっていまい、コスト高になる という問題があった。
【0016】 よって本考案は、上述した従来の問題に鑑み、ステータに形成したステータ孔 の両側にある連結部の飽和磁束密度特性を面倒な加工などを必要することなく所 望のものにできるようにしてコストダウンを図ったステッピングモータを提供す ることを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本考案により成されたステッピングモータは、基板に 位置決め固定したステータにステータ孔を形成し、該ステータ孔に直径方向にN S極を着磁したマグネットロータを回転自在に収容し、前記ステータ孔を前記マ グネットロータにインデックストルクを生じさせる形状となすと共に前記ステー タに巻回して設けたコイルに流す電流の方向を交互に切り換えて前記マグネット ロータを一方向に回転するようにしたステッピングモータにおいて、前記ステー タを位置決め固定するための基板のインサート成形によって、前記ステータ孔の 両側の連結部を押さえるステータ押え片を形成したことを特徴としている。
【0018】
【作用】
上記構成により、ステータを位置決め固定するための基板のインサート成形に よって形成したステータ押え片により、ステータ孔の両側の連結部を押さえてい るので、ステータを基板に固定する別個の作業が必要なくなり、またインサート 成形の基板の熱収縮によってステータ押え片が連結部を歪ませ、この機械的歪み によって連結部の飽和磁束密度が低下されるようになり、連結部に別個に機械的 な歪みを与えることが必要なくなっている。
【0019】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1乃至図3は本考案によ るステッピングモータの一実施例を示し、図4及び図5について上述した従来の ものと同一の部分には同一の符号を付してある。
【0020】 図1乃至図3において、ステータ11はコイル12が装着されている部分の両 側において一対のステータ片1111,1112に分割され、ステータ片1111には ステータ孔11aが形成され、このステータ孔11aの内周にはインデックスト ルクを生じさせるための半円状の切り欠き11a11がステータ片1111の磁路方 向に対して所定の角度傾斜した中心線上に対向して形成され、ステータ孔11a の両側の連結部11bにはその幅を狭くするためステータ片1111の側方に開口 した凹部11b1 が形成されている。
【0021】 上述のようなステータ片1111は上基板Bの成形の際にインサート成形によっ て上基板Bと一体化されている。この成形の際、舌状片b11も一体に形成され、 この舌状片b11に形成された軸受b12によってステータ孔11a内に回転自在に 収容したマグネットロータ13の回転軸13aの一端が軸受されている。インサ ート成形によって上基板Bと一体化されたステータ片1111は、上基板Bと一体 に形成された係合ピンb13によって位置決めされる。しかも、上基板Bと一体に 形成されたステータ押え片b14によってステータ孔11aの両側の連結部11b が押えられている。なお、コイル12を装着したステータ片1112は上基板Bと 一体に形成した溶着ピンb15の溶着によってステータ片11と連結されている。
【0022】 上述のようにステータ片1111は上基板Bのインサート成形によって上基板B と一体化されるため、これを別個に位置決め固定して上基板Bに取り付ける作業 が不要になる。
【0023】 しかも、ステータ片1111はステータ孔11aの両側の連結部11bの部分が インサート成形の際に同時に成形されるステータ押え片b14によって押えられて いる。従って、連結部11bには成形後の上基板Bの熱収縮によってステータ押 え片b14を介して機械的な歪みが与えられ、この機械的歪みによって連結部11 bの飽和磁束密度が低下されるようになり、連結部11bに特別な加工などを施 すことなく、所望の飽和磁束密度特性が得られるようになる。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、インサート成形によって形成したステー タ押え片によりステータ孔の両側の連結部が押さえられると共に、インサート成 形後の基板の熱収縮によってステータ押え片により連結部に機械的歪みが与えら れ、ステータの固定と同時に連結部の飽和磁束密度が低下されるようになるので 、連結部に別個の機械加工などによって機械的な歪みを与えることが必要なく、 コストアップを招くことなく所望の飽和磁束密度特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案によるステッピングモータの一実
施例を示す平面図である。
【図2】図1の一部分の拡大断面図である。
【図3】図1の他の部分の拡大断面図である。
【図4】従来のステッピングモータの一例を示す平面図
である。
【図5】図4の一部分の拡大断面図である。
【図6】ステッピングモータの動作原理を説明するため
の図である。
【図7】従来のステッピングモータのステータの一変形
例を示す図である。
【図8】従来のステッピングモータのステータの他の変
形例を示す図である。
【図9】従来のステッピングモータのステータの更に他
の変形例を示す図である。
【符号の説明】
B 基板(上基板) 11 ステータ 11a ステータ孔 11b 連結部 12 コイル 13 マグネットロータ b14 ステータ押え片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に位置決め固定したパーマロイから
    なるステータにステータ孔を形成し、該ステータ孔に直
    径方向にNS極を着磁したマグネットロータを回転自在
    に収容し、前記ステータ孔を前記マグネットロータにイ
    ンデックストルクを生じさせる形状となすと共に前記ス
    テータに巻回して設けたコイルに流す電流の方向を交互
    に切り換えて前記マグネットロータを一方向に回転する
    ようにしたステッピングモータにおいて、 前記ステータを位置決め固定するための基板のインサー
    ト成形によって、前記ステータ孔の両側の連結部を押さ
    えるステータ押え片を形成したことを特徴とするステッ
    ピングモータ。
JP1508592U 1992-03-23 1992-03-23 ステッピングモータ Withdrawn JPH0578187U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1508592U JPH0578187U (ja) 1992-03-23 1992-03-23 ステッピングモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1508592U JPH0578187U (ja) 1992-03-23 1992-03-23 ステッピングモータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0578187U true JPH0578187U (ja) 1993-10-22

Family

ID=11879010

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1508592U Withdrawn JPH0578187U (ja) 1992-03-23 1992-03-23 ステッピングモータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0578187U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005022727A1 (ja) * 2003-08-29 2005-03-10 Fdk Corporation ステッパモータ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005022727A1 (ja) * 2003-08-29 2005-03-10 Fdk Corporation ステッパモータ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4048548A (en) Stepping motor
US4162418A (en) Stepping motor for electronic clock
US4571516A (en) Electromagnetic motor
JPH0687651B2 (ja) リニアパルスモ−タ
JPH0578187U (ja) ステッピングモータ
KR900005759B1 (ko) 회전수검출수단을 구비한 전동기
CA1069572A (en) Stepping motor with stator pole extensions to provide magnetic detent
JP4723137B2 (ja) 時計用ステップモーター
JP3268707B2 (ja) 電磁駆動装置
JPH0574183U (ja) ステッピングモータ
JP2002090473A (ja) 時計用ステップモータ
JPS5837791B2 (ja) 回動変位駆動装置
US4361772A (en) Micro stepping motor for electronic watches
JPS60128483U (ja) 小型電動機
JP2578527Y2 (ja) 2極ラベ型ステッピングモータ
JPS60200757A (ja) ハイブリツド形リニヤパルスモ−タ
SU1050058A1 (ru) Однофазный шаговый двигатель
JPS6142262A (ja) ブラシレスモ−タ
JPS61199455A (ja) ステツピングモ−タ
JPS63161861A (ja) 可動コイル型モ−タ
JP2952599B2 (ja) 小型回転磁界型モータ
JPS6110958A (ja) 正逆転モ−タ
JPS62202077U (ja)
JPS5843428Y2 (ja) 直線運動電動機
JP2002040169A (ja) 時計用ステップモータ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960606