JPH057796A - モール屑から金属片を回収する方法およびその装置 - Google Patents

モール屑から金属片を回収する方法およびその装置

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JPH057796A
JPH057796A JP3191035A JP19103591A JPH057796A JP H057796 A JPH057796 A JP H057796A JP 3191035 A JP3191035 A JP 3191035A JP 19103591 A JP19103591 A JP 19103591A JP H057796 A JPH057796 A JP H057796A
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JP
Japan
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pieces
metal
plastic
metal pieces
waste
Prior art date
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Pending
Application number
JP3191035A
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English (en)
Inventor
Takehiko Inoue
岳彦 井上
Kazuhiro Suzuki
和弘 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyokin Co Ltd
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Toyokin Co Ltd
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Toyokin Co Ltd, Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Toyokin Co Ltd
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Publication of JPH057796A publication Critical patent/JPH057796A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 廃車などから除去したモール屑を金属片とプ
ラスチック片とに分離させることで、モール屑から良質
な金属片を回収可能とする。 【構成】 モール屑10を破砕機4に供給してほぼ10
0mm〜5mmの長辺粒度に細断して細断片11とし、磁選
機6に供給して金属片13とプラスチック片12とに分
離し、風力選別機7に金属片13を供給して精選した金
属片15とダスト類14とに選別し、モール屑10から
高比重細片からなる精選した金属片を回収可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モール屑から金属片を
回収するさいに高い回収率をもって金属片を回収するモ
ール屑から金属片を回収する方法およびその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車などの廃車から自動車など
に装着されている装飾用のモールを除去して得られたモ
ール屑は、そのまま油圧プレスなどを用いて圧縮加工さ
れて成形モール屑として電気炉等に供給されて溶解処理
されている。また、モール屑は低温に冷却された後、低
温破砕機に供給されて低温脆性を利用して低温破砕され
て、モール屑から金属片を回収するようにされている。
一方、破砕機によって破砕された金属スクラップからプ
ラスチックや紙、布屑などを所定の比重を有する粉末を
用いた比重選別により分別し、金属片を回収するように
したものが知られている(特開昭58−210867号
公報)。この形式の金属片を回収する方法および装置で
は、モール屑は破砕機によって破砕、細断されて金属片
とプラスチックとに剥離され、引続き、所定の比重を有
する粉末とともに容器内にて振動させることにより、金
属片とプラスチックとは粉末ごとに各層別に分別され、
引続き振動篩を用いて粉末を分離させてモール屑から金
属片を回収するようになっており、プラスチック片は別
途処分される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構成は、破砕機の不適切な運転条件によってモール屑が
破砕される場合、モール屑は適正な粒度に細断、破砕さ
れないので、金属片とプラスチック片とに確実に剥離さ
れないまま破砕機から排出されることになり、したがっ
て、破砕品を選別させる選別機においても、金属片とプ
ラスチック片とを確実に選別できないので、モール屑か
ら金属片を高い回収率をもって回収することができない
ことがある。また、破砕品を比重選別させるさいに、所
定の比重を有する粉末ごとに振動篩を用いて粉末を分離
させるために、工程ならびに装置とこれに伴う操作を複
雑にさせてしまうことがあり、好ましくない。
【0004】本発明は上述の問題点を解決するためにな
されたもので、その目的は、モール屑を細断、破砕させ
るさいに、ほぼ100mm〜5mmの粒度にしてほぼ100
mm〜50mmの金属片とほぼ5mmのプラスチック片とに確
実に剥離させ、磁選工程と風力選別工程とによりモール
屑から精選された金属片を高い回収率をもって回収する
ことができるモール屑から金属片を回収する方法および
その装置を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の方法は、モール
屑から金属片を回収する方法であって、モール屑をほぼ
100mm〜5mmの粒度に細断してほぼ100mm〜50mm
の金属片とほぼ5mmのプラスチック片とに剥離させる工
程と、磁選により金属片とプラスチック片とに分離させ
る工程と、前記金属片を風力選別により精選させる工程
と、を含んでいる。上記方法の実施に供する装置は、モ
ール屑をほぼ100mm〜5mmに細断して金属片とプラス
チック片とに剥離させる破砕機と、前記金属片とプラス
チック片をそれぞれに分離させる磁選機と、前記金属片
からダスト類を分離して精選させる風力選別機と、を含
んでいる。
【0006】
【作用】以上の構成により、長大な不規則形状をもつモ
ール屑はほぼ100mm〜5mmの長辺粒度をもって細断さ
れてほぼ100mm〜50mmの金属片とほぼ5mmのプラス
チック片とに剥離され、引続き、磁選工程、精選工程を
経て、モール屑からプラスチックが残存して被覆されて
いない良質な金属片を回収することができる。
【0007】本発明においては、モール屑はほぼ100
mm〜5mmの長辺粒度をもって細断されることが適当であ
るとしている。プラスチック片がほぼ5mmを越える場合
には金属片とプラスチック片とを確実に剥離することが
困難であり細断品にはプラスチックが残存されたままと
なる。一方ほぼ5mm未満の場合には破砕機の消費動力や
構成部品の損耗などを増大させるとともに回収された金
属片の利用工程を複雑化させてしまう。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して具体
的に説明する。図1は、本発明の一実施例を示す系統図
である。
【0009】モール屑10は、金属成形品のものにその
表面をプラスチックなどで被覆してなるもので、断面形
状は例えば、ほぼC形をなすとともに不規則形状をなし
ている。前記金属としては、例えば13%Cr鋼などマ
ルテンサイト系ステンレス鋼などが用いられ、前記プラ
スチックとしては、例えば、塩化ビニール樹脂などが用
いられている。
【0010】モール屑10は廃車から除去されてホッパ
1に受入れられて、輸送手段2を用いてホッパ1から破
砕機4に組込まれた押込み供給機3に供給される。押込
み供給機3は破砕機4へのモール屑10の供給速度が所
望する値となるように調節するとともに、モール屑10
の長大な不規則形状のものを圧縮させながら整然とした
配列状態となるように強制せしめて破砕機4に供給させ
ている。破砕機4としては、回転する細断子および固定
した細断子とが組合わされたシュレッダ、ハンマーミ
ル、カッタミルなどが好適であり、いずれも排出部に格
子を備え、格子は目開きを有しており、細断片がほぼ1
00mm〜5mmの長辺粒度となるように目開き寸法が規制
されている。また破砕機4としては垂直方向もしくは水
平方向に主軸を配設したものが用いられる。破砕機4の
運転によって細断された細断片11は、上述したように
ほぼ100mm〜5mmの長辺粒度に細断されているととも
に、破砕操作のさいに、操作力が加えられてほぼ100
〜50mmの金属片13とほぼ5mmのプラスチック片12
とに剥離され、細断片11は金属片13とプラスチック
片12との集合状態にされている。
【0011】次いで、前記細断片11は輸送手段5を用
いて磁選機6に供給される。磁選機6においては磁石を
用いて磁性体である金属片13と非磁性体であるプラス
チック片12との各々の群に分離され、金属片13は風
力選別機7に移送されるとともに、プラスチック片12
は非磁性体ホッパ8に貯蔵される。前記細断片11の長
辺粒度は、磁選機6における磁選操作を効率よく行わせ
るためにも適当である。磁選機6の磁石としては公知の
電磁石または永久磁石を用いることができ、また構造と
しては、回転ドラム式または吊下げ式などが好適であ
る。そして磁選機6の分離効率を向上させるために、複
数の磁選機6を直列に配設し、多段の磁選操作を行うこ
とも試みられる。
【0012】次いで、金属片13は風力選別機7におい
て精選された金属片15とダスト類14とに分離され
る。風力選別機7においては金属片13に重力または遠
心力あるいは慣性力を作用させるとともに、気流を利用
して金属片15の表面に付着したダスト類14や一部の
プラスチック片12の粒子とに選別させることにより、
金属片15の精選が行われ、精選された金属片15とダ
スト類14とに分離されるとともに、ダスト類14は前
記非磁性体ホッパ8に貯蔵される。風力選別機7として
は、公知の固定式または機械移動式のものが用いられ、
さらに、金属片13と気流とが向流、並流もしくは十字
流にて接触するものが用いられる。ことに機械移動式の
ものを用い金属片13を移動させ、その配列姿勢を変換
させながら気流と接触させることにより良好な風力選別
を達成させることができる。
【0013】次いで、磁性体ホッパ9に貯蔵された精選
された金属片15は次工程である利用工程において、例
えば電気炉溶解などに利用されるとともに、非磁性体ホ
ッパ8に貯蔵されたプラスチック片12やダスト類14
は廃棄物16として次工程などにおいて焼却処理などが
行われる。
【0014】かくして、廃車などから除去して得られた
モール屑は、本実施例における諸工程を経て、良質にし
てしかも高い回収率をもって精選された金属片15を回
収することができる。この精選された金属片15は減容
されて高い比重をもち、細片であることもあって取扱い
が容易であるという特性が得られて、製鋼原料等に直接
に利用可能なので経済的にも優れた効果を得ることがで
きる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、モール
屑の細断による金属片とプラスチック片との剥離がなさ
れ、プラスチック片の分離と金属片の精選とを行なえる
ようにしたことから、良質な金属片が回収され、製鋼原
料等に直接利用することを経済的に実現できるという効
果が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す系統図である。
【符号の説明】
4 破砕機 6 磁選機 7 風力選別機 10 モール屑 12 プラスチック片 14 ダスト類 15 金属片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モール屑から金属片を回収する方法であ
    って、モール屑をほぼ100mm〜5mmの粒度に細断して
    ほぼ100mm〜50mmの金属片とほぼ5mmのプラスチッ
    ク片とに剥離させる工程と、磁選により金属片とプラス
    チック片とに分離させる工程と、前記金属片を風力選別
    により精選させる工程と、を含んでいることを特徴とす
    るモール屑から金属片を回収する方法。
  2. 【請求項2】 モール屑をほぼ100mm〜5mmに細断し
    て金属片とプラスチック片とに剥離させる破砕機と、前
    記金属片とプラスチック片をそれぞれに分離させる磁選
    機と、前記金属片からダスト類を分離して精選させる風
    力選別機と、を含んでいることを特徴とするモール屑か
    ら金属片を回収する装置。
JP3191035A 1991-07-05 1991-07-05 モール屑から金属片を回収する方法およびその装置 Pending JPH057796A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6102311A (en) * 1998-06-17 2000-08-15 Fujikawa Kinzoku Co., Ltd. Working method of crushing and separating waste substance of weather strip and apparatus therefor
US7063213B2 (en) 2002-07-22 2006-06-20 Mba Polymers, Inc. Mediating electrostatic separation

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS567545B2 (ja) * 1976-01-09 1981-02-18
JPS5940511A (ja) * 1982-08-31 1984-03-06 Toshiba Corp 変圧器

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