JP3344709B2 - 廃家電品の破砕装置および破砕方法 - Google Patents

廃家電品の破砕装置および破砕方法

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修 松本
義之 高村
勉 長谷川
政克 林
俊明 三坂
政樹 佐藤
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日立金属株式会社
株式会社日立製作所
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    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃家電品の処理に
おいて、廃家電品の構成材料別に選別し、その後の処理
に便なる様に粉砕し、各成分毎に分散させると共に寸法
を減じ、揃える技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、廃家電品は単純に圧縮して各部材
の寸法を減じさせて、家電品の占める空間容積を減少さ
せ、埋め立てに要する空間を節約して処理するものであ
った。また一部には、磁選機等により鉄片等を回収し、
上記空間節約と資源回収を図っている例もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような単純に
破砕し空間容積を減じさせて埋め立ててしまう処理法で
は、廃家電品に含まれる種々の金属類(鉄・アルミニウ
ム・銅・ステンレス鋼等)、プラスチック類(PE・P
VC・ABS・PP・PS等)、ガラス、木材、油類等
の中で、再生利用可能な資源を回収せずに捨て去った
り、また一部発泡プラスチック中に含まれる有害物
(例、フロン)を排出してしまう問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、廃家電品
の破砕装置であり、廃家電品を粗破砕する粗破砕手段
と、粗破砕された部材中から一部の部材を取り除く除去
手段と、一部の部材が取り除かれた粗破砕部材を細破砕
する細破砕手段とを有することを特徴とする。上記一部
の部材が発泡合成樹脂である場合は、上記除去手段は上
記発泡合成樹脂を気流により選別する手段であることが
好ましい。
【0005】第2の発明は、廃家電品の破砕方法であ
り、廃家電品を粗破砕する粗破砕ステップと、粗破砕さ
れた部材中から一部の部材を取り除く除去ステップと、
一部の部材が取り除かれた粗破砕部材を細破砕する細破
砕ステップとを有することを特徴とする。上記一部の部
材が発泡合成樹脂である場合は、上記除去ステップは上
記発泡合成樹脂を気流により選別するステップであるこ
とが好ましい。
【0006】廃家電品は、まずカッター幅50〜200
mmの刃を周上に4〜8枚備えたディスクを交互に装着
した粗破砕機により粗破砕(粗切断)される。ここで、
各部材はその原形を破壊されて100〜300mm程度
に破砕される。しかし未だ金属同志又はプラスチック類
は一部結合しているので、次に衝撃式破砕機等により、
一部結合した金属やプラスチック類を完全に互いに分離
させる。
【0007】金属とプラスチック類を分離することによ
り、廃家電品構成物の中で、最も重量当りの容積が大き
い冷蔵庫の断熱用の発泡ウレタンを、気流選別により分
離できる。この発泡ウレタンは発泡剤にフロン11を使
用しているものが多く、近年のオゾン層破壊の原因とも
指摘されており、本発明では気流選別機により、後工程
にて回収無害化に便ならしめるものである。また破砕を
粗破砕にとどめているのは、発泡ウレタンを破砕してフ
ロン11の放出が促進されることを抑制し、且つ破砕処
理能力(容積に依存する)の制約を回避することができ
るためである。フロンガスの放出を最小限に抑え、しか
も気流選別できる大きさとしては150〜200mm角
程度が望ましい。
【0008】気流選別により発泡ウレタンを除去した後
も粗破砕片は未だ100〜300mm程度の寸法を保持
しており、以降の金属やプラスチック類の選別には大き
すぎ、また金属相互のからみつきも一部存在して選別効
率を低下させるおそれがある。このため最後に細破砕
(切断)機を設け、金属とプラスチック類を20〜80
mm角に破砕し、またガラス類は更に微小片に破砕す
る。望ましい大きさは回収後の処理を考慮したら50m
m角程度がよい。
【0009】以上の処理により発泡ウレタンはフロン1
1回収無害化の工程に搬送し、またその他の成分(金
属,プラスチック類,木片等)は以降の選別に便なる寸
法まで破砕して搬出する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図1に基づいて
説明する。本設備に投入される廃家電品はシュート1を
通り、粗破砕機2に達する。粗破砕機2は、2本の軸に
各々幅150mmのカッター付きのディスクが交互に装
着されており、カッター刃の先端は対向軸の面との間
に、0.1〜0.5mmの隙間を保ち、噛み込んだ製品
を切断する。対向するカッター刃との相互の隙間も同様
に0.1〜0.5mm程度で、同じく切断機能を維持す
る。またカッター刃は、直径500mmのディスク周上
に8ヶ装着され、このディスクの周上の刃の装着間隔で
切断長さが規定される。この場合は約300mm程度と
なり、切断片としては150mm幅×約300mm長程
度の寸法になり、一般廃家電品の原形破壊と分離に適切
な寸法である。
【0011】粗破砕された部材は、破砕機2の後のシュ
ートa7を通過し、衝撃破砕機3に至る。衝撃破砕機3
は直径1000mm、幅1500mmのディスクの周上
にヒンジで6〜16本が取付けられたハンマーを有し、
このディスクが回転するとにより、そのハンマーが粗破
砕された部材に衝撃力を与えるものである。粗破砕され
た部材は、この時点では金属及びプラスチック類、断熱
発泡ウレタン材等は相互に付着からみついている為、こ
の衝撃破砕機3により適度な衝撃力を加え、特に断熱用
発泡ウレタン材を分離させる。周速が5〜20m/sが
適度な衝撃力を発生するが、本実施例では10m/sの
周速とした。
【0012】衝撃破砕機3を通過した製品は、シュート
b8をを経過して、気流選別機4に達する。気流選別機
4は、下部の空気流入口9(一般には、設備開口が多く
必須ではない)より導入された気流により、発泡ウレタ
ンをダクト11より排出させる。発泡ウレタンは、見掛
比重が0.02程度と非常に小さく、分離は比較的容易
である。この時の風速は10m/sに設定して分離し
た。
【0013】残った部材は、気流選別機4を通過して細
破砕機5に至る。細破砕機5は50〜150mm幅×約
300mm長の製品を、20〜80mm角程度まで細破
砕するもので、基本構造は粗破砕機2と同じく、2本の
軸にカッター付きのディスクを交互に装着したものであ
るが、ディスク寸法が約30〜60mm幅で、カッター
は間隔が約100mm程度に設定したものである。本実
施例ではディスク寸法を40mm幅とし、周上に16枚
のカッターを装着した直径400mmのディスクにより
細破砕して平均約50mm角程度に細破砕した。全体的
に小型化されているが、処理能力に大きな影響をおよぼ
す発泡ウレタン材が除去された後では十分処理能力を維
持する。
【0014】細破砕された排出物12は、シュートc1
0を通過してコンベヤ6にて次工程へ搬出される。排出
物12の成分は、原料より容積の大きな割合を占める発
泡ウレタンが除去され、平均寸法が50mm角程度に揃
えられ、後工程による選別、分離に適度な形状となる。
なお、本実施例では投入部にシュート1を用いたが、ホ
ッパーでもよく、また各装置間のつなぎはシュート7,
8,10を使用したが、部材を移動できる手段、例えば
ベルトコンベヤ、ケースコンベヤなどであっても十分そ
の役割を果たす事はいうまでもない。
【0015】更に、気流選別機、細破砕機5との間に、
目開き25〜100mmのスクリーンを備えた篩式選別
機を設置すると、スクリーンを通過した部材は、そのま
ま次の選別工程へ搬送し、残った部材のみを細破砕機5
に通せば、細破砕機5の負荷を軽減できると共に、ガラ
ス片等が微細化される過剰破砕を防止することができ
る。更には、スクリーンを通過しない部材を粗破砕機2
へ戻してやることにより細破砕機5を省略することも可
能である。
【0016】
【発明の効果】本発明により廃家電品の構成部材がそれ
ぞれ細断され、後処理で選別分離しやすくなり、またフ
ロンガスを含んだ発泡ウレタンは、細破砕せずに最小限
のフロンガス放出で無害化工程へ排出させ地球環境を守
ることができ、更に他の有効構成部材は回収再利用がし
やすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例を示す模式図である。
【符号の説明】
1 受入シュート 2 粗破砕機 3 衝撃破砕機 4 気流選別機 5 細破砕機 6 搬出コンベヤ 7 排出シュートa 8 排出シュートb 9 空気流入口 10 排出シュートc 11 ダクト 12 排出物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 政克 茨城県牛久市田宮町番外1−129 (72)発明者 三坂 俊明 千葉県柏市増尾51−114 (72)発明者 佐藤 政樹 神奈川県横浜市保土ヶ谷区権太坂3−33 −10バブコック日立保土ヶ谷アパートB −33 (56)参考文献 特開 平3−161057(JP,A) 特開 平3−181379(JP,A) 特開 昭50−156754(JP,A) 特開 昭55−121871(JP,A) 特開 昭60−64648(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02C 1/00 - 25/00 B09B 1/00 - 5/00 B07B 1/00 - 15/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃家電品を粗粉砕する粗粉砕手段と、 粗粉砕された部材中から発泡合成樹脂気流により取り
    除く除去手段と、発泡合成樹脂 が取り除かれた粗粉砕部材を細粉砕する細
    粉砕手段と、 からなることを特徴とする廃家電品の破砕装置。
  2. 【請求項2】 廃家電品を粗粉砕する粗粉砕ステップ
    と、 粗粉砕された部材中から発泡合成樹脂気流により取り
    除く除去ステップと、発泡合成樹脂 が取り除かれた粗粉砕部材を細粉砕する細
    粉砕ステップと、 からなることを特徴とする廃家電品の破砕方法。
  3. 【請求項3】 廃家電品を粗粉砕する粗粉砕ステップ
    と、 粗粉砕された部材中から発泡合成樹脂気流により取り
    除く除去ステップと、発泡合成樹脂 が取り除かれた粗粉砕部材を篩式選別にか
    ける選別ステップと、 上記篩を通過しない部材を細粉砕し次工程へ搬送するス
    テップと、 上記篩を通過した部材を前記次工程へ搬送するステップ
    と、 を有することを特徴とする廃家電品の破砕方法。
  4. 【請求項4】 廃家電品を粗粉砕する粗粉砕ステップ
    と、 粗粉砕された部材中から発泡合成樹脂気流により取り
    除く除去ステップと、発泡合成樹脂 が取り除かれた粗粉砕部材を篩式選別にか
    ける選別ステップと、 上記篩を通過しない部材を前記粗粉砕ステップへ搬送す
    るステップと、 上記篩を通過した部材を次工程へ搬送するステップと、 を有することを特徴とする廃家電品の破砕方法。
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