JPH057785Y2 - - Google Patents
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- JPH057785Y2 JPH057785Y2 JP2836188U JP2836188U JPH057785Y2 JP H057785 Y2 JPH057785 Y2 JP H057785Y2 JP 2836188 U JP2836188 U JP 2836188U JP 2836188 U JP2836188 U JP 2836188U JP H057785 Y2 JPH057785 Y2 JP H057785Y2
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- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 6
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 3
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 21
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 11
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- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 4
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 3
- 238000001228 spectrum Methods 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
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- Circuits Of Receivers In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は受信機、特にその中のマルチパス妨害
抑圧回路の改良に関する。
抑圧回路の改良に関する。
[従来の技術]
山や建物等の障害物によつて反射した間接波と
放送局から直接アンテナに到来する直接波を同時
に受信することによる、いわゆるFMマルチパス
妨害を受けると、FM受信機のオーデイオ出力に
著しい雑音が発生する。このため、FM受信機で
は、マルチパス妨害発生時に、ステレオ受信から
モノラル受信に切り換え、FM三角雑音を低減す
るブレンド動作とオーデイオ出力の高域をカツト
するハイカツト動作等を各々個別に、または同時
に行なうことによつてマルチパス雑音の抑圧が図
られている。第5図にFMのベースバンド周波数
スペクトルを示す。図中、1は主搬送波、2は副
搬送波、3はパイロツト信号、4はFM三角雑音
のレベルを表わす。第6図はFM受信機における
マルチパス雑音抑圧回路のブロツク図を示す。図
中、5はRF信号入力、6はFM IF回路用IC,7
はSメータ電圧端子、8はFM復調用マルチプレ
クサIC,9はブレンド及びハイカツト動作制御
端子、10は該端子に送られるブレンド、ハイカ
ツト動作制御信号を発生するマルチパス雑音抑圧
制御回路、11はオーデイオ左チヤンネルLch出
力、12はオーデイオ右チヤンネルRch出力を表
わす。
放送局から直接アンテナに到来する直接波を同時
に受信することによる、いわゆるFMマルチパス
妨害を受けると、FM受信機のオーデイオ出力に
著しい雑音が発生する。このため、FM受信機で
は、マルチパス妨害発生時に、ステレオ受信から
モノラル受信に切り換え、FM三角雑音を低減す
るブレンド動作とオーデイオ出力の高域をカツト
するハイカツト動作等を各々個別に、または同時
に行なうことによつてマルチパス雑音の抑圧が図
られている。第5図にFMのベースバンド周波数
スペクトルを示す。図中、1は主搬送波、2は副
搬送波、3はパイロツト信号、4はFM三角雑音
のレベルを表わす。第6図はFM受信機における
マルチパス雑音抑圧回路のブロツク図を示す。図
中、5はRF信号入力、6はFM IF回路用IC,7
はSメータ電圧端子、8はFM復調用マルチプレ
クサIC,9はブレンド及びハイカツト動作制御
端子、10は該端子に送られるブレンド、ハイカ
ツト動作制御信号を発生するマルチパス雑音抑圧
制御回路、11はオーデイオ左チヤンネルLch出
力、12はオーデイオ右チヤンネルRch出力を表
わす。
マルチパス妨害が発生すると、受信電波は、直
接波と間接波の位相関係によつては、瞬間的に落
ち込み、その振幅にリツプル成分が生じ、一種の
振幅変調を受けることになる。このため、電界強
度に比例する直流電圧(Sメータ電圧)を発生す
るFMIF回路部のSメータ電圧にマルチパス妨害
量に応じたリツプル成分が現われることになる。
接波と間接波の位相関係によつては、瞬間的に落
ち込み、その振幅にリツプル成分が生じ、一種の
振幅変調を受けることになる。このため、電界強
度に比例する直流電圧(Sメータ電圧)を発生す
るFMIF回路部のSメータ電圧にマルチパス妨害
量に応じたリツプル成分が現われることになる。
従つて、このマルチパス雑音を軽減させ、受信
品質を向上させるため、上記マルチパス妨害発生
時のSメータ電圧のリツプル成分を検出し、その
検出量に応じて前記ブレンド及びハイカツト動作
を制御する手法が一般的に行なわれている。
品質を向上させるため、上記マルチパス妨害発生
時のSメータ電圧のリツプル成分を検出し、その
検出量に応じて前記ブレンド及びハイカツト動作
を制御する手法が一般的に行なわれている。
つまり、前記制御信号を前記マルチプレクサ8
の端子9に加えてFMマルチパス妨害の程度が大
きい程モノラル状態に近付け、さらに高域減衰量
も大きくするようにブレンド及びハイカツト動作
を制御することにより、SN比を向上させ、受信
品質の向上を得るものである。
の端子9に加えてFMマルチパス妨害の程度が大
きい程モノラル状態に近付け、さらに高域減衰量
も大きくするようにブレンド及びハイカツト動作
を制御することにより、SN比を向上させ、受信
品質の向上を得るものである。
第6図の破線で示した部分は、本考案者等が特
開昭61−202537号にて提案している集積回路であ
る。この集積回路のブロツク図を第7図に示す。
第7図中、13はSメータ電圧入力、14はV−
I変換回路、15は電流逓倍回路、16は充放電
制御回路、17は第1レベルシフト回路、18は
充放電回路、19は充電電流発生回路、20は定
電圧回路、21は第2レベルシフト回路、22は
制御電圧出力を表わす。
開昭61−202537号にて提案している集積回路であ
る。この集積回路のブロツク図を第7図に示す。
第7図中、13はSメータ電圧入力、14はV−
I変換回路、15は電流逓倍回路、16は充放電
制御回路、17は第1レベルシフト回路、18は
充放電回路、19は充電電流発生回路、20は定
電圧回路、21は第2レベルシフト回路、22は
制御電圧出力を表わす。
第7図に示す回路は次のような動作をする。
DC INに加えられた直流電圧(Sメータ電
圧)をそのまま制御出力電圧として出力するレ
ベルシフト動作(第1レベルシフト回路17と
第2レベルシフト回路21)(第8図参照)。
圧)をそのまま制御出力電圧として出力するレ
ベルシフト動作(第1レベルシフト回路17と
第2レベルシフト回路21)(第8図参照)。
AC INからFMマルチパス妨害時に発生する
Sメータ電圧の急激な落ち込みによる高調波成
分(以下リツプル成分という)が加えられる
と、ある閾値レベルを越えたリツプル成分に対
し、そのレベルに応じて外付けコンデンサC2
の電荷を放電して制御電圧出力DC OUTを減
少させ、FMマルチパス妨害がなくなると、再
び元の電圧にコンデンサC2を充電する動作
(第9図参照)。
Sメータ電圧の急激な落ち込みによる高調波成
分(以下リツプル成分という)が加えられる
と、ある閾値レベルを越えたリツプル成分に対
し、そのレベルに応じて外付けコンデンサC2
の電荷を放電して制御電圧出力DC OUTを減
少させ、FMマルチパス妨害がなくなると、再
び元の電圧にコンデンサC2を充電する動作
(第9図参照)。
第9図aは閾値レベルA,bは充放電動作を示
す。ここで、Tdはある閾値レベル以上のFMマ
ルチパス妨害が、AC INに印加された時の制御
出力電圧の立下り時間で、外付けコンデンサC2
と集積回路に内蔵されている抵抗R0により決ま
り、実際にはC2で設定することができる。また、
TrはFMマルチパス妨害がなくなつて、制御出力
電圧を元の電圧に復帰させる時の立上り時間で、
外付けコンデンサC2と外付け抵抗R3により設定
することができる。
す。ここで、Tdはある閾値レベル以上のFMマ
ルチパス妨害が、AC INに印加された時の制御
出力電圧の立下り時間で、外付けコンデンサC2
と集積回路に内蔵されている抵抗R0により決ま
り、実際にはC2で設定することができる。また、
TrはFMマルチパス妨害がなくなつて、制御出力
電圧を元の電圧に復帰させる時の立上り時間で、
外付けコンデンサC2と外付け抵抗R3により設定
することができる。
以上のようにこのマルチパス雑音抑圧制御回路
はSメータ(直流)電圧と、マルチパス妨害発生
時に重畳されるリツプル成分の大きさにしたがつ
て制御出力電圧を制御している。(第9図参照)。
はSメータ(直流)電圧と、マルチパス妨害発生
時に重畳されるリツプル成分の大きさにしたがつ
て制御出力電圧を制御している。(第9図参照)。
[考案が解決しようとする課題]
一方、Sメータ電圧を発生するFM IF回路用
IC6等では、入力電界強度の増大に伴いSメー
タ電圧は飽和する(第10図a参照)。
IC6等では、入力電界強度の増大に伴いSメー
タ電圧は飽和する(第10図a参照)。
また、電界強度の増大につれ変化するSメータ
電圧のカーブは直線ではなく、一般的には第10
図aに示すように非直線性をもつている。これ
は、FM IF回路用IC6内のIF増幅器からSメー
タ電圧出力までの回路的な問題である。このSメ
ータ電圧の非直線性は、マルチパス妨害発生時の
Sメータ電圧のリツプル成分の振幅レベルに影響
する。即ち、第10図aのSメータ電圧の微分値
(傾き)と第10図bに示すリツプル成分の振幅
レベルは比例関係になる。
電圧のカーブは直線ではなく、一般的には第10
図aに示すように非直線性をもつている。これ
は、FM IF回路用IC6内のIF増幅器からSメー
タ電圧出力までの回路的な問題である。このSメ
ータ電圧の非直線性は、マルチパス妨害発生時の
Sメータ電圧のリツプル成分の振幅レベルに影響
する。即ち、第10図aのSメータ電圧の微分値
(傾き)と第10図bに示すリツプル成分の振幅
レベルは比例関係になる。
第11図は、FMマルチパス妨害により搬送波
が振幅変調を受けることを定量的に示すため、
FM成分に0%、30%、60%のAM成分を加えた
場合のSメータ電圧に重畳するリツプル成分の振
幅レベルの違いを示している。
が振幅変調を受けることを定量的に示すため、
FM成分に0%、30%、60%のAM成分を加えた
場合のSメータ電圧に重畳するリツプル成分の振
幅レベルの違いを示している。
以上のように同程度のマルチパス妨害であつて
も、Sメータ電圧に重畳されるリツプル成分は入
力電界強度に応じて第10図に示すようにピーク
点やデイツプ点を生じる。
も、Sメータ電圧に重畳されるリツプル成分は入
力電界強度に応じて第10図に示すようにピーク
点やデイツプ点を生じる。
従つて従来のように、Sメータ電圧からこれに
重畳するリツプル成分を抽出することによつてマ
ルチパス妨害量を検出するだけでは前述したよう
に同程度のマルチパス妨害であつても入力電界強
度に応じて検出量が変動してしまうので、前記ブ
レンド及びハイカツト動作を適切に制御できない
という問題がある。
重畳するリツプル成分を抽出することによつてマ
ルチパス妨害量を検出するだけでは前述したよう
に同程度のマルチパス妨害であつても入力電界強
度に応じて検出量が変動してしまうので、前記ブ
レンド及びハイカツト動作を適切に制御できない
という問題がある。
本考案の目的は、前述の電界強度によるマルチ
パス妨害レベル検出量の変動を小さくし、全ての
電界強度においてブレンド及びハイカツト動作量
を過不足なく制御できる受信機を提供することで
ある。
パス妨害レベル検出量の変動を小さくし、全ての
電界強度においてブレンド及びハイカツト動作量
を過不足なく制御できる受信機を提供することで
ある。
[課題を解決するための手段]
上記目的を達成するために本考案は、受信信号
のSメータ成分信号を抽出するSメータ出力手段
と、上記Sメータ成分信号からリツプル成分を検
出しリツプル成分信号を得るリツプル成分検出手
段と、前記Sメータ成分信号及び前記リツプル成
分信号に応じて前記受信信号の復調手段のブレン
ド動作及びハイカツト動作を制御するブレンド・
ハイカツト制御手段と、を備えた受信機のマルチ
パス妨害抑圧回路において、前記Sメータ出力手
段と接地との間に交流的負荷制御手段が介装さ
れ、該交流的負荷制御手段は、前記リツプル成分
信号の振幅レベルに応じて前記Sメータ成分信号
の交流的負荷を制御するように構成されたことを
特徴とする。
のSメータ成分信号を抽出するSメータ出力手段
と、上記Sメータ成分信号からリツプル成分を検
出しリツプル成分信号を得るリツプル成分検出手
段と、前記Sメータ成分信号及び前記リツプル成
分信号に応じて前記受信信号の復調手段のブレン
ド動作及びハイカツト動作を制御するブレンド・
ハイカツト制御手段と、を備えた受信機のマルチ
パス妨害抑圧回路において、前記Sメータ出力手
段と接地との間に交流的負荷制御手段が介装さ
れ、該交流的負荷制御手段は、前記リツプル成分
信号の振幅レベルに応じて前記Sメータ成分信号
の交流的負荷を制御するように構成されたことを
特徴とする。
[作用]
受信信号のSメータ成分信号及びそのリツプル
成分信号に応じて上記受信信号の復調時のブレン
ド動作及びハイカツト動作が制御される。
成分信号に応じて上記受信信号の復調時のブレン
ド動作及びハイカツト動作が制御される。
この場合、本考案ではリツプル成分信号の振幅
レベルに応じてSメータ成分信号の交流的負荷が
変化するように制御される。これによりSメータ
成分信号のリツプル成分の振幅レベルが制御さ
れ、入力電界強度によるマルチパス妨害の検出量
の変動が抑制される。
レベルに応じてSメータ成分信号の交流的負荷が
変化するように制御される。これによりSメータ
成分信号のリツプル成分の振幅レベルが制御さ
れ、入力電界強度によるマルチパス妨害の検出量
の変動が抑制される。
[実施例]
以下に、図面を参照しながら、実施例を用いて
本考案を一層詳細に説明する。
本考案を一層詳細に説明する。
第1図は本考案による受信機のマルチパス妨害
抑圧回路で用いられる能動(交流的)負荷制御回
路の一実施例の回路図で、図中、第6図と共通す
る引用番号は第6図におけるものと同じか、また
はそれに対応する部分を表わし、23はSメータ
電圧出力端子、24は交流的負荷制御回路、Vs
はSメータ電圧、VBEはトランジスタTrのベース
−エミツタ間電圧(直流)、V1はバイアス電圧
(直流)を表わす。
抑圧回路で用いられる能動(交流的)負荷制御回
路の一実施例の回路図で、図中、第6図と共通す
る引用番号は第6図におけるものと同じか、また
はそれに対応する部分を表わし、23はSメータ
電圧出力端子、24は交流的負荷制御回路、Vs
はSメータ電圧、VBEはトランジスタTrのベース
−エミツタ間電圧(直流)、V1はバイアス電圧
(直流)を表わす。
交流的負荷制御回路24はIFIC6のSメータ
電圧端子7(Sメータ出力手段)と接地との間に
介装され、そのSメータ電圧出力端子23は前記
マルチパス雑音抑圧制御回路10(リツプル成分
検出手段、ブレンドハイカツト制御手段)に接続
される。
電圧端子7(Sメータ出力手段)と接地との間に
介装され、そのSメータ電圧出力端子23は前記
マルチパス雑音抑圧制御回路10(リツプル成分
検出手段、ブレンドハイカツト制御手段)に接続
される。
以下上記実施例の動作を説明する。
Sメータ電圧に重畳するリツプル成分の振幅レ
ベルは一般に第2図に示すようにSメータ電圧の
負荷の増大とともに全体的に増大する傾向があ
る。
ベルは一般に第2図に示すようにSメータ電圧の
負荷の増大とともに全体的に増大する傾向があ
る。
従つて、第1図に示す交流的負荷制御回路を用
いたSメータ電圧の交流的負荷の制御は次のよう
に行われる。
いたSメータ電圧の交流的負荷の制御は次のよう
に行われる。
まず、Sメータ電圧の負荷については、交流的
負荷の制御は行なうが、直流的負荷を変動させる
と、入力電界強度に対応するSメータ直流電圧成
分がある点でピークをもつたりするので、あまり
好ましくない。
負荷の制御は行なうが、直流的負荷を変動させる
と、入力電界強度に対応するSメータ直流電圧成
分がある点でピークをもつたりするので、あまり
好ましくない。
このため、第1図に示す回路では、Sメータ電
圧の直流的負荷はR2のみで決定され、Sメータ
電圧の交流的負荷制御のために、トランジスタ
Trによるバツフアと点線で示す交流的負荷制御
回路24を用いている。
圧の直流的負荷はR2のみで決定され、Sメータ
電圧の交流的負荷制御のために、トランジスタ
Trによるバツフアと点線で示す交流的負荷制御
回路24を用いている。
第1図において、VsのA点で、ある交流成分
が発生すると、トランジスタTr(エミツタフオロ
ワ)のバツフアにより、これと同じものが同相で
B点にも発生する。従つて、ダイオードD1,D2
ともにオフの時は、B′の電位=Bの電位となる。
従つてA点から見た場合、コンデンサCから
B′へは電流は流れない。よつてA点のインピー
ダンスはR2により決まる。
が発生すると、トランジスタTr(エミツタフオロ
ワ)のバツフアにより、これと同じものが同相で
B点にも発生する。従つて、ダイオードD1,D2
ともにオフの時は、B′の電位=Bの電位となる。
従つてA点から見た場合、コンデンサCから
B′へは電流は流れない。よつてA点のインピー
ダンスはR2により決まる。
次に、ダイオードD1かD2のどちらかがオンと
なると、B′とアース間にR1と何れかのダイオー
ドのインピーダンスrDが負荷されるため、A点に
はC2とrDとR1の直列回路とR2との並列回路が構
成され、Sメータ電圧の交流的な負荷となる。第
3図にこの時の等価回路を示す。
なると、B′とアース間にR1と何れかのダイオー
ドのインピーダンスrDが負荷されるため、A点に
はC2とrDとR1の直列回路とR2との並列回路が構
成され、Sメータ電圧の交流的な負荷となる。第
3図にこの時の等価回路を示す。
Sメータ電圧の変化に対して、交流的はSメー
タ電圧の負荷がどう変化するかを以下に示す。
タ電圧の負荷がどう変化するかを以下に示す。
V(=Vs−VBE)<V1−VD
のとき(第4図Aの状態、即ち、Sメータ電圧の
リツプル成分の振幅レベルの弱電界側ピークより
低い入力電界強度の場合に相当する)、 ダイオードD2はオフ、ダイオードD1はオンと
なるため、ダイオードD1のインピーダンスをrDと
すると、Sメータ端子23からは、C+R1+rDが
R2と並列に入つた形となる。このときのインピ
ーダンスをZ0とすると、 Z0≒R2(R1+rD+1/jωC)/R2+(R1+rD+1/
jωC) V(=Vs−VBE)>V1+VD のとき(第4図Cの状態、即ち、Sメータ電圧
のリツプル成分の振幅レベルの強電界側ピークよ
り高い入力電界強度の場合に相当する)、 ダイオードD1はオフ、ダイオードD2はオンと
なるため、ダイオードD2のインピーダンスをrDと
すると、Sメータ端子23からは、C+R1+rDが
R2と並列に入つた形となる。このときのインピ
ーダンスをZ0とすると、 Z0≒R2(R1+rD+1/jωC)/R2+(R1+rD+1/
jωC) V1−VD≦V(=Vs−VBE) ≦V1+VDのとき(第4図Bの状態、即ち、S
メータ電圧のリツプル成分の振幅レベルの弱電界
側ピークと強電界側ピークとの間の範囲の入力電
界強度の場合に相当する)、 ダイオードD1,D2ともにオフとなるため、S
メータ端子からはR2のみが負荷となる。このと
きのインピーダンスをZ0とすると、 Z0=R0 以上のように、第1図における直流バイアス
V1の設定を任意に行なえば、入力電界強度のあ
る範囲についてのみ、Sメータ電圧の交流的負荷
を変化させることが可能となる。
リツプル成分の振幅レベルの弱電界側ピークより
低い入力電界強度の場合に相当する)、 ダイオードD2はオフ、ダイオードD1はオンと
なるため、ダイオードD1のインピーダンスをrDと
すると、Sメータ端子23からは、C+R1+rDが
R2と並列に入つた形となる。このときのインピ
ーダンスをZ0とすると、 Z0≒R2(R1+rD+1/jωC)/R2+(R1+rD+1/
jωC) V(=Vs−VBE)>V1+VD のとき(第4図Cの状態、即ち、Sメータ電圧
のリツプル成分の振幅レベルの強電界側ピークよ
り高い入力電界強度の場合に相当する)、 ダイオードD1はオフ、ダイオードD2はオンと
なるため、ダイオードD2のインピーダンスをrDと
すると、Sメータ端子23からは、C+R1+rDが
R2と並列に入つた形となる。このときのインピ
ーダンスをZ0とすると、 Z0≒R2(R1+rD+1/jωC)/R2+(R1+rD+1/
jωC) V1−VD≦V(=Vs−VBE) ≦V1+VDのとき(第4図Bの状態、即ち、S
メータ電圧のリツプル成分の振幅レベルの弱電界
側ピークと強電界側ピークとの間の範囲の入力電
界強度の場合に相当する)、 ダイオードD1,D2ともにオフとなるため、S
メータ端子からはR2のみが負荷となる。このと
きのインピーダンスをZ0とすると、 Z0=R0 以上のように、第1図における直流バイアス
V1の設定を任意に行なえば、入力電界強度のあ
る範囲についてのみ、Sメータ電圧の交流的負荷
を変化させることが可能となる。
第4図の実線のグラフは上述した制御によるS
メータ出力のリツプル成分の特性を示し、本考案
の回路を使用することにより、Sメータ直流電圧
に重畳されるリツプル成分振幅レベルのうねりの
改善が行なえることがわかる。第4図下の図は上
の図と対応付けてSメータ直流電圧と入力電界強
度の関係を示す。
メータ出力のリツプル成分の特性を示し、本考案
の回路を使用することにより、Sメータ直流電圧
に重畳されるリツプル成分振幅レベルのうねりの
改善が行なえることがわかる。第4図下の図は上
の図と対応付けてSメータ直流電圧と入力電界強
度の関係を示す。
[考案の効果]
以上説明した通り、本考案によれば、入力電界
強度によるマルチパス妨害レベル検出量の変動を
小さくし、全ての入力電界強度において、ブレン
ド及びハイカツト動作量を過不足なく制御できる
という利点が得られる。
強度によるマルチパス妨害レベル検出量の変動を
小さくし、全ての入力電界強度において、ブレン
ド及びハイカツト動作量を過不足なく制御できる
という利点が得られる。
第1図は本考案による受信機のマルチパス妨害
抑圧回路で用いられる能動(交流的)負荷制御回
路の一実施例を示す回路図、第2図はSメータ負
荷の違いによるリツプル成分の振幅レベルを示す
グラフ、第3図は本考案による能動負荷回路の等
価回路図、第4図は本考案の回路によるSメータ
リツプル成分の振幅レベルの改善効果を示すグラ
フ、第5図はFMベースバンド周波数スペクトル
を示す図、第6図は一般的マルチパス雑音抑圧制
御回路のブロツク図、第7図は従来のFMマルチ
パス雑音抑圧制御回路(集積回路)のブロツク
図、第8図はレベルシフト動作を説明する特性
図、第9図はマルチパス妨害発生時の制御出力電
圧変化を示すグラフ、第10図はSメータ電圧
(直流)及びリツプル成分の振幅レベルと入力電
界強度の関係を示すグラフ、第11図はFMに
AMが加わつた場合のリツプル成分の振幅レベル
を示すグラフである。 6……FM IF回路用IC、7……Sメータ電圧
端子、23……Sメータ電圧出力端子、24……
交流的負荷制御回路。
抑圧回路で用いられる能動(交流的)負荷制御回
路の一実施例を示す回路図、第2図はSメータ負
荷の違いによるリツプル成分の振幅レベルを示す
グラフ、第3図は本考案による能動負荷回路の等
価回路図、第4図は本考案の回路によるSメータ
リツプル成分の振幅レベルの改善効果を示すグラ
フ、第5図はFMベースバンド周波数スペクトル
を示す図、第6図は一般的マルチパス雑音抑圧制
御回路のブロツク図、第7図は従来のFMマルチ
パス雑音抑圧制御回路(集積回路)のブロツク
図、第8図はレベルシフト動作を説明する特性
図、第9図はマルチパス妨害発生時の制御出力電
圧変化を示すグラフ、第10図はSメータ電圧
(直流)及びリツプル成分の振幅レベルと入力電
界強度の関係を示すグラフ、第11図はFMに
AMが加わつた場合のリツプル成分の振幅レベル
を示すグラフである。 6……FM IF回路用IC、7……Sメータ電圧
端子、23……Sメータ電圧出力端子、24……
交流的負荷制御回路。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 受信信号のSメータ成分信号を抽出するSメー
タ出力手段と、 上記Sメーター成分信号からリツプル成分を検
出しリツプル成分信号を得るリツプル成分検出手
段と、 前記Sメータ成分信号及び前記リツプル成分信
号に応じて前記受信信号の復調手段のブレンド動
作及びハイカツト動作を制御するブレンド・ハイ
カツト制御手段と、 を備えた受信機のマルチパス妨害抑圧回路におい
て、 前記Sメータ出力手段と接地との間に交流的負
荷制御手段が介装され、該交流的負荷制御手段
は、前記リツプル成分信号の振幅レベルに応じて
前記Sメータ成分信号の交流的負荷を制御するよ
うに構成されたことを特徴とする受信機のマルチ
パス妨害抑圧回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2836188U JPH057785Y2 (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2836188U JPH057785Y2 (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01132135U JPH01132135U (ja) | 1989-09-07 |
JPH057785Y2 true JPH057785Y2 (ja) | 1993-02-26 |
Family
ID=31251661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2836188U Expired - Lifetime JPH057785Y2 (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH057785Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-03-02 JP JP2836188U patent/JPH057785Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01132135U (ja) | 1989-09-07 |
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