JPH0577489A - プリンタ制御装置 - Google Patents
プリンタ制御装置Info
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- JPH0577489A JPH0577489A JP3242166A JP24216691A JPH0577489A JP H0577489 A JPH0577489 A JP H0577489A JP 3242166 A JP3242166 A JP 3242166A JP 24216691 A JP24216691 A JP 24216691A JP H0577489 A JPH0577489 A JP H0577489A
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 低解像度ではより高速のプリントを行なえ、
高解像度ではより高品質の画像を得られるようにした
り、アウトラインフォントの展開精度よりその展開速度
を優先するドラフトモードの使用によりアウトラインフ
ォントの展開時間が短縮しても、充分に見やすい画像を
得られるようにしたり、ホスト装置のディスプレイに表
示される画像と同じ画像をプリントできるようにする。 【構成】 コマンドにより解像度の設定命令が発生する
毎に、その解像度が現在設定されている解像度と異なる
解像度であればその解像度に設定変更し、それに合う展
開精度を選択する。また、ドラフトモードが選択された
時には、その時の文字サイズに応じて適切な展開精度を
自動的に選択する。さらに、形成される画像イメージデ
ータを解像度に合ったデータに変倍し、完成もしくは完
成途中の画像イメージデータをホスト装置に転送する。
高解像度ではより高品質の画像を得られるようにした
り、アウトラインフォントの展開精度よりその展開速度
を優先するドラフトモードの使用によりアウトラインフ
ォントの展開時間が短縮しても、充分に見やすい画像を
得られるようにしたり、ホスト装置のディスプレイに表
示される画像と同じ画像をプリントできるようにする。 【構成】 コマンドにより解像度の設定命令が発生する
毎に、その解像度が現在設定されている解像度と異なる
解像度であればその解像度に設定変更し、それに合う展
開精度を選択する。また、ドラフトモードが選択された
時には、その時の文字サイズに応じて適切な展開精度を
自動的に選択する。さらに、形成される画像イメージデ
ータを解像度に合ったデータに変倍し、完成もしくは完
成途中の画像イメージデータをホスト装置に転送する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レーザプリンタ等の
プリンタやデジタル複写機等のプリンタ部において、ホ
スト装置及びエンジンに接続されるプリンタ制御装置に
関する。
プリンタやデジタル複写機等のプリンタ部において、ホ
スト装置及びエンジンに接続されるプリンタ制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ制御装置(プリンタコントロー
ラ)では、アウトラインフォント及び複数の解像度を持
つものがあり、アウトラインフォントをビットマップに
展開(アウトラインフォントのアウトラインデータから
ラスタデータへ展開)する際、その精度はエンジンに依
存せず、高解像度(例えば300DPI)に合う精度で
展開するのが一般的である。
ラ)では、アウトラインフォント及び複数の解像度を持
つものがあり、アウトラインフォントをビットマップに
展開(アウトラインフォントのアウトラインデータから
ラスタデータへ展開)する際、その精度はエンジンに依
存せず、高解像度(例えば300DPI)に合う精度で
展開するのが一般的である。
【0003】また、アウトラインフォントを持つプリン
タ制御装置では、印字品質より印字速度を優先するドラ
フトモードを有し、そのモードが選択されると、アウト
ラインファントを展開する場合、アウトラインフォント
の内部をフィルせずアウトラインだけを印字出力した
り、ドットを間引くことによって変換時間を短縮するよ
うにしたものがある。
タ制御装置では、印字品質より印字速度を優先するドラ
フトモードを有し、そのモードが選択されると、アウト
ラインファントを展開する場合、アウトラインフォント
の内部をフィルせずアウトラインだけを印字出力した
り、ドットを間引くことによって変換時間を短縮するよ
うにしたものがある。
【0004】一方、ホスト装置(ホストマシン)のディ
スプレイの表示データはホスト制御装置上で形成され、
プリンタ装置の印字データはプリンタ制御装置で形成さ
れ、ホスト装置とプリンタ装置とは、文字であれば文字
コード、図であれば図の特徴を表す制御コード(例:中
心と半径→円)でデータのやりとりを行なうようにして
いる。
スプレイの表示データはホスト制御装置上で形成され、
プリンタ装置の印字データはプリンタ制御装置で形成さ
れ、ホスト装置とプリンタ装置とは、文字であれば文字
コード、図であれば図の特徴を表す制御コード(例:中
心と半径→円)でデータのやりとりを行なうようにして
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アウト
ラインフォント及び複数の解像度を持つプリンタ制御装
置において、エンジンが低解像度で印字する状態の時、
アウトラインフォントの展開を必要以上に高精度に行な
うことは時間の無駄である。
ラインフォント及び複数の解像度を持つプリンタ制御装
置において、エンジンが低解像度で印字する状態の時、
アウトラインフォントの展開を必要以上に高精度に行な
うことは時間の無駄である。
【0006】すなわち、高解像度の時には、図13に示
すようにより高精度の展開を行なうことで印字品質の向
上となる(曲線CDの分割は(ハ)に示す程度かそれ以
上細かい方がより曲線に近くなる)が、低解像度の時に
は、図14に示すように曲線ABの分割は(ロ)以上に
細かくしてもドットの配置は変わらない。
すようにより高精度の展開を行なうことで印字品質の向
上となる(曲線CDの分割は(ハ)に示す程度かそれ以
上細かい方がより曲線に近くなる)が、低解像度の時に
は、図14に示すように曲線ABの分割は(ロ)以上に
細かくしてもドットの配置は変わらない。
【0007】また、ドラフトモードを有するプリンタ制
御装置において、アウトラインフォントの内部をフィル
せずアウトラインだけを印字出力したり、ドットを間引
いたりした場合には、プリント結果が大変見にくいもの
になってしまうという問題があった。
御装置において、アウトラインフォントの内部をフィル
せずアウトラインだけを印字出力したり、ドットを間引
いたりした場合には、プリント結果が大変見にくいもの
になってしまうという問題があった。
【0008】一方、従来のホスト装置とプリンタ装置の
データのやりとりでは、ホスト制御装置とプリンタ制御
装置の所有するフォントデータやグラフィックス制御ア
ルゴリズムが異なるため、ホスト装置のディスプレイに
表示されるイメージは、そのイメージをプリンタに転送
して印字出力させたものと異なってしまうという問題が
あった。
データのやりとりでは、ホスト制御装置とプリンタ制御
装置の所有するフォントデータやグラフィックス制御ア
ルゴリズムが異なるため、ホスト装置のディスプレイに
表示されるイメージは、そのイメージをプリンタに転送
して印字出力させたものと異なってしまうという問題が
あった。
【0009】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、低解像度ではより高速のプリントを、高解像度
ではより高品質のプリントを行なえるようにすることを
第1の目的とする。また、アウトラインフォントの展開
時間を短縮し、且つ充分に見やすいドラフトモードのプ
リントを可能にすることを第2の目的とする。さらに、
ホスト装置のディスプレイで見られるのものと同じもの
をプリントできるようにすることを第3の目的とする。
であり、低解像度ではより高速のプリントを、高解像度
ではより高品質のプリントを行なえるようにすることを
第1の目的とする。また、アウトラインフォントの展開
時間を短縮し、且つ充分に見やすいドラフトモードのプ
リントを可能にすることを第2の目的とする。さらに、
ホスト装置のディスプレイで見られるのものと同じもの
をプリントできるようにすることを第3の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、アウトラインフォント及び複数の解像度
を持ち、コマンドにより解像度を設定できるエンジンを
制御するプリンタ制御装置において、アウトラインフォ
ントの展開精度を設定された解像度に合わせて自動的に
選択する手段を設けたものである。
達成するため、アウトラインフォント及び複数の解像度
を持ち、コマンドにより解像度を設定できるエンジンを
制御するプリンタ制御装置において、アウトラインフォ
ントの展開精度を設定された解像度に合わせて自動的に
選択する手段を設けたものである。
【0011】また、スイッチあるいはホスト装置からの
コマンドによりアウトラインフォントの展開精度を選択
する手段を設けたプリンタ制御装置も提供する。さら
に、アウトラインフォントの展開精度よりその展開速度
を優先するモード(ドラフトモード)を有し、該モード
が選択された時には、その時の文字サイズに応じて適切
な展開精度を自動的に選択する手段を設けたプリンタ制
御装置も提供する。
コマンドによりアウトラインフォントの展開精度を選択
する手段を設けたプリンタ制御装置も提供する。さら
に、アウトラインフォントの展開精度よりその展開速度
を優先するモード(ドラフトモード)を有し、該モード
が選択された時には、その時の文字サイズに応じて適切
な展開精度を自動的に選択する手段を設けたプリンタ制
御装置も提供する。
【0012】さらにまた、ホスト装置から受信した印字
データおよび制御命令に従って画像イメージデータを形
成する手段と、該手段によって形成される画像イメージ
データを解像度に合ったデータに変倍する手段と、完成
もしくは完成途中の画像イメージデータをホスト装置に
転送する手段とを設けたプリンタ制御装置も提供する。
データおよび制御命令に従って画像イメージデータを形
成する手段と、該手段によって形成される画像イメージ
データを解像度に合ったデータに変倍する手段と、完成
もしくは完成途中の画像イメージデータをホスト装置に
転送する手段とを設けたプリンタ制御装置も提供する。
【0013】
【作用】請求項1の発明によれば、アウトラインフォン
トの展開精度を設定された解像度に合わせて自動的に選
択するので、低解像度ではより高速のプリントを、高解
像度ではより高品質のプリントを行なうことができる。
トの展開精度を設定された解像度に合わせて自動的に選
択するので、低解像度ではより高速のプリントを、高解
像度ではより高品質のプリントを行なうことができる。
【0014】請求項2の発明によれば、スイッチあるい
はホスト装置からのコマンドによりアウトラインフォン
トの展開精度を選択できるので、ドラフトモードでプリ
ントを行なう際に、アウトラインフォントの展開速度を
速くし、しかも白抜きのような文字が見にくくなるよう
なことを防止することが可能になる。請求項3の発明に
よれば、ドラフトモードが選択された時には、その時の
文字サイズに応じてアウトラインフォントの適切な展開
精度を自動的に選択するので、ドラフトモードでの最適
なプリントが行なえる。
はホスト装置からのコマンドによりアウトラインフォン
トの展開精度を選択できるので、ドラフトモードでプリ
ントを行なう際に、アウトラインフォントの展開速度を
速くし、しかも白抜きのような文字が見にくくなるよう
なことを防止することが可能になる。請求項3の発明に
よれば、ドラフトモードが選択された時には、その時の
文字サイズに応じてアウトラインフォントの適切な展開
精度を自動的に選択するので、ドラフトモードでの最適
なプリントが行なえる。
【0015】請求項4の発明によれば、ホスト装置から
受信した印字データおよび制御命令に従って形成される
画像イメージデータを解像度に合ったデータに変倍し、
完成もしくは完成途中の画像イメージデータをホスト装
置に転送することができるので、ホスト装置のディスプ
レイで見られるのものと同じものをプリントすることが
可能になる。また、複数のホスト装置やプリンタ装置な
どからなるネットワークにおいて、従来ホスト側で必要
だった画像処理の負担を軽減することが可能になる。
受信した印字データおよび制御命令に従って形成される
画像イメージデータを解像度に合ったデータに変倍し、
完成もしくは完成途中の画像イメージデータをホスト装
置に転送することができるので、ホスト装置のディスプ
レイで見られるのものと同じものをプリントすることが
可能になる。また、複数のホスト装置やプリンタ装置な
どからなるネットワークにおいて、従来ホスト側で必要
だった画像処理の負担を軽減することが可能になる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図2は、この発明の第1実施例のレー
ザプリンタの構成を示すブロック図であり、プリンタコ
ントローラ(プリンタ制御装置)1とプリンタエンジン
2,パネル装置3,ディスク装置4とからなる。ホスト
装置5は、このプリンタの上位装置である。
体的に説明する。図2は、この発明の第1実施例のレー
ザプリンタの構成を示すブロック図であり、プリンタコ
ントローラ(プリンタ制御装置)1とプリンタエンジン
2,パネル装置3,ディスク装置4とからなる。ホスト
装置5は、このプリンタの上位装置である。
【0017】プリンタコントローラ1は、CPU6,プ
ログラムROM7,フォントROM8,RAM9,NV
RAM10,ICカード11と、エンジンインタフェー
ス(以下インタフェースをI/Fと略称する)12,パ
ネルI/F13,ディスクI/F14,ホストI/F1
5の各I/Fから構成されている。
ログラムROM7,フォントROM8,RAM9,NV
RAM10,ICカード11と、エンジンインタフェー
ス(以下インタフェースをI/Fと略称する)12,パ
ネルI/F13,ディスクI/F14,ホストI/F1
5の各I/Fから構成されている。
【0018】CPU6は、プログラムROM7のプログ
ラムとパネル装置3からのモード指示、及びホスト装置
(ホストコンピュータ)5からのコマンドによってプリ
ンタコントローラ1全体を制御する中央処理装置であ
る。プログラムROM7は、このプリンタコントローラ
1の制御プログラムを格納しているリードオンリ・メモ
リ、フォントROM8は、アウトラインフォントなどを
記憶するリードオンリ・メモリである。
ラムとパネル装置3からのモード指示、及びホスト装置
(ホストコンピュータ)5からのコマンドによってプリ
ンタコントローラ1全体を制御する中央処理装置であ
る。プログラムROM7は、このプリンタコントローラ
1の制御プログラムを格納しているリードオンリ・メモ
リ、フォントROM8は、アウトラインフォントなどを
記憶するリードオンリ・メモリである。
【0019】RAM9は、CPU6用のワークメモリ,
入力データを格納するためのインプットバッファ,ペー
ジデータを格納するためのページバッファ,画像イメー
ジデータ(ビデオデータ)を格納するためのビットマッ
プバッファ,ダウンロードフォントを格納するためのフ
ォントファイル等に使用するランダムアクセス・メモリ
である。
入力データを格納するためのインプットバッファ,ペー
ジデータを格納するためのページバッファ,画像イメー
ジデータ(ビデオデータ)を格納するためのビットマッ
プバッファ,ダウンロードフォントを格納するためのフ
ォントファイル等に使用するランダムアクセス・メモリ
である。
【0020】NVRAM10は、パネル装置3からのモ
ード指示の内容などを記憶しておく不揮発性メモリであ
り、ICカード11は、フォントデータやプログラムを
外部から供給する場合に使用する着脱可能なメモリカー
ドである。
ード指示の内容などを記憶しておく不揮発性メモリであ
り、ICカード11は、フォントデータやプログラムを
外部から供給する場合に使用する着脱可能なメモリカー
ドである。
【0021】エンジンI/F12は、実際に印字を行な
うプリンタエンジン2とコマンド及びステータスや印字
データの通信を行なうためのインタフェース、パネルI
/F13は、使用者に現在のプリンタの状態を知らせた
りモード指示を行なったりするパネル装置3と、コマン
ドやステータスの通信を行なうインタフェースである。
うプリンタエンジン2とコマンド及びステータスや印字
データの通信を行なうためのインタフェース、パネルI
/F13は、使用者に現在のプリンタの状態を知らせた
りモード指示を行なったりするパネル装置3と、コマン
ドやステータスの通信を行なうインタフェースである。
【0022】ディスクI/F14は、ディスク装置4と
通信を行なうためのインタフェースである。ホストI/
F15は、ホスト装置5と通信を行なうインタフェース
であり、通常はセントロI/FやRS232Cである。
通信を行なうためのインタフェースである。ホストI/
F15は、ホスト装置5と通信を行なうインタフェース
であり、通常はセントロI/FやRS232Cである。
【0023】ディスク装置4は、フォントデータやプロ
グラム,印字データなどの様々のデータを記憶しておく
外部記憶装置であり、フロッピディスク装置(FDD)
やハードディスク装置(HDD)などである。
グラム,印字データなどの様々のデータを記憶しておく
外部記憶装置であり、フロッピディスク装置(FDD)
やハードディスク装置(HDD)などである。
【0024】次に、このように構成したこの実施例の作
用について説明する。なお、プリンタコントローラ1は
複数の解像度N1,N2,…を持ち、アウトラインフォ
ントの展開精度としてM(N1),M(N2),…を持つも
のと考える。ここで、M(N1),M(N2),…は、各解
像度N1,N2,…に合うアウトラインフォントの展開
精度であり、例としては後述の曲線展開のための敷居値
などがある。必ずしも1対1の対応をとるとは限らず、
M(N)=M(N')となることもある。解像度と展開精
度の対応は、組み合わせてNVRAM10上、またはフ
ォントROM8上のフォントデータ内に予め記憶されて
いる。
用について説明する。なお、プリンタコントローラ1は
複数の解像度N1,N2,…を持ち、アウトラインフォ
ントの展開精度としてM(N1),M(N2),…を持つも
のと考える。ここで、M(N1),M(N2),…は、各解
像度N1,N2,…に合うアウトラインフォントの展開
精度であり、例としては後述の曲線展開のための敷居値
などがある。必ずしも1対1の対応をとるとは限らず、
M(N)=M(N')となることもある。解像度と展開精
度の対応は、組み合わせてNVRAM10上、またはフ
ォントROM8上のフォントデータ内に予め記憶されて
いる。
【0025】図1は、この実施例におけるCPU6によ
るこの発明に係わる処理を示すフローチャートである。
このルーチンは電源が投入されるとスタートし、まずエ
ンジンI/F12を介してプリンタエンジン2にデフォ
ルトの解像度Nを設定し、次いでそれに合う展開精度M
(N )をメモリ(NVRAM10またはフォントROM
8)から読み取って、プログラムROM7上のプログラ
ム内のアウトラインフォント展開部分に対してその精度
を設定する。
るこの発明に係わる処理を示すフローチャートである。
このルーチンは電源が投入されるとスタートし、まずエ
ンジンI/F12を介してプリンタエンジン2にデフォ
ルトの解像度Nを設定し、次いでそれに合う展開精度M
(N )をメモリ(NVRAM10またはフォントROM
8)から読み取って、プログラムROM7上のプログラ
ム内のアウトラインフォント展開部分に対してその精度
を設定する。
【0026】その後、コマンドにより解像度の設定命令
が発生する毎に、その解像度Nが先に設定された解像度
N’と違う解像度であれば、エンジンI/F12を介し
て新たな解像度NをN’として設定し、それに合う展開
精度M(N')をメモリから読み取り、さらにプログラム
内のアウトラインフォント展開部分に対して新たな展開
精度M(N')を設定する処理を繰り返す。一方、印字命
令が発生すればそれに対する印字処理を実行する。
が発生する毎に、その解像度Nが先に設定された解像度
N’と違う解像度であれば、エンジンI/F12を介し
て新たな解像度NをN’として設定し、それに合う展開
精度M(N')をメモリから読み取り、さらにプログラム
内のアウトラインフォント展開部分に対して新たな展開
精度M(N')を設定する処理を繰り返す。一方、印字命
令が発生すればそれに対する印字処理を実行する。
【0027】ここで、アウトラインフォントの展開方法
について図3を参照して簡単に説明すると、点Gから点
Iに至る曲線GHを直線近似する場合、その曲線GHを
図3の(イ)に示すように直線GHの中点からの垂線で
分割する。そして、その垂線と曲線GHとの交点をIと
すると、弦GI,HIとの頂点との距離(H1,H2)
がある敷居値より大きい分割曲線GI,HIを(ロ)に
示すように弦GI,HIの中点からの垂線で分割する。
さらに、その各分割曲線GJ,JI,IK,KHのうち
その各頂点と弦IKとの距離がある敷居値より大きい分
割曲線(図3の例ではIK)を(ハ)に示すように弦I
Kの中点からの垂線で分割する。
について図3を参照して簡単に説明すると、点Gから点
Iに至る曲線GHを直線近似する場合、その曲線GHを
図3の(イ)に示すように直線GHの中点からの垂線で
分割する。そして、その垂線と曲線GHとの交点をIと
すると、弦GI,HIとの頂点との距離(H1,H2)
がある敷居値より大きい分割曲線GI,HIを(ロ)に
示すように弦GI,HIの中点からの垂線で分割する。
さらに、その各分割曲線GJ,JI,IK,KHのうち
その各頂点と弦IKとの距離がある敷居値より大きい分
割曲線(図3の例ではIK)を(ハ)に示すように弦I
Kの中点からの垂線で分割する。
【0028】以下、全ての分割曲線の頂点とその弦との
距離がある敷居値より小さくなるまで、上述の処理を繰
り返す。したがって、アウトラインフォントの展開はそ
の敷居値を小さくとればとるほど精度を上げることがで
きる。そして、この実施例によればアウトラインフォン
トの展開精度を設定された解像度に合わせて自動的に選
択するので、低解像度ではより高速のプリントが行な
え、高解像度ではより高品質のプリントを行なえる。
距離がある敷居値より小さくなるまで、上述の処理を繰
り返す。したがって、アウトラインフォントの展開はそ
の敷居値を小さくとればとるほど精度を上げることがで
きる。そして、この実施例によればアウトラインフォン
トの展開精度を設定された解像度に合わせて自動的に選
択するので、低解像度ではより高速のプリントが行な
え、高解像度ではより高品質のプリントを行なえる。
【0029】図4はこの発明の第2実施例のレーザプリ
ンタの構成を示すブロック図である。このレーザプリン
タ21は、プリンタコントローラ22と、プリンタエン
ジン23,オペレーションパネル(パネル装置)24と
によって構成されている。
ンタの構成を示すブロック図である。このレーザプリン
タ21は、プリンタコントローラ22と、プリンタエン
ジン23,オペレーションパネル(パネル装置)24と
によって構成されている。
【0030】プリンタコントローラ22は、ホストイン
タフェース25,パネルインタフェース26,バスバッ
ファ27,エンジンインタフェース28の各インタフェ
ース回路と、中央処理装置(以下「CPU」と略称す
る)29,プログラムROM30,フォントROM3
1,RAM32,オプションRAM33とを備えてい
る。なお、上記各部はアドレスバス,制御バス,及びデ
ータバスからなるバスライン34によって相互に接続さ
れている。
タフェース25,パネルインタフェース26,バスバッ
ファ27,エンジンインタフェース28の各インタフェ
ース回路と、中央処理装置(以下「CPU」と略称す
る)29,プログラムROM30,フォントROM3
1,RAM32,オプションRAM33とを備えてい
る。なお、上記各部はアドレスバス,制御バス,及びデ
ータバスからなるバスライン34によって相互に接続さ
れている。
【0031】ホストインタフェース25は、ホスト35
との間で各種の制御命令やデータの送受信を司るための
インタフェース回路であり、接続するホストに合わせて
各種のシリアルインタフェースあるいはパラレルインタ
フェースを選択する。パネルインタフェース26は、オ
ペレーションパネル24との間で表示制御データの送信
と各キー情報の受信を行なっている。
との間で各種の制御命令やデータの送受信を司るための
インタフェース回路であり、接続するホストに合わせて
各種のシリアルインタフェースあるいはパラレルインタ
フェースを選択する。パネルインタフェース26は、オ
ペレーションパネル24との間で表示制御データの送信
と各キー情報の受信を行なっている。
【0032】バスバッファ27は、フォントカード36
をバスライン34に接続して、フォントデータの受信を
司る。エンジンインタフェース28は、プリンタエンジ
ン23との間で命令コマンドやステータス情報等のデー
タの送受信を司る。
をバスライン34に接続して、フォントデータの受信を
司る。エンジンインタフェース28は、プリンタエンジ
ン23との間で命令コマンドやステータス情報等のデー
タの送受信を司る。
【0033】CPU29は、汎用の16又は32ビット
のマイクロコンピュータであり、このプリンタ全体の統
括制御を司る。プログラムROM30はCPU29を動
作させるための制御プログラムを、フォントROM31
は常駐フォント(アウトラインフォント)のデータをそ
れぞれ格納している。
のマイクロコンピュータであり、このプリンタ全体の統
括制御を司る。プログラムROM30はCPU29を動
作させるための制御プログラムを、フォントROM31
は常駐フォント(アウトラインフォント)のデータをそ
れぞれ格納している。
【0034】RAM32はランダムアクセスメモリであ
り、CPU29のワーキングメモリ,ホスト35から受
信する制御命令及び文字データ等を一時格納するインプ
ットバッファ,そのインプットバッファに一時格納した
制御命令及び文字データ等に基づいて作成されるページ
データを格納するページバッファ,ページバッファ上の
データとフォントデータ等によってページ単位で作成さ
れるビデオデータを一時格納するビデオバッファ,及び
ホスト35から受信するダウンロードフォントデータあ
るいはフォントカード36からのフォントデータを格納
するフォントファイル等に使用される。
り、CPU29のワーキングメモリ,ホスト35から受
信する制御命令及び文字データ等を一時格納するインプ
ットバッファ,そのインプットバッファに一時格納した
制御命令及び文字データ等に基づいて作成されるページ
データを格納するページバッファ,ページバッファ上の
データとフォントデータ等によってページ単位で作成さ
れるビデオデータを一時格納するビデオバッファ,及び
ホスト35から受信するダウンロードフォントデータあ
るいはフォントカード36からのフォントデータを格納
するフォントファイル等に使用される。
【0035】オプションRAM33は、例えば不揮発性
メモリであり、設定されているモード情報(プリントフ
ォーマット,フォントの選択,エミュレーションの選
択,解像度の選択,ホストインタフェースの選択等)
や、サービス情報(エラー情報,稼働情報等)などを記
憶する。
メモリであり、設定されているモード情報(プリントフ
ォーマット,フォントの選択,エミュレーションの選
択,解像度の選択,ホストインタフェースの選択等)
や、サービス情報(エラー情報,稼働情報等)などを記
憶する。
【0036】ホスト35は、オフィスコンピュータ,パ
ーソナルコンピュータ,ワードプロセッサ,データ処理
装置あるいは画像処理装置等のホスト装置であり、ここ
で作成された文書情報等をプリントするために、プリン
タ21へ対応する制御命令及び文字データ等を送信す
る。
ーソナルコンピュータ,ワードプロセッサ,データ処理
装置あるいは画像処理装置等のホスト装置であり、ここ
で作成された文書情報等をプリントするために、プリン
タ21へ対応する制御命令及び文字データ等を送信す
る。
【0037】オペレーションパネル24は、各種情報を
入出力するための各種の操作キー及び表示器を備えてい
るフォントカード36は、オプションのフォントデータ
を格納したRAMあるいはROMを内蔵しており、これ
を図示しないプリンタ外面に設けられたスロットに挿着
することによって、そのフォントデータを使用してプリ
ントを行なわせることができる。
入出力するための各種の操作キー及び表示器を備えてい
るフォントカード36は、オプションのフォントデータ
を格納したRAMあるいはROMを内蔵しており、これ
を図示しないプリンタ外面に設けられたスロットに挿着
することによって、そのフォントデータを使用してプリ
ントを行なわせることができる。
【0038】プリンタエンジン23は、内部の図示しな
い感光体ドラム上をビデオデータに応じて変調されるレ
ーザ光によって光学的に走査するレーザ書込ユニット,
感光体ドラムとその周囲の各プロセス機器から構成され
る画像形成ユニット,並びにレジストローラ対等の各ロ
ーラ等からなる用紙搬送部などからなる機構部と、その
制御部であるエンジンドライバとからなり、プリンタコ
ントローラ22からのコマンド及び画像イメージデータ
によって、エンジンドライバが画像形成ユニット及び用
紙搬送部のシーケンス動作とレーザ書込ユニットへのビ
デオ変調信号を制御してプリントを実行する。
い感光体ドラム上をビデオデータに応じて変調されるレ
ーザ光によって光学的に走査するレーザ書込ユニット,
感光体ドラムとその周囲の各プロセス機器から構成され
る画像形成ユニット,並びにレジストローラ対等の各ロ
ーラ等からなる用紙搬送部などからなる機構部と、その
制御部であるエンジンドライバとからなり、プリンタコ
ントローラ22からのコマンド及び画像イメージデータ
によって、エンジンドライバが画像形成ユニット及び用
紙搬送部のシーケンス動作とレーザ書込ユニットへのビ
デオ変調信号を制御してプリントを実行する。
【0039】ここで、第1実施例においても説明したア
ウトラインフォントの展開方法について図5を参照して
より具体的に説明する。まず、(イ)に示す弦ABの中
点C0を求め、次にこのC0から弦ABの垂線を引き、
曲線ABとの交点をP0とする。これによって、2つの
弦AP0,P0Bを引くことが出来る。
ウトラインフォントの展開方法について図5を参照して
より具体的に説明する。まず、(イ)に示す弦ABの中
点C0を求め、次にこのC0から弦ABの垂線を引き、
曲線ABとの交点をP0とする。これによって、2つの
弦AP0,P0Bを引くことが出来る。
【0040】続いて、弧AP0の頂点と弦AP0,及び
弧P0Bの頂点と弦P0Bとの各距離を求め、それぞれ
をh0,h1とする。ここでは、あらかじめ固有のしき
い値hが用意されている。もし、h0,h1がこのしき
い値hより小さければ、それぞれの弦は確定する。ここ
では、その比較結果がh0<h,h1>hになったもの
と仮定すると、弦AP0だけが確定する。
弧P0Bの頂点と弦P0Bとの各距離を求め、それぞれ
をh0,h1とする。ここでは、あらかじめ固有のしき
い値hが用意されている。もし、h0,h1がこのしき
い値hより小さければ、それぞれの弦は確定する。ここ
では、その比較結果がh0<h,h1>hになったもの
と仮定すると、弦AP0だけが確定する。
【0041】次いで、(ロ)に示す弦P0Bの中点C1
を求め、この中点C1から弦P0Bの垂線を引き、弧P
0Bとの交点をP1とする。これによって、新たに2つ
の弦P0P1,P1Bを引くことが出来る。続いて、弧
P0P1の頂点と弦POP1,及び弧P1Bの頂点と弦
P1Bとの各距離を求めてそれぞれをh2,h3とした
後、それらとしきい値hとを比較し、その結果がh2<
h,h3<hになったと仮定すると、弦P0P1,及び
弦P1Bがそれぞれ確定する。以上の処理によって、曲
線ABが弦AP0,P0P1,P1Bの3つの直線で近
似表現される。
を求め、この中点C1から弦P0Bの垂線を引き、弧P
0Bとの交点をP1とする。これによって、新たに2つ
の弦P0P1,P1Bを引くことが出来る。続いて、弧
P0P1の頂点と弦POP1,及び弧P1Bの頂点と弦
P1Bとの各距離を求めてそれぞれをh2,h3とした
後、それらとしきい値hとを比較し、その結果がh2<
h,h3<hになったと仮定すると、弦P0P1,及び
弦P1Bがそれぞれ確定する。以上の処理によって、曲
線ABが弦AP0,P0P1,P1Bの3つの直線で近
似表現される。
【0042】以下、この実施例の以後の説明には全てこ
の展開方法を用いることとする。なお、この展開方法は
しきい値hが小さいほどアウトラインフォントの展開精
度が高くなるが、計算の回数が多くなるので展開時間が
長くなる。逆に、この値が大きいほどアウトラインフォ
ントの展開精度は低くなるが、計算の回数が少なくなる
分展開時間が短くなる。この実施例では、このしきい値
hをスイッチあるいはホストからのコマンドによって変
更可能にすることによって、展開精度を変更可能にす
る。
の展開方法を用いることとする。なお、この展開方法は
しきい値hが小さいほどアウトラインフォントの展開精
度が高くなるが、計算の回数が多くなるので展開時間が
長くなる。逆に、この値が大きいほどアウトラインフォ
ントの展開精度は低くなるが、計算の回数が少なくなる
分展開時間が短くなる。この実施例では、このしきい値
hをスイッチあるいはホストからのコマンドによって変
更可能にすることによって、展開精度を変更可能にす
る。
【0043】次に、このように構成したこの実施例の作
用について、図6及び図7を参照して具体的に説明す
る。図6は、図4のCPU29による電源投入からアイ
ドル状態(ホストからのデータ待ちの状態)になるまで
の処理を示すフローチャートである。このルーチンは電
源が投入されるとスタートし、まずプリンタの初期化を
行ない、続いてRAM32にしきい値として用いる変数
hを用意し、それにデフォルト値aを代入した後、アイ
ドル状態にする。
用について、図6及び図7を参照して具体的に説明す
る。図6は、図4のCPU29による電源投入からアイ
ドル状態(ホストからのデータ待ちの状態)になるまで
の処理を示すフローチャートである。このルーチンは電
源が投入されるとスタートし、まずプリンタの初期化を
行ない、続いてRAM32にしきい値として用いる変数
hを用意し、それにデフォルト値aを代入した後、アイ
ドル状態にする。
【0044】図7は、図4のCPU29によるデータ受
信処理を示すフローチャートである。このルーチンは、
ホストI/F25がホスト装置35から送信されたデー
タを受信して割り込みを発生するとスタートし、まずホ
ストI/F25から受信データを受け取り、その受け取
ったデータが印字キャラクタコード(文字コード)であ
るか制御コマンドであるかの判断を行なう。
信処理を示すフローチャートである。このルーチンは、
ホストI/F25がホスト装置35から送信されたデー
タを受信して割り込みを発生するとスタートし、まずホ
ストI/F25から受信データを受け取り、その受け取
ったデータが印字キャラクタコード(文字コード)であ
るか制御コマンドであるかの判断を行なう。
【0045】そして、印字キャラクタコードであった
ら、それを1ページ分用意されているぺージバッファに
入れる。そして、出力する時に、選択されているアウト
ラインフォントの送られてきたキャラクタコードに該当
するアウトラインデータをラスタ化し、それをプリンタ
エンジン23へ出力してプリントを行なわせる。そのラ
スタ化(アウトラインフォントの展開)は、しきい値を
その時のhとして前述の方法によって行なう。例えば、
電源投入時のままであったら、変数hとしてデフォルト
値aが設定されているので、その精度で展開される。
ら、それを1ページ分用意されているぺージバッファに
入れる。そして、出力する時に、選択されているアウト
ラインフォントの送られてきたキャラクタコードに該当
するアウトラインデータをラスタ化し、それをプリンタ
エンジン23へ出力してプリントを行なわせる。そのラ
スタ化(アウトラインフォントの展開)は、しきい値を
その時のhとして前述の方法によって行なう。例えば、
電源投入時のままであったら、変数hとしてデフォルト
値aが設定されているので、その精度で展開される。
【0046】一方、ホストI/F25から受け取ったデ
ータが制御コマンドであった場合、まずそのコマンドが
アウトラインフォントの展開精度を変更するものである
か否かを判断し、そうでなければ該当するコマンドの処
理を実行し、アウトラインフォントの展開精度を変更す
るものであったなら、しきい値hに希望する値Xを代入
する。
ータが制御コマンドであった場合、まずそのコマンドが
アウトラインフォントの展開精度を変更するものである
か否かを判断し、そうでなければ該当するコマンドの処
理を実行し、アウトラインフォントの展開精度を変更す
るものであったなら、しきい値hに希望する値Xを代入
する。
【0047】ここで、値Xの指定の方法は、直接値Xを
指定する方法でも良いし、ファインモード(印字品質優
先)またはドラフトモード(印字速度優先)を指定する
方法でも良い。前者の場合は、与えられた値Xを直接h
に代入する。後者の場合は、予めプログラムROM30
にそれぞれのモードに該当する適切な値を用意してお
き、その値をhに代入することによって自動的に指定す
ることが可能である。この場合、ドラフトモードの方が
ファインモードに比べ、大きな値を代入するのは当然で
ある。
指定する方法でも良いし、ファインモード(印字品質優
先)またはドラフトモード(印字速度優先)を指定する
方法でも良い。前者の場合は、与えられた値Xを直接h
に代入する。後者の場合は、予めプログラムROM30
にそれぞれのモードに該当する適切な値を用意してお
き、その値をhに代入することによって自動的に指定す
ることが可能である。この場合、ドラフトモードの方が
ファインモードに比べ、大きな値を代入するのは当然で
ある。
【0048】このように、この実施例によれば、スイッ
チあるいはホスト装置からのコマンドによりアウトライ
ンフォント展開精度を選択できるので、ドラフトモード
でプリントを行なう際に、アウトラインフォントの展開
速度が速くなり、しかも白抜きのような文字が見にくく
なるような不都合を回避することができる。
チあるいはホスト装置からのコマンドによりアウトライ
ンフォント展開精度を選択できるので、ドラフトモード
でプリントを行なう際に、アウトラインフォントの展開
速度が速くなり、しかも白抜きのような文字が見にくく
なるような不都合を回避することができる。
【0049】次に、この発明の第3実施例について説明
する。なお、ハード構成は第2実施例の図4に示したも
のと同様であるものとし、再度それを使用する。この実
施例では、アウトラインフォントの展開をドラフトモー
ドまたはファインモードで切り替える場合、ドラフトモ
ードが選択された時に、展開する文字サイズに応じて適
切な展開精度を自動的に選択する。
する。なお、ハード構成は第2実施例の図4に示したも
のと同様であるものとし、再度それを使用する。この実
施例では、アウトラインフォントの展開をドラフトモー
ドまたはファインモードで切り替える場合、ドラフトモ
ードが選択された時に、展開する文字サイズに応じて適
切な展開精度を自動的に選択する。
【0050】図8の(イ)はあるアウトラインフォント
をポイントサイズ(文字サイズ)をある値Xとして上述
の方法で展開した場合の一部を示したものであり、
(ロ)は上記と同じフォントをポイントサイズ2Xで同
様に展開した場合の一部を示したものである。同じしき
い値hを用いた場合、(イ)の例では曲線が3本の直線
で表現されているのに対し、(ロ)の例では同じ部分に
該当する曲線が5本の直線で表現されている。一方、
(ハ)は上記と同じフォントをポイントサイズ2Xで、
しきい値を2hとして展開した場合の一部を示したもの
である。この場合は、(イ)と同様に3本の直線で表現
される。
をポイントサイズ(文字サイズ)をある値Xとして上述
の方法で展開した場合の一部を示したものであり、
(ロ)は上記と同じフォントをポイントサイズ2Xで同
様に展開した場合の一部を示したものである。同じしき
い値hを用いた場合、(イ)の例では曲線が3本の直線
で表現されているのに対し、(ロ)の例では同じ部分に
該当する曲線が5本の直線で表現されている。一方、
(ハ)は上記と同じフォントをポイントサイズ2Xで、
しきい値を2hとして展開した場合の一部を示したもの
である。この場合は、(イ)と同様に3本の直線で表現
される。
【0051】以上の例から、ドラフトモードの場合、ポ
イントサイズに応じてしきい値hを変更してやれば、ア
ウトラインフォントの展開を文字の見やすさを保ちなが
ら高速で行なえることが判る。そこで、それを実現する
ために、まず図4のプログラムROM30上の制御プロ
グラムに、例えば図9に示すようなポイントサイズとし
きい値hとの関係を表すデータを持たせる。
イントサイズに応じてしきい値hを変更してやれば、ア
ウトラインフォントの展開を文字の見やすさを保ちなが
ら高速で行なえることが判る。そこで、それを実現する
ために、まず図4のプログラムROM30上の制御プロ
グラムに、例えば図9に示すようなポイントサイズとし
きい値hとの関係を表すデータを持たせる。
【0052】そして、前述した第2実施例における図7
のフローでしきい値hに希望値Xを代入する処理を、現
在選択されているポイントサイズとしきい値hとの関係
を表すデータから適切な値Xを導いてhへ代入する処理
に変える。ただし、ページの途中でポイントサイズが変
更されても対応できるように、しきい値を表す変数hは
全てのキャラクターコードについて持つ必要がある。
のフローでしきい値hに希望値Xを代入する処理を、現
在選択されているポイントサイズとしきい値hとの関係
を表すデータから適切な値Xを導いてhへ代入する処理
に変える。ただし、ページの途中でポイントサイズが変
更されても対応できるように、しきい値を表す変数hは
全てのキャラクターコードについて持つ必要がある。
【0053】次に、この発明の第4実施例について説明
する。なお、ハード構成は第1実施例の図2に示したも
のと同様であるものとし、再度それを使用する。図10
は、この実施例におけるCPU6によるこの発明に係わ
る処理を示すフローチャートである。このルーチンは、
ホスト装置5からホストI/F15を介してデータが受
信されるとスタートし、まずこのデータが印字データか
制御命令かを判断して、制御命令である場合にはその制
御命令がホスト装置5の解像度を設定するものでかどう
かを判断し、解像度を設定するものであればそれをRA
M9に記憶する。
する。なお、ハード構成は第1実施例の図2に示したも
のと同様であるものとし、再度それを使用する。図10
は、この実施例におけるCPU6によるこの発明に係わ
る処理を示すフローチャートである。このルーチンは、
ホスト装置5からホストI/F15を介してデータが受
信されるとスタートし、まずこのデータが印字データか
制御命令かを判断して、制御命令である場合にはその制
御命令がホスト装置5の解像度を設定するものでかどう
かを判断し、解像度を設定するものであればそれをRA
M9に記憶する。
【0054】また、受信したデータが印字データである
場合には、文字コードや図形コードに従ってページデー
タを作成する。ここでページデータとは、文字の座標や
コードなどをメモリ上に羅列したページ単位の印字デー
タであり、図11にその一例を示す。次いで、作成され
たページデータに基づいて画像イメージデータを作成す
る。ここで画像イメージデータとは、ドットのON/O
FF情報をメモリ上に羅列したページ単位の印字データ
であり、図12にその一例を示す。
場合には、文字コードや図形コードに従ってページデー
タを作成する。ここでページデータとは、文字の座標や
コードなどをメモリ上に羅列したページ単位の印字デー
タであり、図11にその一例を示す。次いで、作成され
たページデータに基づいて画像イメージデータを作成す
る。ここで画像イメージデータとは、ドットのON/O
FF情報をメモリ上に羅列したページ単位の印字データ
であり、図12にその一例を示す。
【0055】画像データを作成する際、記憶されている
解像度がプリンタエンジン2のものと異なる場合には、
変倍して画像イメージデータを作成する。ここで、変倍
処理の例としては、アウトラインフォントをビットマッ
プに展開する際、予め解像度を指定できるラスタライザ
を用いる方法、画像イメージデータの拡大縮小に関する
補正アルゴリズムを用いる方法などがある。
解像度がプリンタエンジン2のものと異なる場合には、
変倍して画像イメージデータを作成する。ここで、変倍
処理の例としては、アウトラインフォントをビットマッ
プに展開する際、予め解像度を指定できるラスタライザ
を用いる方法、画像イメージデータの拡大縮小に関する
補正アルゴリズムを用いる方法などがある。
【0056】さらに、受信したデータが制御命令であっ
て解像度設定命令でない場合には、その制御命令が画像
イメージデータのホスト装置への転送命令かその他の制
御命令かを判断し、その他の制御命令である場合には個
々の制御命令に対応した処理を実行し、転送命令である
場合にはホスト装置からの受信データの処理を一時中断
し、完成もしくは完成途中の画像イメージデータをホス
トI/F15を通じてホスト装置5へ転送する。そし
て、全て画像イメージデータの転送が完了すると、ホス
ト装置5からの受信データの処理を再開する。
て解像度設定命令でない場合には、その制御命令が画像
イメージデータのホスト装置への転送命令かその他の制
御命令かを判断し、その他の制御命令である場合には個
々の制御命令に対応した処理を実行し、転送命令である
場合にはホスト装置からの受信データの処理を一時中断
し、完成もしくは完成途中の画像イメージデータをホス
トI/F15を通じてホスト装置5へ転送する。そし
て、全て画像イメージデータの転送が完了すると、ホス
ト装置5からの受信データの処理を再開する。
【0057】このように、この実施例によれば、ホスト
装置5から受信した印字データ及び制御命令に従って形
成される画像イメージデータを解像度に合ったデータに
変倍し、完成もしくは完成途中の画像イメージデータを
ホスト装置5へ転送することができるので、ホスト装置
5のディスプレイで見られる表示画像と同じ画像をプリ
ントすることができる。
装置5から受信した印字データ及び制御命令に従って形
成される画像イメージデータを解像度に合ったデータに
変倍し、完成もしくは完成途中の画像イメージデータを
ホスト装置5へ転送することができるので、ホスト装置
5のディスプレイで見られる表示画像と同じ画像をプリ
ントすることができる。
【0058】以上、この発明をレーザプリンタのプリン
タ制御装置(プリンタコントローラ)に適用した実施例
について説明したが、この発明はこれに限らず、LED
プリンタ,液晶シャッタプリンタ等の他のプリンタや、
デジタル複写機等のプリンタ部などのホスト装置及びプ
リンタエンジンに接続されるプリンタ制御装置に適用し
得るものである。
タ制御装置(プリンタコントローラ)に適用した実施例
について説明したが、この発明はこれに限らず、LED
プリンタ,液晶シャッタプリンタ等の他のプリンタや、
デジタル複写機等のプリンタ部などのホスト装置及びプ
リンタエンジンに接続されるプリンタ制御装置に適用し
得るものである。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、低解像度ではより高速のプリントを行なえ、高
解像度ではより高品質のプリント画像を得ることができ
る。請求項2及び3の発明によれば、ドラフトモードの
使用によりアウトラインフォントの展開時間が短縮して
プリント速度が上がっても、充分に見やすいプリント画
像を得ることができる。請求項4の発明によれば、ホス
ト装置のディスプレイに表示される画像と同じ画像をプ
リントすることができる。
よれば、低解像度ではより高速のプリントを行なえ、高
解像度ではより高品質のプリント画像を得ることができ
る。請求項2及び3の発明によれば、ドラフトモードの
使用によりアウトラインフォントの展開時間が短縮して
プリント速度が上がっても、充分に見やすいプリント画
像を得ることができる。請求項4の発明によれば、ホス
ト装置のディスプレイに表示される画像と同じ画像をプ
リントすることができる。
【図1】図2の実施例によるこの発明に係わる処理を示
すフロー図である。
すフロー図である。
【図2】この発明の第1実施例であるレーザプリンタの
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図3】アウトラインフォントの展開方法を説明するた
めの説明図である。
めの説明図である。
【図4】この発明の第2実施例であるレーザプリンタの
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図5】アウトラインフォントの展開方法をさらに詳細
に説明するための説明図である。
に説明するための説明図である。
【図6】図4の実施例による電源投入からアイドル状態
になるまでの処理を示すフローチャートである。
になるまでの処理を示すフローチャートである。
【図7】同じくデータ受信処理を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図8】この発明の第3実施例の作用説明に供する説明
図である。
図である。
【図9】同じくポイントサイズ(文字サイズ)とアウト
ラインフォントの展開処理の際に使用するしきい値との
関係を表す線図である。
ラインフォントの展開処理の際に使用するしきい値との
関係を表す線図である。
【図10】この発明の第4実施例によるこの発明に係わ
る処理を示すフロー図である。
る処理を示すフロー図である。
【図11】ページデータの一例を示すメモリマップ図で
ある。
ある。
【図12】画像イメージデータの一例を示すメモリマッ
プ図である。
プ図である。
【図13】高解像度の時にアウトラインフォントの展開
精度を異ならせた場合の曲線描画の例を示す説明図であ
る。
精度を異ならせた場合の曲線描画の例を示す説明図であ
る。
【図14】低解像度の時にアウトラインフォントの展開
精度を異ならせた場合の曲線描画の例を示す説明図であ
る。
精度を異ならせた場合の曲線描画の例を示す説明図であ
る。
1,22 プリンタコントローラ 2,23 プリ
ンタエンジン 3 パネル装置 5,35 ホス
ト装置 6,29 中央処理装置(CPU) 7,30 プロ
グラムROM 8,31 フォントROM 9,32 RA
M 10 NVRAM 24 オペレー
ションパネル 33 オプションRAM
ンタエンジン 3 パネル装置 5,35 ホス
ト装置 6,29 中央処理装置(CPU) 7,30 プロ
グラムROM 8,31 フォントROM 9,32 RA
M 10 NVRAM 24 オペレー
ションパネル 33 オプションRAM
Claims (4)
- 【請求項1】 アウトラインフォント及び複数の解像度
を持ち、コマンドにより解像度を設定できるエンジンを
制御するプリンタ制御装置において、アウトラインフォ
ントの展開精度を設定された解像度に合わせて自動的に
選択する手段を設けたことを特徴とするプリンタ制御装
置。 - 【請求項2】 アウトラインフォントを有するプリンタ
制御装置において、スイッチあるいはホスト装置からの
コマンドによりアウトラインフォントの展開精度を選択
する手段を設けたことを特徴とするプリンタ制御装置。 - 【請求項3】 アウトラインフォントを有するプリンタ
制御装置において、アウトラインフォントの展開精度よ
りその展開速度を優先するモードを有し、該モードが選
択された時には、その時の文字サイズに応じて適切な展
開精度を自動的に選択する手段を設けたことを特徴とす
るプリンタ制御装置。 - 【請求項4】 複数の解像度を持つプリンタ制御装置に
おいて、ホスト装置から受信した印字データおよび制御
命令に従って画像イメージデータを形成する手段と、該
手段によって形成される画像イメージデータを解像度に
合ったデータに変倍する手段と、完成もしくは完成途中
の画像イメージデータをホスト装置に転送する手段とを
設けたことを特徴とするプリンタ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3242166A JPH0577489A (ja) | 1991-09-21 | 1991-09-21 | プリンタ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3242166A JPH0577489A (ja) | 1991-09-21 | 1991-09-21 | プリンタ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0577489A true JPH0577489A (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=17085316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3242166A Pending JPH0577489A (ja) | 1991-09-21 | 1991-09-21 | プリンタ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0577489A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011152666A (ja) * | 2010-01-26 | 2011-08-11 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像情報処理装置、画像情報処理プログラム |
US8610906B2 (en) | 2007-01-30 | 2013-12-17 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Print control system, and printer and computer readable medium therefor |
-
1991
- 1991-09-21 JP JP3242166A patent/JPH0577489A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8610906B2 (en) | 2007-01-30 | 2013-12-17 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Print control system, and printer and computer readable medium therefor |
JP2011152666A (ja) * | 2010-01-26 | 2011-08-11 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像情報処理装置、画像情報処理プログラム |
US8482777B2 (en) | 2010-01-26 | 2013-07-09 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image information processing device including comparing unit for printing processing system, computer-readable medium and image information processing method for the same |
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