JPH0576967B2 - - Google Patents

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JPH0576967B2
JPH0576967B2 JP61143117A JP14311786A JPH0576967B2 JP H0576967 B2 JPH0576967 B2 JP H0576967B2 JP 61143117 A JP61143117 A JP 61143117A JP 14311786 A JP14311786 A JP 14311786A JP H0576967 B2 JPH0576967 B2 JP H0576967B2
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JP
Japan
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initiator
syrup
minutes
peroxide
methyl methacrylate
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JP61143117A
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JPS61296010A (ja
Inventor
Barry J Heitner
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EIDP Inc
Original Assignee
EI Du Pont de Nemours and Co
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Filing date
Publication date
Application filed by EI Du Pont de Nemours and Co filed Critical EI Du Pont de Nemours and Co
Publication of JPS61296010A publication Critical patent/JPS61296010A/ja
Publication of JPH0576967B2 publication Critical patent/JPH0576967B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F265/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of unsaturated monocarboxylic acids or derivatives thereof as defined in group C08F20/00
    • C08F265/04Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of unsaturated monocarboxylic acids or derivatives thereof as defined in group C08F20/00 on to polymers of esters
    • C08F265/06Polymerisation of acrylate or methacrylate esters on to polymers thereof

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Polymerization Catalysts (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 流し込みポリ(メタクリル酸メチル)のような
アクリル系重合体の製造は、増大する需要のため
に実質的に増加している。アクリル系重合体の用
途の増加と共に、最終製品の品質を損うことなし
に生産速度を改善する重合系を見出す多くの努力
がなされている。 アクリル系重合体は、一般に若干の重合体を含
有するメタクリル酸メチル単量体のブレンド(普
通プレポリマーまたはプレポリ・シロツプといわ
れる)を流し込むことによつて製造される。得ら
れる流し込みポリ(メタクリル酸メチル)シート
の生産速度を増大させるために、種種の開始剤お
よび開始剤系が示唆され、使用されている。多く
のものは種々の過酸化物およびアゾ開始剤との組
合せであつた。ノバークの米国特許第4328329号
に記載されるものを含む異なつた種類の過酸化物
同志、過酸化物/アゾ、並びにアゾ同志の2元開
始剤系が示唆されている。ノバークは残留単量体
が低い迅速な重合を与える開始剤の組合せを見出
すことに関与していた。そのために、彼は活性過
酸化物および活性がそれより小さいアゾよりなる
2元開始剤系を選択した。活性過酸化物(パーオ
キシネオデカン酸t−ブチルまたはt−ペンチ
ル)は迅速な重合を確実にするものであつた。活
性がそれより小さいアズ(2,2′−アゾビス(イ
ソブチロニトリル))は、残留単量体を受容可能
な水準まで低下させたし、同時にこれらの開始剤
は効果的に作用する組合せを提供した。 前に使用された他の開始剤系はPlastics
Engineering、1975年5月、51〜53頁中D.W.ウツ
ドによつて記載されているものを含む。ウツドは
パーオキシネオデカン酸t−ブチルと過酸化デカ
ノイルとの組合せを使用することを開示してい
る。しかし、ノバークは過酸化物/アゾ開始剤系
がこの2元過酸化物系よりすぐれていることを見
出した。 ノバークの特許に従つて得られたアクリル系シ
ートは一般に優秀な品質をもつが、加熱される時
あわを形成しがちであつたことが見出されてい
る。ガスの溶解度は温度が上昇するに従つて低下
するので、約200℃またはそれ以上の温度におい
てアクリル系シートが熱形成される時、この問題
は特にきびしかつた。あわの形成はアゾ開始剤が
分解するに従つて出す窒素ガスによつて増大され
た。窒素は炭酸ガスのようなガスよりアクリル系
シートに溶けにくく、比較的低い温度においてあ
わを形成させる。分解する時炭酸ガスを出す過酸
化物の場合の方が、この問題はおこりにくい。炭
酸ガスは窒素より可溶性であり、重合の間かまた
は次のアクリル系シートの熱形成の間はおこりに
くい。しかし、炭酸ガスを大量過ぎるとあわ立ち
をおこし、熱安定性に悪影響を及ぼす可能性があ
るので、過酸化物の分解性は注意深く選択される
必要がある。 迅速な生産速度を有し、空洞その他の欠陥がな
く、比較的残留単量体を含まず、かつ高い熱安定
性を有するので、あわを形成することなく次に約
200℃またはそれ以上の温度において熱形成させ
ることができるシートが得られる開始剤系を得る
ことに、引続き努力が行なわれている。 〔発明の要約〕 本発明はメタクリレート・シロツプの重合にお
いて、シロツプの重合の間遭遇する温度条件に注
意深く適合させた半減期および分解の性質をもつ
3種の型の過酸化物開始剤の混合物を用いること
により、前述した目的のすべてを達成する。 詳細には、本発明は (1) メタクリル酸メチル単独重合体およびメタク
リル酸メチルとα,β−エチレン系不飽和化合
物との共重合体よりなる群から選択されるアク
リル系重合体の製法であつて、開始剤の存在下
に単量体のアクリレートまたはメタクリレート
中約10〜40重量%のメタクリル酸メチル単独重
合体または共重合体を含有するシロツプを重合
させることによりなる方法において、開始剤が (a) シロツプ1ミリオングラムあたり約0.3〜16
モルの、85℃において約2〜8分の半減期を有
し、かつ発生するフリーラジカル2モルあたり
最大1モルの炭酸ガスを放出する第1の過酸化
物開始剤、 (b) シロツプ1ミリオングラムあたり約0.3〜
16.0モルの、85℃において約10〜25分の半減期
を有し、かつ発生するフリーラジカル2モルあ
たり最大1モルの炭酸ガスを放出する第2の過
酸化物開始剤、並びに (c) シロツプ1ミリオングラムあたり約0.1〜6.0
モルの、110℃において約1.0〜3.5分の半減期
を有し、かつ発生するフリーラジカル各モルに
対し最大1モルの炭酸ガスを放出する第3の過
酸化物開始剤 よりなり、更にこの方法が、最初シロツプと開始
剤溶液との混合物を約45〜90℃の温度に約10〜
100分間加熱し、ここにおいて約90%の重合体へ
の変換がおこり、次にこの混合物を約110℃〜140
℃の温度に加熱し、ここにおいて重合体への変換
が少なくとも約97.5%に増大することよりなる改
良された方法を提供する。 〔発明の詳細な説明〕 本発明は3種の過酸化物開始剤を使用して、良
好な熱安定性を有し、あわを含まず、かつ比較的
残留単量体および空洞のような欠陥のないアクリ
ル系シートを高い生産速度で得る。使用される開
始剤および濃度を除いて、メタクリル酸メチル
(MMA)シロツプの重合は一般にノバークの米
国特許4328329号(参考文献として本明細書に組
み入れられる)に開示されているものと同じであ
る。 例えば、単量体重合体溶液の、プレポリマーま
たはプレポリ・シロツプの製造は、周知であり、
また通常の方法によつて製造することができる。
例えば、このシロツプは単独または他のα,β−
エチレン系不飽和化合物と組み合わせたメタクリ
ル酸エステル中溶液中少量の重合開始剤を、場合
により連鎖移動剤の存在下に、適当な圧力および
温度において加熱することによつて製造すること
ができる。溶液が予め定めた粘度に達するまで加
熱は継続される。その後、熱溶液を冷却する。更
に特定すると、25℃において0.5〜100ポアズの粘
度を有するシロツプは、ジヤケツト型ケトル中単
量体のメタクリルメチルを50゜〜150℃の温度にお
いて還流条件下に加熱することによつてメタクリ
ル酸メチルから生成することができる。普通、大
気圧が使用され、還流する材料が撹拌される。加
熱は少量の開始剤の存在下に行なわれる。所望の
粘度が得られた時、任意の慣用の方法によつて混
合物を冷却することにより、重合が停止される。
1つの方法としては、メタクリル酸メチルが更に
重合するのを防止するのに十分なハイドロキノン
あるいはその他の重合防止剤を含有する冷メクリ
ル酸メチル1〜10重量%を添加することを包含し
ている。 プレポリ・シロツプ溶液は通常メタクリル酸メ
チル単量体に溶解された約10〜40重量%のメタク
リル酸メチル重合体を含有する。この重合体は普
通塩化メチレン100mlあたり重合体0.50gの溶液
を使用して20℃において決定して、約0.35〜1.0
の固有粘度を有する。この重合体はまた酢酸ビニ
ル、スチレン、アクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、アクリル酸ブチル、アクリル酸シクロヘキ
シル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリロ
ニトリル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブ
チル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル
酸2−エチルヘキシルおよびメタクリロニトリル
のような単量体と共に、主要部分、即ち、少なく
とも約50%のメタクリル酸メチル単量体を含む共
重合体であることができる。 このプレポリ・シロツプを使用して、セルまた
は連続法のいずれかにより、シートのような流し
込みメタクリル酸メチル製品を製造する。流し込
みに対しては、約45℃〜90%の温度が通常用いら
れ、後硬化に対しては、約110℃〜140℃の温度が
使用される。流し込みの間用いられる圧力は通常
自生圧力である。 シロツプを重合させるのに使用される3種の過
酸化物開始剤は、それらの半減期および分解の性
質を基にして選択される。各過酸化物開始剤の半
減期は一定の温度において過酸化物部分の半分が
分解するのに要する時間である。この開始剤混合
物は第1の開始剤および第2の開始剤を含有し、
それらは、組み合わせて、45℃〜90℃の第1の加
熱の間に約20%の変換から約90%の変換までシロ
ツプを重合させる。この混合物の第3の過酸化物
開始剤は最終硬化の間約110℃〜140℃の第2の加
熱の間に少なくとも約97.5%の重合体まで変換を
増加させる。 第1の開始剤は85℃において約2〜8分の半減
期をもち、かつ発生する遊離ラジカル2モルあた
り最大1モルの炭酸ガスを放出するような開始剤
から選択されるべきである。前記の特性を有し、
かつ必要な重合速度を達成する開始剤としては、
例えば、パーオキシネオデカン酸α−クミル、パ
ーオキシネオデカン酸t−アミル、並びにパーオ
キシネオデカン酸t−ブチルのようなパーオキシ
エステル類がある。パーオキシネオデカン酸アミ
ルおよびブチルが好適である。第1の開始剤はシ
ロツプ1ミリオングラムあたり約0.3〜16モルの
量で存在すべきである。 第2の開始剤は85℃において約10〜25分の半減
期を示し、かつ発生するフリーラジカル2モルあ
たり最大1モルの炭酸ガスを放出すべきである。
このような化合物としては例えば、パーオキシピ
バール酸t−アミルおよびパーオキシピバール酸
t−ブチルのようなパーオキシエステル類があげ
られる。第2の開始剤はまた、シロツプ1ミリオ
ングラムあたり約0.3〜16モルを与える濃度で存
在すべきである。 本発明中使用される第3の開始剤は、シロツプ
1ミリオングラムあたり約0.1〜6.0モルの濃度で
存在するべきである。それは、110℃において約
1.0〜3.5分の半減期を有し、発生するフリーラジ
カル各モルに対して最大1モルの炭酸ガスを出
す。第3の開始剤として使用することができる化
合物としては、例えば、ジイソノノイル、ジラウ
ロイル、ジデカノイルおよび2,5ジメチル−
2,5ビス(2−エチルヘキソイルパーオキシ)
ヘキサンがあげられる。ジデカノイルおよび最後
の化合物が好適である。 この3種の開始剤の溶液は単なる混合による
か、またはアクリレートまたはメタクリレート単
量体への開始剤の添加によつて製造することがで
きる。プレポリ・シロツプはこの開始剤溶液、共
単量体、連鎖移動剤、交さ結合剤、顔料、並びに
任意の他の所望の添加剤を混合することによつて
製造される。初期重合は約45℃〜95℃の温度にお
いて実施することができる。重合速度を最大にす
るために約55℃〜90℃の温度が好適である。これ
は加熱水浴中行なうことができる。厚いシートの
方が重合の間にあわを形成しがちであるので、最
適の重合温度および開始剤濃度はシートの厚さに
よつてきまる。これは、アクリル系重合体の低い
熱伝導度のためにシートから水浴への反応熱の熱
移動が不良である故におこる。従つて厚いシート
中あわの形成を最小にするためには、重合体の温
度は水浴中にある間約105℃を超えるべきではな
い。シートが55℃〜95℃の水浴から取り出されて
後、例えば、グリコール浴または赤外オーブン
中、約110℃〜140℃の温度に加熱される。次にシ
ートを約90℃に冷却する。このシートは、約5〜
60分間は110℃より上の温度にある。この時間は
シートの厚さによる。第3の開始剤はシートが90
℃に冷却される時までに消費される。 本発明中使用される各開始剤の正確な濃度はシ
ートの厚さ、並びに任意の連鎖移動剤、交さ結合
剤、顔料および存在するコモノマーによる。例え
ば、厚いシートは指示された範囲の下限に近く、
一方、薄いシートは中間または上限に近い濃度を
必要とする。 熱形成性のシートの場合には、一般に連鎖移動
剤および交さ結合剤が使用される。連鎖移動剤は
メルカプタン、例えば、20個までの炭酸原子を有
するアルキルメルカプタン類、特に約4〜20個の
炭素原子を有するn−アルキルメルカプタン類、
或いはアリール基がフエニルまたはナフタリルで
あつてもよく、かつアルキル(1〜12個の炭素原
子を有する)またはハロゲン(Cl、Br、I)置
換分を有することができるアリールメルカプタ
ン;ポリハロアルカン類(好適には1〜5個の炭
素原子を有する);R2PHまたはRPH2(ただしR
は6〜10個の炭素原子を有するアリール、或いは
1〜10個の炭素原子を有するアルキルである)の
ようなホスフインであつてもよい。 交さ結合剤はメタクリル酸メチル単量体と共重
合可能であり、かつ少なくとも2つのエチレン系
不飽和2重結合を有する任意の有機化合物、例え
ば、ジアクリル酸またはジメタアクリル酸アルキ
レンまたはヒドロキシ置換アルキレン、例えば、
ジメタクリル酸1,2−エチレンまたはジメチル
アクリル酸1,6−ヘキサンジオールのような、
ジアクリレートまたはジメタクリレートであつて
もよい。 その外、常用量で慣用のUV安定剤、熱安定
剤、重合防止剤、染料および顔料を添加すること
ができる。 本発明の方法において3元過酸化物開始剤を用
いて得られるアクリル系シートは、過酸化物/ア
ゾまたは2元アゾ開始剤を用いる方法により得ら
れるシートより、高い熱安定性を有し、あわを形
成しにくい。これは選択される開始剤の分解特性
のためである。過酸化物が重合の間に分解する時
には、それらは炭酸ガスを出す。アゾ開始剤は窒
素を出す。窒素はアクリル系シート中炭酸ガスよ
り溶けにくく、炭酸ガスより低い濃度においてあ
わの形成をおこす。あわの形成を最小にし、熱安
定性を改善し、かつ高い生産速度を保つために
は、ある半減期および分解の性質をもつ過酸化物
開始剤が選択される。 本発明の系はまた、2元過酸化物開始剤に比し
利点がある。特定すると、2元過酸化物系は重合
速度を増大させるために過酸化物の濃度を増大さ
せるに従つて、得られる重合体の熱安定性が低下
するという欠点を有する。本発明の3種の開始剤
系の使用によつて得られる重合体は、高温に対し
て比較的敏感でない。特定すると、本発明の系の
場合には、第2の開始剤の濃度を上げて、高い重
合速度を得るが、熱安定性を損うことはない。 本発明において使用される開始剤系は、異なる
半減期を選択することによつて、重合および硬化
の全範囲にわたつて開始剤活性が得られる。この
結果、最終製品において迅速な重合と高い熱安定
性が共に得られ、それは、例えば製品の特性を低
減させることなしに高められた温度における熱成
形を可能にする。 熱安定性は3つの異なつた試験方法によつて測
定することができる。第1の方法においては、シ
ートを空気循環オーブン中に30分間180℃に置く。
第2の方法においては、シートを同じ型のオーブ
ン中に90分間193℃に置く。シートがオーブンか
ら取り出した後あわを含まない場合には、それは
これらの試験に合格する。 第3の試験は赤外(IR)あわ試験といわれ、
この試験においては、サーモラベル(その感熱温
度まで加熱される時、色が変化する温度感受性の
テープ)がつけられたシートの小片を、窓を有す
る赤外オーブンに入れる。操作者は加熱されるシ
ートを観察し、あわが形成しはじめた時シートを
取り出す。あわが形成される温度を赤外あわ温度
という。 広く知られているように、アクリル系重合体は
水に対して親和性を有する。水は周囲の空気から
シートに吸着され、2%の高濃度に達する可能性
がある。アクリル系重合体が水を吸着するかまた
は水が流し込み用シロツプに添加される時、アク
リル系シートの熱安定性は急激に低下する。重合
体をオーブン中等で乾燥する時には、熱安定性は
そのもとの安定度まで戻つて増大する。 本発明は次の実施例によつて更に例示され、実
施例中部および百分率は別示しないかぎり重量に
よる。 例 1 プレポリ・シロツプ172g、開始剤溶液10g、
EDMA/LM溶液10gおよびアクリル酸n−ブチ
ル8gを使用して流し込み用シロツプをつくつ
た。 プレポリ・シロツプはノバークの米国特許
4328329号に記載された一般操作に従つて製造さ
れた。それは1800cpの粘度を示し、20〜24%の
重合体を含有していた。 開始剤溶液は75%の純度を有するパーオキシネ
オデカン酸t−ブチル3.58g、過酸化ジデカノイ
ル0.89gおよびパーオキシピバール酸t−ブチル
0.93gよりつくられた。その外、この開始剤溶液
はトパノールA開始剤(MMA溶液中10%の純
度)0.40g、チヌビンP紫外安定剤0.11g、エロ
ゾールOT離型剤0.08gおよび非防止型メタクリ
ル酸メチル44.05gを含有していた。 EDMA/LM溶液はジメタクリル酸エチレング
リコール(EDMA)交さ結合剤7.0g、ラウリル
メルカプタン連鎖移動剤4.0gおよびメタクリル
酸メチル89.0gを含有していた。 流し込み用シロツプを磁気撹拌機を使用して30
分間混合した。次に混合しながら、40mmHg絶対
圧において15分間ガス抜きした。次にアルゴンガ
スによつて真空を解放した。流し込み用シロツプ
を3〜125ミルのステンレススチール流し込み用
セル中に注いだ。セルはシロツプがはみ出るのを
防ぐため縁の周りにポリ塩化ビニルガスケツトを
有していた。セルをクランプで合わせた。1つの
セルの中央に、熱電対対を入れてシート/シロツ
プの温度を測定した。熱電対はガスケツトの小片
によつてシートの中央の位置に保たれて、熱電対
がスチールプレートの温度ではなくシロツプの温
度を確実に読むようにした。この3つの流し込み
用セルを80℃の水浴に入れた。トロムスドルフピ
ークは浴中で15.5分後におこつた。流し込み物を
17分後浴から取り出し、次に3分間140℃のエチ
レングリコール浴に入れた。次に流し込み物をそ
のグリコール浴から取り出し、室の空気にさらす
ことによつて放冷した。シートが90℃まで冷えた
ならば、それらを冷水中15〜25℃において急冷し
た。次にシートを流し込み用セルから取り出し
た。このシートを193℃において90分間安定性に
ついて評価し、IRあわを決定した。仕上がりシ
ート中水含量%、並びに残留メタクリル酸メチル
およびアクリル酸ブチル単量体含量を決定した。
この仕上がりシートを、仕上がりシートの縁の内
側の重合の間のあわの形成を調べた。これらの評
価の結果を別表に要約する。 例 2〜7 例2〜7においては、表中に示される第1およ
び第2の開始剤の濃度および水浴の温度を使用し
て、例1の一般操作をくり返した。得られた製品
を同様に評価し、結果をこの表に示した。例2〜
7においては、流し込み物はピーク温度に達した
後1.5分で水浴から取り出された。 例 8 例8においては、187ミルのシートが得られ、
また流し込み用シロツプに1%サルレアン・ブル
ー顔料を添加したことの外は、例1の一般操作を
くり返した。あわの形成を防止するため、異なつ
た温度にセツトされた2つの水浴を用いて重合が
実施された。流し込み用セルを84℃の浴に5.5分
間入れ、次に残りの時間(ピークの後2.0分)80
℃の浴に入れた。得られた製品を前のとおり評価
し、結果を次の表に要約した。 【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 メタクリル酸メチル単独重合体およびメタク
    リル酸メチルとα,β−エチレン系不飽和化合物
    との共重合体よりなる群から選択されるアクリル
    系重合体の製法であつて、開始剤の存在下に単量
    体のアクリレートまたはメタクリレート中約10〜
    40重量%のメタクリル酸メチル単独重合体または
    共重合体を含有すシロツプを重合させることより
    なる方法において、開始剤が (a) シロツプ1ミリオングラムあたり約0.3〜16
    モルの、85℃において約2〜8分の半減期を有
    し、かつ発生するフリーラジカル2モルあたり
    最大1モルの炭酸ガスを放出する第1の過酸化
    物開始剤、 (b) シロツプ1ミリオングラムあたり約0.3〜
    16.0モルの、85℃において約10〜25分の半減期
    を有し、かつ発生するフリーラジカル2モルあ
    たり最大1モルの炭酸ガスを放出する第2の過
    酸化物開始剤、並びに (c) シロツプ1ミリオングラムあたり約0.1〜6.0
    モルの、110℃において約1.0〜3.5分の半減期
    を有し、かつ発生するフリーラジカル各モルに
    対し最大1モルの炭酸ガスを放出する第3の過
    酸化物開始剤 よりなり、更にこの方法が最初シロツプと開始剤
    溶液との混合物を約45〜90℃の温度に約10〜100
    分間加熱し、ここにおいて約90%の重合がおこ
    り、次にこの混合物を約110℃〜140℃の温度に加
    熱し、ここにおいて重合体への変換が少なくとも
    約97.5%に増大することにより改良された方法。 2 第1の開始剤がパーオキシネオデカン酸t−
    アミルおよびパーオキシネオデカン酸t−ブチル
    よりなる群から選択される特許請求の範囲第1項
    記載の方法。 3 第1の開始剤がパーオキシネオデカン酸t−
    ブチルである特許請求の範囲第2項記載の方法。 4 第2の開始剤がパーオキシピバール酸t−ア
    ミルおよびパーオキシピバール酸t−ブチルから
    選択される特許請求の範囲第1項記載の方法。 5 第2の開始剤がパーオキシピバール酸t−ブ
    チルである特許請求の範囲第4項記載の方法。 6 第3の開始剤がジイソノナノイル、ジラウロ
    イル、ジデカノイルおよび2,5−ジメチル2,
    5−ビス(2−エチルヘキソイルパーオキシ)ヘ
    キサンよりなる群から選択される特許請求の範囲
    第1項記載の方法。 7 第3の開始剤がジデカノイルである特許請求
    の範囲第6項記載の方法。 8 第3の開始剤が2,5−ビス(2−エチルヘ
    キサノイルパーオキシ)ヘキサンである特許請求
    の範囲第6項記載の方法。
JP61143117A 1985-06-21 1986-06-20 アクリル系重合体の製法 Granted JPS61296010A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US06/747,416 US4605717A (en) 1985-06-21 1985-06-21 Preparation of acrylic polymer sheets using a ternary peroxide initiator system
US747416 1985-06-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61296010A JPS61296010A (ja) 1986-12-26
JPH0576967B2 true JPH0576967B2 (ja) 1993-10-25

Family

ID=25004976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61143117A Granted JPS61296010A (ja) 1985-06-21 1986-06-20 アクリル系重合体の製法

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