JPH0576848A - 籾摺選別機の小米選別装置 - Google Patents

籾摺選別機の小米選別装置

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JPH0576848A
JPH0576848A JP24156491A JP24156491A JPH0576848A JP H0576848 A JPH0576848 A JP H0576848A JP 24156491 A JP24156491 A JP 24156491A JP 24156491 A JP24156491 A JP 24156491A JP H0576848 A JPH0576848 A JP H0576848A
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JP
Japan
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rice
sorting
small
grain
mixed
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Application number
JP24156491A
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English (en)
Inventor
Shoichi Fukumoto
彰一 福本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】籾摺選別機の穀粒が循環する経路に複数の小米
選別装置30,30を配置して、籾摺選別過程で循環す
る穀粒の小米選別をすることにより、小米の選別精度を
向上させる。 【構成】籾摺選別される穀粒の循環過程である分配ケー
ス22及び揺動選別板21,21,…に、小米選別装置
30,30を設け、これら複数の小米選別装置30,3
0で選別された小米を、34を経て纏めて機外に取り出
す構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、籾摺選別機の小米選
別装置、更に詳しくは、籾摺選別機における穀粒の流動
過程で小米を選別除去する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】籾摺をする籾摺部,籾摺部からの摺落米
を風選する摺落米風選部,籾・玄米の混合米を選別する
混合米選別部及び揚穀搬送部から構成されている籾摺選
別機がある。このような籾摺選別機で、混合米選別部か
ら選別して取り出された玄米について、機外に取り出す
玄米揚穀機までの搬送経路である玄米受樋の底部を目抜
き鉄板で構成し、小米を選別除去してから機外に取り出
すものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように構成されて
いる従来装置にあつては、混合米選別部で選別された玄
米の小米選別装置が、混合米選別部と玄米揚穀機との間
に設けられているため、玄米の小米選別が1回しか行な
うことができず、選別精度が向上しないという問題点が
あつた。そこで、この発明は、籾摺選別機の穀粒が循環
する経路に小米選別装置を配置して、循環される穀粒の
小米選別をすることにより、小米の選別精度を向上させ
ると共に、小米選別装置での選別ずみ小米の取り出しの
合理化をしようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
従来技術のもつ問題点を解決するために、次の技術的手
段を講じた。即ち、この発明は、籾摺選別機の穀粒の循
環経路に小米の漏下できる小米選別装置30,30を複
数個設け、これらの複数の小米選別装置30,30の小
米を纏めて機外に取り出すことを特徴とする籾摺選別機
の小米選別装置の構成としたものである。
【0005】
【実施例】以下、図面に示すこの発明の実施例について
説明する。まず、実施例の構成について説明する。この
籾摺選別機は、籾摺をする籾摺部A,籾摺部Aからの摺
落米を風選する摺落米風選部B,摺落米風選部Bでの風
選後の混合米を選別する混合米選別部C,穀粒を揚穀搬
送する揚穀搬送部Dにより構成されていて、籾摺部Aを
機体の前下部に配置し、籾摺部Aの一側部に揚穀搬送部
Dの混合米揚穀機1を配置し、後下部には混合米選別部
Cを、また、後上部には摺落米風選部Bを夫れ夫れ配置
し、機体の最後部には揚穀搬送部Dの玄米揚穀機2を配
置する構成である。
【0006】籾摺部Aは、籾ホッパ3,籾摺ロール4,
4,拡散板(図示省略)の内装されている籾摺室5,摺
落米流下板6等で構成されていて、この摺落米流下板6
から流下した籾・玄米・籾殻の混合した摺落米は、摺落
米ラセン7で横一側方に搬送されて、揚穀搬送部Dのバ
ケット型の混合米揚穀機1の下部に流入する構成であ
る。
【0007】次に、摺落米風選部Bについて説明する。
摺落米風選部Bを構成する摺落米風選箱体8の前側上部
には、摺落米ホッパ9を配置して、この摺落米ホッパ9
はバネ10で上下自在に支持されていて、揚穀搬送部D
の混合米揚穀機1からの摺落米が供給される構成であ
る。この摺落米風選箱体8には、摺落米ホッパ9の下方
を選別始端側とし、後部上方に向けて斜設されている摺
落米風選路11を配置し、摺落米風選路11の下方に
は、粃米を受ける粃米受樋12,選別された摺落米を受
ける摺落米受樋13が構成されている。この摺落米ホッ
パ9の流下口は、摺落米風選路11の幅と略々同幅に構
成に構成されていて、下方の摺落米風選路11の全幅に
摺落米が落下供給される構成である。
【0008】摺落米風選箱体8の吸気口14から流入し
た選別風及び圧風フアン15で発生した選別風は、摺落
米風選路11を流れ、吸引フアン16,排塵筒17を経
て機外へ排出される。粃米受樋12に選別された粃米
は、粃米ラセン18で機体の一側に搬送されて機外へ取
り出されたり、または、籾摺部Aへ還元されて再度籾摺
されるものであり、また、摺落米受樋11に受けられた
摺落米は、摺落米流路19を経て下方の混合米選別部C
へ送られる。摺落米風選箱体8に設けられている摺落米
ホッパ9は、バネ10により上下動自在に支持されてい
て、この摺落米ホッパ9はロッドやアーム等の連動部材
(図示省略)を介して籾摺部Aの籾供給調節弁(図示省
略)と連動連結されていて、摺落米ホッパ9の穀粒量に
より籾供給調節弁(図示省略)が関連的に調節される構
成である。
【0009】次に、揺動選別装置20で構成されている
混合米選別部Cについて説明する。多段の揺動選別板2
1,21,…は、穀粒の流動方向である縦方向及び縦方
向に直交する選別方向である横方向の2面とも傾斜した
構成として、横方向を機体の前後方向(図1の左右方
向)に沿わせた状態で、摺落米風選部Bの下方に配置さ
れていて、揺動アーム(図示省略)で横方向に斜上下の
往復動をする構成である。摺落米風選部Bの摺落米受樋
13,摺落米流路19を経て混合米が分配ケース22に
供給され、分配ケース22から揺動選別板21,21,
…の縦方向の高い供給側で、且つ、横方向の揺下側に構
成されている供給口から混合米が供給される。揺動選別
板21,21,…の排出側には、玄米仕切板23及び籾
仕切板24が設けられていて、揺動選別板21,21,
…の横方向揺上側の玄米分布流域,横方向中間部の混合
米分布流域及び横方向揺下側の籾分布流域に分布する穀
粒が、夫れ夫れ玄米,混合米及び籾米に仕切られ、玄米
仕切板23で仕切られた玄米は、玄米受樋25で後方へ
搬送され、次いで、揚穀搬送部Dの玄米揚穀機2で揚穀
されて機体後部から機外に取り出され、また、玄米仕切
板23と籾仕切板24とで仕切られた混合米は、混合米
受樋26,混合米流路27を流下して揚穀搬送部Dの混
合米揚穀機1で揚穀されて、摺落米ホッパ9,摺落米風
選路11,摺落米受樋13,摺落米流路19、分配ケー
ス22を経て、摺落米風選路11で再度風選されて揺動
選別板21,21,…に供給されて再選別され、籾仕切
板24で仕切られた籾は、籾受樋28から揚穀搬送部D
の籾揚穀機29で揚穀されて籾摺部Aに還元され、再度
の籾摺がされる構成である。
【0010】次に、図3に基づき小米選別装置について
説明する。分配ケース22の底板は、小米の漏下する網
・目抜き鉄板等の小米選別装置30で構成されていて、
分配ケース22を流動する穀粒の小米が選別され、漏下
選別された小米は下方の搬送突起付の搬送板31に落下
し、揺動選別板21,21,…と一体的に揺動されて、
揺動選別板21の縦方向の供給側で、且つ、横方向揺上
側に送られて、小米流路32に流入する構成である。
【0011】次に、図4乃至図6の実施例について説明
する。分配ケース22から揺動選別板21,21,…に
穀粒が供給される供給部分、即ち、揺動選別板21,2
1,…の縦方向の供給側の所定幅にわたり横方向の揺上
側から揺下側全域を小米の漏下可能な網等の小米選別装
置30で構成し、この各小米選別装置30,30,…の
下方には、漏下した小米を揺動選別板21,21,…の
縦方向供給側に案内する案内板33,33,…を設け、
この案内板33,33,…で案内された小米は小米流路
32で揺動選別板21,21,…の最下段の小米搬送板
34に流下し、小米搬送板34の縦方向排出側の揺上側
の排出口から揺動選別板21,21,…の排出側で且つ
揺上側に設けられている小米流路32の下部に流入し、
小米流路32の終端から機外に取り出される構成であ
る。
【0012】次に、小米選別装置30の変形例について
検討すると、籾摺部Aの摺落米流下板6、あるいは、摺
落米風選部Bの摺落米風選路11を構成する流穀板3
5、混合米流路27の底板部、あるいは、玄米受樋2
5,混合米受樋26,籾受樋28に、小米選別装置30
を設けて、漏下した小米を集めて機外へ取り出す構成と
してもよい。
【0013】次に、図3及び図4に基づいて、伝動関係
について説明する。籾摺部Aの下部には、第1モータ3
6が配置されていると共に、混合米揚穀機1の混合米ケ
ース37中間部には、中間軸38が揚穀ベルト39の内
周側部分を貫通して軸支されていて、第1モータ36の
原動プ−リ40,籾摺ロール4,4側の籾摺プ−リ4
1,41,中間軸38の一端に取付られている中間プ−
リ42に伝動ベルト43が掛け回されていて、籾摺ロー
ル4,4が互いに反対方向に回転する構成である。中間
軸38の他端に取り付けられているプ−リ44,混合米
揚穀機1側のプ−リ45,籾揚穀機29側のプ−リ46
及びテンションプーリ47に、伝動ベルト48を掛け回
して、中間軸38のプ−リ44から混合米揚穀機1及び
籾揚穀機29が駆動され、また、混合米揚穀機1のプ−
リ45と同軸に設けられているプ−リ49から伝動ベル
ト50を介して揺動選別装置20を揺動する揺動プ−リ
51に動力が伝達されている。このように、中間軸38
が混合米揚穀機1の混合米ケース37に支持されている
ので、中間軸38支持用の特別の部材を必要とせず、構
成の簡素化を図ることができる。
【0014】摺落米風選部Bの下部には、第2モ−タ5
2が設けられていて、第2モータ52の原動プ−リ53
と粃米ラセン18駆動用のプ−リ54とに伝動ベルト5
5を掛け回し、また、粃米ラセン18に同軸状に設けら
れているプ−リ56からフアン伝動ベルト57及び揚穀
伝動ベルト58を経て、吸引フアン16及び玄米揚穀機
2に動力が伝達される構成である。
【0015】次に、図1乃至図4に示す実施例の作用に
ついて説明する。籾摺選別機で籾摺選別作業をする場合
には、機体の回転各部を駆動し、籾ホッパ3に籾を供給
し、籾摺部Aの籾供給調節弁(図示省略)を開けると、
籾が籾摺ロール4,4に供給され、互いに反対方向に回
転している籾摺ロール4,4で籾摺され、拡散板(図示
省略)で拡散された摺落米は摺落米流下板6上を流下
し、次いで、籾・玄米・籾殻の混合している摺落米は、
摺落米ラセン7で横側方に搬送されて、揚穀搬送部Dの
混合米揚穀機1の下部に流入し、揚穀されて摺落米ホッ
パ9に供給される。
【0016】次いで、摺落米は摺落米ホッパ9から流下
し、下方の摺落米風選路11の幅全体に落下し、摺落米
風選路11を流れている選別風により選別され、軽い籾
殻は摺落米風選路11の終端側に流れ、吸引フアン16
及び排塵筒17を経て機外に排出され、また、比較的軽
い粃米は粃米受樋12に落下選別され、また、重い籾・
玄米の摺落米は摺落米受樋13に流下し、次いで摺落米
流路19,分配ケース22を経由して、揺動選別板2
1,21,…に供給される。
【0017】このようにして、揺動選別板21,21,
…に供給された混合米は、揺動アーム(図示省略)の横
方向斜上下の往復揺動により、粒形の大小,比重の大小
あるいは摩擦抵抗の差異等により選別されて、横方向の
揺上側である玄米分布流域に偏流分布した玄米は、玄米
仕切板23で仕切られて取り出され、玄米受樋25を経
て玄米揚穀機2の下部に流入し、玄米揚穀機2で揚穀さ
れて機外に取り出され、また、揺動選別板21,21の
横方向中間部である混合米分布流域に偏流分布した混合
米は、玄米仕切板23と籾仕切板24とで仕切られて取
り出され、混合米は混合米受樋26、混合米流路27を
経て混合米揚穀機1の下部に流入して、揚穀され、摺落
米ホッパ9,摺落米風選路11,摺落米受樋13,摺落
米流路19,分配ケース22を経て、摺落米風選路11
で再度風選された後に、揺動選別板21,21,…に供
給されて再選別され、また、揺動選別板21,21の横
方向揺下側の籾米分布流域に偏流分布した籾米は、籾仕
切板24で仕切られて取り出され、籾揚穀機29で籾摺
部Aに揚穀還元されて再度籾摺される。
【0018】このように、籾摺選別される過程で、分配
ケース22の底板に構成されている小米選別装置30を
流動する際に、小米が漏下選別され、下方の揺動する搬
送突起付の搬送板31により、揺動選別板21の縦方向
の供給側で、且つ、横方向揺上側に送られて、小米流路
32に流入し、また、分配ケース22から供給された穀
粒が、揺動選別板21,21,…の縦方向の供給側の所
定幅にわたり構成されている小米選別装置30を流動す
る際にも小米が選別され、漏下した小米は案内板33,
33,…で案内され、小米は小米流路32を経て揺動選
別板21,21,…の最下段の小米搬送板34に流下
し、揺動作用により小米搬送板34の縦方向排出側の揺
上側の排出口から揺動選別板21の排出側で且つ揺上側
に設けられている小米流路32の下部に流入し、前述の
分配ケース22の小米選別装置30で選別された小米と
一緒に機外へ取り出されるものであり、また、この小米
選別装置30は穀粒の循環する経路に設けられているの
で、循環する穀粒がその都度小米選別されて選別精度を
向上させることができるものである。
【0019】
【発明の効果】この発明は、籾摺選別される穀粒の循環
する過程に、分配ケース22の小米選別装置30及び揺
動選別板21の小米選別装置30等の複数の小米選別装
置30,30を設け、これら複数の小米選別装置30,
30で選別された小米を、纏めて機外に取り出すもので
あるので、機外に排出された小米の処理が容易となり、
また、これらの小米選別装置30,30は穀粒の循環す
る経路に設けられているので、循環する穀粒がその都度
小米選別されて選別精度を向上させることができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】切断側面図
【図2】切断背面図
【図3】切断側面図
【図4】切断背面図
【図5】揺動選別装置の切断側面図
【図6】斜視図
【符号の説明】
A 籾摺部 B 摺落米風選部 C 混合米選別部 D 揚穀搬送部 1 混合米揚穀機 2 玄米揚穀機 3 籾ホッパ 4 籾摺ロール 5 籾摺室 6 摺落米流下板 7 摺落米ラセン 8 摺落米風選箱 9 摺落米ホッパ 10 バネ 11 摺落米風選路 12 粃米受樋 13 摺落米受樋 14 吸気口 15 圧風フアン 16 吸引フアン 17 排塵筒 18 粃米ラセン 19 摺落米流路 20 揺動選別装置 21 揺動選別板 22 分配ケース 23 玄米仕切板 24 籾仕切板 25 玄米受樋 26 混合米受樋 27 混合米流路 28 籾受樋 29 籾揚穀機 30 小米選別装置 31 搬送板 32 小米流路 33 案内板 34 小米搬送板 35 流穀板 36 第1モータ 37 混合米ケース 38 中間軸 39 揚穀ベルト 40 原動プ−リ 41 籾摺プ−リ 42 中間プ−リ 43 伝動ベルト 44 プ−リ 45 プ−リ 46 プ−リ 47 プ−リ 48 伝動ベルト 49 プ−リ 50 伝動ベルト 51 揺動プ−リ 52 第2モータ 53 原動プ−リ 54 プ−リ 55 伝動ベルト 56 プ−リ 57 フアン伝動ベルト 58 揚穀伝動ベルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 籾摺選別機の穀粒の循環経路に小米の漏
    下できる小米選別装置30,30を複数個設け、これら
    の複数の小米選別装置30,30の小米を纏めて機外に
    取り出すことを特徴とする籾摺選別機の小米選別装置。
JP24156491A 1991-09-20 1991-09-20 籾摺選別機の小米選別装置 Pending JPH0576848A (ja)

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JP24156491A JPH0576848A (ja) 1991-09-20 1991-09-20 籾摺選別機の小米選別装置

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JP24156491A JPH0576848A (ja) 1991-09-20 1991-09-20 籾摺選別機の小米選別装置

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JPH0576848A true JPH0576848A (ja) 1993-03-30

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