JPH0576824A - ラベルの製造方法 - Google Patents

ラベルの製造方法

Info

Publication number
JPH0576824A
JPH0576824A JP24751291A JP24751291A JPH0576824A JP H0576824 A JPH0576824 A JP H0576824A JP 24751291 A JP24751291 A JP 24751291A JP 24751291 A JP24751291 A JP 24751291A JP H0576824 A JPH0576824 A JP H0576824A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aqueous
acid value
ink
label
printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24751291A
Other languages
English (en)
Inventor
Einosuke Fujii
英之助 藤井
Katsuhiko Tomohiro
勝彦 友廣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP24751291A priority Critical patent/JPH0576824A/ja
Publication of JPH0576824A publication Critical patent/JPH0576824A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Making Paper Articles (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 酸価が20〜250の水性ビニル系共重合体
のアンモニューム塩若しくはアミン塩を分散剤とする樹
脂分散液を含有する水性印刷インキ及び水性オーバーコ
ート剤を使用して印刷するラベルの製造方法。 【効果】 洗瓶適性に優れ、カール性が少ないラベルを
得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビ−ル、ウイスキ−、
酒、ドリンク剤等の瓶に貼付するラベルの製造方法で、
特に使用後に瓶を回収しそこに貼付してあるラベルを剥
がし、更にまた新たにラベルを貼付することにより瓶容
器を繰返し利用する用途に優れた特性を有するラベルの
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来ビ−ル瓶等のラベルは、紙或いはア
ルミ貼合紙、アルミ蒸着紙等を原紙とし、その上に印刷
インキを用いて印刷、型抜き後、糊剤を用いて瓶に貼付
して使われている。
【0003】これらの瓶は、飲料として供された後回収
され、食品メ−カ−等でアルカリ水溶液等の薬剤処理に
よりラベルを剥がし、また新たにラベルを貼付すること
によって再使用されている。
【0004】従来これらの印刷は、オフセット印刷後溶
剤型のオ−バ−コ−ト剤をコ−タ−で塗装したり、或い
は溶剤型インキを使用してグラビア印刷が行われてい
た。しかしながら、これらのインキ、オ−バ−コ−ト剤
は有機溶剤には易溶であるが、アルカリ水溶液には難溶
であるため、前述したラベルの洗浄工程においてインキ
被膜が溶け難く、洗浄に長時間を要すると言う問題があ
った。
【0005】また、これらの有機溶剤型インキ、オ−バ
−コ−ト剤は印刷、塗装工程中の乾燥過程で、溶剤と共
に紙に含まれる水分も同時に失われるため、紙が乾燥し
てカ−ルを生じ、後工程での型抜き、ラベルの貼付時に
支障をきたし、その為印刷工程で同時に或いは別工程で
紙の裏面にカ−ル防止剤を塗布したり、調湿(水分調
整)という工程を施す事が行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等はこれらの
問題点を解決すべく研究の結果、アルカリ水に対する溶
解性の良い水性のインキ及びオ−バ−コ−ト剤を用い、
グラビア印刷機、フレキソ印刷機によってラベルを印刷
し、基材の含有水分が印刷前後で変化しない様、乾燥工
程で乾燥機の温度を適宜調整して乾燥させる事により、
洗瓶時のラベルの剥離性、及びラベルのカ−ル性を大巾
に改善し、ラベル貼り工程及び洗瓶工程の合理化に寄与
する方法を開発した。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、洗瓶適
性、カ−ルの少ないラベルを製造する方法について、鋭
意研究を重ねた結果、使用する印刷インキ、オ−バ−コ
−ト剤の樹脂成分として、特定範囲の酸価を有する水性
樹脂分散液を含有した水性インキ、オ−バ−コ−ト剤を
使用して、グラビア印刷機、フレキソ印刷機により印刷
し、印刷前後で基材の含有水分が変化しない様乾燥機の
温度を適宜調節する事により、カ−ルが少なく、洗瓶時
に剥離性の良いラベルの製造方法を発明するに至った。
【0008】本発明に係わるインキ、オ−バコ−ト剤に
使用する特定の酸価を有する水性樹脂分散物を得るに際
しては、カルボキシル基を有するビニ−ルモノマ−と、
カルボキシル基を有さないビニ−ルモノマ−の重合割合
を設定する事により、目的とする酸価を有する水性樹脂
分散物を得る事が出来る。
【0009】本発明に係わる水性樹脂分散物を製造する
のに使用出来るビニ−ルモノマ−として以下のものが例
示出来る。カルボキシル基を有するビニ−ルモノマ−と
しては、クロトン酸、イタコン酸、フマ−ル酸、マレイ
ン酸、アクリル酸、メタアクリル酸、等のα,β不飽和
(モノ)(ジ)カルボン酸等を挙げることができる。
【0010】また、カルボキシル基を有さないビニ−ル
モノマ−としては、(メタ)アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸イソプロピ
ル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル
酸イソブチル、(メタ)アクリル酸n−アミル、(メ
タ)アクリル酸イソアミル、(メタ)アクリル酸n−ヘ
キシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メ
タ)アクリル酸n−オクチル、(メタ)アクリル酸2−
ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロ
ピル、等の(メタ)アクリル酸のアルキルエステル類、
スチレン、αメチルスチレン、等のスチレン系ビニ−ル
モノマ−、その他酢酸ビニ−ル、(メタ)アクリロニト
リル、(メタ)アクリルアミド等を挙げることができ
る。
【0011】これらビニ−ルモノマ−を使用し、従来公
知の方法で溶液重合により、酸価50〜300のアルカ
リ可溶性樹脂(A)を合成する。このアルカリ可溶性樹
脂(A)をアンモニアおよび(または)アミンで中和し
て得られる水溶性ビニ−ル共重合樹脂の存在下で、前記
ビニ−ルモノマ−の1又は2種以上(B)を、従来公知
の方法で乳化重合して水性樹脂分散物を得る。この場合
に樹脂全体に占める(B)の割合を、20〜85重量
%、好ましくは、30〜70重量%,樹脂全体の酸価を
20〜250、好ましくは、25〜200になる様、モ
ノマ−比を決定する。
【0012】この場合に(A)の割合が20%重量以下
であると、安定な分散物が得られなく、又70重量%以
上であると、これを使用したインキの塗膜物性、乾燥性
が悪くなる。酸価については、25以下になると、アル
カリ水に対する溶解性が悪く、 200以上であると、
これを使用したインキの乾燥性が悪くなる。
【0013】この水性樹脂分散物を使用して、顔料着色
剤、必要があればポリエチレンワックス、シリコン消泡
剤等を加え、通常の分散機を使用し水性インキを得る。
また同じ水性樹脂分散物に同様に必要があれば、ポリエ
チレワックス、シリコン消泡剤等を加え水性オ−バ−コ
−ト剤を得る。
【0014】このインキ、オ−バ−コ−ト剤を使用し、
通常、ラベルに使用される基材:紙又は裏面に紙をラミ
ネ−トしたアルミ箔、にグラビア印刷機、フレキソ印刷
機を用いて、ラベル印刷物を得る。この水性インキを使
用して印刷したラベルは、印刷の前後で基材中の水分が
変化しない様、乾燥工程の温度をコントロ−ルする事に
より、カ−ルが少なく、且つ、回収瓶を洗浄してラベル
を剥がす時、オ−バ−コ−ト剤、インキが容易にアルカ
リ水に溶解する為、短時間でラベルを剥がすことができ
る。
【0015】
【実施例】
(イ)水性樹脂分散液の作成例
【0016】表1に示す様な組成(I)〜(V)の水性
樹脂分散液を常法に従って作成した。即ち(A)組成の
アルカリ可溶性樹脂のアンモニア水溶液中で、(A):
(B)の割合が表の通りとなる様に(B)組成のモノマ
−を乳化重合する。各樹脂の酸価は表に示した通りで、
樹脂分は全て40重量%に調整した。
【0017】
【表1】
【0018】(ロ)インキ及びオ−バ−コ−ト剤の作成
【0019】表1のI〜Vに示す組成の樹脂並びに市販
のアクリル系水性樹脂を使用し、表2の1〜7に示す組
成のインキを作成した。顔料の練肉はダイノミルを使用
した。尚オ−バ−コ−トニスはインキと同じ水性樹脂分
散液、助剤を使用し、顔料のみ省いた物で、樹脂溶液と
助剤を分散攪拌機を使用して、混合した。
【0020】
【表2】
【0021】註 ジョンクリル7001:ジョンソン
(株)製、アクリルエマルジョン酸価 87 ハイロス7149:星光化学(株)製、アクリルエマル
ジョン酸価:52 FASTGEN BLUE FR:大日本インキ化学工業(株)製、フ
タロシアニンブル− ケミパ−ル400:三井石油化学(株)製、PEワック
スエマルジョン
【0022】実施例1〜7及び比較例8〜10 実施例1〜7は、インキ、オ−バ−コ−ト剤の作成例1
〜7で得たインキ、オバ−コ−ト剤を使用し、ア−ト紙
及び裏面を上質紙でラミネ−トしたアルミ箔に夫々30
μのグラビア版を使用し印刷を行った。比較例8〜9は
いずれも溶剤型グラビアインキ、OPニスを使用した物
で、比較例8は塩化ビニ−ル系(UCC社製ビニライ−
トVYHH使用)、比較例9は塩化ゴム系(山陽国策パ
ルプ社製CR−5使用)で夫々、実施例1〜7と同様の
印刷を行った。実施例10は、同様の原反にオフセット
印刷を行い、その上に、溶剤型硝化綿系OPニスをロ−
ルコ−タ−により塗装した。OPニスの塗布量は10g
/m2(ウェット)で行った。
【0023】上記試料について洗瓶性、カ−ル性の比較
を行った。洗瓶性の評価にはインキ被膜の溶解性、ガラ
スに貼った印刷物のアルカリ剥離性を比較した。 (1)インキ被膜の溶解性 試料印刷物上に、4%カセイソ−ダ水溶液を1cc滴下
し、カセイソ−ダ水溶液が紙の裏面まで浸透する時間を
測定した。アルミ箔試料については、アルミ箔がアルカ
リ水により溶解しガスを放出始める時間を測定した。
【0024】 評価基準、 3分以内:○ 20分以上:× (2)アルカリ剥離性 試料の裏面に澱粉糊を全面に塗布し、ガラス板に貼合し
た。24時間乾燥後、70℃、4%カセイソ−ダ水溶液
に浸漬し、試料がガラス板から剥離する時間を測定し
た。
【0025】 評価基準、 10分以内:○ 30分以上:× (3)カ−ル性 試料を10cm角に切り、水平なガラス板上に24時間
放置し、試料の端がカ−ルして上にまき上がった最大の
高さを測定した。
【0026】 評価基準、 高さが2mm以下のもの:○ 高さが5m
m以上のもの:×
【0027】
【表3】
【0028】表3から明らかな様に本発明による水性イ
ンキ、水性オ−バ−コ−ト剤を使用したラベルは、洗瓶
適性が良好で、カ−ル性の少ない優れたラベル適性を有
するものである。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、洗瓶適性が良好で、カ
ールの少ないラベルを製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09F 3/02 F 7028−5G

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラベル基材上に、酸価が20〜250の
    水性ビニル系共重合体のアンモニュ−ム塩若しくはアミ
    ン塩を分散剤とする樹脂分散液を含有する水性印刷イン
    キ及び酸価が20〜250の水性ビニル系共重合体のア
    ンモニュ−ム塩若しくはアミン塩を分散剤とする樹脂分
    散液を含有する水性オ−バ−コ−ト剤を用いて印刷する
    事を特徴とするラベルの製造方法。
JP24751291A 1991-09-26 1991-09-26 ラベルの製造方法 Pending JPH0576824A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24751291A JPH0576824A (ja) 1991-09-26 1991-09-26 ラベルの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24751291A JPH0576824A (ja) 1991-09-26 1991-09-26 ラベルの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0576824A true JPH0576824A (ja) 1993-03-30

Family

ID=17164585

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24751291A Pending JPH0576824A (ja) 1991-09-26 1991-09-26 ラベルの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0576824A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08501589A (ja) * 1992-09-17 1996-02-20 デラックス・コーポレーション インキ組成物と、このような組成物の製造、使用及び回収方法
JPH11235770A (ja) * 1998-02-23 1999-08-31 Toyobo Co Ltd ラベルを装着したボトル及びその再生方法
JP2004181915A (ja) * 2002-12-06 2004-07-02 Dainippon Ink & Chem Inc ポリスチレン成型用積層シート及びその製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08501589A (ja) * 1992-09-17 1996-02-20 デラックス・コーポレーション インキ組成物と、このような組成物の製造、使用及び回収方法
JPH11235770A (ja) * 1998-02-23 1999-08-31 Toyobo Co Ltd ラベルを装着したボトル及びその再生方法
JP2004181915A (ja) * 2002-12-06 2004-07-02 Dainippon Ink & Chem Inc ポリスチレン成型用積層シート及びその製造方法
JP4599794B2 (ja) * 2002-12-06 2010-12-15 Dic株式会社 ポリスチレン成型用積層シートの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10266711B2 (en) Ink film constructions
CN104892844B (zh) 氯乙烯基树脂乳液、水性油墨及记录用纸
NO834623L (no) Fargeproevekart for maling
US5176939A (en) Method of manufacturing discontinuous pattern on a support material
JP2003082397A (ja) 紙石鹸
JP5731796B2 (ja) 紙器用水性被覆剤組成物及び印刷物の製造方法
JPH0576824A (ja) ラベルの製造方法
JP5746587B2 (ja) 紙器用水性グラビア印刷インキ組成物
JPH09501745A (ja) キャスト塗工法で設けられた塗被層を有する紙または厚紙、その製造方法および使用
CN106916326A (zh) 一种合成纸类的印刷材料及制备方法
JP3247766B2 (ja) 色つきコート紙の製造方法、およびその方法でえられる色つきコート紙
JP2006308651A (ja) ラベル用裏面コート剤及びそれを塗ったラベル
JP3035665B2 (ja) ラベル
JP3502791B2 (ja) オフセット印刷用紙被覆用共重合体ラテックスおよび該ラテックスを含有するオフセット印刷用紙被覆用組成物
JP3643282B2 (ja) 水性印刷インキ組成物
JPS606766A (ja) 撥水加工紙用の水性印刷インキ組成物
JP3801762B2 (ja) 水性インキ用組成物
JPH06145251A (ja) 塗工剤組成物及びそれを用いた印刷用基材
JP3102155B2 (ja) 経口製品用印刷インクの製造方法
JPH02283749A (ja) アルカリ可溶性皮膜形成用樹脂水性分散液組成物
JPS6255518B2 (ja)
JP2782029B2 (ja) 印刷スクリーン版の製造方法
JP3843457B2 (ja) 塗工紙用添加剤及び組成物並びにこれを用いた塗工紙
JPH04341885A (ja) インクジェット記録用ラベル
JPH0131792B2 (ja)