JPH0576164A - 回転伝達装置 - Google Patents
回転伝達装置Info
- Publication number
- JPH0576164A JPH0576164A JP23323191A JP23323191A JPH0576164A JP H0576164 A JPH0576164 A JP H0576164A JP 23323191 A JP23323191 A JP 23323191A JP 23323191 A JP23323191 A JP 23323191A JP H0576164 A JPH0576164 A JP H0576164A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulse
- gear
- teeth
- planetary gear
- phase
- Prior art date
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- Retarders (AREA)
- Dynamo-Electric Clutches, Dynamo-Electric Brakes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 歯車を使った回転の伝達機構において、歯車
の噛み合い式であることによる摩耗、騒音等の不具合を
解消する。 【構成】 歯車11,13,14を歯先面間の微小隙間
をあけて支持し、歯車11,14にリング状の永久磁石
12,15を設け、永久磁石12,15の引きつけ力に
基づく接線方向の力によって回転を伝達する。
の噛み合い式であることによる摩耗、騒音等の不具合を
解消する。 【構成】 歯車11,13,14を歯先面間の微小隙間
をあけて支持し、歯車11,14にリング状の永久磁石
12,15を設け、永久磁石12,15の引きつけ力に
基づく接線方向の力によって回転を伝達する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歯車を用いて回転を伝
達する装置であって、歯の摩耗の防止、騒音の低減等を
図ったものに係る。
達する装置であって、歯の摩耗の防止、騒音の低減等を
図ったものに係る。
【0002】
【従来の技術】歯車を用いて回転を伝達する装置の一例
として遊星歯車を用いた減速装置の一例の概略を図3に
示す。図において、1は太陽歯車で、固定されている。
2は太陽歯車1と中心を同じにする入力軸(図示省略)
上に偏心体を介して設けられている遊星歯車で、その外
歯2aが太陽内歯車1と噛み合っている。3は出力軸
(図示省略)上に設けられた出力軸歯車で、遊星歯車2
の内歯2bに噛み合っている。
として遊星歯車を用いた減速装置の一例の概略を図3に
示す。図において、1は太陽歯車で、固定されている。
2は太陽歯車1と中心を同じにする入力軸(図示省略)
上に偏心体を介して設けられている遊星歯車で、その外
歯2aが太陽内歯車1と噛み合っている。3は出力軸
(図示省略)上に設けられた出力軸歯車で、遊星歯車2
の内歯2bに噛み合っている。
【0003】この減速装置においては、入力軸の回転に
より、遊星歯車2が、その外歯2aと太陽歯車1との噛
み合いにより公転しながら自転し、自転する遊星歯車2
の内歯2bとの噛み合いにより出力軸歯車3に減速した
回転が取り出される。
より、遊星歯車2が、その外歯2aと太陽歯車1との噛
み合いにより公転しながら自転し、自転する遊星歯車2
の内歯2bとの噛み合いにより出力軸歯車3に減速した
回転が取り出される。
【0004】減速比は、太陽内歯車1の歯数をZ1 、遊
星歯車2の外歯2aの歯数をZ2 、内歯2bの歯数をZ
3 、出力軸歯車3の歯数をZ4 とすると、 減速比=(Z1 −Z2 )/Z1 ×(Z3 −Z4 )/Z3 となる。
星歯車2の外歯2aの歯数をZ2 、内歯2bの歯数をZ
3 、出力軸歯車3の歯数をZ4 とすると、 減速比=(Z1 −Z2 )/Z1 ×(Z3 −Z4 )/Z3 となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
歯車式の回転伝達装置には、歯車の歯が摩耗する、歯車
の潤滑が必要である、歯面の研摩、加工に高精度が要求
される、騒音が発生する、保守点検が必要であるといっ
た歯車式であるがゆえの問題がある。
歯車式の回転伝達装置には、歯車の歯が摩耗する、歯車
の潤滑が必要である、歯面の研摩、加工に高精度が要求
される、騒音が発生する、保守点検が必要であるといっ
た歯車式であるがゆえの問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、歯先面間に微小な隙間をあけて歯車を
回転自在あるいは固定的に支持し、歯車の歯間に磁束を
生じさせ、歯車に接線方向の力により回転を伝えるよう
にしたのである。
め、本発明では、歯先面間に微小な隙間をあけて歯車を
回転自在あるいは固定的に支持し、歯車の歯間に磁束を
生じさせ、歯車に接線方向の力により回転を伝えるよう
にしたのである。
【0007】
【作用】上記構成の回転伝達装置においては、歯車の歯
間に磁束を生じさせることにより、歯先面同士が引き合
い、それにより接線方向の力が作用する。この力により
回転が伝えられる。
間に磁束を生じさせることにより、歯先面同士が引き合
い、それにより接線方向の力が作用する。この力により
回転が伝えられる。
【0008】
【実施例】図1(a)(b)には、本発明を遊星歯車式
減速装置に適用した一実施例の断面を示す。
減速装置に適用した一実施例の断面を示す。
【0009】11は太陽内歯車であり、固定的に支持さ
れる。太陽内歯車11は、二つの歯車11a,11bの
間にリング状の永久磁石12を挾んで構成される。13
は太陽内歯車11と中心を同じにする入力軸(図示省
略)上に偏心体を介して支持されている遊星歯車で、入
力軸の回転によるO1 O2 を腕として旋回する。遊星歯
車13の外歯13aと太陽内歯車11の歯11cの最も
接近した個所では、両者の間に微小な隙間が保持される
ようにしてある。14は出力軸(図示省略)上に設けら
れた出力軸歯車で、二つの歯車14a,14bの間にリ
ング状の永久磁石15を挾んで構成されている。出力軸
歯車14の歯14cと遊星歯車13の内歯13bの最も
接近した個所では、両者の間に微小な隙間が保持される
ようにしてある。
れる。太陽内歯車11は、二つの歯車11a,11bの
間にリング状の永久磁石12を挾んで構成される。13
は太陽内歯車11と中心を同じにする入力軸(図示省
略)上に偏心体を介して支持されている遊星歯車で、入
力軸の回転によるO1 O2 を腕として旋回する。遊星歯
車13の外歯13aと太陽内歯車11の歯11cの最も
接近した個所では、両者の間に微小な隙間が保持される
ようにしてある。14は出力軸(図示省略)上に設けら
れた出力軸歯車で、二つの歯車14a,14bの間にリ
ング状の永久磁石15を挾んで構成されている。出力軸
歯車14の歯14cと遊星歯車13の内歯13bの最も
接近した個所では、両者の間に微小な隙間が保持される
ようにしてある。
【0010】上記装置において、入力側である遊星歯車
13は、入力軸によりO1 O2 を腕として旋回される
が、太陽内歯車11の歯11cと遊星歯車13の外歯1
3aとの間に永久磁石12による磁束が生じ、歯11c
と外歯13aとが引き合い、その力が接線方向の力とな
って外歯13aに作用する。したがって、遊星歯車13
は公転すると共に、歯11cと13aとの歯数差に応じ
て自転する。
13は、入力軸によりO1 O2 を腕として旋回される
が、太陽内歯車11の歯11cと遊星歯車13の外歯1
3aとの間に永久磁石12による磁束が生じ、歯11c
と外歯13aとが引き合い、その力が接線方向の力とな
って外歯13aに作用する。したがって、遊星歯車13
は公転すると共に、歯11cと13aとの歯数差に応じ
て自転する。
【0011】遊星歯車13の内歯13bと出力軸歯車1
4の歯14cとの間においても同様の作用により出力軸
歯車14に接線力が作用し、回転される。減速比は、噛
み合い式の遊星歯車減速装置と同様に、太陽内歯車11
の歯数をZ1、遊星歯車13の外歯13aの数をZ2 、
内歯13bの数をZ3 、出力軸歯車14の歯数をZ4 と
すれば、 減速比=(Z1 −Z2 )/Z1 ×(Z3 −Z4 )/Z3
4の歯14cとの間においても同様の作用により出力軸
歯車14に接線力が作用し、回転される。減速比は、噛
み合い式の遊星歯車減速装置と同様に、太陽内歯車11
の歯数をZ1、遊星歯車13の外歯13aの数をZ2 、
内歯13bの数をZ3 、出力軸歯車14の歯数をZ4 と
すれば、 減速比=(Z1 −Z2 )/Z1 ×(Z3 −Z4 )/Z3
【0012】図2には他の実施例に係る回転伝達装置を
示す。21が固定の太陽歯車で、6極の電機子となって
おり、各電機子22a,22b,…,22fには…歯2
1aが形成してある。24は偏心回転自在に支持された
遊星歯車で、その内歯24aの一部は太陽歯車21の歯
21aと微小隙間をもって向き合う。25は回転自在に
支持された出力軸内歯車で、その歯25aに対し遊星歯
車24の外歯24bの一部が微小隙間をもって向き合
う。遊星歯車24、出力軸内歯車25の一方には永久磁
石が設けられる。
示す。21が固定の太陽歯車で、6極の電機子となって
おり、各電機子22a,22b,…,22fには…歯2
1aが形成してある。24は偏心回転自在に支持された
遊星歯車で、その内歯24aの一部は太陽歯車21の歯
21aと微小隙間をもって向き合う。25は回転自在に
支持された出力軸内歯車で、その歯25aに対し遊星歯
車24の外歯24bの一部が微小隙間をもって向き合
う。遊星歯車24、出力軸内歯車25の一方には永久磁
石が設けられる。
【0013】この装置においては、太陽歯車21の各極
のコイル26に順に通電して行き、遊星歯車24を低速
回転させる。つまり、極(電機子22a)に通電させ
ると、極の歯21aに遊星歯車24の内歯24aの一
部が引きつけられ、次いで極(電機子22b)に通電
させると、極の歯21aに遊星歯車24の内歯24a
の他の一部が引きつけられ、以下同様にして極〜ま
で通電されると、遊星歯車24は1回転公転する。
のコイル26に順に通電して行き、遊星歯車24を低速
回転させる。つまり、極(電機子22a)に通電させ
ると、極の歯21aに遊星歯車24の内歯24aの一
部が引きつけられ、次いで極(電機子22b)に通電
させると、極の歯21aに遊星歯車24の内歯24a
の他の一部が引きつけられ、以下同様にして極〜ま
で通電されると、遊星歯車24は1回転公転する。
【0014】そして、この公転する遊星歯車24の外歯
24bと出力軸内歯車25の歯25aとの間に生じる磁
束による接線方向の力によつて出力軸内歯車25が回転
されるのである。
24bと出力軸内歯車25の歯25aとの間に生じる磁
束による接線方向の力によつて出力軸内歯車25が回転
されるのである。
【0015】上記二実施例は、本発明を遊星歯車式減速
装置に適用したものであるが、本発明は歯車を使った回
転伝達機構一般に適用できる。
装置に適用したものであるが、本発明は歯車を使った回
転伝達機構一般に適用できる。
【0016】
【発明の効果】本発明に係る回転伝達装置によれば、歯
車の噛み合いをなくし、磁束による接線方向の力により
回転を伝えるようにしたので、歯車の噛み合いに起因し
ていた不具合がすべて解消できる。また、減速機として
適用した場合、歯のピッチを小さくとることにより減速
比を大きくとることができる。さらに、電動機内蔵型と
した場合には装置のコンパクト化が図れる。
車の噛み合いをなくし、磁束による接線方向の力により
回転を伝えるようにしたので、歯車の噛み合いに起因し
ていた不具合がすべて解消できる。また、減速機として
適用した場合、歯のピッチを小さくとることにより減速
比を大きくとることができる。さらに、電動機内蔵型と
した場合には装置のコンパクト化が図れる。
【図1】図(a)は一実施例に係る遊星歯車式減速装置
の正面に沿う断面図であり、図(b)はそのA−A矢視
断面図である。
の正面に沿う断面図であり、図(b)はそのA−A矢視
断面図である。
【図2】他の実施例に係る低速電動機の断面図である。
【図3】歯車式減速装置の一例の断面図である。
11 太陽内歯車 12 永久磁石 13 遊星歯車 14 出力軸歯車 14 永久磁石
Claims (1)
- 【請求項1】 歯先面間に微小な隙間をあけて歯車を回
転自在あるいは固定的に支持し、歯車の歯間に磁束を生
じさせ、歯車に作用する接線方向の力により回転を伝え
るようにしたことを特徴とする回転伝達装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23323191A JPH0576164A (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | 回転伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23323191A JPH0576164A (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | 回転伝達装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0576164A true JPH0576164A (ja) | 1993-03-26 |
Family
ID=16951813
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23323191A Withdrawn JPH0576164A (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | 回転伝達装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0576164A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012156079A3 (de) * | 2011-05-15 | 2013-09-12 | Kappel, Andreas | Drehantrieb |
WO2020166152A1 (ja) * | 2019-02-12 | 2020-08-20 | 株式会社シンプル東京 | 回転装置及び発電システム |
-
1991
- 1991-09-12 JP JP23323191A patent/JPH0576164A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012156079A3 (de) * | 2011-05-15 | 2013-09-12 | Kappel, Andreas | Drehantrieb |
CN103597718A (zh) * | 2011-05-15 | 2014-02-19 | A·卡佩尔 | 旋转驱动器 |
JP2014514913A (ja) * | 2011-05-15 | 2014-06-19 | カッペル アンドレアス | ロータリードライブ |
WO2020166152A1 (ja) * | 2019-02-12 | 2020-08-20 | 株式会社シンプル東京 | 回転装置及び発電システム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981203 |