JP2010144839A - 電動モータ用減速装置および減速装置付き電動モータ - Google Patents

電動モータ用減速装置および減速装置付き電動モータ Download PDF

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Abstract

【課題】高い減速比で減速することが可能な小型の減速装置を提供する。
【解決手段】減速装置100は、電動モータの回転軸208が連結され、電動モータの回転軸208の回転により回転される公転アーム101と、電動モータに固定された第1の太陽歯車102と、公転アーム101の一方の端部に回転自在に取り付けられ、第1の太陽歯車102に噛み合わされる第1の遊星歯車103と、公転アーム101の他方の端部に回転自在に取り付けられ、第1の太陽歯車102に噛み合わされる第2の遊星歯車104と、公転アーム101を間に挟み第1の遊星歯車103と互いに連結された第3遊星歯車107と、公転アーム101を間に挟み第2の遊星歯車104と互いに連結された第4遊星歯車108と、回転自在に配置され、第3および第4の遊星歯車に噛み合わされ、出力軸を有する第2の太陽歯車とを備える。
【選択図】図2

Description

この発明は、電動モータ用減速装置および減速装置付き電動モータに関し、特に遊星減速機構を備える減速装置およびそれを用いた減速装置付き電動モータに関する。
小型の電動モータのモータ特性は、一般に高回転かつ低トルクである。そのため、高トルクの出力が求められる用途に小型の電動モータを用いる場合には、減速装置が用いられ、電動モータに備わる回転軸に減速装置が取り付けられる。そして、減速装置により電動モータに備わる回転軸の回転を減速し、減速装置に備わる出力軸から減速された回転出力が取り出される。
電動モータに備わる回転軸の回転を減速する場合には、例えば、異なる歯数の平歯車を噛み合わせた減速装置でもよい。しかしながら、10以上の高い減速比で減速する場合には、平歯車を噛み合わせた減速装置の場合には減速装置が大型化してしまうという問題がある。
そこで、減速装置を大型化することなく電動モータに備わる回転軸の回転を高い減速比で減速する場合には、小型であり、かつ、高い減速比での減速が可能なウォーム減速装置、波動歯車減速装置などが用いられる(例えば、特許文献1、特許文献2)。
特許文献1などに示されるウォーム減速装置は、回転軸の外周面に螺旋状に送りねじが形成されたウォームと、外壁に複数の外歯が形成されたウォームホイールとの間で力が伝達され、減速された回転がウォームホイールから出力される。
ウォームの条数をZw、ウォームホイールの外壁に形成された外歯の歯数をZhとすれば、減速比はZh/Zwとなる。ウォーム減速装置は、小さいスペースにおいて、ZhをZwに比して大きな値(Zh≫Zw)に設定できる。そのため、ウォーム減速装置は、装置自体を大型化することなく10から1000までの高い減速比を実現することができる。
特許文献2などに示される波動歯車減速装置は、リング状に形成された剛性の高い内歯歯車と、その内歯歯車の内側に配置され、リング状に形成された可撓性の高い外歯歯車と、外歯歯車の内側に配置され、円盤状に形成された波動発生器とを備える。波動歯車減速装置は、外歯歯車は外部に固定されており、最外周に位置する内歯歯車が出力部となる。
外歯歯車の内側に配置された波動発生器の中央部分には、外周の形状が楕円形状である回転部材がえられており、電動モータの回転軸はこの回転部材に連結される。そして、回転軸の回転により回転部材が回転し、波動発生器の外壁に回転軸の回転に伴い周期的に変位する楕円形状の波動が発生する。
この波動発生器の外壁に発生した楕円形状の波動により、可撓性を有する外歯歯車も楕円形状に変形し、この楕円形状の変形により外歯歯車も内歯歯車に周期的に押し付けられる。内歯歯車の歯数をZiとすると、外歯歯車の歯数Zoは外歯歯車の歯数Ziよりも数個(n個)少なくなって設定されている(Zo=Zi−n)。
そのため、外歯歯車が内歯歯車に周期的に押し付けられると、1周期、すなわち電動モータの回転が1回転する毎に、内歯歯車は外歯歯車に対し数個(n個)分「噛み合い位置」がずれる。そのため、内歯歯車の回転数は、電動モータの回転数に対し、n/Ziに減速され、減速比はZi/nとなる。通常、nは2に設定されることが多く、波動歯車減速装置を大型化することなくZiを2に対し大きく設定することができる(Zi≫2)。そのため、波動歯車減速装置も、装置自体を大型化することなく50から200までの高い減速比を実現することができる。
特開2008−148493号公報 特開2005−312223号公報
しかしながら、ウォーム減速装置は、回転軸の外周面に螺旋状に形成された送りねじの歯面と、ウォームホイールに形成された外歯の歯面との間に生じるすべりが大きい。そのため、ウォーム減速装置は、機械エネルギーを伝達する効率が低いという課題がある。
一方、波動歯車装置は、外歯歯車の製造において、可撓性の高い材料に外歯を形成する必要があるため高度の加工技術が求められる。また、構成部品が多く、更にそれらの構成部品はいずれも高い加工精度が求められる。そのため、波動歯車装置は、高いレベルの精密加工等が要求され、高コストなるという課題がある。
そこで、本発明においては、装置自体が小型であることを前提に、機械エネルギーの伝達効率が高く、低コストで製造可能であり、高い減速比で減速することが可能な減速装置を提供すること、およびその減速装置を用いた減速装置付き電動モータを提供することである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の本発明の減速装置は、略棒形状に形成され、長手方向の略中央に電動モータに備わる回転軸が連結され、前記電動モータに備わる回転軸の回転により回転される公転アームと、前記電動モータに固定され、外壁に複数の第1の外歯が形成された第1の太陽歯車と、略円盤形状に形成され、前記公転アームの一方の端部に回転自在に取り付けられ、外壁に複数の第2の外歯が形成され、前記第1の太陽歯車に噛み合わされる第1の遊星歯車と、略円盤形状に形成され、前記公転アームの他方の端部に回転自在に取り付けられ、前記第1の遊星歯車に形成された前記第2の外歯の歯数と同数の第3の外歯が外壁に形成され、前記第1の太陽歯車に噛み合わされる第2の遊星歯車と、略円盤形状に形成され、前記公転アームを間に挟み前記第1の遊星歯車の反対側に、前記第1の遊星歯車に対し同心状態に配置され、略棒形状の第1の連結部材にて前記第1の遊星歯車と互いに連結され、外壁に複数の第4の外歯が形成され、前記第1の遊星歯車の回転とともに回転する第3の遊星歯車と、略円盤形状に形成され、前記公転アームを間に挟み前記第2の遊星歯車の反対側に、前記第2の遊星歯車に対し同心状態に配置され、略棒形状の第2の連結部材にて前記第2の遊星歯車と互いに連結され、前記第3の遊星歯車に形成された前記第4の外歯の歯数と同数の第5の外歯が外壁に形成され、前記第2の遊星歯車の回転とともに回転する第4遊星歯車と、前記公転アームを間に挟み前記第1の太陽歯車の反対側に、前記第1の太陽歯車に対し同心状態にて回転自在に配置され、外壁に複数の第6の外歯が形成され、前記第3および第4の遊星歯車に噛み合わされ、出力軸を有する第2の太陽歯車とを備え、前記第1の太陽歯車に形成される前記第1の外歯の歯数をZ1、前記第1および第2の遊星歯車に形成される前記第2および第3の外歯の歯数をZ2、前記第3および第4の遊星歯車に形成される前記第4および第5の外歯の歯数をZ3、前記第2の太陽歯車に形成される前記第6の外歯の歯数をZ4としたとき、前記電動モータの回転軸の回転により回転される前記公転アームの第1の回転数Ninに対する前記出力軸を有する前記第2の太陽歯車の第2の回転数Noutの比の逆数である減速比κは、κ(=1/(Nout/Nin))=1/(1−(Z3×Z1)/(Z4×Z2))となる。
請求項2に記載の減速装置付き電動モータは、回転軸を有する電動モータと、前記電動モータに備わる前記回転軸が前記公転アームに連結される請求項1に記載の電動モータ用減速装置とを備える。さらに、請求項3に記載の減速装置付き電動モータは、電動モータはブラシレスモータである。
請求項1に記載した発明によれば、本発明の減速装置は、それぞれの歯車に備わる第1から第6の外歯の歯数(Z1からZ6)の設定により、高い減速比κを得ることができる。そして、その歯数(Z1からZ6)を小さな値としつつ高い減速比κを得ることも可能である。そのため、減速装置自体の大きさを小型にし、かつ、高い減速比κを得ることが可能である。減速装置に備わるいずれの歯車も、全て外壁に外歯が形成されたいわゆる平歯車である。そのため、各歯車の歯面の間に生じるすべりが少なく、機械エネルギーの伝達効率が高い。さらに、平歯車は加工が容易であり、本発明の減速装置は、低コストで製造することが可能である。
請求項2および3に記載した発明によれば、本発明の減速装置付き電動モータは、請求項1に記載した減速装置を用いた減速装置付き電動モータである。そのため、減速装置自体の大きさが小さく、減速比κの大きい減速装置が取り付けられた減速装置付き電動モータであるため、減速装置付き電動モータ自体の大きさを小さくすることができる。また、減速比κが大きいため、高トルクが要求される用途への適用が可能となる。
次に、この発明の実施の形態を図1から図3に基づいて説明する。図1は、本実施の形態の減速機付き電動モータの正面図である。図2は、本実施の形態の減速機付きモータの展開斜視図である。図3は、図1にて断面A−Aで示す本実施の形態の減速機付きモータの断面図である。
減速機付き電動モータ300は、電動モータ用減速装置100および電動モータ200を備える。本実施の形態において電動モータ200は、ブラシレスモータ200である。ブラシレスモータ200には回転軸208が備えられており、回転軸208の回転が減速装置100にて減速され、減速装置100に備わる出力軸109bから減速された回転が出力される。以下、ブラシレスモータ200の構造から説明する。
ブラシレスモータ200は、ステータ201、ステータ201に対し回転自在に配置されたロータ205およびロータ205に連結される回転軸208を備える。ステータ201は、ステータコア202およびステータコア202に備えられるステータコイル204を備える。
ステータコア202は、略円環形状のステータコア本体202aおよびステータコア本体202aの内壁から半径方向内側に一体に突出した複数のティース202bを備える。本実施の形態においてティース202bの数は24個に設定されており、ステータコア202は、ティース202bを備える24個の分割コア202cを互いに結合させることにより形成され、分割コア202cは、複数の薄板の鋼板を積層して形成される。
それぞれのティース202bには巻線204aが集中巻にて巻装されており、これらの巻線204aによりステータコイル204は形成される。
ロータ205は、略円盤形状のロータ本体206およびロータ本体206の外壁206eに取り付けられた円環形状のマグネット207を備える。ロータ本体206は、アルミニウムより形成されており、円環形状のヨーク部206a、ヨーク部206aの内壁206a1から径方向内側に一体形成された円盤形状の薄肉の第1のフランジ部206bおよび第1のフランジ部20bの内径側の円周端206b1に一体形成された有底円筒形状の薄肉の第2のフランジ部206cを備える。
第2のフランジ部206cの中央には、厚肉に形成された円筒形状の取り付け部206dが形成されており、取り付け部206dの中央には、挿通孔206d1が形成されている。また、第1のフランジ部206bには、複数の孔20b2が形成されており、ロータ205の軽量化が図られている。
マグネット207は、フェライトを主成分とする円環形状のいわゆるリングマグネットであり、円周方向に互いに異なる極性の磁極が20極形成されている。そして、マグネット207の内壁207aにロータ本体206の外壁206aが挿入され、マグネット207は、ロータ本体206に取り付けられる。なお、本実施の形態においては、マグネット206は、接着剤によりロータ本体206に取り付けられ、固定されている。
ブラシレスモータ200は、略円盤形状に形成されたフロントブラケット210および有底円筒形状に形成された薄肉のエンドブラケット211を備える。フロントブラケット210には、ステータ201および略円柱形状の回転軸208が取り付けられる。
フロントブラケット210の外周部210aにはリング形状の凸部210bが一体に形成されている。ステータ201の外周面201aは、凸部210bの内周面210cに圧入されることにより、ステータ201はフロントブラケット210に固定される。
フロントブラケット210の中央には、円筒形状の挿入部210dが一体に形成されており、挿入部210dの内壁210d1には、円環形状の当接部210eが一体に形成されている。そして、挿入部210dの一方の開口からは軸受け212が挿入され、他方の開口からは軸受け213が挿入されている。軸受け212、213は、それぞれ当接部210eに突き当てられている。
軸受け212、213の内輪212a、213aには回転軸208が圧入固定されている。そのため、それぞれ当接部210eに突き当てられている軸受け212、213は、回転軸208が圧入固定されることにより、フロントブラケット210に固定される。そして、軸受け212、213の内輪212a、213aに圧入固定される回転軸208は、フロントブラケット210に対し回転自在に取り付けられる。
回転軸208の一端208aは、ロータ205に備わるロータ本体206に形成された取り付け部206dに圧入固定されている。これにより、ロータ205は回転軸208に固定され、回転軸208によりロータ205は、フロントブラケット210およびステータ201に対し回転自在に配置される。ロータ205のステータ201に対する配置位置は、ロータ205に取り付けられたマグネット207がステータコア202に形成されたティース202bに対向する位置である。また、回転軸208の他端208bは、フロントブラケット210からブラシレスモータ200の外部に向け突出される
エンドブラケット211の底部211aには、リング形状の薄板の配電板209が取り付けられている。配電板209には、巻線204aの引き出し線204a1が接続されているとともに、ブラシレスモータ200に外部から電力を供給する制御ドライバ(図示せず)からのリード線(図示せず)が接続されている。そして、制御ドライバ(図示せず)からの電力が配電板209を介して、巻線204aに供給される。
次に図1から図3とともに、図4に基づき、減速機付き電動モータ300に備わる電動モータ用減速装置100について説明する。図4は、減速装置の斜視図である。
減速装置100は、第1の遊星歯車機構150および第2の遊星歯車機構160を備える。第1の遊星歯車機構150は、第1の太陽歯車102、第1の遊星歯車103、第2の遊星歯車104および公転アーム101を備えており、第2の遊星歯車機構160は、第2の太陽歯車109、第3の遊星歯車107、第4の遊星歯車108および公転アーム101を備えている。なお、公転アーム101は、第1および第2の遊星歯車機構150、160に共用される。
まず、第1の遊星歯車機構150について説明する。公転アーム101は、棒形状に形成されており、中央には取り付け部101aが一体に形成されている。また、取り付け部101aの中央には挿通孔101a1が形成されている。そして、公転アーム101に形成された挿通孔101a1に回転軸208の他端208bを圧入することにより、公転アーム101は、回転軸208が取り付けられる。これにより、公転アーム101は、長手方向の略中央にブラシレスモータ(電動モータ)200の回転軸208が連結されることになる。
第1の太陽歯車102は、円環形状に形成されており、外壁102bに複数の第1の外歯102aが形成されている。第1の太陽歯車102は、フロントブラケット210に形成された挿入部210dに、回転軸208の他端208b側から圧入され、挿入部210dの外壁210fに第1の太陽歯車102の内壁102cが勘合される。それにより、第1の太陽歯車102は、ブラシレスモータ(電動モータ)200に固定される。
公転アーム101の一方の端部101bには、第1の挿通孔101eが形成され、他方の端部101cには、第1の挿通孔101eと内径が等しい第2の挿通孔101fが形成されている。そして、第1の挿通孔101eには、中空ハット形状の第1の摺動部材110が挿入され、第2の挿通孔101fには、第1の摺動部材110と同一形状の第2の摺動部材111が挿入されている。
第1および第2の摺動部材110、111には、略棒形状の第1および第2の連結部材105、106が挿入され、第1および第2の連結部材105、106は、第1および第2の挿通部材110、111により、公転アーム101に対し回転自在に軸支されている。なお、本実施の形態においては、第1および第2の連結部材105、106は、第3および第4の太陽歯車107、108に一体に形成されている。
第1の遊星歯車103は、略円盤形状に形成され、外壁103bに複数の第2の外歯103aが形成されている。第1の遊星歯車103の中央には、挿通孔103cが形成されており、挿通孔103cに第1の連結部材105の端部105aが挿入固定され、第1の遊星歯車103は、第1の連結部材105に固定される。なお、第1の連結部材105の端部105aは、回り止めのため断面形状が方形とされる。
上述に示すように、第1の遊星歯車103は公転アーム101の一方の端部101bに配置され、公転アーム101に対し回転自在に軸支されている第1の連結部材105に取り付けられる。それにより、第1の遊星歯車103は、公転アーム101の一方の端部101bに回転自在に取り付けられる。
本実施の形態においては、第1の太陽歯車102と第1の遊星歯車103は、互いに噛み合うように、それぞれの外歯102a、103aのピッチ円直径および歯数(モジュール)、並びに第1の遊星歯車103の公転アーム101への取り付け位置が設定されている。
同様に、第2の遊星歯車104は、略円盤形状に形成され、外壁104bに複数の第3の外歯104aが形成されている。本実施の形態において、第2の遊星歯車104に形成される第3の外歯104aの歯数は、第1の遊星歯車103に形成される第2の外歯103aの歯数と同数に設定されている。
第2の遊星歯車104の中央には、挿通孔104cが形成されており、挿通孔104cに第2の連結部材106の端部106aが挿入固定され、第2の遊星歯車104は、第2の連結部材106に固定される。なお、第2の連結部材106の端部106aは、回り止めのため断面形状が方形とされる。
上述に示すように、第2の遊星歯車104は公転アーム101の他方の端部101cに配置され、公転アーム101に対し回転自在に軸支されている第2の連結部材106に取り付けられる。それにより、第2の遊星歯車104は、公転アーム101の他方の端部101cに回転自在に取り付けられる。
本実施の形態においては、第1の太陽歯車102と第2の遊星歯車104は、互いに噛み合うように、それぞれの外歯102a、104aのピッチ円直径および歯数(モジュール)、並びに第2の遊星歯車104の公転アーム101への取り付け位置が設定されている。
次に、第2の遊星歯車機構160について説明する。第3の遊星歯車107は、略円盤形状に形成され、外壁107bに複数の第4の外歯107aが形成されている。第3の遊星歯車107には、一方の端面107cの中央に第1の連結部材105が一体に形成されている。そして、上述のように、第1の連結部材105は、公転アーム101に取り付けられた第1の摺動部材110に挿通され、そして、第1の連結部材105の端部105aは、第1の遊星歯車103の中央に形成された挿通孔103cに取り付けられている。
上記のように第3の遊星歯車107は、第1の連結部材105により第1の遊星歯車103と互いに連結され、第3の遊星歯車107は、第1の遊星歯車103の回転とともに、第1の遊星歯車103の回転数と同一の回転数で回転する。また、第1の連結部材105により、第3の遊星歯車107は、公転アーム101を間に挟み第1の遊星歯車103の反対側に、第1の遊星歯車103と同心状態に配置される。
同様に、第4の遊星歯車108は、略円盤形状に形成され、第3の遊星歯車107に形成された第4の外歯107aの歯数と同数の第5の外歯108aが外壁108bに形成されている。第4の遊星歯車108には、一方の端面108cの中央に第2の連結部材106が一体に形成されている。そして、上述のように、第2の連結部材106は、公転アーム101に取り付けられた第2の摺動部材111に挿通され、そして、第2の連結部材106の端部106aは、第2の遊星歯車104の中央に形成された挿通孔104cに取り付けられている。
上記のように第4の遊星歯車108は、第2の連結部材106により第2の遊星歯車104と互いに連結され、第4の遊星歯車108は、第2の遊星歯車104の回転とともに、第2の遊星歯車104の回転数と同一の回転数で回転する。また、第2の連結部材106により、第4の遊星歯車108は、公転アーム101を間に挟み第2の遊星歯車104の反対側に、第2の遊星歯車104と同心状態に配置される。
第2の太陽歯車109は、円盤形状の本体部109A、本体部109Aの端面109A1に一体に形成されたリング形状の出力軸を備える。また、本体部109Aの外壁109bには複数の第6の外歯109aが形成されている。
回転軸208の他端208bの先端部208dは、第1の太陽歯車102が配置された位置から反対に向けて、公転アーム101から突出している。第2の太陽歯車109の本体部109Aの中央には、挿通孔109A2が形成されており、挿通孔109A2に有底円筒形状の第3の摺動部材112が挿通されるとともに、回転軸208の先端部208dに第3の摺動部材112が取り付けられ、止めねじ113により、第3の摺動部材112は回転軸208に締め付け固定されている。これにより、第2の太陽歯車109は、公転アーム101を間に挟み第1の太陽歯車102の反対側に、第1の太陽歯車102に対し同心状態にて回転自在に配置される。
本実施の形態においては、第3および第4の遊星歯車107、108と第2の太陽歯車109とがそれぞれ噛み合うように、第3および第4の遊星歯車107、108の外歯107a、108aと、第2の太陽歯車109の外歯109aのピッチ円直径および歯数(モジュール)、並びに第3および第4の遊星歯車107、108の公転アーム101への取り付け位置が設定されている。
減速装置100を覆うために、有底円筒形状の薄板のカバー130がブラシレスモータ200のエンドブラケット211に取り付けされている。
本実施の形態においては、棒形状の公転アーム101を用い、第1の遊星減速機構150では、その両端に第1および第2の遊星歯車103、104の2つの遊星歯車が配置され、第2の遊星減速機構160では、その両端に第3および第4の遊星歯車107、108の2つの遊星歯車が配置されている。しかしながら、このように第1および第2の遊星減速機構150、160は、それぞれ2つの遊星歯車が配置される構造に限定されないことは言うまでもない。例えば、Y字形状または十字形状などの公転アームを用い、第1および第2の遊星減速機構150、160にそれぞれ3つまたは4つの遊星歯車を配置する構造としてもよい。
次に、減速装置100の動作および減速比について図5に基づき説明する。図5は、減速装置の歯車列を説明するための図である。減速装置100に備わる第1の太陽歯車102に形成された第1の外歯102aの歯数はZ1、第1および第2の遊星歯車102、103に形成された第2および第3の外歯102a、103aの歯数はともにZ2、第3および第4の遊星歯車107、108に形成された第4および第5の外歯107a、108aの歯数はともにZ3、第2の太陽歯車109に形成された第6の外歯109aの歯数はZ4に設定されている。
ブラシレスモータ(電動モータ)200に備わる回転軸208が「一の方向」(例えば、時計回り)に第1の回転数Ninで回転すると、回転軸208に連結された公転アーム101も「一の方向」(例えば、時計回り)に第1の回転数Ninで回転する。公転アーム101の回転により、公転アーム101の一方および他方の端部101b、101cにそれぞれ回転自在に取り付けられた第1および第2の遊星歯車103、104は、第1の太陽歯車102に噛み合いながら、「一の方向」(例えば、時計回り)に第1の太陽歯車102の回りを公転運動する。
第1および第2の遊星歯車103、104は、第1の太陽歯車102に噛み合わされているため、上記の公転運動がされると、第1および第2の遊星歯車103、104は、「一の方向」(例えば、時計回り)に自転運動する。
第1の太陽歯車102に形成された第1の外歯102aの歯数はZ1、第1および第2の遊星歯車103、104に形成された第2および第3の外歯103a、104aの歯数はともにZ2に設定されているため、上記の第1および第2の遊星歯車103、104が自転運動する回転数Npは、Np=(Z1/Z2)×Ninとなる。
前述したように、第3および第4の遊星歯車107、108も、公転アーム101の一方および他方の端部101b、101cのそれぞれに回転自在に取り付けされている。そして、第3の遊星歯車107は、第1の連結部材105により第1の遊星歯車103に連結され、第4の遊星歯車108は、第2の連結部材106により第2の遊星歯車104に連結されている。
そのため、第1および第2の遊星歯車103、104が、「一の方向」(例えば、時計回り)に回転数Ninで公転運動するとともに、「一の方向」(例えば、時計回り)に回転数Npで自転運動すると、第3および第4の遊星歯車107、108も同様に「一の方向」(例えば、時計回り)に回転数Ninで公転運動するとともに、「一の方向」(例えば、時計回り)に回転数Npで自転運動する。
第3および第4の遊星歯車107、108が、上記のような回転運動を行うと、第3および第4の遊星歯車107、108に噛み合わされた第2の太陽歯車109は、第3および第4の遊星歯車107、108の回転運動により、以下に示す回転数Noutで「一の方向」(例えば、時計回り)または「他の方向」(例えば、反時計回り)に回転する。なお、後述するように第2の太陽歯車109は、回転しない場合もある。
第3および第4の遊星歯車107、108による「一の方向」(例えば、時計回り)の第1の回転数Ninの公転運動により、第2の太陽歯車109は「一の方向」(例えば、時計回り)に回転されようとする。それとともに、第3および第4の遊星歯車107、108による「一の方向」(例えば、時計回り)の回転数Npの自転運動により、第2の太陽歯車109は「他の方向」(例えば、反時計回り)に回転されようとする。
上記のように、第3および第4の遊星歯車107、108に形成された第4および第5の外歯107a、108aの歯数はともにZ3、第2の太陽歯車109に形成された第6の外歯109aの歯数はZ4に設定されている。そのため、第3および第4の遊星歯車107、108による「一の方向」(例えば、時計回り)の回転数Npの自転運動により、第2の太陽歯車109が「他の方向」(例えば、反時計回り)に回転されようとする回転数Nqは、Nq=(Z3/Z4)×Npとなる。
以上より、「一の方向」(例えば、時計回り)を正とした場合、第2の太陽歯車109の回転数である第2の回転数Noutは、Nout=Nin−Nq=(1−(Z3/Z4)×(Z1/Z2))×Ninとなる。ここで、Noutが正(Nout>0)となれば、第2の太陽歯車109は、「一の方向」(例えば、時計回り)に回転し、Noutが負(Nout<0)となれば、第2の太陽歯車109は、「他の方向」(例えば、反時計回り)に回転し、Noutがゼロ(Nout=0)となれば、第2の太陽歯車109は、回転しない。
次に、減速装置100の減速比κについて説明する。減速比κは、ブラシレスモータ(電動モータ)200に備わる回転軸208の回転により回転される公転アーム101の第1の回転数Ninに対する出力軸109bを有する第2の太陽歯車の第2の回転数Noutの比の逆数である。よって、減速比κは、κ(=1/(Nout/Nin))=1/(1−(Z3×Z1)/(Z4×Z2))となる。
Figure 2010144839
表1に第1から第6の外歯(102a、103a、104a、107a、108a、109a)を歯数(Z1、Z2、Z3およびZ4)が、種々設定された場合(設定AからD)の減速装置100の減速比κを示す。表1に示す設定では減速比κは約4.76(設定A)から約8281(設定D)までの値となり、減速装置100は、幅広い減速比κの設定が可能であり、減速比κが約8281(設定D)と言った高い減速比κの設定も可能である。
本実施の形態においては、第1から第6の外歯(102a、103a、104a、107a、108a、109a)の歯数は、表1にて設定Bにて示す値に設定されており(Z1は20、Z2は21、Z3は20、Z4は21)、減速比κは、約10.76とされる。また、第1から第6の外歯(102a、103a、104a、107a、108a、109a)のモジュールの値は、全て1.25[mm]に設定されている。
次に、本実施の形態の第1および第3の遊星歯車(103、107)並びに第2および第4の遊星歯車(104、108)の組み付け構造について、図6から図9に基づき説明する。
図6は、第1の太陽歯車102と、第1および第2の遊星歯車(103、104)との噛みあわせを示す図であり、図7は、第2の太陽歯車109と、第3および第4の遊星歯車(107、108)との噛みあわせを示す図である。また、図8は、第2の遊星歯車104と第4の遊星歯車108との組み付け構造を示す図であり、図9は、第1の遊星歯車103と第3の遊星歯車107との組み付け構造を示す図である。
本実施の形態において、第1の太陽歯車102に形成された第1の外歯102aの歯数Z1は偶数である「20」である。さらに、棒形状の公転アーム101に回転自在に取り付けられた第1および第2の遊星歯車103、104は、第1の太陽歯車102を間に挟みそれぞれ対向する位置に配置されている。
そのため、図6にて破線の円J1で示すように、第1の太陽歯車102に形成された第1の外歯102aの歯底部分と第1の遊星歯車103に形成された第2の外歯103aの波頭部分とが噛み合うとき、同図の破線の円J2で示すように、第2の遊星歯車104に形成された第3の外歯104aの波頭部分も第1の太陽歯車102に形成された第1の外歯102aの歯底部分と噛み合う。すなわち、第1の太陽歯車102に対して、第1および第2の遊星歯車103、104はともに同位相で第1の太陽歯車102に噛み合わされる。
本実施の形態において、第2の太陽歯車109に形成された第6の外歯109aの歯数Z4は奇数である「21」である。さらに、棒形状の公転アーム101に回転自在に取り付けられた第3および第4の遊星歯車107、108は、第2の太陽歯車109を間に挟みそれぞれ対向する位置に配置されている。
そのため、図7にて破線の円J3で示すように、第2の太陽歯車109に形成された第6の外歯109aの波頭部分と第3の遊星歯車107に形成された第4の外歯107aの歯底部分とが噛み合うとき、破線の円J4で示すように、第4の遊星歯車108に形成された第5の外歯104aの波頭部分が第2の太陽歯車109に形成された第6の外歯109aの歯底部分と噛み合う。すなわち、第2の太陽歯車109対して、第3および第4の遊星歯車107、108は互いに逆位相で第2の太陽歯車109に噛み合わされる。
逆位相で噛み合わされる第3および第4の遊星歯車107、108の歯数Z3は「20」である。従って、第2の太陽歯車109に対する第3および第4の遊星歯車107、108の位相差は、機械角で9度となる(9度=(360度/Z3)×(180度/360度))。
図6および図7で説明したように、第1および2の遊星歯車103、104は、第1の太陽歯車102に同位相で噛み合わされるのに対し、第3および4の遊星歯車107、108は、第2の太陽歯車109に逆位相で噛み合わされる。そのため、第2および第4の遊星歯車104、108、並びに第1および第3の遊星歯車103、107は、それぞれ図8および図9に示す組み付け構造とされる。
図8に示すように、第2および第4の遊星歯車104、108は、それらに形成された複数の第3および第5の外歯104a、108aのうちの任意の一つの歯104a1、108a1が第2の連結部材106の軸心方向に重なる位置にて、第2の連結部材106により互いに連結される。すなわち、任意の一つの歯104a1、108a1の波先と軸心を結ぶ中心線L1、L3が、それぞれ軸心方向に重なる位置に、第2および第4の遊星歯車104、108は配置され、第2の連結部材106により連結される。
一方、図9に示すように、第1および第3の遊星歯車103、107は、それらに形成された複数の第2および第4の外歯103a、107aのうちの任意の一つの歯103a1、107a1が第1の連結部材105の軸心方向に重なる位置にて、第1の連結部材105により互いに連結される。すなわち、任意の一つの歯103a1、107a1の波先と軸心を結ぶ中心線L3、L4が、それぞれ第1の連結部材105の軸心方向に重なる位置に、第2および第4の遊星歯車104、108は配置され、第1の連結部材105により連結される。
本実施の形態においては、第1から第6の外歯(102a、103a、104a、107a、108a、109a)の歯数は、「20」または「21」と比較的小さな値でありながら、減速比κを約10.76といった大きな減速比κとすることができる。このように歯数を少なくすることができるため、それぞれの歯車(102、103、104、107、108、109)のピッチ円直径を小さくすることができ、減速装置100自体を小型にできる。
第1から第6の外歯(102a、103a、104a、107a、108a、109a)の歯数が少ないため、第1から第6の外歯(102a、103a、104a、107a、108a、109a)のモジュールを大きくとることができるため、第1から第6の外歯(102a、103a、104a、107a、108a、109a)の強度を大きくすることができる。
減速装置100に備わるいずれの歯車(102、103、104、107、108、109)も、全て外壁に外歯が形成されたいわゆる平歯車であるため、歯車間のすべりが少なく、機械エネルギーの伝達効率が高い。さらに、平歯車は加工が容易であり、減速装置100は、低コストで製造することが可能である。
本実施の形態においては、公転アーム101にブラシレスモータ(電動モータ)100に備わる回転軸208を連結し、第2の太陽歯車109に出力軸109bを形成し、第2の太陽歯車109から減速された回転出力を取り出す形態とされる。しかし、第2の太陽歯車109から減速された回転出力を取り出す形態とせず、第2の太陽歯車109にブラシレスモータ(電動モータ)100に備わる回転軸208を連結し、公転アーム101から減速された回転出力を取り出す形態としてもよい。
電動モータ100は、本実施の形態で示すブラシレスモータ100に限定されないことはいうまでもなく、ブラシ付きモータであってもよい。その他、電動モータ100に備わる回転軸208の減速装置100への連結構造および出力軸の取り付け構造など本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明の実施形態の減速装置付電動モータの正面図である。 本発明の実施形態の減速装置付電動モータの展開斜視図である。 図1にて断面A−Aで指示する減速装置付電動モータの断面図である。 本発明の実施形態の減速装置の斜視図である。 本発明の実施形態の減速装置の歯車列を示す図である。 本発明の実施形態の第1の太陽歯車と第1および第2の遊星歯車との噛みあわせを示す図である。 本発明の実施形態の第2の太陽歯車と第3および第4の遊星歯車との噛みあわせを示す図である。 本発明の実施形態の第2の遊星歯車と第4の遊星歯車との組み付け構造を示す図である。 本発明の実施形態の第1の遊星歯車と第3の遊星歯車との組み付け構造を示す図である。
符号の説明
100 (電動モータ用)減速装置
101 公転アーム
101b 一方の端部
101c他方の端部
102 第1の太陽歯車
102a 第1の外歯
102b 外壁
103 第1の遊星歯車
103a 第2の外歯
103b 外壁
104 第2の遊星歯車
104a 第3の外歯
104b 外壁
105 第1の連結部材
106 第2の連結部材
107 第3の遊星歯車
107a 第4の外歯
107b 外壁
108 第4の遊星歯車
108a 第5の外歯
108b 外壁
109 第2の太陽歯車
109a 第6の外歯
109b 外壁
109c 出力軸
150 第1の遊星減速機構
160 第2の遊星減速機構
200 電動モータ(ブラシレスモータ)
201 ステータ
202 ステータコア
202a ステータコア本体
202b ティース
204 ステータコイル
204a 巻線
205 ロータ
206 ロータ本体
207 マグネット
208 回転軸
300 減速機付き電動モータ
Nin 第1の回転数
Nout 第2の回転数

Claims (3)

  1. 略棒形状に形成され、長手方向の略中央に電動モータに備わる回転軸が連結され、前記電動モータに備わる回転軸の回転により回転される公転アームと、
    前記電動モータに固定され、外壁に複数の第1の外歯が形成された第1の太陽歯車と、
    略円盤形状に形成され、前記公転アームの一方の端部に回転自在に取り付けられ、外壁に複数の第2の外歯が形成され、前記第1の太陽歯車に噛み合わされる第1の遊星歯車と、
    略円盤形状に形成され、前記公転アームの他方の端部に回転自在に取り付けられ、前記第1の遊星歯車に形成された前記第2の外歯の歯数と同数の第3の外歯が外壁に形成され、前記第1の太陽歯車に噛み合わされる第2の遊星歯車と、
    略円盤形状に形成され、前記公転アームを間に挟み前記第1の遊星歯車の反対側に、前記第1の遊星歯車に対し同心状態に配置され、略棒形状の第1の連結部材にて前記第1の遊星歯車と互いに連結され、外壁に複数の第4の外歯が形成され、前記第1の遊星歯車の回転とともに回転する第3の遊星歯車と、
    略円盤形状に形成され、前記公転アームを間に挟み前記第2の遊星歯車の反対側に、前記第2の遊星歯車に対し同心状態に配置され、略棒形状の第2の連結部材にて前記第2の遊星歯車と互いに連結され、前記第3の遊星歯車に形成された前記第4の外歯の歯数と同数の第5の外歯が外壁に形成され、前記第2の遊星歯車の回転とともに回転する第4遊星歯車と、
    前記公転アームを間に挟み前記第1の太陽歯車の反対側に、前記第1の太陽歯車に対し同心状態にて回転自在に配置され、外壁に複数の第6の外歯が形成され、前記第3および第4の遊星歯車に噛み合わされ、出力軸を有する第2の太陽歯車とを備え、
    前記第1の太陽歯車に形成される前記第1の外歯の歯数をZ1、前記第1および第2の遊星歯車に形成される前記第2および第3の外歯の歯数をZ2、前記第3および第4の遊星歯車に形成される前記第4および第5の外歯の歯数をZ3、前記第2の太陽歯車に形成される前記第6の外歯の歯数をZ4としたとき、
    前記電動モータの回転軸の回転により回転される前記公転アームの第1の回転数Ninに対する前記出力軸を有する前記第2の太陽歯車の第2の回転数Noutの比の逆数である減速比κは、
    κ(=1/(Nout/Nin))=1/(1−(Z3×Z1)/(Z4×Z2))
    となることを特徴とする電動モータ用減速装置。
  2. 回転軸を有する電動モータと、
    前記電動モータに備わる前記回転軸が前記公転アームに連結される請求項1に記載の電動モータ用減速装置とを備えることを特徴とする減速装置付き電動モータ。
  3. 請求項2に記載の減速装置付き電動モータにおいて前記電動モータはブラシレスモータであることを特徴とする減速装置付き電動モータ。

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