JPH0575832B2 - - Google Patents

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JPH0575832B2
JPH0575832B2 JP1093799A JP9379989A JPH0575832B2 JP H0575832 B2 JPH0575832 B2 JP H0575832B2 JP 1093799 A JP1093799 A JP 1093799A JP 9379989 A JP9379989 A JP 9379989A JP H0575832 B2 JPH0575832 B2 JP H0575832B2
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JP
Japan
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strip
electroplating
heat
equipment
continuous annealing
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1093799A
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English (en)
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JPH02270971A (ja
Inventor
Tadashi Nonaka
Toshiaki Katamine
Naoshi Oka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP9379989A priority Critical patent/JPH02270971A/ja
Publication of JPH02270971A publication Critical patent/JPH02270971A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、溶融めつき装置に電気めつき装置を
組合せた亜鉛系複層めつき鋼板の製造設備に関す
る。
〔従来の技術〕
近年、合金溶融めつき鋼板の高耐食性と、電気
めつき鋼板の優れた塗装性とを兼備した亜鉛系複
素めつき鋼板が自動車用外装鋼板等として注目を
集めている。この種のめつき鋼板は、同一ライン
中に溶融めつき装置と電気めつき装置とを連設し
ためつき設備で製造され得ることが特開昭60−
224791号公報に開示されている。その場合、溶融
めつき装置の前段には連続焼鈍炉が配置され、ま
た電気めつき装置ではFe−Zn合金電気めつきが
行われるのが一般的のようである。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、通常のゼンジマータイプの連続焼鈍
炉を有する溶融亜鉛めつき設備では、ライン速
度、板厚、板巾、炉内張力等の操炉条件のアンマ
ツチングによつて焼鈍炉内で、第2図に示すよう
なヒートバツクルと称されるストリツプの絞り込
みがしばしば発生する。通常の溶融めつき設備で
は、このヒートバツクルが生じても品質はともか
く、設備破損等としてそれ程大きな問題にはなら
ないが、溶融めつき装置の後段に電気めつき装置
が組合される上記複層めつき鋼板の製造設置で
は、このヒートバツクルは重大問題を発生させ
る。
すなわち、連続焼鈍炉で生じたヒートバツクル
が電気めつき装置の前段に配置されるスキンパス
ミルやテンシヨレベラー等で修正され得なかつた
場合、ストリツプのヒートバツクル発生部分が、
電気めつき装置内にストリツプに接触または近接
して配設される通電ロール、電極、ノズル等に衝
突してこれらを損傷させ、そのダメージは極めて
大きい。
例えば、ヒートバツクルの通過により通電ロー
ルに疵が入れば、それ以降のストリツプ全長にわ
たつてプリントマークが生じる。また、ヒートバ
ツクルに起因して電極とストリツプとの間で接触
が生じた場合、めつき通電中であれば接触部位に
大電流が流れ、鉛陽極では溶損が生じる。その結
果、電極基本にまで損傷が及び、電極腐食、金属
折出物等の発生により操業が阻害される。
通常の電気めつき設備で仮にこのような状態に
なれば、ライン速度を下げて対応するのが一般的
であるが、上記複層めつき鋼板の製造設備では、
電気めつき設備におけるライン速度低下は連続焼
鈍炉および溶融めつき装置でのライン速度低下を
意味し、その結果、炉内材温の上昇によりストリ
ツプの機械的特性の劣化だけでなく、ヒートバツ
クルの発生が促進され、ヒートバツクルに対する
悪循環が生じる。
本発明は、斯かる状況に鑑みなされたもので、
ヒートバツクルに対する悪循環が生じることな
く、電気めつき装置でのヒートバツクルによる装
置、製品のダメージを防止し得る複層めつき鋼板
の製造設備を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の製造設備は、連続焼鈍炉、溶融めつき
装置および電気めつき装置をストリツプ進行路に
縦列配置した亜鉛系複層めつき鋼板の製造設備で
あつて、その電気めつき装置においてストリツプ
に接触または近接する電気めつき用部品がストリ
ツプに対して開放可能に構成されてなり、電気め
つき装置の上流側で検知されたストリツプのヒー
トバツクルの検知信号に基づいてヒートバツクル
発生部分が上記電気めつき用部品を通過する時点
で上記電気めつき用部品の開放指令を出力する開
放制御機構を備えている。
〔作用〕
ヒートバツクル発生部分が電気めつき装置内を
そのまま通過した場合にダメージを受ける電気め
つき用部品が、ヒートバツクル発生部分通過時に
自動開放するので、ライン速度を低下させずにヒ
ートバツクルによる製品および電気めつき用部品
のダメージが防止される。したがつて、前段の連
続焼鈍路や溶融めつき装置でライン速度低下によ
る問題も生じない。
〔実施例〕
以下に本発明をその実施例に基づいて詳しく説
明する。
本発明の製造設備は、最前段にペイオフリール
1を備えている。ペイオフリール1から送出され
るストリツプ2はエントリアキユムレータ3を経
て連続焼鈍炉4に進入する。連続焼鈍炉4は、通
常の溶融めつき設備で使用される堅型炉である。
連続焼鈍炉4では、ストリツプ2が上下方向に走
行しながら炉内を出側に向かつて進行する。ヒー
トバツクルはこの堅型炉で発生しやすい。
連続焼鈍炉4の出側に設けられた溶融めつき装
置5は、めつき浴ポツト5a、その上方に配設さ
れたワイピングノズル5bおよび合金化炉5c等
を備えている。連続焼鈍炉4で所定の焼鈍処理を
受けたストリツプ2は、めつき浴ポツト5a内で
めつき金属を付着させた後、その目付量がワイピ
ングノズル5bで調節され、その後に合金化スト
リツプ5cでめつき金属が合金化される。合金化
を終えたストリツプ2は、水槽6で水冷された
後、スキンパスミル7およびテンシヨレベラー8
を通過する。
スキンパスミル7およびテンシヨレベラー8は
ストリツプ2の平坦度を矯正するためのものであ
る。溶融めつき装置5の出側では、連続焼鈍炉3
内で受けた熱歪によりストリツプ2の平坦度が悪
化しているため、このままでストリツプ2の電気
めつきを施すと、電気めつき中に電極とストリツ
プ2との間でスパークが生じるのである。スキン
パスミル7およびテンシヨレベラー8は、これを
防止するためのもので、ヒートバツクルを緩和す
ることもでき、電気めつき装置の前段に少なくと
もいずれか一方を配設することが望まれる。
スキンパスミル7およびテンシヨレベラー8の
後段の配設された電気めつき装置9は、水平型の
メツキセル9aを備えている。メツキセル9aの
前後にはスキンパスミル2の表面清浄化のため
に、必要に応じて湯洗スクラバー9bが設けられ
る。一方、メツキセル9a内には周知のとおりセ
ル内を水平方向に進行するストリツプ2に接近し
て電極が設けられている。また要所にはストリツ
プ2を挟む通電ロールが配設され、更にセル内の
めつき浴流動のために噴流ノズルもストリツプ2
に近接して設けられている。そして、これらはい
ずれもストリツプ2から離反する方向に開放する
ように構成されている。
例えば電極は、上下電極の場合はいずれの電極
もストリツプ2から離反する方向へエアシリンダ
ー+電動ジヤツキや油圧シリンダーで駆動される
ようになつている。片電極の場合は、その電極が
駆動される。電極駆動は水平型のメツキセルで簡
単に行い得るので、メツキセル9aは水平型が望
ましい。噴流ノズルについても同様の機構で駆動
が行われる。通電ロールでは、集電子等の電機機
材が付設されているので、ロール自体のシリンダ
ー開閉は難しいので、バツクアツプロール側をエ
アシリンダーや油圧シリンダーにて開放すること
が望まれる。これらの開放および元位置への復帰
は開放制御機構10からの指示により行われる。
開放制御機構10には、ヒートバツクルの検知
信号、ライン速度信号等が入力される。ヒートバ
ツクルの検知信号を発信するために、溶融めつき
装置5から電機めつき装置9に至るまでのライン
中に監視ピツトが設けられていて、ここで作業者
がストリツプ2のヒートバツクルの発生を監視す
る。作業者がヒートバツクルの発生を検知する
と、これがスキンパスミル7およびテンシヨレベ
ラー8で矯正し得るものか否かを判断し、矯正し
得ないものであれば、それが通過し終わるまでの
間、押ボタンスイツチ等によつて開放制御機構1
0に信号を送る。ヒートバツクルの監視位置は具
体的には、ヒートバツクル対応が迅速に実施可能
という理由からめつき浴ポツト5b近傍が望まし
い。
作業者による目視監視に代えてレーザ光をスト
リツプ幅方向に走査し、その反射光の強度変化か
らヒートバツクルを検知する自動検出器を使用す
ることが可能である。その場合は、自動検出器も
しくは開放制御機構10の側に、検出されたヒー
トバツクルがスキンパスミル7やテンシヨレベラ
ー8で矯正し得るものか否かの判断機構が必要に
なる。
開放制御機構10にヒートバツクルの検知信号
が入力されると、開放制御機構10ではその検知
信号、ライン速度信号およびヒートバツクル監視
位置までの距離等に基づいて、ヒートバツクルの
通過時点が、開放可能に構成された上記電極、通
電ロール、噴流ノズルの電気めつき用部品の全て
について求められる。そして、求められた通過時
点が来ると、該当する電気めつき用部品の駆動機
構に順番に開放指令が出力される。ヒートバツク
ルの発生部分が通過し終わると、電気めつき用部
品は元の位置に自動復帰する。
かくして、ヒートバツクルの発生部分が電気め
つき装置9に進入しても、電極とストリツプとの
短絡や通電ロール、噴流ノズルの損傷が防止され
る。電気めつき用部品を開放している間は、適正
な電気めつきは行われないが、電気めつき用部品
の損傷が防止されることにより、被害はストリツ
プ2のヒートバツクル発生部分のみに限られる。
したがつて、電気めつき用部品の損傷が原因でそ
の以降のストリツプ全体が損傷する場合と比較す
れば、被害は著しく軽減される。また、電気めつ
き用部品の開放によれば、ライン速度を低下させ
る必要がないので、連続焼鈍炉3や溶融めつき装
置5で低速化による弊害が生じない。
ヒートバツクル発生部分の通過にともなうめつ
き不適正部分の減少を図るために、電気めつき用
部品を独立に開閉制御することは有効であるが、
この点を考慮しなければ電気めつき用部品を一斉
に駆動することも可能である。更に、電気めつき
用部品の全てを開放する必要はなく、ヒートバツ
クルによる損傷の危険性の度合いに応じて設備毎
に適宜開放駆動するものを選択すればよい。
電気めつき装置9を通過したストリツプ2、す
なわち被層めつき鋼板は、デリバリーアキユムレ
ータ11を経てテンシヨンリール12に巻き取ら
れる。
本発明の製造設備で実際に複層めつき鋼板(合
金化溶融めつき+鉄亜鉛合金電気めつき)を製造
した場合、ヒートバツクルによる通電ロールの損
傷が防止され、その使用寿命が平均で1箇月から
2箇月に延長された。不溶性陽極としてPb−3
%In−1%Agを使用したが、ヒートバツクルに
ともなう電極スパークによるPbの欠落が防止さ
れ、その寿命は1年から1.5年程度に延びること
が期待される。1回/月程度の割合で生じていた
噴流ノズルの損傷が皆無になつた。
なお、従来はライン速度の低下でヒートバツク
ルに対応していた。その場合、上記問題以外にラ
イン速度の低下にともなつて多量の品質アウト製
品が生じていたが、本発明の実施によりその量は
略1/6に低減した。
〔発明の効果〕
本発明の複層めつき鋼板の製造設備は、連続焼
鈍炉、溶融めつき装置に電気めつき装置を組合せ
た場合に問題となるヒートバツクル原因の電気め
つき用部品の損傷を防ぐ。これによりめつき製品
の歩留り向上が図られるとともに、設備保護によ
る補修費低減が図られ、多大な経済的効果を得る
ことができる。
しかも、電気めつき用部品の損傷防止にあたつ
て連続焼鈍炉、溶融めつき装置でライン速度を低
下させる必要がないので、ヒートバツクルの発生
が促進されず、したがつてヒートバツクルの通過
にともなう電気めつき不適正部分の抑制を図るこ
とができる。また、過剰焼鈍によるストリツプの
機械的性質の低下も防止され、めつき製品の品質
向上にも寄与する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す複層めつき鋼板
製造設備のレイアウト図、第2図はヒートバツク
ルを示す斜視図である。 図中、2:ストリツプ、3:連続焼鈍炉、5:
溶融めつき装置、9:電気めつき装置、10:開
放制御機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 連続焼鈍炉、溶融めつき装置および電気めつ
    き装置をストリツプ進行路に縦列配置した亜鉛系
    複層めつき鋼板の製造設備であつて、その電気め
    つき装置においてストリツプに接触または近接す
    る電気めつき用部品がストリツプに対して開放可
    能に構成されてなり、電気めつき装置の上流側で
    検知されたストリツプのヒートバツクルの検知信
    号に基づいてヒートバツクル発生部分が上記電気
    めつき用部品を通過する時点で上記電気めつき用
    部品の開放指令を出力する開放制御機構を備えて
    いることを特徴とする亜鉛系複層めつき鋼板の製
    造設備。
JP9379989A 1989-04-12 1989-04-12 亜鉛系複層めっき鋼板の製造設備 Granted JPH02270971A (ja)

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JP4077610B2 (ja) * 2001-03-16 2008-04-16 カルソニックカンセイ株式会社 ハウジングレス式オイルクーラ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60224791A (ja) * 1984-04-23 1985-11-09 Nippon Steel Corp 亜鉛系複層メツキ鋼板の製造設備
JPS6398374U (ja) * 1986-12-17 1988-06-25

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