JPH08337859A - 溶融金属めっき鋼板の製造装置 - Google Patents
溶融金属めっき鋼板の製造装置Info
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- JPH08337859A JPH08337859A JP14487095A JP14487095A JPH08337859A JP H08337859 A JPH08337859 A JP H08337859A JP 14487095 A JP14487095 A JP 14487095A JP 14487095 A JP14487095 A JP 14487095A JP H08337859 A JPH08337859 A JP H08337859A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】めっき浴の成分切替を短時間で実施でき、めっ
き浴成分の変動にも対処が容易で、且つ設備メインテナ
ンスも容易な空中ポット式の溶融金属めっき鋼板の製造
装置の提供を目的としている。 【構成】溶融金属を満たし、その中を貫通して鉛直上方
に向かい鋼帯が走行する溶融金属保持容器と、該保持容
器外周から該容器壁と垂直に磁場を作用させる磁場発生
手段とからなる溶融金属めっき鋼板の製造装置におい
て、上記磁場発生手段が高周波磁場発生手段であり、且
つめっき浴を形成する金属を溶解、保持する複数の溶解
槽と、該溶解槽からのめっき浴を受け、めっき槽である
上記保持容器内のめっき浴高さを調整するプランジャを
備えた補助容器と、連続焼鈍炉と保持容器間を囲う静圧
室とを備えた。
き浴成分の変動にも対処が容易で、且つ設備メインテナ
ンスも容易な空中ポット式の溶融金属めっき鋼板の製造
装置の提供を目的としている。 【構成】溶融金属を満たし、その中を貫通して鉛直上方
に向かい鋼帯が走行する溶融金属保持容器と、該保持容
器外周から該容器壁と垂直に磁場を作用させる磁場発生
手段とからなる溶融金属めっき鋼板の製造装置におい
て、上記磁場発生手段が高周波磁場発生手段であり、且
つめっき浴を形成する金属を溶解、保持する複数の溶解
槽と、該溶解槽からのめっき浴を受け、めっき槽である
上記保持容器内のめっき浴高さを調整するプランジャを
備えた補助容器と、連続焼鈍炉と保持容器間を囲う静圧
室とを備えた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融金属めっき鋼板の
製造装置に関し、特に、溶融金属浴中を貫通して鉛直上
方に向け鋼帯を走行させつつ該鋼帯の表裏面を同時にめ
っきする所謂空中ポット方式めっき装置の全体に係わ
る。
製造装置に関し、特に、溶融金属浴中を貫通して鉛直上
方に向け鋼帯を走行させつつ該鋼帯の表裏面を同時にめ
っきする所謂空中ポット方式めっき装置の全体に係わ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、溶融金属めっき鋼板、ことに溶融
亜鉛めっき鋼板の製造方法としては、圧延終了後、連続
焼鈍炉を通した鋼帯を、めっき浴である溶融金属浴に斜
め上方から浸漬させ、該浴内に設けたロール（通称、シ
ンクロール）により進行方向を鉛直上方に変換、引上げ
てめっきするという方法が一般的であった。ところが、
この方法では、溶融金属を２００トン程度も保持する大
容量の容器を使用するため、溶融金属浴の成分切換が困
難、該浴中に浸漬された上記ロールのメンテナンスが煩
雑、発生したドロスが該ロールと鋼帯の間に噛み込み、
めっきされた製品表面の品質不良となる等、問題が多々
存在した。
亜鉛めっき鋼板の製造方法としては、圧延終了後、連続
焼鈍炉を通した鋼帯を、めっき浴である溶融金属浴に斜
め上方から浸漬させ、該浴内に設けたロール（通称、シ
ンクロール）により進行方向を鉛直上方に変換、引上げ
てめっきするという方法が一般的であった。ところが、
この方法では、溶融金属を２００トン程度も保持する大
容量の容器を使用するため、溶融金属浴の成分切換が困
難、該浴中に浸漬された上記ロールのメンテナンスが煩
雑、発生したドロスが該ロールと鋼帯の間に噛み込み、
めっきされた製品表面の品質不良となる等、問題が多々
存在した。
【０００３】そこで、上記問題を解消するめっき技術と
して、溶融金属浴を貫通させて鋼帯を鉛直上方に向け走
行させめっきするという方法（通称、空中ポット法）が
提案された。これにより、溶融金属保持容器（以下、単
に保持容器という）を数十ｋｇの溶融金属を保持する程
度に小容量化し、該溶融金属浴の成分切替を短時間で行
えると共に、該浴中に設けるロール等の機器がなくなる
ことにより、メンテナンスの煩雑さや製品表面の品質不
良が削減されると期待された。
して、溶融金属浴を貫通させて鋼帯を鉛直上方に向け走
行させめっきするという方法（通称、空中ポット法）が
提案された。これにより、溶融金属保持容器（以下、単
に保持容器という）を数十ｋｇの溶融金属を保持する程
度に小容量化し、該溶融金属浴の成分切替を短時間で行
えると共に、該浴中に設けるロール等の機器がなくなる
ことにより、メンテナンスの煩雑さや製品表面の品質不
良が削減されると期待された。
【０００４】しかしながら、新しい技術が提案される
と、それを具現化するには必ずそれに付随して克服すべ
き新しい問題が発生するもので、この空中ポット法もい
まだ現実の工業生産の舞台には登場していない。すなわ
ち、この方法には、保持容器の底が開口しているため、
そこから溶融金属が下方に漏洩する恐れがあり、また、
小容量のめっき浴であるがために、めっき浴の成分変動
が起こりやすく、めっき品質が低下する等、対策を講じ
なければ実用化されないという重要な課題があった。
と、それを具現化するには必ずそれに付随して克服すべ
き新しい問題が発生するもので、この空中ポット法もい
まだ現実の工業生産の舞台には登場していない。すなわ
ち、この方法には、保持容器の底が開口しているため、
そこから溶融金属が下方に漏洩する恐れがあり、また、
小容量のめっき浴であるがために、めっき浴の成分変動
が起こりやすく、めっき品質が低下する等、対策を講じ
なければ実用化されないという重要な課題があった。
【０００５】そのため、例えば、特公昭５１−２０３３
４号公報及び特開昭６３−１０９１４９号公報は、該保
持容器に電磁ポンプを利用し、それで溶融金属の漏洩を
防止することを提案した。そして、特開昭６３−１０９
１４９号公報には、電磁ポンプへの鋼帯導入部、つまり
溶融金属浴下側に気体で正の静圧をかけて溶融金属を封
入する旨、記載されている。また、特開昭６３−３０３
０４５号公報は、鉛直方向に対峙させた磁極間に鋼帯を
通過させ、磁極と鋼帯間に溶融金属を供給し、前記磁極
により鋼帯面に直角な磁界を形成すると共に鋼帯面に平
行に電流を通電し、磁界と電流の相互作用により溶融金
属の漏洩を防止する空中ポットを提案し、加えて、その
鋼帯通過位置に気体を噴射して溶融金属浴の漏洩防止を
より確実にする方法も開示した。さらに、特開平５−８
６４４６号公報は、上方に向かって移動する金属帯を間
に挟んで、一定間隔離して複数の移動磁場印加装置を設
け、該移動磁場印加装置の直下の通路を通って供給され
た溶融金属を、該移動磁場印加装置の電磁力によって上
方に向けて流し、この間に前記溶融金属によって上記金
属帯の表面に金属めっき層を形成し、上記通路の直下に
金属帯を間に挟んで設けられた高周波磁場印加装置の電
磁力によって、前記溶融金属の流下を防止する空中ポッ
ト法を提案した。つまり、空中ポット法では、溶融金属
浴に気体で静圧をかけたり、電磁力等をかけて上記開口
部からの溶融金属の漏洩防止を試みるようになった。
４号公報及び特開昭６３−１０９１４９号公報は、該保
持容器に電磁ポンプを利用し、それで溶融金属の漏洩を
防止することを提案した。そして、特開昭６３−１０９
１４９号公報には、電磁ポンプへの鋼帯導入部、つまり
溶融金属浴下側に気体で正の静圧をかけて溶融金属を封
入する旨、記載されている。また、特開昭６３−３０３
０４５号公報は、鉛直方向に対峙させた磁極間に鋼帯を
通過させ、磁極と鋼帯間に溶融金属を供給し、前記磁極
により鋼帯面に直角な磁界を形成すると共に鋼帯面に平
行に電流を通電し、磁界と電流の相互作用により溶融金
属の漏洩を防止する空中ポットを提案し、加えて、その
鋼帯通過位置に気体を噴射して溶融金属浴の漏洩防止を
より確実にする方法も開示した。さらに、特開平５−８
６４４６号公報は、上方に向かって移動する金属帯を間
に挟んで、一定間隔離して複数の移動磁場印加装置を設
け、該移動磁場印加装置の直下の通路を通って供給され
た溶融金属を、該移動磁場印加装置の電磁力によって上
方に向けて流し、この間に前記溶融金属によって上記金
属帯の表面に金属めっき層を形成し、上記通路の直下に
金属帯を間に挟んで設けられた高周波磁場印加装置の電
磁力によって、前記溶融金属の流下を防止する空中ポッ
ト法を提案した。つまり、空中ポット法では、溶融金属
浴に気体で静圧をかけたり、電磁力等をかけて上記開口
部からの溶融金属の漏洩防止を試みるようになった。
【０００６】一方、溶融金属めっき浴中に被めっき鋼板
を浸漬する目的は、鋼板表面上に溶融金属を付着させる
とともに、必要な界面合金層を形成させることである。
例えば、溶融亜鉛めっき鋼板や合金化溶融亜鉛めっき鋼
板では、亜鉛浴中で適切なＡｌ富化層を形成すること
が、優れためっき密着性を確保する上で重要なことが知
られている。適切なＡｌ富化層を形成するには、製造す
る鋼板素材に適した（１）亜鉛浴の温度、（２）亜鉛浴
中でのＡｌ濃度の変動や偏析及び（３）浴中に浸入する
鋼板板温等の操業要因ばかりでなく、（４）亜鉛浴中で
の浸漬時間のような設備仕様を厳密に管理することが必
要である。
を浸漬する目的は、鋼板表面上に溶融金属を付着させる
とともに、必要な界面合金層を形成させることである。
例えば、溶融亜鉛めっき鋼板や合金化溶融亜鉛めっき鋼
板では、亜鉛浴中で適切なＡｌ富化層を形成すること
が、優れためっき密着性を確保する上で重要なことが知
られている。適切なＡｌ富化層を形成するには、製造す
る鋼板素材に適した（１）亜鉛浴の温度、（２）亜鉛浴
中でのＡｌ濃度の変動や偏析及び（３）浴中に浸入する
鋼板板温等の操業要因ばかりでなく、（４）亜鉛浴中で
の浸漬時間のような設備仕様を厳密に管理することが必
要である。
【０００７】このうち、（１）の亜鉛浴温度や（３）浴
中浸入鋼板の温度については、従来からの管理手段が利
用できる。また、空中ポットのような溶融亜鉛浴におい
て浸漬時間を調整するには、通板速度とともに、容器内
での溶融亜鉛のヘッド高さを規定することが必要であっ
たが、本出願人は、先に特開平４−３６４４６号公報に
て該溶融亜鉛ヘッド高さを調整する技術を開示し、厳密
なヘッド高さの制御が期待できるようになった。しかし
ながら、（２）の亜鉛浴中でのＡｌ濃度の変動や偏析に
ついては、空中ポット、つまりめっき槽が小容量である
ことから、通板で付着する溶融亜鉛量と槽に残留する量
の比が小さく、該Ａｌ濃度を経時的に変動しなくした
り、均一に調整することは厄介な問題と思われていた。
しかしながら、これまで空中ポット法は、その具現化に
向けての充分な検討が行われておらず、従来の大容量め
っき槽を使用する場合のめっき浴中成分の調整や補給技
術しか開示されていないのが現状であった（例えば、特
開平１−１６５７５３号公報、特開平２−１０４６４９
号公報）。
中浸入鋼板の温度については、従来からの管理手段が利
用できる。また、空中ポットのような溶融亜鉛浴におい
て浸漬時間を調整するには、通板速度とともに、容器内
での溶融亜鉛のヘッド高さを規定することが必要であっ
たが、本出願人は、先に特開平４−３６４４６号公報に
て該溶融亜鉛ヘッド高さを調整する技術を開示し、厳密
なヘッド高さの制御が期待できるようになった。しかし
ながら、（２）の亜鉛浴中でのＡｌ濃度の変動や偏析に
ついては、空中ポット、つまりめっき槽が小容量である
ことから、通板で付着する溶融亜鉛量と槽に残留する量
の比が小さく、該Ａｌ濃度を経時的に変動しなくした
り、均一に調整することは厄介な問題と思われていた。
しかしながら、これまで空中ポット法は、その具現化に
向けての充分な検討が行われておらず、従来の大容量め
っき槽を使用する場合のめっき浴中成分の調整や補給技
術しか開示されていないのが現状であった（例えば、特
開平１−１６５７５３号公報、特開平２−１０４６４９
号公報）。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる事情
を鑑み、溶融金属浴中を貫通して鉛直上方に向け鋼帯を
走行させつつ該鋼帯の表裏面を同時にめっきする所謂空
中ポット方式の溶融金属めっき技術において生じる多数
の問題点を克服し、溶融金属の成分切替を短時間で実施
でき、めっき浴成分の変動にも対処が容易で、且つ設備
メインテナンスも容易な溶融金属めっき鋼板の製造装置
の提供を目的としている。
を鑑み、溶融金属浴中を貫通して鉛直上方に向け鋼帯を
走行させつつ該鋼帯の表裏面を同時にめっきする所謂空
中ポット方式の溶融金属めっき技術において生じる多数
の問題点を克服し、溶融金属の成分切替を短時間で実施
でき、めっき浴成分の変動にも対処が容易で、且つ設備
メインテナンスも容易な溶融金属めっき鋼板の製造装置
の提供を目的としている。
【０００９】
【課題を解決するための手段】発明者は、上記目的を達
成するため、所謂空中ポット法に関する従来から開示さ
れた技術及び新規な技術を鋭意組み合わせて、具体的に
工業生産の場で最大の効果をもって実施できるめっき装
置の開発を行った。すなわち、本発明は、溶融金属を満
たし、その中を貫通して鉛直上方に向かい鋼帯が走行す
る溶融金属保持容器と、前記鋼帯と垂直に磁場を作用さ
せる磁場発生手段とからなる溶融金属めっき鋼板の製造
装置において、上記磁場発生手段が高周波磁場発生手段
であり、且つめっき浴を形成する金属を溶解、保持する
複数の溶解槽と、該溶解槽からのめっき浴を受け、めっ
き槽である上記保持容器と連通し該保持容器内のめっき
浴高さを調整するプランジャを備えた補助容器と、連続
焼鈍炉と上記保持容器までの間を囲う静圧室と、鋼帯を
鉛直上方に向かわせるデフロールと、鋼帯の形状を矯正
する矯正手段と、上記静圧室と連続焼鈍炉との間に設け
た静圧シール手段と、該静圧室内に気体を導入する気体
導入手段と、該保持容器の上方を囲う空間内に設けた溶
融金属の付着量を調整するガスワイパとを備えた溶融金
属めっき鋼板の製造装置である。また、本発明は、溶融
金属を満たし、その中を貫通して鉛直上方に向かい鋼帯
が走行する溶融金属保持容器と、前記鋼帯と垂直に磁場
を作用させる磁場発生手段とからなる溶融金属めっき鋼
板の製造装置において、上記磁場発生手段が高周波磁場
発生手段であり、且つめっき浴を形成する金属を溶解、
保持する複数の溶解槽と、該溶解槽からのめっき浴を上
記保持容器に供給するポンプと、該保持容器から該溶解
槽へめっき浴を戻す通路に設けたドロス除去装置と、連
続焼鈍炉と上記保持容器までの間を囲う静圧室と、鋼帯
を鉛直上方に向かわせるデフロールと、鋼帯の形状を矯
正する矯正手段と、上記静圧室と連続焼鈍炉の間に設け
た静圧シール手段と、該静圧室内に気体を導入する気体
導入手段と、該保持容器の上方を囲う空間内に設けた溶
融金属の付着量を調整するガスワイパとを備えた溶融金
属めっき鋼板の製造装置でもある。そして、本発明は、
上記２種類の溶融金属めっき鋼板の製造装置において、
上記保持容器の底部を遮蔽する移動自在なシール装置を
備えたり、上記溶解槽の溶融金属排出口の位置が、上記
補助容器への溶融金属供給位置より高くした溶融金属め
っき鋼板の製造装置である。
成するため、所謂空中ポット法に関する従来から開示さ
れた技術及び新規な技術を鋭意組み合わせて、具体的に
工業生産の場で最大の効果をもって実施できるめっき装
置の開発を行った。すなわち、本発明は、溶融金属を満
たし、その中を貫通して鉛直上方に向かい鋼帯が走行す
る溶融金属保持容器と、前記鋼帯と垂直に磁場を作用さ
せる磁場発生手段とからなる溶融金属めっき鋼板の製造
装置において、上記磁場発生手段が高周波磁場発生手段
であり、且つめっき浴を形成する金属を溶解、保持する
複数の溶解槽と、該溶解槽からのめっき浴を受け、めっ
き槽である上記保持容器と連通し該保持容器内のめっき
浴高さを調整するプランジャを備えた補助容器と、連続
焼鈍炉と上記保持容器までの間を囲う静圧室と、鋼帯を
鉛直上方に向かわせるデフロールと、鋼帯の形状を矯正
する矯正手段と、上記静圧室と連続焼鈍炉との間に設け
た静圧シール手段と、該静圧室内に気体を導入する気体
導入手段と、該保持容器の上方を囲う空間内に設けた溶
融金属の付着量を調整するガスワイパとを備えた溶融金
属めっき鋼板の製造装置である。また、本発明は、溶融
金属を満たし、その中を貫通して鉛直上方に向かい鋼帯
が走行する溶融金属保持容器と、前記鋼帯と垂直に磁場
を作用させる磁場発生手段とからなる溶融金属めっき鋼
板の製造装置において、上記磁場発生手段が高周波磁場
発生手段であり、且つめっき浴を形成する金属を溶解、
保持する複数の溶解槽と、該溶解槽からのめっき浴を上
記保持容器に供給するポンプと、該保持容器から該溶解
槽へめっき浴を戻す通路に設けたドロス除去装置と、連
続焼鈍炉と上記保持容器までの間を囲う静圧室と、鋼帯
を鉛直上方に向かわせるデフロールと、鋼帯の形状を矯
正する矯正手段と、上記静圧室と連続焼鈍炉の間に設け
た静圧シール手段と、該静圧室内に気体を導入する気体
導入手段と、該保持容器の上方を囲う空間内に設けた溶
融金属の付着量を調整するガスワイパとを備えた溶融金
属めっき鋼板の製造装置でもある。そして、本発明は、
上記２種類の溶融金属めっき鋼板の製造装置において、
上記保持容器の底部を遮蔽する移動自在なシール装置を
備えたり、上記溶解槽の溶融金属排出口の位置が、上記
補助容器への溶融金属供給位置より高くした溶融金属め
っき鋼板の製造装置である。
【００１０】
【作用】本発明では、溶融金属を満たし、その中を貫通
して鉛直上方に向かい鋼帯が走行する溶融金属保持容器
と、前記鋼帯と垂直に磁場を作用させる磁場発生手段と
からなる溶融金属めっき鋼板の製造装置において、上記
磁場発生手段が高周波磁場発生手段であり、且つめっき
浴を形成する金属を溶解、保持する複数の溶解槽と、該
溶解槽からのめっき浴を受け、めっき槽である上記保持
容器と連通し該保持容器内のめっき浴高さを調整するプ
ランジャを備えた補助容器と、連続焼鈍炉と上記保持容
器までの間を囲う静圧室と、鋼帯を鉛直上方に向かわせ
るデフロールと、鋼帯の形状を矯正する矯正手段と、上
記静圧室と連続焼鈍炉との間に設けた静圧シール手段
と、該静圧室内に気体を導入する気体導入手段と、該保
持容器の上方を囲う空間内に設けた溶融金属の付着量を
調整するガスワイパとを備えるようにしたので、操業中
にめっき槽から溶融金属の漏れがなく、めっき槽が従来
に比べ大幅に小型になり、めっき浴を形成する溶融金属
成分の切替が短時間で実施でき、また、めっき浴成分の
経時変動あるいは浴内偏析に起因するめっき品質の低下
も抑制でき、且つ設備メインテナンスの容易な溶融金属
めっき鋼板の製造装置が提供できた。また、本発明で
は、溶融金属を満たし、その中を貫通して鉛直上方に向
かい鋼帯が走行する溶融金属保持容器と、該保持容器外
周から該容器壁と垂直に磁場を作用させる磁場発生手段
とからなる溶融金属めっき鋼板の製造装置において、上
記磁場発生手段が高周波磁場発生手段であり、且つめっ
き浴を形成する金属を溶解、保持する複数の溶解槽と、
該溶解槽からのめっき浴を上記保持容器に供給するポン
プと、該保持容器から該溶解槽へめっき浴を戻す通路に
設けたドロス除去装置と、連続焼鈍炉と上記保持容器ま
での間を囲う静圧室と、鋼帯を鉛直上方に向かわせるデ
フロールと、鋼帯の形状を矯正する矯正手段と、上記静
圧室と連続焼鈍炉の間に設けた静圧シール手段と、該静
圧室内に気体を導入する気体導入手段と、該保持容器の
上方を囲う空間内に設けた溶融金属の付着量を調整する
ガスワイパとを備えるようにしたので、めっき槽である
溶融金属保持容器にプランジャ等のめっき浴面高さ調整
手段を有する補助容器を用いずに、設備費を安価にして
上記効果を達成できるようになった。さらに、本発明で
は、上記２種類の溶融金属めっき鋼板の製造装置におい
て、上記保持容器の底部を遮蔽するように移動自在なシ
ール装置を備えるようにして、保持容器にめっき浴を供
給開始したり、めっき作業を中断あるいは終了する際の
めっき浴の漏れを防止できるようにし、作業の安全性を
高めている。加えて、上記溶解槽の溶融金属排出口の位
置が、上記補助容器への溶融金属供給位置より高くした
ので、めっき浴を上記保持容器へ供給する際に動力を不
要としたり、、めっき作業の効率を高めるようにしてい
る。
して鉛直上方に向かい鋼帯が走行する溶融金属保持容器
と、前記鋼帯と垂直に磁場を作用させる磁場発生手段と
からなる溶融金属めっき鋼板の製造装置において、上記
磁場発生手段が高周波磁場発生手段であり、且つめっき
浴を形成する金属を溶解、保持する複数の溶解槽と、該
溶解槽からのめっき浴を受け、めっき槽である上記保持
容器と連通し該保持容器内のめっき浴高さを調整するプ
ランジャを備えた補助容器と、連続焼鈍炉と上記保持容
器までの間を囲う静圧室と、鋼帯を鉛直上方に向かわせ
るデフロールと、鋼帯の形状を矯正する矯正手段と、上
記静圧室と連続焼鈍炉との間に設けた静圧シール手段
と、該静圧室内に気体を導入する気体導入手段と、該保
持容器の上方を囲う空間内に設けた溶融金属の付着量を
調整するガスワイパとを備えるようにしたので、操業中
にめっき槽から溶融金属の漏れがなく、めっき槽が従来
に比べ大幅に小型になり、めっき浴を形成する溶融金属
成分の切替が短時間で実施でき、また、めっき浴成分の
経時変動あるいは浴内偏析に起因するめっき品質の低下
も抑制でき、且つ設備メインテナンスの容易な溶融金属
めっき鋼板の製造装置が提供できた。また、本発明で
は、溶融金属を満たし、その中を貫通して鉛直上方に向
かい鋼帯が走行する溶融金属保持容器と、該保持容器外
周から該容器壁と垂直に磁場を作用させる磁場発生手段
とからなる溶融金属めっき鋼板の製造装置において、上
記磁場発生手段が高周波磁場発生手段であり、且つめっ
き浴を形成する金属を溶解、保持する複数の溶解槽と、
該溶解槽からのめっき浴を上記保持容器に供給するポン
プと、該保持容器から該溶解槽へめっき浴を戻す通路に
設けたドロス除去装置と、連続焼鈍炉と上記保持容器ま
での間を囲う静圧室と、鋼帯を鉛直上方に向かわせるデ
フロールと、鋼帯の形状を矯正する矯正手段と、上記静
圧室と連続焼鈍炉の間に設けた静圧シール手段と、該静
圧室内に気体を導入する気体導入手段と、該保持容器の
上方を囲う空間内に設けた溶融金属の付着量を調整する
ガスワイパとを備えるようにしたので、めっき槽である
溶融金属保持容器にプランジャ等のめっき浴面高さ調整
手段を有する補助容器を用いずに、設備費を安価にして
上記効果を達成できるようになった。さらに、本発明で
は、上記２種類の溶融金属めっき鋼板の製造装置におい
て、上記保持容器の底部を遮蔽するように移動自在なシ
ール装置を備えるようにして、保持容器にめっき浴を供
給開始したり、めっき作業を中断あるいは終了する際の
めっき浴の漏れを防止できるようにし、作業の安全性を
高めている。加えて、上記溶解槽の溶融金属排出口の位
置が、上記補助容器への溶融金属供給位置より高くした
ので、めっき浴を上記保持容器へ供給する際に動力を不
要としたり、、めっき作業の効率を高めるようにしてい
る。
【００１１】以下、実施例において、図１〜２に基づ
き、本発明の内容を具体的に説明する。
き、本発明の内容を具体的に説明する。
【００１２】
【実施例】まず、図１に本発明に係る溶融金属めっき鋼
板の製造装置の１例を示す。この場合には、めっき槽で
ある保持容器２の外周壁に磁場発生手段３を溶融金属浴
（以下、めっき浴という）の全体を覆うように配置し、
該めっき浴１と垂直方向に高周波磁場を作用させた。ま
た、該保持容器２の下側には、気体での静圧室９を設け
静圧シール手段１４（場合によっては、シールロール、
圧力シール、ラビリンス、あるいはそれらの併用）で気
密を維持し、該めっき浴１の下方に上向きの力を作用し
ている。従って、本発明では、上記保持容器２からの溶
融金属１の漏れは、高周波磁場と静圧との重複作用で防
止することになる。ちなみに、図１に示す装置は、保持
容器２の底部開口幅を１０ｍｍ、開口の長さを２０００
ｍｍとし、溶融金属１として溶融亜鉛を用いた。保持容
器２内のめっき浴１のヘッド高さは、補助容器６のプラ
ンジャ７を調整して２００ｍｍとし、該浴中に厚み０．
７ｍｍ×幅１６５０ｍｍの鋼帯１０を通板速度１００ｍ
／ｍｉｎで走行させ、該浴下側の気体静圧を１３２０ｍ
ｍａｑとし、磁場発生手段３の出力を５００ｋＷ、高周
波磁場の周波数を１０００Ｈｚで、安定しためっき作業
が行え、製品のめっき品質も非常に良かった。
板の製造装置の１例を示す。この場合には、めっき槽で
ある保持容器２の外周壁に磁場発生手段３を溶融金属浴
（以下、めっき浴という）の全体を覆うように配置し、
該めっき浴１と垂直方向に高周波磁場を作用させた。ま
た、該保持容器２の下側には、気体での静圧室９を設け
静圧シール手段１４（場合によっては、シールロール、
圧力シール、ラビリンス、あるいはそれらの併用）で気
密を維持し、該めっき浴１の下方に上向きの力を作用し
ている。従って、本発明では、上記保持容器２からの溶
融金属１の漏れは、高周波磁場と静圧との重複作用で防
止することになる。ちなみに、図１に示す装置は、保持
容器２の底部開口幅を１０ｍｍ、開口の長さを２０００
ｍｍとし、溶融金属１として溶融亜鉛を用いた。保持容
器２内のめっき浴１のヘッド高さは、補助容器６のプラ
ンジャ７を調整して２００ｍｍとし、該浴中に厚み０．
７ｍｍ×幅１６５０ｍｍの鋼帯１０を通板速度１００ｍ
／ｍｉｎで走行させ、該浴下側の気体静圧を１３２０ｍ
ｍａｑとし、磁場発生手段３の出力を５００ｋＷ、高周
波磁場の周波数を１０００Ｈｚで、安定しためっき作業
が行え、製品のめっき品質も非常に良かった。
【００１３】ところで、上記本発明に係る装置の重要な
点は、めっき浴１の均一性と成分補給手段が優れている
ことである。つまり、複数の溶解槽４を設け、予め溶融
金属、ここでは亜鉛、アルミニウムを個別に溶解、保持
しておき、さらにめっき槽である保持容器２との間に
は、めっき浴１の高さを調整する手段を備えた補助容器
６をも設けてある。これらの手段によって、比較的小容
量のめっき浴を使用しても浴成分の補給を常時行うこと
ができ、めっき品質に優れた製品が得られるのである。
さらに、該補助容器６からめっき浴１を保持容器２に供
給する通路２２は、鋼帯幅以上のスリット幅を有するよ
うになっており、また、図示していないが該スリットは
鋼帯１０の両面に直角な位置に設けられて、鋼帯幅方向
でめっき浴成分が偏析することを防止している。なお、
図１の溶解槽４からめっき浴１を補助容器６へ供給する
には、何ら動力を用いず、単に落差を利用するようにす
るのが好ましい。
点は、めっき浴１の均一性と成分補給手段が優れている
ことである。つまり、複数の溶解槽４を設け、予め溶融
金属、ここでは亜鉛、アルミニウムを個別に溶解、保持
しておき、さらにめっき槽である保持容器２との間に
は、めっき浴１の高さを調整する手段を備えた補助容器
６をも設けてある。これらの手段によって、比較的小容
量のめっき浴を使用しても浴成分の補給を常時行うこと
ができ、めっき品質に優れた製品が得られるのである。
さらに、該補助容器６からめっき浴１を保持容器２に供
給する通路２２は、鋼帯幅以上のスリット幅を有するよ
うになっており、また、図示していないが該スリットは
鋼帯１０の両面に直角な位置に設けられて、鋼帯幅方向
でめっき浴成分が偏析することを防止している。なお、
図１の溶解槽４からめっき浴１を補助容器６へ供給する
には、何ら動力を用いず、単に落差を利用するようにす
るのが好ましい。
【００１４】さらに、本発明では、前記保持容器２の底
部に、図１に示すような移動自在なシール装置２１が設
けられており、めっき開始時、終了時、あるいはトラブ
ル発生でめっき作業中断時に、そこを閉ざすようになっ
ている。また、その際、不要のめっき浴は、補助容器６
からスライディングノズル２３を介して排出容器８に出
すことも可能であり、それは、保持容器２が小容量であ
ることと合わせて、めっき浴成分の早期変更（つまり、
異なっためっき作業を行う）に役立つようになってい
る。
部に、図１に示すような移動自在なシール装置２１が設
けられており、めっき開始時、終了時、あるいはトラブ
ル発生でめっき作業中断時に、そこを閉ざすようになっ
ている。また、その際、不要のめっき浴は、補助容器６
からスライディングノズル２３を介して排出容器８に出
すことも可能であり、それは、保持容器２が小容量であ
ることと合わせて、めっき浴成分の早期変更（つまり、
異なっためっき作業を行う）に役立つようになってい
る。
【００１５】図１の場合には、ガスワイパ１７からのワ
イピングガスによりめっき浴１の上側界面に約２００ｍ
ｍａｑの圧力が作用した。そこで、下側界面の気体４静
圧を１５２０ｍｍａｑに増やしたところ、めっき浴の保
持容器２からの漏洩が防止された。次に、別の実施例と
して、図２に示す本発明に係る装置を上記と重複しない
部分につき説明する。図１の装置と異なる点は、めっき
浴１のヘッド高さを調整するプランジャ７を有する補助
容器６がないことである。しかし、本装置では、ヘッド
高さは、めっき槽である上記保持容器内のめっき浴１を
ポンプ１９等の利用で循環させるように構成すること
で、対処している。つまり、めっき浴１の供給量と排出
量のバランスを維持するようにしている。
イピングガスによりめっき浴１の上側界面に約２００ｍ
ｍａｑの圧力が作用した。そこで、下側界面の気体４静
圧を１５２０ｍｍａｑに増やしたところ、めっき浴の保
持容器２からの漏洩が防止された。次に、別の実施例と
して、図２に示す本発明に係る装置を上記と重複しない
部分につき説明する。図１の装置と異なる点は、めっき
浴１のヘッド高さを調整するプランジャ７を有する補助
容器６がないことである。しかし、本装置では、ヘッド
高さは、めっき槽である上記保持容器内のめっき浴１を
ポンプ１９等の利用で循環させるように構成すること
で、対処している。つまり、めっき浴１の供給量と排出
量のバランスを維持するようにしている。
【００１６】また、図２の装置では、めっき浴の排出径
路に、めっき作業で発生したドロスを除去する装置２０
を設けたり、また、作業終了時にめっき浴を抜出し、回
収するめっき浴１の排出容器８をも備えてある。
路に、めっき作業で発生したドロスを除去する装置２０
を設けたり、また、作業終了時にめっき浴を抜出し、回
収するめっき浴１の排出容器８をも備えてある。
【００１７】
【発明の効果】以上述べたように、本発明により、従来
から存在した所謂空中ポット方式のめっき技術の問題点
が解消され、空中ポット法の具体化が可能となる。その
結果、溶融金属の成分切替を短時間で実施でき、めっき
浴成分の変動にも対処が容易で、且つ設備メインテナン
スも容易な溶融金属めっき鋼板の製造が期待できるよう
になった。
から存在した所謂空中ポット方式のめっき技術の問題点
が解消され、空中ポット法の具体化が可能となる。その
結果、溶融金属の成分切替を短時間で実施でき、めっき
浴成分の変動にも対処が容易で、且つ設備メインテナン
スも容易な溶融金属めっき鋼板の製造が期待できるよう
になった。
【図１】本発明に係る溶融めっき鋼板の製造装置を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図２】図１とは別態様の本発明に係る溶融めっき鋼板
の製造装置を示す縦断面図である。
の製造装置を示す縦断面図である。
１ 溶融金属（めっき浴） ２ 溶融金属保持容器（めっき槽） ３ 磁場発生手段 ４ 溶解槽 ６ 補助容器 ７ プランジャ ８ 排出容器 ９ 静圧室 １０ 鋼帯 １１ デフロール １２ 形状矯正手段 １３ ガイドロール １４ 静圧シール手段 １５ 気体導入手段 １６ 非酸化性ガス １７ ガスワイパ １８ 上方を囲う空間 １９ ポンプ ２０ ドロス除去装置 ２１ シール装置 ２２ 通路 ２３ スライディングノズル ２４ 気体排出手段 ２５ 三方弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 益人 千葉市中央区川崎町１番地 川崎製鉄株式 会社千葉製鉄所内 (72)発明者 赤岡 和夫 千葉市中央区川崎町１番地 川崎製鉄株式 会社千葉製鉄所内 (72)発明者 多田 雅彦 千葉市中央区川崎町１番地 川崎製鉄株式 会社技術研究所内
Claims (4)
- 【請求項１】 溶融金属を満たし、その中を貫通して鉛
直上方に向かい鋼帯が走行する溶融金属保持容器と、前
記鋼帯と垂直に磁場を作用させる磁場発生手段とからな
る溶融金属めっき鋼板の製造装置において、 上記磁場発生手段が高周波磁場発生手段であり、且つめ
っき浴を形成する金属を溶解、保持する複数の溶解槽
と、該溶解槽からのめっき浴を受け、めっき槽である上
記保持容器と連通し該保持容器内のめっき浴高さを調整
するプランジャを備えた補助容器と、連続焼鈍炉と上記
保持容器までの間を囲う静圧室と、鋼帯を鉛直上方に向
かわせるデフロールと、鋼帯の形状を矯正する矯正手段
と、上記静圧室と連続焼鈍炉との間に設けた静圧シール
手段と、該静圧室内に気体を導入する気体導入手段と、
該保持容器の上方を囲う空間内に設けた溶融金属の付着
量を調整するガスワイパとを備えたことを特徴とする溶
融金属めっき鋼板の製造装置。 - 【請求項２】 溶融金属を満たし、その中を貫通して鉛
直上方に向かい鋼帯が走行する溶融金属保持容器と、前
記鋼帯と垂直に磁場を作用させる磁場発生手段とからな
る溶融金属めっき鋼板の製造装置において、 上記磁場発生手段が高周波磁場発生手段であり、且つめ
っき浴を形成する金属を溶解、保持する複数の溶解槽
と、該溶解槽からのめっき浴を上記保持容器に供給する
ポンプと、該保持容器から該溶解槽へめっき浴を戻す通
路に設けたドロス除去装置と、連続焼鈍炉と上記保持容
器までの間を囲う静圧室と、鋼帯を鉛直上方に向かわせ
るデフロールと、鋼帯の形状を矯正する矯正手段と、上
記静圧室と連続焼鈍炉の間に設けた静圧シール手段と、
該静圧室内に気体を導入する気体導入手段と、該保持容
器の上方を囲う空間内に設けた溶融金属の付着量を調整
するガスワイパとを備えたことを特徴とする溶融金属め
っき鋼板の製造装置。 - 【請求項３】 上記保持容器の底部を遮蔽する移動自在
なシール装置を備えたことを特徴とする請求項１又は２
記載の溶融金属めっき鋼板の製造装置。 - 【請求項４】 上記溶解槽の溶融金属排出口の位置が、
上記補助容器への溶融金属供給位置より高いことを特徴
とする請求項１記載の溶融金属めっき鋼板の製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14487095A JPH08337859A (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 溶融金属めっき鋼板の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14487095A JPH08337859A (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 溶融金属めっき鋼板の製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08337859A true JPH08337859A (ja) | 1996-12-24 |
Family
ID=15372309
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14487095A Withdrawn JPH08337859A (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 溶融金属めっき鋼板の製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08337859A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2798396A1 (fr) * | 1999-09-09 | 2001-03-16 | Lorraine Laminage | Dispositif de revetement au trempe de bandes metalliques en defilement |
| KR100312131B1 (ko) * | 1997-12-20 | 2001-12-12 | 신현준 | 선형유도기와 고주파 코일을 이용한 수직 부양식용융도금 방법및 그 장치 |
| WO2005001152A1 (de) * | 2003-06-27 | 2005-01-06 | Sms Demag Aktiengesellschaft | Vorrichtung zur schmelztauchbeschichtung eines metallstranges und verfahren zur schmelztauchbeschichtung |
| JP2008240081A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Mitsubishi-Hitachi Metals Machinery Inc | 溶融めっき設備 |
| US7807726B2 (en) | 2005-03-11 | 2010-10-05 | 3M Innovative Properties Company | Recovery of fluorinated surfactants from a basic anion exchange resin having quaternary ammonium groups |
| KR101156952B1 (ko) * | 2003-04-09 | 2012-06-20 | 에스엠에스 지마크 악티엔게젤샤프트 | 금속 빌렛의 용융 도금 코팅 방법 및 장치 |
-
1995
- 1995-06-12 JP JP14487095A patent/JPH08337859A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100312131B1 (ko) * | 1997-12-20 | 2001-12-12 | 신현준 | 선형유도기와 고주파 코일을 이용한 수직 부양식용융도금 방법및 그 장치 |
| FR2798396A1 (fr) * | 1999-09-09 | 2001-03-16 | Lorraine Laminage | Dispositif de revetement au trempe de bandes metalliques en defilement |
| KR101156952B1 (ko) * | 2003-04-09 | 2012-06-20 | 에스엠에스 지마크 악티엔게젤샤프트 | 금속 빌렛의 용융 도금 코팅 방법 및 장치 |
| WO2005001152A1 (de) * | 2003-06-27 | 2005-01-06 | Sms Demag Aktiengesellschaft | Vorrichtung zur schmelztauchbeschichtung eines metallstranges und verfahren zur schmelztauchbeschichtung |
| JP2007506858A (ja) * | 2003-06-27 | 2007-03-22 | エス・エム・エス・デマーク・アクチエンゲゼルシャフト | 金属ストランドを溶融浸漬被覆する装置および溶融浸漬被覆するための方法 |
| JP4738331B2 (ja) * | 2003-06-27 | 2011-08-03 | エス・エム・エス・ジーマーク・アクチエンゲゼルシャフト | 金属ストランドを溶融浸漬被覆する装置および溶融浸漬被覆するための方法 |
| US7807726B2 (en) | 2005-03-11 | 2010-10-05 | 3M Innovative Properties Company | Recovery of fluorinated surfactants from a basic anion exchange resin having quaternary ammonium groups |
| JP2008240081A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Mitsubishi-Hitachi Metals Machinery Inc | 溶融めっき設備 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020903 |