JPH0575815U - 昇温装置 - Google Patents

昇温装置

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Publication number
JPH0575815U
JPH0575815U JP1351492U JP1351492U JPH0575815U JP H0575815 U JPH0575815 U JP H0575815U JP 1351492 U JP1351492 U JP 1351492U JP 1351492 U JP1351492 U JP 1351492U JP H0575815 U JPH0575815 U JP H0575815U
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JP
Japan
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temperature
target value
internal temperature
value
generator
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP1351492U
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Inventor
政樹 宇佐見
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱効率が変化した場合でも、昇温完了予定時
点での抽出釜の内部温度を目標値に近づけ、偏差を小さ
くして正常な抽出を可能とすることにある。 【構成】 プロセスの運転時間の経過による熱伝導効率
等の変化を、昇温目標値と測定値との偏差により検知
し、補正出力器7によって、ジャケット温度の目標値を
安定時の調節ゲインとは別のゲインに変更することによ
り、昇温特性を改善して正確で効率のよい昇温を実現で
きる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はプロセスオートメーションシステムにおける、化学プラント等の昇温 装置に関し、特に、スチームによる抽出釜の昇温装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来例の構成の概要を示す図である。 スチームにより抽出釜10の昇温を行う場合、従来は、図1に示すように、抽 出釜の内部温度調整器21と、ジャケット温度調節器22からなる調節機構を用 い、内部温度調節器21の温度目標値を徐々に上昇させることにより、昇温温度 を調節していた。
【0003】 内部温度調節器21の温度目標値の引上げは、設定値発生器20の出力値を徐 々に上昇させてくことにより行われる。また、昇温は、ジャケット温度調節器2 2の出力により調節弁12の開閉を制御し、昇温用ジャケット11へ送るスチー ム量を調整することにより行われる。また、その昇温は、図5に示されるように 、昇温開始時点から所定時間t経過後に、完了するようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の構成の場合、経時的な変化によって、抽出釜10やジャケット 11あるいは釜内部の熱伝導率が変化(例えば、低下)すると、昇温完了予定時 刻tでの内部温度が目標値を大きく下回る事態が発生し、所定温度まで上昇さ せるには、さらなる昇温が必要となるときがある。 この場合は、昇温時間が当初の設定時間と比較してはるかに長くなり、正常な抽 出ができない。
【0005】 本考案はこのような問題点を考慮してなされたものであり、その目的は、熱効 率が変化した場合でも、昇温完了予定時点での抽出釜の内部温度を目標値に近づ け、偏差を小さくして正常な抽出を可能とすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、制御対象である機器の内部温度の上昇を、その機器の外側に配置さ れたジャケットの温度上昇により行い、その内部温度を所定の時間内に所望の値 まで高める昇温装置であって、内部温度調節器と、ジャケット温度調節器と、内 部温度目標値発生器と、この内部温度目標値発生器に連動した上限値発生器およ び下限値発生器と、内部温度調節器の目標値を補正する機能を有する補正器とを 有し、前記内部温度調節器の温度目標値を徐々に引き上げる場合、前記上限値発 生器および下限値発生器の出力によって、その温度上昇目標値の上下に所定の幅 を設定し、この幅は、昇温開始時から昇温終了時に向かう時間経過と共に小さく なるようになっており、昇温中に内部温度が設定した幅から逸脱した場合には、 前記補正器によって、前記内部温度調節器の目標値に必要な値を加減して、目標 値を変更するようになっていることを特徴とする。
【0007】
【作用】
昇温目標の勾配の上下に許容幅を設定しておき、実測値がこの許容幅を逸脱す ると、目標値をダイナミックに変更して許容範囲内になるように温度を調整して いく。したがって、予定との偏差の少ない昇温を行える。 また、目標値の上下に設定する許容幅は、昇温開始時点では初期の追従遅れを考 慮して許容範囲を広めに設定し、誤った急激な目標値の変更がなされないように し、一方、時間の経過とともに許容範囲を狭めていき、温度制御の精度を高める ようにしている。これにより、正確で効率的な温度制御を実現できる。
【0008】
【実施例】
次に、本考案の実施例について図面を参照して説明する。図1は本考案の一実 施例の構成を示す図である。 以下、本実施例の主要な構成部分の機能および動作を個別に説明する。 (1)昇温用時間発生器1は、昇温開始からの経過時間信号(t)を発生し、目 標値発生器2、上限値幅発生器3,下限値幅発生器4に与える。 (2)目標値発生器1は、昇温用時間発生器1からの信号を受け、内部温度調節 器8に対して、内部温度目標値(T1SV)を与える。 T1SV=A×t+T1O 但し、T1O;昇温開始時の内部温度,t;昇温開始からの経過時間,A;定数 である。 (3)上限値幅発生器3は、昇温用時間発生器1からの時間信号(t)を受け、 上限値幅(T1PHD)を発生する。 T1PHD=B×t+C 但し、B,C;定数 また、昇温完了時(t)にて、B×t+C>0とする(0は目標値)。 (4)下限値幅昇温用時間発生器1からの時間信号(t)を受け、下限値幅(T 1PLD )を発生させる。 T1PLD=D×t+E 但し、D,E;定数 また、昇温完了時(t)にて、D×t+E<0とする。 (5)上限値発生器5は、設定値(T1SV)に上限値幅(T1PHD)を加算 して上限値(T1PH)を作成し、補正出力器7に送る。 T1PH=T1SV+T1PHD (6)下限値発生器6は、設定値(T1SV)から下限値幅(T1PLD)を減 算して、下限値(T1PL)を作成する。 T1PL=T1SV−T1PLD (7)補正出力器7は、一定周期で図3のフローチャート(後述)を実行し、内 部温度調節器8の出力に定数値を加減する。 (8)内部温度調節器8は、内部温度目標値(T1SV)と内部温度(T,実 測値)とを比較し、その差がなくなるように出力を変更し、ジャケット温度調節 器の目標値(T2SV)を与える。 (9)ジャケット温度調節器9は,ジャケット温度目標値(T2SV)と、ジャ ケット温度(T,実測値)とを比較し、その差がなくなるように、調節弁の開 度を変更する。
【0009】 図2は内部温度目標値と、設定される上限値および下限値との関係の一例を示 す図である。図示されるように、初期の追従遅延を考慮して、上下限幅は最初は 広く、徐々に狭くなり、昇温完了後は一定幅を維持するようになっている。
【0010】 図3は補正出力器7の動作手順を示すフローチャートである。補正出力器7は 、TM1,TM2,TM3の3つのカウント用レジスタを持っている。 まず、レジスタTM1が定数F以上となると(ステップ100,101)、内 部温度T1が上限値T1PHを越えているかをチェックし(ステップ102)、 越えている場合は、レジスタTM2の値の更新を開始し、レジスタTM3をクリ アする(ステップ103および104)。TM2の値が定数G以上となると(ス テップ105)、内部温度調節器の出力T2SVから、一定値T2Pを減算して (ステップ106)、レジスタTM1およびTM2をクリアする(ステップ10 7)。
【0011】 また、ステップ108で上限値を越えていない場合は、今度は下限値T1PL を下回っているかどうかをチェックする(ステップ108)。続いて、レジスタ TM3の更新を開始し(ステップ110)、一方、レジスタTM2をクリアする (ステップ111)。TM3の値が定数H以上となると(ステップ112)、内 部温度調節器の出力T2SVに、一定値T2Mを加算して(ステップ113)、 レジスタTM1およびTM3をクリアする(ステップ114)。また、ステップ 108で下限値を下回っていない場合は、レジスタTM2およびTM3をクリア する(ステップ109)。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、プロセスの運転時間の経過による熱伝導効率等 の変化を、昇温目標値と測定値との偏差により検知し、自動的にジャケット温度 の目標値を安定時の調節ゲインとは別のゲインに変更する構成としたことにより 、昇温特性を改善して正確で効率のよい昇温を実現できる効果がある。
【0013】 また、偏差検出用幅データを昇温開始時と完了時とで一定の割り合で変化させ ることにより、初期の追従送れを考慮した立上げができ、昇温開始時の過剰なジ ャケット温度の目標値変更を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の昇温装置の一実施例の構成を示す図で
ある。
【図2】図1の実施例における内部温度目標値と、設定
される上限値および下限値との関係の一例を示す図であ
る。
【図3】補正出力器7の動作手順を示すフローチャート
である。
【図4】従来例の構成を示す図である。
【図5】図4の従来例における昇温特性(昇温目標)を
示す図である。
【符号の説明】
1 昇温用時間発生器 2 目標値発生器 3 上限値幅発生器 4 下限値幅発生器 5 上限値発生器 6 下限値発生器 7 補正出力器 8 内部温度調節器 9 ジャケット温度調節器 10 抽出釜 11 昇温用ジャケット 12 調節弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御対象である機器の内部温度の上昇を、
    その機器の外側に配置されたジャケットの温度上昇によ
    り行い、その内部温度を所定の時間内に所望の値まで高
    める昇温装置であって、 内部温度調節器(8)と、ジャケット温度調節器(9)
    と、内部温度目標値発生器(2)と、この内部温度目標
    値発生器に連動した上限値発生器および下限値発生器
    (5,6)と、内部温度調節器の目標値を補正する機能
    を有する補正器(7)とを有し、 前記内部温度調節器(8)の温度目標値を徐々に引き上
    げる場合、前記上限値発生器および下限値発生器(5,
    6)の出力によって、その温度上昇目標値の上下に所定
    の幅を設定し、この幅は、昇温開始時から昇温終了時に
    向かう時間経過と共に小さくなるようになっており、 昇温中に内部温度が設定した幅から逸脱した場合には、
    前記補正器(7)によって、前記内部温度調節器(8)
    の目標値に必要な値を加減して、目標値を変更するよう
    になっていることを特徴とする昇温装置。
JP1351492U 1992-03-16 1992-03-16 昇温装置 Withdrawn JPH0575815U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1351492U JPH0575815U (ja) 1992-03-16 1992-03-16 昇温装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1351492U JPH0575815U (ja) 1992-03-16 1992-03-16 昇温装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0575815U true JPH0575815U (ja) 1993-10-15

Family

ID=11835262

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1351492U Withdrawn JPH0575815U (ja) 1992-03-16 1992-03-16 昇温装置

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JP (1) JPH0575815U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014085688A (ja) * 2012-10-19 2014-05-12 Azbil Corp 制御装置および制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014085688A (ja) * 2012-10-19 2014-05-12 Azbil Corp 制御装置および制御方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960606