JPH0574982B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0574982B2 JPH0574982B2 JP59249927A JP24992784A JPH0574982B2 JP H0574982 B2 JPH0574982 B2 JP H0574982B2 JP 59249927 A JP59249927 A JP 59249927A JP 24992784 A JP24992784 A JP 24992784A JP H0574982 B2 JPH0574982 B2 JP H0574982B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- excitation light
- light beam
- scanning
- stimulable phosphor
- image information
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000005284 excitation Effects 0.000 claims description 54
- OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N Phosphorus Chemical compound [P] OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 52
- 230000005855 radiation Effects 0.000 claims description 32
- 238000004020 luminiscence type Methods 0.000 claims description 12
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 claims description 5
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 3
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 10
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 description 7
- 238000009125 cardiac resynchronization therapy Methods 0.000 description 4
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000011241 protective layer Substances 0.000 description 3
- 238000002834 transmittance Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000007274 generation of a signal involved in cell-cell signaling Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000003745 diagnosis Methods 0.000 description 1
- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 description 1
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 description 1
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 1
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 description 1
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 1
- 230000000737 periodic effect Effects 0.000 description 1
- 239000011295 pitch Substances 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004332 silver Substances 0.000 description 1
- -1 silver halide Chemical class 0.000 description 1
Landscapes
- Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(発明の分野)
本発明は、放射線画像情報が蓄積記録されてい
る蓄積性蛍光体シートを励起光により走査して該
シートから放射線画像情報に対応した輝尽発光光
を放出させ、この輝尽発光光を光電的に読み取つ
て上記放射線画像情報を示す画像信号を得るよう
にした放射線画像情報読取装置に関するものであ
る。
る蓄積性蛍光体シートを励起光により走査して該
シートから放射線画像情報に対応した輝尽発光光
を放出させ、この輝尽発光光を光電的に読み取つ
て上記放射線画像情報を示す画像信号を得るよう
にした放射線画像情報読取装置に関するものであ
る。
(発明の技術的背景および先行技術)
ある種の蛍光体に放射線(X線、α線、β線、
γ線、紫外線、電子線等)を照射すると、この放
射線エネルギーの一部が蛍光体中に蓄積され、こ
の蛍光体に可視光等の励起光を照射すると、蓄積
されたエネルギーに応じて蛍光体が輝尽発光を示
すことが知られており、このような性質を示す蛍
光体は蓄積性蛍光体と呼ばれる。
γ線、紫外線、電子線等)を照射すると、この放
射線エネルギーの一部が蛍光体中に蓄積され、こ
の蛍光体に可視光等の励起光を照射すると、蓄積
されたエネルギーに応じて蛍光体が輝尽発光を示
すことが知られており、このような性質を示す蛍
光体は蓄積性蛍光体と呼ばれる。
この蓄積性蛍光体を利用して、人体等の被写体
の放射線画像情報を一旦蓄積性蛍光体の層を有す
るシートに記録し、この蓄積性蛍光体シートをレ
ーザ光等の励起光で走査して輝尽発光光を生ぜし
め、得られた輝尽発光光を光電的に読み取つて画
像信号を得、この画像信号に基づき写真感光材料
等の記録材料、CRT等の表示装置に被写体の放
射線画像を可視像として出力させる放射線画像情
報記録再生システムが本出願人によりすでに提案
されている。(特開昭55−12429号、同56−11395
号など。) このシステムは、従来の銀塩写真を用いる放射
線写真システムと比較して極めて広い放射線露出
域にわたつて画像を記録しうるという実用的な利
点を有している。すなわち、蓄積性蛍光体におい
ては、放射線露光量に対して蓄積後に励起によつ
て輝尽発光する発光光の光量が極めて広い範囲に
わたつて比例することが認められており、従つて
種々の撮影条件により放射線露光量がかなり大幅
に変動しても、蓄積性蛍光体シートより放射され
る輝尽発光光の光量を読取ゲインを適当な値に設
定して光電変換手段により読み取つて電気信号に
変換し、この電気信号を用いて写真感光材料等の
記録材料、CRT等の表示装置に可視像を出力さ
せることにより、放射線露光量の変動に影響され
ない放射線画像を得ることができる。
の放射線画像情報を一旦蓄積性蛍光体の層を有す
るシートに記録し、この蓄積性蛍光体シートをレ
ーザ光等の励起光で走査して輝尽発光光を生ぜし
め、得られた輝尽発光光を光電的に読み取つて画
像信号を得、この画像信号に基づき写真感光材料
等の記録材料、CRT等の表示装置に被写体の放
射線画像を可視像として出力させる放射線画像情
報記録再生システムが本出願人によりすでに提案
されている。(特開昭55−12429号、同56−11395
号など。) このシステムは、従来の銀塩写真を用いる放射
線写真システムと比較して極めて広い放射線露出
域にわたつて画像を記録しうるという実用的な利
点を有している。すなわち、蓄積性蛍光体におい
ては、放射線露光量に対して蓄積後に励起によつ
て輝尽発光する発光光の光量が極めて広い範囲に
わたつて比例することが認められており、従つて
種々の撮影条件により放射線露光量がかなり大幅
に変動しても、蓄積性蛍光体シートより放射され
る輝尽発光光の光量を読取ゲインを適当な値に設
定して光電変換手段により読み取つて電気信号に
変換し、この電気信号を用いて写真感光材料等の
記録材料、CRT等の表示装置に可視像を出力さ
せることにより、放射線露光量の変動に影響され
ない放射線画像を得ることができる。
またこのシステムによれば、蓄積性蛍光体シー
トに蓄積記録された放射線画像情報を電気信号に
変換した後に適当な信号処理を施し、この電気信
号を用いて写真感光材料等の記録材料、CRT等
の表示装置に可視像を出力させることにより、観
察読影適性(診断適性)の優れた放射線画像を得
ることができるというきわめて大きな効果も得る
ことができる。
トに蓄積記録された放射線画像情報を電気信号に
変換した後に適当な信号処理を施し、この電気信
号を用いて写真感光材料等の記録材料、CRT等
の表示装置に可視像を出力させることにより、観
察読影適性(診断適性)の優れた放射線画像を得
ることができるというきわめて大きな効果も得る
ことができる。
上述のように放射線画像情報読取りのために蓄
積性蛍光体シートを励起光ビームにより走査する
際には、励起光ビームの走査と同期した同期信号
を作成することが必要となる。すなわち、放射線
画像情報が記録された蓄積性蛍光体シート上に光
ビームを主走査および副走査方向に走査させ、走
査点から発せられた輝尽発光光を光電的に読み取
つて画像信号を得る場合、励起光ビーム位置が主
走査方向に基準量変化する毎に、その周期内の一
定時間だけ光検出器の出力を積分して画像信号の
読取りを行なうので、励起光ビームの走査位置を
知るために上記同期信号が必要となる。
積性蛍光体シートを励起光ビームにより走査する
際には、励起光ビームの走査と同期した同期信号
を作成することが必要となる。すなわち、放射線
画像情報が記録された蓄積性蛍光体シート上に光
ビームを主走査および副走査方向に走査させ、走
査点から発せられた輝尽発光光を光電的に読み取
つて画像信号を得る場合、励起光ビーム位置が主
走査方向に基準量変化する毎に、その周期内の一
定時間だけ光検出器の出力を積分して画像信号の
読取りを行なうので、励起光ビームの走査位置を
知るために上記同期信号が必要となる。
上記のような同期信号を得る方法として従来よ
り、蓄積性蛍光体シートに向かう光ビームを光学
系によつて分岐させて同期信号作成用ビームを形
成するとともに、明部と暗部とが交互に並べられ
てなるグリツドをこの同期信号作成用ビームによ
つて走査されるように配し、そして該グリツドを
通過(透過または反射)した光を、光量変化を電
気的なパルス信号に変換する同期信号発生手段に
入力し、上記走査によるグリツド通過光量の周期
的変化を検出して同期信号を得る方法が知られて
いる。
り、蓄積性蛍光体シートに向かう光ビームを光学
系によつて分岐させて同期信号作成用ビームを形
成するとともに、明部と暗部とが交互に並べられ
てなるグリツドをこの同期信号作成用ビームによ
つて走査されるように配し、そして該グリツドを
通過(透過または反射)した光を、光量変化を電
気的なパルス信号に変換する同期信号発生手段に
入力し、上記走査によるグリツド通過光量の周期
的変化を検出して同期信号を得る方法が知られて
いる。
しかしこの従来方法にあつては、上記グリツド
や、光ビームを分岐させるハーフミラー等の光学
系、さらにはグリツドを通過したビームの光量を
検出する光検出器等が必要となり、また上記のよ
うに分岐した光路のためのスペースも必要とな
り、放射線画像情報読取装置が大型化し、かつ高
価になるという不具合がある。
や、光ビームを分岐させるハーフミラー等の光学
系、さらにはグリツドを通過したビームの光量を
検出する光検出器等が必要となり、また上記のよ
うに分岐した光路のためのスペースも必要とな
り、放射線画像情報読取装置が大型化し、かつ高
価になるという不具合がある。
(発明の目的)
そこで本発明は、簡単な手段を用いて上記同期
信号を作成することができる放射線画像情報読取
装置を提供することを目的とするものである。
信号を作成することができる放射線画像情報読取
装置を提供することを目的とするものである。
(発明の構成)
本発明の第1の放射線画像情報読取装置は、平
行な罫線が引かれた蓄積性蛍光体シートを使用す
るものであり、 励起光ビームを射出する励起光源と、 励起光ビームを、上記蓄積性蛍光体シート上を
上記罫線に略直角な方向に主走査させる主走査手
段と、 励起光ビームと上記蓄積性蛍光体シートを相対
的に上記主走査の方向に略直角な方向に移動させ
て副走査を行なう副走査手段と、 励起光ビームの走査により上記罫線付きの蓄積
性蛍光体シートから発せられた輝尽発光光を光電
的に検出する光検出器と、 この光検出器が出力する画像信号から、上記輝
尽発光光が上記罫線によつて変調された成分を検
出して、励起光ビームの走査と同期した同期信号
を得る検波回路とから構成される。
行な罫線が引かれた蓄積性蛍光体シートを使用す
るものであり、 励起光ビームを射出する励起光源と、 励起光ビームを、上記蓄積性蛍光体シート上を
上記罫線に略直角な方向に主走査させる主走査手
段と、 励起光ビームと上記蓄積性蛍光体シートを相対
的に上記主走査の方向に略直角な方向に移動させ
て副走査を行なう副走査手段と、 励起光ビームの走査により上記罫線付きの蓄積
性蛍光体シートから発せられた輝尽発光光を光電
的に検出する光検出器と、 この光検出器が出力する画像信号から、上記輝
尽発光光が上記罫線によつて変調された成分を検
出して、励起光ビームの走査と同期した同期信号
を得る検波回路とから構成される。
本発明の第2の放射線画像情報読取装置は、上
述のような罫線を有さず従来から広く用いられて
いる蓄積性蛍光体シートを使用するものであり、
上記第1の放射線画像情報読取装置にさらに、蓄
積性蛍光体シートに近接もしくは密着した位置に
おいて励起光ビームによつて走査されるように単
体のグリツド部材を配し、このグリツド部材によ
つて輝尽発光光を変調させるようにしたものであ
る。
述のような罫線を有さず従来から広く用いられて
いる蓄積性蛍光体シートを使用するものであり、
上記第1の放射線画像情報読取装置にさらに、蓄
積性蛍光体シートに近接もしくは密着した位置に
おいて励起光ビームによつて走査されるように単
体のグリツド部材を配し、このグリツド部材によ
つて輝尽発光光を変調させるようにしたものであ
る。
(実施態様)
以下、図面に示す実施態様に基づいて本発明を
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第1図は本発明の第1の放射線画像情報読取装
置の一実施態様を示すものである。本装置は、一
定強度の励起光ビーム10aを射出する例えば
He−Neレーザや半導体レーザ等からなる励起光
源10と、上記励起光ビーム10aを偏向して蓄
積性蛍光体シート1上を図中矢印A方向に走査さ
せる主走査手段としてのガルバノメータミラー1
1と、蓄積性蛍光体シート1を上記矢印A方向と
略直角な矢印B方向に走査移動させる副走査手段
としてのエンドレスベルト13と、上記励起光ビ
ーム10aを蓄積性蛍光体シート1上で収束させ
る走査レンズ(通常はfθレンズ)14と、透明な
集光体15と、この集光体15に接続された光検
出器としてのフオトマル16とを備えている。上
記集光体15は平板状に形成された前端部15a
の先端面(入射端面)15bが、蓄積性蛍光体シ
ート1上のビーム走査線に平行となるように配さ
れ、またその後端部15c側に向かつて次第に円
筒状となるように成形されていて、円形の後端面
(出射端面)15dが上記フオトマル16に結合
されている。なお励起光ビーム10aを偏向させ
る光偏向器としては前述のガルバノメータミラー
11の他、回転多面鏡やホログラムスキヤナ、さ
らにはAOD(音響光学光偏向器)等が使用可能で
ある。
置の一実施態様を示すものである。本装置は、一
定強度の励起光ビーム10aを射出する例えば
He−Neレーザや半導体レーザ等からなる励起光
源10と、上記励起光ビーム10aを偏向して蓄
積性蛍光体シート1上を図中矢印A方向に走査さ
せる主走査手段としてのガルバノメータミラー1
1と、蓄積性蛍光体シート1を上記矢印A方向と
略直角な矢印B方向に走査移動させる副走査手段
としてのエンドレスベルト13と、上記励起光ビ
ーム10aを蓄積性蛍光体シート1上で収束させ
る走査レンズ(通常はfθレンズ)14と、透明な
集光体15と、この集光体15に接続された光検
出器としてのフオトマル16とを備えている。上
記集光体15は平板状に形成された前端部15a
の先端面(入射端面)15bが、蓄積性蛍光体シ
ート1上のビーム走査線に平行となるように配さ
れ、またその後端部15c側に向かつて次第に円
筒状となるように成形されていて、円形の後端面
(出射端面)15dが上記フオトマル16に結合
されている。なお励起光ビーム10aを偏向させ
る光偏向器としては前述のガルバノメータミラー
11の他、回転多面鏡やホログラムスキヤナ、さ
らにはAOD(音響光学光偏向器)等が使用可能で
ある。
蓄積性蛍光体シート1は支持体とその上に設け
られた蓄積性蛍光体層、あるいは自己支持性の蓄
積性蛍光体層のみからなるものであり、その表面
には微小ピツチで互いに平行に多数の罫線1aが
引かれている。そして該蓄積性蛍光体シート1
は、上記罫線1aが主走査方向(矢印A方向)と
略直交する向きにして、エンドレスベルト13上
に載置される。
られた蓄積性蛍光体層、あるいは自己支持性の蓄
積性蛍光体層のみからなるものであり、その表面
には微小ピツチで互いに平行に多数の罫線1aが
引かれている。そして該蓄積性蛍光体シート1
は、上記罫線1aが主走査方向(矢印A方向)と
略直交する向きにして、エンドレスベルト13上
に載置される。
上記蓄積性蛍光体シート1には、被写体を透過
した放射線を照射することにより、該被写体の放
射線画像が蓄積記録される。こうして放射線画像
情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体シート1は上
記の向きでエンドレスベルト13上に載置された
のち、励起光ビーム10aによつて矢印A方向に
主走査される。それとともにエンドレスベルト1
3が駆動され、蓄積性蛍光体シート1が矢印B方
向に移動されて副走査がなされることにより、該
蓄積性蛍光体シート1はその全面に亘り励起光ビ
ーム10aによる2次元的走査を受ける。このよ
うに蓄積性蛍光体シート1が励起光ビーム10a
によつて走査されると、励起光ビーム10aが照
射されたシート1の箇所は、蓄積記録されている
放射線画像情報に応じた強度で輝尽発光する。こ
の輝尽発光光18は集光体15の入射端面15b
から該集光体15内に入射し、その中を全反射を
繰り返して進み、出射端面15dから出射してフ
オトマル16によつて受光される。なおフオトマ
ル16の受光面には励起光ビーム10aの波長域
の光をカツトするフイルタ(図示せず)が貼着さ
れ、該フオトマル16は輝尽発光光18のみを受
光するようになつている。フオトマル16は上記
輝尽発光光18を光電変換し、前記被写体の放射
線画像情報を担持する電気的画像信号S1を出力
する。この画像信号S1は後述するフイルター回
路25を介して画像情報読取回路19に送られ、
該読取回路19において読取処理を受けて出力さ
れる。この信号を用いれば、被写体の放射線画像
を例えばCRT20に表示させたり、光走査記録
装置等を用いて写真感材に記録したり、あるいは
後に画像再生するために、その信号を一旦磁気テ
ープ21や磁気デイスク等の記憶媒体に記憶させ
ておくことできる。
した放射線を照射することにより、該被写体の放
射線画像が蓄積記録される。こうして放射線画像
情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体シート1は上
記の向きでエンドレスベルト13上に載置された
のち、励起光ビーム10aによつて矢印A方向に
主走査される。それとともにエンドレスベルト1
3が駆動され、蓄積性蛍光体シート1が矢印B方
向に移動されて副走査がなされることにより、該
蓄積性蛍光体シート1はその全面に亘り励起光ビ
ーム10aによる2次元的走査を受ける。このよ
うに蓄積性蛍光体シート1が励起光ビーム10a
によつて走査されると、励起光ビーム10aが照
射されたシート1の箇所は、蓄積記録されている
放射線画像情報に応じた強度で輝尽発光する。こ
の輝尽発光光18は集光体15の入射端面15b
から該集光体15内に入射し、その中を全反射を
繰り返して進み、出射端面15dから出射してフ
オトマル16によつて受光される。なおフオトマ
ル16の受光面には励起光ビーム10aの波長域
の光をカツトするフイルタ(図示せず)が貼着さ
れ、該フオトマル16は輝尽発光光18のみを受
光するようになつている。フオトマル16は上記
輝尽発光光18を光電変換し、前記被写体の放射
線画像情報を担持する電気的画像信号S1を出力
する。この画像信号S1は後述するフイルター回
路25を介して画像情報読取回路19に送られ、
該読取回路19において読取処理を受けて出力さ
れる。この信号を用いれば、被写体の放射線画像
を例えばCRT20に表示させたり、光走査記録
装置等を用いて写真感材に記録したり、あるいは
後に画像再生するために、その信号を一旦磁気テ
ープ21や磁気デイスク等の記憶媒体に記憶させ
ておくことできる。
上記画像情報を読取回路19において、フオト
マル16の連続的な出力からシート1の蓄積記録
情報読み取るためには、前述したように、励起光
ビーム10aの走査位置(主走査位置)を示す同
期信号が必要となる。以下、この同期信号を作成
する仕組みについて説明する。蓄積性蛍光体シー
ト1の表面には前記の罫線1aが設けられている
ため、該罫線1aがグリツドとして作用し、上記
励起光ビーム10aの強度はその主走査にともな
つて周期的に変化し、それに応じて輝尽発光光1
8が変調される。なおこのようにするためには上
記罫線1aを、該罫線1aが引かれていない部分
に比べて、励起光ビーム10aの透過率が低くな
るように、塗料等を用いて記入したり、エツチン
グにより細溝を刻設する等して形成すればよい。
上述のように変調された画像信号S1はフイルタ
ー回路25においてローパスされ変調成分が取り
除かれて画像信号S1′とされ、前記画像情報読
取回路19にはこの画像信号S1′が送られる。
またフイルター回路25においては上記変調成分
のみが取り出され、その変調成分S2は波形整形
回路26に送られる。この波形整形回路26は例
えば公知のコンパレータ等からなるものであり、
上記変調成分S2を波形整形することにより、励
起光ビーム10aの主走査位置を示す同期信号S
3(パルス信号)を出力する。この同期信号S3
は前述の画像情報読取回路19に送られ、画像読
取りのために利用される。
マル16の連続的な出力からシート1の蓄積記録
情報読み取るためには、前述したように、励起光
ビーム10aの走査位置(主走査位置)を示す同
期信号が必要となる。以下、この同期信号を作成
する仕組みについて説明する。蓄積性蛍光体シー
ト1の表面には前記の罫線1aが設けられている
ため、該罫線1aがグリツドとして作用し、上記
励起光ビーム10aの強度はその主走査にともな
つて周期的に変化し、それに応じて輝尽発光光1
8が変調される。なおこのようにするためには上
記罫線1aを、該罫線1aが引かれていない部分
に比べて、励起光ビーム10aの透過率が低くな
るように、塗料等を用いて記入したり、エツチン
グにより細溝を刻設する等して形成すればよい。
上述のように変調された画像信号S1はフイルタ
ー回路25においてローパスされ変調成分が取り
除かれて画像信号S1′とされ、前記画像情報読
取回路19にはこの画像信号S1′が送られる。
またフイルター回路25においては上記変調成分
のみが取り出され、その変調成分S2は波形整形
回路26に送られる。この波形整形回路26は例
えば公知のコンパレータ等からなるものであり、
上記変調成分S2を波形整形することにより、励
起光ビーム10aの主走査位置を示す同期信号S
3(パルス信号)を出力する。この同期信号S3
は前述の画像情報読取回路19に送られ、画像読
取りのために利用される。
なお本実施態様において、蓄積性蛍光体シート
1の主走査方向最端部の罫線1aは、他の罫線1
aよりも太く形成されている。したがつて励起光
ビーム10aがこの最端部の罫線1a上を通過す
るときには、他の罫線1a上を通過する場合に比
べて輝尽発光光18の光量変化周期が異なり、そ
れによつて有効走査の開始端、終了端が検知され
るようになつている。また上記罫線1aはシート
表面に形成する他、蓄積性蛍光体層の表面に保護
層が設けられる場合には、該保護層の裏面(すな
わち上記蓄積性蛍光体層に接する面)、あるいは
該保護層の下の蓄積性蛍光体層表面に設けてもよ
い。
1の主走査方向最端部の罫線1aは、他の罫線1
aよりも太く形成されている。したがつて励起光
ビーム10aがこの最端部の罫線1a上を通過す
るときには、他の罫線1a上を通過する場合に比
べて輝尽発光光18の光量変化周期が異なり、そ
れによつて有効走査の開始端、終了端が検知され
るようになつている。また上記罫線1aはシート
表面に形成する他、蓄積性蛍光体層の表面に保護
層が設けられる場合には、該保護層の裏面(すな
わち上記蓄積性蛍光体層に接する面)、あるいは
該保護層の下の蓄積性蛍光体層表面に設けてもよ
い。
第2図は本発明の第2の放射線画像情報読取装
置の一実施態様を示すものである。なおこの第2
図において、前記第1図中の要素と同等の要素に
は同番号を付し、それらについての説明は省略す
る。本装置は、前述したような罫線1aが引かれ
ていない蓄積性蛍光体シート31から画像読取り
を行なうものである。本装置にあつては、蓄積性
蛍光体シート31の近傍において励起光ビーム1
0aの光路内に、該ビーム10aによつて走査さ
れるように光透過性のグリツド部材32が配設さ
れている。このグリツド部材32は第3図に示す
ように、励起光ビーム10aの透過率が高い部分
32aと低い部分32bとが微小ピツチで交互に
配列されてなるものである。したがつて励起光ビ
ーム10aは、第4図に示されるように、このグ
リツド部材32を透過してから蓄積性蛍光体シー
ト31を照射する。
置の一実施態様を示すものである。なおこの第2
図において、前記第1図中の要素と同等の要素に
は同番号を付し、それらについての説明は省略す
る。本装置は、前述したような罫線1aが引かれ
ていない蓄積性蛍光体シート31から画像読取り
を行なうものである。本装置にあつては、蓄積性
蛍光体シート31の近傍において励起光ビーム1
0aの光路内に、該ビーム10aによつて走査さ
れるように光透過性のグリツド部材32が配設さ
れている。このグリツド部材32は第3図に示す
ように、励起光ビーム10aの透過率が高い部分
32aと低い部分32bとが微小ピツチで交互に
配列されてなるものである。したがつて励起光ビ
ーム10aは、第4図に示されるように、このグ
リツド部材32を透過してから蓄積性蛍光体シー
ト31を照射する。
この場合も蓄積性蛍光体シート31を照射する
励起光ビーム10aの光量はその主走査にともな
つて周期的に変化し、それにより輝尽発光光18
が変調される。そして前記第1図の装置における
のと同様にして、フイルター回路25により輝尽
発光光18の変調成分S2が取り出され、この変
調成分S2は波形整形回路26に送られ、該波形
整形回路26から励起光ビーム10aの走査位置
を示す同期信号S3(パルス信号)が出力され
る。
励起光ビーム10aの光量はその主走査にともな
つて周期的に変化し、それにより輝尽発光光18
が変調される。そして前記第1図の装置における
のと同様にして、フイルター回路25により輝尽
発光光18の変調成分S2が取り出され、この変
調成分S2は波形整形回路26に送られ、該波形
整形回路26から励起光ビーム10aの走査位置
を示す同期信号S3(パルス信号)が出力され
る。
なお励起光ビーム10aは蓄積性蛍光体シート
31上で収束されるから、グリツド走査の分解能
を高めるためには、上記グリツド部材32は輝尽
発光光18の読取りに支障の無い程度になるべく
蓄積性蛍光体シート31に近づけて配設するのが
好ましく、勿論蓄積性蛍光体シート31に密着さ
せて配設してもよい。
31上で収束されるから、グリツド走査の分解能
を高めるためには、上記グリツド部材32は輝尽
発光光18の読取りに支障の無い程度になるべく
蓄積性蛍光体シート31に近づけて配設するのが
好ましく、勿論蓄積性蛍光体シート31に密着さ
せて配設してもよい。
(発明の効果)
以上詳細に説明した通り本発明においては、グ
リツドとして作用する罫線が引かれた蓄積性蛍光
体シートを用い、あるいは励起光源と蓄積性蛍光
体シートとの間の励起光ビームの光路内にグリツ
ドを配置し、輝尽発光光を変調させて同期信号を
得るようにしたから、励起光ビームから同期信号
作成用ビームを分岐させる光学系が不要となり、
また同期信号作成のための専用の光検出器も不要
となり、放射線画像情報読取装置は簡単かつ安価
に形成されるようになる。またこのように簡単に
構成されることに加え、上記同期信号作成用ビー
ムの光路を確保する必要が無いから、放射線画像
情報読取装置の小型化が可能となる。特に蓄積性
蛍光体シートに引いた罫線を同期信号作成用のグ
リツドとして利用する場合には、グリツド部材を
単体で別に設ける必要が無くなり、上記の効果は
さらに顕著となる。
リツドとして作用する罫線が引かれた蓄積性蛍光
体シートを用い、あるいは励起光源と蓄積性蛍光
体シートとの間の励起光ビームの光路内にグリツ
ドを配置し、輝尽発光光を変調させて同期信号を
得るようにしたから、励起光ビームから同期信号
作成用ビームを分岐させる光学系が不要となり、
また同期信号作成のための専用の光検出器も不要
となり、放射線画像情報読取装置は簡単かつ安価
に形成されるようになる。またこのように簡単に
構成されることに加え、上記同期信号作成用ビー
ムの光路を確保する必要が無いから、放射線画像
情報読取装置の小型化が可能となる。特に蓄積性
蛍光体シートに引いた罫線を同期信号作成用のグ
リツドとして利用する場合には、グリツド部材を
単体で別に設ける必要が無くなり、上記の効果は
さらに顕著となる。
第1図は本発明の第1の放射線画像情報読取装
置の一実施態様を示す概略図、第2図は本発明の
第2の放射線画像情報読取装置の一実施態様を示
す概略図、第3図は上記第2図の装置に用いられ
るグリツド部材を示す斜視図、第4図は上記第2
図の装置の要部を示す側面図である。 1,31……蓄積性蛍光体シート、1a……罫
線、10……励起光源、10a……励起光ビー
ム、10b,10c……励起光ビームの反射光、
11……ガルバノメータミラー、13……エンド
レスベルト、16……フオトマル、17……同期
信号作成用フオトマル、18……輝尽発光光、2
5……フイルター回路、26……波形整形回路、
32……グリツド部材。
置の一実施態様を示す概略図、第2図は本発明の
第2の放射線画像情報読取装置の一実施態様を示
す概略図、第3図は上記第2図の装置に用いられ
るグリツド部材を示す斜視図、第4図は上記第2
図の装置の要部を示す側面図である。 1,31……蓄積性蛍光体シート、1a……罫
線、10……励起光源、10a……励起光ビー
ム、10b,10c……励起光ビームの反射光、
11……ガルバノメータミラー、13……エンド
レスベルト、16……フオトマル、17……同期
信号作成用フオトマル、18……輝尽発光光、2
5……フイルター回路、26……波形整形回路、
32……グリツド部材。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 励起光ビームを射出する励起光源と、 前記励起光ビームを、互いに平行な罫線が引か
れ放射線画像情報が蓄積記録されている蓄積性蛍
光体シート上を、前記罫線に略直角な方向に主走
査させる主走査手段と、 前記励起光ビームと前記蓄積性蛍光体シートを
相対的に前記主走査の方向に略直角な方向に移動
させて副走査を行なう副走査手段と、 前記励起光ビームの走査により前記シートから
発せられた輝尽発光光を光電的に読み取る光検出
器と、 この光検出器が出力する画像信号から、前記輝
尽発光光が前記罫線によつて変調された成分を検
出して、前記励起光ビームの走査と同期した同期
信号を得る検波回路とからなる放射線画像情報読
取装置。 2 励起光ビームを射出する励起光源と、 前記励起光ビームを、放射線画像情報が蓄積記
録されている蓄積性蛍光体シート上を主走査させ
る主走査手段と、 前記励起光ビームと前記蓄積性蛍光体シートを
相対的に前記主走査の方向と略直角な方向に移動
させて副走査を行なう副走査手段と、 前記励起光ビームの走査により前記シートから
発せられた輝尽発光光を光電的に読み取る光検出
器と、 前記シートに近接もしくは密着した位置におい
て前記励起光ビームによつて走査されるように配
されたグリツド部材と、 前記光検出器が出力する画像信号から、前記輝
尽発光光が前記グリツドによつて変調された成分
を検出して、前記励起光ビームの走査と同期した
同期信号を得る検波回路とからなる放射線画像情
報読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59249927A JPS61128674A (ja) | 1984-11-27 | 1984-11-27 | 放射線画像情報読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59249927A JPS61128674A (ja) | 1984-11-27 | 1984-11-27 | 放射線画像情報読取装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61128674A JPS61128674A (ja) | 1986-06-16 |
JPH0574982B2 true JPH0574982B2 (ja) | 1993-10-19 |
Family
ID=17200245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59249927A Granted JPS61128674A (ja) | 1984-11-27 | 1984-11-27 | 放射線画像情報読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61128674A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0899577A (ja) * | 1994-09-30 | 1996-04-16 | Hanshin Electric Co Ltd | 自動車両用のバッテリ電源分配ソケット装置 |
-
1984
- 1984-11-27 JP JP59249927A patent/JPS61128674A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0899577A (ja) * | 1994-09-30 | 1996-04-16 | Hanshin Electric Co Ltd | 自動車両用のバッテリ電源分配ソケット装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61128674A (ja) | 1986-06-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0584505B2 (ja) | ||
US4841147A (en) | Image read-out and recording apparatus | |
JPH052031B2 (ja) | ||
US4943871A (en) | Image read-out and reproducing apparatus | |
JPS6191650A (ja) | 放射線画像情報読取方法および装置 | |
JPH0620234B2 (ja) | 画像情報読取装置のシェーディング特性測定方法 | |
JP2601479B2 (ja) | 光ビーム走査装置 | |
JPH0358227B2 (ja) | ||
JPH0574982B2 (ja) | ||
JPH0562859B2 (ja) | ||
JPH0259964B2 (ja) | ||
JPH03227168A (ja) | ジッタ補正方法 | |
JPS6157921A (ja) | 光ビ−ム走査装置 | |
JPH03198039A (ja) | 画像読取装置 | |
JPH08116435A (ja) | 放射線画像読取りにおけるシェーディング補正方法 | |
JPS61128200A (ja) | 蓄積性螢光体シ−ト | |
JPH01237637A (ja) | 放射線画像情報読取装置 | |
JPH0532741B2 (ja) | ||
JP2554892B2 (ja) | 光ビーム走査装置 | |
JPS60259053A (ja) | 放射線画像情報読取装置 | |
JP2557213B2 (ja) | 放射線画像情報読取装置 | |
JP2575418B2 (ja) | 光ビーム走査装置 | |
JPH03132155A (ja) | 光ビーム走査装置の画像幅調整方法 | |
JPH04318763A (ja) | 画像情報読取装置のシェーディング補正方法 | |
JPH03132156A (ja) | 光ビーム走査装置 |