JPH0574791U - 産業用ロボットのブレーキ解除装置 - Google Patents
産業用ロボットのブレーキ解除装置Info
- Publication number
- JPH0574791U JPH0574791U JP015093U JP1509392U JPH0574791U JP H0574791 U JPH0574791 U JP H0574791U JP 015093 U JP015093 U JP 015093U JP 1509392 U JP1509392 U JP 1509392U JP H0574791 U JPH0574791 U JP H0574791U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brake
- robot
- release switch
- brake release
- closed
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ブレ−キ解除による保守作業等の作業性を向
上させる。 【構成】 ロボットが、非常停止状態にあっても、ロボ
ットの表面パネルに設けたブレーキ解除スイッチ11,
12,13を閉成することで、閉成している間だけ、ブ
レーキ解除スイッチ11,12,13を閉成した電磁ブ
レ−キ手段14,15,16についてのみブレーキを解
除できる。よって、特定の可動部材の電磁ブレ−キ手段
14,15,16のみ解除して該特定の可動部材を動か
すことができる。よって、一人の作業者で、ブレ−キ解
除スイッチを閉成しつつ可動部材を所定の状態とし、必
要な作業をすることができる。
上させる。 【構成】 ロボットが、非常停止状態にあっても、ロボ
ットの表面パネルに設けたブレーキ解除スイッチ11,
12,13を閉成することで、閉成している間だけ、ブ
レーキ解除スイッチ11,12,13を閉成した電磁ブ
レ−キ手段14,15,16についてのみブレーキを解
除できる。よって、特定の可動部材の電磁ブレ−キ手段
14,15,16のみ解除して該特定の可動部材を動か
すことができる。よって、一人の作業者で、ブレ−キ解
除スイッチを閉成しつつ可動部材を所定の状態とし、必
要な作業をすることができる。
Description
【0001】
本考案は、複数の可動部材を有し、該可動部材のうち少なくとも1つの可動部 材に対して電磁ブレーキ手段が設けられている産業用ロボットのブレーキ解除装 置に関する。
【0002】
従来、複数のロボットア−ム(可動部材)を有し、該ロボットア−ムのうち少 なくとも1つのロボットア−ムに対して電磁ブレーキ手段が設けられている産業 用ロボットにおいては、電源解除時のほか、電源投入状態で電磁ブレ−キ手段が 作動している非常停止時において、そのブレ−キを解除して保守作業等ができる ように、ロボットの制御盤内部にブレーキ解除スイッチが配設されている。また 、一般にはこのブレーキ解除スイッチの閉成により、その閉成時にのみ非常停止 状態が解除され、それによって全てのロボットア−ムについて同時にブレーキが 解除されるようになっている。
【0003】
ところが、このような制御盤が配設される位置は、通常産業用ロボットの配設 位置とは離れた位置であるので、例えば保守作業等の理由でブレーキを解除させ る場合、一人の作業者でもってブレ−キ解除スイッチを閉成しつつ保守作業等の 作業を行うことができず、現実には作業者の一人がブレ−キ解除スイッチを閉成 する一方、他の作業者がロボットアームを支えつつ作業を行う必要があり、結果 として二人の作業者を必要としていた。
【0004】 また、ブレーキ解除スイッチにより、その閉成時にのみ全てのロボットア−ム について同時にブレーキが解除されるので、ロボットの姿勢によってはロボット アームを支えるのに過大な力を要し、そのため作業性の改善が望まれていた。
【0005】 本考案は、ブレ−キ解除による保守作業等の作業性を向上させた産業用ロボッ トのブレ−キ解除装置を提供するものである。
【0006】
本考案は、複数の可動部材を有し、該可動部材のうち少なくとも1つの可動部 材に対して電磁ブレーキ手段が設けられている産業用ロボットのブレーキ解除装 置を前提として、上記電磁ブレ−キ手段に連係され、閉成時にのみ、対応する電 磁ブレ−キ手段のブレーキを解除するブレ−キ解除スイッチが,上記産業用ロボ ットの表面パネルに設けられている構成とする。
【0007】
ロボットが非常停止状態にあっても、ブレーキ解除スイッチを閉成することで 、閉成している間だけ、そのブレーキ解除スイッチに対応した可動部材のみブレ ーキが解除され、外部からの力でその可動部材を動かすことができる。
【0008】
以下、本考案の実施例を図面に沿って詳細に説明する。
【0009】 図1において、1は溶接ロボットで、ベ−ス台2に回動台3が回動可能に支持 され、該回動台3に第1ロボットア−ム部4が回動可能に連結され、該第1ロボ ットア−ム部4の先端部に回動可能に第2ロボットア−ム部5が連結されている 。この第2ロボットア−ム部5の先端に溶接ト−チ6が取付けられている。
【0010】 上記溶接ロボット1の回動台3における表面パネル3aには、図2に示すよう に、モ−メンタリ式の第1〜第3ブレ−キ解除スイッチ11,12,13が取付 けられている。
【0011】 上記第1〜第3ブレ−キ解除スイッチ11,12,13は、図3に示すように 、それぞれ、回動台3、第1及び第2ロボットア−ム部3,4,5の駆動部14 ,15,16(例えばサ−ボモ−タ)を制動する第1〜第3電磁ブレ−キ手段1 7,18,19に連係されている。電磁ブレ−キ手段17,18,19は、電源 を解除したときのほか、電源投入状態であっても非常停止時には各駆動部14, 15,16を制動するようになっている。
【0012】 20は図示しない制御盤に設けられたメインブレーキ解除スイッチで、これを 閉成することで、非常停止状態であっても、第1〜第3電磁ブレ−キ手段17, 18,19の全てがブレ−キ解除され、駆動部14,15,16を同時にフリ− 状態とし、溶接ロボット1を、作業者による外力により動かすことができるよう になっている。即ち、回動台3、第1ロボットア−ム部4及び第2ロボットア− ム部5の全てのブレ−キが解除され、それらを外力により回動することが可能と なる。
【0013】 また、メインブレ−キ解除スイッチ20とかかわりなく、各ブレ−キ解除スイ ッチ11,12,13を閉成することで、閉成している間のみ閉成したブレ−キ 解除スイッチ11,12,13に対応する電磁ブレ−キ手段17,18,19の 作動を解除できるようになっている。
【0014】 尚、ブレ−キ解除スイッチ11,12,13よりの配線は、ベ−ス台2のチュ −ブ7内に配設されており、ベ−ス台2下部より外部に排出されるようになって いる。
【0015】 上記のように構成すれば、電源投入状態であっても非常停止時であれば、溶接 ロボット1に設けた第1〜第3電磁ブレ−キ手段17,18,19が同時に作動 し、回動台3、第1ロボットア−ム部4及び第2ロボットア−ム部5の駆動部1 4,15,16を制動するので、回動台3の回動、第1ロボットア−ム部4の回 動及び第2ロボットア−ム部5の回動が禁止され、溶接ロボット1が非常停止さ れる。
【0016】 この状態で、回動台3の表面パネル3aにブレ−キ解除スイッチ11,12, 13が配設されているので、ブレ−キ解除スイッチ11,12,13をロボット に近付いた状態で閉成することができる。従って、例えば第1ブレ−キ解除スイ ッチ11を閉成すると、その閉成している間だけ、回動台3についての電磁ブレ −キ手段17のみが制動を解除され、回動台3のみ回動することができることと なり、一人の作業者で第1ブレ−キ解除スイッチ11を閉成しつつ回動台3を所 定の状態に回動することができる。そして、回動台3を所定の状態として第1ブ レ−キ解除スイッチ11の閉成を解除すれば、電磁ブレ−キ手段17が作動し、 その状態に回動台3は保たれる。
【0017】 よって、作業者はロボット1に近付き、回動台3の表面パネル3a上のブレ− キ解除スイッチ11を閉成すれば、閉成している間だけ、電磁ブレ−キ手段17 による制動が解除されるので、作業者は必要に応じて手で外力を加えて回動台3 を回動することができる。そのため、従来の如く二人の作業者によることなく、 一人の作業者で必要な保守作業等を行うことができ、作業性が向上する。また, ブレーキ解除スイッチ11の閉成を解除すれば、電磁ブレーキ手段17が作動し 、回動台3を制動するので、安全性の点でも有利である。
【0018】 同様にして、第2及び第3ブレ−キ解除スイッチ12,13を閉成することで 、その閉成している間だけ、第1及び第2ロボットア−ム部4,5のみ制動を解 除することができる。
【0019】
本考案は、上記のように構成したから、ブレーキ解除スイッチを閉成しながら 、特定の可動部材に作業者が外力を加えて動かし、所定の状態とした後その閉成 を解除して制動できるため、一人の作業者で作業を行うことができ、作業性が向 上するのに加えて、ブレーキ解除スイッチから手を離せば、電磁ブレーキ手段が 作動するため、安全性の点でも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】溶接ロボットの側面図である。
【図2】ブレ−キ解除スイッチの配置の説明図である。
【図3】ブレ−キ解除スイッチと電磁ブレ−キ手段との
関係を示す図である。
関係を示す図である。
1 溶接ロボット 3 回動台(可動部材) 4,5 ロボットア−ム部(可動部材) 11,12,13 ブレ−キ解除スイッチ 17,18,19 電磁ブレ−キ手段
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の可動部材を有し、該可動部材のう
ち少なくとも1つの可動部材に対して電磁ブレーキ手段
が設けられている産業用ロボットのブレーキ解除装置で
あって、 上記電磁ブレ−キ手段に連係され、閉成時にのみ、対応
する電磁ブレ−キ手段のブレーキを解除するブレ−キ解
除スイッチが,上記産業用ロボットの表面パネルに設け
られていることを特徴とする産業用ロボットのブレーキ
解除装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP015093U JPH0574791U (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 産業用ロボットのブレーキ解除装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP015093U JPH0574791U (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 産業用ロボットのブレーキ解除装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0574791U true JPH0574791U (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=11879232
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP015093U Expired - Lifetime JPH0574791U (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 産業用ロボットのブレーキ解除装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0574791U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03161295A (ja) * | 1989-11-20 | 1991-07-11 | Tokico Ltd | 工業用ロボット |
JPH03221394A (ja) * | 1990-01-24 | 1991-09-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 産業用ロボット |
-
1992
- 1992-03-23 JP JP015093U patent/JPH0574791U/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03161295A (ja) * | 1989-11-20 | 1991-07-11 | Tokico Ltd | 工業用ロボット |
JPH03221394A (ja) * | 1990-01-24 | 1991-09-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 産業用ロボット |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970610 |