JPH0574442U - 電気調理器用フード・カッター - Google Patents

電気調理器用フード・カッター

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JPH0574442U
JPH0574442U JP057045U JP5704592U JPH0574442U JP H0574442 U JPH0574442 U JP H0574442U JP 057045 U JP057045 U JP 057045U JP 5704592 U JP5704592 U JP 5704592U JP H0574442 U JPH0574442 U JP H0574442U
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本考案は、食物を細かく刻むためのフード・
カッター(2)に関するものである。フード・カッター
(2)は、容器(1)のジャーナル(37)に回転可能
に、従動軸(31)及びカッター(35)で構成された
作業器具(3)を有し、そこで、従動軸(31)は、ク
ラッチ装置(17)を介して、調理器、特に、ハンドミ
キサーの駆動モータと結合可能である。作業器具(3)
には、ジャーナル(37)と共同して動作するブレーキ
(33)が形成され、ブレーキは、ジャーナル(37)
に対して作業器具(3)が軸方向に変位する際にスイッ
チのオン・オフが可能である。カバー(5)を容器
(1)に装着、取り外しすると、作業器具(3)が軸方
向に移動する。すなわち、カバー(5)を離すと、直ち
に、作業器具(3)が制動される。 【効果】 容器(1)を開けた後で、カッター(54)
が惰性運転することが防止されるので、事故の危険が減
少する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ハウジングに回転可能に軸受けで支持され、従動軸とカッターで構 成された作業器具を有し、その際、軸方向に延びる従動軸を、クラッチ装置を介 して、調理器、特に、ハンドミキサーの駆動モータと結合することができる、食 物を細かく刻むためのフード・カッターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
既に、家庭用電気装置(DE−31 17 773 A1)が知られており、 ポット状のアタッチメントが付属している。そのアタッチメントには、駆動モー タによって駆動可能な切断機構が配置されている。この切断機構は、駆動モータ を急速に停止させるための惰性運転ブレーキを装備している。そのために必要と されるブレーキは、モータを装備した装置に取り付け可能なカバーとモータ・ソ ケットとの間にある。モータ・ソケットを用いてカバーをロックすると、付属の ノッチ装置が下方に動き、カバーとソケットとの間に設けられた摩擦ライニング が駆動プレートから離れるので、作業器具と装置との間のブレーキが作用しなく なる。しかしながら、構造上の実情から、この種のブレーキは、この種の家庭用 装置にしか使用されていない。
【0003】 更に、EP−0 221 392 B1から、例えば、パセリ、玉ねぎ等を細 かく刻むためのフード・カッターが知られており、この装置は、カバーと密閉容 器で構成されている。カバーには、クラッチ装置として第1及び第2のクラッチ を装備しており、このクラッチ装置は、ギヤ配置によって、互いに結合されてい る。容器に取り付けられた第2のクラッチは、容器内の回転可能なカッターと回 転可能に結合することができる。カッターを駆動するために、第1のクラッチは 、調理器、例えば、スティックタイプ・ミキサーの作業器具と噛み合っているの で、スティックタイプ・ミキサーのスイッチを入れた後、回転する作業器具が第 1のクラッチを回転させ、それによって、ギヤと第2のクラッチを介して、容器 の中にあるカッターも回転させる。スティックタイプ・ミキサーが第1のクラッ チから離れて、そのようにして、フード・カッターの容器に取り付けられたカッ ターへの伝動力が中断しても、装置は、その後、特に容器に食物がない場合は、 更に長時間動作する。それによって、カッターがまだ回転している時に容器から カバーを持ち上げて、容器からカッターを取り出そうとして、容器の内部に手を 入れると、操作する人の手を傷付けることがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従って、本考案の課題は、遅くとも、駆動装置を分離した後、付属ユニットに よって作業器具、すなわち、カッターを停止させるような回転カッターを装備す るフード・カッターを作成することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
こうした課題は、本考案に従って、次のように解決される。すなわち、クラッ チ装置と作業器具との間の伝動経路にブレーキを形成し、ブレーキは、クラッチ 装置に対する作業器具の相対変位により、スプリングによって制御可能である。 クラッチ装置の軸方向変位によって制御されるブレーキによって、簡単な方法で 、特に、ハンドミキサー、あるいは、スティックタイプ・ミキサーの駆動装置を 外した場合、また、解放位置でも、ハウジングに残った作業器具を非常に急速に 制動できるので、手をカッターに近付けても、カッターが既に停止しているので 、回転による怪我が生じることがない。その種の配置は、特に容易に作成するこ とができる。というのは、ブレーキとしては、スプリングの力に対する軸方向の 変位によって、急速に、しかも、快適に解放されるか(動作位置)、あるいは、 噛み合わせる(解放位置)ことができる、互いに摩擦する2つの部品で十分であ るからである。
【0006】 特に、容器内の回転カッターがカバーを介して、スティックタイプ・ミキサー によって駆動される場合、次のようにして、本考案を実現することができる。す なわち、クラッチ装置が第1及び第2のクラッチで構成され、第1のクラッチが 、ハンドミキサー、特に、スティックタイプ・ミキサーの作業器具と連結可能で あり、第2のクラッチが、縦方向の歯車を介して従動軸と噛み合い、第1及び第 2のクラッチが、一つのシャフトに固定され、シャフトが、滑り軸受けに回転可 能に、しかも、軸方向に偏位可能に配置され、シャフトが、容器を密閉するカバ ーに回転可能に軸受けで支持され、カバーが容器に装着された状態で第1のクラ ッチが容器の外部に、第2のクラッチが容器の内部に配置されている。スティッ クタイプ・ミキサーが第1のクラッチから外されると直ちに、クラッチは、スプ リングの力によって、第2のクラッチと共に上方に動き、ブレーキが噛み合うの で、カバーを容器から取り外す前に、カッターは直ちに停止する。
【0007】 ブレーキが、第2のクラッチに取り付けられた第1のブレーキ・エレメントと 、フード・カッターのカバーに設けられた第2のブレーキ・エレメントとで構成 されることには、利点がある。第2のクラッチ、すなわち、カバーの下側にブレ ーキを配置することができる。それによって、その部品を単純な構造にすること ができる。更に、その際の利点は、第1のブレーキ・エレメントが、第2のクラ ッチに取り付けられたポット状の受け入れ部品の中に形成され、その中で、カバ ーに取り付けられたシリンダー状のアダプタに噛み合い、そのリング状に形成さ れた前面側に、第2のブレーキ・エレメントが形成されているということである 。ポット状の窪みによって、最終的に制動モーメントが侵害される食物の侵入が 防止される。
【0008】 更に、両方のクラッチを互いに結合するシャフトの回りをスプリングで同心円 状に取り巻くことに、利点がある。そうすることによって、スプリングの力を均 一に第1のクラッチに伝達して、僅かな横方向の力でクラッチを制動し、それに よって、ブレーキの圧迫力を全摩擦面に最も均一に伝達する。特に、摩擦面が、 材料、望ましくはプラスチック材料で製作され、カバーと第2のクラッチもプラ スチックで製作されている場合は、僅かな摩擦摩耗が予想される。
【0009】 スプリングが、カバーと堅く結合された底部と、皿状の受け入れ部との間で予 備伸張されており、その際、受け入れ部が、シャフトに形成した前面側に対して 支えられることにより、スプリングの受け入れ部が、回転するシャフトに対して 解放され、自身が回転しなくなる。受け入れ部が、第1のクラッチと共に確実に 回転しなくなるように、受け入れ部が、ロック・エレメントを介してカバーの固 定部と固定されて結合されるようにすることが、好都合である。そうすることに よつて、スプリングと受け入れ部との間に、最終的にスプリングの力に不利な影 響を与える恐れのある摩擦がなくなる。いずれにせよ、プラスチック製の第1の クラッチは、その正面の表面を受け入れ部と接しているので、例えば、金属に対 するプラスチックといった良好な摩擦の対を選択すれば、第1のクラッチの回転 中に、第1のクラッチと受け入れ部との間に僅かな摩擦しか発生しない。
【0010】 第1のクラッチが軸方向に変位する際に、受け入れ部も共に変位して、それに より、スプリングが圧縮されるように、外に向かって軸方向に延びるU−字型に 形成された爪のロック・エレメントを形成して、その爪が、ピボットとして形成 され、固定部に軸方向に噛み合うようにすることが都合が良い。 本考案の第2の実施形態では、カッターの従動軸にブレーキを形成することが 好都合である。そうすることによって、容器を密閉するカバーを、そのクラッチ 装置と共に更に簡単に形成することができる。ブレーキを作業器具に一体化する ことによって、その作業器具のみに、カッターを有するブレーキを装備するだけ で良くなる。例えば、鋭くない攪拌器具を用いて作業する場合、作業器具を制動 する必要はない。というのは、ここでは、カバーを外して、作業器具に手を触れ ても怪我をすることがないからである。従って、惰性運転を避けなければならな い作業器具にのみブレーキを一体化する。また、カッターではなく、鋭くない攪 拌器具を装着した作業器具を用いる付属ユニットを提供すれば、もうブレーキの 必要がないので、製造コストを節約できる。
【0011】 作業器具にブレーキを形成するために、容器の底に固定されたジャーナルの従 動軸が回転可能であって、それに対して軸方向に可動であること、従動軸が穴を 有し、その穴の中にスプリングを形成し、そのスプリングが、一方では予備伸張 によって、ジャーナルを越えて、他方ではジャーナルに向かい合った従動軸の正 面に対して急角度に張り渡されること、従動軸から作業器具のクラッチを外した 際に、作業器具が、スプリングによって、ジャーナルに対して軸方向に移動し、 その際、作業器具の従動軸に形成された第1のブレーキ・エレメントが、ジャー ナルに形成された第2のブレーキ・エレメントに摩擦で噛み合うということを提 案する。従って、作業器具は、ジャーナルに支持されており、駆動装置を装着す ると、ブレーキの噛み合いが外れるように、クラッチ装置によって、容器の底ま で移動される。
【0012】 駆動装置を直接作業器具に装着するならば、駆動装置を外した後で、作業器具 が自動的に制動され、作業器具が容器の底から離れ、第1のブレーキ・エレメン トと共に、ジャーナルに形成され、第2のブレーキ・エレメントを形成する突起 に対する摩擦で付着するので、作業器具にブレーキを形成することには利点があ る。
【0013】 制動モーメントの大きさを一定の限界に保つために、すなわち、スプリングか らブレーキに作用する力を一定の値を超過しないように、本考案の別の作成法で は、スプリングが、穴の中で軸方向に変位可能なスライド・エレメントを介して ジャーナルに支持され、スライド・エレメントで第1の戻り止めを形成し、この 戻り止めが作業器具のブレーキ位置で穴に配置された第2の戻り止めにぶつかる 、ということを規定している。
【0014】 スライド・エレメント、戻り止め、及びブレーキを作業器具の穴に容易に取り 付けられるように、本考案の別の作成法では、第2の戻り止めを、穴に固定して 配置されたスリーブで形成し、スリーブを第2の摩擦エレメントとして形成され たリング・ステップを介して、第1のブレーキ・エレメントに後ろで噛み合い、 スリーブに穴を設けて、それを介して、作業器具がジャーナルによって回転可能 に、軸方向に変位可能に支えられる、ということを提案している。
【0015】 更に、穴に溝を切り、制動の際に、ジャーナルに形成された突起がその溝に噛 み合い、運転位置では、突起が穴に達し、作業器具が自由に回転できるほど、第 1のブレーキ・エレメントに対して大きな距離を置いてある。作業器具からクラ ッチを解放すると、従動軸が上方に移動して、第2のブレーキ・エレメントの向 かい合った突起が、位置に達して、次いで、縦溝に噛み合い、それによって、作 業器具が急激に停止する。
【0016】 本考案の別の作成法では、次のことを提案する。すなわち、フード・カッター がピューレ・スティックで構成され、ピューレ・スティックが主として円筒形の 断面で、カッターを軸方向に取り囲み、正面に開いた釣り鐘状の容器を有し、円 筒形の断面で従動軸を軸受けで支え、その開いた末端を、第2及び第1のクラッ チとして形成されたクラッチ装置を介して、ハンドミキサーの駆動軸と結合でき るということである。本考案に従ったピューレ・スティックとしてのフード・カ ッターの別の設計によって、例えば、手持ち攪拌器の駆動装置のクラッチからピ ューレ・スティックを外すと直ぐに、そのハウジングの中で回転するカッターを 制動することができる。
【0017】 ピューレ・スティックの場合、ピューレ・スティックを手持ち攪拌器から離す と直ちに自動的に制動位置に達する単純な制動装置を作成するために、次のこと が好都合である。すなわち、スプリングが、一方では、軸方向に固定された従動 軸に、他方では、スプリングの力に対して軸方向に偏位可能で、従動軸をハンド ミキサーの駆動軸と結合可能なクラッチで支え、クラッチが、円筒形の断面の内 側に形成されたリング・フランジを有するスリーブで構成され、その正面が、第 1のブレーキ・エレメントを形成し、第2のブレーキ・エレメントを形成する正 面のステップの円筒形の断面と共に制動を行うために共同で動作する、というこ とである。ここでも、ピューレ・スティックを手持ち攪拌器のクラッチを外した 後で、ブレーキを掛けることによって、カッターの惰性運転を避けることができ るので、ピューレ・スティックを取り外した後で、カッターによる怪我を防止で きる。ここでも、手持ち攪拌器にピューレ・スティックを使用すれば、ブレーキ の噛み合いが外れ、従動軸が摩擦なく回転できるように、従動軸の第1及び第2 のクラッチの位置を変える。
【0018】 ステップが円筒形の断面を上方に密閉すること、クラッチを装備するスリーブ が、ステップに形成された穴を介して外側に突出していることが、特に好都合で ある。こうした対策によって、ピューレ・スティックの内部空間が、外側に広く 密閉されるので、汚れが内部空間に侵入できなくなる。第1及び第2のブレーキ ・エレメントの間にO−リングがあれば、取り外した状態で洗浄するために、ピ ューレ・スティックが完全に密閉される。
【0019】
【実施例】
図には、フード・カッターの3つの実施形態を縦断面図で示してある。 図1では、円筒形の容器1で構成され、カバー5を用いて、その開口部18を 密閉できるフード・カッターを2で示した。カバー5は、自己減速しない多条ね じ19を介して、特に、透明なプラスチック製の容器1と、回転しないように噛 み合う。容器1は、カバー5と共に、戻り止め20を形成する。同様に、特に透 明な、あるいは、白色のプラスチックで製造されたカバー5は、図では、容器1 から上方に球状に延び、リング・フランジ21を有し、そのリング・フランジに は、上方に延びる中空円筒24が固定されている。中空円筒24は、壁23によ って隔離され、壁の上側で第1のクラッチ4が形成されている。
【0020】 円盤状の第1のクラッチ4は、図1に従って、シャフト9の上側の末端に固定 されている。シャフトは、壁23の底26に設けられた滑り軸受け22に、回転 可能で軸方向に偏位可能に取り付けられている。滑り軸受け22は、ポット状に 延びる壁23を介して、カバー5の中空円筒24と一体に結合されている。滑り 軸受け22と、カバー5の底26に対して、シャフト9は、第1のクラッチ4と 共に、小さく限定された範囲で下方に軸方向に位置を変えることができる。一方 では、第1のクラッチ4の下側25に対して、他方では、壁23の底26に対し て支えられたスプリング7は、負荷のない状態で、第1のクラッチ4と共にシャ フト9を矢印の方向Xに向かって下方に押し付けている。
【0021】 シャフト9は、図1に従ってカバー5の上側の末端に設けられた開口部27を 通して延びており、第2のスリーブ29として形成されたクラッチ6の盲穴28 の中に噛み合い、歯車35を介して軸方向、並びに回転しないよう結合されてい る。第1及び第2のクラッチ4,6は、シャフト9によって、半径方向には滑り 軸受け22を介して、解放位置での軸方向にはカバー5のスプリング7を介して 支持されている。カバー5の開口部27は、管状で、下方に延びる延長部13を 有しており、その延長部の下方に向いた正面の縁11は、第2のブレーキ・エレ メントを形成し、このブレーキ・エレメントは、同様にリング状の正面の縁10 として形成されたスリーブ29の第1のブレーキ・エレメントと共に動作する。 このスリーブは、リング状に延びる受け入れ部30を有している。この受け入れ 部は、延長部13並びにスリーブ29を半径方向のゆとりを持って、管状に取り 囲み、プラスチックで、スリーブ29と一体的に製造されている。
【0022】 図1から分かるように、スティックタイプ・ミキサーを外すと、−すなわち、 スティックタイプ・ミキサーのカッターを取り囲み、最新の技術水準から、一般 的に知られた鐘状容器(図示せず)が、第1のクラッチ4の外側のリング状溝8 1に取り付けられ、その際、そのカッター(図示せず)が、第1のクラッチ4に 形成された駆動体34に噛み合うことなく−第2のブレーキ・エレメント11が 、スプリング7の効果の下で、常に、第1のブレーキ・エレメント10に噛み合 う。スティックタイプ・ミキサー(図示せず)の鐘状容器がリング状溝81に装 着されると、直ちに、カッターが駆動体34に噛み合い、両方のクラッチ4,6 がシャフト9と共に矢印Xの方向に下方に動くので、受け入れ部30に形成され た制動エレメント10が、スプリング7の力に逆らって、第2のブレーキ・エレ メントから、下方に離れ、そうすることによって、ブレーキ33は、噛み合い状 態から抜け出す。次いで、容器1の作業器具3として形成されたカッター54は 、殆ど摩擦なく回転する。受け入れ部14が、滑り軸受け22の正面側82に接 触するまで、スティックタイプ・ミキサーのカッターにより、第1及び第2のク ラッチ4,6が軸方向に運動する。
【0023】 更に、図1から分るように、スプリング7は、円盤状の、特に、薄板で製造さ れ受け入れ部14に固定されており、受け入れ部は、同心円状にシャフト9を取 り囲んでいる。スプリング7は、円筒形の受け入れ部14に取り付けられており 、それによって中心に据えられている。受け入れ部14は、それに形成されたロ ック・エレメント15を介して、壁23から突出したジャーナル16と噛み合っ ている。その際、ロック・エレメント15は、爪83を介してU−字状にアーム 16と噛み合うので、ロック・エレメント15は、特定の範囲で上下に動くこと ができ、その際、ロック・エレメントと摩擦噛み合い状態にある回転する正面2 5によって、回転させられることはない。
【0024】 図1に従って、カバー5をフード・カッター2のハウジングに装着すると、第 2のクラッチ6は、作業器具3の従動軸31と駆動結合された状態になる。第2 のクラッチ6は、軸方向に延びる縦溝32を有しており、この縦溝により、従動 軸31に対する第2のクラッチ6の軸方向の移動が可能になる。従動軸31は、 容器1の底36に固定されたジャーナル37に回転可能に取り付けられている。
【0025】 図1に従って、スティックタイプ・ミキサー(ここでは、図示せず)のカッタ ーは、第1のクラッチ4に装着され、クラッチと結合されると、ハンドミキサー を介して、第1のクラッチ4に軸方向の圧力(例えば、ミキサーの重量)が加わ った場合にのみ、両方のブレーキ・エレメント10及び11が互いに分離する。 そうすることによって、第1のクラッチ4の移動が、スプリング7の方に影響を 与えるので、第2のクラッチ6も軸方向Xに移動する。第2のクラッチ6と従動 軸31との間の結合により、軸方向の運動が可能になり、固定ジャーナル16の ロック・エレメント15は回転しないが、軸方向に移動可能に取り付けられてい るため、第1のクラッチ装置4が、スプリング7の作用に反して下方に押され、 ブレーキ33が解放されるので、作業器具3は、殆ど摩擦なく回転することがで きる。第1のクラッチ4が、固定された受け入れ部14に対して回転するので、 正面25と受け入れ部14に僅かな摩擦が発生する。
【0026】 細刻した後、ハンドミキサー装置を再度フード・カッター装置2から取り外す と、スプリング7は、上方に方向Xに向かって、第1のブレーキ・エレメント1 0が、第2の固定ブレーキ・エレメント11が定着するまで、自動的に第1のク ラッチ4,固定シャフト9,並びにシャフト9に接続された第2のクラッチ6の 位置の変化に影響を与える(図1)。それにより、作業器具3が、発生した摩擦 力によって直ちに停止するまで制動される。
【0027】 カバー5が、ハウジング1の上側末端から離れると、容器1の中の作業器具3 が停止するので、操作する人物が回転によって怪我をする危険がなくなる。 繰り返しを避けるために、図2〜図4では、対応する同一の構成部品について 、同一の記号を選択したので、相違についてのみ説明した。 図2及び図3では、容器1からカバー5を持ち上げて表現した。第1のクラッ チ4は、図2及び図3では位置記号4で示したが、図示しなかった。カバー5と 共に第1及び第2のクラッチ4,6は、図1に示したように、その形状を想定で きるが、カバーにはブレーキがなく、クラッチ4,6を軸方向に変位させる装置 はない。図1に従ったフード・カッターに対する主要な相違は、図2及び図3に おいて、ブレーキ33が、作業器具3の従動軸31に配置された穴55の中に配 置されていることである。この穴55は、盲穴であり、その正面の平面39には 、スプリング7の末端が取り付けられている。スプリング7の別の末端は、滑り 軸受け38に取り付けられており、この実施例では、ピストンの形を想定してい る。
【0028】 コイル・スプリングとして形成されたスプリング7を穴55の中心に良好に配 置するために、スプリング7の中側に、スライド・エレメント38を形成するピ ボット56を噛み合わせる。スプリング7は、スライド・エレメント38に形成 されたリング・ステップ57に支持されている。リング・ステップ57に向き合 ったスライド・エレメント38の末端には、ジャーナル37まで円錐形に先細り になったリング表面40が形成されており、このリング表面は、第1の戻り止め を形成している。第1の戻り止め40には、対向して、第1の戻り止めリングの 表面40に対して平行に延びる第2のリング表面41が形成されており、このリ ング表面は、第2の戻り止めを形成している。第2のリング表面41は、スリー ブ42の末端となっており、このスリーブは、穴55に固定され、例えば接着、 あるいは圧着されている。
【0029】 図2では、第1の戻り止め40を有するスライド・エレメント38が、第2の 戻り止め41に取り付けられており、図3では、第1の戻り止め40を有するス ライド・エレメント38が、第2の戻り止め41から上方に持ち上げられている 。図2及び図3では、スリーブ42がリング溝43を有しており、リング溝は、 図2に示された位置でジャーナル37に形成された突起58に噛み合っているの で、突起58に形成され、第2のブレーキ・エレメント11の役割を果たす下側 が、リング・ステップ43に取り付けられ、リング・ステップは、第1のブレー キ・エレメント10を形成している。
【0030】 リング・ステップ43には、図2及び図3に従って小さな直径の穴44がつな がっている。この穴は、ジャーナル37のジャケット平面に取り付けられている ので、作業器具3がジャーナル37に中心を据えられている。穴44には、貫通 する縦溝60があり、この縦溝は、ジャーナル37の突起58が、作業器具3を ジャーナル37に取り付ける際に穴44を通過する上で役立つ(図5)。また、 縦溝60は、閉鎖装置としても役立つ。すなわち、容器1からカバー5を持ち上 げると、突起58の下側がリング・ステップ43にぶつかるまで、従動軸31が 、スプリング7によって上方に持ち上げられる。この位置では、図1に示したよ うに、スプリング7の伸張力が得られないので、作業器具3がまだ回転している と、突起58は、縦溝60に滑り込むので(図5)、作業器具3が急激に制動さ れる。しかし、スリーブ42が、図面には示していないねじを介して、従動軸3 8の穴55に堅く捩込まれる、ということが考えられる。
【0031】 図2及び図3に従ったフード・カッターの動作原理は、次の通りである: 図2に示したように、作業器具3は容器1の中にあり、ジャーナル37に取り 付けられている場合、作業器具3は、ピストン38に形成された正面平面61を 介して、ジャーナル37の自由な末端62に支持される。カッター54と従動軸 31によって発生した重量は、スプリング7,ピストン38を介してジャーナル 37に伝達され、その際、スプリング7のばね力は、突起58が縦溝60に噛み 合うよう、十分大きく制動されなければならない(図5)。
【0032】 引き続いて、カバー5が順序正しく容器1に装着されると、受け入れ部30に 形成された正面平面64が作業器具3の正面平面65にぶつかるまで、縦方向歯 車32が作業器具3に形成された対応する歯車63に噛み合う。カバー5が、順 序正しく容器1の縁に装着される前に、正面平面65を介して作業器具3が、ス プリング7の力に対抗して容器1の底36まで位置を変えて、図3に示した位置 に到達する。ピストン38がジャーナル37の自由な末端62に支持されている ので、従動軸31が軸方向に移動すると、ジャーナルは、図2及び図3に示した 位置に留まるが、他方、従動軸31が、底36まで移動するので、その際、第2 の戻り止め41が第1の戻り止め40から離れる。この運動の際、縦方向歯車6 0が突起58から外れるので、突起は、穴55の空間に侵入する。この位置(図 3)では、第1の摩擦エレメント10が第2の摩擦エレメント11から離れて配 置されているので、ブレーキ33の噛み合いが外れる。すなわち、作業器具3は 、もはやジャーナル37を制動しない。図面には示していない調理器、例えば、 スティックタイプ・ミキサーの駆動モータによって、シャフト9が回転させられ れば、これで、容器1の中にある食物、例えば、パセリ、あるいは、玉ねぎをカ ッター54によって切断、あるいは、細刻することができる。
【0033】 引き続いて、第1のクラッチ4からスティックタイプ・ミキサーが離れると、 カバー5が容器1から離れるまで、作業器具3が惰性運転する。この瞬間、図2 では、第2の戻り止め41が第1の戻り止め40にぶつかるまで、従動軸31が 上方に運動する。この位置では、第1及び第2のブレーキ・エレメント10,1 1が摩擦で噛み合うので、作業器具3が制動される。作業器具3の回転運動が、 更に減速される一方で、縦方向歯車60が突起58に噛み合うので(図5)、作 業器具3が急速に制動される。更に、これは次のような理由で可能である。すな わち、第2の戻り止め41が第1の戻り止め40にぶつかる前に、スプリング7 の力によって、作業器具3が常に矢印の方向Xに対して上方に押し付けられる。
【0034】 図2及び図3に従って、作業器具3の変位は、一方では、カバー5が容器1か ら離れることによって行われるが、他方では、図1に示したように、シャフト9 が、クラッチ装置17によって軸方向に移動するので、スティックタイプ・ミキ サーを装着した際に、クラッチ装置17と作業器具3が非制動位置に移動する可 能性が生じる。
【0035】 図4には、ピューレ・スティックを示してある。そのハウジング45の中には 、従動軸31が延び、図面では、末端にカッター54を装備している。カッター 54は、下方に開いた釣り鐘型の容器48によって、外から保護されている。従 動軸31は、ハウジング45の釣り鐘型の容器48の上部末端の軸受け66に回 転可能に取り付けられ、軸受け66の両方の末端に支えられた安全リング67, 68を介して軸方向に固定されており、この安全リングは従動軸31に噛み合っ ている。軸受け66を支持するハウジング部は、リング69によって形成され、 リングは、ハウジング45に固定されるか、あるいは、一部がハウジングと共に 形成されている。リング69の下側でスリーブ70が閉じ、そのスリーブには、 ロール・ダイヤフラム71が固定されている。ダイヤフラムは、従動軸31の表 面に密閉して取り付けられている。ロール・ダイヤフラム71は、ハウジング4 5への水の侵入を防止する。
【0036】 図4に従って、従動軸31は、下方末端で穴72を介して釣り鐘型容器48に 固定されたカバー73を貫通しており、カバーは、ロール・ダイヤフラム71を 損傷から保護している。カバー73には、従動軸31の末端と共にカッター54 が突き出している。 ピューレ・スティック46の上部の領域には、図4に従って、安全リングとし て形成された戻り止め53が、従動軸31に固定され、戻り止めには、ディスク 74が装着されている。ディスク74には、コイル・スプリング7が支持され、 図4のその上部末端は、別のディスク75に支持されている。ディスク75は、 従動軸31に形成された第2の戻り止め41にぶつかり、その戻り止めは、突起 58で形成されている。図4に従って上方に向けられたスリーブ断面76が、デ ィス75に接続し、スリーブ断面は、直径の大きいリング・フランジ50に移行 している。リング・フランジ50には、キャップ状に形成された末端77が接続 され、穴52が外側に貫通している。キャップ状の末端77,リング・フランジ 50,及びスリーブ状の断面76が、スリーブ49を形成している。
【0037】 図4では、ステップ51が穴52につながり、ステップにはO−リング78が 取り付けられ、O−リングは、リング・フランジ50によって、その位置に保持 されている。O−リング78は、正面平面として形成された第1及び第2のブレ ーキ・エレメント10,11と共にブレーキ33を構成している。スリーブ49 の末端77の外面には、図面には示さなかった歯車、特に、4角、あるいは、6 角のがあり、ハンドミキサー(図示せず)の駆動シャフト79に形成された歯車 84と共に、第1のクラッチ4を形成している。スリーブ49は、従動軸31に 対して軸方向に変位可能で、ピューレ・スティック46が噛み合わない状態で、 ハンドミキサー、あるいは、その他の駆動装置のスプリング7,リング・フラン ジ50,及びO−リング78によって、第2のブレーキ・エレメント11に押し 付けられている。この場合、図4に示されているように、ブレーキ33が効果を 示す。ピューレ・スティック46が、その第1のクラッチ4を介してハンドミキ サーに接続され、末端77が歯車84の底85にぶつかると直ちに、図4に従っ たスリーブ49が、スプリング7の力に抗して下方に位置を変える。第1のブレ ーキ・エレメント10がO−リング78から持ち上がると、ブレーキ33が外れ る。ハンドミキサーのスイッチをいれると、第1のクラッチ4を介して、従動軸 31が回転するので、釣り鐘型容器48の中のカッター54が回転する。ピュー レ・スティック46を用いて、食物を細かに刻むか、あるいは、ピューレ状にす ることができる。使用後にハンドミキサーのスイッチを切っても、カッター54 が比較的長く惰性運転している。ピューレ・スティック46をハンドミキサーか ら離すと、スリーブ49がスプリング7の力によって図4に示した制動位置に移 動して、ブレーキ33がスリーブ49,縦方向歯車80,及び突起58を介して 従動軸31を制動するので、カッター54は、直ちに停止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に従ってブレーキ装置を組み込み、第1
及び第2のカバーを装着したクラッチ装置、並びに、フ
ード・カッターのハウジングに装着したナイフ状の作業
器具を共に示したフード・カッターの第1実施例の断面
図である。
【図2】制動状態のカッターを示したフード・カッター
の第2実施例の断面図である。
【図3】制動しないカッターを示した図2と同様の図で
ある。
【図4】本考案の第3実施例のピューレ・スティックを
示す図である。
【図5】図3に従った断面III −III による断面図であ
る。
【符号の説明】
1 容器 2 フード・カッター 3 作業器具 4,6 クラッチ 5 カバー 7 スプリング 9 シャフト 10,11 ブレーキ・エレメント 13 延長部 14 円盤状の受け入れ部 15 ロック・エレメント 16 固定部 18,27 開口部 19 多条ねじ 20 戻り止め 21,50 リング・フランジ 22 滑り軸受け 23 壁 24 中空円筒 25,39,61,64,65 正面平面 26,85 底 28 盲穴 29 第2のスリーブ 30 ポット状の受け入れ部 31,38 従動軸 32,60 縦溝 33 ブレーキ 34,44,52,55,72 穴 35,54,63 カッター 36 縦方向歯車 37 ジャーナル 40 リング表面 42,49,70 スリーブ 43,57 リング・ステップ 46 ピューレ・スティック 47 円筒形の断面 48 鐘状の容器 51 ステップ 53 戻り止め 58 突起 62,77 末端 66 軸受け 67,68 安全リング 69 リング 71 ロール・ダイヤフラム 73 カバー 74,75 ディスク 76 スリーブ断面 78 O−リング 79 シャフト 80 縦方向歯車 83 爪 84 歯車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 アントニオ レボルドサ リウス スペイン国 バルセロナ 08240 マンレ サ プジョレ 10 ビー (72)考案者 ラファエル ポンセ ルカス スペイン国 パンプローナ ピオ 12 ナ ンバー18 エスク イスキエルダ 9オー ディー (72)考案者 ディーター ブルガー ドイツ連邦共和国 6222 ガイゼンハイム 2シュロスハイデ 57番地

Claims (17)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング(1,45)に回転可能に軸
    受けで支持され、従動軸(31)及びカッター(35)
    で構成された作業器具(3)を有し、その際、軸方向に
    延びる従動軸(31)が、クラッチ装置(4及び/ある
    いは、6)を介して、調理器(1)、特に、ハンドミキ
    サーと接続可能である、食物を細かく刻むためのフード
    ・カッターにおいて、 クラッチ装置(4及び/あるいは、6)と作業器具
    (3)との間の移行経路にブレーキ(33)が形成さ
    れ、ブレーキが、クラッチ装置(4及び/あるいは、
    6)に対して作業器具(3)の相対偏位により、スプリ
    ング(7)によって制御可能であることを特徴とするフ
    ード・カッター。
  2. 【請求項2】 クラッチ装置は、第1のクラッチ(4)
    及び第2のクラッチ(6)で構成され、第1のクラッチ
    (4)が、ハンドミキサー、特に、スティックタイプ・
    ミキサーの作業器具と接続可能であり、第2のクラッチ
    (6)が、縦方向歯車(36)を介して従動軸(31)
    と噛み合い、第1のクラッチ(4)と第2のクラッチ
    (6)が、シャフト(9)に固定されており、シャフト
    (9)が、滑り軸受け(22)に回転可能で、軸方向に
    変位可能に配置されており、シャフト(9)が容器
    (1)を密閉するカバーに回転可能に配置され、容器
    (1)の外側の第1のクラッチ(4)と、容器(1)の
    内側の第2のクラッチ(6)が、容器(1)に装着され
    たカバー(5)に配置されていることを特徴とする請求
    項1のフード・カッター。
  3. 【請求項3】 ブレーキ(33)は、第2のクラッチ
    (6)に設けた第1のブレーキ・エレメント(10)
    と、フード・カッター(2)のカバー(5)に設けた第
    2のブレーキ・エレメント(11)とで構成されること
    を特徴とする請求項2のフード・カッター。
  4. 【請求項4】 第1のブレーキ・エレメント(10)は
    第2のクラッチ(6)に設けたポット状の受け入れ部
    (30)で構成され、この受け入れ部には、カバー
    (5)に設けた円筒状の延長部(13)が噛み合い、そ
    のリング状に形成された正面側には、第2のブレーキ・
    エレメント(11)が形成されていることを特徴とする
    請求項3のフード・カッター。
  5. 【請求項5】 スプリング(7)が両方のクラッチ
    (4,6)を互いに結合するシャフト(9)を同心円的
    に取り囲むことを特徴とする請求項1乃至4のうちいず
    れか一項のフード・カッター。
  6. 【請求項6】 スプリング(7)が、カバー(5)で堅
    く結合された底(26)と、円盤状の受け入れ部(1
    4)の間で予備伸張され、その際に、受け入れ部(1
    4)が、シャフト(9)に形成された正面平面(25)
    で支持されていることを特徴とする請求項1乃至5のう
    ちいずれか一項のフード・カッター。
  7. 【請求項7】 受け入れ部(14)が、ロック・エレメ
    ント(15)を介して、カバー(5)の固定部(16)
    と固定結合されていることを特徴とする請求項6のフー
    ド・カッター。
  8. 【請求項8】 ロック・エレメント(15)が、軸方向
    に外に向かって延びるU−字型に形成された爪で構成さ
    れ、爪が、ピボットとして形成された固定部(16)を
    軸方向に変位可能に取り囲んでいることを特徴とする請
    求項7のフード・カッター。
  9. 【請求項9】 ブレーキ(33)が、カッター(3)の
    従動軸(31)に形成されていることを特徴とする請求
    項8のフード・カッター。
  10. 【請求項10】 従動軸(31)が、容器(1)の底
    (36)に固定されたジャーナル(37)に回転可能
    に、その軸方向に対して変位可能であり、従動軸(3
    1)が、穴(34)を有し、その穴の中にスプリング
    (7)が形成され、スプリングが、一方ではジャーナル
    (37)への予備伸張によって、他方では、ジャーナル
    (37)に対向する従動軸(31)の正面平面(39)
    に、作業器具(3)を駆動軸(9)から外した際に、作
    業器具(3)がスプリング(7)によって、ジャーナル
    (37)に対して軸方向に変位して、その際、作業器具
    (3)の従動軸(38)に形成された第1のブレーキ・
    エレメント(10)が、ジャーナル(37)に形成され
    た第2のブレーキ・エレメント(11)を摩擦結合する
    ように支持されていることを特徴とする請求項9のフー
    ド・カッター。
  11. 【請求項11】 スプリング(7)が、穴(34)の中
    で軸方向に変位可能なスライド・エレメント(38)を
    介して、ジャーナル(37)に支持され、スライド・エ
    レメント(38)に第1の戻り止め(14)が形成され
    ており、この戻り止めは、作業器具(3)の制動位置
    で、穴(34)に配置された第2の戻り止め(41)に
    ぶつかることを特徴とする請求項10のフード・カッタ
    ー。
  12. 【請求項12】 第2の戻り止め(41)が、穴(3
    4)の中に固定配置されたスリーブ(42)で形成さ
    れ、スリーブ(42)が、第2の摩擦エレメント(1
    1)として形成されたリング・ステップ(43)を介し
    て、第1のブレーキ・エレメント(10)に後ろから噛
    み合い、スリーブ(42)が、穴(44)を有し、その
    穴を介して、作業器具(3)がジャーナル(37)に回
    転可能に、軸方向に変位可能に取り付けられていること
    を特徴とする請求項11のフード・カッター。
  13. 【請求項13】 穴(44)が縦溝(60)を有し、制
    動の際に、ジャーナル(37)に形成された突起(5
    8)が溝に噛み合うが、突起は、運転位置では穴(5
    5)に達して、作業器具(3)が自由に回転できるだ
    け、第1のブレーキ・エレメント(10)との距離を保
    持することを特徴とする請求項12のフード・カッタ
    ー。
  14. 【請求項14】 フード・カッターがピューレ・スティ
    ック(46)によって形成され、ピューレ・スティック
    が、主として円筒形の断面(47)でカッター(35)
    を軸方向に取り囲み、正面が開いた釣り鐘状の容器(4
    8)を有しており、円筒形の断面(47)に従動軸(3
    1)が取り付けられており、その自由な末端が、第2
    (6)及び第1(4)のクラッチとして形成されたクラ
    ッチ装置を介して、ハンドミキサーの駆動軸と結合可能
    である(15)ことを特徴とする請求項13のフード・
    カッター。
  15. 【請求項15】 スプリング(7)が、戻り止め(5
    3)を介して、一方では軸方向に固定された従動軸(3
    1)に、他方ではスプリング(7)の力に対抗して軸方
    向に変位可能で、ハンドミキサーの駆動軸と結合可能な
    クラッチ(4,6)を有する従動軸(31)に支持さ
    れ、クラッチ(4,6)が、円筒形の断面(47)の内
    側に形成されたリング・フランジ(50)を有するスリ
    ーブ(49)で構成され、その正面平面が、第1のブレ
    ーキ・エレメント(10)を形成し、円筒形の断面(4
    7)でステップ(51)を形成する正面平面と共に、第
    2のブレーキ・エレメント(11)を形成し、ブレーキ
    (33)を形成するために共同して動作することを特徴
    とする請求項14のフード・カッター。
  16. 【請求項16】 ステップ(51)が、円筒形の断面
    (47)を上方に閉じて、クラッチ(4)を有するスリ
    ーブ(49)が、ステップ(51)に形成された穴(5
    2)を介して、外側に突出していることを特徴とする請
    求項15のフード・カッター。
  17. 【請求項17】 第1及び第2のブレーキ・エレメント
    (10,11)の間にO−リングが形成されていること
    を特徴とする請求項15のフード・カッター。
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