JPH0574296U

JPH0574296U - 串焼き用挾み具

Info

Publication number: JPH0574296U
Application number: JP026354U
Authority: JP
Inventors: 正博吉岡
Original assignee: 正博吉岡
Priority date: 1992-03-10
Filing date: 1992-03-10
Publication date: 1993-10-12

Abstract

(57)【要約】【目的】串焼きの具を形くずれさせずに、一度に全部
の具を抜き取れる挾み具を提供する。【構成】弾性板をＶ字形に形成した挾み具の保持部
（１）（１）の一方面内側に点凹部（２）を設け、対向
保持部（１）に保持溝（３）の切れ込みを形成した構成
の串焼き用挾み具。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、串焼きの具を挾んで串を抜きとれる挾み具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、竹串などに肉や野菜、ダンゴなどを刺して焼く調理法があり、その食べ方は串の取っ手側をつまんで口に持って行き、歯で具を咬んで抜き取って食べている。又、子供や年配者の場合は、箸や指で具を押さえて串を抜き取った上で食べることも多い。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

さまざまの具を串に刺して調理する方法は手軽であり、又趣きも味えるものであるが、それを食べるについては具に咬みついて串から具を抜き取って食べなければならないため、タレなどが口の回りに付いたり、衣服を汚すこともあり欠点も多い。さらに、子供や歯の悪い年配者に於いては、上手に抜き取ることが難しいため、皿の上で箸や指で具を押さえて串を抜き取った上で、食べる方法が行なわれて面倒なことも多く、効果的に解決できる器具が求められているが無かった。本考案は、従来のこのような欠点を除き、串焼きの具が容易に抜き取れる器具を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この考案は以上のような目的を達成さるため、次のような構成としている。弾性板をＶ字形に形成した挾み具の保持部（１）（１）の一方側に、点凹部（２）又はピンホール（４）を設け、対向部の保持部（１）に串軸が入る保持溝（３）を形成して本考案を構成している。

【０００５】

【作用】

この挾み具を使用するときは、具が刺し込まれている串の先端部を保持部（１）の点凹部（２）に当てがい、他端の串軸を対向保持部（１）の保持溝（３）に入れる。この上で、挾み具で具を挾み込んだまま串の取っ手側をつまんで引き抜くと、串はスムーズに抜き取れるため、具は一度に全部形くずれをさせずに串からはずすことができる。抜き取った串や挾み具は一つづつ刺したり挾んで食べる用具としても使用できる。

【０００６】

【実施例】

この考案の実施例を図面を参照にして説明する。第１実施例この考案の第１実施例を図１の斜視図を参照にして説明する。まず、一枚の弾性板をＶ字形に形成した氷挾み具状の挾み具の両端保持部（１）（１）の一方内側に、小さな点凹部（２）を設け、他方の保持部（１）の一周部より中央に切れ込みを入れた保持溝（３）を形成して本考案を構成している。

【０００７】第２実施例この考案の第２実施例を図２に示す斜視図を参照に説明する。第２実施例に於いては、挾み具の保持溝（３）対向部の保持部（１）にピンホール（４）を設けて構成している。

【０００８】第３実施例この考案の第３実施例を図３を参照にして説明する。第２実施例は、別体の２本の挾み板（５）（５）を交差させて軸（６）で可動連結した挾み具に於いて、両端の保持部（１）（１）の一方側に点凹部（２）を設け、対向保持部（１）に保持溝（３）を設けて構成している。この考案に於いては、点凹部（２）をピンホール（４）にしてもよく、又挾み具開放用バネを設けても差しつかえない。

【０００９】本考案は以上のような構成であるが、素材はプラスチックスでも金属でもよく、又保持部（１）（１）にスベリ止め突部を設けてもよい。

【００１０】

【考案の効果】

本考案は、挾み具の保持部に小さな加工を施したものであるが、次のような効果、特長を提供できる。１．串先を挾み具点凹部に当て、軸を保持溝に入れて引くだけで、容易に串から具が抜き取れる。２．具は一度に全部抜き取れ、且つ挾み具で挾んで行なうので具の形くずれを防ぐ。３．抜き取った後は、箸で食べられる外、串はつま楊子の要領で、又挾み具でそれぞれ挾んで食べる用具としても使える。４．構成は極めて簡単であるので、コストは安価に提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１実施例を示す斜視図。

【図２】本考案の第２実施例を示す斜視図。

【図３】本考案の第３実施例を示す斜視図。

【図４】本考案の使用例図。

【符号の説明】

（１）・・・保持部（２）・・・点凹部（３）・・・保持溝（４）・・・ピンホール（５）・・・挾み板（６）・・・軸

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】開閉する２本の挾み具両端部の保持部
（１）（１）の一方に点凹部（２）を設け、他方に保持
溝（３）の切れ込みを形成して成る串焼き用挾み具。
【請求項２】点凹部（２）をピン穴（４）とした請求
項１記載の串焼き用挾み具。
【請求項３】保持部（１）にスベリ止め突部を設けた
構成である請求項１又は２記載の串焼き用挾み具。