JPH0573869A - 回転ドラム装置 - Google Patents

回転ドラム装置

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JPH0573869A
JPH0573869A JP23516591A JP23516591A JPH0573869A JP H0573869 A JPH0573869 A JP H0573869A JP 23516591 A JP23516591 A JP 23516591A JP 23516591 A JP23516591 A JP 23516591A JP H0573869 A JPH0573869 A JP H0573869A
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JP
Japan
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head
magnetic
cylindrical
rotary drum
drum device
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JP23516591A
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English (en)
Inventor
Masayuki Nishimitsu
正之 西光
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アジマス損が少なくストロークの少ない映像
信号を得ることができ、かつアジマス角を電気的に制御
することが可能な駆動ヘッドのみで記録再生ができ、静
止画垂直同期調整が不要となる小型・軽量化された回転
ドラム装置を得る。 【構成】 一対の円筒形永久磁石45、46と、これら
の間に配置された強磁性体のセンターポール46(a)
と、これらの回りに環状ギャップを形成してこれらを収
納保持した強磁性体の円筒形のヨーク47と、前記環状
ギャップ内に形成された磁路を横切るように配置されて
磁力線と直交する方向に移動可能に支持された円筒形コ
イル44、72とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転ドラム装置、特にビ
デオテープレコーダ(VTR)の再生画質を改善するた
めに用いられる回転ドラム装置であって、回転するドラ
ムに設けられたビデオヘッドを磁気テープの幅方向に移
動可能にして磁気記録跡を忠実にトレースさせるように
した回転ドラム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の回転ドラム装置、例え
ば、特願昭62−198468号公報に示されるものの
主要部を示す断面図であり、図8はその主要部の平面図
である。これらの図において、従来の回転ドラム装置
は、回転軸11と、固定の下ドラム12と、回転する上
ドラム13と、ビデオヘッド15と、ビデオヘッド15
を先端に固定してビデオヘッド15を磁気テープ23の
幅方向に移動させるためのヘッド駆動部14と、ヘッド
駆動部14を収納するために上ドラム13の一部に設け
た凹所でありヘッド駆動部14を位置調整するために一
回り大きく形成されている凹部53と、円筒形のヨーク
47と、円筒形のヨーク47の位置決めを行う取り付け
位置調整用孔54と、円筒形のヨーク47を固定するネ
ジ48aと、ヘッド駆動部14に制御電流を供給するた
めの回転しない接触子24と、接触子24と摺動接触す
るように台座19の一部に設けられた回転する電極25
と、電極25から接続部22と配線板21を経由してヘ
ッド駆動部14に電気接続する接続部26とから構成さ
れている。
【0003】そして、ビデオヘッド15は、接続部2
0、配線板21、及び接続部22を経由して上トランス
17に電気的に接続されて、さらに下トランス18に磁
気的に接続されている。
【0004】次に、図9は、図8のヘッド駆動部14の
構造を詳細に示した図であり、図9(a)はそのヘッド
駆動部14の詳細断面図、図9(b)はその正面図、図
9(c)はその低面図である。
【0005】これらの図において、従来のヘッド駆動部
は、先端にビデオヘッド15を取り付けた非磁性体の板
バネ41と、板バネ41の下側に配置され、ビデオヘッ
ド15からの信号を接続部20に取り出すための導体を
有しているフレキシブル基板51と、板バネ41に取り
付けられたコイルボビン43と、コイルボビン43に巻
回される駆動用の円筒形コイル44と、コイルボビン4
3を支持し板バネ41と共に変形することでコイルボビ
ン43を直線運動可能にする板バネ42と、板バネ42
の下側に配置され、接続部26から円筒形コイル44へ
駆動電流を通すための導体を有しているフレキシブル基
板50と、円筒形永久磁石45と、円筒形永久磁石45
と同一の磁極を対向させて配置した円筒形永久磁石46
と、その一対の円筒形永久磁石45、46の間に設けら
れた強磁性体のセンターポール46(a)と、板バネ4
1、42、円筒形コイル44、コイルボビン43、一対
の円筒形永久磁石45、46及びセンターポール46
(a)を収納保持すると共に、収納組立し易いように分
割されて部分47(a)、47(b)、47(c)から
なっている円筒形のヨーク47と、円筒形のヨーク47
を上ドラムに取り付けて固定するためのネジ穴48
(a)と、円筒形のヨーク47の一部に設けられた窓4
9と、シールドカバー59とから構成されている。
【0006】そして、ネジ穴48(a)は円筒形のヨー
ク47の部分47(c)の駆動部取り付け耳48(b)
に設けられている。また、円筒形のヨーク47の一部に
設けられた窓49を通ってビデオヘッド15が突出し、
磁気テープ23に摺動接触するように上ドラム13に配
置されている。
【0007】さらに、円筒形コイル44並びにコイルボ
ビン43は、一対の円筒形永久磁石45、46及びセン
ターポール46(a)と円筒形のヨーク47との間に形
成された環状磁気ギャップ中に上下方向に可動的に配置
されている。また、板バネ42は円筒形のヨーク47の
部分47(a)と47(b)との間に挟持され、板バネ
41は円筒形のヨーク47の部分47(b)と47
(c)との間に挟持されている。
【0008】上記の通り構成される従来のヘッド駆動部
の動作について、図9(a)を参照して説明する。ま
ず、円筒形永久磁石46は、円筒形のヨーク47の部分
47(a)と47(b)とで閉磁路を作り、磁束(D)
をセンターポール46(a)から円筒形のヨーク47に
向けて放射状に発生している。同様に、円筒形永久磁石
45は、円筒形のヨーク47の部分47(b)、47
(c)とで逆向きの閉磁路を作り、磁束(E)を発生し
ている。そして、これら磁束(D)及び磁束(E)は共
に環状磁気ギャップを同一方向に横切る。このようにし
て円筒形コイル44には円筒形永久磁石45と円筒形永
久磁石46との合計した磁束が横切る。従って、円筒形
コイル44に接触子24から電極25、接続部22、2
6を経て電流を流せば、円筒形コイル44とコイルボビ
ン43とビデオヘッド15は一体となって上下に平行直
線運動をする。これにより、ビデオヘッド15が磁気テ
ープ23の幅方向に移動する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の回転ドラム装置
は以上説明したように構成されているので、可動ヘッド
はその回転軸と平行に上下方向に移動することのみ可能
であった。従って、傾斜アジマスで記録されている磁気
テープを再生する場合においては、記録時と再生時のア
ジマス角度がずれているときには、アジマス損や隣接ト
ラックからのストロークなどにより、最適な再生信号を
得ることができなかった。
【0010】また、従来の回転ドラム装置を構成した磁
気記録再生装置(例えば、VTR等)では、取り付け精
度の関係から記録時は固定ヘッド、特殊再生時や再生時
には駆動ヘッドを用いているのでヘッド数が増大し、従
って各々のヘッドに対する増幅器などの電気的部品が増
大していた。そのため回転ドラム内のヘッド駆動部の占
有面積の増大、コスト高、部品の増加による装置小型化
の困難などの問題点があった。
【0011】さらに、アジマス角が固定のヘッドでは、
特殊再生時におけるスチル画(静止画)やスロー再生を
行う場合、通常再生時とは異なるヘッド構成を使用して
いるために再生信号の同期が垂直走査(1フィールド)
毎に異なっていた。従って、フィールド毎に同期がずれ
るために画面上でガタが生じ、これを補正するためには
VTRに備えられている静止画垂直同期可変ボリューム
を調整する必要があるという問題点があった。
【0012】前記問題点の原因について、以下図10、
及び図11を用いて詳細に説明する。なお、図10
(a)は従来の回転ドラム装置における磁気テープの記
録トラックと再生時の磁気ヘッドのヘッド軌跡との関係
を示す概念図であり、図10(b)は図10(a)に示
す記録トラックと磁気ヘッドのヘッド配置との関係を示
す概念図である。また、図11は図10(b)に示す各
ヘッドの切り替えと垂直同期信号のタイミングを説明す
るための信号波形図である。
【0013】図10において、ヘッドを回転させる回転
ドラム60は、標準モード用ヘッド62(a)、62
(b)と、3倍モード用ヘッド63(a)、63(b)
を構成しているが、その回転ドラム60の回転方向を矢
印61で示す。そして、3倍モード用ヘッド63は右ア
ジマスを有するヘッド63(a)と左アジマスを有する
ヘッド63(b)とからなり、標準モード用ヘッド62
は同じく右アジマスを有するヘッド62(a)と左アジ
マスを有するヘッド62(b)とからなる。また、標準
モード用左アジマスヘッド62(b)と3倍モード用右
アジマスヘッド63(a)は合わせてダブルアジマスヘ
ッド64を構成する。
【0014】通常記録時、及び通常再生時では、標準モ
ードの場合は180度で対向して配置されているヘッド
幅48ミクロンの標準モード用ヘッド62(a)、62
(b)を用い、3倍モードの場合は同様に180度で対
向して配置されているヘッド幅26ミクロンの3倍モー
ド用ヘッド63(a)、63(b)を用いている。な
お、ヘッド幅は特殊再生時のヘッド構成などを考慮して
決定される。
【0015】ところで、図10(a)は磁気テープ65
の記録トラックの記録パターンと静止画再生時のヘッド
軌跡66の関係を示す概念図であるが、静止画再生時に
は磁気テープ65は停止している。この状態での記録ト
ラックとヘッド軌跡66の関係から静止画再生時には左
アジマスの磁気ヘッドを使用するのが有利である。なぜ
なら、この場合磁気ヘッドはそのほとんどが左アジマス
記録トラックを通るからである。
【0016】ところが、従来の回転ドラム装置では通常
再生時には左右のアジマスを持ったヘッドを交互に使用
する配置になっている。常に同一アジマスヘッドを用い
て再生信号を得るためには、標準モード用の左アジマス
の標準モード用ヘッド62(b)と3倍モード用ヘッド
63(b)を使用する。これにより、一本のビデオトラ
ックを記録時のアジマスと同一のアジマスを持ったヘッ
ドで再生し静止画を得ることができる。
【0017】このようにして、正確に180度で対向し
ていないが、同一のアジマスヘッドを用いて一つのビデ
オトラックを再生することにより静止画再生時が可能で
あるものの、同期信号の周期にずれが生じるようにな
る。これを図11を用いて説明する。
【0018】ヘッドスイッチ信号は、通常再生時、対向
する2つの異なるアジマスを持つヘッドの切り替えに用
いる信号であり、TV信号の垂直同期信号に同期してい
る。このヘッドスイッチ信号のエッジでヘッドを切り換
える。そして、ヘッド切り替え後、5〜8水平同期信号
時間(約413マイクロ)遅れて垂直同期信号が来るよ
うに調整されている。例えば、図11において、ヘッド
スイッチ信号がHI(ハイ)の区間であるAやCの部分
では右アジマスヘッド、LO(ロウ)の区間であるBの
部分では左アジマスヘッドを使用する。
【0019】また、静止画再生時には前述のようにヘッ
ドスイッチ信号がHI,LOの区間共に同一アジマスの
ヘッドを使用する。左アジマスのヘッドのみを使用して
静止画再生時をする場合、通常再生時の右アジマスヘッ
ド使用の区間(図11ではA・Cの部分)はヘッド配置
の関係により同期信号位置が図11のスチル時の垂直同
期信号のようにずれる。これにより垂直同期(1フィー
ルド)区間が1周期毎に伸び縮みする。この伸縮を補正
するためにヘッドスイッチ信号の立ち上がりに同期して
モノマルチ信号を出力し、このモノマルチ信号を利用し
て垂直同期信号を付け変える。このモノマルチ信号間の
幅を調整することが静止画垂直同期調整と呼ばれるもの
で、映像を表示するモニターとの関係において唯一調整
を要する事項であった。
【0020】なお、構造面では前述のように従来の磁気
ヘッド駆動部の構成では部品点数も多く、組立工程もき
わめて難しく、かつコスト高となるという問題点があっ
た。さらに、そのため装置を小型化し、軽量化すること
も困難であった。
【0021】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、アジマス損が少なくストロークの
少ない最適な映像信号を得ることができ、かつアジマス
角を電気的に制御することが可能で、駆動ヘッドのみで
記録再生ができ、静止画垂直同期調整が不要となる小型
・軽量化された回転ドラム装置を得ることを目的として
いる。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係わる回転ドラム装置は、一対の円筒形永
久磁石と、これらの間に配置された強磁性体のセンター
ポールと、これらの回りに環状ギャップを形成してこれ
らを収納保持した強磁性体の円筒形のヨークと、前記環
状ギャップ内に形成された磁力線を横切るように配置さ
れて磁力線と直交する方向に移動可能に支持された2つ
以上の円筒形コイルとを備え、前記円筒形コイルは一部
を固定部材に保持されると共に2枚以上の非磁性体の板
バネによって移動可能に担持され、かつ前記磁気ヘッド
は2つ以上のそれぞれ異なる円筒形コイルによって平行
移動されると共にその傾きを可変できるように構成され
ていることを特徴とする。
【0023】
【作用】従って、本発明の回転ドラム装置によれば、複
数並列あるいは同心円状に配置された円筒形コイルに流
す電流量を調整することにより、磁気ヘッドを上下方向
(磁気テープの幅方向)に移動させるだけでなく、磁気
ヘッドの回転円周の接線方向に対して角度を変化させる
ことができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図1(a)は本発明の第1実施例に係る回転ドラ
ム装置の磁気ヘッド駆動部の構造を示す断面図である。
また、図1(b)は図1(a)に示す磁気ヘッド駆動部
の低面図であり、図2は図1に示す磁気ヘッド駆動部の
ヘッド傾き駆動部の斜視図である。
【0025】図1において、第1実施例の回転ドラム装
置の磁気ヘッド駆動部は、磁性体からなる円筒形のヨー
ク47(a)、47(b)、47(c)と、センターポ
ール46(a)と、円筒形永久磁石45と、円筒形永久
磁石45とは極性を反対にして配置される円筒形永久磁
石46と、ビデオヘッド15を支える板バネ41、42
と、同様にビデオヘッド15を支える板バネ70、71
と、板バネ71を支えるコイルボビン73と、コイルボ
ビン43と、円筒形コイル44と、円筒形コイル72と
から構成されている。
【0026】ここで、一対の円筒形永久磁石45、46
は、磁路A,Bを形成している。ビデオヘッド15は、
板バネ41、42によって円筒形のヨーク47(a)、
47(b)、47(c)に固定されている。また、2分
割されているコイルボビン73は板バネ70、71によ
ってコイルボビン43に支えられている。コイルボビン
73は円筒形コイル72を巻回しており、コイルボビン
43は円筒形コイル44を巻回している。そして、円筒
形コイル72と44はそれぞれ磁路A,Bを横切ってい
る。
【0027】次に動作について説明する。上記の通り構
成される本発明の回転ドラム装置の磁気ヘッド駆動部の
ヘッド傾きを制御する方法を図2を用いて説明する。な
お、図2は図1に示す磁気ヘッド駆動部のヘッド傾きを
制御する方法を説明するための斜視図及び概念図であ
る。
【0028】図2(a)において、分割されたコイルボ
ビン73を有する円筒形コイル72には、コイルボビン
73の中心線とビデオヘッド15の中心線とを含む面で
対称に電流が流れるようになっている。すなわち、図2
(b)において、ビデオヘッド15を正面に電流が紙面
裏より紙面表に流れる場合は、図2(b)に示すように
コイルボビン73は反対方向に動くが、この状態ではコ
イルボビン73と板バネ70、71はそれぞれ平行四辺
形を形作るため板バネ71は反時計方向に傾き、従っ
て、板バネ71に支えられているビデオヘッド15も反
時計方向に傾く。また、同様にビデオヘッド15を正面
に電流が紙面表より紙面裏に流れる先の電流の流れと反
対の場合は、図2(c)に示すようにコイルボビン73
は図2(b)の逆方向に動くので、従って板バネ71に
支えられているビデオヘッド15も時計方向に傾く。
【0029】なお、前記ビデオヘッド15の傾きは、板
バネ70、71のバネ定数と一対の円筒形永久磁石4
5、46によって形成される磁路A,Bの磁界の強さが
一定ならば、円筒形コイル72に流れるの電流の大きさ
によって決まる。また、センターポール46(b)と円
筒形のヨーク部分47(b)による磁気ギャップ間では
磁界密度が一定なので、円筒形コイル44に流れる電流
によってビデオヘッド15が上下に移動しても、ヘッド
の傾きは円筒形コイル72に流れる電流の大きさにより
任意に定めることができる。
【0030】ここで、上記第1実施例の磁気ヘッド駆動
部では、ビデオヘッド15は自身を上下方向に移動させ
るコイルボビン43と、傾斜方向に移動させるコイルボ
ビン73とにより支えられるものとして説明したが、そ
れに限定されるものではなく、例えば、同一のコイルボ
ビンを2つ設けてその動きの差でビデオヘッドを傾ける
ようにしてもよい。
【0031】図3は、そのようなヘッドを駆動する同様
のコイルボビンを2つ備えて構成した本発明の第2実施
例に係る磁気ヘッド駆動部の断面図である。図3に示す
ように、第2の磁気ヘッド駆動部はコイルボビン43が
左右対称に2こ設けられており、コイルボビン43に巻
回される円筒形コイル44に印加される電流を制御する
ことによりビデオヘッドの駆動力に差を生じさせてビデ
オヘッド15を磁気テープの幅方向及び斜め方向への移
動を可能にしたものである。
【0032】図4は、図3に示す第2実施例の磁気ヘッ
ド駆動部のビデオヘッド15を支持する方法を説明する
ための図であり、図4に示すように板バネ41で支えら
れている。
【0033】また、図5に示すように第1実施例の磁気
ヘッド駆動部の円筒形コイル44を同心円上に配置して
も同様の効果を得ることができる。すなわち、図5にお
いて、本発明の第3実施例に係る磁気ヘッド駆動部は円
筒形コイル44を同心円状に配置しており、円筒形コイ
ル44は板バネ41、41(a)、42、42(a)に
より円筒形のヨーク47に支えられている。また、ビデ
オヘッド15は図6に示すように板バネ41、41
(a)に支えられており、コイルボビン43、43
(a)の変位差によりヘッド傾きを可変とすることがで
きる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の回転ドラ
ム装置によれば、並列あるいは同心円状に配置された複
数の円筒形コイルに流す電流量を調整することにより、
磁気ヘッドを上下方向(磁気テープの幅方向)に移動さ
せると共に、磁気ヘッドの回転円周の接線方向に対して
角度を変化させることができるように構成したので、ア
ジマス損が少なくまたストロークの少ない最適な高画質
の映像信号を再生することができるという効果がある。
【0035】また、アジマス角を電気的に制御すること
が可能で、駆動ヘッドのみで記録再生ができる。さら
に、特殊再生の静止画等において同一アジマスのビデオ
トラックを再生する場合、正確に180度対向したヘッ
ドを用いることができるので、TV信号における垂直同
期信号の周期が一定になり静止画垂直同期調整を不要と
することができる。
【0036】そして、構造面では磁気ヘッド駆動部の構
成が従来の回転ドラム装置より簡略化されているために
部品点数を少なくすることができ、コストを低く抑える
ことができ、小型・軽量化を図ることができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の第1実施例に係る磁気ヘ
ッド駆動部の構造を示す断面図であり、図1(b)はそ
の低面図である。
【図2】図1に示す磁気ヘッド駆動部のヘッド傾きを制
御する方法を説明するための斜視図及び概念図である。
【図3】図3(a)は本発明の第2実施例に係る磁気ヘ
ッド駆動部の構造を示す断面図であり、図3(b)はそ
の低面図である。
【図4】図3に示すビデオヘッドを支持する方法を説明
するための図である。
【図5】図5(a)は本発明の第3実施例に係る磁気ヘ
ッド駆動部の構造を示す断面図であり、図5(b)はそ
の低面図である。
【図6】図5に示すビデオヘッドを支持する方法を説明
するための図である。
【図7】従来の回転ドラム装置(特願昭62−1984
68号公報参照)の主要部を示す断面図である。
【図8】図7に示す回転ドラム装置の要部平面図であ
る。
【図9】図7に示すヘッド駆動部の構造を詳細に示した
図であり、図9(a)はその断面図、図9(b)はその
正面図、図9(c)はその低面図である。
【図10】図10(a)は従来の回転ドラム装置におけ
る磁気テープの記録トラックと再生時の磁気ヘッドのヘ
ッド軌跡との関係を示す概念図であり、図10(b)は
記録トラックと磁気ヘッドのヘッド配置との関係を示す
概念図である。
【図11】図10(b)に示す各ヘッドの切り替えと垂
直同期信号のタイミングを説明するための信号波形図で
ある。
【符号の説明】
11 回転軸 12 下ドラム 13 上ドラム 14 ヘッド駆動部 15 ビデオヘッド 17 上トランス 18 下トランス 20、22、26 接続部 21 配線板 24 接触子 41、42、70、71 板バネ 43、73 コイルボビン 44、72 円筒形コイル 45、46 円筒形永久磁石 46(a) センターポール 47 円筒形のヨーク 48 ネジ穴 49 窓 50、51 フレキシブル基板 62 標準モード用ヘッド 63 3倍モード用ヘッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープの幅方向に磁気ヘッドを移動
    させることによって、記録時のヘッド軌跡と再生時のヘ
    ッド軌跡とを任意のテープ送り速度の下でも一致させる
    ようにされている回転ドラム装置において、 永久磁石と、永久磁石との間で磁気ギャップを形成する
    磁性体のコアと、前記磁気ギャップ内に形成された磁路
    を横切るように配置され、磁力線と直交する方向に移動
    可能に支持された2つ以上の円筒形コイルとを有し、 前記円筒形コイルは、一部を固定部材に保持されると共
    に2枚以上の非磁性体の板バネによって移動可能に担持
    され、かつ、前記磁気ヘッドは、2つ以上のそれぞれ異
    なる円筒形コイルによって平行移動されると共にその傾
    きを可変できるように構成されていることを特徴とする
    回転ドラム装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の回転ドラム装置におい
    て、前記円筒形コイルとして分割コイルを用いたことを
    特徴とする回転ドラム装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の回転ドラム装置におい
    て、前記2つ以上の円筒形コイルを同心円状に配置した
    ことを特徴とする回転ドラム装置。
JP23516591A 1991-09-13 1991-09-13 回転ドラム装置 Pending JPH0573869A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8485789B2 (en) 2007-05-18 2013-07-16 Emerson Climate Technologies, Inc. Capacity modulated scroll compressor system and method
US9342264B2 (en) 2012-03-05 2016-05-17 Seiko Epson Corporation Control system, control method of a control system, and recording device

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