JPH02123516A - 回転ドラム装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野１ この発明は例えばビデオ・テープ・レコーダ（以下ＶＴ
Ｒと略記）に関し、特にＶＴＲの再生画質を改善するた
めになされたもので、回転するドラムに設けられたビデ
オ・ヘッドを磁気テープの幅方向に移動可能となして磁
気配録跡を忠実にトレースさせるようにした回転ドラム
装置に関するものである。

［従来の技術ｊ 第４図は従来の回転ドラム装置の主要部を示す断面図、
第５図はその平面図、第６図はヘッド駆動部の詳細平面
図、第７図は第５図の断面図、第８図は第６図の正面図
である。

第４図、第５図において、（４８）はヘッド（５）を先
端に固定していてヘッド（５）をテープ（１３）の幅方
向に移動させるための駆動部である。

（５０）は駆動部（４８）を収納するため上ドラム（３
）の−部に設けた凹所であり、駆動部（４ａ）を位置調
整するため−回り大きく形成している。ヘッドの位置決
めは、位置調整用孔Ｃ５１）を用いて行いヨーク（４７
）をネジ（４８）で固定する。なお、（１４）は駆動部
（４ａ）に制御電流を供給するための回転しない接触子
、（１５）は接触子（１４）と摺動接触するように台座
（９）の一部に設けた回転する電極、（１６）はａ極（
１５）から接続部（１２）と配線板（１１）を経由して
駆動部（４ａ）に電気接続する接続部である。ヘッド（
５）は接続部（１０）、配線板（１１）、接続部（１２
）を経て上トフンス（７）に電気的に接続されている。

第６図、第７図及び第８図は駆動部（４ａ）を詳細に示
し、（４１）は先端にヘッド（５）を取シ付けた非磁性
体の板バネ、（４３）は板バネ（４１）に取り付けられ
たコイルボビン、（４４）はコイルボビン（４３）に巻
付けた駆動用の円筒形コイル、（４２）はコイルボビン
（４３）を支持し板バネ（４１）と共に変形することで
コイルボビン（０）を直線運動可能にするための板バネ
、（４５）は円柱形永久磁石、（４６）は円柱形永久磁
石（４５）と同一の磁極を対向させて配置した円柱形永
久磁石、（４６ａ）は一対の円柱形永久磁石（４５）、
　　（４６）の間に設けられた強磁性体のセンターボー
ル（４７）はヨークである。このヨーク（４７）は板バ
ネ（４１）　、　　（４２）、円筒形コイル（４４）、
コイルボビン（４３〕、一対の円柱形永久磁石（４５）
　、　　（４６）およびセンターボール（４６ａ）を収
納保持しており、かつ収納組立しやすいよう分割されて
いて部分（４７ａ）　、　（４７ｂ）（４７ｃ）からな
っている。（４８ａ）はヨーク（４７）を上ドラムに取
り付けて固定するためのネジ穴である。

（４９）はヨーク（４７）の一部に設けられた窓である
口この窓（４９）を通ってヘッド（５）が突出し、テー
プ（１３）に摺動接触するよう上ドラムに配置される。

なお円筒形コイＡ／（４４）ならびにコイルボビン（４
３）は一対の円柱形永久磁石（４５）、　　（４６）お
よびセンターボール（４６ｇ　）とヨークとの間に形成
された環状ギャップに上下に可動に配置されている。ま
た、板バネ（４１）はヨーク（４７）の部分（４７ａ）
と（４７ｂ）との間に挾持され、板バネ（４２）は部分
（４７ｂ）と（４７ｃ　）との間に挾持されている。

第７図を参照して磁石（４５）はヨーク（４７）の部分
（４７ａ）　、　（４７ｂ）とで作る閉磁路により磁束
の）をセンターボー／Ｌ／（４６ａ）からヨークに向け
て放射状に発生している。同様に磁石（４６）は部分（
４７ｂ）　、　（４７ｃ　）とで逆向きの閉Ｆｉｉ路を
作り磁束（Ｅ）を発生しており、磁束（Ｄ）および（Ｅ
）は共に環状ギャップを同一の方向に横切る。かくして
円筒状コイ／しく４４）には磁石（４５）と（４６）の
合計した磁束が横切る。コイル（４４）に接触子（１４
）から電極（１５）、接触部（１２）、　　（１６）を
経て電流を流せば、コイル（４４）とコイルボビン（４
３）　トヘッド（５）は一体となって上下に平行直線運
動をする。

かくしてヘッド（５）がテープ幅方向に変位する。

以上のように構成された従来装置においては、高速再生
等の特殊再生時に、コイル（４４）に制御電流が与えら
れ、ヘッド（５）を駆動することによって、磁気記録跡
が忠実にトレースされるものである。

［発明が解決しようとする課題１ 従来の回転ドラム装置は以上のように構成されているの
で、ヘッド駆動部を組み立てる際、円柱形永久磁石（４
５）及び（４６）がヨーク（４７）やセンターボール（
４６ａ）等の磁性体を吸着してしまい、作業性が悪いと
いう問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、ヘッド駆動部の組立作業性を向上することの
できる回転ドラム装置を得ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段ｊ この発明に係る回転ドラム装置は、ヘッド駆動部のヨー
ク内に界磁コイルを設け、直流磁界の発生が界磁コイル
への通電によって生じるようにしたものである。

［作用ｊ この発明においては、ヘッド駆動部内で直流磁界を発生
させるために界磁コイルを用い、ヘッド駆動部の組立部
品に永久磁石を含まないないようにする。

〔発明の実施例 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図はヘッド駆動部を表わしており、図において（４１）
は先端にヘッド（５）を取り付けた非磁性体の板バネ、
　　（４３）は板バネ（４１）に取り付けられたコイル
ボビン、（４４）はコイルボビン（４３）に巻付けたヘ
ッド駆動用の円筒形コイル、（４２）はコイルボビン（
４３）を支持し板バネ（４１）と共に変形することでコ
イルボビン（４３）を直線運動可能にするための板バネ
、（５０ｇ）は円筒形コイル、（５０ｂ）は円筒形コイ
ル（５０ａ）と同一の磁極を対向させて配置した円筒形
コイル、（４６）は一対の円筒形コイル（５０ａ）、　
（５０ｂ）の中心に設けられた強磁性体のセンターポー
ル、（４７）はヨークである。このヨーク（４７）は板
バネ（４１）、　　（４２）、円筒形コイル（４４）、
コイルボビン（４３）、界磁コイルとなる一対の円筒形
コイ／Ｌ／（５０ａ）（５０ｂ）およびセンターポー＊
（４６ａ）を収納保持しており、かつ収納組立しやすい
よう分割されていて部分（４７ａ）　、　（４７ｂ）　
、　（４７ｃ）からなっている。（４８ａ）はヨーク（
４７）を上ドラムに取り付けて固定するためのネジ穴で
ある。（４９）はヨーク（４７）の一部に設けられた窓
である。この窓（４９）を通ってヘッド（５）が突出し
、テープに摺動接触するよう上ドラムに配置される。な
お円筒形コイル（４４）ならびにコイルボビン（４３）
は一対の円筒形コイｗ　（５０ａ）、　（５０ｂ）およ
びセンターボール（４６）とヨークとの間に形成された
環状ギャップに沿い図示上下に可動に配置されている。

また、板バネ（４１）はヨーク（４７）の部分（４７ａ
　）と（４７ｂ）との間に挾持され、板バネ（４２）は
部分（４７ｂ）と（４７ｃ）との間に挾持されている。

なお、ヘッド駆動部以外の構成は、第４図と同様である
。

以上のように構成された実施例において、ヘッド駆動部
には、上記従来装置に用いた円柱形永久磁石（４５）　
（４６）等の永久磁石を用いず、円筒形コイル（５０ａ
）　（５０ｂ）による電磁石によって、直流磁界を発生
させる構成としているため、組み立てる際に、永久磁石
に他の部品が吸着されて組み立てにくいというような不
具合がなく、作業性が非常によいものである。

この実施例の動作においては、高速再生等の特殊再生時
に、円筒形コイ／Ｌ／　（５０ｇ）　（５０ｂ）が直流
電流を供給され、第７図に示したのと同様、磁束ＣＤ）
　（Ｅ）が形成される。さらに、１紀従来装置と同様、
円筒形コイル（４４）に制御電流が与えられ、ヘッド（
５）が駆動されてテープ幅方向に変位し、磁気記録跡を
忠実にトレースする。一方、記録時のテープ送り速度と
同一の速度で再生される通常再生時にはヘッド（５）を
可動制御する必要はないため、円筒形コイル（４４）　
（５０ａ）　（５０ｂ）には電流は供給されない。

従って、通常再生時には、ヘッド駆動部は円筒形コイ／
Ｌ’　（４４）　（５０ａ）　（５０ｂ）によって磁界
を発生すルコとがないので、回転ドラム装置の周辺に配
置されている音声ヘッド（図示せず）に外乱磁界による
悪影響を及ぼすことがないものである。なお、特殊再生
時には、音声は再生されないので、上記音声ヘッドに外
乱磁界が混入しても問題ないものである。

第２図及び第３図はこの発明の他の実施例を示すもので
、ヨーク（４７ａ）　（４７ｂ）と円筒形コイル（５０
ａ）（５０ｂ）とを一体に構成したものである。このも
のにおいても、上記実施例と同様の作用効果が生じるも
のである。

〔発明の効果１ 以上のように、この発明によれば、ヘッド駆動部に永久
磁石を用いず、界磁コイルによって直流磁界を発生させ
るよう構成したため、ヘッド駆動部の組立作業性が向上
する効果が得られるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例によるヘッド駆動部を示す
断面側面図、第２図はこの発明の他の実施例を示すヘッ
ド駆動部の断面側面図、第３図は第２図における断面平
面図、第４図は従来の回転ドラム装置の主要部を示す断
面図、第５図はその平面図、第６図はヘッド駆動部の詳
細平面図、第７図は第５図の断面図、第８図は第６図の
正面図である。 図において、（５）はヘッド、（４４）はヘッド駆動用
コイル、（４７）はヨーク、（５０ａ）及び（５０ｂ）
は界磁コイルとなる円筒形コイルである。 なお、各図中、同一符号は同−又は相当部分を示すもの
である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. テープの幅方向にヘッドを移動させ記録時のヘッド軌跡
   と再生時のヘッド軌跡を任意のテープ送り速度の下でも
   一致させるようにした回転ドラム装置において、界磁コ
   イルと、この界磁コイルからの磁力線の磁路を形成する
   磁性体のヨークと、このヨーク内に上記磁力線を横切る
   ように配置され、上記磁力線と直交する方向に移動可能
   に支持されたヘッド駆動用コイルとを有し、上記ヘッド
   駆動用コイルへの通電による上記ヘッド駆動用コイルの
   移動に応じて上記ヘッドが移動する様にした回転ドラム
   装置。