JP2595752B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

Info

Publication number
JP2595752B2
JP2595752B2 JP2077575A JP7757590A JP2595752B2 JP 2595752 B2 JP2595752 B2 JP 2595752B2 JP 2077575 A JP2077575 A JP 2077575A JP 7757590 A JP7757590 A JP 7757590A JP 2595752 B2 JP2595752 B2 JP 2595752B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic field
head
magnetic
movable head
axial direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2077575A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03276413A (ja
Inventor
裕志 金川
雅人 長沢
英二 横山
公秀 中津
俊春 宮後
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2077575A priority Critical patent/JP2595752B2/ja
Priority to DE4109034A priority patent/DE4109034C2/de
Priority to US07/672,876 priority patent/US5343342A/en
Priority to GB9106453A priority patent/GB2242775B/en
Publication of JPH03276413A publication Critical patent/JPH03276413A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2595752B2 publication Critical patent/JP2595752B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/584Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on tapes
    • G11B5/588Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on tapes by controlling the position of the rotating heads

Landscapes

  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ビデオテープレコーダ、デジタルオーデ
ィオテープレコーダなどのように、回転ドラム内に可動
ヘッドを備えた磁気記録再生装置に関し、詳しくは可動
ヘッドの位置制御装置に関する。
〔従来の技術〕
第24図は従来の磁気記録再生装置の主要部を示す断面
図、第25図は第24図の25−25線矢視図である。
図において、(1)は固定ドラム、(2)はこの固定
ドラムに取付けられた軸受、(3)はこの軸受(3)に
支承されて回転する回転軸、(4)はこの回転軸(3)
の一端に嵌着された台座、(5)はこの台座(4)にネ
ジ(6)を用いて取付けられた回転ドラム、(7)は回
転ドラム(5)にネジ(8)を用いて取付けられたアク
チュエータ、(9)は固定ドラム(1)に取付けられた
下トランス、(10)は台座(4)に取付けられた上トラ
ンス、(11)は回転ドラム(5)に取付けられた配線
板、(12)はアクチュエータ(7)に制御電流を供給す
るための回転しない接触子、(13)は接触子(12)と摺
接するように台座(4)の一部に設けた回転する電極、
(14)は接続部で、この電極(13)から接続部(15)お
よび配線板(11)を経由してアクチュエータ(7)に電
気接続する、(16)はアクチュエータ(7)に取付けら
れている磁気ヘッド(以下、「可動ヘッド」という)で
あり、接続部(17)、配線板(11)、接続部(15)を経
て上トランス(10)に電気的に接続されている。(18)
はアクチュエータ(7)を収納するため回転ドラム
(5)の一部に設けた凹所であり、可動ヘッド(16)の
位置調整ができるようにアクチュエータ(7)より大き
く形成されている。(19)は可動ヘッド(16)の位置調
整のための位置調整用孔、(20)は磁気テープで、固定
ドラム(1)および回転ドラム(5)の外周面に巻きつ
けられて走行し、可動ヘッド(16)と摺接する。
第26図はアクチュエータ(7)の平面図、第27図は第
26図27−27線矢視断面図、第29図は第26図28−28線矢視
断面図で、(21)は磁性材料からなる第1ヨーク、(2
2)は第1ヨーク(21)に固着された柱状の第1永久磁
石、(23)は内周の一部に凸形状部(23b)を有してい
て第1ヨーク(21)に取付けられた磁性材料からなる第
2ヨーク、(24)は第2ヨーク(23)に取付けられた磁
性材料からなる第3ヨーク、(25)は第1永久磁石(2
2)と同一の磁極を対向させて第3ヨーク(24)に固着
された柱状の第2永久磁石、(26)は第2永久磁石(2
5)と第1永久磁石(22)の間にあって、いずれか一方
に固着された磁性材料からなるポールピース、(28)は
薄板の非磁性材料からなる板バネであって、第1ヨーク
(21)と第2ヨーク(23)で周縁が挟持されて保持され
るとともに、その延在部(27a)が第1ヨーク(21)お
よび第2ヨーク(23)に設けられている窓(21a),(2
3a)を通って外方に突出しており、その先端に可動ヘッ
ド(16)が取付けられている。(28)は薄板の非磁性材
料からなる板バネで、第2ヨーク(23)と第3ヨーク
(24)で挟持されて保持されている。(29)は板バネ
(27),(28)にそれぞれ保持されている固定部材、
(30)はボビンで、内周が第1永久磁石(22)、第2永
久磁石(25)およびポールピース(26)の外周との間に
ギャップを有する位置において固定部材(29)に接着剤
(32)を用いて固着されている。(31)はこのボビン
(30)に巻回された被覆材を有する電線からなるコイル
で、第2ヨーク(23)の凸形状部(23b)との間で形成
されている環状のギャップ(G)内に保持されている。
第29図は、回転ドラム(5)に搭載されている磁気ヘ
ッドを、現行VHSフォーマットに基づいた磁気テープ装
置の場合についてみたもので、可動ヘッド(16)は、特
殊再生モード(記録されている映像情報を早送りした
り、スロー再生したりするモード)専用の磁気ヘッドと
して用いられる。(35)は、ビデオテープに長時間の映
像情報を録画するため、狭いトラック幅に形成されてい
る長時間モード用のEPヘッド、(36)は、通常の映像情
報を録再するためのトラック幅の広いSPビデオヘッド、
(37)はオーディオ情報を録再するためのオーディオヘ
ッド、(38)は、つなぎ録りの時に記録トラックを1本
づつ消去するための消去ヘッドである。
つぎに、アクチュエータ(7)の動作を第27図を参照
して説明する。
第1永久磁石(22)はポールピース(26)、第2ヨー
ク(23)および第1ヨーク(21)で作る閉磁路により磁
束(D)を発生する。
同様に、第2永久磁石(25)はポールピース(26)、
第2ヨーク(23)および第3ヨーク(24)で作る閉磁路
により上記磁束(D)と逆向きの磁束(E)を発生す
る。
このように発生された磁束(D)および磁束(E)は
ともに環状ギャップ(G)を同一の方向に横切り、コイ
ル(31)を第1永久磁石(22)と第2永久磁石(25)の
合計した磁束が横切る。
この状態で、コイル(31)に接触子(12)から電極
(13)、接続部(15)、(14)を経て電流を流すと、コ
イル(31)とボビン(30)と可動ヘッド(16)は一体と
なって上下方向(軸方向)に移動する。
これにより、可動ヘッド(16)は磁気テープ(20)の
幅方向に変位し、磁気記録跡を精度よくトレースする。
第30図は磁気ヘッド駆動部(7)の駆動電流と可動ヘ
ッド(16)の変位量の間のヒステリシス特性を示し、第
31図はこのようなヒステリシス特性を有する磁気ヘッド
駆動部(7)を用いて記録した磁の磁気テープ(20)上
のトラックパターンを示している。
第30図、第31図から明らかなように、初期段階で磁気
ヘッド駆動部(7)を調整しただけの場合は、第30図に
ようなヒステリシス特性により、可動ヘッド(16)の基
準位置が変化し、記録トラック(T)が(α)だけ重な
り合う。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の磁気ヘッド駆動装置は以上のように構成されて
おり、ヘッド駆動電流と可動ヘッドの変位量の間にヒス
テリシスが存在するので、特殊再生、通常再生をおこな
ったのち記録する場合、定められた一定の場所に可動ヘ
ッドが移動せず、180゜対向した2つの可動ヘッド間の
高さに段差が生じ、その結果、記録トラックどうしが重
なり合って、良好な記録トラックを得ることができず、
画質劣化をまねくなどの問題点があった。
また。上記問題点を解決するために、アクチュエータ
に搭載した可動ヘッドで再生のみを行ない、記録は、回
転ドラムに固定されたヘッドを用いる構成にすると新た
な記録専用ヘッドが必要となるため、回転ドラムに搭載
するヘッド数が多くなり、コストアップになる他、磁気
ヘッドのテープ突入時に生じる振動によってヘッドたた
き現象が生じて画質の劣化をまねく。さらにヘッド数の
増加により、トータリートランスのチャンネル数が増加
し、チャンネルが足りなくなったり、大きなロータリー
トランスが必要となるという問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、記録時に可動ヘッドの高さを調整して、記
録トラックの重なりを防止するとともに良好なトラック
を得ることができ、画質の向上を図ることができる磁気
記録再生装置を提供することを目的とする。
さらに、オーディオヘッド等他の固定ヘッド等との段
差を調整し、可動ヘッドで画像情報の記録、再生、特再
を行なえ、、かつ、固定ヘッドによるオーディオ信号の
記録や、記録トラックの消去が正常に行なえる磁気記録
再生装置を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
回転ドラムの外周に対応して配設された磁芯と、この
磁芯の軸線方向に対向するよう磁芯に挿着された一対の
コイルとを有し、通電時に各コイルから発生される交流
磁界が各コイルの対向部において互いに反発するように
されると共に、軸線方向の交流磁界の強さが急峻に変化
するように構成された交流磁界発生装置、可動ヘッドに
よる交流磁界の受信信号と固定ヘッドによる交流磁界の
受信信号とを比較し、可動ヘッドの固定ヘッドに対する
相対的な位置情報を検出する検出装置を備え、位置情報
にもとづいてヘツド駆動装置を制御するようにしたこと
を特徴とする。
〔作用〕
この発明によれば、可動ヘッド相互間の段差、および
他の磁気ヘッドとの段差を各磁気ヘッドが検出した磁界
の情報にもとづいて、相互の段差が所定量となるように
アクチュエータをフィードバック制御するので、可動ヘ
ッドがテープに突入する時の高さをつねに所定の高さと
なるように制御することができる。
〔発明の実施例〕
従来の可動ヘッドを用いてVHSフォーマットで記録し
た場合、可動ヘッドアクチュエータによる取付精度、温
度特性、経時変化、ヒステリシス特性等によって対向す
る可動ヘッド間のチャネル間ヘッド高さ段差が生じ、第
31図に示すように、記録トラックTがαだけ重なり合
い、VHSフォーマットが崩れるのを解消するには、可動
ヘッドの絶対位置を検出して補正できれば良い。
この可動ヘッドの絶対位置を検出する方法としては、 光学的に検知する方法 電気的に検知する方法 磁気的に検知する方法 の3つの方法が考えられる。
まずの方法を考えると、位置を検知するためには第
32図に示すように少なくとも光源と光検知素子が必要
で、光源を固定して光検知素子を可動部に取り付ける
か、または逆に光検知素子を固定して光源を可動部に取
り付けて、光源と光検知素子との相対位置の変化を、光
源からの場所による光量変化を光検知素子によって検知
するという原理で位置検出を行うもので、光源からの光
束をレンズ等によってしぼったり、光源をレーザにした
り、また、光検知素子の構成を分割検知型にしたりし
て、位置分解能を比較的簡単に上げることができる。
しかし、この方法で検出できるのは光源と光検知素子
との相対位置であるから、可動ヘッドの絶対位置を検出
するには、光源または光検知素子のいづれかをある基準
位置に固定する必要があり、可動ヘッド部に光源または
光検知素子を取り付けなくてはならない。しかし、可動
ヘッド部に比較的質量の大きい光源や光検知素子を取り
付けると、可動ヘッドアクチュエータの周波数特性が変
化し、制御性が劣化したり、また、光源を点灯させるた
めのスリップリングもしくは点滅点灯させるためのロー
タリートランスが必要となること、または光検知素子の
出力を取り出すためのスリップリングもしくはロータリ
ートランスが必要となる等、様々な問題がある。
この問題を解決する案として、第33図の模式図に視す
ように可動ヘッド部に質量の軽い鏡を取り付けるか、ま
たは、可動ヘッド部の一部に鏡面処理をほどこすことに
よって回転ドラム内に光検知素子や光源を搭載しないよ
うにする方法が考えられる。
しかし、このような構成にすると、光源からの光束を
反射させる鏡の取付姿勢が重要な問題となってくる。す
なわち、この方式によれば、可動ヘッド部に設けられた
鏡は、平行運動することが前提となるが、一般にVTRの
可動ヘッドアクチュエータとして用いられるのはバイモ
ルフであり、第34図(a),(b)に示すように変位に
よって可動ヘッドの姿勢が変わってしまうという問題が
ある。このような問題を生じない第25図に示した電磁駆
動型アクチュエータを用いたとしても、可動ヘッド部に
設ける鏡の取付け精度が問題となる。また、仮に可動ヘ
ッド部に精度良く鏡が取付けられたとしても、光源およ
び光検知素子の絶対位置を精度良く位置決めする必要が
あり、さらに光源、光検知素子は固定ドラムに内蔵され
なくてはならず、小型なものが要求されるため、実現性
は低いと思われる。
このように、の光学的に検知する方法は問題が多
く、問題を解決するための手段があるにしても実現性は
低い。
次にの電気的に検知する方法は、詳しくは、容量セ
ンサを可動ヘッド部に取り付け、可動ヘッド部と容量セ
ンサとのギャップ差によって生じる容量の変化を検知し
て可動ヘッドの絶対位置を検知しようという方法であ
る。この方法は、容量センサが高価なことが問題とな
り、民生機には適していない方法といえる。
最後にの磁気的に検知する方法は、外部に磁界発生
素子を設ければ、可動ヘッド自身をセンサとして用いる
ことができるため、の光で検知する方法の問題点であ
った位置検知素子の絶対位置の取付精度について注意す
る必要がなくなるという利点がある。また、位置検出し
たい可動ヘッド自身を磁気センサとして用いることがで
きるため、位置検出したい方向の外部磁界の磁束密度分
布が急激に変化するように構成すれば非常に精度よく可
動ヘッドの位置を検出することが可能となる。このよう
にの磁気で検出する方法は利点が多い。
この発明はの方法にもとづいて可動ヘッドの絶対位
置の検出を行うもので、可動ヘッド自身を磁気センサと
して使用するため、可動ヘッドが検知可能な方向であ
り、かつ、可動ヘッドの移動方向(ここでは回転ドラム
回転軸方向)に対して磁束密度が急激に変化するような
交流磁界を発生する磁界発生装置を回転ドラムの外部、
詳しくは磁気テープが巻き付けられていない部分の外周
付近に設け、可動ヘッドすなわち磁気センサの高さによ
って、可動ヘッドすなわち磁気センサの磁界発生装置か
らの電磁誘導による出力信号のレベルが急激に変化する
ため、このレベル変化を見れば高精度な可動ヘッドの位
置検出が可能となる。
以下、この発明の一実施例を図面にもとづいて説明す
る。第1図はこの発明の一実施例の制御系のブロック回
路図、第2図はこの実施例の磁界発生装置の配設位置を
示す斜視図である。図において、(40)は可動ヘッド
(16)に周波数の異なる二つの磁界Bf1,Bf2をあたえる
交流磁界発生装置であって、この交流磁界発生装置(4
0)は磁気テープ(20)が巻き付けられていない回転ド
ラム(5)と固定ドラム(1)の外周面に沿う位置に配
設されており、その位置は調整可能に構成されている。
この交流磁界発生装置(39)は回転ドラム(5)の軸方
向に2つの交流磁界発生コイル(45),(45a)が回転
軸方向に配列されており、それぞれ異なった周波数f1,f
2の磁界Bf1,Bf2を発生するように構成されている。(4
2)はf1の成分を通過させるバンドパスフィルタ、(4
3)はf2の成分を通過させるバンドパスフィルタ、(4
4)は差動アンプである。
つぎに、この実施例の動作を説明する。
可動ヘッド(16)は、交流磁界発生装置(40)の近傍
を通過するたびに交流磁界発生コイル(45),(45a)
によって形成されている磁界Bf1,Bf2を検出し、その磁
界の強さに比例した検出信号を出力する。バンドパスフ
ィルタ(42)は周波数f1の信号成分Sを通過させ、バン
ドパスフィルタ(43)は周波数f2の信号成分Tを通過さ
せる。
この二つの信号成分S,Tのレベルは、第3図に示すよ
うに、可動ヘッド(16)を回転ドラム(5)の軸方向に
移動させた時、つまり可動ヘッド(16)の高さ位置の変
化に伴って変化する。いま、この二つの信号成分S,Tが
同じレベルとなる可動ヘッド(16)の高さ位置をmと
し、そのときの両信号成分S,Tのレベルをlとする。差
動アンプ(44)は、この二つの信号成分S,Tの差に応じ
た出力をアクチュエータ(7)にフィードバックし、そ
の出力信号が零となる方向に可動ヘッド(16)を移動さ
せる。つまり、第3図において二つの信号成分SとTが
同じレベルとなるように、すなわち可動ヘッド(16)の
高さ位置がmになるように可動ヘッド(16)を移動させ
る。交流磁界発生コイル(45),(45a)の位置等を変
えることによって二つの信号成分SとTの交点lの位置
を変えることができ、可動ヘッド(16)の高さ位置mを
変えることができるので、可動ヘッド(16)の高さの基
準位置を自由に定めることができる。
なお、上記実施例では、一つの可動ヘッドの制御につ
いて説明したが、複数の可動ヘッドを備えた装置では、
各可動ヘッドについて同様の制御動作をおこなうことに
よて各可動ヘッドの記録時のチャンネル間の段差をなく
すことができ、また他の固定ヘッド等との段差を規格値
どおりの段差に保持することができる。
第4図は第2の実施例のブロック回路図、(46)はコ
イル(45)に電流を供給するドライバ、(47)は交流電
圧を発生するための発振回路である。(48),(49)は
回転ドラム内の磁気ヘッドとの信号を受けわたしするた
めのロータリートランス、(50),(51)はオーディオ
ヘッドやビデオヘッドからの信号を増幅したり、記録電
流を供給するための録再アンプ、(52)は回転ドラム
(5)内に固定されたヘッドであるオーディオヘッド
(37)から再生される発振コイル(45)からの電磁誘導
による信号のみを通過させるバンドパスフィルタ、(5
3)は可動ヘッド(16)から再生される発振コイル(4
5)からの電磁誘導による信号のみを通過させるバンド
パスフィルタ、(54)は回転ドラム(5)の1回転おき
に再生されるオーディオヘッド(37)からの発振コイル
(45)の電磁誘導出力の振幅値を、ホールドするための
サンプルホールド回路、(55)は回転ドラム(5)の1
回転おきに再生される可動ヘッド(16)からの発振コイ
ル(45)の電磁誘導出力の振幅値をホールドするための
サンプルホールド回路、(56)は、サンプルホールド回
路(54),(55)の差を取ることにより可動ヘッドの位
置情報を検出する検出装置を構成する差動アンプ、(5
7)は位置固定制御ループにおける安定性を確保するた
めのローパスフィルタ等で構成されるサーボ補償回路、
(58)はアクチュエータ(7)に駆動電流を供給し、そ
の制御装置となるドライバである。
第5図は、交流磁界発生コイル(45)の断面図で(45
c)はコイル磁束を集中させるための磁心、(45U)は交
流電流を流し磁心(45c)に交流磁束を発生させるため
のコイル、(45L)はコイル(45U)と磁界の発生の向き
が逆になっているコイル、(45b)はコイル(45U)およ
び(45L)を収納するためのコイルホルダ、(100)は交
流磁界発生コイル(45)を固定するための取り付け部材
である。第6図は交流磁界発生コイル(45)の発生磁束
方向を図示したものである。
つぎに動作を説明する。
第7図に示すように、交流磁界発生コイル(45)の二
つのコイル(45U),(45L)で発生した周波数f1の交流
磁束は、対向する部分で反発し、上下方向に対して磁束
密度の高い部分と、低い部分が形成される。
この交流磁束は、可動ヘッド(16)や、固定ヘッド
(37)がその交流磁界内を通過したとき再生され、ロー
タリートランス(48),(49)を介して再生アンプ(5
0),(51)より再生される。この時、発振回路(47)
の発振周波数f1は、ロータリートランス(48),(49)
の低周波側の周波数特性に起因する減衰周波数限界以上
で、かつ交流磁界発生コイル(45)のインダクタンスに
より駆動電流が供給しにくくなる周波数以下の周波数に
選定される。一般的には、ロータリートランス(48),
(49)の減衰周波数限界は数10KHz〜100KHzとなってお
り、例えばコイル(45U),(45L)の巻数が数百ターン
でインダクタンスによる減衰開始周波数が1MHzであると
すると、発振周波数f1は、例えば、100KHz<f1<1MHzの
間に選定される。
第4図において、磁気ヘッド(16),(37)が交流磁
界発生コイル(45)の近傍を通過する時に、再生アンプ
(50),(51)から出力される周波数f1の再生信号の振
幅は、例えば交流磁界発生コイル(45)の二つのコイル
(45U),(45L)の中間の位置が、固定ヘッド(37)の
ヘド高さ位置もしくは可動ヘッド(16)の中立位置にお
けるヘッド高さよりも高い位置に取り付けてある場合、
可動ヘッド(16)を上方向(デッキベースよりはなれる
方向)に動かすと、大きくなり、可動ヘッド(16)を下
方向に動かすと小さくなり、取付位置が上記と逆の場合
は再生信号の減衰方向も逆になる。いま、固定ヘッド
(37)からの再生信号として再生アンプ(50)から出力
される信号検出感度と、可動ヘッド(16)からの再生信
号として再生アンプ(51)から出力される信号検出感度
とが等しいか、または、再生アンプ(50)または(51)
のゲイン調整により等しくなるように調整されているも
のとする。再生アンプ(50)と(51)の再生出力は、周
波数f1のみを通過させるバンドパスフィルタ(52),
(53)を通されて不要なノイズが除去され、この二つの
再生出力レベルが最大になる値をサンプルホールド回路
(54),(55)でサンプルホールドされるか、ピークホ
ールドされた後、そのレベル差が差動アンプ(56)で取
り出され、可動ヘッド(16)と固定ヘッド(37)のヘッ
ド段差が電圧の関数として取り出される。これを、ロー
パスフィルタ通の制御系位相補償回路(57)に通した
後、ドライバ(58)によってヘッド段差がなくなる方向
に制御ループが閉じられることによって記録時において
も可動ヘッド(16)と固定ヘッド(37)との段差が生じ
ないように保持される。
同様に、二つの可動ヘッド(16)が回転ドラム(5)
上に180deg対向に取り付けられている場合、それぞれの
チャンネル間のヘッド段差も、それぞれのアクチュエー
タにおいて、上述したヘッド高さ位置固定制御系を構成
することにより実現できる。
この場合、位置固定制御ループのサーボ帯域は、可動
ヘッド(16)と固定ヘッド(37)のヘッド段差や2つの
可動ヘッド(16)の間の高さずれを補正するだけである
ので、それほど広くする必要はなく、ヘッド高さや段差
ずれの検出も、回転ドラム(5)の1回転おきにおこな
われるため、ドラム回転数が1800rpmの場合30Hzのサン
プリングによるむだ時間のため、制御帯域を数Hz以下に
設定しないと、制御系が発振する。そのため補償回路
(57)にて、制御帯域が数Hzで位相余裕が60deg以上確
保されるように補償回路(57)のローパスフィルタの時
定数や、ゲインが決定される。
なお、当然ではあるが、記録時におけるヘッド高さ制
御は、可動ヘッド(16)がドラム(1),(5)に磁気
テープ(20)が巻き付けられている側を走行中は記録、
再生アンプ(51)が記録アンプとして働き、可動ヘッド
(16)が磁気テープ(20)が巻き付けられていない交流
磁界発生コイル(45)の近傍を走行中には再生アンプと
して動作するような状態で行なわれている。
このようにヘッド高さ位置制御系が構成されている
が、第4図の実施例では、各ヘッド(16),(37)から
再生アンプ(50),(51)までの検出感度が等しいか、
等しく調整されなければならない。これは実際には、固
定ヘッド(37)と可動ヘッド(16)とのヘッドのターン
数のちがいやヘッドコアの透磁率のちがいや、アンプゲ
インのバラツキや温度特性の差等により等しくすること
が出来ない場合が多い。
第8図は、この発明の第3の実施例のブロック回路図
で、おのおののヘッドの感度バラツキ等の影響を受けな
いように構成した二つの交流磁界発生コイル(45),
(45a)を回転ドラム(5)の周方向に配設したもの
で、(59)は第1の割算器で2つの交流磁束発生コイル
からの固定ヘッド(37)の再生出力振幅の比を求めるた
めのもの、(60)は第2の割算器で、二つの交流磁界発
生コイル(45),(45a)からの可動ヘッド(16)の再
生出力振幅の比を求めるためのものである。
この実施例のように二つの交流磁界発生コイル(4
5),(45a)を配設して、おのおのの発振周波数をかえ
て(f1とf2)、拡大図Aに示すように、かつ、一方の交
流磁界発生コイル(45)は、二つのコイル(45U)と(4
5L)の中間高さ位置が、固定ヘッド(37)の高さ位置よ
り高い位置に方の交流磁界発生コイル(45a)内の二つ
のコイル(45U),(45L)の中間高さ位置が固定ヘッド
(37)の高さ位置よりも低い位置に固定する。この時、
固定ヘッド(37)によって再生される発振コイル(45)
からの電磁誘導による再生アンプ(50)からの周波数f1
の再生出力と、発振コイル(45a)からの周波数f2の再
生出力との振幅比が、可動ヘッド(16)の再生出力の振
幅比と等しくなるように可動ヘッド(16)の高さを制御
すれば、各ヘッドから再生アンプまでの周波数f1f2にお
ける周波数特性に固定ヘッド系と可動ヘッド系が大きく
ずれていないかぎりヘッドターン数のちがいや、ヘッド
コアの透磁率のちがいや、アンプゲインのバラツキや温
度特性等にかかわらず、可動ヘッド(16)と固定ヘッド
(37)の段差をなくすることができる。そのため、可動
ヘッド再生出力周波数f1またはf2のみを通過させるバン
ドパスフィルタ(53)と(53a)の再生信号振幅をサン
プルホールド回路(55),(55a)もしくはピークポー
ルド回路により取り出し、割算器(60)に入力して取り
出した割算信号と、同様に固定ヘッド(37)の再生出力
中の周波数f1またはf2の信号成分の振幅の比をバンドパ
スフィルタ(52),(52a)、サンプルホールド回路(5
4),(54a)で取り出して割算器(59)に入力して取り
出した割算信号との差を、差動アンプ(56)で取ること
により可動ヘッド(16)と固定ヘッド(37)との段差ず
れの方向と量を検出することができる。例えば可動ヘッ
ド(16)のヘッド高さが、固定ヘッド(37)のヘッド高
さよりも高い方にずれている(デッキベースより遠ざか
る方向にずれている)場合、可動ヘッド(16)の再生信
号は固定ヘッド(37)の再生信号より周波数f1の成分の
方がf2の成分よりも振幅が大きく再生される。したがっ
て、差動アンプ(56)の出力信号は負となり、可動ヘッ
ド(16)を下方向に動かして段差が無くなる位置に固定
する。
以上のようにして、各ヘッド(16),(37)間やヘッ
ドアンプ(50),(51)間の感度バラツキがあっても正
確なヘッド高さ制御が行なわれるわけであるが、第8図
の実施例の場合は、精度の良い割算器(59),(60)を
必要とするので、コストアップになる場合がある。
以上は2つのコイルの発振周波数をかえて再生時の分
離を行なっているが、回転ドラム(5)の回転方向にず
れた位置にコイルがあるので、時間的に分離されるた
め、f1=f2(発振周波数が同じ)でもかまわない。
第9図は割算器を用いない第4の実施例のブロック回
路図で、図において、(61)はスイッチ回路、(62)は
サンプルホールド回路(55)のホールドタイミングを制
御するためのタイミングコントロール回路である。
この第4の実施例は、固定ヘッド(37)の再生アンプ
(50)出力をさらに周波数f1,f2のみを通すバンドパス
フィルタ(52),(52a)に入力し、そこからの出力
を、調整用端子で、再生信号の出力レベルを見ながら、
周波数f1(=150KHz)とf2(=200KHz)の出力信号の振
幅が等しくなるように交流磁界発生コイル(45),(45
a)の取り付け位置や、ドライバ(46),(46a)の駆動
出力電圧を調整する。このようにすれば、可動ヘッド
(16)による再生出力の周波数f1とf2の再生信号成分の
振幅が等しくなるように、高さ位置を制御すれば、割算
器を用いずとも、可動ヘッド(16)と固定ヘッド(37)
のヘッド段差が無くなるように制御することができる。
可動ヘッド(16)が、回転ドラム(5)に180deg対向
して二つ取り付けられているこの実施例においては、バ
ンドパスフィルタ(53),(53a)の後にアナログスィ
ッチ(61)で四つのサンプルホールド回路(55),(55
a)に、おのおののチャンネルの再生信号を分配するこ
とにより対応が可能であって、この時は、差動アンプ
(56),(56a)、補償回路(57),(57a)、ドライバ
(58),(58a)は、それぞれ二つずつ必要である。こ
のような多チャンル化に対する対応は第4図、第8図の
実施例においても同様に適用できる。制御帯域の設定に
ついては、第4図および第8図の実施例も第9図の実施
例とまったく同じで、補償回路(57),(57a)にてゲ
イン、位相が補償される。なお、一般に磁気ヘッドは、
回転ドラム(5)の円周の接続方向の磁束をひろうた
め、交流磁界発生コイル(45),(45a)の形状が、第
5図のような場合、第10図のような再生エンベロープと
して取り出される。なお、第9図の構成の場合、固定ヘ
ッド(37)の再生出力は、f1とf2が等しくなるよう調整
されているため、第10図(a)のようになり、可動ヘッ
ド系とヘッド−ヘッドアンプ間感度がずれていても制御
後は、第10図(c)のようにf1,f2成分のレベルが等し
くなるとヘッド段差がなくなる。
第11図はこの発明の第5の実施例のブロック回路図
で、一般的に微小変位計測器として用いられている差動
トランスの構成と同じように、交流磁界発生コイル(4
5)の二つのコイル(45U),(45L)の中間高さ位置
が、固定ヘッド(37)の高さと等しくなるように配置
し、可動ヘッド(16)が上下方向にずれたとき、第12図
に示すように再生信号の振幅とともに位相がずれること
を同期検波回路(63)により検出することによりヘッド
段差の方向とずれ量とを検出するようにしたものであ
る。この場合も同期検波サンプルホールド後の処理は、
第4図、第8図、第9図の実施例と同じである。このよ
うに、記録時において、可動ヘッド(16)と固定ヘッド
(37)のヘッド段差が常になくなるように制御できれ
ば、第29図に示した記録専用の固定ヘッド(35),(3
6)を回転ドラム(5)に取り付ける必要がなくなり、
アクチュエータ(7)に搭載さた可動ヘッドで、例えば
映像信号の記録、再生、特再が可能になるほか、固定ヘ
ッド(37)との高さが調整されるため、第13図に示すよ
うに、VHSフォーマットにおけるハイファイオーディオ
(37)や、つなぎ取りのための消去ヘッド(38)を、回
転ドラム(5)上に配置し、EPヘッド(35)、SPヘッド
(36)をアクチュエータ(7)に搭載してもよく、従来
の第29図に示したヘッド配置構成に比べきわめて簡略化
された構成とすることができる。
なお、第9図の実施例では、交流磁界発生コイル(4
5)の取付位置の調整や、駆動電圧レベルの調整によっ
て可動ヘッド(16)再生出力の周波数f1とf2の再生信号
振幅が等しくなるようにする事が可能である場合を示し
たが、取付位置の調整や、駆動電圧レベルの調整によっ
ては等振幅においこめない場合や、温度特性、経時変化
等により初期調整だけでは実用できない場合がある。
第14図は、この発明の第6の実施例のブロック回路
図、交流磁界発生コイル(45),(45a)の取付位置の
調整によっては固定ヘッド(37)の再生出力の振幅が等
しくならない場合に、これを電気的に自動調整し、再生
出力の振幅が等しくなるようにする交流発生磁界制御系
を設けたブロック回路図で、図において(65),(65
a)は、コイル(45),(45a)が発生する交流磁界のレ
ベルを制御するための可変ゲインアンプである。
この実施例は、可変ゲインコントロールアンプ(6
5),(65a)を挿入して固定ヘッド(37)の再生出力の
バンドパスフィルタ(52),(52a)の出力信号振幅レ
ベルが常に一定になるように、サンプルホールド回路
(54),(54a)の出力を可変ゲインコントロールアン
プ(65),(65a)のゲインコントロール入力端に入力
して、可動ヘッド(16)の再生出力のf1およびf2の振幅
が常に一定になるように制御するもので、交流磁界発生
コイル(45),(45a)の機械的位置調整のバラツキや
温度特性、経時変化等に対しても常に振幅が一定(この
場合は、可動ヘッド(16)の再生出力のf1とf2の再生振
幅が常に等しく)制御される。
第15図はこの発明の第7の実施例のブロック回路図
で、第14図の実施例における磁界レベル制御を一方の交
流磁界発生コイル(45a)のみの調整で行なう構成とし
たもので、(66)は差動アンプである。
この実施例は、固定ヘッド(37)の再生出力のうち周
波数f1,f2の信号成分をバンドパスフィルタ(52),(5
2a)で抜き出してそれぞれサンプルホールド回路(5
4),(54a)でサンプルホールドした値を差動アンプ
(66)にて差分を取ることにより、一方の交流磁界発生
コイル(45a)の駆動電圧レベルを、可変ゲインコント
ロールアンプ(65)に入力し、他方の交流磁界発生コイ
ル(45)からの再生出力のレベルと、一方の交流磁界発
生コイル(45a)からの再生出力のレベルとが、等しく
なるよう制御したもので、第14図の実施例と同様の効果
が得られる。
以上のような交流磁界発生コイル(45),(45a)の
発生磁界制御系を新たに加えたことにより、第9図に示
した実施例において交流磁界発生コイル(45),(45
a)の取付位置の調整のバラツキや、電磁誘導レベルの
経時変化、温度特性による変化等があっても、可動ヘッ
ドの高さ位置制御系の追従精度を維持することができ
る。
なお、第4図〜第15図においては、アナログ回路で構
成した実施例についてのべたが、再生アンプ(50),
(51)出力もしくは、バンドパスフィルタ(52),(5
3)の出力をアナログ−ディジタル変換し、ディジタル
回路や、マイクロコンピュータ内のソフトウェアによる
処理で差動、サンプルホールド、補償フィルタ処理等を
行なった後、ディジタル−アナログ変換してアクチュエ
ータ(7)をドライブする構成としてもよいことは言う
までもない。
つぎに、上記のような磁界を発生させるための交流磁
界発生コイル(45)の構成について詳しく述べる。
磁束密度を場所によって急激に変化させるためには、
まず、磁束を集中させることが必要となる。磁束を集中
させることが可能な例として、第6図に示すようにコイ
ルを対向させて、お互いに反発しあうような電流を通電
する方法がある。第7図に示すようにコイル間の領域に
おいて磁束が集中し、さらにコイル磁心から距離が離れ
ると急激に磁束は発散するため、磁束密度は小さくな
り、位置によって磁束密度が急激に変化するので都合が
良い。ただし、ここでいう磁束密度の変化は、その位置
における磁束の本数ではなく、可動ヘッドの移動方向す
なわち回転ドラムの回転軸方向に関して、可動ヘッドが
検知できる方向の磁束の磁束密度の変化をさしているの
は前述した通りである。よって交流磁界発生コイル(4
5)の磁束の方向について検討を行う必要がある。第16
図は交流磁界発生コイル(45)の磁界分布を調べるため
の座標面を示す模式図を示す。図中(45U),(45L)は
コイル、(45c)は軟鉄等の軟磁性体で造られた磁心、
(46)は2つのコイルに通電するための交流電源であ
り、図中A面は磁心(45c)の中心軸Lを法線にもつ面
であり、かつ、2つのコイル(45U)(45L)の間の中心
を横切る面である。B面はA面と平行であり、A面から
微小距離d離れた面、C面はA面、B面は平行でありB
面から微小距離d、A面から微小距離2d離れた面であ
る。D面は磁心(45c)の中心軸Lと同一方向に中心軸L
1を持つ半径Rの円筒側面の一部である。なおD面は回
転ドラム(5)の側面を表し、D面と他の平面との交線
は、可動ヘッドの軌跡を表すものとして考える。
コイル(45U)および(45L)には、実際は、交流電流
を通電するのであるが、ここでは原理説明のため、直流
電流を通電した場合を考えてみる。第17図にコイル(45
U)および(45L)にお互いに極が反発しあうように直流
電流を通電した時の各平面上の磁束をベクトル表示した
模式図を示す。なお、図中の円は磁心(45c)の断面
を、X−X′の曲線は各面と曲面D面との交線を表す。
まず、A面を見ると、磁心(45c)に近い領域におい
てはA面上の磁束ベクトルの大きさは大きく、磁心(45
c)から離れるにつれ、磁束がまわり込むため、A面上
の磁束ベクトルは急激に小さくなってゆく。
A面からdだけ離れたB面においては、磁束がまわり
込む効果のため、B面上の磁束ベクトルは磁心(45c)
からある程度離れた領域で最大となる。
C面もB面で述べた状態と同様であるが磁束がまわり
込み、C面上の磁束ベクトルは次第に零に近づくためベ
クトルの絶対値はB面よりは小さくなる。
さて、先ほど述べたように、第17図の各面における曲
線X−X′は可動ヘッドの軌跡を表しており、また、可
動ヘッドか検知可能な磁束の方向は曲線X−X′上の点
の接線となる。第17図中の磁束を交流磁束とし、曲面D
面を平面に展開したものが第18図である。図中の矢印は
D面と各面との交線でのD面上の磁束ベクトルを表す。
交流磁束なので矢印の向きは逆転したものが一対となっ
ている。
第19図は、同図左側の磁束分布の場合における可動ヘ
ッドがA面およびB面およびC面とD面との交線を通過
した場合の可動ヘッドの誘導起電力による出力波形であ
る。この出力波形を見てわかるように、各面においてピ
ークレベルが異なり、この例ではB面のピークレベルが
最大となっている。換言すれば、ピークレベルは可動ヘ
ッドの回転ドラムの回転軸方向の変位量に依存する非線
形関数となっている。よって、出力波形のピークレベル
を検知することによって、可動ヘッド自身の絶対位置を
知ることができる。
なお、可動ヘッドを位置センサとして位置制御をかけ
ることを考慮すると、センサ感度を高くとるためにヘッ
ド高さの変化に対する、出力波形のピークレベル変化率
の大きい領域、第18図でいえばA面とB面の間の領域も
しくはB面とC面の間の領域に可動ヘッドを固定できる
ように交流磁界発生コイル(45)を取り付ければよい。
また、いままで説明してきた磁界分布のようすは、あ
る特定の交流電圧で交流磁界発生コイル(45)を駆動し
た場合を示したが、この磁界分布の関係は電圧振幅値に
も依存する関数となっている。そのためこの電圧値は、
先ほどのべたヘッド高さ変化に対する出力波形のピーク
レベル変化率が最大になるように調整すればよい。
また、このように交流磁界発生コイル(45)を、ドラ
ムデッキ中に設けると、リニアオーディオヘッドにノイ
ズとして飛び込んだり、磁気テープの情報を消去したり
という悪影響をおよぼす恐れがある。そこで第20図に示
すように磁界発生素子の一部を軟磁性体(45s)でつつ
むことによって磁気シールドをする方法がある。第21図
は21−21線矢視断面図で、このようにすれば、上記のよ
うな悪影響は解消される。
なお、上記実施例では、交流磁気発生コイル(45)の
構成を磁束を集中させるために第5図のようにした例を
示したが、他に、例えばセンサ感度は落ちるが、第22図
または第23図に示すような構成であってもよい。
また、上記の可動ヘッド位置固定制御系の構成例にお
いては、基準位置検出にオーディオ用固定ヘッド(37)
を用いたが、絶対位置を検出できるものであればその他
の固定ヘッドでもよく、また新たに絶対位置検知用のヘ
ッドを設けてもよい。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、磁気テープが巻き
付けられていない回転ドラムと固定ドラムの外周面に沿
う位置に、磁芯と、この磁芯の軸線方向に対向するよう
磁芯が挿着された一対のコイルとを有し、通電時に各コ
イルから発生される交流磁界が各コイルの対向部におい
て互いに反発するようにされると共に、軸線方向の交流
磁界の強さが急峻に変化するように構成された交流磁界
発生装置を設け、可動ヘッドによる交流磁界の受信信号
と固定ヘッドによる交流磁界の受信信号とを比較し、可
動ヘッドの固定ヘッドに対する相対的な位置情報を検出
する検出装置を備え、位置情報にもとづいてヘツド駆動
装置を制御するようにしたため、可動ヘッドの軸方向移
動量に対する受信信号、つまり出力電圧が大きくなり、
可動ヘッドの絶対位置を精度よく検出し、制御すること
ができる。このため、交流磁界発生装置の電気的なばら
つき、取り付け精度、温度特性、経時変化などにかかわ
りなく所定の位置に位置決めすることができる。従って
従来固定ヘッドで記録再生していたトラックを可動ヘッ
ドで記録再生することができ、画質の向上および磁気ヘ
ッドの必要数を少なくできる磁気記録再生装置が得られ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の信号処理系を示すブロッ
ク回路図、第2図はこの実施例の交流磁界発生装置の配
設位置を示す斜視図、第3図はこの実施例の可動ヘッド
の高さに対する二つの検出信号成分S,Tのレベル変化を
示す図、第4図はこの発明の第2の実施例のブロック回
路図、第5図はこの実施例の交流磁界発生コイルの構成
と配設位置を示す断面図、第6図はこの交流磁界発生コ
イルの駆動源との接続を示す図、第7図はこの交流磁界
発生コイルの磁界分布を示す図、第8図はこの発明の第
3の実施例のブロック回路図、第9図はこの発明の第4
の実施例のブロック回路図、第10図はこの実施例の固定
ヘッドと可動ヘッドの検出信号の波形図、第11図はこの
発明の第5の実施例のブロック回路図、第12図はこの実
施例の同期検波回路の出力波形図、第13図はこの発明に
おいて採用できる回転ドラム上の磁気ヘッドの配設例を
示す図、第14図はこの発明の第6の実施例のブロック回
路図、第15図は第7の実施例のブロック回路図、第16図
ないし第19図は第5図に示した交流磁界発生コイルの発
生する磁界分布と可動ヘッドによる検出信号波形とを説
明するための図、第20図ないし第23図は交流磁界発生コ
イルの他の構成例を示す図、第24図は可動ヘッドを備え
た磁気記録再生装置のドラムの構成を示す一部拡大断面
図、第25図は第24図25−25線矢視図、第26図は可動ヘッ
ドを搭載したアクチュエータの拡大平面図、第27図は第
26図27−27線矢視断面図、第28図は第26図28−28線矢視
側面図、第29図は従来の回転ドラムに搭載されている可
動ヘッドおよび固定ヘッドの配置を示す平面図、第30図
はアクチュエータの駆動電流と可動ヘッドの変位量の間
のヒステリシス特性を示す図、第31図は従来のアクチュ
エータによって記録した場合の記録トラックパターンを
示す図、第32図および第33図は光学的手段による可動ヘ
ッドの位置検出手段を説明するための図、第34図はバイ
モルフを用いたアクチュエータの動作説明図である。 (1)……固定ドラム、(3)……回転軸、(5)……
回転ドラム、(7),(7a),(7b)……ボイスコイル
型アクチュエータ、(16)……可動ヘッド、(20)……
磁気テープ、(37)……固定ヘッド(オーディオヘッ
ド)、(40)……交流磁界発生装置、(42),(43),
(51),(52),(52a),(53),(53a)……バンド
パスフィルタ、(44)……減算器、(45),(45a)…
…交流磁界発生コイル、(45U),(45L)……コイル、
(45c)……磁芯、(45s)……シールド、(46),(46
a),(58),(58a),(60),(60a)……ドライ
バ、(47),(47a)……発振回路、(50),(51)…
…記録・再生アンプ、(54),(54a),(55),(55
a)……サンプルホールド回路、(56),(56a)、(6
6)……差動アンプ、(57),(57a)……補償回路、
(59),(60)……割算器、(61)……スイッチ回路、
(62)……タイミングコントロール回路、(65),(65
a)……可変ゲインコントロールアンプ。 なお、各図中、同一符号はそれぞれ同一、または相当部
分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中津 公秀 京都府長岡京市馬場図所1番地 三菱電 機株式会社電子商品開発研究所内 (72)発明者 宮後 俊春 京都府長岡京市馬場図所1番地 三菱電 機株式会社京都製作所内 (56)参考文献 特開 昭55−129930(JP,A) 特開 昭55−135331(JP,A) 特開 昭56−80823(JP,A) 特開 平1−317203(JP,A) 特開 昭56−153529(JP,A)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転ドラムに可動ヘツドと固定ヘッドとを
    収容すると共に、上記可動ヘッドを上記回転ドラムの軸
    方向に移動し得るようにしたヘツド駆動装置を有する磁
    気記録再生装置において、上記回転ドラムの外周面に対
    応して配設された磁芯と、この磁芯の軸線方向に対向す
    るよう上記磁芯に挿着された一対のコイルとを有し、通
    電時に上記各コイルから発生される交流磁界が各コイル
    の対向部において互いに反発するようにされると共に、
    上記軸線方向の交流磁界の強さが急峻に変化するように
    構成された交流磁界発生装置、上記可動ヘッドによる上
    記交流磁界の受信信号と上記固定ヘッドによる上記交流
    磁界の受信信号とを比較し、上記可動ヘッドの上記固定
    ヘッドに対する相対的な位置情報を検出する検出装置を
    備え上記位置情報にもとづいて上記ヘツド駆動装置を制
    御するようにしたことを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】回転ドラムに可動ヘツドと固定ヘッドとを
    収容すると共に、上記可動ヘッドを上記回転ドラムの軸
    方向に移動し得るようにしたヘツド駆動装置を有する磁
    気記録再生装置において、上記回転ドラムの外周面に対
    応して配設された第1及び第2の磁芯と、上記各磁芯の
    軸線方向に対向するよう上記各磁芯に夫々挿着された一
    対のコイルとを有する2組の磁界発生部を有し、各磁界
    発生部は夫々上記回転ドラムの回転方向に離隔して配設
    されると共に、上記各磁界発生部の各コイルへの通電時
    に上記各コイルから発生される交流磁界が各コイルの対
    向部において互いに反発するようにされ、上記軸線方向
    の交流磁界の強さが急峻に変化するように構成された交
    流磁界発生装置、上記可動ヘツドによる上記交流磁界の
    受信信号と上記固定ヘッドによる上記交流磁界の受信信
    号とを比較し、上記可動ヘッドの上記固定ヘッドに対す
    る相対的な位置情報を検出する検出装置及び上記検出装
    置によって検出された上記位置情報に基づいて上記ヘツ
    ド駆動装置を制御し、記録時における上記可動ヘッドと
    上記固定ヘッドとの相対的な位置関係を一定に保持する
    制御装置を備えた磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】回転ドラムに可動ヘツドと固定ヘッドとを
    収容すると共に、上記可動ヘッドを上記回転ドラムの軸
    方向に移動し得るようにしたヘツド駆動装置を有する磁
    気記録再生装置において、上記回転ドラムの外周面に対
    応して配設された第1及び第2の磁芯と、上記各磁芯の
    軸線方向に対向するよう上記各磁芯に夫々挿着された一
    対のコイルとを有する2組の磁界発生部を有し、各磁界
    発生部は夫々上記回転ドラムの回転方向に離隔して配設
    されると共に、夫々に対する異なる周波数の交流信号の
    印加時に、各磁界発生部の各コイルから発生される夫々
    の周波数の交流磁界が各コイルの対向部において互いに
    反発するようにされ、上記軸線方向の交流磁界の強さが
    急峻に変化するように構成された交流磁界発生装置、上
    記可動ヘッドが受信する複数の周波数の交流磁界の信号
    と、上記固定ヘッドが受信する複数の周波数の交流磁界
    の信号とを夫々周波数ごとに分離する分離装置、上記可
    動ヘッドの受信信号から分離された信号の比を求める割
    算器、上記固定ヘッドの受信信号から分離された信号の
    比を求める割算器、上記両割算器の出力を比較する比較
    装置及び上記比較装置の出力に基づいて上記ヘッド駆動
    装置を制御する制御装置を備えた磁気記録装置。
  4. 【請求項4】一組の磁界発生部における2つのコイルの
    中間点が固定ヘッドの位置より高くなるように配設さ
    れ、他の一組の磁界発生部における2つのコイルの中間
    点が上記固定ヘッドの位置より低くなるように配設され
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の磁
    気記録再生装置。
  5. 【請求項5】可動ヘッドによる交流磁界の受信信号と固
    定ヘッドによる交流磁界の受信信号とを夫々ホールド回
    路を経て比較することにより各ヘツドの信号を保持する
    と共に、位置情報を位相補償回路を経て制御装置に供給
    することにより制御系を安定化するようにしたことを特
    徴とする特許請求の範囲第2項記載の磁気記録再生装
    置。
  6. 【請求項6】回転ドラムに可動ヘツドと固定ヘッドとを
    収容すると共に、上記可動ヘッドを上記回転ドラムの軸
    方向に移動し得るようにしたヘツド駆動装置を有する磁
    気記録再生装置において、上記回転ドラムの外周面に対
    応して配設された第1及び第2の磁芯と、上記各磁芯の
    軸線方向に対向するよう上記各磁芯に夫々挿着された一
    対のコイルとを有する2組の磁界発生部を有し、各磁界
    発生部は夫々上記回転ドラムの回転方向に離隔して配設
    されると共に、夫々に対する異なる周波数の交流信号の
    印加時に、各磁界発生部の各コイルから発生される夫々
    の周波数の交流磁界が各コイルの対向部において互いに
    反発するようにされ、上記軸線方向の交流磁界の強さが
    急峻に変化するように構成された交流磁界発生装置及び
    上記固定ヘッドが受信する複数の周波数の交流磁界の信
    号を周波数ごとに分離する分離装置を備え、上記分離装
    置によって分離された複数の信号の振幅が夫々所定値と
    なるように上記交流磁界発生装置を制御するようにした
    ことを特徴とする磁気記録再生装置。
  7. 【請求項7】分離装置によって分離された複数の信号
    を、交流磁界発生装置を構成する2組の磁界発生部の入
    力回路に夫々供給し、上記各磁界発生部のゲインを制御
    することにより上記分離された複数の信号の振幅を夫々
    所定値となるようにしたことを特徴とする特許請求の範
    囲第6項記載の磁気記録再生装置。
  8. 【請求項8】回転ドラムに可動ヘツドと固定ヘッドとを
    収容すると共に、上記可動ヘッドを上記回転ドラムの軸
    方向に移動し得るようにしたヘツド駆動装置を有する磁
    気記録再生装置において、上記回転ドラムの外周面に対
    応して配設された第1及び第2の磁芯と、上記各磁芯の
    軸線方向に対向するよう上記各磁芯に夫々挿着された一
    対のコイルとを有する2組の磁界発生部を有し、各磁界
    発生部は夫々上記回転ドラムの回転方向に離隔して配設
    されると共に、夫々に対する異なる周波数の交流信号の
    印加時に、各磁界発生部の各コイルから発生される夫々
    の周波数の交流磁界が各コイルの対向部において互いに
    反発するようにされ、上記軸線方向の交流磁界の強さが
    急峻に変化するように構成された交流磁界発生装置及び
    上記固定ヘッドが受信する複数の周波数の交流磁界の信
    号を周波数ごとに分離する分離装置及びこの分離装置に
    よって分離された複数の信号を比較する比較装置を備
    え、上記比較装置の出力によつて交流磁界発生装置の一
    方の磁界発生部の入力ゲインを制御するようにしたこと
    を特徴とする磁気記録再生装置。
  9. 【請求項9】回転ドラムに可動ヘツドと固定ヘッドとを
    収容すると共に、上記可動ヘッドを上記回転ドラムの軸
    方向に移動し得るようにしたヘツド駆動装置を有する磁
    気記録再生装置において、上記回転ドラムの外周面に対
    応して配設された磁芯と、この磁芯の軸線方向に対向す
    るよう上記磁芯に挿着された一対のコイルとを有し、上
    記一対のコイルの中間点を上記固定ヘッドの位置に配設
    すると共に、通電時に上記各コイルから発生される交流
    磁界が各コイルの対向部において互いに反発するように
    され、上記軸線方向の交流磁界の強さが急峻に変化する
    ように構成された交流磁界発生装置及び上記可動ヘツド
    による上記交流磁界の受信信号を同期検波する同期検波
    回路を備え、上記同期検波回路の出力信号の振幅と位相
    に基づいて上記可動ヘツドの変位量及び変位方向を検出
    し、上記ヘッド駆動装置を制御するようにしたことを特
    徴とする磁気記録再生装置。
  10. 【請求項10】交流磁界発生装置には、磁気シールドが
    設けられていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    〜第9項のいずれかに記載の磁気記録再生装置。
JP2077575A 1990-03-27 1990-03-27 磁気記録再生装置 Expired - Lifetime JP2595752B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2077575A JP2595752B2 (ja) 1990-03-27 1990-03-27 磁気記録再生装置
DE4109034A DE4109034C2 (de) 1990-03-27 1991-03-15 Magnetisches Aufzeichnungs/Wiedergabe-System
US07/672,876 US5343342A (en) 1990-03-27 1991-03-20 Magnetic recording and playback system with feedback control of a movable transducer head
GB9106453A GB2242775B (en) 1990-03-27 1991-03-26 Magnetic recording/playback system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2077575A JP2595752B2 (ja) 1990-03-27 1990-03-27 磁気記録再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03276413A JPH03276413A (ja) 1991-12-06
JP2595752B2 true JP2595752B2 (ja) 1997-04-02

Family

ID=13637799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2077575A Expired - Lifetime JP2595752B2 (ja) 1990-03-27 1990-03-27 磁気記録再生装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5343342A (ja)
JP (1) JP2595752B2 (ja)
DE (1) DE4109034C2 (ja)
GB (1) GB2242775B (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69130011T2 (de) * 1990-06-28 1999-02-04 Mitsubishi Electric Corp Vorrichtung zur Kontrolle der Lage eines beweglichen Kopfes in einem Aufnahme- und Wiedergabegerät
JP2717494B2 (ja) * 1992-07-17 1998-02-18 三菱電機株式会社 回転磁気ヘッド装置
JP3243470B2 (ja) * 1993-07-06 2002-01-07 三菱電機株式会社 磁気記録再生装置
DE69416054T2 (de) * 1993-08-13 1999-08-05 Sharp Kk Aufnahme/Wiedergabegerät und Verfahren zur Kopfhöheeinstellung in einem solchen Gerät
JPH08273247A (ja) * 1995-03-27 1996-10-18 Sony Corp 記録装置
JP2004064430A (ja) * 2002-07-29 2004-02-26 Sony Corp 光近接空間伝送装置
SG125102A1 (en) * 2004-01-21 2006-09-29 Seagate Technology Llc Head polarity detection algorithm and apparatus
RU2625763C2 (ru) * 2012-12-19 2017-07-18 Колгейт-Палмолив Компани Продукты для ухода за полостью рта, содержащие комплекс четырехосновный цинк-аминокислота-галогенид

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU539426B2 (en) * 1979-03-15 1984-09-27 Sony Corporation Automatic head height control apparatus
JPS5680823A (en) * 1979-12-06 1981-07-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd Rotary head type magnetic picture recorder/reproducer
JPS56153529A (en) * 1980-04-23 1981-11-27 Victor Co Of Japan Ltd Detector for height of head in magnetic recorder and reproducer
JPS601619A (ja) * 1983-06-20 1985-01-07 Victor Co Of Japan Ltd 記録再生装置
JPS60180321U (ja) * 1984-05-02 1985-11-30 パイオニア株式会社 回転ヘツド型記録再生装置
DE3722927A1 (de) * 1986-07-16 1988-01-21 Mitsubishi Electric Corp Kopftrommelanordnung
JPH0682451B2 (ja) * 1987-08-06 1994-10-19 三菱電機株式会社 回転磁気ヘツドアツセンブリ
US5166848A (en) * 1990-10-03 1992-11-24 Ampex Systems Corporation Automatic scan tracking mechanism

Also Published As

Publication number Publication date
DE4109034C2 (de) 1998-03-12
DE4109034A1 (de) 1991-10-10
GB2242775B (en) 1994-06-15
JPH03276413A (ja) 1991-12-06
US5343342A (en) 1994-08-30
GB9106453D0 (en) 1991-05-15
GB2242775A (en) 1991-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0463883B1 (en) Movable head position controlling device for magnetic recording and reproducing apparatuses
US5384676A (en) Magnetic head position controller in a magnetic recording and reproducing apparatus
US5189572A (en) Magnetic control of a transducer signal transfer zone to effect tracking of a path along a record medium
JP2595752B2 (ja) 磁気記録再生装置
EP0372481A2 (en) Magnetic recording and reproducing apparatus
US4970611A (en) Variable tape speed head-carrier drum control apparatus
KR930003248B1 (ko) 자기기록 재생장치의 트래킹 장치
JP2656389B2 (ja) 磁気記録再生装置における可動ヘッドの位置制御装置
JP2721456B2 (ja) 回転ドラム装置およびその装置における交流磁界発生装置の取付方法
GB1461848A (en) Record pickup velocity correction
JPH06223348A (ja) 磁気記録再生装置
JPH087854B2 (ja) 磁気記録再生装置
EP0265487A1 (en) Magnetically controlled scanning magnetic head tracking control system
EP0477988B1 (en) Rotary head for use in a magnetic recording and reproducing apparatus
JP2528966B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPS63187474A (ja) デイスク装置のキヤリツジ駆動装置
JP2529701B2 (ja) 回転ドラム制御装置
JPH04368607A (ja) 磁気記録再生装置
JPH0573869A (ja) 回転ドラム装置
JPH04276309A (ja) 磁気ヘッド駆動装置
JPH0636245B2 (ja) 回転ドラム制御装置
JPH0512640A (ja) 磁気記録再生装置
JPH04222915A (ja) 磁気記録再生装置
JPH0677296B2 (ja) 回転ドラム制御装置
JPH01296407A (ja) 磁気テープ記録再生装置