JPH057377Y2 - - Google Patents

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JPH057377Y2
JPH057377Y2 JP1983186173U JP18617383U JPH057377Y2 JP H057377 Y2 JPH057377 Y2 JP H057377Y2 JP 1983186173 U JP1983186173 U JP 1983186173U JP 18617383 U JP18617383 U JP 18617383U JP H057377 Y2 JPH057377 Y2 JP H057377Y2
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edge
side wall
board
decorative surface
fire prevention
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は表、裏面材の長手方向の側縁に沿つて
防火兼補強板を介在させ、かつ、表、裏面材と防
火兼補強板とで囲まれた空間に断熱材を一体に充
填して防火性、断熱性、強度を大幅に向上したサ
イデイングボード(以下、単にボードという)に
関する。その目的はボードを連結して壁体を形成
した際に、防火上の最弱点部である連結部の防火
性、係合力の強化、および広幅化粧面における変
形を抑制し、強度があり、釘頭が化粧面に現れな
いようにした大型パネルを得ることにある。 この種ボードにおいて、例えば化粧面を350〜
900mm、長さを3030〜7676mm位とした大型パネル
の上市が望まれていた。しかし、上記寸法のボー
ドでは釘、またはボルトを化粧面に露出させて固
定しなければ、風によつてボードが下地から剥落
したり、連結部が離脱する欠点があつた。特に、
連結部においては、表面材が1枚である構成のた
め、剛性に欠け、極めて容易に離脱する不利があ
つた。また、この種ボードは芯材が合成樹脂発泡
体単体で、かつ、裏面材が紙製であることが多い
ため、防火性に欠ける不利があつた。 本考案はこのような欠点を除去するため、ボー
ドの雄型連結部は金属製表、裏面材で防火兼補強
板をサンドイツチし、かつ、化粧面間、差込縁
間、および雌型連結部間をも防火兼補強板によつ
て裏打ちし、連結部の剛性、防火性を大幅に強化
すると共に、ボードの下地への釘等による固定を
容易に、かつ、確実にでき、その上、合成樹脂発
泡体を芯材として軽く、強力に上記発泡体形成時
の自己接着性で一体に貼着し、化粧面にペコツキ
が現れず、ボードの捩れなどの変形も抑制したボ
ードを提案するものである。 以下に、図面を用いて本考案に係るボードの一
実施例について詳細に説明する。第1図は上記ボ
ードの代表的な一例を示す斜視図であり、は表
面材、15は裏面材、22,23,24は防火兼
補強板、25は断熱材、26は雄型連結部で、表
面材と裏面材15間に断熱材25をサンドイツ
チし、その長手方向の両側縁部分、および化粧面
板間に防火兼補強板22,23,24を配設し、
かつ、断熱材25の発泡体形成時の自己接着性に
よつてこれら構成材を一体に形成したものであ
る。さらに説明すると、表面材、および裏面材
15は金属材、例えばカラー鋼板、ガルフアン、
ジンクロメタル、アルミニウム、ステンレス、銅
等の1種を所定形状にロール成形、プレス、射
出、または押出し成形により形成したものであ
る。すなわち、表面材は長尺状の化粧面2と、
その長手方向の両側縁を内方に屈曲した側壁3,
4とから断面を凹状に形成した主体5と、側壁3
の下端を外側方へ突出した差込縁6と、その先端
を内方に屈曲した舌片7とから形成した状側差込
と、他側壁4の下端を内方にコ字状に屈曲し
て設けた差込溝9とその下縁10を外側方へ延長
した延長部11とその途中に側壁と平行に、か
つ、必要により設けた突条12と延長部11の先
端を屈曲した舌片13とから形成した雌型連結部
14とから構成したものである。また、裏面材
5は化粧面16とその長手方向の一側縁を内方に
屈曲して形成した立ち上がり部17と立ち上がり
部17の上端を外側方へ突出した差込縁18とそ
の先端を屈曲した舌片19から形成した下側差込
20と化粧面16の他側縁を内方へ屈曲した舌
片21とから構成したものである。さらに、防火
兼補強板22,23,24は長尺状の不燃性板
体、準不燃性の合成樹脂発泡体の1種以上からな
るものであり、主に補強材、防火材、型材として
機能するものである。その具体的な材料としては
ロツクウール、石膏ボード、石膏スラグを主成分
とする板体、木毛セメント板、発泡コンクリート
板、パーライト板、炭酸カルシウム板、珪酸カル
シウム板、フエノール板(高密度、もしくは鉱物
繊維強化材入り)の1種、もしくは2種以上を積
層したり、これら部材に硼砂、メタ硼酸ソーダ、
珪酸ソーダの1種以上を含浸、コーテングしたも
のである。さらに説明すると、防火兼補強板22
は防火兼補強板23と相俟つてボードを施工した
際の連結部、即ち部分的に板厚が薄くなつている
部分の防火性の向上に寄与すると共に、断熱材2
5形成時のボードの両側からの漏れ防止に役立つ
ものである。また防火兼補強板23は、延長部1
1を釘により打設する際の釘のはね返りを防止
し、施工しやすくなると共に、延長部11の変形
を防止し、かつ、断熱材25の発泡組織の破壊を
阻止し、断熱性の低下を防止する機能を果たすも
のである。さらに防火兼補強板24は断熱材25
形成時に表、裏面材15を積層した際のスペ
ーサとして機能し、表、裏面材15の押圧に
よる発泡阻害を少なくすると共に、実質上断熱材
25を充填する空間を分割することにより、ボー
ドを広幅にしても断熱材25の膨脹、収縮による
表、裏面材15の変形を抑制することができ
る。前記した断熱材25は表面材、裏面材
5、および防火兼補強板22,23,24によつ
て囲まれた空間に充填し、これら構成材を一体に
接着すると共に、芯材、断熱材、軽量化材として
機能するものである。その具体例としては、例え
ばポリウレタンフオーム、ポリイソシアヌレート
フオーム、フエノールフオーム、ポリフエニレン
フオーム、ポリアミドフオームなどの1種、もし
くは2種を一体に積層したものからなるものであ
る。また、26は雄型連結部で上、下側差込縁
8,20で防火兼補強板22をサンドイツチした
部分であり、差込溝9に挿入し、壁体を形成する
のに役立つものである。ここで、本考案に係るボ
ードの各部の寸法の一例について簡単に説明する
と、表面材の化粧面2の幅をW1、上側差込縁
8の幅をW2、差込溝9の深さをd、延長部11
の幅W3、側壁3の高さをh1、差込溝9の開口高
さをh2、裏面材15の化粧面の幅をW4、下側差
込縁20の幅をW5、表、裏面材の長さをL、防
火兼補強板22の幅をW6、厚さをt1、防火兼補
強板23の幅をW7、厚さをt2、長さをL、防火
兼補強板24の幅をW8、高さをh3、断熱材25
の厚さをT、側壁3から立ち上がり部17までに
切り欠いた幅をΔWとすると、W1+W2+W3
W4+W5、T=h1+t1+t2、W2<W5、W2<W6
d+W3≦W5、W7、W8は任意幅、h2>t1+t+
t′、h3=T、ただしt,t′は表、裏面材15
の板厚、d≦W2としたものである。 次ぎに本考案に係るボードの施工例について説
明する。すなわち、第1図に示すようなボードを
第2図に示すように装着するには、まずボードの
○イを胴縁A上に敷設し、その延長部11を釘Bを
介して胴縁A上に固定する。次ぎに、ボード○ロの
雄型連結部26を差込溝9に挿入し、図示しない
が、他端の延長部11を釘Bで上記と同様に胴縁
Aに固定する。従つて、壁体を形成するには、こ
のような工程を順次くり返し行えばよいものであ
る。 以上説明したのは本考案の一実施例にすぎず、
第3図a〜e、第4図a〜c、第5図a〜c、お
よび第6図a〜cに示すように形成することもで
きる。すなわち、第3図a〜eは表面材の変形
例であり、a図は舌片7を90°に屈曲し、防火兼
補強板22のストツパ兼ガイドとし、側壁3の下
端を内方へ屈曲し、断熱材25との一体化を強化
するように形成した表面材、b図は差込縁6の途
中に長手方向に沿つて突起6aを形成し、水切り
兼補強とした表面材、c図は舌片13を内方に屈
曲し、かつ、差込溝9にコーキング材Cを挿入し
た表面材、d,e図は化粧面に1本、もしくは2
本以上のリブ2aを形成した表面材である。ま
た、第4図a〜cは裏面材15であり、a図は舌
片19を内方へ90°に屈曲し、防火兼補強板22
のストツパ兼ガイドとして機能させた裏面材、b
図は差込縁18の途中に窪部18aを形成し、水
切りと補強を強化した裏面材、c図は化粧面16
にリブ16aを形成した裏面材である。さらに、
第5図a〜c、および第6図a〜cは防火兼補強
板22の一例であり、図のように形成したもので
ある。第7図a〜dは防火兼補強板24の一例で
あり、軽量化、生産性から図のように形成するこ
ともできる。その他、防火性から、第8図に示す
ように表面材の裏面と防火兼補強板22,2
3,24および断熱材25間に発泡性無機材層D
を配設することもできる。なお、発泡性無機材層
Dの材料としては硼砂、メタ硼酸ソーダ、水ガラ
スを主成分とする物質で、かつ、高熱下で結晶水
を放出し、次第に発泡膨脹して無機質発泡層を形
成するものである。さらに、図示しないが防火兼
補強板22,23,24は上側差込縁、下側差
込縁20、化粧面2,16、延長部11と接着剤
を介して固着することもできる。また、断熱材2
5には硼酸塩、珪酸塩、繊維状物、無機質多孔粒
等の1種以上を添加し、混合させたフオームであ
り、硼酸塩としては硼砂、メタ硼酸ソーダ、珪酸
塩としては粉末水ガラス、メタ珪酸ソーダ、無機
質多孔粒としてはパーライト粒、バーミキユライ
ト、シラスバルーン等の1種以上からなるもので
ある。また、上記添加物はフオーム原料100重量
部に対し、50〜300重量部の範囲であり、JIS−A
−1321号の準不燃焼試験に合格しうるように形成
することもできる。 上述したように、本考案に係るボードによれ
ば、表、裏面材と防火兼補強板とで囲んだ空間に
原液を注入し、反応、発泡させて一体に形成した
ため、接着剤を使用しなくても強度があり、か
つ、広幅の化粧面を有するボードを得ることがで
きる特徴がある。また、ボードの熱、力関係にお
ける最弱点部に剛性のある防火兼補強板を介在さ
せ、一体に形成したため、係合力があり、かつ、
離脱もなく、しかも防火性にすぐれたボードとな
る特徴がある。さらに、芯材として軽量な合成樹
脂発泡体を用いたため、軽く、施工しやすい特徴
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るサイデイングボードの一
実施例を示す斜視図、第2図は上記ボードの施工
状態を示す説明図、第3図a〜e、第4図a〜
c、第5図a〜c、第6図a〜c、第7図a〜d
および第8図はその他の実施例を示す説明図であ
る。 ……表面材、15……裏面材、22,23,
24……防火兼補強板、25……断熱材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長尺状の化粧面と該化粧面の長手方向の両側縁
    を内方に屈曲して形成した側壁とから断面を凹状
    とした主体と上記側壁の下端を外側方へ突出した
    上側差込縁と他側壁の下端を内方に屈曲してコ字
    状の差込溝を形成し、該差込溝の下縁を外側方へ
    延長し、その途中または先端に長手方向に沿つて
    水切り用突条を設けた雌型連結部を有する表面材
    と、長尺状の化粧面の長手方向に沿つた一側縁を
    内方に屈曲して立ち上がり部を形成し、該立ち上
    がり部の先端を前記上側差込縁の幅より大きく外
    方へ突出して下側差込縁を形成した裏面材と、長
    尺板状の3つの防火兼補強板と、合成樹脂発泡体
    からなる断熱材とを備え、表面材と裏面材を対面
    させ、かつ、前記上、下側差込縁間と延長部と裏
    面材の化粧面端部間、および表、裏面材の化粧面
    間に防火兼補強板を各々、介在させると共に、
    表、裏面材と防火兼補強板とで囲まれた空間に液
    状で原料を吐出し、反応、発泡の際の自己接着性
    で一体に固着するように断熱材を充填し、また、
    前記上側差込縁側の側壁が前記立ち上がり部より
    外方へ位置して形成したことを特徴とするサイデ
    イングボード。
JP18617383U 1983-11-30 1983-11-30 サイデイングボ−ド Granted JPS6091754U (ja)

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