JPH0573348A - エミユレータ、及びシステム開発装置 - Google Patents

エミユレータ、及びシステム開発装置

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JPH0573348A
JPH0573348A JP3261158A JP26115891A JPH0573348A JP H0573348 A JPH0573348 A JP H0573348A JP 3261158 A JP3261158 A JP 3261158A JP 26115891 A JP26115891 A JP 26115891A JP H0573348 A JPH0573348 A JP H0573348A
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Japan
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microprocessor
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JP3261158A
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Atsushi Furuido
敦 古井戸
Hiroyuki Murata
浩之 村田
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、ハードウェア的に取得困難
な情報を得ることにある。 【構成】 デバッグ対象プログラムを実行するためのS
MCU11による当該プログラムの実行状態をリアルタ
イムでトレースするためのトレースメモリ部14を備え
たインサーキット・エミュレータ2において、トレース
メモリ部14に格納された情報から、ニーモニック解析
を行うための手段と、現実にはトレースメモリ部14に
よってトレースされていない情報を、ニーモニック解析
結果に基づいて演算するための手段とを設け、現実には
リアルタイムトレースされていない情報の取得を可能と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デバッグ対象プログラ
ムをエミュレーション用マイクロプロセッサで実行する
ことによって当該プログラムのデバッグを可能とするエ
ミュレータに関し、例えばインサーキット・エミュレー
タ、及びそれを含むシステム開発装置に適用して有効な
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロプロセッサ応用機器の開発にお
いて、その応用システムのデバッグやシステムの詳細な
評価を行うため、インサーキット・エミュレータが使用
されている。かかるインサーキット・エミュレータは、
ソフトウェア開発用の親計算機(ホストコンピュータ)
と、開発中の応用機器との間に接続され、その応用機器
に含まれるマイクロプロセッサ(ターゲットマイクロプ
ロセッサ)の機能を代行する一方でデバッガとしての機
能を持ち、詳細なシステムデバッグを支援する。このよ
うなインサーキット・エミュレータにおいては、応用機
器側のハードウェアおよびソフトウェアの評価を可能と
する手段としてのブレーク機能、トレース機能の他に、
ユーザプログラムのエディト機能がある。
【0003】尚、インサーキット・エミュレータについ
て記載された文献の例としては、昭和63年10月1日
に日立マイクロコンピュータエンジニアリング株式会社
より発行された「日立マイコン技報(第2巻、第2
号)」がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ト
レース機能で取得できる一般的な情報としては、ターゲ
ットマイクロコンピュータから出力されるアドレス、デ
ータ、コントロール信号の他、外部からのプローブ信号
等のように、ハードウェア的に取得できる情報がほとん
どとされ、ソフトウェア上の処理による情報は、命令コ
ードの逆アセンブル結果表示(ニーモニック表示とい
う)のみであった。それについて本発明者が検討したと
ころ、実際にソフトウェアのデバッグを行う際に重要な
情報はターゲットマイクロコンピュータの各レジスタ情
報であるにも拘らず、それらの値は直接外部に出力され
ていないために、ターゲットマイクロコンピュータのエ
ミュレーション動作を1命令単位に一時中断して読み取
る方式のシングルチップ動作でしか実現されていなかっ
た。
【0005】ところが、上記シングルステップ動作のよ
うに、エミュレーション動作中に待ち状態を作ってレジ
スタ値等の内部情報を取得する方式では、例えばモータ
の回転制御のように厳密な時間管理の下でプログラムの
管理が必要とされるようなマイクロコンピュータ応用機
器に対してそのような待ち状態においてプログラムの実
行が途切れることにより、そのプログラムによって制御
されるべきサーボモータ等の機器が制御状態を脱して暴
走する可能性のあることが、本発明者によって見いださ
れた。また、マイクロコンピュータの機能の複雑化に伴
い、ハードウェア的な情報取得を可能とするトレースメ
モリの記憶容量や、ビット数(信号本数)などが増大さ
れ、そのために、デバッグ装置のコスト上昇を余儀なく
されるのが明かとされた。
【0006】本発明の目的は、シングルステップ動作の
ようにエミュレーション動作を中断することなく、ハー
ドウェア的に取得困難な情報を得るための技術を提供す
ることにある。
【0007】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0009】すなわち、デバッグ対象プログラムを実行
するためのエミュレーション用マイクロプロセッサによ
る当該プログラムの実行状態をリアルタイムでトレース
するためのトレースメモリ部を備えるとき、このトレー
スメモリ部に格納された情報から、ニーモニック解析を
行うためのニーモニック解析手段と、現実には上記トレ
ースメモリ部によってトレースされていない情報を、上
記ニーモニック解析手段の解析結果に基づいて演算する
ための演算手段とを設けてエミュレータを形成するもの
である。このとき、上記演算手段の演算処理には、上記
エミュレーション用マイクロプロセッサによって順次実
行される命令のアドレス予測演算と、当該エミュレーシ
ョン用マイクロプロセッサに含まれる各種レジスタの値
予測演算とを含めることができる。また、各種デバッグ
機能を達成するための制御を司る制御用マイクロプロセ
ッサによって、あるいは上記エミュレータに結合された
親計算機によって実現することができる。
【0010】
【作用】上記した手段によれば、上記演算手段は、上記
ニーモニック解析手段の解析結果に基づいて、現実には
上記トレースメモリ部によってトレースされていない情
報を演算し、このことが、ハードウェア的に取得困難な
情報の取得を可能とする。
【0011】
【実施例】図2には本発明の一実施例であるインサーキ
ット・エミュレータを含むシステム開発用装置が示され
る。
【0012】図2に示されるインサーキット・エミュレ
ータ2は、親計算機10と、デバッグ対象装置としての
マイクロプロセッサ応用機器3との間に接続され、その
応用機器3に含まれるターゲットマイクロプロセッサの
機能を代行する一方でデバッガとしての機能を持ち、詳
細なシステムデバッグを支援する。親計算機10とイン
サーキット・エミュレータ2とはシリアル回線バスライ
ンによって結合され、このバスラインによって両者間で
のデータのやりとりが可能とされる。また、インサーキ
ット・エミュレータ2からはインタフェースケーブル4
が引き出され、このケーブル4の先端に設けられたプラ
グ4aが、応用機器3のターゲットマイクロプロセッサ
用ソケット5に結合されることにより、インサーキット
・エミュレータ2において所定のエミュレーション動作
が可能とされる。ここで、親計算機10とインサーキッ
ト・エミュレータ2とからシステム開発装置1が形成さ
れる。
【0013】図3には上記インサーキット・エミュレー
タ2の詳細な構成が示される。
【0014】図3に示されるようにインサーキット・エ
ミュレータ2には、マイクロプロセッサ応用機器3に含
まれるターゲットマイクロプロセッサの機能を代行して
その応用機器の動作制御すなわちエミュレーションを行
うためのスレーブマイクロプロセッサ(以下、SMCU
と記す)11と、各種デバッグ機能を達成するための制
御を司るマスタマイクロプロセッサ(以下、MMCUと
記す)16が設けられる。尚、SMCU11が本発明に
おけるエミュレーション用プロセッサに該当し、MMC
U16が本発明における制御用マイクロプロセッサに該
当する。
【0015】上記SMCU11が、応用機器3における
ターゲットマイクロプロセッサの機能を代行制御(エミ
ュレーション)するとき、SMCU11はMMCU16
の制御から切り離され、またSMCU11の制御動作状
態が予め定められている状態に到達してブレークされる
とき、当該SMCU11はMMCU16の制御を受ける
ことになる。このような制御状態の切り換えがエミュレ
ーション制御部12によって行われる。
【0016】インサーキット・エミュレータ2には、上
記エミュレーション制御部12の他に、SMCU11の
制御状態やスレーブバス21の状態を監視して、その状
態が予め設定された状態に達したときエミュレーション
動作を停止するためのブレーク制御部13、スレーブバ
ス21に与えられるデータやアドレス、制御情報、さら
にはプローブ19からの情報を逐次トレースして蓄える
リアルタイムトレース部14、応用機器3に含まれるべ
きデータメモリやプログラムを代行するための代行メモ
リ部15を有し、それらが、スレーブバス21を介して
SMCU11に、またマスタバス22を介してMMCU
16に接続されている。そして上記各ブロックの機能実
行は、インサーキット・エミュレータ2に接続された親
計算機のコンソール10によってコントロールされる。
【0017】さらにインサーキット・エミュレータ2内
には、MMCU16がコンソール10との間でデータ通
信を行うためのシリアルインタフェース回路17が設け
られ、また、SMCU11からは、インタフェース回路
18を介して上記ケーブル4が引き出される。
【0018】図1には、図3に示されるインサーキット
・エミュレータ2におけるトレースメモリ部14の詳細
な構成が示される。
【0019】図1に示されるように、スレーブバス21
は、特に制限されないが、スレーブデータバス30、ス
レーブコントロールバス31、スレーブアドレスバス3
2を含み、マスタバス22は、マスタデータバス33、
マスタアドレスバス34を含む。スレーブデータバス3
0とマスタデータバス33とは、マルチプレクサ42に
よってトレースメモリ46に選択的に結合可能とされ、
また、スレーブコントロールバス30とマスタデータバ
ス33とはマルチプレクサ43によって選択的にトレー
スメモリ47に結合可能とされる。さらに、プローブ1
9とマスタデータバス33とはマルチプレクサ44によ
って選択的にトレースメモリ48に結合可能とされる。
トレース制御部41は、上記マルチプレクサ42,4
3,44,45の選択信号S1や、上記トレースメモリ
46,47,48の選択信号S2等を生成することによ
って、トレースメモリ部14の全体の動作制御を司る。
トレースカウンタ49は、上記トレースメモリ46,4
7,48のアドレスを発生させるものであり、その出力
は後段のマルチプレクサ45を介して上記トレースメモ
リ46,47,48に伝達可能とされる。本実施例にお
いて、スレーブアドレスバス32のアドレス情報は、後
に詳述するようにMMCU16によってアドレス解析さ
れることから、当該スレーブアドレスバス32のアドレ
ス情報をリアルタイムでトレースするためのトレースメ
モリ、及びそれに対応するマルチプレクサは設けられて
いない。
【0020】トレース開始の際には、トレース制御部4
1により次のように制御される。
【0021】マルチプレクサ42によりスレーブデータ
バス30が選択され、マルチプレクサ43によりスレー
ブコントロールバス31が選択され、マルチプレクサ4
4により外部プローブ19が選択され、マルチプレクサ
45によりトレースカウンタ49の出力が選択される。
それにより、スレーブデータバス30の情報がトレース
メモリ46に書込み可能とされ、スレーブコントロール
バス31の情報がトレースメモリ47に書込み可能とさ
れ、プローブ19の情報がトレースメモリ48に書込み
可能とされる。
【0022】また、SMCU11の制御状態やスレーブ
バス21の状態が予め設定された状態に達したことが、
ブレーク制御部13に認識された場合には、当該ブレー
ク制御部13から出力されるトリガ信号がトレース制御
部41に入力されることによってセレクト信号S1,S
2の状態が反転され、それによりトレースメモリ46,
47,48からの情報読出し、及び当該トレースメモリ
46のイニシャライズが可能とされる。すなわち、マル
チプレクサ42,43,44によってマスタデータバス
33が選択され、マルチプレクサ45によりマスタアド
レスバス34が選択されることにより、マスタアドレス
バス34のアドレスに従ってトレースメモリ46乃至4
8の格納情報がマスタデータバス33に読出し可能とさ
れる。
【0023】上記のように本実施例ではスレーブアドレ
スバス32の情報がトレースメモリにリアルタイムトレ
ースされないが、既に得られたトレース情報を用いてソ
フトウェア的な解析を行うことにより、現実にはトレー
スされなかった情報の取得が可能とされる。そのような
解析は、特に制限されないが、MMCU16によって行
われる。すなわち本実施例においてMMCU16は、図
5に示されるように、各種デバッグ機能を達成するため
の制御手段51の他に、上記トレースメモリ部14に格
納された情報から、ニーモニック解析を行うためのニー
モニック解析手段54と、現実には上記トレースメモリ
部14によってトレースされていない情報を、上記ニー
モニック解析手段54の解析結果に基づいて予測演算す
るための演算手段55とが機能的に実現され、SMCU
11の各種レジスタ情報など、ハードウェア的に取得困
難な情報をソフトウェア的な解析によって取得可能とし
ている。具体的には以下のような手順により解析され
る。
【0024】図4には、トレースコマンドの処理の流れ
が示される。
【0025】トレースコマンドの受付によりトレースが
有効か否かの判断が行われ(ステップ61)、この判別
において、有効であると判断された場合には、トレース
メモリ部14のトレース情報の読出しが開始される(ス
テップ62)。トレース情報が読出されると、MMCU
16によって実現されるニーモニック解析手段54によ
りニーモニック解析が行われる。このニーモニック解析
は、基本的には命令コードの逆アセンブル処理とされ
る。そのようなニーモニック処理の結果が得られると、
さらにMMCU16によって実現される演算手段55に
より、上記ニーモニック解析結果から命令のアドレスバ
スの解析や、SMCU11の各種レジスタの値解析が行
われ(ステップ64)、それによって、上記トレースに
よって実際には取得されていない情報の取得が可能とさ
れる。例えば、SMCU11によってジャンプ命令が実
行された場合には、その命令をニーモニック解析するこ
とによってジャンプ先のアドレス把握は容易であり、そ
れにより次のサイクルで実行されるべき命令のアドレス
が解析される。また、SMCU11により、それに含ま
れるアキュムレータのインクリメント命令が実行された
場合には、次のサイクルではそのような命令実行の結果
として当該アキュムレータがインクリメントされている
ことは予測可能である。つまり、スレーブアドレスバス
32の状態を直接トレースすること無しに、次のサイク
ルでの命令アドレス、各種レジスタ値を予測演算するこ
とができる。
【0026】尚、上記アドレス演算のためには、エミュ
レーション対象プログラムのスタート時のスレーブアド
レス値すなわちプログラムカウンタ値が必要とされるた
め、トレース開始時のそれら値がレジスタ等の適宜の保
持手段によって保持され、上記アドレス演算においてそ
れが使用される。
【0027】上記のようにして取得された命令アドレス
や、各種レジスタ値は、次のサイクルでの実際のトレー
ス結果に対応して表示される(ステップ65)。そのよ
うな表示は特に制限されないが、親計算機10のCRT
ディスプレイで行われる。一命令分の表示が行われた後
にトレースメモリ46乃至48の読出しアドレスがイン
クリメントされ(ステップ66)。トレースされた全て
の情報の読出しが完了されたか否かの判別が行われ(ス
テップ67)、この判別でまだ終了された(Y)と判断
されるまで、上記ステップ62から66の処理が繰り返
される。そしてこのステップ67の判別において、トレ
ースされた全ての情報の読出しが完了されたと判断され
た場合には、また、上記ステップ61の判断においてト
レースが無効であると判断された場合には、当該トレー
スコマンド処理が終了される。
【0028】上記実施例によれば以下の作用効果が得ら
れる。
【0029】(1)デバッグ対象プログラムを実行する
ためのSMCU11による当該プログラムの実行状態を
リアルタイムでトレースするためのトレースメモリ部1
4を備えたインサーキット・エミュレータ2において、
上記トレースメモリ部14に格納された情報から、ニー
モニック解析を行うためのニーモニック解析手段54
と、現実には上記トレースメモリ部14によってトレー
スされていない情報を、上記ニーモニック解析手段54
の解析結果に基づいて演算するための演算手段55と
が、MMCU16によって機能的に実現されることによ
り、上記演算手段55によって、現実には上記トレース
メモリ部14によってトレースされていない情報、例え
ばSMCU11内の各種レジスタの値等のように、現実
にはハードウェアによる取得が困難とされるような情報
の取得が可能とされる。
【0030】(2)上記(1)の作用効果により、シン
グルステップ動作によらないで所望の情報を取得するこ
とができることから、例えばモータの回転制御のように
厳密な時間管理の下でプログラムの管理が必要とされる
ようなマイクロコンピュータ応用機器に対してそのよう
な待ち状態においてプログラムの実行が途切れることに
より、そのプログラムによって制御されるべきサーボモ
ータ等の機器が制御状態を脱して暴走する等の不都合を
生じ得ない。
【0031】(3)スレーブアドレスバス32のアドレ
ス情報は、MMCU16でのニーモニック解析、アドレ
ス解析、レジスタ値解析が行われることから、それらの
リアルタイムトレースが不要とされ、その結果、スレー
ブアドレスバス32のアドレス情報をトレースするため
のトレースメモリ、及びそれに対応するマルチプレクサ
等がが不要とされるので、インサーキット・エミュレー
タのハードウェア構成の簡略化が可能とされ、さらに製
造コストの低下が可能とされる。
【0032】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。
【0033】例えば、上記実施例では、トレースメモリ
部14に格納された情報から、ニーモニック解析を行う
ためのニーモニック解析手段54と、現実には上記トレ
ースメモリ部によってトレースされていない情報を、上
記ニーモニック解析手段54の解析結果に基づいて演算
するための演算手段55とが、MMCU16によって機
能的に実現されたものについて説明したが、そのような
ニーモニック解析手段54、演算手段55を、親計算機
10によって機能的に実現するようにしても良い。ま
た、上記ニーモニック解析54をMMCU16で実現
し、上記演算手段55を親計算機10で実現するように
しても良い。
【0034】また、上記実施例では、スレーブアドレス
バス32の入力回路を省略したものについて説明した
が、ソフトウェア的な解析が可能であれば、その他の信
号、例えば、リードライト信号等のトレースを省略する
ことができる。さらに、SMCU11のプログラムカウ
ンタの値をラッチするためのラッチ回路を設け、トレー
ス開始時のスレーブアドレスバスの情報を自動的にラッ
チしておき、上記アドレス解析において当該ラッチ回路
のラッチ情報を使用するようにしても良い。
【0035】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるインサ
ーキット・エミュレータに適用した場合について説明し
たが、本発明はそれに限定されるものではなく、テスタ
などエミュレーション機能を有するその他のデバッグ装
置に適用することができる。
【0036】本発明は、少なくともエミュレーション用
マイクロプロセッサのプログラム実行状態をリアルタイ
ムでトレースする機能を含むことを条件に適用すること
ができる。
【0037】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0038】すなわち、上記ニーモニック解析手段の解
析結果に基づいて、現実にはトレースメモリ部によって
トレースされていない情報が演算されることにより、ハ
ードウェア的に取得困難な情報の取得が可能とされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係るシステム開発装置に含まれ
るインサーキット・エミュレータの主要部構成ブロック
図である。
【図2】図2は本発明に係るシステム開発装置の全体的
な構成ブロック図である。
【図3】図3は本発明に係るシステム開発装置に含まれ
るインサーキット・エミュレータの構成ブロック図であ
る。
【図4】図4は本発明に係るシステム開発装置の処理の
流れが示されるフローチャートである。
【図5】図5は図3に示されるMMCU(マスタマイク
ロプロセッサ)の機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 システム開発装置 2 インサーキット・エミュレータ 3 応用機器 11 スレーブマイクロプロセッサ 12 エミュレーション制御部 13 ブレーク制御部 14 トレースメモリ 15 代行メモリ部 16 マスタマイクロプロセッサ 17 シリアルインタフェース 18 インタフェース 21 スレーブバス 22 マスタバス 30 スレーブデータバス 31 スレーブコントロールバス 32 スレーブアドレスバス 33 マスタデータバス 34 マスタアドレスバス 41 トレース制御部 42 マルチプレクサ 43 マルチプレクサ 44 マルチプレクサ 45 マルチプレクサ 46 トレースメモリ 47 トレースメモリ 48 トレースメモリ 49 トレースカウンタ 50 メモリデータバス 51 メモリアドレスバス 53 制御手段 54 ニーモニック解析手段 55 演算手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デバッグ対象プログラムを実行するため
    のエミュレーション用マイクロプロセッサによる当該プ
    ログラムの実行状態をリアルタイムでトレースするため
    のトレースメモリ部を備えたエミュレータにおいて、上
    記トレースメモリ部に格納された情報から、ニーモニッ
    ク解析を行うためのニーモニック解析手段と、現実には
    上記トレースメモリ部によってトレースされていない情
    報を、上記ニーモニック解析手段の解析結果に基づいて
    演算するための演算手段とを含むことを特徴とするエミ
    ュレータ。
  2. 【請求項2】 上記演算手段の演算処理には、上記エミ
    ュレーション用マイクロプロセッサによって順次実行さ
    れる命令のアドレス予測演算と、当該エミュレーション
    用マイクロプロセッサに含まれる各種レジスタの値予測
    演算とが含まれる請求項1記載のエミュレータ。
  3. 【請求項3】 各種デバッグ機能を達成するための制御
    を司る制御用マイクロプロセッサを含み、上記演算手段
    が、この制御用マイクロプロセッサによって機能的に実
    現されて成る請求項1又は2記載のエミュレータ。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載のエミュレータと、
    それに結合された親計算機とを含み、上記演算手段が当
    該親計算機によって機能的に実現されて成るシステム開
    発装置。
JP3261158A 1991-09-12 1991-09-12 エミユレータ、及びシステム開発装置 Withdrawn JPH0573348A (ja)

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Effective date: 19981203