JPH0573154B2 - - Google Patents

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JPH0573154B2
JPH0573154B2 JP61137917A JP13791786A JPH0573154B2 JP H0573154 B2 JPH0573154 B2 JP H0573154B2 JP 61137917 A JP61137917 A JP 61137917A JP 13791786 A JP13791786 A JP 13791786A JP H0573154 B2 JPH0573154 B2 JP H0573154B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
binder
diisocyanates
diisocyanate
hydrocarbon group
polyurethane resin
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP61137917A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62292874A (ja
Inventor
Shinji Yamashita
Yoshio Kobayashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Chemical Industries Ltd filed Critical Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority to JP61137917A priority Critical patent/JPS62292874A/ja
Publication of JPS62292874A publication Critical patent/JPS62292874A/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は印刷インキ用バインダーに関する。 〔従来の技術〕 従来から、印刷インキバインダーとしてウレタ
ン樹脂溶液が使用されている(たとえば特開昭52
−41694号、特公昭54−2215号、及び特開昭55−
25453号各公報)。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしこのものは印刷物の接着性および耐粘着
性が不十分である。 〔問題を解決するための手段〕 本発明者らは印刷物の接着性および耐粘着性が
すぐれ各種プラスチツクフイルムなどの非吸収性
基材に対して好適な印刷インキ用バインダーを得
ることを目的として鋭意研究を重ねた結果、本発
明に到達した。 すなわち本発明は、高分子ジオール、有機ジイ
ソシアネートおよび鎖伸長剤からのポリウレタン
樹脂(A)と、一般式
【化】 (式中、R1は有機イソシアネート残基、X1
少なくとも1つは
【式】で、X1の一部が− OR4でもよい。R2,R3はHまたはC1〜C18の炭化
水素基であり、R2,R3がともにHであることは
ない。R4はC1〜C18の炭化水素基またはエーテル
基を含む炭化水素基、mは1〜3の整数である。)
で表される印刷インキの使用温度で解離を起こさ
ない化合物(B)とが、重量比で99:1〜50:50の割
合で混合してなる混合物の溶剤溶液からなること
を特徴とする印刷インキ用バインダーである。 一般式(1)においてR1の有機イソシアネート類
残基を形成する有機イソシアネートとしては脂肪
族、脂環族、芳香脂肪族および芳香族モノ、ジ、
トリイソシアネートがあげられる。これらのイソ
シアネートとしては脂肪族イソシアネートたとえ
ば脂肪族モノイソシアネート〔ステアリルイソシ
アネートなど〕;脂肪族ジイソシアネート〔1,
6−ヘキサメチレンジイソシアネート(HDIと
略す)、2,2,4−トリメチルヘキサメチレン
ジイソシアネート、リジンジイソシアネート、エ
チレングリコーメ、プロピレングリコールなどの
低分子グリコール類と前記脂肪族ジイソシアネー
トとのプレポリマーなど〕;脂肪族トリイソシア
ネート〔リジントリイソシアネート、前記脂肪族
ジイソシアネートの三量体(HDIの三量体な
ど)、トリメチロールプロパン(TMPと略す)な
どの低分子トリオールと前記脂肪族ジイソシアネ
ートとのプレポリマーなど〕;脂環族イソシアネ
ートたとえば脂環族ジイソシアネート〔イソホロ
ンジイソシアネート(IPDIと略す)、水添化4,
4′−ジフエニルメタンジイソシアネート、メチル
シクロヘキシレンジイソシアネート、イソプロピ
リデンジシクロヘキシル−4,4′−ジイソシアネ
ート、低分子グリコール類と前記脂環族ジイソシ
アネートのプレポリマーなど〕;脂環族トリイソ
シアネート〔前記脂環族ジイソシアネートの三量
体、低分子トリオールと前記脂環族ジイソシアネ
ートのプレポリマーなど〕芳香脂肪族イソシアネ
ートたとえば芳香脂肪族ジイソシアネート〔キシ
リレンジイソシアネート、低分子グリコール類と
前記芳香脂肪族ジイソシアネートのプレポリマー
など〕;芳香脂肪族トリイソシアネート〔前記芳
香脂肪族ジイソシアネートの三量体、低分子トリ
オールと前記芳香脂肪族ジイソシアネートのプレ
ポリマーなど〕;芳香族イソシアネートたとえば
芳香族モノイソシアネート〔フエニルイソシアネ
ートなど〕;芳香族ジイソシアネート〔4,4′−
ジフエニルメタンジイソシアネート,トリレンジ
イソシアネート,低分子グリコール類と前記芳香
族ジイソシアネートのプレポリマーなど〕;芳香
族トリイソシアネート〔トリフエニルメタントリ
イソシアネート、前記芳香族ジイソシアネートの
三量体、低分子トリオールと前記芳香族ジイソシ
アネートのプレポリマーなど〕;およびこれらの
二種以上の混合物があげられる。 これらのうち好ましいものは脂肪族イソシアネ
ート、脂環族イソシアネートおよびこれらの混合
物である。 X1
【式】で示される基としては、
〔実施例〕
以下実施例、比較例および使用例により本発明
をさらに説明するが、本発明はこれに限定される
ものではない。実施例中の部は重量部である。 実施例1〜2,比較例1 下記ポリウレタン樹脂A−1、化合物B−1お
よび溶剤S−1を用い、表−1に示す配合で実施
例1、2の本発明のバインダーを得るとともに、
化合物B−1は用いない配合で比較例1のバイン
ダーを得た。
【表】 ポリウレタン樹脂A−1:ポリテトラメチレンエ
ーテルグリコール(平均分子量1800)1モ
ルとIPDI2モルとイソホロンジアミン0.9モ
ルとジエチルアミン0.2モルとからのポリ
ウレタン樹脂(分子量約25000) 化合物B−2:HDI3モルとTMP1モルとの反応
物とジブチルアミン1モルとイソプロピル
アルコール2モルとからのウレタンウレア
化合物。 溶剤S−2:トルエンとメチルエチルケトンとイ
ソプロピルアルコール1:1:1(重量比)
の混合溶剤。 実施例1〜2および比較例1のバインダーを用
いて、次の処方にて印刷インキを調整した。 バインダー 100部 顔料(酸化チタン) 50 メチルエチルケトン 15部 トルエン 15部 イソプロピルアルコール 20部 合 計 200部 上記の原料を内容積500mlのボールミルに入れ
て、18時間混練し印刷インキを得た。 これらの印刷インキを使用し、バーコーターに
て処理ポリプロピレンフイルム(OPPと略す)、
ポリエステルフイルム(PETと略す)及びナイ
ロンフイルム(NYと略す)に印刷をほどこし印
刷物を得た。 得られた印刷物について、次の様な試験を行な
い表−2の結果を得た。 (i) 接着性 印刷面にニチバンセロテープ(12mm巾)を貼
り、このセロテープの一端を印刷面に対して直角
方向に急速に引きはがした時の印刷面の状態を観
察した。 (ii) 耐粘着性 印刷面と非印刷面を重ね合せ、温度40℃、湿度
60%RHの中で、1.0Kg/cm3の荷重をかけ24時間
後、それをはがして表面状態を観察した。 (iii) 耐油性 25℃の菜種油に印刷物を24時間浸漬した後の表
面状態を観察した。 (iv) 耐熱性 印刷面とアルミ箔とを合せ、ヒートシーラーに
て、80℃で1Kg/cm3×1秒ヒートシールし、それ
をはがして、表面状態を観察した。 各試験結果の判定は、 ◎極めて良好、○良好、△やや不良、×不良で
ある。
【表】
〔発明の効果〕
本発明のバインダーは、印刷物の接着性および
耐粘着性等のきわめてすぐれた各種のプラスチツ
クフイルム等の非吸収性基材に対する印刷インキ
を与える。 上記効果を奏することから 本発明のバインダーは、特に特殊グラビアイン
キ用バインダー(ポリエステルフイルム、ナイロ
ンフイルム、ポリプロピレンフイルム用など)と
して好適である。 また本発明のバインダーは接着性および耐粘着
性等の性能がすぐれているということから、印刷
インキのバインダーとしてだけでなく塗料のバイ
ンダーとして或いは、織物,不織布等のコーテイ
ング材としても使用することができ、極めて有用
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 高分子ジオール、有機ジイソシアネートおよ
    び鎖伸長剤からのポリウレタン樹脂(A)と、一般式 【化】 (式中、R1は有機イソシアネート残基、X1
    少なくとも1つは【式】で、X1の一部が− OR4でもよい。R2,R3はHまたはC1〜C18の炭化
    水素基であり、R2,R3がともにHであることは
    ない。R4はC1〜C18の炭化水素基またはエーテル
    基を含む炭化水素基、mは1〜3の整数である。)
    で表される印刷インキの使用温度で解離を起こさ
    ない化合物(B)とが、重量比で99:1〜50:50の割
    合で混合してなる混合物の溶剤溶液からなること
    を特徴とする印刷インキ用バインダー。 2 R1が脂肪族イソシアネート残基または脂環
    族イソシアネート残基である特許請求の範囲第1
    項記載のバインダー。
JP61137917A 1986-06-12 1986-06-12 印刷インキ用バインダ− Granted JPS62292874A (ja)

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JPS62292874A JPS62292874A (ja) 1987-12-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
PL1954769T3 (pl) * 2005-11-02 2013-03-29 Sun Chemical Corp Farby do drukowania fleksograficznego i grawiurowego dla nietkanych podłoży

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS504036A (ja) * 1973-05-22 1975-01-16
JPS5744707A (en) * 1980-09-01 1982-03-13 Hitachi Ltd Arrangement for damping vibration of rotor in axial-flow rotary machine
JPS5832654A (ja) * 1981-08-19 1983-02-25 Toyobo Co Ltd ポリウレタン組成物

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JPS504036A (ja) * 1973-05-22 1975-01-16
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