JPH0573126B2 - - Google Patents

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JPH0573126B2
JPH0573126B2 JP15003286A JP15003286A JPH0573126B2 JP H0573126 B2 JPH0573126 B2 JP H0573126B2 JP 15003286 A JP15003286 A JP 15003286A JP 15003286 A JP15003286 A JP 15003286A JP H0573126 B2 JPH0573126 B2 JP H0573126B2
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JP
Japan
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epoxy resin
guanamine
ctu
equivalent
type phenol
Prior art date
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JP15003286A
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English (en)
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JPS636019A (ja
Inventor
Tetsuo Hinoma
Makoto Iwatsuki
Masako Kirifuchi
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Ajinomoto Co Inc
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
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Publication date
Application filed by Ajinomoto Co Inc filed Critical Ajinomoto Co Inc
Priority to JP15003286A priority Critical patent/JPS636019A/ja
Publication of JPS636019A publication Critical patent/JPS636019A/ja
Publication of JPH0573126B2 publication Critical patent/JPH0573126B2/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は各種接着剤、粉体塗料、電気絶縁材
料、積層板等の用途に用いられるエポキシ樹脂組
成物の製造方法に関し、その目的は、均一で良好
な硬化特性を有するエポキシ樹脂組成物を製造で
きるようにしたものである。
(従来の技術) 従来3−9−ビス〔2−(3,5ジアミノ−2,
4,6−トリアザフエニル)エチル〕2,4,
8,10−テトロキサスピロ〔5,5〕ウンデカン
(以下CTU−グアナミンと略記する。)は、エポ
キシ樹脂硬化剤として使用した際、トリアジン環
の間に存在する比較的長い鎖により架橋反応で発
生するひずみが小さく、かつトリアジン環の間の
テトラオキサスピロ環にもとずく剛直性によつ
て、高い硬さと秀れた可撓性を伴せ持つ硬化物を
生成し、しかもこの硬化物は耐水性、耐候性など
の抵抗性にすぐれ、殊に低温時に於いても可撓性
ならびに抵抗性を発揮すると云う特徴を有してい
る事が知られている。
(発明が解決しようとする問題点) CTU・グアナミンをエポキシ樹脂とともに使
用した場合、エポキシ樹脂との相溶性が悪い事、
CTU・グアナミンが1分子中に1.5分子の結晶水
を持つている事、CTU・グアナミンの融点が277
℃と高い事などから、硬化時に均一に硬化せず、
濁りを生じたり、CTU・グアナミン自体が持つ
ている結晶水が130°〜140°付近で、はずれ、その
結晶水が蒸気として発生して来るため、気泡を生
じたり、又硬化温度として180〜200℃の高温条件
が必要だつたりする等の欠点を有していた。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、これらの欠点を解決し良好な硬化特
性を有するエポキシ樹脂組成物を提供するもので
ある。
すなわち本発明は、エポキシ樹脂に、ノボラツ
ク型フエノールホルムアルデヒド樹脂1.0当量に
対して0.01〜1.0当量の割合でCUT・グアナミン
をあらかじめ加熱溶解させ、冷却固化した透明樹
脂状物を粉細しエポキシ樹脂に配合する事を特徴
とするエポキシ樹脂組成物の製造方法に係わる。
本発明では、上記加熱溶解物を硬化剤として使
用し、エポキシ樹脂に該硬化剤を配合すると、硬
化温度は180℃以下でよく、通常150℃付近で硬化
できしかも気泡の混入のない硬化物を得ることが
できる。
本発明に於いては、広く各種のエポキシ樹脂を
用いる事が出来るが、通常、1分子中当り2個以
上のエポキシ基を有するポリエポキサイドであれ
ば良く、特に制限はないが、例えばビスフエノー
ルAのジグリシジルエーテル型エポキシ樹脂、ブ
タジエンエポキサイド、4,4−ジ(1,2エポ
キシエチル)ジフエニルエーテル、4,4′−ジ
(エポキシエチル)ビフエニル、レゾルジンのジ
グリシジルエーテル、フロログリシンのジグリシ
ジルエーテル、p−アミノフエノールのトリグリ
シジルエーテル、m−アミノフエノールのトリグ
リシジルエーテル、テトラグリシジル−ビス−
(アミノフエニル)メタン、1,3,5−トリ
(1,2エポキシエチル)ベンゼン、2,2,4,
4−テトラグリシドキシベンゾフエノン、テトラ
グリシドキシテトラフエニルエタン、ノボラツク
型フエノールホルムアルデヒド樹脂のポリグリシ
ジルエーテル、トリメチロールプロパンのトリグ
リシジルエーテル、グリセンのトリグリシジルエ
ーテル、ハロゲン化ビスフエノールAのジグリシ
ジルエーテル型エポキシ樹脂、ハロゲン型フエノ
ールホルムアルデヒド樹脂のポリグリシジルエー
テル、トリグリシジルイソシアヌレート、ビニル
シクロヘキセンジオキサイド、3,4−エポキシ
シクロヘキシルメチル3,4エポキシシクロヘキ
サンカルボキシレート等の脂環式エポキシ樹脂、
ヒダントインエポキシ樹脂等がある。
又、本発明において、高分子型ビスフエノール
Aジグリシジルエーテル型エポキシ樹脂が高粘度
のため使用できない様な場合、反応型変性剤とし
てビスフエノールA、ビスフエノールS、ブロム
化ビスフエノールA、ブロム化ビスフエノールS
等を用い、エポキシ樹脂として低分子型ビスフエ
ノールAジグリシジルエーテル型エポキシ樹脂を
使用することにより、低粘度変化をはかることも
可能である。
CTU・グアナミンを加熱溶解するノボラツク
型フエノールホルムアルデヒド樹脂は、フエノー
ル、クレゾール、キシレノール、エチルフエノー
ル、ブチルフエノール、p−フエニルフエノー
ル、ノニルフエノール、ビスフエノールA、レゾ
ルシノール等のフエノール類と、ホルムアルデヒ
ド、パラホルムアルデヒド等のアルデヒド類と
を、フエノール類1.0モルに対しアルデヒド類0.4
〜0.95モルを使つて常法によつて合成したもので
ある。
ノボラツク型フエノールホルムアルデヒド樹脂
とCTU・グアナミンとの混合割合は、ノボラツ
ク型フエノールホルムアルデヒド樹脂1.0当量に
対し、ベンゾグアナミン0.01〜1.0当量の範囲で
ある。ベンゾグアナミンの量が0.01当量以下だと
硬化特性が悪くなり、1.0当量以上だと、CTU・
グアナミンがノボラツク型フエノールホルムアル
デヒド樹脂にて完全には加熱溶解しなくなる。
ベンゾグアナミンをノボラツク型フエノールホ
ルムアルヒデヒド樹脂に加熱溶解させる温度は、
140〜180℃が好ましく、これより低い温度では
CTUグアナミンの結晶水がはづれない。又、高
すぎると、ノボラツク型フエノールホルムアルデ
ヒド樹脂が加熱分解してしまうので好ましくな
い。なお、CTUグアナミンとノボラツク型フエ
ノールホルムアルデヒド樹脂とを予め混合せず
に、CTUグアナミンとノボラツク型フエノール
ホルムアルデヒド樹脂とエポキシ樹脂とを同時に
加熱混合しようとすると、CTUグアナミンが溶
解する前に硬化してしまい、エポキシ樹脂組成物
の製造は不可能となる。
エポキシ樹脂とCTUグアナミン−ノボラツク
型フエノールホルムアルデヒド樹脂混合硬化剤と
の配合割合は、1エポキシ当量のエポキシ樹脂に
対し、CTUグアナミンとノボラツク型フエノー
ルホルムアルデヒド樹脂とが合計で0.6から1.2当
量となる混合硬化剤量が望ましく、この範囲外で
あると硬化物の特性に悪影響を及ぼす。好ましく
は0.9から1.0当量の範囲である。
さらに、本発明では、上記エポキシ樹脂、硬化
剤の他に、必要に応じて、硬化促進剤、可とう性
付与剤、低粘度化希釈剤、難燃剤、充填剤、顔料
等を添加してもよい。
以下、本発明について実施例をもつて詳細に説
明する。但し、本発明は以下の実施例に限定され
るものではない。
(発明の効果) 本発明のCTUグアナミンをノボラツク型フエ
ノールホルムアルデヒド樹脂に加熱溶解させた硬
化剤は、CTUグアナミンの結晶水が除去されて
いるので、CTUグアナミンをそのまま使用する
場合の硬化温度180〜200℃に比べ低温の180℃以
下の硬化温度でエポキシ樹脂を硬化させることが
できる。しかも得られた硬化剤は気泡が混合せ
ず、硬く、可撓性のよい硬化物が得られる。
(実施例 1) 群栄化学工業社製ノボラツク型フエノールホル
ムアルデヒド樹脂、商品名レジトツプPSK−
4261(軟化点83℃、水酸基当量106g/eq)100g
を160℃にて、加熱溶解した。この加熱されたレ
ジトツプPSK−4261を攪拌モーターを用いて攪
拌しておき、CTU・グアナミン42.8gを徐々に
添加した。この時の配合割合は当量比でレジトツ
プPSK−4261 1.0に対しCTU・グアナミン0.84で
ある。温度を160℃に保持しながら1時間攪拌し、
CTU・グアナミンがレジトツプPSK−4261に完
全に溶解した混合物(以下混合硬化剤Aと略す。)
を作成した。
油化シエル社製ビスフエノールA型エポキシ樹
脂、商品名エピユート828(エポキシ当量190g/
eq)100gと上記混合硬化剤A43.4g(上記エポ
キシ樹脂の量に対し、硬化剤は当量比1対1)と
を120℃で、5分間均一に攪拌混合した。この混
合物に濁りは見られなかつた。この混合物を直ち
に150℃でゲルタイムを測定した所、ゲルタイム
は4分6秒であつた。又、この混合物を150℃1
時間の条件で硬化した硬化物には、濁り、気泡は
認められなかつた。
なお、ゲルタイムは、JIS−C−2104に準拠し
た。
(実施例 2) 油化シエル社製エポキシ樹脂、商品名エピコー
ト1001(エポキシ当量475g/eq)100gと実施例
1で作成した混合硬化剤A、17.4g(エポキシ樹
脂の量に対し、硬化剤の量は当量比1対1)とを
120℃で5分間均一に攪拌した。この混合物には、
濁りは見られなかつた。直ちに150℃でのゲルタ
イムを測定した所3分38秒であつた。又この混合
物を150℃、1時間の条件で硬化した硬化物には、
濁り気泡は見られなかつた。
(実施例 3) 東都化成社製クレゾールノボラツク型エポキシ
樹脂、商品名エポトートYDCN702(エポキシ当
量222−2g/eq)100gと実施例1で作成した混
合硬化剤A37.1g(エポキシ樹脂の量に対し、硬
化剤の量は当量比で1対1)とを120℃、5分間
均一に混合攪拌した。この混合物には、濁りは、
認められなかつた。この混合物を直ちに、150℃
でのゲルタイムを測定した所、2分41秒であつ
た。又、この混合物を150℃で、1時間で、硬化
した硬化物には、濁り、気泡は見られなかつた。
(比較例 1) 油化シエル社製エピコート828、100gと
CTU・グアナミン28.5g(エポキシ樹脂の量に
対し、硬化剤の量は、当量比1対1)とを120℃
で4時間攪拌したがCTU・グアナミンはエピコ
ート828に溶解せず白濁していた。このものを直
ちに150℃でのゲルタイムを測定したが、6時間
でもゲル化しなかつた。
(比較例 2) 油化シエル社製エピコート828、100gとレジト
ツプPSK−4261 30.4g及び、CTU・グアナミン
13.0g(エポキシ樹脂に対し、硬化剤の量は当量
比で1対1)とを120℃、4時間混合攪拌したが、
CTU・グアナミンは、エポキシ樹脂に溶解せず、
黄白濁していた。このものを直ちに150℃でのゲ
ルタイムを測定した所、7分46秒で、実施例1〜
3に比べ長かつた。又、150℃、1時間の条件で
硬化した、硬化物は、白濁しており、しかも気泡
も生じていた。
以上の実施例、比較例より、本発明により製造
されるエポキシ樹脂組成物は均一で気泡を生ずる
事なく、しかも良好な硬化特性を有していた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ノボラツク型フエノールホルムアルデヒド樹
    脂1.0当量に対し、式(1)なる構造を有する3−9
    −ビス〔2−(3,5ジアミノ−2,4,6−ト
    リアザフエニル)エチル〕2,4,8,10−テト
    ロキサスピロ〔5,5〕ウンデカンを0.01〜1.0
    当量の割合で、あらかじめ加熱溶解させ、冷却固
    化した透明樹脂状物を粉細し、エポキシ樹脂に配
    合する事を特徴とするエポキシ樹脂組成物の製造
    方法。 【化】
JP15003286A 1986-06-26 1986-06-26 エポキシ樹脂組成物の製造方法 Granted JPS636019A (ja)

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JPH04300974A (ja) * 1991-03-28 1992-10-23 Somar Corp エポキシ樹脂粉体塗料
DE69331540T2 (de) * 1992-12-01 2002-07-11 Nippon Telegraph & Telephone Vorrichtung mit mehrstrahlantenne
JP4690714B2 (ja) * 2004-12-09 2011-06-01 積水化学工業株式会社 エポキシ系硬化性組成物及び電子部品の実装構造

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