JPH0572810A - 2成分シアン色現像剤用トナー及び2成分シアン色現像剤 - Google Patents

2成分シアン色現像剤用トナー及び2成分シアン色現像剤

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JPH0572810A
JPH0572810A JP3084008A JP8400891A JPH0572810A JP H0572810 A JPH0572810 A JP H0572810A JP 3084008 A JP3084008 A JP 3084008A JP 8400891 A JP8400891 A JP 8400891A JP H0572810 A JPH0572810 A JP H0572810A
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JP
Japan
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pigment
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toner
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green
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JP3084008A
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English (en)
Inventor
Seiji Koma
省二 駒
Akiyoshi Hasegawa
明美 長谷川
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DIC Corp
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 C.I.Pigment Blue 15
100重量部に対してC.I.Pigment Gre
en 7を1〜12重量部で用いた着色剤を含有す2成
分シアン色現像剤用トナー及び2成分シアン色現像剤。 【効果】 鮮明なシアン色の画像が得られ、、黄色現像
剤、マゼンタ色現像剤との組合せによって鮮明な緑色、
青色、及び黒色の画像を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真、静電記録、
静電印刷などにおける静電荷像を現像するための2成分
シアン色現像剤用トナー及び2成分シアン色現像剤に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】カラートナーとキャリアによって構成さ
れるシアン色、マゼンタ色、黄色等の2成分現像剤を順
次現像し、これを紙等に転写、定着させカラー画像を形
成するカラートナーにおいては、一般に天然色に近い画
像を形成するために単色カラートナー自身が鮮明な色を
有していることが重要であった。
【0003】従来より、このようなトナー自身が鮮明な
色を有するカラートナーに関し多くの技術が開示されて
おり、シアン色トナーに関しては、例えば米国特許第
3,345,293号公報には着色剤としてC.I.P
igment Blue 15に代表される銅フタロシ
アニンを使用する技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術のシアン色トナーは、赤味の強い青色を呈すとともに
緑域にかなり吸収を示し、理想の分光反射特性からのず
れが大きい為、黄色トナーとの重ね合わせで再現される
緑系の色は色分解が正しく行われたとしてもシアン色の
強い緑色となり、また、マゼンタ色トナーとの重ね合わ
せで再現される青系の色はシアン色の強くなるものであ
った。そのため、フルカラー用途における充分な色再現
性が得られないものであった。
【0005】本発明が解決しようとする課題は、シアン
色現像剤として充分な色相を呈し、黄色現像剤との重ね
合わせで鮮明な緑色を、マゼンタ色現像剤との重ね合わ
せで鮮明な青色を、そして黄色及びマゼンタ色現像剤と
の重ね合わせで鮮明な黒色を呈することができる色再現
性に優れた2成分シアン色現像剤用トナー及び2成分シ
アン色現像剤を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は鋭意研究を
重ねた結果、2成分シアン色現像剤用トナー或いは2成
分シアン色現像剤において、C.I.Pigment
Blue 15にC.I.Pigment Green
7及び/又はC.I.Pigment Green
36を特定の割合で含んで成る着色剤を使用することに
より上記課題を解決することを見いだし、本発明を完成
するに至った。
【0007】即ち、本発明は、C.I.Pigment
Blue 15 100重量部に対して、C.I.P
igment Green 7及び/又はC.I.Pi
gment Green 36を0.5〜20重量部の
割合で用いた着色剤を含有することを特徴とする2成分
シアン色現像剤用トナー、及び、C.I.Pigmen
t Blue 15 100重量部に対してC.I.P
igment Green 7及び/又はC.I.Pi
gment Green36を0.5〜20重量部の割
合で用いた着色剤を含有するトナーとキヤリアとを必須
成分とすることを特徴とする2成分シアン色現像剤、に
関するものである。
【0008】本発明で用いられる、C.I.Pigme
nt Blue 15に属する顔料としては、C.I.
Pigment Blue 15、C.I.Pigme
ntBlue 15:1、C.I.Pigment B
lue 15:2、C.I.Pigment Blue
15:3、C.I.Pigment Blue15:
4、C.I.Pigment Blue 15:6等が
挙げられるが、フルカラー用途における色再現性に優れ
る点から、C.I.PigmentBlue 15:
1、C.I.Pigment Blue 15:3、
C.I.Pigment Blue 15:4が特に好
ましい。
【0009】本発明でC.I.Pigment Blu
e 15と併用する顔料としてはC.I.Pigmen
t Green 7、C.I.Pigment Gre
en36が挙げられる。
【0010】本発明で使用する着色剤はC.I.Pig
ment Blue 15 100重量部に対してC.
I.Pigment Green 7及び/又はC.
I.Pigment Green 36を0.5〜20
重量部の割合で使用でき、帯電安定性及び色相の面から
C.I.Pigment Blue 15 100重量
部に対してC.I.Pigment Green 7及
び/又はC.I.Pigment Green 36を
1〜12重量部で使用することが特に好ましい。
【0011】本発明で使用する2成分現像剤用トナー
は、通常使用されているものと同様に、着色剤、結着樹
脂、その他添加剤等から成るものである。本発明で使用
する着色剤のトナー中に占める使用量は特に限定されな
いが、結着樹脂成分100重量部に対し0.5〜25重
量部の割合で使用することが好ましく、着色剤自身の有
する帯電性能を一層顕著ならしめる点から結着樹脂10
0重量部に対し2〜15重量部であることが更に好まし
い。
【0012】本発明で用いられる結着樹脂としては、熱
又は圧力の適用下で接着性を示す天然樹脂、合成樹脂、
天然ゴム、合成ゴム、合成ワックス等がいずれも使用で
きる。
【0013】本発明において有用な天然樹脂はバルサム
樹脂、ロジン、シエラック、コーバル等であり、これら
の樹脂は後述するビニル樹脂、アクリル樹脂、アルキド
樹脂、フェノール樹脂等から選ばれる一種又はそれ以上
の樹脂で変性されていてもよい。
【0014】また、本発明において有用な合成樹脂及び
合成ワックスとしては、ポリ塩化ビニル、ポリアセター
ル樹脂、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリスチレ
ン、ポリアクリロニトリル、ポリプロピレン、ポリエチ
レン、ふっ素樹脂、ポリウレタン、エポキシ樹脂、シリ
コーン樹脂、ポリエステル、メラミン樹脂、ユリア樹
脂、フェノール樹脂、メタクリル樹脂、アクリル樹脂、
アルキド樹脂、ビニル樹脂、又はこれらの樹脂の各モノ
マー成分からできる共重合体、脂肪族又は脂環式炭化水
素樹脂、芳香族系石油樹脂、塩素化パラフィン、パラフ
ィンワックス等の公知の樹脂が挙げられる。
【0015】また、天然又は合成ゴム物質としては、天
然ゴム、塩素化ゴム、環化ゴム、ポリイソブチレンゴ
ム、エチレン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレン
−ジエンゴム、ポリブタジエンゴム、ブチルゴム、スチ
レン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエン
ゴム、クロロプレンゴム、シリコンゴム、フッ素ゴム、
クロロヒドリンゴム等が挙げられる。
【0016】本発明で使用し得る結着樹脂はこれらに限
定されるものではなく、結着樹脂成分の二種以上が適宜
混合されて用いられてもよい。なお、これらのうちでも
スチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂及びエポキシ系樹
脂がその透明性及びトナーの色相面から有利に使用でき
る。
【0017】また、本発明の2成分シアン色現像剤は、
負帯電型現像用普通紙複写用途において好適な帯電量、
通常、−5〜−20μC/gを容易に得られるという利
点を有するものである。特に結着樹脂成分として上記の
スチレン系樹脂、ポリエステル樹脂及びエポキシ樹脂を
使用した場合には、そあの効果が一層顕著なものとな
る。
【0018】本発明のトナーは上記各成分のほかに必要
に応じてトナーの熱特性、電気特性、物理特性等を調整
する目的で各種の可塑剤、抵抗調整剤及び電荷制御剤を
更に添加してもよい。
【0019】可塑剤としては、例えば、フタル酸ジブチ
ル、フタル酸ジオクチル等が、抵抗調整剤としては酸化
スズ、酸化鉛、酸化アンチモン等が、荷電制御剤として
は四級アンモニウム塩、ピリジニウム塩、含金属染料等
が夫々挙げられる。
【0020】更に、本発明においてはトナー粒子の製造
後、これにTiO2、Al23、SiO2等の微粉末を添
加してトナーの流動性改良を図ったり、ステアリン酸亜
鉛、フタル酸等を添加して感光体の劣化防止を図っても
良い。
【0021】本発明のトナーは、特定の製造方法に依ら
ず極めて一般的な製造方法によって得ることができる。
例えば、上記の各成分を押し出し機、2本ロール、3本
ロール又は加熱ニーダー等の混練手段により混合し、冷
却後、ジェットミル等の粉砕機で攪拌し、風力分級機に
より分級して本発明の目的とするトナーが得られる。
尚、本発明のトナーの粒子径は5〜15μmが好まし
い。
【0022】本発明で用いるキャリアとしては、例え
ば、鉄粉、ニッケル粉、フェライト粉、ガラスビーズ、
或いはこれらを芯材とし表面にスチレン−アクリル酸エ
ステル共重合体、スチレン−メタクリル酸エステル共重
合体、アクリル酸エステル重合体、メタクリル酸エステ
ル重合体、シリコーン樹脂、ポリアミド樹脂、アイオノ
マー樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂等又はこれ
らの樹脂の混合物をコーティングしたものが使用でき、
その粒径は50〜300μmの範囲にあるものが好まし
い。
【0023】本発明の2成分シアン色現像剤は、これら
のキヤリア粒子と前述のトナー粒子を水平円筒形、V形
等の容器回転型混合機で摩擦混合することによって得ら
れる。
【0024】また、キャリアとトナーとの混合比は適切
な画像濃度を得るために通常、キャリア100重量部に
対してトナー2〜10重量部の範囲で使用できるが、好
ましくはトナー3〜6重量部の範囲である。
【0025】
【実施例】以下に実施例、比較例および試験例を挙げ、
本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれにより限
定されるものではない。尚、例中の部及び%は重量基準
である。 実施例1 スチレン−アクリル酸共重合体(ハイマーSBM10
0、三洋化成工業株式会社製)100部、 C.I.Pigment Blue 15:3(Fas
togen BlueTGR、大日本インキ化学工業株
式会社製)5部及び C.I.Pigment Green 7(Fasto
gen GreenS、大日本インキ化学工業株式会社
製)0.2部 を押出機で混練後、ジェットミルで粉砕分級して平均粒
径10μmのトナーを得、これに疎水性シリカ(アエロ
ジルR−972、日本アエロジル社製)を1.0%混合
した。
【0026】このトナー5部に平均粒径100μmのフ
ェライトキャリア100部を水平円筒形の容器回転型混
合機によって摩擦混合し現像剤とした。この現像剤の荷
電量は−11μC/gであった。この現像剤を用い、乾
式普通紙複写機(リコピーFT3010、株式会社リコ
ー製;以下同じ)で現像を行ったところカブリのない鮮
明なシアン色画像が得られた。
【0027】次に、C.I.Pigment Yell
ow 17を使用した黄色現像剤と組み合わせて現像を
行ったところ鮮明な緑色が再現された。又、C.I.P
igment Red 122を使用したマゼンタ色現
像剤とを組み合わせ現像を行ったところ鮮明な青色が得
られた。
【0028】更に、C.I.Pigment Yell
ow 17を使用した黄色現像剤とC.I.Pigme
nt Red 122を使用したマゼンタ色現像剤とを
組み合わせ現像を行ったところ、原稿の黒に相当する部
分が純黒色に再現された。 実施例2 ポリスチレン(ピコラスチックD−125、エッソスタ
ンダード石油株式会社製)100部、 C.I.Pigment Blue 15:4(Fas
togen BlueNK、大日本インキ化学工業株式
会社製)5部及び C.I.Pigment Green 7(Fasto
gen GreenBN、大日本インキ化学工業株式会
社製)0.5部 を実施例1と同様に混練、粉砕分級して平均粒径10μ
mのトナーを得、これに疎水性シリカ(アエロジルR−
972)を1.0重量%混合した。
【0029】このトナー5部に平均粒径100μmのフ
ェライトキャリア100部を水平円筒形の容器回転型混
合機によって摩擦混合し現像剤とした。この現像剤の荷
電量は−15μC/gであった。この現像剤を用い、乾
式普通紙複写機で現像を行ったところカブリのない鮮明
なシアン色画像が得られた。
【0030】次に、C.I.Pigment Yell
ow 17を使用した黄色現像剤と組み合わせて現像を
行ったところ鮮明な緑色が再現された。又、C.I.P
igment Red 122を使用したマゼンタ色現
像剤とを組み合わせ現像を行ったところ鮮明な青色が再
現された。
【0031】更に、C.I.Pigment Yell
ow 17を使用した黄色現像剤とC.I.Pigme
nt Red 122を使用したマゼンタ色現像剤とを
組み合わせ現像を行ったところ、原稿の黒に相当する部
分が純黒色に再現された。 実施例3 不飽和ポリエステル樹脂(平均分子量12500、10
0℃における溶融粘度6×104ポイズ、Tg62℃)
100部、 C.I.Pigment Blue 15:1(Fas
togen Blue5050、大日本インキ化学工業
株式会社製)5部及び C.I.Pigment Green 7(Fasto
gen GreenS、大日本インキ化学工業株式会社
製)0.06部 を実施例1と同様に混練、粉砕分級して平均粒径10μ
mのトナーを得、これに疎水性シリカ(アエロジルR−
972)を1.0重量%混合した。
【0032】このトナー5部に平均粒径100μmのフ
ェライトキャリア100部を水平円筒形の容器回転型混
合機で摩擦混合し現像剤とした。この現像剤の荷電量は
−9μC/gであった。この現像剤を用い、乾式普通紙
複写機で現像を行ったところカブリのない鮮明なシアン
色画像が得られた。
【0033】次に、C.I.Pigment Yell
ow 17を使用した黄色現像剤と組み合わせて現像を
行ったところ鮮明な緑色が再現された。又、C.I.P
igment Red 122を使用したマゼンタ色現
像剤とを組み合わせ現像を行ったところ、鮮明な青色が
再現された。
【0034】更に、C.I.Pigment Yell
ow 17を使用した黄色現像剤とC.I.Pigme
nt Red 122を使用したマゼンタ色現像剤とを
組み合わせ現像を行ったところ、原稿の黒に相当する部
分が純黒色に再現された。 実施例4 スチレン−アクリル酸共重合体(ハイマーSBM10
0) 100部、 C.I.Pigment Blue 15:3(Fas
togen BlueTGR、大日本インキ化学工業株
式会社製)5部及び C.I.Pigment Green 36(Fast
ogen Green2YK、大日本インキ化学工業株
式会社製)0.2部 を実施例1と同様に混練、微砕分級して平均粒径10μ
mのトナーを得、これに疎水性シリカ(アエロジルR−
972)を1.0重量%混合した。
【0035】このトナー5部に平均粒径100μmのフ
ェライトキャリア100部を水平円筒形の容器回転型混
合機によって摩擦混合し現像剤とした。この現像剤の電
荷量は−9μC/gであった。この現像剤を用い、乾式
普通紙複写機(リコピ−FT3010、株式会社リコー
製)で現像を行ったところカブリのない鮮明なシアン色
画像が得られた。
【0036】次に、C.I.Pigment Yell
ow 17を使用した黄色現像剤と組み合わせて現像を
行ったところ、鮮明な緑色が再現された。又、C.I.
Pigment Red 122を使用したマゼンタ色
現像剤とを組み合わせ現像を行ったところ、鮮明な青色
が再現された。
【0037】更に、C.I.Pigment Yell
ow 17を使用した黄色現像剤とC.I.Pigme
nt Red 122を使用したマゼンタ色現像剤とを
組み合わせ現像を行ったところ、原稿の黒に相当する部
分が純黒色に再現された。 比較例1 スチレン−アクリル酸共重合体(ハイマーSBM10
0) 100部及び C.I.Pigment Blue 15:3(Fas
togen BlueTGR) 5部 を実施例1と同様に混練、粉砕分級して平均粒径10μ
mのトナーを得、これに疎水性シリカ(アエロジルR−
972)を1.0重量%混合した。
【0038】このトナー5部に平均粒径100μmのフ
ェライトキャリア100部を水平円筒形の容器回転型混
合機によって摩擦混合し現像剤とした。この現像剤の荷
電量は−2μC/gであった。この現像剤を用い、乾式
普通紙複写機で現像を行なったところ、赤味が強く、実
施例で得られたほど鮮明なシアン色画像は得られず、画
像濃度が低く、また、地肌カブリがみられた。
【0039】また、C.I.Pigment Yell
ow 17を使用した黄色現像剤との組み合わせ、C.
I.Pigment Red 122を使用したマゼン
タ色現像剤とを組み合わせ、及び、C.I.Pigme
nt Yellow 17を使用した黄色現像剤とC.
I.Pigment Red 122を使用したマゼン
タ色現像剤とを組み合わせでそれぞれ現像を行ったが、
何れも赤味の強い緑色、青色及び純黒色となり再現性の
悪いものであった。 比較例2 不飽和ポリエステル樹脂(平均分子量12500、10
0℃における溶融粘度6×104ポイズ、Tg62℃)
100部及び C.I.Pigment Blue 15:3(Fas
togen BlueTGR) 3.75部 C.I.Pigment Green 7(Fasto
gen GreenS、大日本インキ化学工業株式会社
製)1.25部 を実施例1と同様に混練、粉砕分級して平均粒径10μ
mのトナーを得、これに疎水性シリカを1.0重量%混
合した。
【0040】このトナー5部にフェライトキャリア10
0部を水平円筒形の容器回転型混合機によって摩擦混合
し現像剤とした。この現像剤の荷電量は−25μC/g
であった。この現像剤を用い、乾式普通紙複写機で現像
を行なったところ実施例で得られたほど鮮明なシアン画
像が得られず、地肌カブリが見られた。
【0041】また、C.I.Pigment Yell
ow 17を使用した黄色現像剤との組み合わせ、C.
I.Pigment Red 122を使用したマゼン
タ色現像剤とを組み合わせ、及び、C.I.Pigme
nt Yellow 17を使用した黄色現像剤とC.
I.Pigment Red 122を使用したマゼン
タ色現像剤とを組み合わせでそれぞ現像を行ったが、何
れも赤味の強い緑色、青色及び黒色となり再現性の悪い
ものであった。
【0042】
【発明の効果】本発明の2成分現像剤用シアン色トナー
及び2成分シアン色現像剤によれば鮮明なシアン色の画
像が得られ、、黄色現像剤、マゼンタ色現像剤との組合
せによって鮮明な緑色、青色、及び黒色の画像を得るこ
とができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 C.I.Pigment Blue 1
    5 100重量部に対して、C.I.Pigment
    Green 7及び/又はC.I.Pigment G
    reen 36を0.5〜20重量部の割合で用いた着
    色剤を含有することを特徴とする2成分シアン色現像剤
    用トナー。
  2. 【請求項2】 C.I.Pigment Blue 1
    5 100重量部に対して、C.I.Pigment
    Green 7及び/又はC.I.Pigment G
    reen 36を1〜12重量部の割合で使用する請求
    項1記載のトナー。
  3. 【請求項3】 C.I.Pigment Blue 1
    5 100重量部に対して、C.I.Pigment
    Green 7及び/又はC.I.Pigment G
    reen 36を0.5〜20重量部の割合で用いた着
    色剤を含有するトナーとキヤリアとから成ることを特徴
    とする2成分シアン色現像剤。
  4. 【請求項4】 C.I.Pigment Blue 1
    5 100重量部に対して、C.I.Pigment
    Green 7及び/又はC.I.Pigment G
    reen 36を1〜12重量部の割合で用いた着色剤
    を含有するトナーを用いる請求項3記載の現像剤。
JP3084008A 1991-04-16 1991-04-16 2成分シアン色現像剤用トナー及び2成分シアン色現像剤 Pending JPH0572810A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1130065A3 (en) * 2000-02-04 2001-10-31 Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co. Ltd. Pigment compositions, production process thereof; colorants; and colored articles

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1130065A3 (en) * 2000-02-04 2001-10-31 Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co. Ltd. Pigment compositions, production process thereof; colorants; and colored articles

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