JPH06266153A - 静電荷現像用トナー - Google Patents

静電荷現像用トナー

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Publication number
JPH06266153A
JPH06266153A JP5052346A JP5234693A JPH06266153A JP H06266153 A JPH06266153 A JP H06266153A JP 5052346 A JP5052346 A JP 5052346A JP 5234693 A JP5234693 A JP 5234693A JP H06266153 A JPH06266153 A JP H06266153A
Authority
JP
Japan
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toner
fine
powder
amt
fine powder
Prior art date
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Pending
Application number
JP5052346A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshibumi Ishikawa
義文 石川
Koichiro Miyajima
浩一郎 宮嶋
Takeshi Hara
全 原
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Ink Mfg Co Ltd filed Critical Toyo Ink Mfg Co Ltd
Priority to JP5052346A priority Critical patent/JPH06266153A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】細線や解像力を向上させるために非常に重要な
トナーの流動性が著しく向上すること 【構成】表面を疎水化処理して得られるSiO2 微粉末
と、同じく疎水化処理して得らるTiO2 微粉末を含有
するトナーにおいて、SiO2 微粉末がトナーに対して
0.01〜3.0重量パーセント、TiO2 微粉末が同
じくトナーに対して0.01〜5.0重量パーセント含
有することを特徴とする静電荷現像用トナー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真などに用いら
れる静電潜像を現像するトナーに関する。
【0002】
【従来技術】近年、電子写真法,静電記録法,静電印刷
法が目覚ましい発展を遂げているがこれらの技術は、El
ectorophotography(R.M.Schaffert 著)等に記述されて
いるように、感光体表面を一様に帯電した後、原稿に応
じた像を露光することにより露光部分の電荷を消滅ある
いは減少させ、静電潜像ボ形成を行う。次に、この静電
潜像情に静電荷現像用トナー(以下トナーと略記するこ
ともある)を静電的に付着させることにより、現像を行
い静電潜像を顕在化する。この場合、感光体表面の電荷
量の大小に応じてトナーの付着量が変化し、その結果、
濃淡を持ったトナー像が形成される。このトナー像は、
目的に応じて紙,布,高分子フィルム等の支持体に転写
され、一般的には直接または間接的加熱され、支持体表
面に定着される。
【0003】電子写真法における現像方法としては多く
の方法が知られているが、大別すると鉄粉,フェライ
ト,ガラスビーズ等の微粒子からなるキャリアと、トナ
ーとからなる混合物を現像剤として用いる二成分現像法
と、トナーのみからなる現像剤を用いる一成分現像法と
がある。いずれの方法においても一般的には、摩擦帯電
的にトナーに電荷が注入される。二成分現像法の代表例
としては、米国特許2,618,552号明細書に記載
のカスケード法、および米国特許2,874,063号
明細書に記載の磁気ブラシ法がある。また一成分現像法
としては、米国特許4,081,571号および同じく
4,267,248号明細書に記載の磁性トナーを用い
た方法が広く知られている。
【0004】また、近年カラー原稿を忠実にコピーする
というニーズの高まりに対応して、フルカラー複写機の
開発が盛んになってきている。一般的にカラーの多色像
を得るためには原稿を色分解フィルターを用いて露光し
て、次いでイエロー,マゼンタ,シアン等のカラー現像
剤を用い複数回繰り返し現像し、トナー像を重ね合わせ
てカラー画像とする技術が確立されている。また、DT
P(デスク・トップ・パブリッシング)の発達によりコ
ンピューターとプリンタが一体となった、デジタル方式
のプリンタおよび複写機の技術もまた確立されつつあ
る。しかしながら、画像読み取り装置の発達に伴いより
高精細な画像が求められるようになってきている。これ
に伴い画像再現の問題点が指摘されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これら現像用のトナー
は、帯電性改良,流動性付与,貯蔵安定性付与などの目
的から、SiO2 ,SnO2 など無機系外添剤やその他
有機系外添剤を添加することが周知である。しかし、こ
れら外添剤は、帯電性を改良すると流動性が悪くなった
り、また逆のことが起きたりと相反する面をもつ場合が
多かった。本発明者らは、トナーに用いる材料とそれに
伴う物性、ならびに画像との関連について鋭意研究した
結果、ある種の材料をトナー構成物として添加すること
により、細線や解像力を向上させるために非常に重要な
トナーの流動性が著しく向上し(この特性は高温下貯蔵
時に問題となるトナーどおしの凝集によるケーキング
(融着)を防止するためにも非常に有効な手段とな
る)、かつ強い帯電性ならびに高温高湿下,低温低湿下
などの環境変化時においても安定した帯電性を有するた
め、常に良好な現像特性を有しかつ損なわないという特
徴が得られることを見出し、本発明に至ったものでる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面を疎水化
して得られるSiO2 微粉末と、同じく疎水化されたT
iO2 微粉末を含有することを特徴とする静電荷現像用
トナーにおいて、該SiO2 微粉末がトナーに対して
0.01〜3.0重量パーセント、該TiO2 微粉末が
トナーに対して0.01〜5.0重量パーセント含有
し、該TiO2 の粒径が10〜50nmでかつ比表面積
が30〜300m2 /gであることを特徴とする静電荷
現像用トナーである。トナー用バインダー樹脂として
は、従来トナー用樹脂として使用されているポリスチレ
ン,スチレン・ブタジエン共重合体,スチレン・アクリ
ル共重合体等のスチレン系共重合体や、ポリエチレン,
エチレン・酢酸ビニル共重合体,エチレン・ビニルアル
コール系共重合体のようなエチレン系共重合体、さらに
フェノール系樹脂,エポキシ系樹脂,ポリエステル樹
脂,ロジン,ロジンエステル樹脂などの熱可塑性樹脂を
使用することができる。
【0007】トナーに用いられる着色剤としては、顔料
や染料、具体的には無機顔料としてはカーボンブラッ
ク、たとえばファーネスブラック,チャネルブラック、
クロム酸塩、たとえば亜鉛,亜鉛黄等、フェロシアン化
物、たとえば紺青等、硫化物、たとえば銀朱,カドミウ
ム黄,硫化亜鉛,アンチモン白等、酸化物、たとえば亜
塩華,チタン白,べんがら,鉄黒,酸化銅,二酸化マン
ガン、金属粉、たとえばアルミニウム粉,ブロンズ粉
等、また有機顔料としてはニトロソ系顔料、たとえばナ
フトールグリーンB,ナフトールグリーンY等、ニトロ
系顔料、たとえばナフトールイエローS,リソールファ
ーストイエロー2G等、アゾ顔料、たとえばパーマネン
トレッド4R,ブリリアントファーストスカーレット,
ハンザエロー,リソールレッド,レーキレッドC,レー
キレッドD,ブリリアントカーミン6B,パーマネント
レッドF5R,ピグメントスカーレット3B等、フタロ
シアニン顔料、たとえばフタロシアニンブルー,フタロ
シアニングリーン等、塩基性染料系顔料、たとえばロー
ダミンレーキ,マラカイトグリーンレーキ,メチルバイ
オレットレーキ等、酸性染料系顔料、たとえばピーコッ
クブルーレーキ,ユオシンレーキ,キノリンエローレー
キ等、その他としてキナクリドンレッド,キナクリドン
バイオレット,ペリレンレッド,ペリレンスカーレッ
ト,イソインドリノンエロー,ジオキサジンバイオレッ
ト等縮合多環顔料,また、有機蛍光顔料等染料として、
アゾ染料,アントキノン染料,フタロシアニン染料,カ
ルボニウム染料,キノイミン染料,メチン染料,キノリ
ン染料,ニトロ染料,ニトロソ染料,ベンゾキノンおよ
びナフトキノン染料,ナフタルイミド染料等がある。
【0008】また本発明のトナーを磁性トナーとして用
いるために磁性粉を含有してもかまわない。本発明で使
用するSiO2 微粉末およびTiO2 微粉末の疎水化剤
としては、ビニルシラン系,アクリルシラン系,エポキ
シシラン系,アミノシラン系等のシランカップリング
剤、クロロシラン系,アルコキシシラン系,シラザン,
フルオロアルキルシラン系,シロキサン系等のシラン化
合物がある。疎水化処理は、例えば、トルエン、エタノ
ール、メチルエチルケトン等の溶剤に疎水化剤を溶解
し、この中にSiO2 微粉末およびTiO2 微粉末を入
れ処理後乾燥させて得ることが出来る。
【0009】トナーに対するSiO2 微粉末の処理量と
しては、0.01〜3.0重量パーセント、好ましくは
0.1〜1.0重量パーセント。またTiO2 微粉末の
処理量としては、0.01〜5.0重量パーセント、好
ましくは0.1〜2.0重量パーセント添加した時に高
濃度、流動特性の優れた効果が発揮される。さらに本発
明のトナーは、必要に応じて鉄粉,フェライト,ガラス
ビーズ等のキャリアと混合されて二成分現像剤としても
用いられる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づきさらに詳細に
説明する。 実施例1 ポリエステル樹脂(軟化温度80℃) 93.5重量% フタロシアニンブルー 2.5重量% 負極性荷電制御剤 4.0重量% 上記材料をヘンシェルミキサーにてよく混合した後、1
00〜130℃に加熱させた2軸押出機にて溶融・混練
し、冷却固化後混練物を粉砕・分級して、粒径3〜15
μmのトナーを得た。
【0011】次に、シラン・カップリング剤で表面を疎
水処理したSiO2 を、上記トナーに対し0.5重量
%、また、粒径が20〜40nmであるTiO2 を0.
3,0.5,0.8重量%それぞれ加え、ヘンシェルミ
キサーにて混合し、篩いを通して処理トナーを3種類得
た。(この時のトナーの静嵩密度は表1の通りであ
る。)この処理トナー5重量%に対し、粒径50〜80
μmのフェライト・キャリア95重量%を加え、ボール
ミルにて混合して現像剤を得た。この現像剤を市販のフ
ルカラー複写機にて絵出しを行ったところ、表1のよう
な濃度になり、二酸化チタン微粒子の添加量と画像濃度
の間にあきらかな相関関係があることが確認できた。
【0012】また、本トナーを用いた現像剤を30℃,
85%RH,20℃,20%RHの環境下にそれぞれ一
昼夜放置し、絵だしを行ったところ良好な画像を得るこ
とができた。 実施例2 ポリエステル樹脂(軟化温度80℃) 92.0重量% キナクリドン・レッド 4.0重量% 負極性荷電制御剤 4.0重量% 上記材料をヘンシェルミキサーにてよく混合した後、実
施例1と同様にトナーを得た。
【0013】そして、実施例1と同様にSiO2 とTi
2 微粉末を添加し処理トナーを得、粒径が50〜80
μmのキャリアと混合して現像剤を得た。この現像剤
を、市販のフルカラー複写機にて絵だしを行ったところ
表1に示す濃度になった。 比較例1 TiO2 微粉末を外添剤として加えない以外は、実施例
1と同様にしてトナーおよび現像剤を得た。そして、同
様にしてフルカラー複写機にて絵出しを行ったところ、
濃度のうすい貧弱な画像しか得ることができなかった。
【0014】比較例2 二酸化チタン微粒子を外添剤として加えない以外は、実
施例2と同様にしてトナーおよび現像剤を得た。これを
フルカラー複写機にて絵出しを行ったところ、濃度のう
すい貧弱な画像しか得ることができなかった
【0015】
【表1】 画像濃度はマクベスRD−918にて測定した
【0016】
【発明の効果】本発明により、細線や解像力を向上させ
るために非常に重要なトナーの流動性が著しく向上し
た。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面を疎水化処理して得られるSiO2
    微粉末と、同じく疎水化処理して得らるTiO2 微粉末
    を含有するトナーにおいて、SiO2 微粉末がトナーに
    対して0.01〜3.0重量パーセント、TiO2 微粉
    末が同じくトナーに対して0.01〜5.0重量パーセ
    ント含有することを特徴とする静電荷現像用トナー。
  2. 【請求項2】 前記TiO2 微粉末が粒径10〜50n
    mで、比表面積が30〜200m2 /gであることを特
    徴とする請求項1に記載の静電荷現像用トナー。
JP5052346A 1993-03-12 1993-03-12 静電荷現像用トナー Pending JPH06266153A (ja)

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JP5052346A JPH06266153A (ja) 1993-03-12 1993-03-12 静電荷現像用トナー

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JP5052346A JPH06266153A (ja) 1993-03-12 1993-03-12 静電荷現像用トナー

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JPH06266153A true JPH06266153A (ja) 1994-09-22

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ID=12912255

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JP5052346A Pending JPH06266153A (ja) 1993-03-12 1993-03-12 静電荷現像用トナー

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0716350A3 (en) * 1994-12-05 1996-09-11 Canon Kk Toner for developing electrostatic images

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0716350A3 (en) * 1994-12-05 1996-09-11 Canon Kk Toner for developing electrostatic images

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