JPH0572771B2 - - Google Patents
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- JPH0572771B2 JPH0572771B2 JP59077665A JP7766584A JPH0572771B2 JP H0572771 B2 JPH0572771 B2 JP H0572771B2 JP 59077665 A JP59077665 A JP 59077665A JP 7766584 A JP7766584 A JP 7766584A JP H0572771 B2 JPH0572771 B2 JP H0572771B2
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- 230000005669 field effect Effects 0.000 claims description 23
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 15
- 230000000295 complement effect Effects 0.000 claims description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 1
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- 150000004706 metal oxides Chemical class 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
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-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K19/00—Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
- H03K19/01—Modifications for accelerating switching
- H03K19/017—Modifications for accelerating switching in field-effect transistor circuits
- H03K19/01707—Modifications for accelerating switching in field-effect transistor circuits in asynchronous circuits
- H03K19/01721—Modifications for accelerating switching in field-effect transistor circuits in asynchronous circuits by means of a pull-up or down element
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K19/00—Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
- H03K19/01—Modifications for accelerating switching
- H03K19/017—Modifications for accelerating switching in field-effect transistor circuits
- H03K19/01707—Modifications for accelerating switching in field-effect transistor circuits in asynchronous circuits
- H03K19/01714—Modifications for accelerating switching in field-effect transistor circuits in asynchronous circuits by bootstrapping, i.e. by positive feed-back
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- Logic Circuits (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、半導体集積回路に関するものであ
り、さらに詳細には、ドライバ回路やプルアツプ
回路として用いる相補型酸化金属半導体
(CMOS)または相補型電界効果トランジスタに
関するものである。
り、さらに詳細には、ドライバ回路やプルアツプ
回路として用いる相補型酸化金属半導体
(CMOS)または相補型電界効果トランジスタに
関するものである。
本発明は、所定の導電型を有するプルアツプ・
トランジスタと、このプルアツプ・トランジスタ
とは反対の導電型を有する別のトランジスタを通
じて、プルアツプ・トランジスタの制御ゲートす
なわち電極に完全に放電する、事前に充電したブ
ートストラツプ・キヤパシタを有するCMOSド
ライバまたはプルアツプ回路を提供するものであ
る。このプルアツプ・トランジスタの制御電極に
電源電圧を与えることにより、放電を開始させる
ために、更に別のトランジスタを使用することが
できる。
トランジスタと、このプルアツプ・トランジスタ
とは反対の導電型を有する別のトランジスタを通
じて、プルアツプ・トランジスタの制御ゲートす
なわち電極に完全に放電する、事前に充電したブ
ートストラツプ・キヤパシタを有するCMOSド
ライバまたはプルアツプ回路を提供するものであ
る。このプルアツプ・トランジスタの制御電極に
電源電圧を与えることにより、放電を開始させる
ために、更に別のトランジスタを使用することが
できる。
出力端子に全電源電圧を与えるため、プルアツ
プ装置および直接ブートストラツプ・キヤパシタ
を含むNチヤネル電界効果トランジスタを用いた
集積半導体ドライバ回路が、たとえば1973年9月
21日出願の米国特許3872321号に示されている。
本願と同一出願人による1972年12月29日出願の
W.B.ChinおよびT.S.Jenによる米国特許3806738
号には、2個のブートストラツプ・キヤパシタを
必要とするドライバ回路が開示されている。本願
と同一出願人による1974年12月23日出願のC.A.
Priceによる米国特許3988617号には、ブートスト
ラツプ・バイアス電圧が出力端子から分離してい
るが、直流電力を消費する回路が開示されてい
る。また、本願と同一出願人による1976年11月19
日出願のR.W.Knepperによる他の米国特許
4071783号には、全電源電圧信号スウイングを与
えることができるが、増大および減少装置の両方
を必要とし、直流電力を消費し、あまり高性能で
はないドライバ回路が開示されている。1976年7
月28日出願の米国特許4042838号には、2個のブ
ートストラツプ・キヤパシタを有し、その1個は
Nチヤネル装置を通じてプルアツプ装置の制御電
極に放電し、出力端子を全電源電圧に駆動するド
ライバ回路が記載されている。
プ装置および直接ブートストラツプ・キヤパシタ
を含むNチヤネル電界効果トランジスタを用いた
集積半導体ドライバ回路が、たとえば1973年9月
21日出願の米国特許3872321号に示されている。
本願と同一出願人による1972年12月29日出願の
W.B.ChinおよびT.S.Jenによる米国特許3806738
号には、2個のブートストラツプ・キヤパシタを
必要とするドライバ回路が開示されている。本願
と同一出願人による1974年12月23日出願のC.A.
Priceによる米国特許3988617号には、ブートスト
ラツプ・バイアス電圧が出力端子から分離してい
るが、直流電力を消費する回路が開示されてい
る。また、本願と同一出願人による1976年11月19
日出願のR.W.Knepperによる他の米国特許
4071783号には、全電源電圧信号スウイングを与
えることができるが、増大および減少装置の両方
を必要とし、直流電力を消費し、あまり高性能で
はないドライバ回路が開示されている。1976年7
月28日出願の米国特許4042838号には、2個のブ
ートストラツプ・キヤパシタを有し、その1個は
Nチヤネル装置を通じてプルアツプ装置の制御電
極に放電し、出力端子を全電源電圧に駆動するド
ライバ回路が記載されている。
従来のブートストラツプ回路のドライバ回路は
直流電力を消費する。駆動動作が高速度でなく効
率もよくなかつた。
直流電力を消費する。駆動動作が高速度でなく効
率もよくなかつた。
本発明の目的は、従来のドライバ回路よりブー
トストラツプ動作が速く、効率の良い改良された
ドライバ回路を提供することにある。このドライ
バ回路は、プルアツプ回路に全ブートストラツプ
電圧を供し、直流電力の損失が無く、小型で、し
かも工程の誤差に影響を受けにくい特徴を有す
る。本発明のCMOSドライバ回路は、第1の電
位点と第2の電位点との間に直列に接続された第
1、第2および第3の電界効果トランジスタT
2,T3,T4と、第1の電位点と第2の電位点
との間に直列に接続され、その共通接続点が出力
端子に接続された第4および第5の電界効果トラ
ンジスタT5,T8と、第1および第2の電界効
果トランジスタの共通接続点と出力端子との間に
接続されたブートストラツプ・キヤパシタCBと
を有する。第2および第3の電界効果トランジス
タT3,T4の共通接続点は第4の電界効果トラ
ンジスタT5の制御電極に接続される。第2の電
界効果トランジスタT3は第1、第3、第4およ
び第5の電界効果トランジスタT2,T4,T
5,T6と反対の導電型である。第1、第2、第
3および第5の電界効果トランジスタT2,T
3,T4,T8の制御電極は第1のデータ信号を
受け取り、上記第4の電界効果トランジスタT5
の制御電極は第1のデータ信号と相補的な第2の
データ信号を受け取る。一実施例では、データお
よびデータ端子が、これらのトランジスタの制御
電極に上記第1のデータ信号および第2のデータ
信号を供給するために設けられる。また、本発明
のドライバすなわちプルアツプ回路は、回路内で
発生する相補信号、データにより、動作のための
データ入力端子を1個だけ必要とするよう配置す
ることもできる。この回路はさらに、割込可能パ
ルスの使用により、出力端子にトライステート、
すなわち高インピーダンス状態を与与えることが
できる。
トストラツプ動作が速く、効率の良い改良された
ドライバ回路を提供することにある。このドライ
バ回路は、プルアツプ回路に全ブートストラツプ
電圧を供し、直流電力の損失が無く、小型で、し
かも工程の誤差に影響を受けにくい特徴を有す
る。本発明のCMOSドライバ回路は、第1の電
位点と第2の電位点との間に直列に接続された第
1、第2および第3の電界効果トランジスタT
2,T3,T4と、第1の電位点と第2の電位点
との間に直列に接続され、その共通接続点が出力
端子に接続された第4および第5の電界効果トラ
ンジスタT5,T8と、第1および第2の電界効
果トランジスタの共通接続点と出力端子との間に
接続されたブートストラツプ・キヤパシタCBと
を有する。第2および第3の電界効果トランジス
タT3,T4の共通接続点は第4の電界効果トラ
ンジスタT5の制御電極に接続される。第2の電
界効果トランジスタT3は第1、第3、第4およ
び第5の電界効果トランジスタT2,T4,T
5,T6と反対の導電型である。第1、第2、第
3および第5の電界効果トランジスタT2,T
3,T4,T8の制御電極は第1のデータ信号を
受け取り、上記第4の電界効果トランジスタT5
の制御電極は第1のデータ信号と相補的な第2の
データ信号を受け取る。一実施例では、データお
よびデータ端子が、これらのトランジスタの制御
電極に上記第1のデータ信号および第2のデータ
信号を供給するために設けられる。また、本発明
のドライバすなわちプルアツプ回路は、回路内で
発生する相補信号、データにより、動作のための
データ入力端子を1個だけ必要とするよう配置す
ることもできる。この回路はさらに、割込可能パ
ルスの使用により、出力端子にトライステート、
すなわち高インピーダンス状態を与与えることが
できる。
第1図は本発明の基本ドライバすなわちプルア
ツプ回路を示すもので、同回路にはデータ端子が
接続された制御ゲートを有するトランジスタT1
を含む。トランジスタ、T2,T3,T4を含む
直列の回路が基準電位の第1および第2の点の間
に接続されており、基準電位の第1の点は、たと
えば+5Vの正の電圧VHが印加されており、第2
の点は、たとえば接地されいる。データ端子はト
ランジスタT2,T3,T4の各制御ゲートに接
続している。プルアツプ装置として作動するトラ
ンジスタT5は、基準電位の第1の点VHおよび
出力端子VOUTの間に接続され、この出力端子
VOUTには、負荷キヤパシタCLの一方の電極すな
わちプレートが接続されており、このキヤパシタ
のもう一方の電極は接地されているプルダウン回
路は、他のトランジスタ等、適当なスイツチ手段
であればどのようなものでも使用できるが、負荷
キヤパシタCLを選択的に放電させるため、キヤ
パシタCLにまたがつて接続されている。ブート
ストラツプ・キヤパシタCBは、出力端子VOUTか
ら、トランジスタT2およびT3の間にある共通
の接続点Aに接続している。トランジスタT1
は、基準電位の第1の点VHと、トランジスタT
3およびT4の間にある共通の接続点Bの間に接
続している。トランジスタT3は、Pチヤネルの
電界効果トランジスタであり、他のトランジス
タ、T1,T2,T4およびT5はNチヤネルの
電界効果トランジスタである。プルアツプ回路の
動作は、データ端子の電圧が高い状態、たとえば
+5Vであり、データ端子の電圧が低い状態であ
ると、トランジスタT2およびT4はオンとな
り、トランジスタT1,T3、およびT5はオフ
になる。トランジスタT2がオンで、トランジス
タT3がオフであると、接続点Aには電源電圧
VHからトランジスタT2のスレシヨルド電圧VT
を引いた電圧、すなわち約+4Vがプリチヤージ
され、端子VOUTの電圧は、好ましくはプルダウ
ン回路を経てアースの方向に引下げられる。デー
タ端子の電圧が低い状態、たとえば接地された状
態で、データ端子の電圧が高い状態であると、ト
ランジスタT1,T3およびT5はオンになり、
トランジスタT2およびT4はオフになる。トラ
ンジスタT1がオンであるため、接続点Bには電
圧VH−VT(VT:トランジスタT1のスレシヨル
ド電圧)がチヤージされ、プルアツプ・トランジ
スタT5をオンにする。トランジスタT5がオン
になると、出力端子VOUTの電圧、したがつて負
荷キヤパシタCLにまたがる電圧は上昇し始め、
ブートストラツプ動作がブートストラツプ・キヤ
パシタCBを通じて接続点Aに生じ、接続点Aの
電圧を約9Vに上昇させる。トランジスタT3は
Pチヤネル・トランジスタであるため、接続点A
の全電圧はプルアツプ・トランジスタT5のゲー
ト電極に通じ、トランジスタT5を直線的に導通
させ、出力端子、VOUTの電圧を全電源電圧VHに
上昇させる。この動作の間直流電力は回路中で消
費されることはない。必要があれば、逆の出力を
得るためにデータ端子とデータ端子を入れ替えで
もよい。トランジスタT2はNチヤネルであれ
ば、エンハンス型でも、ゼロ・スレシヨルド型で
も、デイプリーシヨン型でもよい。トランジスタ
T2を含むNウエルすなわちポケツトが、中に設
けられたソース/ドレイン−ポケツトのダイオー
ドが逆バイアス状態を保つようバイアスされてい
れば、トランジスタT2はPチヤネル・トランジ
スタであつてもよい。トランジスタT2がPチヤ
ネル・トランジスタである場合は、制御電極すな
わちゲートはデータ端子ではなくデータ端子に接
続される。Pチヤネル・トランジスタT2は、接
続点Aを全電源電圧VHにプリチヤージするとい
う利点がある。逆バイアスされた接合を確実にす
るため、Pチヤネル・トランジスタT3が設けら
れたNウエルすなわちポケツトは、直接接続点A
に接続される。トランジスタT2がPチヤネル装
置であれば、このトランジスタが設けられたNウ
エルは、トランジスタT3が設けられたNウエル
と同りでよい。第2図は本発明のトライステート
のドライバすなわちプルアツプ回路を示すもの
で、この回路は自己のデータ信号を発生し、割込
可能パルスVEを使用するものである。端子VEに
おける割込可能パルスが低い状態、たとえば接地
の状態のときは、Nチヤネル電界効果トランジス
タT6およびT7はオフとなり、Nチヤネル・プ
ルアツプ・トランジスタT5およびNチヤネル・
プルダウン・トランジスタT8は、データ端子に
与えるデータ信号により制御され、Pチヤネル・
トランジスタT9はオンとなり、接続点Cを電圧
VHにチヤージする。データ端子の電圧が低い状
態の場合は、Nチヤネル・トランジスタT10お
よびPチヤネルトランジスタT11はインバータ
として作動し、接続点Dにデータ信号を発生し、
この信号はトランジスタT2,T3およびT4の
制御電極に与えられる。接続点Dにおけるデータ
信号は高い状態であるため、接続点Aは上記第1
図のドライバ回路に関して説明したのと同様にプ
リチヤージされる。さらに、データ端子が低い状
態であれば、Nチヤネル・トランジスタT12は
オフとなり、Pチヤネル・トランジスタT13は
オンとなり、トランジスタT8の制御ゲートの接
続点Cに電圧VHを印加し、実質的に出力端子
VOUTを接地する。データ端子の電圧が高い値に
なつたときは、トランジスタT1はオンとなり、
接続点Bに接続点Cの電圧VHをチヤージし、プ
ルアツプ・トランジスタT5をオンにする。トラ
ンジスタT5がオンになると、出力端子における
電圧VOUT、したがつて負荷キヤパシタCLにまた
がる電圧は上昇し始め、接続点Aにおけるブート
ストラツプ動作がブートストラツプ・キヤパシタ
CBを通じて起り、接続点Aにおける電圧が急速
に電圧VHにスレシヨルド電圧VTを加えた値を十
分に超え、トランジスタT5をオーバードライブ
する。このオーバードライブ状態により、上記第
1図のドライバ回路に関して説明したのと同様
に、出力端子VOUTに電源電圧VHを発生させる。
データ端子が高電圧になると、トランジスタT1
2はオンとなり、これにより出力端子VOUTが電
圧VHにチヤージされるとプルダウン・トランジ
スタT8がオフになる。第2図のドライバ回路を
トライステートにセツトすなわち出力端子VOUT
を高インピーダンスの状態にするには、割込可能
パルスVEを高の状態としてPチヤネル・トラン
ジスタT9をオフに、Nチヤネル・トランジスタ
T6およびT7をオンにすると、プルアツプ・ト
ランジスタT5およびプルダウン・トランジスタ
T8がそれぞれオフとなる。
ツプ回路を示すもので、同回路にはデータ端子が
接続された制御ゲートを有するトランジスタT1
を含む。トランジスタ、T2,T3,T4を含む
直列の回路が基準電位の第1および第2の点の間
に接続されており、基準電位の第1の点は、たと
えば+5Vの正の電圧VHが印加されており、第2
の点は、たとえば接地されいる。データ端子はト
ランジスタT2,T3,T4の各制御ゲートに接
続している。プルアツプ装置として作動するトラ
ンジスタT5は、基準電位の第1の点VHおよび
出力端子VOUTの間に接続され、この出力端子
VOUTには、負荷キヤパシタCLの一方の電極すな
わちプレートが接続されており、このキヤパシタ
のもう一方の電極は接地されているプルダウン回
路は、他のトランジスタ等、適当なスイツチ手段
であればどのようなものでも使用できるが、負荷
キヤパシタCLを選択的に放電させるため、キヤ
パシタCLにまたがつて接続されている。ブート
ストラツプ・キヤパシタCBは、出力端子VOUTか
ら、トランジスタT2およびT3の間にある共通
の接続点Aに接続している。トランジスタT1
は、基準電位の第1の点VHと、トランジスタT
3およびT4の間にある共通の接続点Bの間に接
続している。トランジスタT3は、Pチヤネルの
電界効果トランジスタであり、他のトランジス
タ、T1,T2,T4およびT5はNチヤネルの
電界効果トランジスタである。プルアツプ回路の
動作は、データ端子の電圧が高い状態、たとえば
+5Vであり、データ端子の電圧が低い状態であ
ると、トランジスタT2およびT4はオンとな
り、トランジスタT1,T3、およびT5はオフ
になる。トランジスタT2がオンで、トランジス
タT3がオフであると、接続点Aには電源電圧
VHからトランジスタT2のスレシヨルド電圧VT
を引いた電圧、すなわち約+4Vがプリチヤージ
され、端子VOUTの電圧は、好ましくはプルダウ
ン回路を経てアースの方向に引下げられる。デー
タ端子の電圧が低い状態、たとえば接地された状
態で、データ端子の電圧が高い状態であると、ト
ランジスタT1,T3およびT5はオンになり、
トランジスタT2およびT4はオフになる。トラ
ンジスタT1がオンであるため、接続点Bには電
圧VH−VT(VT:トランジスタT1のスレシヨル
ド電圧)がチヤージされ、プルアツプ・トランジ
スタT5をオンにする。トランジスタT5がオン
になると、出力端子VOUTの電圧、したがつて負
荷キヤパシタCLにまたがる電圧は上昇し始め、
ブートストラツプ動作がブートストラツプ・キヤ
パシタCBを通じて接続点Aに生じ、接続点Aの
電圧を約9Vに上昇させる。トランジスタT3は
Pチヤネル・トランジスタであるため、接続点A
の全電圧はプルアツプ・トランジスタT5のゲー
ト電極に通じ、トランジスタT5を直線的に導通
させ、出力端子、VOUTの電圧を全電源電圧VHに
上昇させる。この動作の間直流電力は回路中で消
費されることはない。必要があれば、逆の出力を
得るためにデータ端子とデータ端子を入れ替えで
もよい。トランジスタT2はNチヤネルであれ
ば、エンハンス型でも、ゼロ・スレシヨルド型で
も、デイプリーシヨン型でもよい。トランジスタ
T2を含むNウエルすなわちポケツトが、中に設
けられたソース/ドレイン−ポケツトのダイオー
ドが逆バイアス状態を保つようバイアスされてい
れば、トランジスタT2はPチヤネル・トランジ
スタであつてもよい。トランジスタT2がPチヤ
ネル・トランジスタである場合は、制御電極すな
わちゲートはデータ端子ではなくデータ端子に接
続される。Pチヤネル・トランジスタT2は、接
続点Aを全電源電圧VHにプリチヤージするとい
う利点がある。逆バイアスされた接合を確実にす
るため、Pチヤネル・トランジスタT3が設けら
れたNウエルすなわちポケツトは、直接接続点A
に接続される。トランジスタT2がPチヤネル装
置であれば、このトランジスタが設けられたNウ
エルは、トランジスタT3が設けられたNウエル
と同りでよい。第2図は本発明のトライステート
のドライバすなわちプルアツプ回路を示すもの
で、この回路は自己のデータ信号を発生し、割込
可能パルスVEを使用するものである。端子VEに
おける割込可能パルスが低い状態、たとえば接地
の状態のときは、Nチヤネル電界効果トランジス
タT6およびT7はオフとなり、Nチヤネル・プ
ルアツプ・トランジスタT5およびNチヤネル・
プルダウン・トランジスタT8は、データ端子に
与えるデータ信号により制御され、Pチヤネル・
トランジスタT9はオンとなり、接続点Cを電圧
VHにチヤージする。データ端子の電圧が低い状
態の場合は、Nチヤネル・トランジスタT10お
よびPチヤネルトランジスタT11はインバータ
として作動し、接続点Dにデータ信号を発生し、
この信号はトランジスタT2,T3およびT4の
制御電極に与えられる。接続点Dにおけるデータ
信号は高い状態であるため、接続点Aは上記第1
図のドライバ回路に関して説明したのと同様にプ
リチヤージされる。さらに、データ端子が低い状
態であれば、Nチヤネル・トランジスタT12は
オフとなり、Pチヤネル・トランジスタT13は
オンとなり、トランジスタT8の制御ゲートの接
続点Cに電圧VHを印加し、実質的に出力端子
VOUTを接地する。データ端子の電圧が高い値に
なつたときは、トランジスタT1はオンとなり、
接続点Bに接続点Cの電圧VHをチヤージし、プ
ルアツプ・トランジスタT5をオンにする。トラ
ンジスタT5がオンになると、出力端子における
電圧VOUT、したがつて負荷キヤパシタCLにまた
がる電圧は上昇し始め、接続点Aにおけるブート
ストラツプ動作がブートストラツプ・キヤパシタ
CBを通じて起り、接続点Aにおける電圧が急速
に電圧VHにスレシヨルド電圧VTを加えた値を十
分に超え、トランジスタT5をオーバードライブ
する。このオーバードライブ状態により、上記第
1図のドライバ回路に関して説明したのと同様
に、出力端子VOUTに電源電圧VHを発生させる。
データ端子が高電圧になると、トランジスタT1
2はオンとなり、これにより出力端子VOUTが電
圧VHにチヤージされるとプルダウン・トランジ
スタT8がオフになる。第2図のドライバ回路を
トライステートにセツトすなわち出力端子VOUT
を高インピーダンスの状態にするには、割込可能
パルスVEを高の状態としてPチヤネル・トラン
ジスタT9をオフに、Nチヤネル・トランジスタ
T6およびT7をオンにすると、プルアツプ・ト
ランジスタT5およびプルダウン・トランジスタ
T8がそれぞれオフとなる。
上記のドライバ回路は、トライステート状態を
作り出すCMOSブートストラツプ・ドライバ、
すなわちプルアツプ回路であることがわかる。こ
の回路は、Pチヤネル・プルアツプ装置を用いた
ドライバ回路と比較して顕著な利点を有する。ホ
ールと電子の移動度の減少により、Pチヤネル・
プルアツプ装置、すなわちトランジスタの大きさ
は、大負荷業務では非常に大きくなる。ブートス
トラツプNチヤネル・プルアツプ装置は、一定面
積当たりの移動度々よびドライブ能力が高く、そ
のため論理信号を操作することにより遭遇するキ
ヤパシタンスが小さくなる。さらに、Pチヤネ
ル・プルアツプ装置は、送信線反射および電源の
はね返りにより、オフ・チツプ・ドライバに好ま
しくないラツチアツプ現象を生ずるおそれがあ
る。また、本発明の回路は、たとえば負の電源電
圧を使用し、開示のトランジスタを逆の導電型の
トランジスタに置換することにより修正すること
ができることが容易に理解できる。
作り出すCMOSブートストラツプ・ドライバ、
すなわちプルアツプ回路であることがわかる。こ
の回路は、Pチヤネル・プルアツプ装置を用いた
ドライバ回路と比較して顕著な利点を有する。ホ
ールと電子の移動度の減少により、Pチヤネル・
プルアツプ装置、すなわちトランジスタの大きさ
は、大負荷業務では非常に大きくなる。ブートス
トラツプNチヤネル・プルアツプ装置は、一定面
積当たりの移動度々よびドライブ能力が高く、そ
のため論理信号を操作することにより遭遇するキ
ヤパシタンスが小さくなる。さらに、Pチヤネ
ル・プルアツプ装置は、送信線反射および電源の
はね返りにより、オフ・チツプ・ドライバに好ま
しくないラツチアツプ現象を生ずるおそれがあ
る。また、本発明の回路は、たとえば負の電源電
圧を使用し、開示のトランジスタを逆の導電型の
トランジスタに置換することにより修正すること
ができることが容易に理解できる。
第1図は本発明の基本回路を示す。第2図はト
ライステート出力を得るための、本発明の基本回
路を示す。 T1,T2,T3,T4,T5,T6,T7,
T8,T9,T10,T11,T12,T13…
…トランジスタ、CL……インピーダンス、CB…
…キヤパシタ。
ライステート出力を得るための、本発明の基本回
路を示す。 T1,T2,T3,T4,T5,T6,T7,
T8,T9,T10,T11,T12,T13…
…トランジスタ、CL……インピーダンス、CB…
…キヤパシタ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 第1の電位点と第2の電位点との間に直列に
接続された第1、第2および第3の電界効果トラ
ンジスタT2,T3,T4と、 上記第1の電位点と第2の電位点との間に直列
に接続され、その共通接続点が出力端子に接続さ
れた第4および第5の電界効果トランジスタT
5,T8と 上記第1および第2の電界効果トランジスタの
共通接続点と上記出力端子との間に接続されたブ
ートストラツプ・キヤパシタCBとを有し、 上記第2および第3の電界効果トランジスタT
3,T4の共通接続点は上記第4の電界効果トラ
ンジスタT5の制御電極に接続され、 上記第2の電界効果トランジスタT3は上記第
1、第3、第4および第5の電界効果トランジス
タT2,T4,T5,T6と反対の導電型であ
り、 上記第1、第2、第3および第5の電界効果ト
ランジスタT2,T3,T4,T8の制御電極は
第1のデータ信号を受け取り、 上記第4の電界効果トランジスタT5の制御電
極は上記第1のデータ信号と相補的な第2のデー
タ信号を受け取ることを特徴とするCMOSドラ
イバ回路。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US06/508,999 US4542310A (en) | 1983-06-29 | 1983-06-29 | CMOS bootstrapped pull up circuit |
US508999 | 1983-06-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6010812A JPS6010812A (ja) | 1985-01-21 |
JPH0572771B2 true JPH0572771B2 (ja) | 1993-10-13 |
Family
ID=24024915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59077665A Granted JPS6010812A (ja) | 1983-06-29 | 1984-04-19 | ドライバ回路 |
Country Status (4)
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---|---|
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EP (1) | EP0130273B1 (ja) |
JP (1) | JPS6010812A (ja) |
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- 1983-06-29 US US06/508,999 patent/US4542310A/en not_active Expired - Lifetime
-
1984
- 1984-02-20 EP EP84101728A patent/EP0130273B1/en not_active Expired
- 1984-02-20 DE DE8484101728T patent/DE3478175D1/de not_active Expired
- 1984-04-19 JP JP59077665A patent/JPS6010812A/ja active Granted
Patent Citations (1)
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EP0130273A2 (en) | 1985-01-09 |
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