JPH0572686U - 自動二輪車のリヤフェンダ - Google Patents

自動二輪車のリヤフェンダ

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JPH0572686U
JPH0572686U JP1164992U JP1164992U JPH0572686U JP H0572686 U JPH0572686 U JP H0572686U JP 1164992 U JP1164992 U JP 1164992U JP 1164992 U JP1164992 U JP 1164992U JP H0572686 U JPH0572686 U JP H0572686U
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JP
Japan
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fender
seat
rear fender
motorcycle
intermediate portion
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JP1164992U
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日出夫 鶴巻
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Suzuki Motor Co Ltd
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Suzuki Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】リヤフェンダ中間部分への応力集中を回避させ
ると同時にこの部分の剛性を高める。 【構成】リヤフェンダ17の中間部分に設けられた段差
26を境に、前半部分が着座シートやサイドカバー等に
よって覆われるインナーフェンダ27、後半部分が後方
に露出するアウターフェンダ28とされ、上記インナー
フェンダ27がアウターフェンダ28よりも一段絞られ
た形状を持つものにおいて、インナーフェンダ27最後
部の両側面に設けられるサイド取付台座25の座面を上
記アウターフェンダ28のサイド面29に平行させた。 【効果】上記構成により、サイド取付台座25の座面と
サイド面29とがなすエッジ段差31の幅を小さくする
ことが可能になり、この部分への応力集中が回避され、
リヤフェンダ17中間部分の剛性が向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動二輪車のリヤフェンダに関する。
【0002】
【従来の技術】
モトクロッサタイプの自動二輪車は、ライダーが前後方向に容易に体重移動が できるように着座シートの長さが前後に長くとられる。このため着座シートの後 部がリヤフェンダの前半部分上に重なる態様となる(図2参照)。また、着座シ ートの下部両側面には車体フレームを覆うサイドカバーが取着され、このサイド カバーの後半部分が上記リヤフェンダの前半部分側面に重ねられる。
【0003】 着座シートとリヤフェンダとの継ぎ目およびサイドカバーとリヤフェンダとの 継ぎ目は、それぞれ滑らかに連続するようにフラッシュサーフェイス化され、ラ イダーがこれらの継ぎ目に掛かることなくスムーズに前後へ体重移動できるよう にされている。このためリヤフェンダは、図5に示すように中間部分に段差1が 設けられ、この段差1を境に前半部分が着座シートやサイドカバーによって覆わ れるインナーフェンダ2、後半部分が後方に露出するアウターフェンダ3とされ 、インナーフェンダ2がアウターフェンダ3よりも一段絞られた形状となってい る。
【0004】 このようなリヤフェンダは、一般にインナーフェンダ2の前部2カ所に設けら れたフロント取付台座4,4と、インナーフェンダ2の最後部両側面に設けられ たサイド取付台座5,5に挿通される合計4本のボルトによって車体フレームに 締結され、アウターフェンダ3は後方に向かって片持支持される。
【0005】 アウターフェンダ3のサイド面6,6は、アウターフェンダ3の横幅を広くと るために通常は側方に張り出す傾斜面とされ、アウターフェンダ3の横断面はほ ぼ台形状になる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のリヤフェンダでは、前記サイド取付台座5,5の座面が 互いに平行であるため、サイド取付台座5,5と前記サイド面6,6との間にエ ッジ段差7,7が形成される。このエッジ段差7,7は、リヤフェンダの中間部 分、かつ縁部に形成される上、片持支持されたアウターフェンダ3の基端部に位 置するため、応力集中を受け易く、リヤフェンダ中間部分の剛性を大きく低下さ せてしまう。このためアウターフェンダ3にライダーの体重が掛かったり、自動 二輪車が転倒するなどしてアウターフェンダ3に強い力が加えられた場合、エッ ジ段差7,7の部分からリヤフェンダが変形、若しくは破損する恐れがあった。 しかも、自動二輪車の走行時にはリヤフェンダの裏側に大量の泥が付着してリヤ フェンダの重量が重くなるため、上記問題点が一層助長される。
【0007】 本考案は、このような問題点を解決するためになされたもので、リヤフェンダ 中間部分への応力集中を回避できると同時に剛性を高めることのできる自動二輪 車のリヤフェンダを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案に係る自動二輪車のリヤフェンダは、リヤフ ェンダの中間部分に設けられた段差を境に、前半部分が着座シートやサイドカバ ー等によって覆われるインナーフェンダ、後半部分が後方に露出するアウターフ ェンダとされ、上記インナーフェンダがアウターフェンダよりも一段絞られた形 状を持つ自動二輪車のリヤフェンダにおいて、インナーフェンダ最後部の両側面 に設けられる、リヤフェンダ固定用のサイド取付台座の座面を、上記アウターフ ェンダのサイド面に平行させたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】
このように構成することにより、サイド取付台座の座面とアウターフェンダの サイド面とがなすエッジ段差の幅が小さくなり、リヤフェンダ中間部分への応力 集中が回避されると同時にこの部分の剛性が高められる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について図面を参照しながら説明する。
【0011】 図2は、モトクロッサタイプの自動二輪車の左側面図である。この自動二輪車 11は、車体フレーム12のメインチューブ13上に燃料タンク14が設置され 、メインチューブ13より後部上方に延びる左右一対のシートレール15,15 上に着座シート16が載置されている。この着座シート16は、ライダーが前後 方向に容易に体重移動できるように前後に長く延ばされており、その前方部分は 上記燃料タンク14上に重ねられている。
【0012】 シートレール15,15の後部にはリヤフェンダ17が、またシートレール1 5,15の両側面には左右一対のサイドカバー18,18が取り付けられている 。リヤフェンダ17の前半部分は、後方に延びた着座シート16および上記サイ ドカバー18,18に覆われており、着座シート16とリヤフェンダ17との継 ぎ目およびサイドカバー18,18とリヤフェンダ17との継ぎ目は、それぞれ 滑らかに連続するようにフラッシュサーフェイス化されている。
【0013】 図3に示すように、シートレール15,15には例えばシートブラケット19 ,19が固着され、このシートブラケット19,19に着座シート16およびサ イドカバー18,18がボルト20,20で共締めされている。また、シートレ ール15,15間に架設されたブリッジ部材21には左右一対のフェンダフロン トブラケット22,22が設けられる一方、シートレール15,15の後端部に はフェンダサイドブラケット23,23が設けられていて、これらのブラケット 22,22および23,23に、それぞれリヤフェンダ17に設けられたフロン ト取付台座24,24およびサイド取付台座25,25がボルト26で締結され る。なお、図4は図3のIV−IV線に沿う断面図であり、上記フェンダサイドブラ ケット23,23とサイド取付台座25,25との取着状態を示している。
【0014】 リヤフェンダ17は、図1に示すように中間部分に段差26が設けられており 、この段差26を境として前半部分が着座シート16やサイドカバー18,18 に覆われるインナーフェンダ27、後半部分が後方に露出するアウターフェンダ 28とされる。インナーフェンダ27はアウターフェンダ28よりも一段絞られ た形状となっており、アウターフェンダ28を着座シート16およびサイドカバ ー18,18に対してフラッシュサーフェイス化可能とさせている。
【0015】 アウターフェンダ28のサイド面29,29は、アウターフェンダ28の横幅 を広く取るために側方に張り出す傾斜面とされている。本考案は、上記サイド面 29,29に前記サイド取付台座25,25の座面を平行させたことを特徴とし ており、このようにしたためにサイド取付台座25,25の座面とサイド面29 ,29とがなすエッジ段座31,31の幅を従来のリヤフェンダと比較して大幅 に小さくすることができるようになった。このエッジ段差31,31の幅は、サ イドカバー18,18とフェンダサイドブラケット23,23の厚みを許容でき るものであれば良い。
【0016】 このため、上記エッジ段差31,31が位置するリヤフェンダ17中間部分へ の応力集中を回避できると同時に、この部分の剛性を大幅に高められ、リヤフェ ンダ17の変形や破損を防止できる。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る自動二輪車のリヤフェンダは、リヤフェン ダの中間部分に設けられた段差を境に、前半部分が着座シートやサイドカバー等 によって覆われるインナーフェンダ、後半部分が後方に露出するアウターフェン ダとされ、上記インナーフェンダがアウターフェンダよりも一段絞られた形状を 持つ自動二輪車のリヤフェンダにおいて、インナーフェンダ最後部の両側面に設 けられる、リヤフェンダ固定用のサイド取付台座の座面を、上記アウターフェン ダのサイド面に平行させたことを特徴とするものである。
【0018】 したがって、上記サイド取付台座の座面とアウターフェンダのサイド面とがな すエッジ段差の幅を小さくすることができ、この部分への応力集中を回避できる と同時にリヤフェンダ中間部分の剛性が向上し、リヤフェンダの変形や破損を効 果的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すリヤフェンダの前方斜
視図。
【図2】本考案に係るリヤフェンダが適用された自動二
輪車の一例を示す左側面図。
【図3】リヤフェンダの固定状態を示す左側面図。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図。
【図5】従来の技術を示すリヤフェンダの前方斜視図。
【符号の説明】
11 自動二輪車 12 車体フレーム 14 燃料タンク 15 シートレール 16 着座シート 17 リヤフェンダ 18 サイドカバー 21 ブリッジ部材 22 フェンダフロントブラケット 23 フェンダサイドブラケット 24 フロント取付台座 25 サイド取付台座 26 段差 27 インナーフェンダ 28 アウターフェンダ 29 サイド面 31 エッジ段差

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リヤフェンダの中間部分に設けられた段
    差を境に、前半部分が着座シートやサイドカバー等によ
    って覆われるインナーフェンダ、後半部分が後方に露出
    するアウターフェンダとされ、上記インナーフェンダが
    アウターフェンダよりも一段絞られた形状を持つ自動二
    輪車のリヤフェンダにおいて、インナーフェンダ最後部
    の両側面に設けられる、リヤフェンダ固定用のサイド取
    付台座の座面を、上記アウターフェンダのサイド面に平
    行させたことを特徴とする自動二輪車のリヤフェンダ。
JP1992011649U 1992-03-09 1992-03-09 自動二輪車のリヤフェンダ Expired - Lifetime JP2599147Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992011649U JP2599147Y2 (ja) 1992-03-09 1992-03-09 自動二輪車のリヤフェンダ

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Publications (2)

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JPH0572686U true JPH0572686U (ja) 1993-10-05
JP2599147Y2 JP2599147Y2 (ja) 1999-08-30

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ID=11783806

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JP1992011649U Expired - Lifetime JP2599147Y2 (ja) 1992-03-09 1992-03-09 自動二輪車のリヤフェンダ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013043588A (ja) * 2011-08-25 2013-03-04 Honda Motor Co Ltd 鞍乗り型車両の泥除け部構造
JP2022042841A (ja) * 2020-09-03 2022-03-15 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6276789U (ja) * 1985-10-30 1987-05-16

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