JPH0572432U - ボス部構造 - Google Patents

ボス部構造

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Publication number
JPH0572432U
JPH0572432U JP2050592U JP2050592U JPH0572432U JP H0572432 U JPH0572432 U JP H0572432U JP 2050592 U JP2050592 U JP 2050592U JP 2050592 U JP2050592 U JP 2050592U JP H0572432 U JPH0572432 U JP H0572432U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
female screw
socket
boss member
screw
Prior art date
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Pending
Application number
JP2050592U
Other languages
English (en)
Inventor
威信 宇野
匡 夏村
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 石川島播磨重工業株式会社 filed Critical 石川島播磨重工業株式会社
Priority to JP2050592U priority Critical patent/JPH0572432U/ja
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 繊維強化プラスチック等の合成樹脂製の製品
の附属品を取付ける部分の形状や成形不良をなくし、且
つ製品からの附属品の取り外しの便を図る。 【構成】 ダクト11の座11aにボス部材12を接着
剤13により取付け、雌ネジ15を有する貫通孔14
を、ボス部材12の反座11a側の面から座11aに亘
り設ける。貫通孔14の雌ネジ15と螺合する雄ネジ1
7を外周面に又前記雌ネジ15とは逆ネジであって固定
ボルト20と螺合する雌ネジ19を有する貫通孔18を
略軸心部に夫々設けたソケット16を、貫通孔14の雌
ネジ15に螺着する。従って固定ボルト20をソケット
16から取り外す際に、ソケット16にボス部材12及
びダクト11の座11aに食い込む方向に力が作用し、
ソケット16の浮き上がり及びダクト11の座11aか
らのボス部材12の剥離を防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、成形加工された繊維強化プラスチック(FRP)等の合成樹脂製の 座に取付けられるボス部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、航空機のエンジン等の設備において成形加工された繊維強化プラスチ ック製の製品であるダクト等が使用されている。
【0003】 繊維強化プラスチック製の製品、例えばダクトに附属品を取付ける場合につい て図3を参照しつつ説明する。
【0004】 ダクト1の外周に該ダクト1の径方向外側に突出するボス部1aを一体に成形 し、この一体成形したボス部1aの軸心部にダクト1の径方向に向けて貫通孔2 を穿設すると共に、該貫通孔2の周面に雌ネジ3を形成し、貫通孔2の雌ネジ3 と螺合する雄ネジ5が外周面に形成されしかも固定ボルト6が螺合される雌ネジ 8が貫通孔7に形成された鍔4a付きソケット4を、前記貫通孔2の雌ネジ3に 螺着する。又雌ネジ3と8の捩じ込み方向は同一方向に形成する。
【0005】 前記の如く貫通孔2の雌ネジ3に螺着せるソケット4の鍔4aの開口部に、附 属品であるブラケット9の取付け穴を合せて配置し、次いでソケット4の貫通孔 7の雌ネジ8に固定ボルト6を螺着して該固定ボルト6の頭部6aとソケット4 の鍔4aとの間にブラケット9を挾持することにより、ブラケット9をダクト1 のボス部1aに取付けていた。図中10はワッシャを示す。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、ボス部1aはダクト1と一体に成形しているので、ボス部1a に成形不良や形状不良が生じて、ダクト1へのブラケット9の取付けに支障が生 じ、そのためにボス部1aの形状や成形不良に対し補修を行わねばならず経費が 嵩む、という不具合な点がある。
【0007】 又固定ボルト6のソケット4の雌ネジ8への捩じ込み方向と、ソケット4のボ ス部1aの雌ネジ3への捩じ込み方向とが共に同じ方向であるので、固定ボルト 6を捩じ込む場合とは逆方向に回転してボス部1aから固定ボルト6を取り外す 際にソケット4が固定ボルト6と共に回転して弛むことが生じる。一般にダクト 1へのブラケット9の取付けは、器具が揃っている工場等で行うのに対し、ダク ト1からのブラケット9の取り外しは現場で行っているので、前記事態に対処す るための器具が現場に備えられておらず、しかも時間的にも作業員の人数にも制 約がある現場にてソケット4のボス部1aへの螺着という作業をも行わねばなら ず現場作業の簡易化を図り得られない、という不具合な点がある。
【0008】 本考案は、上述の実情に鑑み、繊維強化プラスチック等の合成樹脂製の筒状体 に取付けるボス部に生じる成形不良や形状不良をなくしてボス部を利用して行う 附属品の取付けに支障を来さないようにすると共に、現場で行う附属品の取り外 し作業の便を図り得るボス部構造を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、成形加工された合成樹脂製の筒状体の外周に形成された座に、ボス 部材を接着剤により取付け、該ボス部材及び座に、ボス部材の反座側の端面から 座に亘り雌ネジを形成し、外周面に前記雌ネジと螺合する雄ネジが形成され、略 軸心部に前記雌ネジとは逆ネジで且つ固定ボルトが螺合される雌ネジが形成され たソケットを、前記ボス部材及び座に形成した雌ネジに螺着してなることを特徴 とするボス部構造、にかかるものである。
【0010】
【作用】
成形加工された合成樹脂製の筒状体の外周に形成された座に、単独で成形した ボス部材を接着剤により取付けるので、ボス部材を設計通りに成形できてボス部 材の形状不良に附属品の着脱作業が左右されることがなく、又ボス部材の反座側 の面から座に亘り雌ネジを形成し、該雌ネジと螺合する雄ネジを外周面に又前記 雌ネジと捩じ込み方向が逆方向であって固定ボルトと螺合する雌ネジを略軸心部 に形成したソケットを、前記ボス部材の雌ネジに螺着するので、ソケットの雌ネ ジに螺着した固定ボルトを取り外す際に、ソケットにはボス部材や座に食い込む 方向に力が作用することになって固定ボルトと共にソケットが外れることがない 。
【0011】
【実施例】
以下、図1、図2を参照しつつ本考案の実施例について説明する。
【0012】 外側に附属品を取付ける繊維強化プラスチックの成形加工製品、例えばダクト 11とボス部材12とを別個に成形し、この成形したボス部材12を、ダクト1 1の外周に一体成形され且つ外周面から僅かに突出する座(附属品を取付ける個 所)11aに接着剤13により取付け、次いでボス部材12の反ダクト11側の 端面からダクト1の座11aに亘り貫通孔14を設ける。この貫通孔14は、必 ずしもダクト1の座11aを貫通しなくてもよい。
【0013】 前記貫通孔14の周面に雌ネジ15を形成し、貫通孔14の雌ネジ15と螺合 する雄ネジ17を外周面に形成した鍔16a付きソケット16の中心部に、軸方 向に貫通孔18を穿設して該貫通孔18の周面に、固定ボルト20と螺合する雌 ネジ19を、前記雌ネジ15とは逆ネジとなるよう形成する。前記の如くしたソ ケット16を貫通孔14の雌ネジ15に螺着する。図中21はワッシャを示す。
【0014】 附属品であるブラケット22をダクト11に取付ける場合には、工場等のよう に器具が備えられている場所で下記の如く行う。即ち、貫通孔14の雌ネジ15 に螺着したソケット16の鍔16aの開口部にブラケット22の取付け穴を合わ せ、次いで固定ボルト20を、ソケット16の貫通孔18に設けた雌ネジ19に 螺着して、固定ボルト20の頭部20aとソケット16の鍔16aとの間にブラ ケット22を挾持することにより、ブラケット22をダクト11に取付ける。こ の場合、固定ボルト20のソケット16への螺着時にソケット16にボス部材1 2及びダクト11の座11aから外れる方向に力が作用するが、工場に備えられ たレンチ等の器具を用いてソケット16の鍔16aを押さえてソケット16がボ ス部材12から浮き上がるのを防止しながら前記取付け作業を行う。このように してブラケット22を取付けたダクト11を現場で所要の設備に据え付ける。
【0015】 又現場でダクト11からブラケット22を取り外す場合には、固定ボルト20 をソケット16から取り外すことにより行う。この際に、ソケット16の外周面 には雌ネジ19とは逆ネジの雄ネジ17を形成してあるので、ソケット16にボ ス部材12及びダクト11に食い込む方向に力が作用することになり、ソケット 16に弛みが生じることがない。このために現場での固定ボルト20ひいてはブ ラケット22の取り外し作業の簡易化を図り得ると共に、ボス部材12のダクト 11の座11aからの剥離を防止できる。
【0016】 尚本考案は、図示し説明した実施例にのみ限定されることなく、例えばダクト 以外の筒状体に適用すること、断面が円形状以外に多角形状の筒状体に適用する こと、繊維強化プラスチック以外の合成樹脂製の製品に適用すること、等は任意 であり、その他、本考案の要旨を逸脱しない限り種々変更を加え得ることは勿論 である。
【0017】
【考案の効果】
以上述べたように本考案のボス部構造によれば、繊維強化プラスチック等の合 成樹脂製の製品とボス部材とを別々に成形したことによりボス部材の成形及び形 状の不良をなくし得られ、現場にて附属品を製品から取り外す際にソケットがボ ス部材から浮び上がることを防止し得て作業の便利化を図り得られ、且つ取り外 し時にボス部材の製品からの剥離やソケットの弛みを防止できて好都合である、 等種々の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のボス部構造を示す縦断面図である。
【図2】本考案のボス部構造を適用する製品の座部分の
斜視図である。
【図3】従来のボス部の構造を示す縦断面図である。
【符号の説明】
11 ダクト 11a 座 12 ボス部材 13 接着剤 14 貫通孔 15 雌ネジ 16 ソケット 16a 鍔 17 雄ネジ 18 貫通孔 19 雌ネジ 20 固定ボルト 22 ブラケット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形加工された合成樹脂製の筒状体の外
    周に形成された座に、ボス部材を接着剤により取付け、
    該ボス部材及び座に、ボス部材の反座側の端面から座に
    亘り雌ネジを形成し、外周面に前記雌ネジと螺合する雄
    ネジが形成され、略軸心部に前記雌ネジとは逆ネジで且
    つ固定ボルトが螺合される雌ネジが形成されたソケット
    を、前記ボス部材及び座に形成した雌ネジに螺着してな
    ることを特徴とするボス部構造。
JP2050592U 1992-03-05 1992-03-05 ボス部構造 Pending JPH0572432U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2050592U JPH0572432U (ja) 1992-03-05 1992-03-05 ボス部構造

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JP2050592U JPH0572432U (ja) 1992-03-05 1992-03-05 ボス部構造

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JPH0572432U true JPH0572432U (ja) 1993-10-05

Family

ID=12029023

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JP2050592U Pending JPH0572432U (ja) 1992-03-05 1992-03-05 ボス部構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015140015A (ja) * 2014-01-29 2015-08-03 エヌエムテック コリア カンパニー リミテッド 高周波融着によるパネルの製造方法及びこれによって製造されたパネル

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JP2015140015A (ja) * 2014-01-29 2015-08-03 エヌエムテック コリア カンパニー リミテッド 高周波融着によるパネルの製造方法及びこれによって製造されたパネル

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