JPH0572253U - 車両用シートのアームレスト固定構造 - Google Patents

車両用シートのアームレスト固定構造

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JPH0572253U
JPH0572253U JP2190392U JP2190392U JPH0572253U JP H0572253 U JPH0572253 U JP H0572253U JP 2190392 U JP2190392 U JP 2190392U JP 2190392 U JP2190392 U JP 2190392U JP H0572253 U JPH0572253 U JP H0572253U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両用シートのシートクッション側端にアー
ムレストを固定する構造において、アームレスト側から
ではなくシート側から固定できる構造として、アームレ
ストを表皮一体発泡成形によって製作できるようにす
る。 【構成】 アームレスト3にステー13を側方に突出さ
せて設けるとともに、そのステー13より下側にナット
部材15をアームレスト3内に埋設する。一方、シート
クッション2側にはステー13に対向してステーサポー
ト22を埋設し、ブラケット24および26を介して、
シートクッションフレーム21に固定する。そして、ア
ームレスト3のステー13をステーサポート22に差し
込めば、ステーサポート22のロック部材30がステー
13のロック溝14にはまって、ステー13の抜けが防
止される。その状態で、シートクッション2側からボル
ト34をアームレスト3のナット部材15に締め込むこ
とによって、アームレスト3がシートクッション2の側
端に固定される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、車両のシートの分野に係り、特に車両用シートの側端にアームレ ストを固定する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用シートのシートクッション側端へアームレストを固定することが 行われている。その際、アームレストをシート側から固定しようとしても、シー トクッションの内容物が障害となってボルト締付用の工具が入らず、締付作業が 困難である。そのため、従来では、図5に示すように、シートクッション100 の側端(A、B、C)に対しアームレスト101を外側からボルト102で固定 しているが、アームレスト外表面(意匠面)にボルト102やボルト孔103が 表れる。このため、アームレストパッドアッセンブリ104をボルト締めした後 、これをカバーアッセンブリ105でカバーリングしてボルト固定部を覆い、最 終的なアームレスト101としている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
したがって、アームレストを表皮一体発泡成形で製作することができない。こ のことは、アームレストのパッドとカバー(表皮)との密着性、表皮のタルミや シワ、外表面のデザインの自由度等において、仕上品質を向上させる上での制約 となっている。また、アームレストのパッドアッセンブリを組み付けた後のカバ ーリング工程が必要であり、その分工程数も多くなる。
【0004】 本考案の課題は、アームレストを表皮一体発泡成形で製作できるようにして仕 上品質を向上させるとともに、アームレスト固定後のカバーリング工程を廃止し て工程数を削減できるアームレスト固定構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案は、図5において、アームレスト101をボルト締結するA部分は、シ ートクッション100の内容物が障害となってシート側からの固定は困難である が、BおよびC部分についてはシートクッション100の内容物との干渉を避け 得ることに着目し、アームレストの上側固定部と下側固定部とで異なる固定構造 を採用することにより、アームレストをすべてシート側から固定できるようにし たものである。
【0006】 すなわち、本考案は、次のような点を要旨とするものである。 アームレストには、シートクッションの側端に向かって突出するステーを突 設する。 シートクッションの側端部には、そのステーに対向するステーサポートを埋 設して、これを上記シートクッションフレームに固定する。 そして、上述のステーをステーサポートに嵌合、係止させる。 そのステー突設部より下側のアームレスト下部を、シートクッションフレー ムの内側からネジ締結手段によって、そのフレームに締結する。
【0007】
【作用】
本考案によれば、アームレストの上側固定部においては、アームレストのステ ーがシートクッション内に埋設されたステーサポートに嵌合、係止され、また下 側固定部においては、シートクッションフレームの内側からボルト等のネジ締結 手段によって固定されるため、アームレストの外表面(意匠面)にボルト孔やボ ルト等が表れず、固定後のカバーリング工程が不要になる。したがって、アーム レストを表皮一体発泡成形で製作することが可能となる。また、ステーおよびス テーサポートの嵌合・係止構造とボルト等によるネジ締結構造を組み合せること により、全体として必要とされる固定強度も満足する。
【0008】
【実施例】
図4に本考案の一実施例の全体外観を示す。ここで、車両用シート1のシート クッション2の側端にアームレスト3が固定されている。アームレスト3は、上 方に延びる立上り部4と、これに連続してほぼ水平に延びる水平部5とが一体に 形成された逆L字状をなし、立上り部4において上側固定部6と下側固定部7と によりシートクッション2の側端に固定されている。この図4におけるシートク ッション2とアームレスト3との固定部の垂直断面について、図1に分解状態を 、また図3に組付け状態を示す。
【0009】 図1から明らかなように、アームレスト3は金属製芯材としてのアームレスト フレーム10と、これを所定の厚さで包み込む発泡ポリウレタン等のアームレス トパッド11と、このパッド11を覆う最外層のアームレスト表皮12とを主体 とする。
【0010】 アームレスト3には、棒状のステー13が側方に突出して設けられている。こ のステー13の一端部はアームレスト3の内部に差し入れられ、アームレストフ レーム10に対し、例えばアーク溶接によって固定されている。このステー13 は、シートクッション2の側端に向かって突出し、その先端はテーパ状に形成さ れるとともに、アームレスト3に近い基端側の部分にはロック溝14が形成され ている。このステー13のアームレスト3に対する固定位置は、図4における上 側固定部6に対応している。 アームレスト3の下側固定部7に対応する2箇所には、図1に示すように2個 のナット部材15が埋め込まれ、アームレストフレーム10に対し、例えばアー ク溶接によって固定されている。これらのナット部材15は、アームレスト3の 、ステー13が突出している側の側面に開口している。
【0011】 なお、このようなアームレスト3は、アームレストフレーム10にステー13 およびナット部材15がそれぞれ溶接された状態で、周知の表皮一体発泡成形に よりパッド11の層および表皮12が形成されるが、ステー13は、その発泡成 形に際して、発泡型への吊下げ(固定)に利用可能である。
【0012】 一方、シートクッション2は、シートクッションパッド18と、この表面を覆 うクッション表皮19と、下面に位置するクッションスプリング20とを備え、 下側からパイプ状のシートクッションフレーム21で支持されている。
【0013】 このようなシートクッション2の側端部の下側部分には、筒状のステーサポー ト22が埋設されている。ステーサポート22は、シートクッションパッド18 の下部に形成された切欠部18aにおいてブラケット24の円筒金具部23に取 り付けられ、ブラケット26を介してシートクッションフレーム21で支持され ている。ブラケット24は2本のボルト25によりブラケット26に固定され、 このブラケット26はさらに上述のシートクッションフレーム21に、例えばア ーク溶接によって固定されている。
【0014】 ステーサポート22は、構造的には車両用ヘッドレストのステーサポートと同 様のものであって、例えばプラスチックからなり、その先端部に複数のスリット 27および抜止め用の爪部28を備えていて、円筒金具部23への挿入の際には その爪部28が中心側に弾性変形させられ、挿入完了時にはこれが開いて、円筒 金具部23からの抜けを防止する。ステーサポート22のアームレスト3側の開 口部には、図2に示すようなロック機構29が設けられている。このロック機構 29は、ステーサポート22の開口部にロック部材30がピン31によって回動 可能に設けられ、そのロック部材30に形成された爪部33が、ステー13に形 成された前述のロック溝14にスプリング32の弾性力によって食い込む構造の ものである。
【0015】 図1に戻って、ステーサポート22より下側に、2本のボルト34によるボル ト締結部が形成される。そのために上述のブラケット26は、シートクッション フレーム21より下方に延び、この部分に各ボルト34を通すボルト孔35が形 成されている。
【0016】 以上のようなアームレスト3とシートクッション2とは、次のようにして固定 されている。 図1において、まず、アームレスト3のステー13が、シートクッション2側 のステーサポート22に差し込まれ、嵌合される。この嵌合が完了した状態では 、図2に示すように、ステー13のロック溝14にステーサポート22のロック 部材30がはまってロックされ、ステーサポート22からのステー13の抜けが 防止される。次いで、図3に示すように、シートクッション2側から2本のボル ト34がアームレスト3のナット部材15に締め込まれ、アームレスト3のステ ー13より下側部分がブラケット26を介してシートクッションフレーム21に 固定されて、アームレスト3の組付けが完了する。
【0017】 このようなアームレスト3の組付工程で、上側固定部6においては、ステー1 3を相手方のステーサポート22に差し込むだけでよく、また、それによってア ームレスト3が位置決めされた状態で下側固定部7のボルト締めを行うことがで きる。
【0018】 また、アームレスト3の外表面(図1および図3において右側の側面)には、 見栄えを悪くするボルト孔等は一切表われない。
【0019】 なお、以上説明した実施例では、ステー13およびステーサポート22が1組 設けられていたが、これを例えば2組にすることも可能であり、またその場合、 下側固定部7のボルト34を1本とすることもできる。
【0020】
【考案の効果】
本考案によれば、アームレストを全てシートクッション側から固定する構造が 実現するため、アームレストの外部意匠面にボルト孔等が表われない。したがっ て、アームレストを表皮一体発泡成形で製作することが可能となる。それによっ て、従来のようなアームレスト組付け後のカバーリング工程が廃止でき、またそ の表皮一体発泡成形によれば、アームレストに凹状部分も容易に形成することが 可能で、デザイン上の自由度が高められるし、また表皮の密着性が高く、シワ等 も生じ難いため、仕上品質を向上させることができる。なお、アームレストのス テーは、本来的にはシートクッションに対する固定手段の一部であるが、表皮一 体発泡成形の際、そのステーを発泡型への吊下げ部に利用できる副次的な効果も ある。
【0021】 さらに、アームレストのシートクッション側への組付けに際し、その上側固定 部については、アームレストのステーを相手方のステーサポートに嵌合、係止さ せるいう簡単な作業で足りる。しかも、ステーがステーサポートに嵌合されるこ とによって、下側固定部におけるネジ締結手段の締付作業の際に、アームレスト が位置決めされる結果となるため、ボルト締め等の締結作業がしやくなり、全体 としてアームレストの組付工程が容易化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるアームレスト固定構造
の分解断面図。
【図2】その固定構造におけるステーサポートのロック
機構の概略断面図。
【図3】図1のアームレスト固定構造の組付状態の断面
図。
【図4】図3のアームレスト固定構造を含む車両用シー
トの斜視図。
【図5】従来のアームレスト固定構造を示す分解斜視
図。
【符号の説明】
2 シートクッション 3 アームレスト 13 ステー 14 ロック溝 15 ナット部材 21 シートクッションフレーム 22 ステーサポート 29 ロック機構 34 ボルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションとこれを支持するシー
    トクッションフレームとを有する車両用シートの側端に
    アームレストを固定する構造において、 前記アームレストには前記シートクッションの側端に向
    かって突出するステーを突設する一方、前記シートクッ
    ションの側端部には、そのステーに対向するステーサポ
    ートを埋設してこれを前記シートクッションフレームに
    固定し、そして、前記ステーを前記ステーサポートに嵌
    合、係止させるとともに、そのステー突設部より下側の
    アームレスト下部を、前記シートクッションフレームの
    内側からネジ締結手段によってそのフレームに締結した
    ことを特徴とする車両用シートのアームレスト固定構
    造。
JP1992021903U 1992-03-12 1992-03-12 車両用シートのアームレスト固定構造 Expired - Fee Related JP2570103Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020039503A (ja) * 2018-09-07 2020-03-19 株式会社イトーキ 椅子

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5135370U (ja) * 1974-09-09 1976-03-16
JPS6337888U (ja) * 1986-08-29 1988-03-11

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JP2570103Y2 (ja) 1998-05-06

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