JPH057212A - 通信制御装置 - Google Patents

通信制御装置

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JPH057212A
JPH057212A JP3218716A JP21871691A JPH057212A JP H057212 A JPH057212 A JP H057212A JP 3218716 A JP3218716 A JP 3218716A JP 21871691 A JP21871691 A JP 21871691A JP H057212 A JPH057212 A JP H057212A
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幸一 田中
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安喜良 加沼
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 G.Tタイマから出力されるトークン破壊通
知の待ち時間を短縮し、トークンの回復処理を迅速に行
う。 【構成】 通信制御装置において、リング状の通信ネッ
トワーク上を周回するトークンを受信してから再受信す
るまでの待ち時間を、通信ネットワークの状態に応じて
決定する待ち時間決定手段と、この待ち時間決定手段に
よって決定された待ち時間を保持する待ち時間保持手段
と、前記制御データの受信によって時間を計数し、前記
待ち時間保持手段に保持されている待ち時間経過後にお
いてもトークンを再受信できない場合、異常信号を出力
する時間計数手段とを具備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リング状の通信ネット
ワーク上を周回する制御データの破壊検出を行う通信制
御装置に関し、特に、制御データ破壊通知の待ち時間を
短縮し、制御データの回復処理を迅速に行うことのでき
る通信制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】LAN(ローカル エリア ネットワー
ク)などの通信ネットワークの1方式であるトークンリ
ングネットワークは、IEEE Std.802.5で
規定されているように複数の通信制御装置がリング状に
接続されており、通常、通信データを含むフレームとそ
のフレームの通信を制御するトークンとが各々ビット列
(bit stream)として順次各通信制御装置を
介してネットワーク上を周回している。
【0003】各通信制御装置101は、図11に示す如
くに、他の通信制御装置からのデータビット列を受信
し、上記データビット列のトークンを検出する受信部1
03と、受信部103より上記通信データを受けて他の
通信制御装置へ送信するための送信部104とを有し、
さらに、受信部103よりのトークン検出信号により時
間の計数を再開し、所定の時間が経っても次のトークン
検出信号が送られて来ない場合、トークン破壊通知信号
(時間切れ通知)を出力するタイマ部105と、タイマ
部105よりのトークン破壊通知信号の無い場合にトー
クン送出信号を上記送信部104へ供給するプロトコル
制御部107とを有している。そして、上記送信部10
4は、プロトコル制御部107よりトークン送出信号を
受けた場合、トークンを生成し(generatio
n)送出する様になっている。このように、上記構成に
より、通信制御装置間において、ノイズ等によってトー
クンが破壊されたことを検出し、再生(recover
y)する機能を果すものである。また、トークンは図1
2のようなフォーマットを有している。
【0004】図13は、従来の通信制御装置におけるタ
イマ部の構成を示すブロック図である。
【0005】タイマ部は、グッドトークン(G.T)タ
イマ121を有しており、プロトコル制御部107より
イネーブル信号が与えられているとき(G.T)タイマ
121は以下の動作をする。受信部103よりのトーク
ン検出信号を再起動信号(restart信号)として
固定された待ち時間122をロードし、計数を再開す
る。G.Tタイマ121は計数を行い、上記固定された
待ち時間が経っても次のトークン検出信号が受信部10
3より送られて来ない場合、時間切れ通知信号をトーク
ン破壊通知信号として出力して計数を停止する。また、
上記固定された待ち時間前に次のトークン検出信号が受
信部103より送られて来た場合、G.Tタイマ121
は、前述のように再スタートする。
【0006】トークンリングでは最大で260局まで接
続でき、また1局当りのトークン保持時間は10m秒で
あるため、もし260局が存在するトークンリングであ
るならば、トークンが1周するのに要する最大時間は約
10m秒×260局=2.6秒となる。従って、待ち時
間122はこの最大値=2.6秒に固定的に設定されて
いる。
【0007】すなわち、トークンを検出してから2.6
秒経っても再びトークンが検出されなければ、グットト
ークンタイマ121は時間切れとなり、トークン破壊通
知信号を発生する。このトークン破壊通知信号により、
トークンがノイズ等によって破壊されたとされ、トーク
ン再送信等の回復処理を行う。
【0008】ここで、図14に示すように、上述の如く
に設計された通常のグッドトークンタイマ123を備え
た4局の通信制御装置(A局〜D局)から構成されるト
ークンリングネットワーク125上を、トークンが反時
計回りに周回している場合を考える。
【0009】全ての局に備えられたグッドトークンタイ
マ121は、あるトークンを受信するごとに計数を再開
(restart)し、所定時間(2.6秒)内に次の
トークンが受信されると、正常な通信が行われる。
【0010】ここで、周回しているあるトークンが、例
えばA局からB局に伝わる途中でノイズ等により破壊さ
れたとすると、B局のグッドトークンタイマ121が最
も過去に再起動されたことになり、従ってB局が最も先
に時間切れとなり、トークン破壊通知を出力する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1局が
トークンを受信・保持してから通信データの送信を行う
トークン保持時間は、最大でも10m秒であるため、図
14に示す4局のトークンリングネットワーク125の
場合、トークンが1周するのに要する時間は、10m秒
×4局=40m秒である。よって、グッドトークンタイ
マ121の待ち時間は40m秒で十分である。
【0012】ところが、前述の如くに、最大260局の
接続に対応して、設計段階においてグッドトークンタイ
マ121の待ち時間が2.6秒に固定されているため、
4局で構成される小さなトークンリングの場合、40m
秒でトークン破壊と判断してよいところを、2.6秒−
40m秒=2.56秒余計に待つことになる。この結
果、トークン破壊通知が遅延し、その間送信不能とな
る。例えば、4Mbpsの転送レートを持つトークンリ
ングの場合、2.56秒の間に約10Mbitの情報が
送信不能となり、著しい通信性能の低下を招く欠点があ
った。
【0013】そして、特に、4局いずれもが通信データ
の送信を行っていないとした場合、トークンは各局で待
たされることがないため、非常に高速にトークリングネ
ットワーク125上を周回する。この場合にも、トーク
ン破壊からほぼ2.6秒間たたないとトークン破壊通知
が出力されず、この間いっさいの通信ができなくなる。
この場合、特に、上述した欠点が助長されるものであっ
た。
【0014】そこで、本発明は、このような従来の事情
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、G.Tタイマの待ち時間をネットワークの状態に応
じて可変にすることにより、G.Tタイマから出力され
るトークン破壊通知の待ち時間を短縮し、トークンの回
復処理を迅速に行うことができる通信制御装置を提供す
ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の特徴は、通信制御装置において、リング状
の通信ネットワーク上を周回するトークンを受信してか
ら再受信するまでの待ち時間を、通信ネットワークの状
態に応じて決定する待ち時間決定手段と、この待ち時間
決定手段によって決定された待ち時間を保持する待ち時
間保持手段と、前記制御データの受信によって時間を計
数し、前記待ち時間保持手段に保持されている待ち時間
経過後においても制御データを再受信できない場合、異
常信号を出力する時間計数手段とを具備したことであ
る。
【0016】また、前記待ち時間決定手段は、通信ネッ
トワーク上に配置される各通信制御装置から送出される
存在通知信号を受信し、この存在通知信号から通信ネッ
トワーク上で稼働している通信制御装置の数を算出し、
算出された通信制御装置の数からこの通信ネットワーク
に必要とされる最小限の待ち時間を計算するように構成
されている。
【0017】あるいは、前記待ち時間決定手段は、通信
制御装置の数を任意に入力する存在局数入力手段と、こ
の存在局数入力手段によって入力された通信制御装置の
数から、この通信ネットワークに必要とされる最小限の
待ち時間を計算する待ち時間計算手段とを備えている。
【0018】あるいは、前記待ち時間決定手段は、通信
ネットワーク上に配置される各通信制御装置から送出さ
れる存在通知信号を受信し、この存在通知信号から通信
ネットワーク上に配置される通信制御装置の数を算出
し、算出された通信制御装置の数から待ち時間を計算す
る第1の待ち時間計算手段と、通信制御装置の数を任意
に入力する存在局数入力手段と、この存在局数入力手段
によって入力された通信制御装置の数から、待ち時間を
計算する第2の待ち時間計算手段と、前記第1の待ち時
間計算手段によって計算された待ち時間と前記第2の待
ち時間計算手段によって計算された待ち時間とを比較
し、長い方の待ち時間をこの通信ネットワークに必要と
される最小限の待ち時間とする待ち時間比較手段とを具
備している。
【0019】
【作用】上記構成によって、本発明は、通信ネットワー
ク上に存在する各局より送信された存在通知信号の数か
ら存在局数を算出する。算出した存在局数から必要最小
限の待ち時間を計算し、待ち時間保持手段に書き込む。
時間計数手段は、通信ネットワーク上を伝送する制御デ
ータを受信すると待ち時間保持手段に保持されている待
ち時間を読み込み、時間を計数する。そして、待ち時間
が経過しても制御データを再受信できない場合、制御デ
ータが異常であることを知らせる破壊通知を出力する。
【0020】あるいは、上記構成によれば、存在局数入
力手段から任意の存在局数を待ち時間計算手段へ入力す
る。さらに、待ち時間計算手段は、入力された存在局数
から必要最小限の待ち時間を計算し、待ち時間保持手段
に書き込む。時間計数手段は、制御データを受信すると
待ち時間を読み込み、時間を計数する。そして、待ち時
間が経過しても制御データを再受信できない場合、破壊
通知を出力する。
【0021】さらに、上記構成によれば、存在通知信号
の数から算出された存在局数から計算された待ち時間
と、存在局数入力手段から入力された存在局数から計算
された待ち時間とを比較する。比較の結果、長い方の待
ち時間を必要最小限の待ち時間として待ち時間保持手段
に書き込む。時間計数手段は、トークンを受信すると待
ち時間を読み込み、時間を計数する。そして、待ち時間
が経過してもトークンを再受信できない場合、破壊通知
を出力する。
【0022】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例に係る通信制御
装置のタイマ部の概要を示すブロック図である。通信制
御装置の他の構成は図1に示した従来のものと同様であ
るので、説明は省略する。
【0023】ここで、図1を参照して、本発明に従う通
信制御装置の概略構成について説明する。
【0024】同図に示す通信制御装置は、グットトーク
ン(G.T)タイマ1と、待ち時間レジスタ3と、待ち
時間決定部5とから構成されている。
【0025】G.Tタイマ1は、再起動信号(rest
art)が入力されると、待ち時間レジスタ3に書き込
まれている待ち時間を読み込み、タイマによる計数を再
開するものである。さらに、G.Tタイマ1は、計数を
行っているうちにロードした待ち時間が経過すると、時
間切れ通知信号を出力して計数を停止するものである。
【0026】待ち時間レジスタ3は、待ち時間計算部5
によって計算された待ち時間を保持し、G.Tタイマ1
へ与えるものである。
【0027】待ち時間決定部5は、ネットワーク上に存
在し、実際に稼働している局数に応じて待ち時間を計算
し、計算結果を待ち時間レジスタ3に書き込むものであ
る。
【0028】このように、本発明に従う通信制御装置
は、タイマの待ち時間を可変にするために待ち時間決定
部5が設けられ、この待ち時間決定部5によってネット
ワークの状態に応じた待ち時間が計算される。計算され
た待ち時間は、待ち時間レジスタ3に書き込まれる。
G.Tタイマ1に起動信号が入力されると、待ち時間レ
ジスタ3に書き込まれた待ち時間がG.Tタイマ1に読
み込まれ、計数される。計数を行っているうちに待ち時
間が経過すると、G.Tタイマ1から時間切れ通知信号
が出力されるようになっている。
【0029】次に、タイマ部の具体的な構成を図2を用
いて説明する。
【0030】グッドトークンタイマ7は、イネーブル信
号が与えられているときトークン検出信号により、待ち
時間レジスタ3から与えられる待ち時間値をタイマにロ
ードし、再起動する。また、トークン検出がなされてい
ないときにはクロックパルスによって計数値をデクリメ
ントしzeroに達したならばトークン破壊通知を出力す
る。この動作を図3に示す。この例では計数値は40ms
であり、クロックパルスは1ms毎に入力されるものとす
る。先ず、時刻T1 のトークン検出でタイマ値は40ms
になり、順次減少するが、zeroにいたる前に、時刻T2
で次のトークンが検出されタイマ値は40msに戻ってい
る。しかしながら、その次のトークンは検出されないた
め、時刻T3 でタイマ値はzeroに達し、トークン破壊通
知が出力される。なお、タイマ値はzero以下にはならな
いものとする。
【0031】待ち時間決定部5は、AMP(Active Mon
itor Present MAC Frame)受信とSMP(Standby Moni
tor Present MAC Frame )受信との2つのイベント(存
在通知信号)から、以下のようにして待ち時間を決定す
るところである。
【0032】例えば、図4のように4局の通信制御装置
から構成されるトークンリングネットワーク9の場合を
考える。このトークンリングネットワーク9には、監視
局となるAM(アクティブモニタ)局が1局(A局)
と、グッドトークンタイマ7を有するSM(スタンバイ
モニタ)局が3局(B局〜D局)存在している。トーク
ンリング9は、AM局とSM局との間で、7秒間ごとに
ネーバーノーティフィケーションを実行している。
【0033】ネーバーノーティフィケーションを、図5
のタイミング図を用いて説明する。
【0034】ネーバーノーティフィケーションは、AM
局によるAMPフレームの送信から開始され、7秒間ご
とにAM局からの送信が繰り返される。AM局に隣接す
る下流局であるSM局はAM局から送信されたAMPフ
レームを、その他のSM局は隣接する上流のSM局から
送信されたSMPフレームを受信してから20m秒後に
SMPフレームを送信する。図5のタイミングより明ら
かなように、AMPフレーム受信イベントから次のAM
Pフレーム受信イベントの間にあるSMPフレーム受信
イベントの数+1が、トークンリング9上で稼働してい
る局数である。
【0035】図2に示すように待ち時間決定部5には、
AMPフレーム受信及びSMPフレーム受信のイベント
が入力されている。アクティブノードカウンタ21はA
MP受信イベントにより”1”がロードされ、SMP受
信イベントにより+1づつカウントアップされる。この
カウント値は稼働局数値として待ち時間計算部23に入
力され、トークン保持時間との乗算が行われ、待ち時間
が算出される。なお、アクティブノードカウンタ21の
初期値としてはプロトコルで定義される最大局数が設定
され、待ち時間決定部は待ち時間の最大値2.6秒を待
ち時間レジスタ3に出力するような値が設定されている
ことが望ましい。
【0036】AMPフレーム受信イベントが入力された
時に待ち時間レジスタ3は待ち時間決定部5の出力であ
る待ち時間をロードし保持する。保持された値はグッド
トークンタイマ7に与えられる。
【0037】図5のタイミングでAMPフレーム及びS
MPフレームが受信された時のタイマ部の動作を図6に
示す。例では時刻T1 のAMPフレーム受信によりカウ
ント値は”1”がロードされ、3回のSMPフレーム受
信によりカウントアップされて”4”になる。この値は
ネットワークで動作中の局数に等しい。待ち時間計算部
23ではこの値にトークン保持時間(ex.10msec) を乗
算し、40msecが得られる。この40msecを待ち時間レ
ジスタ3は時刻T2 のAMPフレームが受信された時に
保持する事になる。
【0038】グッドトークンタイマ7が再起動してから
40m秒経過すると、グッドトークンタイマ7は、トー
クン破壊通知を出力する。
【0039】このように、AMPフレームおよびSMP
フレーム受信によって存在局数を求め、存在局数に応じ
た待ち時間を計算しているため、存在局数に応じて、最
適の待ち時間が自動的に得られる。従って、存在局数が
減った場合にも、従来の如きむだな待ち時間がなくな
り、トークン破壊後の回復処理を迅速に行うことができ
る。また、局数の増減があった場合も、7秒間ごとに待
ち時間レジスタ3の更新が繰り返されているため、常に
最適な待ち時間を保持しておくことができる。
【0040】例えば、存在局数が4局の場合、従来の通
信制御装置ではトークン破壊から検出するまで2.6秒
かかったが、本発明に従う通信制御装置によれば検出す
るまでに0.04秒で済む。このため、時間差2.56
秒の無駄な待ち時間をなくすことができる。この無駄な
待ち時間2.56秒は、4Mbpsトークンリングの場
合、約10Mbitの伝送能力に相当し、本発明によっ
て膨大なデータ伝送容量の無駄を防止することができる
ものである。
【0041】実施例2 実施例1では、AMPフレームおよびSMPフレーム受
信イベントを入力した待ち時間決定部5による計算によ
って存在局数を求めた。その他の方法として、存在局数
を待ち時間決定部5によって求めるのではなく、ユーザ
端末や制御プロセッサなどより存在局数を直接待ち時間
決定部5に入力する方法が考えられる。すなわち、ネッ
トワークに接続されている、ないしは接続されると予測
される台数をそれが動作中であるか否かに関わらず存在
局数としてユーザ端末や制御プロセッサなどより直接待
ち時間決定部5に入力する方法が考えられる。
【0042】図7は、この方法による通信制御装置のタ
イマ部の構成を示すブロック図である。
【0043】同図に示すように、この通信制御装置のタ
イマ部にはユーザ端末11が追加されている。
【0044】ユーザ端末11は、存在局数を待ち時間決
定部5に入力するものである。
【0045】ユーザ端末11から存在局数が入力される
と、待ち時間決定部5によってグッドトークンタイマ7
の待ち時間が決定される。
【0046】例えば、ユーザの用いる局数が常に100
局以下であるならば、局数の上限値として局数=100
局がユーザ端末11から入力される。これにより、待ち
時間決定部5によって、待ち時間=ユーザ指定局数×1
0m秒=100局×10m秒=1秒と計算される。
【0047】計算された待ち時間は、待ち時間レジスタ
3に書き込まれ、さらに書き込まれた待ち時間は、トー
クン検出によりグッドトークンタイマ7に読み込まれ
る。グッドトークンタイマ7によって計数されているう
ちに1秒経過すると、トークン破壊通知が出力される。
【0048】このように、存在局数の上限値を予めユー
ザ端末11から入力しておくことにより、必要以上に長
い待ち時間を設定しなくて済む。
【0049】実施例3 さらに、実施例1と実施例2を組み合わせた方法が考え
られる。
【0050】図8は、この方法による通信制御装置に用
いられるタイマ部の構成を示すブロック図である。
【0051】このタイマ部には、2つの待ち時間決定部
5a,5bと、時間比較部13が備えられている。
【0052】待ち時間決定部5aは、実施例1で用いた
待ち時間決定部5と同様に、AMPフレームおよびSM
Pフレーム受信によって存在局数を求め、存在局数に応
じた待ち時間を計算するところである。
【0053】待ち時間決定部5bは、実施例2で用いた
待ち時間計算部5と同様に、ユーザ端末11から入力さ
れた存在局数から待ち時間を計算するところである。
【0054】時間比較部13は、待ち時間決定部5a,
5bによって計算されたそれぞれの待ち時間を比較し、
長い方の待ち時間を待ち時間レジスタ3に書き込むもの
である。
【0055】7秒間ごとのAMPフレームおよびSMP
フレーム受信によって求められた待ち時間と、ユーザ端
末11からの入力によって求められた待ち時間とが時間
比較部13に入力される。これら2つの待ち時間は、時
間比較部13によって比較され、長い方の待ち時間がネ
ットワークにおける必要最小限の待ち時間とされる。
【0056】この実施例3によれば、ユーザ端末11か
ら入力した存在局数よりも局数が多くなった場合でも、
AMPフレームおよびSMPフレーム受信によって最適
な待ち時間を計算することができる。
【0057】第4の実施例 以上の実施例ではネットワークに存在する局数を各通信
制御装置で個別にカウントするようにしているが、過渡
的状態において各装置でカウントした値が一致しないこ
とも考えられる。ある局に於いてカウントした値が極端
に少ないとするとその局で設定される待ち時間も極端に
小さい値となり、ネットワークが正常に運用されていた
としても誤ってグッドトークンタイマが時間切れを通知
してしまう事が有り得る。この様な不都合をなくすた
め、図9に示す如くネットワーク上で存在局数をカウン
トする特定の局をネットワークマネージメントノードと
定め、その局から存在局数を各通信制御装置に通知する
ようにしても良い。各通信制御装置では通知された値を
基に直ちに待ち時間を計算しても良い。この際、ネット
ワークマネージメントノードでは、イネーブル信号をハ
イレベルに、その他の局ではイネーブル信号をローレベ
ルにする。つまりネットワークマネージメントノード以
外では、計数を行わない。この場合の各通信制御装置の
タイマ部の具体的な構成を図10に示す。また実施例3
にあるようにユーザ端末から設定された待ち時間との大
小比較をしてより長い時間の方を待ち時間として定めて
も良い。
【0058】第5の実施例 実施例2、3ではユーザ端末から局数を設定し、待ち時
間を計算するように構成されているが、勿論ユーザ端末
から待ち時間を直接設定するようにしても良い。同様に
実施例4では存在局数カウント局から各通信制御装置に
局数が通知されるようにされているが、待ち時間を前記
カウント局で計算し、待ち時間を直接通知するようにし
てもよい。
【0059】
【発明の効果】以上のように、この発明の通信制御装置
では、G.Tタイマの待ち時間をネットワークの状態に
応じて可変とし、ネットワークに応じた最適なタイマ待
ち時間を設定するようにした。これにより、G.Tタイ
マから出力されるトークン破壊通知の待ち時間を短縮さ
せることができ、制御データの回復時間を大幅に短縮す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う通信制御装置のタイマ部の概略構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明に従う通信制御装置のタイマ部の第1実
施例の構成図である。
【図3】図2に示す実施例におけるグッドトークンタイ
マの動作タイムチャートである。
【図4】図2に示す実施例を用いたトークンリングを示
す図である。
【図5】図4に示すトークンリングにおけるネーバーノ
ーティフィケーション動作の説明図である。
【図6】AMPフレーム及びSMPフレームを受信した
時のタイマ部の動作の説明図である。
【図7】本発明に従う通信制御装置のタイマ部の第2実
施例の構成図である。
【図8】本発明に従う通信制御装置のタイマ部の第3実
施例の構成図である。
【図9】図10に示す第4実施例を用いたトークンリン
グを示す図である。
【図10】本発明に従う通信制御装置のタイマ部の第4
実施例の構成図である。
【図11】一般の通信制御装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図12】制御データ(トークン)のフォーマットを示
す図である。
【図13】従来の通信制御装置におけるタイマ部を示す
ブロック図である。
【図14】従来技術を説明するためのトークンリングネ
ットワークを示す図である。
【符号の説明】
1 C.Tタイマ 3 待ち時間レジスタ 5 待ち時間計算部 9 トークンリングネットワーク

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リング状の通信ネットワーク上において
    制御データおよび/あるいは通信データを受信又は送出
    するための通信制御装置において、上記通信ネットワー
    ク上を周回する制御データの消失を検出するまでの待ち
    時間を、上記通信ネットワークの状態に応じて決定する
    待ち時間決定手段と、前記待ち時間決定手段によって決
    定された待ち時間を保持する待ち時間保持手段と、前記
    制御データの受信によって時間を計数し、前記待ち時間
    保持手段に保持されている待ち時間経過後においても制
    御データを再受信できない場合、制御データ破壊通知信
    号を出力する時間計数手段とを具備したことを特徴とす
    る通信制御装置。
  2. 【請求項2】 上記通信制御装置が、さらに、上記通信
    ネットワーク上の制御データおよび/あるいは通信デー
    タを受信し、上記制御データを検出する受信部と、前記
    受信部より制御データおよび/あるいは通信データを受
    けて上記通信ネットワーク上へ送出するための送出部
    と、前記時間計数手段よりの制御データ破壊通知信号の
    無い場合に制御データ送出信号を前記送出部へ供給する
    ためのプロトコル制御部とを具備し、前記送出部は、前
    記プロトコル制御部より制御データ送出信号を受けた場
    合、制御データを送出する様に構成されていることを特
    徴とする請求項1に記載の通信制御装置。
  3. 【請求項3】 前記待ち時間決定手段は、上記通信ネッ
    トワーク上に配置される各通信制御装置から送出される
    存在通知信号を受信し、この存在通知信号から通信ネッ
    トワーク上で稼働している通信制御装置の数を算出し、
    算出された通信制御装置の数からこの通信ネットワーク
    に必要とされる最小限の待ち時間を計算する様に構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の通信制御装
    置。
  4. 【請求項4】 前記待ち時間決定手段は、上記通信デー
    タを含む第1のフレームが受信された時から次の第1の
    フレームが受信される間に受信した通信データを含む第
    2のフレームの数をカウントアップすることによりリン
    グ上の存在局数を把握し、その局数に応じて制御データ
    の消失を検出し回復するように構成されていることを特
    徴とする請求項1に記載の通信制御装置。
  5. 【請求項5】 前記待ち時間決定手段は、通信制御装置
    の数を任意に入力する存在局数入力手段と、この存在局
    数入力手段によって入力された通信制御装置の数から、
    この通信ネットワークに必要とされる最小限の待ち時間
    を計算する待ち時間計算手段とから成ることを特徴とす
    る請求項1に記載の通信制御装置。
  6. 【請求項6】 前記待ち時間決定手段は、通信ネットワ
    ーク上に配置される各通信制御装置から送出される存在
    通知信号を受信し、この存在通知信号から通信ネットワ
    ーク上に配置される通信制御装置の数を算出し、算出さ
    れた通信制御装置の数から待ち時間を計算する第1の待
    ち時間計算手段と、通信制御装置の数を任意に入力する
    存在局数入力手段と、この存在局数入力手段によって入
    力された通信制御装置の数から、待ち時間を計算する第
    2の待ち時間計算手段と、前記第1の待ち時間計算手段
    によって計算された待ち時間と前記第2の待ち時間計算
    手段によって計算された待ち時間とを比較し、長い方の
    待ち時間をこの通信ネットワークに必要とされる最小限
    の待ち時間とする待ち時間比較手段とから成ることを特
    徴とする請求項1に記載の通信制御装置。
  7. 【請求項7】 トークンリングネットワークシステムに
    おいて、制御データおよび/あるいは通信データが周回
    するリング状の伝達手段と、前記伝達手段に接続され、
    前記制御データおよび/あるいは通信データを受信又は
    送出する複数の通信局とを具備し、この複数の通信局の
    うち1つは通信データを含む第1のフレームを送出し、
    他の通信局のそれぞれは通信データを含む第2のフレー
    ムを送出し、前記複数の通信局のそれぞれは、第1のフ
    レームが受信された時から次の第1のフレームが受信さ
    れる間に受信した第2のフレームの数をカウントアップ
    することによりリング上の存在局数を把握し、その局数
    に応じて制御データの消失を検出し回復する様に構成さ
    れていることを特徴とするトークンリングネットワーク
    システム。
  8. 【請求項8】 前記通信局が、上記リング上の制御デー
    タおよび/あるいは通信データを受信し、上記制御デー
    タを検出する受信部と、前記受信部より通信データを受
    けて上記リング上へ送出するための送出部と、前記受信
    部において上記リング上を周回する制御データの消失を
    検出するまでの待ち時間を、上記リング上の通信局の数
    に応じて決定する待ち時間決定手段と、前記待ち時間決
    定手段によって決定された待ち時間を保持する待ち時間
    保持手段と、前記制御データの受信によって時間を計数
    し、前記待ち時間保持手段に保持されている待ち時間経
    過後においても制御データを再受信できない場合、制御
    データ破壊通知信号を出力する時間計数手段と、前記時
    間計数手段よりの制御データ破壊通知信号の無い場合に
    のみ制御データ送出信号を前記送出部へ供給するための
    プロトコル制御部とから成り、前記送出部は、前記プロ
    トコル制御部より制御データ送出信号を受けた場合、制
    御データを送出する様に構成されていることを特徴とす
    る請求項7に記載のトークンリングネットワークシステ
    ム。
  9. 【請求項9】 トークンリングネットワークシステムに
    おいて、制御データおよび/あるいは通信データが周回
    するリング状の伝達手段と、前記伝達手段に接続され、
    ネットワークを制御するネットワーク制御局と、前記伝
    達手段に接続され、前記制御データおよび/あるいは通
    信データを受信又は送出する複数の通信局とを具備し、
    この複数の通信局のそれぞれは前記ネットワーク制御局
    が送出する存在局数を示す情報を受信し、その局数に応
    じて制御データの消失を検出し回復するまでの時間を更
    新することを特徴とするトークンリングネットワークシ
    ステム。
  10. 【請求項10】 前記制御局、通信局のうち1つの局は
    第1の信号を、その他の局はそれぞれ第2の信号を送出
    し、さらに、前記制御局は第1の信号がリング上を1度
    周回する間に受信した第2の信号の数をカウントアップ
    することによりリング上の存在局数を把握し、存在局数
    を示す情報を送出することを特徴とする請求項9に記載
    のトークンリングネットワークシステム。
  11. 【請求項11】 前記通信局が、上記リング上の制御デ
    ータおよび/あるいは通信データを受信し、上記制御デ
    ータを検出する受信部と、前記受信部より通信データを
    受けて上記リング上へ送出するための送出部と、前記受
    信部において上記リング上を周回する制御データの消失
    を検出するまでの待ち時間を、上記リング上の通信局の
    数に応じて決定する待ち時間決定手段と、前記待ち時間
    決定手段によって決定された待ち時間を保持する待ち時
    間保持手段と、前記制御データの受信によって時間を計
    数し、前記待ち時間保持手段に保持されている待ち時間
    経過後においても制御データを再受信できない場合、制
    御データ破壊通知信号を出力する時間計数手段と、前記
    時間計数手段よりの制御データ破壊通知信号の無い場合
    にのみ制御データ送出信号を前記送出部へ供給するため
    のプロトコル制御部とから成り、前記送出部は、前記プ
    ロトコル制御部より制御データ送出信号を受けた場合、
    前記受信部よりの通信データを送出した後に、制御デー
    タを送出する様に構成されていることを特徴とする請求
    項9に記載のトークンリングネットワークシステム。
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JPS6273836A (ja) * 1985-09-27 1987-04-04 Hitachi Ltd 回線制御方式
JPS63119341A (ja) * 1986-11-07 1988-05-24 Hitachi Ltd サンプリング同期方式
JPS63227149A (ja) * 1987-03-16 1988-09-21 Hitachi Ltd ル−プ状通信システムにおける通信制御方法

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