JPH0571970A - 振動ジヤイロ - Google Patents

振動ジヤイロ

Info

Publication number
JPH0571970A
JPH0571970A JP3257191A JP25719191A JPH0571970A JP H0571970 A JPH0571970 A JP H0571970A JP 3257191 A JP3257191 A JP 3257191A JP 25719191 A JP25719191 A JP 25719191A JP H0571970 A JPH0571970 A JP H0571970A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibrator
elements
piezoelectric elements
angular velocity
phase difference
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3257191A
Other languages
English (en)
Inventor
Kokichi Terajima
厚吉 寺嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Akai Electric Co Ltd
Original Assignee
Akai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Akai Electric Co Ltd filed Critical Akai Electric Co Ltd
Priority to JP3257191A priority Critical patent/JPH0571970A/ja
Publication of JPH0571970A publication Critical patent/JPH0571970A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gyroscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 振動子の回転時における、それぞれの圧電素
子の発生電圧の位相変化を低減して、角速度の検出精度
の向上をもたらす。 【構成】 多角形断面形状を有する振動体1の側面に、
駆動用、帰還用および検出用として機能する2組の圧電
素子2,3を貼着して振動子とし、それらの圧電素子
2,3を、固定抵抗器15を介して相互接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、角速度の検出に用い
る振動ジャイロに関するものであり、とくには、角速度
の検出精度の向上をもたらすものである。
【0002】
【従来の技術】従来の振動ジャイロとしては、たとえば
図4に示すものがある。これは、図4(a) に示すよう
に、四角形横断面形状を有する振動体1の、隅部を隔て
て隣接する二側面に、それぞれの圧電素子2,3を貼着
して振動子4を構成したところにおいて、それぞれの圧
電素子2,3の接続端子5,6を、図4(b) に示すよう
に、それぞれのインピーダンス素子Z1,Z2 に接続する
とともに、それらの圧電素子2,3と並列に配置したそ
れぞれの容量素子7,8の接続端子9,10を、それぞれ
のインピーダンス素子Z3,Z4 に接続し、そして、イン
ピーダンス素子Z1 とZ3 およびZ2 とZ4 のそれぞれ
を、接続端子11を経て振動用駆動手段に接続するもので
ある。
【0003】このような振動ジャイロでは、振動用駆動
手段からそれぞれの圧電素子2,3に、駆動用交流電圧
が印加されると、振動子4は、たとえば図4(a) に矢印
12で示すように上下方向に屈曲振動される。そして、か
かる屈曲振動時における、接続端子5と9との差動出力
および、接続端子6と10との差動出力のそれぞれを振動
用駆動手段に帰還させることで自励振動ループが形成さ
れ、振動子14は、矢印12方向に継続的に屈曲振動される
ことになる。
【0004】ここにおいて、振動子4がその軸線の周り
で、図4(a) 矢印13で示すように回転されると、振動子
4はコリオリの力によって、矢印14で示すように、自励
振動方向と直交する方向に屈曲振動することになり、こ
れにより、それぞれの圧電素子2,3の発生電圧に差が
生じることから、その差を求めることによって角速度を
測定することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、振動子4の
回転運動に基づいて発生するコリオリの力は、回転速度
に比例して大きくなり、これに伴って、図4(a) に矢印
14で示す方向の振動振幅も大きくなるところ、振動子4
の共振周波数は一般に、振動振幅が大きくなるにつれて
低下することになるため、振動子4を回転させた場合に
は、その回転速度との関連において、圧電素子の発生電
圧に位相差が生じることになって、その発生電圧の、回
転速度に比例した増加をもたらすことができず、それ故
に、角速度の測定精度を十分に高めることができない不
都合があった。
【0006】またこの一方において、位相差を生じたそ
れぞれの発生電圧を合成して振動用駆動手段に帰還させ
た場合には、見掛け上の帰還信号レベルが低下すること
から、振動用駆動手段内のAGC回路が作動して駆動電
圧が上昇し、これによって、矢印12方向の屈曲振動の振
幅が増加するため、駆動方向の共振周波数もまた変化す
ることになり、このこともまた、角速度の正確な測定の
妨げとなっていた。
【0007】この発明は、従来の振動ジャイロの有する
これらの問題点の解決を課題として検討するとことによ
ってなされたものであり、この発明の目的は、振動子の
回転時における、圧電素子の発生電圧の位相差を有効に
取除くことによって、角速度の測定精度を十分に高める
ことができる振動ジャイロを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の振動ジャイロ
は、多角形横断面形状を有する振動体の側面に,駆動
用、帰還用および検出用を兼ねる2組の圧電素子を貼着
することによって振動子を構成し、この振動子のそれぞ
れの圧電素子を、固定抵抗器を介して相互接続したもの
である。
【0009】
【作用】この振動ジャイロによれば、振動子の回転時
に、圧電素子の発生電圧に位相差が生じても、それらの
発生電圧は、固定抵抗器を介して相互に作用し合うこと
によって位相差を有効に低減されることになるので、角
速度の検出精度を十分に向上させることができる。
【0010】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、この発明の振動ジャイロに適用し得る
振動子の構成例を示す正面図であり、図中従来技術で述
べた部分はそれらと同一の番号で示す。図1(a) に示す
振動子は、四角形横断面形状を有する振動体1の、隅部
を隔てて隣接する二側面に、それぞれの圧電素子2,3
を貼着することによって構成した、従来例と同様の振動
子4である。
【0011】このような振動子4の駆動は、基本的に
は、図4(b) に示す従来例と同様にして行われることに
なるも、ここではとくに、それぞれの圧電素子2,3に
関し、従来は、相互の独立状態の下で、共通の接続端子
11を介して振動用駆動手段に接続していたものを、図2
に示すように、固定抵抗器15を介してそれぞれの圧電素
子2,3、ひいては、それらの接続端子5,6の相互の
接続をもたらす。
【0012】このことによれば、前述したように、固定
抵抗器15の作用の下で、振動子4の回転時における、そ
れぞれの圧電素子2,3の発生電圧が相互に作用し合っ
て、それらの発生電圧の位相差を低減することから、角
速度の検出精度が有効に向上されることになる。
【0013】ところで、これらのことは、図1(b) に示
すように、三角形横断面形状を有する振動体1の二側面
にそれぞれの圧電素子2,3を貼着することによって構
成した振動子4を用いる場合および、図1(c) に示すよ
うに、四角形横断面形状を有する振動体1の一側面に、
電極を分割して形成した圧電素子2,3を貼着してなる
振動子4を用いる場合のいずれにおいても同様であり、
圧電素子2,3の接続端子5,6を、固定抵抗器15を介
して相互接続することによって、上述の場合と同様にし
て角速度の検出精度を高めることができる。
【0014】なお、図1(d) に示す振動子は、図1(a)
に示すものの変形例であり、四角形横断面形状を有する
振動体1の、相互に対抗するそれぞれの側面に、対をな
す圧電素子2a, 2bおよび3a, 3bをそれぞれ貼着すること
によって駆動力の増加を図ったものである。
【0015】この場合には、対をなすそれぞれの圧電素
子を相互に接続した状態で、それぞれの接続端子5,6
を、図3に示すように固定抵抗器15に接続することによ
り、図2に示す例と同様の作用効果をもたらすことがで
きる。
【0016】
【発明の効果】以上に述べたところから明らかなよう
に、この発明によれば、2組の圧電素子のそれぞれを、
固定抵抗器を介して相互接続することにより、振動子の
回転時における、それぞれの圧電素子の発生電圧の位相
変化を有効に低減することができ、これによって、角速
度の検出精度を大きく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施に用いることができる振動子を
例示する正面図である。
【図2】この発明の実施例を示す図である。
【図3】この発明の他の実施例を示す図である。
【図4】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 振動体 2,2a, 2b, 3,3a, 3b 圧電素子 4 振動子 5,6 接続端子 15 固定抵抗器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多角形断面形状を有する振動体の側面
    に、駆動用、帰還用および検出用として機能する2組み
    の圧電素子を貼着し、これらの圧電素子を、固体抵抗器
    を介して相互接続してなる振動ジャイロ
JP3257191A 1991-09-10 1991-09-10 振動ジヤイロ Pending JPH0571970A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3257191A JPH0571970A (ja) 1991-09-10 1991-09-10 振動ジヤイロ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3257191A JPH0571970A (ja) 1991-09-10 1991-09-10 振動ジヤイロ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0571970A true JPH0571970A (ja) 1993-03-23

Family

ID=17302945

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3257191A Pending JPH0571970A (ja) 1991-09-10 1991-09-10 振動ジヤイロ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0571970A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02218914A (ja) 振動ジャイロ
JP3288597B2 (ja) 振動型ジャイロスコープ
JPH0571970A (ja) 振動ジヤイロ
JPH0571967A (ja) 振動ジヤイロ
JP2589422B2 (ja) 振動ジャイロ
JPH04295716A (ja) 角速度センサ装置
JP3531295B2 (ja) 振動子及びこれを用いた圧電振動角速度計
JP3122925B2 (ja) 圧電振動ジャイロ用の圧電振動子
JPH09113279A (ja) 振動ジャイロ
JP2583701B2 (ja) 振動ジャイロおよびその調整方法
JPS6358111A (ja) 音叉形圧電体角速度センサ−
JP3732602B2 (ja) エネルギー閉じ込め型圧電振動ジャイロスコープ
JPH0821735A (ja) 圧電振動子の駆動検出回路
JP3398852B2 (ja) エネルギー閉じ込め型圧電振動ジャイロスコープ
JP3830056B2 (ja) 圧電振動ジャイロ
JP3398853B2 (ja) エネルギー閉じ込め型圧電振動ジャイロスコープ
JP3690449B2 (ja) 圧電振動ジャイロ用圧電振動子
JP3149712B2 (ja) 振動ジャイロ
JPH0560562A (ja) 振動ジヤイロ
JPH08297029A (ja) 振動ジャイロ
JPH07332989A (ja) 振動ジャイロの駆動回路
JPH10148531A (ja) エネルギー閉じ込め型圧電振動ジャイロスコープ
JPH1114375A (ja) 角速度センサの駆動回路及び角速度センサ
JPH05107068A (ja) 振動ジヤイロ
JPH09145381A (ja) 駆動回路及びこれを用いた振動角速度計