JPH0571838U - フィルムピックアップ機構 - Google Patents

フィルムピックアップ機構

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JPH0571838U
JPH0571838U JP6754091U JP6754091U JPH0571838U JP H0571838 U JPH0571838 U JP H0571838U JP 6754091 U JP6754091 U JP 6754091U JP 6754091 U JP6754091 U JP 6754091U JP H0571838 U JPH0571838 U JP H0571838U
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film
suction cup
pickup
plate
cup holder
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Application number
JP6754091U
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English (en)
Inventor
俊之 猪山
Original Assignee
横河メディカルシステム株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザプリンタやマルチフォーマットカメラ
等に用いられるフィルムピックアップ機構に関し、簡単
な構成で、各吸盤が独立して作動し、騒音が発生しない
フィルムピックアップ機構を提供することを目的とす
る。 【構成】 ピックアップレバー31に一端部に吸盤34
が設けられた中空円筒状の吸盤ホルダ33を設け、吸盤
ホルダ33の他端部の開口部は、中間部が回転可能にピ
ックアップレバー31上に回転可能に取り付けられ、付
勢されたたプレート37の一方の回転端部で密閉してお
く。フィルムをピックアップすると、装置側に設けられ
た開放ピンがプレートの他方の回転端部を押圧し、プレ
ート37が回転し、プレート37による密閉が解除さ
れ、吸盤34内の負圧が大気圧となり、ピックアップ解
除がなされる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、レーザプリンタやマルチフォーマットカメラ等に用いられるフィル ムピックアップ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
次に図面を用いて従来例を説明する。図7は第1の従来のフィルムピックアッ プ機構を説明する構成図、図8は図7に示すフィルムピックアップ機構の作動を 説明する図、図9は図7に示すフィルムピックアップ機構の作動を説明する図、 図10は図7に示すフィルムピックアップ機構の作動を説明する図、図11は第 2の従来のフィルムピックアップ機構を説明する図である。
【0003】 最初に、図7乃至図10を用いて従来の第1のフィルムピックアップ機構の説 明を行う。 まず、図7において、1はフィルム2が積層配置されるフィルムマガジンであ る。3はフィルム面に向かって回転可能に設けられたピックアップレバーである 。このピックアップレバー3の回転端部であって、フィルム2との対向面には、 中空円筒状の吸盤ホルダ4の基端部が取り付けられている。この吸盤ホルダ4の 先端部には吸盤5が取り付けられている。吸盤ホルダ4の基端部には、チューブ 6を介して真空ポンプ7が接続されている。又、チューブ6には、開放弁として 作用する電磁弁8が設けられ、この電磁弁8が開閉することにより、吸盤ホルダ 4の内筒部内の負圧のオン/オフを行うようになっている。尚、このピックアッ プレバー3は、フィルム2の幅方向に複数設けられており、1つの真空ポンプ7 より、各ピックアップレバー3の吸盤ホルダ4へチューブ6が接続されている。
【0004】 9,10はフィルム2を挟持可能に設けられ、どちらか一方が駆動されること により、挟持しているフィルム2を図において右方向に搬送するフィルム給送ロ ーラである。
【0005】 フィルム給送ローラ9の背部には、搬送されるフィルム2を検出するフィルム 検出センサ11が設けられている。 12はピックアップされたフィルム2の先端が当接可能に設けられ、フィルム 2の先端をフィルム給送ローラ9,10方向に案内するフィルム当て板である。
【0006】 次に、図7乃至図10を用いて上記構成の作動を説明する。 先ず、図7において、ピックアップレバー3はフィルムマガジン1の上方に位 置している。そして、真空ポンプ7は駆動され、電磁弁8は閉状態である。
【0007】 次に、図8において、ピックアップレバー3が下方に駆動され、吸盤5がフィ ルムマガジン1の積層配置されたフィルム2の一番上のフィルム2′に当接する 。すると、吸盤5内が真空ポンプ7によって大気圧から負圧へと変化し、フィル ム2′は吸盤5によって吸引され、ピックアップレバー3と共に移動可能な状態 となる。
【0008】 次に、図9において、ピックアップレバー3が上方に駆動され、フィルム2′ がピックアップされる。又、ピックアップレバー3の上方への駆動と同時に、フ ィルム給送ローラ9,10も駆動される。そして、ピックアップされたフィルム 2′の先端部は給送ローラ9,10まで移動し、給送ローラ9,10に挟持され 、図において右方向に搬送される。
【0009】 次に、図10において、フィルム検出センサ11が搬送されるフィルム2′を 検出すると、電磁弁8を開状態とし、吸盤5内の負圧が開放され、大気圧となる 。よって、フィルム2′の吸盤5による吸引が解除される。
【0010】 次に、図11を用いて従来の第2のフィルムピックアップ機構の説明を行う。 本従来例は、第1の従来は真空ポンプ7を使用していたのに対し、真空ポンプを 使用しないものである。尚、第1の従来例と同一部分には同一符号を付して、そ れらの説明は省略する。図において、各ピックアップレバー3の回転端部には、 シリンダ20が載置され、このシリンダ20には、吸盤21が取り付けられてい る。
【0011】 そして、シリンダ21内にはピストン22が摺動可能に設けられ、このピスト ン22を駆動することにより、吸盤21の吸引力のオン/オフを行うようにして いる。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記2つの構成のフィルムピックアップ機構において、第1の従来例 は機構がシンプルであり、第2の従来例は、各々の吸盤21が独立して作動する ので、複数の吸盤21の内の1つが故障しても、残りの吸盤21で補完する個と ができるという特徴がある反面、各従来例には下記のような問題点がある。 第1の従来例 真空ポンプ7の配管が1系統であるので、一つの吸盤5から空気がもれると 、他の吸盤5が作用しなくなる。
【0013】 上記のような問題点を解消するために、配管系統を2系統にすることは、 複雑で、コストアップの要因となる。 真空ポンプ7の動作音が大きい。 第2の従来例 構造が複雑で、コストアップの要因となる。
【0014】 本考案は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、簡単な構成で、 各吸盤が独立して作動し、騒音が発生しないフィルムピックアップ機構を提供す ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本考案は、ピックアップされるフィルムの面に向かって回 転可能に設けられたピックアップレバーと、このピックアップレバーの回転端部 に前記フィルム方向に穿設された穴と、該穴に取り付けられた中空円筒状の吸盤 ホルダと、この吸盤ホルダの2つの端面の内、前記フィルムと対向する端面に設 けられた吸盤と、前記ピックアップレバー上に、前記吸盤ホルダの回転平面と同 一平面上で回転可能に中間部が取り付けられ、前記吸盤ホルダの他方の端面に当 接可能な一方の回転端部を有するプレートと、一端部が前記ピックアップレバー に係止され、他端部が前記プレートの一方の回転端部に係止され、前記プレート の一方の回転端部を前記吸盤ホルダの他方の端面に押接させる方向に付勢するス プリングと、装置本体側に設けられ、前記プレートの他方の回転端部に当接可能 な開放ピンとを具備したものである。
【0016】
【作用】
本考案のフィルムピックアップ機構において、初期状態においては、スプリン グの付勢力によって、プレートの一方の端部は吸盤ホルダの他方の面を押圧して いる。そして、ピックアップレバーがフィルムの面に向かって回転し、吸盤がピ ックアップされるフィルムに押接すると、吸盤内は負圧になり、フィルムは吸盤 に吸着する。この状態で、ピックアップレバーが先ほどとは反対の方向に回転し 、ピックアップされたフィルムの先端部が給送ローラに挟持されまで回転すると 、開放ピンがスプリングの付勢力に抗してプレートの他端部を押圧し、吸盤ホル ダ及び吸盤内は大気圧となり、吸盤の吸引力が解除される。
【0017】
【実施例】
次に図面を用いて本考案の一実施例を説明する。図1は本考案の一実施例の要 部を説明する側面図、図2は図1における正面図、図3は図1に示すフィルムピ ックアップ機構の作動を説明する図、図4は図1に示すフィルムピックアップ機 構の作動を説明する図、図5は図1に示すフィルムピックアップ機構の作動を説 明する図、図6は図1に示すフィルムピックアップ機構の作動を説明する図であ る。
【0018】 先ず、図1及び図2を用いて本考案の実施例の構成を説明する。尚、従来例と 同一部分には同一符号を付しそれらの説明は省略する。 これらの図において、31は、中心Oを中心に矢印E方向(ピックアップされ るフィルム2′(フィルム2′は図1及び図2には図示せず図3乃至図6に図示) の面に向かう方向)に回転可能に設けられたピックアップレバーである。このピ ックアップレバー31の回転端部には、フィルム2′方向に穴32が穿設されて いる。そして、穴32に中空円筒状の吸盤ホルダ33が取り付けられている。こ の吸盤ホルダ32の2つの端面の内、フィルム2′と対向する端面には吸盤34 が設けられている。
【0019】 ピックアップレバー31上の略中間部には、垂直コの字形のシャフト支持板3 5が設けられている。このシャフト支持板35の先端部には、シャフト36が設 けられている。37はプレートで、このプレートの略中間部でピックアップレバ ー31との対向面には、ブロック38が設けられ、更に、ブロック38はシャフ ト36に回転可能に係合している。
【0020】 プレート37の一方の回転端部のピックアップレバー31との対向面には、吸 盤ホルダ33の他方の端面に当接可能なパッキンゴム39が取り付けられている 。更に、プレート37の一方の回転端部には、一端部がピックアップレバー31 に係止されたスプリング40の他端部が係止され、プレート37の一方の回転端 部はピックアップレバー31方向に付勢され、吸盤ホルダ33の他方の端面には パッキングゴム39が押接している。
【0021】 又、本体装置側には、プレート37の他方の回転端部に当接可能な開放ピン4 1が設けられている(開放ピン41は図1及び図2には図示せず、図5及び図6 に図示)。
【0022】 次に、図3乃至図6を用いて、上記構成の作動を説明する。図3は、ピックア ップレバー31がフィルム2の上方に位置し、フィルム2が給送待ちの状態であ る。この状態においては、プレート37の回転先端部に設けられたパッキングゴ ム39は吸盤ホルダ33の上端面の開口部を密閉している状態にある。
【0023】 この状態より、図4に示すようにピックアップレバー31が図において時計方 向に回転すると吸盤34が積層されたフィルム2の一番上のフィルム2′に押圧 し、吸盤24内部が負圧となり、フィルム2′は吸盤34に吸引された状態(ピ ックアップ状態)となる。
【0024】 次に、図5に示すように、ピックアップレバー31が反時計方向に回転し、吸 盤34の吸引力によって、フィルム2′も共に移動する。この時、フィルム給送 ローラ9,10は図において、時計方向に回転し、ピックアップされたフィルム 2′を迎えに行く。
【0025】 次に、図6に示すように、フィルム給送ローラ9,10が更に時計方向に回転 すると、フィルム2′の先端部は、フィルム給送ローラ9及び10に挟持される 。そして、ピックアップレバー31が更に反時計方向に回転すると、開放ピン4 1がプレートの他方の回転端部をスプリング40の付勢力に抗して押接し、パッ キングゴム39による吸盤ホルダ33内の密閉状態が解除され、吸盤34内は大 気圧となり、フィルム2′の吸引は解除され、ピックアップ解除が行われる。
【0026】 吸盤24による吸引が解除されたフィルム2′は、フィルム給送ローラ9及び 10により図において右方向に搬送される。 上記構成によれば、本実施例のフィルムピックアップ機構は、簡単な構成であ り、各吸盤34が独立して作動し、しかも、真空ポンプを用いていないので、騒 音が発生しない。
【0027】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、簡単な構成で、各吸盤が独立して作動し、 騒音が発生しないフィルムピックアップ機構を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の要部を説明する側面図であ
る。
【図2】図2は図1における正面図である。
【図3】図1に示すフィルムピックアップ機構の作動を
説明する図である。
【図4】図1に示すフィルムピックアップ機構の作動を
説明する図である。
【図5】図1に示すフィルムピックアップ機構の作動を
説明する図である。
【図6】図1に示すフィルムピックアップ機構の作動を
説明する図である。
【図7】従来のフィルムピックアップ機構を説明する構
成図である。
【図8】図7に示すフィルムピックアップ機構の作動を
説明する図である。
【図9】図7に示すフィルムピックアップ機構の作動を
説明する図である。
【図10】図7に示すフィルムピックアップ機構の作動
を説明する図である。
【図11】第2の従来のフィルムピックアップ機構を説
明する図である。
【符号の説明】
2′ フィルム 31 ピックアップレバー 32 穴 33 吸盤ホルダ 34 吸盤 37 プレート 40 スプリング 41 開放ピン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピックアップされるフィルム(2′)の
    面に向かって回転可能に設けられたピックアップレバー
    (31)と、 このピックアップレバー(31)の回転端部に前記フィ
    ルム(2′)方向に穿設された穴(32)と、 該穴(32)に取り付けられた中空円筒状の吸盤ホルダ
    (33)と、 この吸盤ホルダ(33)の2つの端面の内、前記フィル
    ム(2′)と対向する端面に設けられた吸盤(34)
    と、 前記ピックアップレバー(31)上に、前記吸盤ホルダ
    (33)の回転平面と同一平面上で回転可能に中間部が
    取り付けられ、前記吸盤ホルダ(33)の他方の端面に
    当接可能な一方の回転端部を有するプレート(37)
    と、 一端部が前記ピックアップレバー(31)に係止され、
    他端部が前記プレート(37)の一方の回転端部に係止
    され、前記プレート(37)の一方の回転端部を前記吸
    盤ホルダ(33)の他方の端面に押接させる方向に付勢
    するスプリング(40)と、 装置本体側に設けられ、前記プレート(37)の他方の
    回転端部に当接可能な開放ピン(41)と、 を具備したことを特徴とするフィルムピックアップ機
    構。
JP6754091U 1991-08-26 1991-08-26 フィルムピックアップ機構 Pending JPH0571838U (ja)

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JP6754091U JPH0571838U (ja) 1991-08-26 1991-08-26 フィルムピックアップ機構

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JP6754091U JPH0571838U (ja) 1991-08-26 1991-08-26 フィルムピックアップ機構

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ID=13347910

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JP6754091U Pending JPH0571838U (ja) 1991-08-26 1991-08-26 フィルムピックアップ機構

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002028157A (ja) * 2000-07-05 2002-01-29 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc X線ctシステムおよびその操作コンソール並びにそれらの制御方法および記憶媒体

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JP2002028157A (ja) * 2000-07-05 2002-01-29 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc X線ctシステムおよびその操作コンソール並びにそれらの制御方法および記憶媒体

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