JPH0571396U - オーバースライディングドア用安全装置 - Google Patents

オーバースライディングドア用安全装置

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JPH0571396U
JPH0571396U JP988392U JP988392U JPH0571396U JP H0571396 U JPH0571396 U JP H0571396U JP 988392 U JP988392 U JP 988392U JP 988392 U JP988392 U JP 988392U JP H0571396 U JPH0571396 U JP H0571396U
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flexible tube
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 有線によって電気信号を送信しても、送信有
線部材の弛みが増減形成されるのに起因して生ずる不都
合な事態を回避し、しかも構造を簡単にして製造コスト
も低減する。 【構成】 ドア本体26が駆動モータ42で電動開閉さ
れ、ドア本体26の下降過程で、トランスミッタ54が
下方の障害物と当接して押圧されて収縮すると、これに
よって生ずる内部空気の流動が圧力スイッチ62で電気
信号に変換され、電気信号は、ケーブル70で駆動モー
タ42の制御盤52に送信され、障害物回避動作が行わ
れる。ケーブル70はフレキシブルチューブ74内に収
納された状態で、中間部がカバー76の内部に収容され
ており、ケーブル70の圧力スイッチ62と接続される
一端部がドア本体26と共に、カバー76の開口部78
に沿って昇降するのに伴い、カバー76内では、フレキ
シブルチューブ74の中間部に弛みが増減形成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電動開閉されるオーバースライディングドアに用いられ、障害物を 回避するための安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
オーバースライディングドアでは、左右一対のレールが、ドア開口高さに対応 して上下方向に延びる垂直レール部と、ドア開口高さ位置で水平方向に延びる水 平レール部とよりL字型に形成され、このレールにドア本体(パネルをヒンジで 連結したカーテン)の左右両側縁が案内されて、ドア本体が垂直レール部と水平 レール部とに渡ってスライド移動し、ドア開閉動作が行われる。
【0003】 ドア本体は、駆動モータを用いて電動開閉され、具体的には、一端部がドア本 体の下端部に連結されたワイヤの他端部を巻取る巻取軸と、この巻取軸を正逆回 転及び停止させる駆動モータとが、躯体側に取付けられている。
【0004】 ここで、ドア本体の下面には、障害物検出センサが設けられている。障害物検 出センサが障害物を検出すると、電気信号が、ワイヤレス(無線)で、駆動モー タの制御回路に送信され、これによって、駆動モータが停止し、巻取軸の回転が 阻止されて、ドア本体の下降が止められる。
【0005】 このように、オーバースライディングドアには、障害物に対する回避動作を行 う安全装置が用いられている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のオーバースライディングドア用安全装置にあっては、スイッチによ って変換される電気信号が、無線信号として駆動モータに伝達されるので、タイ ムラグによるオーバシュートが生じ、また、発信器、受信器が別途必要となる等 構造が複雑で、製造コストも上昇するなど、問題があった。
【0007】 そこで、ワイヤレスではなくケーブルを用いる有線によることが考えられるが 、この場合には、ケーブルの一端部が、障害物検出センサに接続され、他端部が 、駆動モータの制御回路に接続されて、ケーブルの中間部には、障害物検出セン サと接続されるケーブルの一端部がドア本体の下端部と共に昇降するのに従い、 U字状に屈曲された弛みが増減形成されることになる。これは、外部に不都合な 事態を発生させる恐れがある。
【0008】 本考案は、上記事実に鑑み、有線によって電気信号を送信しても、送信有線部 材の弛みが増減形成されるのに起因して生ずる不都合な事態が回避され、しかも 構造が簡単で、製造コストが低減されるオーバースライディングドア用安全装置 を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するために、ドア本体に設けられて障害物を検出す る障害物検出センサと、 一端が障害物検出センサに連結されかつ他端がドア開閉機を制御する制御回路に 連結されたフレキシブルチューブと、 前記障害物検出センサに一端部が接続されるとともに他端部がドア開閉機を制 御する制御回路に接続されかつフレキシブルチューブ内に収納された送信有線部 材と、 前記ドア本体のスライド移動方向に配置されフレキシブルチューブを弛んだ状 態で内部に収容するとともに、ドア本体のスライド移動に伴いフレキシブルチュ ーブの中間部が外部に突出しないようにするカバーと、 を備えたことを特徴とするオーバースライディングドア用安全装置を提案するも のである。
【0010】
【作用】 上記構成によれば、ドア本体のスライド移動に伴い、障害物検出センサが障害 物を検出すると、電気信号が、送信有線部材で、ドア開閉機の制御回路に送信さ れ、これによって、ドア本体の下降が止められる等、障害物回避動作が行われる 。
【0011】 ここで、送信有線部材はフレキシブルチューブ内に収納されて、フレキシブル チューブの中間部が弛んだ状態でカバー内に収容され、ドア本体のスライド移動 に伴いフレキシブルチューブの中間部が外部に突出しないようになっているので 、有線によって電気信号を送信しても、送信有線部材は、その外周面がフレキシ ブルチューブによって保護された状態で、カバー内において弛みが増減形成され 、カバーの外部に対して、更に、送信有線部材に対しても、弛みの増減形成に起 因して生ずる不都合な事態が回避され、しかも構造が簡単で、製造コストが低減 される。
【0012】
【実施例】
本考案に係るオーバースライディングドア用安全装置の一実施例を、図1乃至 図7に基づき説明する。
【0013】 図2に示すように、オーバースライディングドア10には、ドア開口の間口方 向両側に左右一対のレール12が設けられている。レール12は、ドア開口高さ に対応して上下方向に延びる垂直レール部14と、垂直レール部14の上端から 延びてドア開口高さ位置で水平な水平レール部16とよりL字型に構成され、レ ール12の断面は、その延設方向から見て、間口方向内側を開放した略C字型に 形成されている(図4)。なお、レール12の垂直レール部14は、床上に立ち 上げられた垂直固定枠18に取付片20を介して取付けられ(図4)、水平レー ル部16は、天井から吊り下げられて水平になる水平固定枠22に取付けられて いる。
【0014】 レール12間には、複数のパネル24がレール12の延設方向に連結されてパ ネル相互間が回動自在となったドア本体26が設けられている。ドア本体26の 周縁部には、左右両側縁に縦框28が設けられ、パネル24の連結方向両側縁に 横框30が設けられており、また、ドア本体26の縦框28間には、縦框28と 平行に框補強縦材32が設けられている。縦框28と框補強縦材32とは、各パ ネル24ごとに分割形成され、分割された縦框28は、各パネル24間でサイド ヒンジ34を用いて連結され、分割された框補強縦材32は中間ヒンジ36を用 いて連結され、これらヒンジ34、36によって、パネル24が相互に回動自在 となっている。サイドヒンジ34及び横框30の両端部には、レール12に向け て案内ローラ38が突出され(横框30の両端部の案内ローラ38は、ローラ支 持金具31に軸支されている)、案内ローラ38がレール12内を転動すること により、ドア本体26がレール12に案内されて垂直レール部14と水平レール 部16とに渡ってスライド移動できる(図4)。そして、垂直レール部14では 、ドア本体26が昇降してドア開閉動作が行われ、これに伴い、水平レール部1 6では、垂直レール部14と水平レール部16との間のコーナでパネル24間が 回動してスライド移動方向を変えられてドア本体26が水平移動する。これによ って、ドア本体26は、ドア閉時に、垂直レール部14に位置し、ドア開時に、 水平レール部16に位置することになる。
【0015】 また、垂直レール部14の上方には、一対のドラム40と、ドア開閉機を構成 する駆動モータ42とが設けられている。ドラム40は、間口方向を軸方向とし て垂直固定枠18に回転可能に軸支されて、ワイヤ44の上端部が巻取られるよ うになっている。両ドラム40間は連結軸46によって連結されて、一体的に回 転可能とされている。一方、ドア本体26の下端部には、間口方向両側面に、間 口方向外側へ、係止ピン48が突出され(図3及び図4)、係止ピン48には、 ワイヤ44の下端部がリング状とされて嵌合係止され、ドラム40にワイヤが巻 き取られると、ドア本体26が上昇し、ドラム40からワイヤ44が引き出され ると、ドア本体26がその自重でもって下降するようになっている。駆動モータ 42は、一方の巻取シャフト40に対応して垂直固定枠18に取付けられ、チェ ーン50を介して巻取シャフト40と連結されて巻取シャフト40が回転駆動さ れ、駆動モータ42に付属した制御盤52によって駆動モータ42の正逆転及び 停止の制御が行われる。すなわち、ドア本体26は、駆動モータ42の正転によ り下降し、駆動モータ42の逆転により上昇して、電動開閉される。
【0016】 このように構成されるオーバースライディングドア10には、障害物に対する 回避動作を行う安全装置が用いられている。以下に説明する。
【0017】 まずは、ドア本体26の下面に、障害物センサを構成するトランスミッタ54 が設けられている。トランスミッタ54は、トランスミッタ本体102を備え( 図5)、トランスミッタ本体102は、図6及び図7に示すように、ドア本体2 6の間口方向長さに渡って延びる長尺筒形状に形成され、周壁のうちの上壁11 0は、フランジ状に形成され、長手方向と直交する方向に水平に突出され、下壁 112は、下方に膨出するように湾曲形成されて側壁114との間に屈折部が形 成されず、その湾曲下面には、放射状に3条のシール用突起116が長手方向に 沿って形成されている。そして、側壁114には、長手方向に、側壁114の中 間部で外方に若干膨出するように屈折部118が形成されるとともに、側壁11 4と上壁110との間には屈折部120が形成されており、トランスミッタ本体 102の内部形状は、長手方向から見て下端部が湾曲されて4個の角部を有する 略6角形になっている。トランスミッタ本体102の長手方向両端部には、サイ ドキャップ104が嵌められ(図5)、内部が気密状態に閉成されている。フラ ンジ状の上壁110の上面には、長手方向に沿って、首部122を介して突条部 124が2本形成され、突条部124が、横框30の下面に間口方向全長に渡っ て固定された型材60の凹部124に係止されている(図3)。なお、フランジ 状の上壁110の壁厚は、厚肉に形成され、その強度が向上されている。また、 上壁110の上面には、トランスミッタ本体102の内部と連通する連通孔11 5が開口され(図6)、連通孔115には取付チューブ106が上下方向に挿通 されて(図5)、取付チューブ106の下端部がトランスミッタ本体102の内 部に入り込み、上端部には、ジョイント管108の下端部が嵌入している(図5 )。
【0018】 トランスミッタ本体102の側壁114の中間の屈折部118では、その長手 方向全長に渡って内面に凹所126が湾曲形成されて、壁厚が他の周壁部位の壁 厚より薄肉に形成され、また、上壁110と側壁114との間の屈折部120で は、その長手方向全長に渡って外面に凹所128が湾曲形成され、屈折部118 と同様に、その壁厚が他の周壁部位の壁厚より薄く形成されている。
【0019】 トランスミッタ本体102及びサイドキャップ104は、PVC等の可撓性の 素材で形成され、下方、すなわちドア本体26のスライド方向前方に障害物があ ってその障害物にトランスミッタ本体102の周壁、ないし下壁112が当接し て押圧されると収縮が生じる。この際に、側壁120は、屈折部118の回りに 、屈折部118における内角を小さくするように回動変形するとともに、屈折部 128の回りに、屈折部128における内角を大きくするように回動変形し、ト ランスミッタ本体102の筒形状が上下方向に偏平形状となるような形状変形が 伴われる。なお、サイドキャップ104の中央面は、トランスミッタ本体102 の筒形状が偏平形状となり易いように、トランスミッタ本体102の長手方向外 側に膨出形成されている(図5)。
【0020】 また、ドア本体26の下端部には、トランスミッタ54と共に障害物センサを 構成する圧力スイッチ62が取付けられている。圧力スイッチ62は、取付板6 4を介してボルトで縦框28に固定され、圧力スイッチ62とトランスミッタ5 4とは、チューブ66を介して連通されている。チューブ66は、その一端が圧 力スイッチ62のチューブ接続口72に接続され、他端が、型材60の側方から 型材60内に入りジョイント管108の上端部に嵌合しており、これによって、 トランスミッタ54の収縮に伴い内部空気が流動すると、内部空気の流動が、チ ューブ66内を通って圧力スイッチ62に伝達され、これが、圧力の変化となっ て感知されて電気信号に変換される。そして、変換された電気信号は、送信有線 部材を構成するケーブル70で、駆動モータ42の制御盤52に送信され、これ によって、駆動モータ42が停止し、巻取シャフト40の回転が阻止されて、ド ア本体26の下降が止められる。
【0021】 ケーブル70は、一端部が圧力スイッチ62に、そのケーブル挿通口68を通 って接続され、他端部が駆動モータ42の制御盤52に接続されており、中間部 は、可撓性のフレキシブルチューブ74内に挿通されて、ケーブル70の周面の 保護が図られて、カバー76内に収容されている。カバー76は、垂直レール部 14に沿ってその下端部から上端部に渡り立設され、間口方向内方が開放されて そこが開口部78とされて上下方向から見て略C字型に形成され、開放縁片80 、81のうちの一方の開放縁片80が、取付片20に、取付片20を挟んで垂直 レール部14と対向状態に固定されている。カバー76内には、上記取付板64 が、垂直レール部14を逃げるように一度屈曲された後に垂直レール部14の前 方を通って間口方向外側に延出されて突入されている。この延出端部には、上下 に対向する補助片82、84が一体形成され、取付板64の延出方向と直交する 方向に突出されており、下側の補助片82には、コネクタ86が固定されている 。一方、カバー76内の上端部には、補助片82と対向する面に固定ブラケット 88が設けられ、固定ブラケット88には、中継コネクタ90が固定されている 。フレキシブルチューブ74は、一端部がU字状に屈曲されたU字部92が形成 されて下側からコネクタ86に接続され、他端部は中継コネクタ90を介してカ バー76の上方に出て駆動モータ42の制御盤52側のコネクタ92に接続され ている。なお、圧力スイッチ62に接続されるケーブル70の一端部は、取付板 64の延出端部において開口形成された複数の挿通孔65を出入してコネクタ9 0の上側からフレキシブルチューブ74内に到るようになっている。これにより 、ドア本体26が昇降すると、これに伴い取付板64の延出端部がドア本体26 と共にカバー76の開口部78に沿って昇降でき、そして、補助片82に固定さ れたコネクタ86が昇降するのに従い、カバー76内では、フレキホース74の 上記U字部92が、弛みとなって、この弛みが増減される。
【0022】 なお、図1中、94は、手動操作用チェーンであり、駆動モータ42によらな くても、このチェーン94を上下動させることにより、ドア本体26の開閉が可 能となる。
【0023】 次に上記実施例の作用を説明する。 駆動モータ42が正転することによって、ドア本体26が水平レール部16か ら垂直レール部14に入ってこの垂直レール部14を降下し、ドア本体26の閉 動作が行われる。
【0024】 ドア本体26の閉動作の際、トランスミッタ54のトランスミッタ本体102 の周壁が障害物と接触して押圧されると、トランスミッタ本体102が収縮して 内部空気が流動し、この流動は、圧力スイッチ62によって電気信号に変換され る。そして、変換された電気信号は、ケーブル70で、駆動モータ42の制御盤 52に送信され、電気信号に基づいて、駆動モータ42が停止し、巻取シャフト 40の回転が阻止され、ドア本体26の下降が止められる。なお、障害物を検出 したときドア本体26を反転上昇させてもよい。
【0025】 そして、ドア本体26が下限位置に到達したときにオンするリミットスイッチ のオンによって、駆動モータ42が停止され、ドア閉動作が完了する。
【0026】 なお、トランスミッタ本体102が収縮する際、側壁120は、屈折部118 の回りに回動変形するとともに、屈折部128の回りに回動変形して、トランス ミッタ本体102の筒形状が偏平形状となるような形状変形が伴われるが、凹所 126、128が屈折部118、120に形成されて周壁の壁厚が屈折部118 、120で薄肉とされているので、側壁120が屈折部118、128の回りに 容易に回動変形して、筒状形状が十分大きくそして迅速に偏平形状に形状変形し 、適切な収縮が得られ、障害物の検出が的確に行われ、トランスミッタ54は、 十分な耐久性が確保される周壁の壁厚が得られるとともに、高い検出感度が得ら れる。
【0027】 また、屈折部118、120では、回動変形によって角度が小さくなる側の面 に凹所126、128が形成されているので、回動変形が極めて容易に行われ、 筒状形状の形状変形が一層容易となる。
【0028】 一方、駆動モータ42が逆転することによって、ドア本体26が垂直レール部 14を上昇するとともに水平レール部16に移行し、ドア本体26の開動作が行 われる。そして、ドア本体26が上限位置に到達したときにオンするリミットス イッチのオンによって、駆動モータ42が停止され、ドア開動作が完了する。
【0029】 ここで、ドア本体26の昇降によって取付板64の延出部がカバー76の開口 部78に沿って昇降し、そして、補助片82のコネクタ86が昇降するのに従い 、フレキシブルチューブ74内に挿通されてあるケーブル70は、その中間部に 、弛みが形成されるが、この弛みは、カバー76の内部で、ドア本体26の下降 に従い減り、ドア本体26の上昇に従い増すようにU字部92の底が移動する。
【0030】 これにより、ケーブル70によって電気信号を送信しても、ケーブル70は、 フレキシブルチューブ74内に収納された状態で、弛みが増減形成され、この弛 みの増減変形に起因して発生する不都合な事態が、カバー76の外部に対しても 、更には、ケーブル70に対しても生ずることなく回避され、すなわち、弛みの 増減変形によってフレキシブルチューブ74が変動して作業者に影響を及ぼした り、ケーブル70の外面が傷つけられたりすることが防止される。しかも構造が 簡単で、製造コストが低減される。
【0031】 また、カバー76の開放縁片81は開放縁片81と共に、フレキシブルチュー ブ74がカバー76の開口部78から外部に飛び出さないように確実な防御がな されている。
【0032】 更に、フレキシブルチューブ74のU字部92のU字面は、ドア本体26の昇 降方向、ないし取付板64の延出部の延出方向と直交する方向に形成されている ので、フレキシブルチューブ74、ないしケーブル70の中間部に生ずる弛みは 、カバー76内に確実に保持される。
【0033】 なお、トランスミッタ本体は、図8に示すような形状にすることも可能である 。
【0034】 このトランスミッタ本体150は、上記実施例のトランスミッタ本体102と それぞれ同様な形状とされた、第1分体152と第2分体154とで上下に一体 に連接して構成されている。上に位置する第1分体152の下壁及び、下に位置 する第2分体154の上壁はいずれもなく、すなわち、トランスミッタ本体15 0の内部では、第1分体152と第2分体154との間で、仕切りがなく連通さ れており、また、第2分体154の周壁の壁厚は、第1分体152の周壁の壁厚 に比して肉薄で形成されている。なお、第1分体152の周壁のうちの側壁11 4と、第2分体154の周壁のうちの側壁160との接続点における屈折部16 2では、外面に、凹所164が湾曲形成され、屈折部162における壁厚は、他 の周壁部位の壁厚より薄肉に形成されている(屈折部162における壁厚は、第 2分体154の側壁160の中間に凹所166が形成されて薄肉とされた屈折部 168と同一の壁厚となっており、第1分体152の屈折部126、128にお ける壁厚よりは薄肉となっている)。
【0035】 これによれば、第2分体154の周壁、ないし下壁170が障害物と当接して 押圧されても、押圧力が小さい場合には、第2分体154のみが形状変形し、第 1分体152は形状変形せず、押圧力が大きい場合には、第2分体154と共に 第1分体152も形状変形する。これにより、押圧力が小さい場合と、押圧力が 大きい場合とでは、収縮量が異なり、内部空気の流動も差異が生じ、また、その 差異が明確に得られるので、押圧力の異なる2つの状態下でのそれぞれの障害物 の検出が確実に行なえる。
【0036】 なお、本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、種々変更可能である 。例えば、上記実施例では、垂直レール部14と水平レール部16とで構成され るレール12に案内されてスライド移動するオーバースライディングドアに基づ き説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、水平レール部が水平で なくても勾配があるものやひいては垂直レール部14の延長線上に上方に延びる もの、あるいは、水平レール部を2本で構成し、水平レール部と垂直レール部と の間の相互の移行は、一の水平レール部で行い、ドア閉時のドア本体の収納は他 の水平レール部で行うようなもの等、躯体構造によって種々のものが可能である 。
【0037】 また、駆動モータ42の位置も、垂直レール部14の上方に限定されるもので はなく、水平レール部16の後方とする等、レール12の形状によっても種々の 取付け位置が可能でる。
【0038】 更に、上記実施例で、障害物センサにあっては、トランスミッタ54の収縮に よる内部ガスの流動を圧力スイッチで感知するものを示したが、トランスミッタ 本体102、150の形状や、取付チューブ106のトランスミッタ本体102 、150内への挿通位置等も、上記実施例に限定されるものではないのは勿論、 トランスミッタでなくてもリミットスイッチ等のものでもよく、また、トランス ミッタ54の取付け位置をドア本体26の下面としたが、これも限定されるもの ではなく、ドア本体26のスライド方向前方の障害物と当接することができれば よいものである。
【0039】
【考案の効果】
本考案に係るオーバースライディングドア用安全装置によれば、有線によって 電気信号を送信しても、送信有線部材は、その外周面がフレキシブルチューブに よって保護された状態で、カバー内において弛みが増減形成され、カバーの外部 に対して、更に、送信有線部材に対しても、弛みの増減形成に起因して生ずる不 都合な事態が回避され、しかも構造が簡単で、製造コストが低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るオーバースライディン
グドア用安全装置を示す要部正面図である。
【図2】本実施例に係るオーバースライディングドア用
安全装置を適用したオーバースライディングドアの全体
を示す概略斜視図である。
【図3】図1の要部拡大右側面図である。
【図4】図1の要部拡大平面図である。
【図5】本実施例に係るオーバースライディングドア用
安全装置のトランスミッタを、長手方向中間部を省略し
て示す斜視図である。
【図6】図5のトランスミッタのトランスミッタ本体を
示す斜視図である。
【図7】図6のトランスミッタ本体を長手方向から見た
図である。
【図8】トランスミッタ本体の変形例を長手方向から見
た図である。
【符号の説明】
10 オーバースライディングドア 26 ドア本体 42 駆動モータ(ドア開閉機) 52 制御盤(制御回路) 62 圧力スイッチ(変換スイッチ) 70 ケーブル(送信有線部材) 74 フレキシブルチューブ 76 カバー 78 開口部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア本体に設けられて障害物を検出する
    障害物検出センサと、 一端が障害物検出センサに連結されかつ他端がドア開閉
    機を制御する制御回路に連結されたフレキシブルチュー
    ブと、 前記障害物検出センサに一端部が接続されるとともに他
    端部がドア開閉機を制御する制御回路に接続されかつフ
    レキシブルチューブ内に収納された送信有線部材と、 前記ドア本体のスライド移動方向に配置されフレキシブ
    ルチューブを弛んだ状態で内部に収容するとともに、ド
    ア本体のスライド移動に伴いフレキシブルチューブの中
    間部が外部に突出しないようにするカバーと、 を備えたことを特徴とするオーバースライディングドア
    用安全装置。
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JPS5653390U (ja) * 1979-09-29 1981-05-11
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JPH0268093U (ja) * 1988-11-08 1990-05-23
JP3105808U (ja) * 2004-06-09 2004-11-25 光子 滝口 サンバイザー付き帽子

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