JP2553925Y2 - 障害物検出センサ - Google Patents

障害物検出センサ

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JP2553925Y2
JP2553925Y2 JP988492U JP988492U JP2553925Y2 JP 2553925 Y2 JP2553925 Y2 JP 2553925Y2 JP 988492 U JP988492 U JP 988492U JP 988492 U JP988492 U JP 988492U JP 2553925 Y2 JP2553925 Y2 JP 2553925Y2
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wall
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、障害物に接触して押圧
されると収縮が生じてその収縮に応じた内部流体の流動
に基づき障害物を検出できる障害物検出センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の障害物検出センサは、オーバー
スライディングドア等のシャッターに用いられている。
【0003】オーバースライディングドアでは、左右一
対のレールが、ドア開口高さに対応して上下方向に延び
る垂直レール部と、ドア開口高さ位置で水平方向に延び
る水平レール部とよりL字型に連接形成され、このレー
ルにドア本体の左右両側縁が案内されて、ドア本体が垂
直レール部と水平レール部とに渡ってスライド移動し、
駆動モータを用いて電動開閉されている。
【0004】このオーバースライディングドアにあっ
て、障害物検出センサは、ドア本体の下面に設けられ、
ドア本体の間口方向長さに渡って長尺な略角筒状とされ
るとともに長手方向両端部が閉成された可撓性の素材で
形成されたトランスミッタと、トランスミッタ内の圧力
変化を検出する圧力スイッチとで構成されている。ドア
閉時に、ドア本体が垂直レール部に沿って下降する過程
で、下方に障害物があってその障害物にトランスミッタ
の周壁が当接して押圧されるとトランスミッタが収縮す
る。この収縮に応じて内部空気が流動し、この内部空気
の流動は、ドア本体の下端部に設けられた圧力スイッチ
によって電気信号に変換される。そして、変換される電
気信号は、駆動モータに送信され、これによって、駆動
モータが停止し、巻取軸の回転が阻止されて、ドア本体
の下降が止められる。
【0005】このようにして障害物に対する回避動作が
行なわれる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の障害物検出
センサにあっては、トランスミッタが均一の厚さの可撓
性素材で構成されるため、肉厚を厚くすると感度が悪く
なり、一方、肉厚を薄くすると耐久性に乏しくなる、と
いう問題があった。
【0007】本考案は、上記事実に鑑み、障害物検出セ
ンサの収縮の際に、周壁が容易に変形して、筒状形状が
十分大きくそして迅速に形状変形して適切な収縮が得ら
れ、障害物の検出が的確に行われ、良好な耐久性と高い
検出精度とのいずれもが満足される障害物検出センサを
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決するために、可撓性素材で形成されるとともに両端部
が閉成された長尺の筒形状に形成されるとともに長さ方
向に沿って周壁に複数屈折部を有しており、周壁が障害
物に接触して押圧されると周壁が屈折部の回りに回動変
形することにより収縮し、その収縮に応じた内部流体の
流動に基づき障害物を検出する障害物検出センサにおい
て、前記屈折部のそれぞれに薄肉の凹所を形成したこと
を特徴とする障害物検出センサを提案するものである。
【0009】
【作用】上記構成によれば、周壁が障害物に接触して押
圧されると、収縮が生じ、収縮に応じた内部流体の流動
に基づき障害物が検出される。
【0010】収縮の際、周壁が屈折部の回りに回動変形
することによる筒形状の形状変形が生ずる。
【0011】ここで、凹所が屈折部に形成されて周壁の
壁厚が屈折部で薄肉とされているので、周壁が屈折部の
回りに容易に回動変形して、筒状形状が十分大きくそし
て迅速に形状変形し、適切な収縮が得られ、障害物の検
出が的確に行われる従って、屈折部を除いては、周壁
は、十分な壁厚を有することができ、良好な耐久性が得
られるとともに、高い検出精度も得られる。
【0012】
【実施例】本考案に係る障害物検出センサの第1実施例
を図1乃至図11に基づき説明する。
【0013】図2には、本実施例に係る障害物検出セン
サを用いたオーバースライディングドア10が示されて
いる。このオーバースライディングドア10では、ドア
開口の間口方向両側に左右一対のレール12が設けられ
ている。レール12は、ドア開口高さに対応して上下方
向に延びて第1レール部をなす垂直レール部14と、垂
直レール部14の上端に接続されて第2レール部をなし
ドア開口高さ位置で水平方向になる水平レール部16と
よりL字型に構成され、レール12の延設方向から見
て、間口方向内側を開放したC字型に形成されている
(図4)。なお、レール12は、躯体に取付けられてお
り、垂直レール部14は、床上に立ち上げられた垂直固
定枠18に取付片20を介して取付けられ(図4)、水
平レール部16は、天井から吊り下げられて水平に延び
る水平固定枠22に取付けられている。
【0014】レール12間には複数のパネル24が渡
り、そのパネル24がレール12の延設方向に連結され
てパネル相互間が回動自在となってドア本体26が構成
されている。ドア本体26の周縁部には、左右両側縁に
縦框28が設けられ、パネル24の連結方向両側縁に横
框30が設けられており、また、ドア本体26の縦框2
8間には、縦框28と平行に框補強縦材32が設けられ
ている。縦框28と框補強縦材32とは、各パネル24
ごとに分割形成され、分割された縦框28は、各パネル
24間でサイドヒンジ34を用いて連結され、分割され
た框補強縦材32は中間ヒンジ36を用いて連結され、
これらヒンジ34、36によって、パネル24が相互に
回動自在となっている。サイドヒンジ34及び横框30
の両端部には、レール12に向けて案内ローラ38が突
出され(横框30の両端部の案内ローラ38は、ローラ
支持金具31に軸支されている)、案内ローラ38がレ
ール12内を転動することにより、ドア本体26がレー
ル12に案内されて垂直レール部14と水平レール部1
6とに渡ってスライド移動できる(図4)。そして、垂
直レール部14では、ドア本体26が昇降してドア開閉
動作が行われ、これに伴い、水平レール部16では、垂
直レール部14と水平レール部16との間のコーナでパ
ネル24間が回動してスライド移動方向を変えられてド
ア本体26が水平移動する。これによって、ドア本体2
6は、ドア閉時に、垂直レール部14に位置し、ドア開
時に、水平レール部16に位置することになる。
【0015】また、垂直レール部14の上方には、巻取
シャフト40と、ドア開閉機を構成する駆動モータ42
とが設けられている。巻取シャフト40は、間口方向左
右に一対用意され、間口方向を軸方向として垂直固定枠
18に回転可能に軸支されて、ワイヤ44の上端部が巻
取られるようになっている。両巻取シャフト40間は長
軸46によって連結されて、一体的に回転可能とされて
いる。一方、ドア本体26の下端部には、間口方向両側
面に、間口方向外側へ、係止ピン48が突出され(図3
及び図4)、係止ピン48には、ワイヤ44の下端部が
リング状とされて嵌合係止され、巻取シャフトにワイヤ
が巻き取られると、ドア本体が上昇し、巻取シャフトか
らワイヤが引き出されると、ドア本体がその自重でもっ
て下降するようになっている。駆動モータ42は、一方
の巻取シャフト40に対応して垂直固定枠18に取付け
られ、チェーン50を介して巻取シャフト40と連結さ
れて巻取シャフト40が回転駆動され、駆動モータ42
に付属した制御盤52によって駆動モータ42の正逆転
及び停止が行われる。すなわち、ドア本体26は、駆動
モータ42の正転により下降し、駆動モータ42の逆転
により上昇して、電動開閉される。
【0016】ここで、ドア本体26の下面には、障害物
センサを構成するトランスミッタ54が設けられてい
る。トランスミッタ54は、トランスミッタ本体102
を備え(図5)、トランスミッタ本体102は、ドア本
体26の間口方向長さに渡って延びる長尺筒形状に形成
され、図6乃至図11に示すように、周壁の内、上壁1
10は、フランジ状に形成され、長手方向と直交する方
向に水平に突出され、下壁112は、下方に膨出するよ
うに湾曲形成されて側壁114との間に屈折部が形成さ
れず、その湾曲下面には、放射状に3条のシール用突起
116が長手方向に沿って形成されている。そして、側
壁には、長手方向に、側壁114の中間部で外方に若干
膨出するように屈折部118が形成されるとともに、側
壁114と上壁110との間には屈折部120が形成さ
れており、トランスミッタ本体102の内部形状は、長
手方向から見て下端部が湾曲されて4個の角部を有する
略6角形になっている。トランスミッタ本体102の長
手方向両端部には、サイドキャップ104が嵌められ
(図5)、内部が気密状態に閉成されている。フランジ
状の上壁110の上面には、長手方向に沿って、首部1
22を介して突条部124が2本形成され、突条部12
4が、横框30の下面に間口方向全長に渡って固定され
た型材60の凹部124に係止されている。なお、フラ
ンジ状の上壁110の壁厚は、厚肉に形成され、その強
度が向上されている。また、上壁110の上面には、ト
ランスミッタ本体102の内部と連通する連通孔115
が開口され(図8及び図11)、連通孔115には取付
チューブ106が上下方向に挿通されて(図5)、取付
チューブ106の下端部がトランスミッタ本体102の
内部に入り込み、上端部には、ジョイント管108の下
端部が嵌入している(図5)。
【0017】トランスミッタ本体102の側壁114の
中間の屈折部118では、その長手方向全長に渡って内
面に凹所126が湾曲形成されて、壁厚が他の周壁部位
の壁厚より薄肉に形成され、また、上壁110と側壁1
14との間の屈折部120では、その長手方向全長に渡
って外面に凹所128が形成され、屈折部118と同様
に、その壁厚が他の周壁部位の壁厚より薄く形成されて
いる。
【0018】トランスミッタ本体102及びサイドキャ
ップ104は、PVC等の可撓性の素材で形成され、下
方、すなわちドア本体26のスライド方向前方に障害物
があってその障害物にトランスミッタ本体102の周
壁、ないし下壁112が当接して押圧されると収縮す
る。この際に、側壁120は、屈折部118の回りに、
屈折部118における内角を小さくするように回動変形
するとともに、屈折部128の回りに、屈折部128に
おける内角を大きくするように回動変形し、トランスミ
ッタ本体102の筒形状が上下方向に偏平形状となるよ
うな形状変形が伴われる。なお、サイドキャップ104
の中央面は、トランスミッタ本体102の筒形状が偏平
形状となり易いように、トランスミッタ本体102の長
手方向外側に膨出形成されている。
【0019】また、ドア本体26の下端部には、圧力ス
イッチ62が取付けられている。圧力スイッチ62は、
取付板64を介してボルトで縦框28に固定され、圧力
スイッチ62とトランスミッタ54とは、チューブ66
を介して連通されている。チューブ66は、その一端が
圧力スイッチ62のチューブ接続口72に接続され、他
端が、型材60の側方から型材60内に入りジョイント
管108の上端部に嵌合しており、これによって、トラ
ンスミッタ54の収縮に伴い内部空気が流動すると、内
部空気の流動が、チューブ66内を通って圧力スイッチ
62に伝達され、これが、圧力の変化となって感知され
て電気信号に変換される。そして、変換された電気信号
は、送信有線部材を構成するケーブル70で、駆動モー
タ42の制御盤52に送信され、これによって、駆動モ
ータ42が停止し、巻取シャフト40の回転が阻止され
て、ドア本体26の下降が止められる。なお、圧力スイ
ッチ62に限定されることなく、トランスミッタ54の
収縮に伴う内部空気の流動を検知できれば、他のもので
もよい。
【0020】ケーブル70は、一端部が圧力スイッチ6
2に、そのケーブル挿通口68を通って接続され、他端
部が駆動モータ42の制御盤52に接続されており、中
間部は可撓性のフレキホース74内を通り、ケーブル7
0の周面の保護が図られ、また、フレキホース74は、
カバー76内に収容されている。カバー76は、垂直レ
ール部14に沿ってその下端部から上端部に渡り立設さ
れ、間口方向内方が開放されてそこが開口部78とされ
て上下方向から見てC字型に形成され、開放縁片80、
81のうちの一方の開放縁片80が、取付片20に、取
付片20を挟んで垂直レール部14と対向状態に固定さ
れている。カバー76内には、上記取付板64が、垂直
レール部14を逃げるように一度屈曲された後に垂直レ
ール部14の前方を通って間口方向外側に延出されて突
入されている。この延出端部には、上下に対向する補助
片82、84が一体形成され、取付板64の延出方向と
直交する方向に突出されており、下側の補助片82に
は、コネクタ86が固定されている。一方、カバー76
内の上端部には、補助片82と対向する面に固定ブラケ
ット88が設けられ、固定ブラケット88には、中継コ
ネクタ90が固定されている。フレキホース74は、一
端部がU字状に屈曲されたU字部92が形成されて下側
からコネクタ86に接続され、他端部は中継コネクタ9
0を介してカバー76の上方に出て駆動モータ42の制
御盤52側のコネクタ92に接続されている。なお、圧
力スイッチ62に接続されるケーブル70の一端部は、
取付板64の延出端部において開口形成された複数の挿
通孔65を出入してコネクタ90の上側からフレキホー
ス74内に到るようになっている。これにより、ドア本
体26が昇降すると、これに伴い取付板64の延出端部
がドア本体26と共にカバー76の開口部78に沿って
昇降でき、そして、補助片82に固定されたコネクタ8
6が昇降するのに従い、カバー76内では、フレキホー
ス74の上記U字部92が、弛みとなって、この弛みが
増減される。
【0021】なお、図1中、94は、手動操作用チェー
ンであり、駆動モータ42によらなくても、このチェー
ン94を上下動させることにより、ドア本体26の開閉
が可能となる。
【0022】次に上記実施例の作用を説明する。駆動モ
ータ42が正転することによって、ドア本体26が水平
レール部16から垂直レール部14に入ってこの垂直レ
ール部14を降下し、ドア本体26の閉動作が行われ
る。
【0023】ドア本体26の閉動作の際、トランスミッ
タ54が障害物と接触して押圧されると、トランスミッ
タ54の内部空気が流動し、この流動は、圧力スイッチ
62によって電気信号に変換される。そして、変換され
た電気信号は、ケーブル70で、駆動モータ42の制御
盤52に送信され、電気信号に基づいて、駆動モータ4
2が停止し、巻取シャフト40の回転が阻止され、ドア
本体26の下降が止められる。なお、障害物を検出した
ときドア本体26を反転上昇させてもよい。
【0024】そして、ドア本体26によって下限位置に
到達したときオンするリミットスイッチのオンによっ
て、駆動モータ42が停止されドア閉動作が完了する。
【0025】一方、駆動モータ42が逆転することによ
って、ドア本体26が垂直レール部14を上昇するとと
もに水平レール部16に移行し、ドア本体26の開動作
が行われる。そして、ドア本体26によって上限位置に
到達したときオンするリミットスイッチのオンによっ
て、駆動モータ42が停止されドア開動作が完了する。
【0026】ここで、トランスミッタ本体102が収縮
する際、側壁120は、屈折部118の回りに回動変形
するとともに、屈折部128の回りに回動変形して、ト
ランスミッタ本体102の筒形状が偏平形状となるよう
な形状変形が伴われるが、凹所126、128が屈折部
118、120に形成されて周壁の壁厚が屈折部11
8、120で薄肉とされているので、側壁120が屈折
部118、128の回りに容易に回動変形して、筒状形
状が十分大きくそして迅速に偏平形状に形状変形し、適
切な収縮が得られ、障害物の検出が的確に行われる。従
って、屈折部118、128を除いては、周壁は、十分
な壁厚を有することができ、良好な耐久性が得られると
ともに、高い検出精度も得られる。
【0027】また、屈折部118、120では、回動変
形によって角度が小さくなる側の面に凹所126、12
8が形成されているので、回動変形が極めて容易に行わ
れ、筒状形状の形状変形が一層容易となる。
【0028】なお、ドア本体26の昇降によって取付板
64の延出部がカバー76の開口部78に沿って昇降
し、そして、補助片82のコネクタ86が昇降するのに
従い、フレキホース74、ないしケーブル70は、その
中間部に、弛みが形成されるが、この弛みは、カバー7
6の内部で、ドア本体26の下降に従い減り、ドア本体
26の上昇に従い増すようにU字部92の底が移動す
る。これにより、ケーブル70によって電気信号を送信
しても、ケーブル70は、フレキシブルチューブ74内
に収納された状態で、弛みが増減形成され、この弛みの
増減形成に起因して発生する不都合な事態が、カバー7
6の外部に対しても、更には、ケーブル70に対しても
生ずることなく回避され、すなわち、弛みの増減変形に
よってフレキシブルチューブ74が変動して作業者に影
響を及ぼしたり、ケーブル70の外面が傷つけられたり
することが防止される。しかも、構造が簡単で、製造コ
ストが低減される。
【0029】また、カバー76の開放縁片81は開放縁
片80と共に、フレキシブルチューブ74がカバー76
の開口部78から外部に飛び出さないように確実に防御
がなされている。
【0030】更に、フレキシブルチューブ74のU字部
92のU字面は、ドア本体26の昇降方向、ないし取付
板64の延出部の延出方向と直交する方向に形成されて
いるので、フレキシブルチューブ74、ないしケーブル
70の中間部に生ずる弛みは、カバー76内に確実に保
持される。
【0031】次に第2実施例を図12に基づき説明す
る。本実施例では、トランスミッタ本体150は、第1
実施例のトランスミッタ本体102と同様な形状とされ
た、第1分体152と第2分体154とで上下に一体に
連接して構成される態様である。上に位置する第1分体
152の下壁及び、下に位置する第2分体154の上壁
はいずれもなく、すなわち、トランスミッタ本体150
の内部では、第1分体152と第2分体154との間
で、仕切りがなく連通されており、また、第2分体15
4の周壁の壁厚は、第1分体152の周壁の壁厚に比し
て肉薄で形成されている。なお、第1分体152の周壁
のうちの側壁114と、第2分体154の周壁のうちの
側壁160との接続点における屈折部162では、外面
に、凹所164が湾曲形成され、屈折部162における
壁厚は、他の周壁部位の壁厚より薄肉に形成されている
(屈折部162における壁厚は、第2分体154の側壁
160の中間に凹所166が形成されて薄肉とされた屈
折部168と同一の壁厚となっており、第1分体152
の屈折部126、128における壁厚の壁厚よりは薄肉
となっている)。
【0032】上記構成によれば、第2分体154の周
壁、ないし下壁170が障害物と当接して押圧されて
も、押圧力が小さい場合には、第2分体154のみが形
状変形し、第1分体152は形状変形せず、押圧力が大
きい場合には、第2分体154と共に第1分体152も
形状変形する。これにより、押圧力が小さい場合と、押
圧力が大きい場合とでは、収縮量が異なり、内部空気の
流動も差異が生じ、また、その差異が明確に得られるの
で、押圧力の異なる2つの状態下でのそれぞれの障害物
の検出が確実に行なえる。
【0033】他の構成、作用効果は第1実施例と同様で
ある。なお、本考案は、上記各実施例に限定されるもの
ではなく、種々変更可能である。例えば、上記各実施例
では、オーバースライディングドアに用いられるトラン
スミッタについて説明したが、オーバースライディング
ドアに限定されるものではなく、ドア本体が巻取軸に巻
き取られてドア開閉動作が行われる電動シャッタや、他
のものにも適用可能である。
【0034】更に、トランスミッタ本体102、150
の形状や、取付チューブのトランスミッタ本体102、
150内への挿通位置等も、上記各実施例に限定される
ものではない。
【0035】
【考案の効果】本考案に係る障害物検出センサによれ
ば、障害物検出センサの収縮の際に、周壁が屈折部の回
りに容易に回動変形して、筒状形状が十分大きくそして
迅速に形状変形して適切な収縮が得られ、障害物の検出
が的確に行われ、良好な耐久性と高い検出精度とのいず
れもが満足される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係るトランスミッタが適
用されたオーバースライディングドアを示す要部正面図
である。
【図2】第1実施例に係るトランスミッタが適用された
オーバースライディングドアの全体を示す概略斜視図で
ある。
【図3】図1の要部拡大右側面図である。
【図4】図1の要部拡大平面図である。
【図5】第1実施例に係るトランスミッタを、長手方向
中間部を省略して示す斜視図である。
【図6】図5におけるトランスミッタのトランスミッタ
本体の斜視図である。
【図7】図6のトランスミッタ本体の正面図である。
【図8】図6のトランスミッタ本体の平面図である。
【図9】図6のトランスミッタ本体の底面図である。
【図10】図6のトランスミッタ本体の右側面図であ
る。
【図11】図8の11−11線断面である。
【図12】第2実施例に係るトランスミッタのトランス
ンミッタ本体の右側面図である。
【符号の説明】
54 トランスミッタ(障害物検出センサ) 118 屈折部 120 屈折部 126 凹所 128 凹所

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性素材で形成されるとともに両端部
    が閉成された長尺の筒形状に形成されるとともに長さ方
    向に沿って周壁に複数屈折部を有しており、周壁が障害
    物に接触して押圧されると周壁が屈折部の回りに回動変
    形することにより収縮し、その収縮に応じた内部流体の
    流動に基づき障害物を検出する障害物検出センサにおい
    て、前記屈折部のそれぞれに薄肉の凹所を形成したこと
    を特徴とする障害物検出センサ。
JP988492U 1992-02-28 1992-02-28 障害物検出センサ Expired - Lifetime JP2553925Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP988492U JP2553925Y2 (ja) 1992-02-28 1992-02-28 障害物検出センサ

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JP988492U JP2553925Y2 (ja) 1992-02-28 1992-02-28 障害物検出センサ

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JPH0571397U JPH0571397U (ja) 1993-09-28
JP2553925Y2 true JP2553925Y2 (ja) 1997-11-12

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ID=11732579

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JP988492U Expired - Lifetime JP2553925Y2 (ja) 1992-02-28 1992-02-28 障害物検出センサ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006052576A (ja) * 2004-08-11 2006-02-23 Bunka Shutter Co Ltd 開閉装置

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JP2006052576A (ja) * 2004-08-11 2006-02-23 Bunka Shutter Co Ltd 開閉装置

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JPH0571397U (ja) 1993-09-28

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