JPH0571322U - 水切材 - Google Patents
水切材Info
- Publication number
- JPH0571322U JPH0571322U JP984392U JP984392U JPH0571322U JP H0571322 U JPH0571322 U JP H0571322U JP 984392 U JP984392 U JP 984392U JP 984392 U JP984392 U JP 984392U JP H0571322 U JPH0571322 U JP H0571322U
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- draining
- plate
- drainage
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- Building Environments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シール材等の後施工を要することなく、屋根
瓦等の外装材と水切板との間の防水性を向上させる。 【構成】 外装材4 の一端部裏面にラップして介装され
る水切板10と、該水切板10の幅方向一端側を前記外装材
4 側へ屈曲形成したはぜ折り部11とを備え、前記水切板
10の幅方向中途に、該水切板10の長手方向に平行でかつ
前記はぜ折り部11と同側に突出する複数の水切突条16
を、水切板10の幅方向で間隔をおいて形成した水切材に
おいて、前記各水切突条16の突出高h1 h2 h3 h
4 を、前記はぜ折り部11より離れるに従って順次高くな
るように設定する。
瓦等の外装材と水切板との間の防水性を向上させる。 【構成】 外装材4 の一端部裏面にラップして介装され
る水切板10と、該水切板10の幅方向一端側を前記外装材
4 側へ屈曲形成したはぜ折り部11とを備え、前記水切板
10の幅方向中途に、該水切板10の長手方向に平行でかつ
前記はぜ折り部11と同側に突出する複数の水切突条16
を、水切板10の幅方向で間隔をおいて形成した水切材に
おいて、前記各水切突条16の突出高h1 h2 h3 h
4 を、前記はぜ折り部11より離れるに従って順次高くな
るように設定する。
Description
【0001】
本考案は、建物の屋根や外壁等に介装される水切材に関する。
【0002】
この種の水切材としては、従来より、例えば図6に示すものが用いられている 。 同図において、30は本例に係る水切材で、この水切材30は、屋根瓦31の一端部 裏面に介装される水切板32と、該水切板32の幅方向一端側を上方へ屈曲形成した はぜ折り部33とを備え、その水切板32の他端には、上端に別のはぜ折り部34を有 する立上り板35が立設されている。
【0003】 36は屋根瓦31と水切板32間に侵入する雨水を水切板32長手方向に排出するため の水切突条で、従来では、この水切突条32は、水切板32の幅方向中途の複数カ所 を上面側に膨出して形成されていると共に、各水切突条32の突出高hは前記はぜ 折り部33の突出高h0 とほぼ同じとなるように設定されていた。
【0004】
ところで、かかる水切材30の水切板32上に屋根瓦31を上載すると、水切板32は 屋根瓦31の一端部のみを支持するため、屋根瓦31がはぜ折り部33の突出高h0 分 だけ水切板32に対してやや傾斜して載置される場合がある。 従って、上記従来の技術では、屋根瓦31の端部と各水切突条36との間に屋根瓦 31の傾斜に伴うすき間37が生じ、このすき間37から雨水が侵入しやすい状態とな り、屋根の防水性を悪化させる原因となっていた。
【0005】 一方、上記すき間37をシール材等で後から埋めることも考えられるが、これで は材料コスト及び施工手間が高くつくことになる。 本考案は、かかる実情に鑑み、シール材等の後施工を要することなく、屋根瓦 等の外装材と水切材との間の防水性を向上させることを目的とする。
【0006】
上記目的を達成すべく、本考案が講じた技術的手段は、外装材4 の一端部裏面 にラップして介装される水切板10と、該水切板10の幅方向一端側を前記外装材4 側へ屈曲形成したはぜ折り部11とを備え、前記水切板10の幅方向中途に、該水切 板10の長手方向に平行でかつ前記はぜ折り部11と同側に突出する複数の水切突条 16を、水切板10の幅方向で間隔をおいて形成した水切材において、 前記各水切突条16の突出高を、前記はぜ折り部11より離れるに従って順次高く なるように設定した点にある。
【0007】
各水切突条16は、その突出高h1 h2 h3 h4 がはぜ折り部11より離れるに従 って順次高くなるように設定されているので、外装材4 が水切板10に対して傾斜 していても確実に外装材4 の裏面に接当し、外部から雨水が侵入するのを防止す る。
【0008】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。 図1は、本考案に係る水切材を建物の屋根の流れ壁際に採用した場合を示して いる。 同図において、1 は野地板であり、その下面側は垂木2 で支持されていると共 に、上面にはアスファルトルーフィング3 が敷込められていて、このアスファル トルーフィング3 上に屋根瓦(外装材)4 が葺上げられている。
【0009】 5 は壁側に屋根流れ方向に沿って架設した胴縁で、前記アスファルトルーフィ ング3 と壁側に張設されたアスファルトフェルト6 を介して外壁板7 を釘8 止め によって支持している。 9 は水切材であり、長尺の鋼製薄板を断面略L字状に屈曲して形成されていて 、屋根瓦4 の一端部裏面にラップして介装される水切板10と、この水切板10の幅 方向一端側を上方(屋根瓦4 側)へ屈曲形成したはぜ折り部11とを備えている。 水切板10の幅方向他端からは、内部に受桟12が収容される収容部13が一体形成さ れ、この収容部13の壁側端からは、立上板14が一体に立設されている。なお、立 上板14の上端には、別のはぜ折り部15が形成されている。
【0010】 16は水切板10に設けた水切突条で、屋根瓦4 と水切板10間に侵入する雨水を水 切板10長手方向に排出するためのものである。この水切突条16は、水切板10の幅 方向中途の複数カ所(本実施例では、四ケ所)を上面側、即ち前記はぜ折り部11 と同側に膨出するように幅方向に間隔をおいて形成されていて、各水切突条16は 、それぞれ水切板10の長手方向に平行とされている。
【0011】 図1bに示す如く、前記各水切突条16は、その突出高h1 h2 h3 h4 がはぜ 折り部11に近い方から遠い方へ向かうに従って順次線形的に高くなるように設定 されていて、これにより、屋根瓦4 が水切材9 の水切板10に対して傾斜した状態 であっても、各水切突条16の上端が屋根瓦4 の下面に確実に接当し、強風雨時等 においても屋根瓦4 の裏面側へ雨水が侵入するのを防止することができる。
【0012】 また、各水切突条16が屋根瓦4 の裏面に確実に接当するので、施工中に作業者 が屋根瓦4 を踏んでしまったような場合でも、屋根瓦4 の踏み割れを防止できる という利点がある。 17は鋼製の雨押えであり、水切材9 の収容部13上に釘18止めした笠木19を上か ら被覆するようにして取付けられ、屋根瓦4 との間にはシール材20が介装されて いる。
【0013】 なお、図2に示すように、水切突条16は、ゴム等よりなる断面高さの異なる長 尺の弾性体21,22 を水切板10の上面にそれぞれ固着することによって形成するこ ともできる。この場合、同図左側にある弾性体21の方が右側の弾性体22よりもそ の断面高さをやや高めに設定しておくのは勿論であるが、水切突条16を弾性体21 ,22 で構成しているため、屋根瓦4 の傾斜が少々変化しても各弾性体21,22 がこ れに追従し、より防水性を向上することができる。
【0014】 なお、本考案に係る水切材9 は、上記した屋根の流れ壁際のみならず、例えば 図3に示す如く、屋根のけらば用の水切材9 として用いることもでき、また、図 4に示す如く、屋根の中間部に屋根流れ方向に配設される水切材9 として用いる こともできる。 更に、図5に示すように、建物の外壁出隅部に介装される水切材9 としても採 用することができる。なお、図5において、23は柱材、24は柱材23に固着した縦 胴縁、25は縦胴縁24に固定した外壁材(外装材)を示し、この場合の水切材9 は 、当該出隅部の外側コーナ部を雨仕舞すべく、互いに直交する両外壁材25,25 の 間に介装されている。
【0015】
以上説明したように、本考案によれば、外装材4 が水切板9 に対して傾斜して 配置された場合でも、各水切突条16が外装材4 の裏面に接当して外部から雨水が 侵入するのを防止するので、シール材等の後施工を要することなく外装材4 と水 切材9 間の防水性を向上させることができ、ひいては建物全体の耐久性の向上に 寄与することができる。
【図1】(a)は建物の屋根の流れ壁際の縦断面図であ
り、(b)は水切材の要部拡大断面図である。
り、(b)は水切材の要部拡大断面図である。
【図2】水切材の要部拡大断面図である。
【図3】建物の屋根のけらば部の縦断面図である。
【図4】屋根の中間部に用いる水切材の断面図である。
【図5】建物の外壁出隅部の平面断面図である。
【図6】従来の水切材の断面図である。
4 外装材(屋根瓦) 9 水切材 10 はぜ折り部 16 水切突条 h1 突出高 h2 突出高 h3 突出高 h4 突出高
Claims (1)
- 【請求項1】 外装材(4) の一端部裏面にラップして介
装される水切板(10)と、該水切板(10)の幅方向一端側を
前記外装材(4) 側へ屈曲形成したはぜ折り部(11)とを備
え、前記水切板(10)の幅方向中途に、該水切板(10)の長
手方向に平行でかつ前記はぜ折り部(11)と同側に突出す
る複数の水切突条(16)を、水切板(10)の幅方向で間隔を
おいて形成した水切材において、 前記各水切突条(16)の突出高を、前記はぜ折り部(11)よ
り離れるに従って順次高くなるように設定したことを特
徴とする水切材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP984392U JP2555209Y2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 水切材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP984392U JP2555209Y2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 水切材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0571322U true JPH0571322U (ja) | 1993-09-28 |
JP2555209Y2 JP2555209Y2 (ja) | 1997-11-19 |
Family
ID=11731414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP984392U Expired - Lifetime JP2555209Y2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 水切材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2555209Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP984392U patent/JP2555209Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2555209Y2 (ja) | 1997-11-19 |
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