JPH0571318U - ユニットボックスの内樋構造

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(57)【要約】（修正有）【目的】本考案は単純な構造で安全に雨漏れを防止出来
るユニットボックスの内樋構造の提供を目的とする。【構成】本考案のユニットボックス１の内樋構造は特に
溝形鋼の内樋８を屋根材１１の間の接合部Ａに沿ってそ
の室内側に取り付けることを特徴とする。

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はユニットボックスを複数個並べた場合における接合部の雨漏れを防止するユニットボックスの内樋構造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来におけるユニットボックスの接合部の雨漏れの防止構造は単純で完全であるという要求を十分満たすものではなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は以上の従来の課題を解決し単純な構造で完全に雨漏れを防止出来るユニットボックスの内樋構造の提供を目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は以上の目的達成のために隣接するユニットボックスの屋根材の間の接合部に沿ってその室内側に取り付けられその両端に従って湾曲傾斜する溝形鋼の内樋と、該内樋の両端に固定され壁の目地部の裏面の空間に位置決めされた水切板とからなるユニットボックスの内樋構造を提案するものである。

【０００５】

【実施例】

以下本考案のユニットボックスの内樋構造を図面に示す実施例に従い説明する。図１は本考案の内樋構造が用いられるユニットボックスを示し、該ユニットボックス（１）は必要な場合複数個並べられる。

【０００６】その場合には図２に示す様に隣接するユニットボックス（１）の屋根材（１１）の間に接合部Ａが形成される。該接合部Ａは両方の屋根材（１１）に渡って防水テープ（１３）が貼られた上に接合部カバー（１２）が装着される。

【０００７】以上の構成により雨水は大半の場合に遮断されるのであるがもしも漏れ入って来た場合には内樋（８）で遮断される。すなわち図２及び図３に示される様に屋根の接合部に沿ってその室内側に内樋（８）が取り付けられる。

【０００８】該内樋（８）は溝形鋼が用いられその両端には水切板（９）が固定される。内樋（８）は両端に従って湾曲傾斜しており水勾配が確保されている。

【０００９】水切板（９）は壁の目地部に設けられるスポンジ等の弾性板材（７）の裏面の空間に位置決めされる。すなわち内樋（８）を流れた雨水は壁の目地部の裏面の空間を下へと流れ排出される。

【００１０】

【考案の効果】

本考案のユニットボックスの内樋構造の実施例は以上の通りでありその効果を次に列記する。（１）本考案の内樋構造は特に溝形鋼の内樋を用いるだけであり単純である。（２）本考案の内樋構造は特にその両端は壁の目地部の裏面の空間に位置決めされて排水する様にされるため雨漏れが生じる心配はない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の内樋構造が用いられるユニットボック
スの斜視図

【図２】本考案の内樋構造の斜視図

【図３】本考案の内樋構造の正面図

【符号の説明】

１ユニットボックス２外壁３柱４目地５シール材６レール７弾性板材８内樋９水切板１１屋根材１２接合部カバー１３防水テープＡ接合部

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】隣接するユニットボックスの屋根材の間の
接合部に沿ってその室内側に取り付けられその両端に従
って湾曲傾斜する溝形鋼の内樋と、該内樋の両端に固定
され壁の目地部の裏面の空間に位置決めされた水切板と
からなるユニットボックスの内樋構造