JPH0571107A - 高架橋の防風柵 - Google Patents

高架橋の防風柵

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Publication number
JPH0571107A
JPH0571107A JP3255938A JP25593891A JPH0571107A JP H0571107 A JPH0571107 A JP H0571107A JP 3255938 A JP3255938 A JP 3255938A JP 25593891 A JP25593891 A JP 25593891A JP H0571107 A JPH0571107 A JP H0571107A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mesh
viaduct
wind
panel
high bridge
Prior art date
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Pending
Application number
JP3255938A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoji Tashiro
元司 田代
Koji Kawada
幸次 川田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Rope Manufacturing Co Ltd
Tokyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Rope Manufacturing Co Ltd
Tokyo Seiko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Rope Manufacturing Co Ltd, Tokyo Seiko Co Ltd filed Critical Tokyo Rope Manufacturing Co Ltd
Priority to JP3255938A priority Critical patent/JPH0571107A/ja
Publication of JPH0571107A publication Critical patent/JPH0571107A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 風圧の程よい低減とともに大幅な減風を可能
とし、さらに塩害等を防止して、車両の走行安全性、耐
久性を向上した高架橋の防風柵を提供するにある。 【構成】 高架橋梁1,2の側部に沿つて間隔を置き立
設した支柱6群に、金網等で形成した遮蔽率50〜70
%程度のメッシュ状パネル8を張設して前記高架橋梁の
側部に沿設したことに特徴を有し、さらに、少くとも前
記メッシュ状パネル8に、ZnとAlを主成分とする合
金アルミめっきからなる耐食性被覆を形成したことに特
徴を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電車等の列車、自動車
等の走行安全性を高める高架橋の防風柵に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】海岸の農地、防風林、砂防林において
は、季節風や局地的な突風による倒木などの風害、塩害
等を防止する防風柵が設置され、さらに、その防風柵
は、積雪地における吹溜柵や飛砂防止柵としても汎用さ
れており、最近は、トンネル出口等における横風を減速
して車両の走行安全性を高めるために設置されている。
また、電車等の列車、自動車等が走行する高架橋は、海
岸や山岳等に設置されて比較的に強い横風を受け易く、
風速20〜30m/secの季節風や局地風が吹くと、
通常の走行が困難となりその走行安全対策が望まれてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】高架橋では、前記のよ
うに季節風や局地風により通常の走行が困難となつて徐
行の必要が生じ、また、局部的な突風により列車の脱
線、自動車の転落等の事故発生の恐れがあり、その防風
策(即ち走行安全性)が必要になつている。その対策と
しては防風柵の設置が考えられるが、高架橋では、走行
安全性を高める減風以外に、設置を可能にする橋梁の振
動や損傷の防止、さらに耐久性を高める塩害(海岸の場
合)の防止等が課題となる。
【0004】本発明は、上記のような課題に対処するた
めに開発されたものであつて、その目的とする処は、風
圧の程よい低減とともに大幅な減風を可能とし、さらに
塩害等を防止して、車両の走行安全性、耐久性を向上し
た高架橋の防風柵を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、高架橋梁の側
部に沿つて間隔を置き立設した支柱群に、金網等で形成
した遮蔽率50〜70%程度のメッシュ状パネルを張設
して高架橋梁の側部に沿設したことにより、風圧を程よ
く低減するとともに大幅に減風して、高架橋梁上への設
置を可能とし車両の走行安全性を高め、さらに、少くと
も前記メッシュ状パネルに、ZnとAlを主成分とする
合金アルミめっきからなる耐食性被覆を形成したことに
より、塩害、泉害等を防止して耐久性を高めている。
【0006】
【作用】高架橋梁の側部に沿い間隔を置き立設した支柱
群に、金網等で形成された遮蔽率50〜70%程度のメ
ッシュ状パネルを張設し、そのメッシュ状パネルによ
り、横風による風圧を程よく低減して高架橋梁の振動や
損傷を防止するとともに、高架橋梁上の風速を大幅にに
低減し、また、視界を程よく確保し、投棄物の落下が防
止されるなど優れた走行安全性、信頼性が得られる。さ
らに、少くとも前記メッシュ状パネルに形成したZnと
Alを主成分とする合金アルミめっきからなる耐食性被
覆により、塩害、泉害等を効果的に防止して耐久性を高
めている。
【0007】
【実施例】図1及び図2に本発明の一実施例を示す。図
示の高架橋梁1,2は、橋脚1、橋桁2等からなり、例
えば、レール3が敷設され列車4の走行用高架橋になつ
ており、その高架橋梁の橋桁2上には適宜間隔を置きH
形鋼等の基礎材5が適宜の手段で固設され、各基礎材5
の両端部上にH形鋼等の支柱6が溶接等の手段により固
着されて立設されるとともに、各支柱6の上部間、さら
に必要に応じて中央部間に連結材7を連結して補強し、
各支柱6と連結材7の間にメッシユ状パネル8を適宜の
固定手段で張設して、高架橋梁1,2の側部に沿つて間
隔を置き立設した支柱群6に、金網等で形成した遮弊率
50〜70%程度のメッシユ状パネル8を張設して高架
橋梁1,2の側部に沿設した高架橋の防風柵になつてい
る。
【0008】上記メッシユ状パネル8は、図示のように
金網、有孔板等で遮弊率50〜70%程度に形成され、
高架橋梁の橋桁2上において列車4から所要の間隔Lを
置き、所要の高さHに配設される。メッシユ状パネル8
の遮弊率を50〜70%程度にすると、風速20m/s
ec程度の横風が吹いても、その横風による風圧は程よ
く低減されて、高架橋梁上の車両走行に格別な支障を来
すような振動や損傷が防止され、その橋梁2上への設置
が可能となり、また、風下側の風速が高架橋上で13m
/sec程度に大幅に減速されて、風速20〜30m/
secの季節風、局地風、さらに局部的な突風に対して
も列車4が通常の速度で安全走行が可能となる。さら
に、視界が程よく確保され、投棄物の落下が防止される
などの作用、効果を有する。
【0009】
【表1】
【0010】前記防風柵において、遮弊率60%のメッ
シユ状パネル8を張設して、そのパネルの高さH=3m
とし、その内側5mの風下側位置(図示L;1.5m+
La;3.5m)における風速比%(風上側との風速の
比率)を、その風下側位置における測定高さを変えて測
定し、表1のような結果が得られた。
【0011】表1から明らかなように、高架橋の側部上
に遮弊率60%のメッシユ状パネル8を沿設すると、そ
の高架橋上の風下側(5m)位置において列車4の上部
(約3m)まで35%以上の減風効果が確保されるとと
もに、列車4との間隔(L=1.5m)が程よく確保さ
れて車両走行に格別の支障がなく、安全走行が可能とな
り前記のような作用、効果が確認されている。
【0012】さらに、高架橋の前記防風柵において、少
くとも前記メッシュ状パネル8に、ZnとAlを主成分
とする合金アルミめっきからなる耐食性被覆を形成した
高架橋の防風柵に構成される。その耐食性被覆は、例え
ば、亜鉛とアルミニュームを主成分としたZn+5%A
l+Na合金めつきを施して形成され、その耐食性は、
亜鉛めっきの特長である鉄鋼に対する犠牲防食作用と、
アルミニュームの高防食性を兼ね備えて、同一付着量の
亜鉛めっきに比べ赤さび発生までの期間が約2倍とな
り、特に、海岸の塩害地域、泉害地域等の過酷な環境下
で優れた耐食性を発揮し、耐久性が大幅に増加されて経
済的である。
【0013】前記実施例は、主として列車走行用の高架
橋の他、自動車走行用等の高架橋においても汎用され
る。
【0014】
【発明の効果】本発明は、高架橋梁の側部に沿つて間隔
を置き立設した支柱群に、金網等で形成された遮蔽率5
0〜70%程度のメッシュ状パネルを張設し、そのパネ
ルにより、横風による風圧が程よく低減されて高架橋梁
の振動や損傷が防止され、高架橋梁上への配置を可能と
するとともに、高架橋梁上の風速が大幅に低減され、ま
た、視界が程よく確保され、投棄物の落下が防止される
など、車両の走行安全性、信頼性が著しく向上されてい
る。さらに、少くとも前記メッシュ状パネルに、Znと
Alを主成分とする合金アルミめっきからなる耐食性被
覆を形成して、塩害、泉害等を効果的に防止して耐久性
が大幅に高められている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図
【図2】図1の横断機構図である。
【符号の説明】
1,2 高架橋梁 6 支柱 8 メッシュ状パネル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高架橋梁の側部に沿つて間隔を置き立設
    した支柱群に、金網等で形成した遮蔽率50〜70%程
    度のメッシュ状パネルを張設して前記高架橋梁の側部に
    沿設したことを特徴とする高架橋の防風柵。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の高架橋の防風柵におい
    て、少くとも前記メッシュ状パネルに、ZnとAlを主
    成分とする合金アルミめっきからなる耐食性被覆を形成
    したことを特徴とする高架橋の防風柵。
JP3255938A 1991-09-09 1991-09-09 高架橋の防風柵 Pending JPH0571107A (ja)

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JP3255938A JPH0571107A (ja) 1991-09-09 1991-09-09 高架橋の防風柵

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100909486B1 (ko) * 2009-04-03 2009-07-28 (주)디에스지 조립식 교량점검대
JP2016065441A (ja) * 2014-06-06 2016-04-28 永井コンクリート工業株式会社 防風柵
JP2016205021A (ja) * 2015-04-24 2016-12-08 永井コンクリート工業株式会社 固定用スペーサ及びこれを用いた防風柵

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JP2016065441A (ja) * 2014-06-06 2016-04-28 永井コンクリート工業株式会社 防風柵
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