JPH0571078B2 - - Google Patents

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JPH0571078B2
JPH0571078B2 JP8744885A JP8744885A JPH0571078B2 JP H0571078 B2 JPH0571078 B2 JP H0571078B2 JP 8744885 A JP8744885 A JP 8744885A JP 8744885 A JP8744885 A JP 8744885A JP H0571078 B2 JPH0571078 B2 JP H0571078B2
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JP
Japan
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weight
bulk density
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surfactant
detergent composition
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JP8744885A
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Noboru Hara
Kazuo Nagaai
Juji Tai
Masanobu Nakamura
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Lion Corp
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Lion Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
技術分野 本発明は、0.6g/c.c.以上の嵩密度を有する高
嵩密度洗剤組成物に関する。 従来の技術 現在、洗剤は殆どが噴霧乾燥法で製造されてお
り、嵩密度0.3〜0.4g/c.c.で粒子内部が中空の粒
状物として得られる。この粒状洗剤は中空である
ため水への溶解は早いが、かさばるために輸送コ
ストや保管コストが上昇するという問題があつ
た。また、噴霧乾燥は、水の蒸発に多大な熱エネ
ルギーを必要とし、設備を大型化する必要がある
という問題があつた。 このような観点から、粒子内部まで組成物が詰
められた高嵩密度洗剤が検討されている。しか
し、高嵩密度洗剤は溶解性が悪く、従来と同じ洗
浄時間では十分な洗浄力が得られなかつたり、と
きには洗浄終了後にも洗剤が布に付着して残ると
いう問題があつた。この問題は、洗剤組成物中に
オレフインスルホン酸塩を配合した場合に、特に
顕著となる。これは、他の界面活性剤と比較して
結晶性が高いためと考えられる。オレフインスル
ホン酸塩は、大きな洗浄力を有するとともに耐硬
水性に優れ、総合的に好ましい界面活性剤であ
る。 高嵩密度洗剤組成物の溶解性を改善する方法と
しては、発泡作用のある物質を組成物中に添加す
る方法が提案されている。しかしながら、このよ
うな方法では洗浄作用に関係のない物質が組成物
中に配合されることになり、洗浄1回当たりの使
用量、コストも上昇してしまう。 発明の目的 本発明は、オレフインスルホン酸塩を含有し、
しかも洗浄有用成分のみで優れた溶解性を実現す
ることができる高嵩密度洗剤組成物を提供するも
のである。 発明の構成 本発明の高嵩密度洗剤組成物は、オレフインス
ルホン酸塩を10重量%以上、このオレフインスル
ホン酸塩も含めて界面活性剤を総量で30〜60重量
%、およびアルカリビルダーを25〜55重量%含
む、嵩密度が0.6g/c.c.以上の高嵩密度洗剤組成
物において、前記アルカリビルダーの一部として
Na2O/SiO2の比が1.0〜3.5の珪酸塩を1〜15重
量%含有するとともに、カリウム塩の形でカリウ
ムを前記界面活性剤量に対して1.5〜50重量%含
むことを特徴とする。 以下、本発明についてさらに詳細に説明する。 オレフインスルホン酸塩は、α−オレフイン、
ビニリデン型オレフインまたはインナーオレフイ
ンのスルホン化物の中和加水分解物の塩であり、
アルケンスルホン酸塩の他にヒドロキシアルカン
スルホン酸塩も含まれる。オレフインスルホン酸
塩は組成物中に10重量%以上、好ましくは10〜30
重量%含まれる。この量が10重量%に満たない場
合は、組成物の溶解性の問題は小さいが、洗浄力
が劣り、オレフインスルホン酸塩の有する優れた
洗浄特性を十分に活用することができない。本発
明の組成物における界面活性剤系は、オレフイン
スルホン酸塩単独で構成することもできるし、ま
た、他の界面活性剤を併用することもできる。こ
のような界面活性剤の具体例としては、アルキル
ベンゼンスルホン酸塩、脂肪酸塩、高級アルコー
ルエトキシ硫酸塩、高級アルコール硫酸塩などの
アニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤が挙げ
られる。界面活性剤は、組成物中に30〜60重量
%、好ましくは30〜50重量%含まれる。この量が
30wt%に満たないと十分な洗浄力が得られず、
一方、60wt%を越えると洗剤組成物の粘着性が
増加し、製造が困難になる。 アルカリビルダーは組成物中に25〜55重量%、
好ましくは、25〜40重量%含まれる。アルカリビ
ルダーとしては、珪酸塩、炭酸塩、重炭酸塩、ホ
ウ酸塩、過炭酸塩などが例示される。アルカリビ
ルダーの一部として、Na2O/SiO2の比が1.0〜
3.5、好ましくは1.0〜2.5の珪酸ナトリウムが、組
成物中に1〜15重量%、好ましくは2〜10重量%
配合される。NaO/SiO2の比が1.0未満では溶解
性の改善効果が十分でなく、一方、3.5以上では
効果は得られるものの、PHが高くなりすぎて手荒
れ等の問題が生じる。また、配合量が1wt%に満
たないと十分な効果が得られず、一方、15wt%
を越えるとモル比の場合と同様効果は得られるも
のの、PHが高くなる。珪酸ナトリウムは必要な
Na2O/SiO2比を有するものを予め用意して配合
することもできるし、水酸化ナトリウムを添加し
てNa2O/SiO2比を調整することもできる。 高嵩密度洗剤組成物中の全界面活性剤量に対
し、カリウムがカリウム塩の形で1.5〜50重量%、
好ましくは3〜40重量%配合されている。カリウ
ム塩としての含有量が1.5wt%に満たないと溶解
性が十分に向上せず、一方、50wt%を越えると
洗剤組成物が軟かくなり過ぎ、保存安定性等の物
性が劣化する。特に好ましくは、組成物の全界面
活性剤量に対し、カリウムが5〜30wt%含まれ
る。上記カリウムは、アニオン界面活性剤の一部
または全部のみがK塩として含まれることによつ
て達成されてもよいし(アルカリビルダーすべて
他の塩)、アルカリビルダーのみがK塩として存
在してもよいし、また、双方の一部ずつがK塩と
して配合されていてもよい。K塩以外のアニオン
界面活性剤およびアルカリビルダーは、ナトリウ
ム塩などの水溶性塩の形で配合される。 アニオン界面活性剤は、予め、カリウム塩の形
で用意して高嵩密度洗剤組成物を調整することが
でき、また、洗剤組成物の調製時に界面活性剤の
一部または全部を酸の形で用い、これを水酸化カ
リウムで中和してもよい。 本発明の組成物中には、任意成分として、通常
の洗剤用添加剤などを配合することができる。こ
の具体例としては、たとえば、A型ゼオライト、
キレート剤、蛍光剤、カルボキシメチルセルロー
ス、ポリエチレングリコール、酵素などが挙げら
れる。 本発明の、洗剤は各原料を配合して適宜の方法
により製造することができ、造粒して0.6g/c.c.
以上の粒状洗剤とすることが好ましい。各成分は
予め調製して混合してもよいし、アルキルベンゼ
ンスルホン酸塩のような界面活性剤は、洗剤組成
物の製造時にアルキルベンゼンスルホン酸を
KOHやNaOHなどで中和して塩の形にしてもよ
い。造粒方法としては適宜の方法を採用でき、た
とえば、特公昭46−7586号公報、特開昭49−
74703号公報、特公昭55−49535号公報などに記載
されている。好ましい造粒方法としては、本出願
人が先に特願昭58−204523号として提案した方法
がある。 この方法は、まず、洗剤成分をニーダなどで緊
密化混合してペレツト状、塊状などの固形洗剤組
成物とし、これを解砕し、ついで平均一次粒径
10μm以下の水不溶性微粒体でコーテイングする
方法である。固形洗剤組成物中の水分量を調整
し、解砕機内に冷風を導入しながら解砕すること
が望ましく、たとえば平均粒径300〜4000μm程
度の粒状物とされる。得られた粒状物は、ステア
リン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、
A型ゼオライトなどのアルミノ珪酸塩、炭酸カル
シウム、炭酸マグネシウム、珪酸マグネシウム、
二酸化珪素、二酸化チタンなどの微粒体でコーテ
イングされて、粒状の高嵩密度洗剤組成物とされ
る。また、さらに、マルメライザーのような整粒
機を用いて略球状とすることもできる。 発明の効果 本発明によれば、洗剤組成分中の全界面活性剤
量に対し、カリウム塩の形でカリウムを1.5〜
50wt%配合し、かつ、特定のNa2O/SiO2比を有
するケイ酸ナトリウムを配合することにより、高
嵩密度洗剤の欠点である溶解性を改善して、洗浄
力を十分に発揮せしめることができる。また、洗
浄に寄与する成分を調整するだけで、この溶解性
の改善を実現することができるので、発泡剤のよ
うに洗浄機構に無関係で単に溶解性を向上するだ
けの成分を用いる必要がなく、省資源化、低コス
ト化が可能である。 実施例 第1表に示した組成物をニーダで捏和した。こ
のとき、アルキルベンゼンスルホン酸塩(LAS
−Na、LAS−K)は、アルキルベンゼンスルホ
ン酸を用い、これをニーダ内でNaOHおよび/
またはKOHで中和することにより調整した。 得られた捏和物を、スピードミルND−30型
(岡田精工(株))で解砕し、平均一次粒径3μmのA
型ゼオライトでコーテイングし、ついで、マルメ
ライザー(不二パウダル製、Q−400)で5分間
整粒し、洗剤組成物を得た。 この整粒品を16#〜32#に揃え(嵩密度0.9
g/c.c.)、下記の溶解試験を行い、その結果を第
1表に示した。 第1表中での略号は次の通りである。 AOS−Na(−K):炭素嵩14〜18のα−オレフイ
ンスルホン酸ナトリウム(またはカリウム) LAS−Na(−K):アルキル基の炭素数が10〜14
の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム
(カリウム) 溶解試験 ミニ洗濯機(ナシヨナルNA−35)に5℃の水
5と布250grを入れて撹拌し、試料洗剤を一
度に投入する。投入時を時間0とし、一分毎に洗
濯液を約20c.c.採取し、手早く吸引濾過し、濾液の
界面活性剤含有量を測定する。この値が理論値の
95%になる時間を溶解時間とする。
【表】
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 オレフインスルホン酸塩を10重量%以上、こ
    のオレフインスルホン酸塩も含めて界面活性剤を
    総量で30〜60重量%、およびアルカリビルダーを
    25〜55重量%含む、嵩密度が0.6g/c.c.以上の高
    嵩密度洗剤組成物において、前記アルカリビルダ
    ーの一部としてNa2O/SiO2の比が1.0〜3.5の珪
    酸塩を1〜15重量%含有するとともに、カリウム
    塩の形でカリウムを前記界面活性剤量に対して
    1.5〜50重量%含むことを特徴とする高嵩密度洗
    剤組成物。
JP8744885A 1985-04-25 1985-04-25 高嵩密度洗剤組成物 Granted JPS61246300A (ja)

Priority Applications (2)

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JP8744885A JPS61246300A (ja) 1985-04-25 1985-04-25 高嵩密度洗剤組成物
US07/285,377 US4970017A (en) 1985-04-25 1988-12-16 Process for production of granular detergent composition having high bulk density

Applications Claiming Priority (1)

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JP8744885A JPS61246300A (ja) 1985-04-25 1985-04-25 高嵩密度洗剤組成物

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JPS61246300A JPS61246300A (ja) 1986-11-01
JPH0571078B2 true JPH0571078B2 (ja) 1993-10-06

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0631430B2 (ja) * 1985-05-29 1994-04-27 ライオン株式会社 高嵩密度粒状洗剤組成物の製造方法
JP2662221B2 (ja) * 1987-07-15 1997-10-08 花王株式会社 高密度粒状濃縮洗剤組成物
AU7411500A (en) * 1999-09-20 2001-04-24 Unilever Plc Detergent compositions and process for their preparation

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JPS61246300A (ja) 1986-11-01

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