JPS61246300A

JPS61246300A - 高嵩密度洗剤組成物

Info

Publication number: JPS61246300A
Application number: JP8744885A
Authority: JP
Inventors: 昇原; 永合　一雄; 田井　雄二; 中村　昌允
Original assignee: Lion Corp
Current assignee: Lion Corp
Priority date: 1985-04-25
Filing date: 1985-04-25
Publication date: 1986-11-01
Also published as: JPH0571078B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】技監立夏本発明は、０．６ｇ／ｃｃ以上の嵩密度を有する高嵩密
度洗剤組成物に関する。

丈米立技権現在、洗剤は殆どが噴霧乾燥法で製造されており、嵩密
度０．３〜０．４ｇ／ｃｃで粒子内部が中空の粒状物と
して得られる。この粒状洗剤は中空であるため水への溶
解は早いが、かさばるために輸送コストや保管コストが
上昇するという問題があった。また、噴霧乾燥は、水の
蒸発に多大な熱エネルギーを必要とし、設備を大型化す
る必要があるという問題があった。

このような観点から、粒子内部まで組成物が詰められた
高嵩密度洗剤が検討されている。しかし、高嵩密度洗剤
は溶解性が悪く、従来と同じ洗浄時間では十分な洗浄力
が得られなかったり、場合には洗浄終了後にも洗剤が布
に付着して残るという問題があった。この問題は、洗剤
組成物中にオレフィンスルホン酸塩を配合した場合に、
特に顕著と、なる、これは、他の界面活性剤と比較して
結晶性が高いためと考えられる。

オレフィンスルホン酸塩は、大きな洗浄力を有するとと
もに耐硬水性に優れ、総合的に好ましい界面活性剤であ
る。

高嵩密度洗剤組成物の溶解性を改善する方法としでは、
発泡作用のある物質を組成物中に添加する方法が提案さ
れている。しかしながら、このような方法では洗浄作用
に関係のない物質が組成物中に配合されることになり、
洗浄１回当たりの使用量、コストも上昇してしまう。

且尻皿１カ本発明は、オレフィンスルホン酸塩を含有し、しかも洗
浄有用作用成分のみで優れた溶解性を実現することがで
きる高嵩密度洗剤組成物を提供するものである。

見吋立監履本発明の高嵩密度洗剤組成物は、オレフィンスルホン酸
塩を１０重量％以上、このオレフィンスルホン酸塩も含
めて界面活性剤を総量で３０〜６０重量％、およびアル
カリビルダーを２５〜５５重量％含む、嵩密度が０．６
ｇ／ｃｃ以上の高嵩密度洗剤組成物において、前記アル
カリビルダーの一部としてＮ　ａ　ｘ　Ｏ／　Ｓ　ｘ　
Ｏ＠の比が１．０〜３．５の珪酸塩を１〜１５重量％含
有するとともに、前記界面活性剤量に対し、カリウムが
１．５〜５０重量％配合されていることを特徴とする。

以下、本発明についてさらに詳細に説明する。

オレフィンスルホン酸塩は、α−オレフィン、ビニリデ
ン型オレフィンまたはインナーオレフィンの４スルホン
化物の中和加水分解物の塩であり、アルケンスルホン酸
塩の他にヒドロキシアルカンスルホン酸塩も含まれる。

オレフィンスルホン酸塩は組成物中に１０重量％以上、
好ましくは１０〜３０重量％含まれる。この量が１０重
量％に満たない場合は１組成物の溶解性の問題は小さい
が、洗浄力が劣り、オレフィンスルホン酸塩の有する優
れた洗浄特性を十分に活用することができない１本発明
の組成物における界面活性剤系は、オレフィンスルホン
酸塩単独で構成することもできるし、また、他の界面活
性剤を併用することもできる。このような界面活性剤の
具体例としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、脂肪
酸塩、高級アルコールエトキシ硫酸塩、高級アルコール
硫酸塩などのアニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤
が挙げられる。界面活性剤は、組成物中に３０〜６０重
量％、好ましくは３０〜５０重量％含まれる。この量が
３０ｖｔ％に満たないと十分な洗浄力が得られず、一方
、６０ｖｔ％を越えると洗剤組成物の粘着性が増加し。

製造が困難になる。

アルカリビルダーは組成物中に２５〜５５重量％。

好ましくは、２５〜４０重量％含まれる。アルカリビル
ダーとしては、珪酸塩、炭酸塩、重炭酸塩、ホウ酸塩、
過炭酸塩などが例示される。アルカリビルダーの一部と
して、　Ｎａ、Ｏ／５ｉＯｚの比が１．０〜３．５．好
ましくは１．０〜２，５の珪酸ナトリウムが１組成物中
に１〜１５重量％、好ましくは２〜１０重量％配合され
る＊　Ｎａ、Ｏ／ＳｉＯ，の比が１．０未満では溶解性
の改善効果が十分でなく、一方。

３．５以上では効果は得られるものの、ＰＨが高くなり
すぎて手荒れ等の問題が生じる。また、配合量がｌｔ＃
ｔ％に満たないと十分な効果が得られず、一方、１５ｖ
ｔ％を越えるとモル比の場合と同様効果は得られるもの
の、ｐＨが高くなる。珪酸ナトリウムは必要なＮａ、　
Ｏ／ＳｉＯ□比を有するものを予め用意して配合するこ
ともできるし、水酸化ナトリウムを添加してＮａ、　Ｏ
／５ｉＯｉ比を調整することもできる。

高嵩密度組成物中の全界面活性剤量に対し、カリウムが
１．５〜５０重量％、好ましくは３〜４０重量％がカリ
ウム塩の形で配合されている。カリウム塩としての含有
量が１．５ｗｔ％に満たないと溶解性が十分に向上せず、一
方、５０ｖｔ％を越えると洗剤組成物が軟かくなり過ぎ
、保存安定性等の物性が劣化する。特に好ましくは、組
成物の全界面活性剤量に対し。

カリウムが５〜３０ｗｔ％含まれる。上記カリウムは、
アニオン界面活性剤の一部または全部のみかに塩として
含まれることによって達成されてもよいしくアルカリビ
ルダーすべて他の塩）、アルカリビルダーのみかに塩と
して存在してもよいし、また、双方の一部ずつかに塩と
して配合されていてもよい、に塩以外のアニオン界面活
性剤およびアルカリビルダーは、ナトリウム塩などの水
溶性塩の形で配合される。

アニオン界面活性剤は、予め、カリウム塩の形で用意し
て高嵩密度洗剤組成物を調製することができ、また、洗
剤組成物の調製時に界面活性剤の一部または全部を酸の
形で用い、これを水酸化カリウムで中和してもよい。

本発明の組成物中には、任意成分として、通常の洗剤用
添加剤などを配合することができる。

この具体例としては、たとえば、Ａ型ゼオライト、キレ
ート剤、蛍光剤、カルボキシメチルセルロース、ポリエ
チレングリコール、酵素などが挙げられる。

本発明の、洗剤は各原料を配合して適宜の方法により製
造することができ、造粒して０．６ｇ／ｃｃ以上の粒状
洗剤とすることが好ましい。

各成分は予め調製して混合してもよいし、アルキルベン
ゼンスルホン酸塩のような界面活性剤は、洗剤組成物の
製造時にアルキルベンゼンスルホン酸をＫＯＨやＮ　ａ
　ＯＨなどで中和して塩の形にしてもよい。造粒方法と
しては適宜の方法を採用できる。たとえば、特公昭４６
−７５８６号公報、特開昭４９−７４７０３号公報、特
公昭５５−４９５３５号公報などに記載されている。好
ましい造粒方法としては、本出願人が先に特願昭５８−
２０４５２３号として提案した方法がある。

この方法は、まず、洗剤成分をニーダなどで緊密化混合
してペレット状、塊状などの固形洗剤組成物とし、これ
を解砕し、ついで平均−次粒径１０μｍ以下の水不溶性
微粉体でコーティングする方法である。固形洗剤組成物
中の水分量を調整し、解砕機内に冷風を導入しながら解
砕することが望ましく、たとえば平均粒径３００〜４０
００μｍ程度の粒状物とされる。得られた粒状物は、ス
テアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、Ａ
型ゼオライトなどのアルミノ珪酸塩、炭酸カルシウム、
炭酸マグネシウム、珪酸マグネシウム、二酸化珪素、二
酸化チタンなどの微粉体でコーティングされて、粒状の
高嵩密度洗剤組成物とされる。また、さらに、マルメラ
イザーのような整粒機を用いて略球状とすることもでき
る。

月１４す碩１本発明によれば、洗剤組成分中の全界面活性剤量に対し
、カリウムを１．５〜５０ｖｔ％配合し。

かつ、特定のＮａ、Ｏ／ＳｉＯ□比を有するケイ酸ナト
リウムを配合することにより、高嵩密度洗剤の欠点であ
る溶解性を改善して、洗浄力を十分に発揮せしめること
ができる。また、洗浄に寄与する成分を調整するだけで
、この溶解性の改善を実現することができるので、発泡
剤のように洗浄機構に無関係で単に溶解性を向上するだ
けの成分を用いる必要がなく、省資源化。

低コストが可能である。

実施例第１表に示した組成物をニーダで捏和した。

このとき、アルキルベンゼンスルホン酸塩（ＬＡＳ−Ｎ
ａ、Ｌａ５−Ｋ）は、アルキルベンゼンスルホン酸を用
い、これをニーダ内でＮａＯＨおよび／またはＫＯＨで
中和することにより調製した。

得られた捏和物を、スピードミルＮＤ−３０型（岡田精
工１ｍ）で解砕し、平均−次粒径３μｍのＡ型ゼオライ
トでコーティングし、ついで、マルメライザー（不二パ
ウダル製、Ｑ−４００）で５分間整粒し、洗剤組成物を
得た。

この整粒品を１６＃〜３２＃に揃え（嵩密度０．９ｇ／
ｃｃ）、下記の溶解試験を行い、その結果を第１表に示
した。

第１表中での略号は次の通りである。

ＡＯ８−Ｎａ（−Ｋ）：炭素数１４〜１８のα−オレフ
ィンスルホン酸ナトリウム（またはカリウム）ＬＡＳ−Ｎａ（−Ｋ）：アルキル基の炭素数が１０〜１
４の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム（カリ
ウム）皿簾藍簾ミニ洗濯機（ナショナルＮＡ−３５）に５℃の水５Ｑと
布２５０ｇｒを入れて攪拌し、試料洗剤を一度に投入す
る。投入時を時間０とし、−分銀に洗濯液を約２０ｃｃ
採取し１手早く吸引濾過し、濾液の界面活性剤含有量を
測定する。この値が理論値の９５％になる時間を溶解時
間とする。

手続補正書昭和６０年７月１２日特許庁長官　志　賀　　　学　殿１、事件の表示昭和６０年特許願第８７４４８号２、発明の名称高嵩密度洗剤組成物東京都墨田区本所１丁目３番７号（６７６）ライオン株式会社代表者　小　林　　　敦４、代理人東京都千代田区一番町１５番１号５、補正の対象明細書の「特許請求の範囲」および「発明の６、補正の
内容（１）特許請求の範囲を別紙の通りに補正する。

（２）明細書第２頁１２行に「場合にはノとあるのを。

「ときには」に補正する。

（３）第３頁８行に「洗浄有用作用成分」とあるのを、
「洗浄有用成分」に補正する。

（４）同頁下から２行〜第３頁１行に「前記・・・・・
・特徴とする。」とあるのを、（ｒカリウム塩の形でカ
リウムを前記界面活性剤量に対して１．５〜５０重量％
含むことを特徴とする」に補正する。

（５）第６頁４〜８行に「高嵩密度・・・向上せず、」
とあるのを、「　高嵩密度洗剤組成物中の全界面活性剤量に対し、カ
リウムがカリウム塩の形で１．５〜５０重量％、好まし
くは３〜４０重量％配合されている。カリウム塩として
の含有量が１　、５ｗｔ％に満だないと溶解性が十分に
向上せず、」に補正する。

（６）第７頁最終行に「採用できる。」とあるのを、ｒ
採用でき、」に補正する。

（７）第９頁３行に「カリウム」とある前に。

ｒカリウム塩の形で」を挿入する。

（８）同頁１２行に「低コスト」とあるのを、「低コス
ト化」に補正する。

（９）同頁下から５行にｒＬａｓ」とあるのを。

１ｉ’ＬＡＳＪｌに補正する。

７、添付書類の目録別　　　　紙　　　　　　　　　　　　　　　　１通別
　　　　紙特許請求の範囲１、オレフィンスルホン酸塩を１０重量％以上。

このオレフィンスルホン酸塩も含めて界面活性剤を総量
で３０〜６０重量％、およびアルカリビルダーを２５〜
５５重量％含む、嵩密度が０．６ｇ　　’／ｃｃ以上の
高嵩密度洗剤組成物において、前記アルカリビルダーの
一部としてＮ　ａ　ｚ　Ｏ／Ｓｉｎ、の比がｉ、ｏ〜３
．５の珪酸塩を１〜１５重量％含有するとともに、カリ
ウム塩のノでカリウムを１　　　　　　量に　して１．
５〜５０重景％含むことを特徴とする高嵩密度洗剤組成
物。

Claims

【特許請求の範囲】

１、オレフィンスルホン酸塩を１０重量％以上、このオ
レフィンスルホン酸塩も含めて界面活性剤を総量で３０
〜６０重量％、およびアルカリビルダーを２５〜５５重
量％含む、嵩密度が０．６ｇ／ｃｃ以上の高嵩密度洗剤
組成物において、前記アルカリビルダーの一部としてＮ
ａ＿２Ｏ／ＳｉＯ＿２の比が１．０〜３．５の珪酸塩を
１〜１５重量％含有するとともに、前記界面活性剤量に
対し、カリウムが１．５〜５０重量％配合されているこ
とを特徴とする高嵩密度洗剤組成物。