JPH0570819U - スローアウエイ式サイドカッタ - Google Patents

スローアウエイ式サイドカッタ

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Publication number
JPH0570819U
JPH0570819U JP296891U JP296891U JPH0570819U JP H0570819 U JPH0570819 U JP H0570819U JP 296891 U JP296891 U JP 296891U JP 296891 U JP296891 U JP 296891U JP H0570819 U JPH0570819 U JP H0570819U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side cutter
tip
hole
throwaway
bodies
Prior art date
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Pending
Application number
JP296891U
Other languages
English (en)
Inventor
辰夫 新井
弘章 林崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
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Publication of JPH0570819U publication Critical patent/JPH0570819U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チップの取り付けの際にサイドカッタ本体の
変形を生じることのないサイドカッタを提供する。 【構成】 軸線方向に沿って分割された半円筒状に形成
され、かつ、外周面に周方向に沿って複数個のチップ取
付座が穿設されており、円筒状のアダプタ10の外周に
固定されて全体として略円筒状に配置される一対のサイ
ドカッタ本体21・22と、板状に形成されて稜線部が
切刃を構成し、かつ、厚さ方向に貫通孔42が形成され
たスローアウエイチップ40と、貫通孔42を貫通して
サイドカッタ本体21・22に螺合されて、スローアウ
エイチップ40をチップ取付座内に固定する固定ネジ4
3とを具備している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スローアウエイ式サイドカッタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のスローアウエイ式サイドカッタ(以下「サイドカッタ」と略称する。) の構成を、図1に基づいて説明する。 このサイドカッタは、軸線方向に沿って2つに分割された半円筒状に形成され た一対のサイドカッタ本体21・22と、これらのサイドカッタ本体21・22 の外周面に周方向に沿って穿設された複数のチップ取付座30(図1ではそのう ちの1箇所のみ示す。)内に取り付けられ、稜線に切刃41が形成された板状の スローアウエイチップ(以下「チップ」と略称する。)40と、クランプネジ5 1によって前記チップ取付座30内に固定され、前記チップ取付座30のチップ 当接面31側にチップ40を押圧して固定する楔部材50とから構成されている 。
【0003】 前記一対のサイドカッタ本体21・22は、工作機械の主軸(図示せず)の先 端に取り付けられている円筒状のアダプタ10の外周に、全体としてほぼ円筒状 をなすように締付固定されて、主軸の回転に伴ってスローアウエイチップ40の 切刃41により被削材を切削するようになっている。
【0004】 前記従来のサイドカッタにおいては、クランプネジ51を回転操作することに より、チップ40の着脱を容易に行うことができる。
【0005】 ところで、チップ40の交換時には、工作機械の主軸からサイドカッタを取り 外して交換作業を行うようにしている。しかし、従来のサイドカッタは、通常、 鋼製であってしかも比較的大径に形成されており、相当の重量を有していて、こ の作業が困難である。このため、前記した従来のサイドカッタでは、サイドカッ タを、2分割とされたサイドカッタ本体21・22から構成し、それぞれをアダ プタ10の外周に締付固定するものとし、重量のあるサイドカッタ全体を工作機 械の主軸から取り外すことなく、2分割とされて比較的に軽量とされたサイドカ ッタ本体21・22をそれぞれアダプタ10から取り外すことによりチップ40 の交換を行うことができ、交換作業が容易となるという利点がある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のサイドカッタにおいては、チップ40を固定するた めにクランプネジ51を締め込むと、楔部材50による楔作用により、楔部材5 0を中心として周方向に対向する力(図1中矢印P1・P2で示す方向に働く力 )が発生し、サイドカッタ本体21・22の周方向両端部21a・21bが軸心 方向に向けて変形しようとし、このため、サイドカッタ本体21・22の中心部 が外側に膨出し、全体として横断面視やや楕円形状に変形してしまうことがあっ た。特に、従来のサイドカッタ本体21・22においては、軽量化を図ってチッ プ40の交換作業を容易とするために、薄肉に形成されており、変形を生じ易い ものであった。
【0007】 前記のようにサイドカッタ本体21・22に変形を生じると、軸心からチップ 40の切刃41までの距離が、各々のチップ40において相違してしまい、切削 精度が低下するばかりか、各チップ40に作用する力が不均一となって、サイド カッタにビビリ振動を生じて騒音の原因となり、また、工具寿命を低下させるこ とにもなるという問題があった。
【0008】 本考案は、上記の事情に基づいてなされたもので、チップの取り付けの際にサ イドカッタ本体の変形を生じることのないサイドカッタを提供することを目的と する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案のサイドカッタは、軸線方向に沿って分割された半円筒状に形 成され、かつ、外周面に周方向に沿って複数個のチップ取付座が穿設されており 、円筒状のアダプタの外周に固定されて全体として略円筒状に配置される一対の サイドカッタ本体と、板状に形成されて稜線部が切刃を構成し、かつ、厚さ方向 に貫通孔が形成されたスローアウエイチップと、前記貫通孔を貫通してサイドカ ッタ本体に螺合されて、スローアウエイチップをチップ取付座内に固定する固定 ネジとを具備した構成とした。
【0010】
【作用】
本考案のサイドカッタによれば、チップに形成された貫通孔を貫通してサイド カッタ本体に螺合した固定ネジによってチップをチップ取付座に固定しているの で、従来のような楔部材の楔作用による力がチップ取付座に対して働くことがな い。したがって、サイドカッタ本体の変形を防止して、軸心から各チップの切刃 までの距離を等間隔とすることができる。
【0011】
【実施例】
本考案のサイドカッタの実施例を図2〜図4に基づいて説明する。なお、この 実施例の説明においては、前記した従来のサイドカッタと共通する構成について は同一符号を付して詳細についての説明を省略する。
【0012】 本実施例のサイドカッタでは、板状に形成された各チップ40に、その厚さ方 向に貫通孔42が形成されている。前記チップ40は、その厚さ方向をサイドカ ッタ本体21・22の半径方向に向けてチップ取付座30内に配置されている。 また、前記貫通孔42には、この貫通孔42を貫通してサイドカッタ本体21・ 22に螺合された固定ネジ43が取り付けられており、この固定ネジ43により チップ40がチップ取付座30内に固定されている。
【0013】 本実施例のサイドカッタによれば、チップ40を固定ネジ43によってチップ 取付座30に固定しているので、従来のような楔部材50による周方向への力が サイドカッタ21・22に作用することがなく、サイドカッタ本体21・22の 変形を防止することができる。
【0014】 したがって、軸心から各チップ40の切刃41までの距離を本来の設計通りに 等間隔とすることができ、切削精度を向上させることができるという利点がある 。
【0015】 また、各チップ40に作用する切削抵抗を従来に比較して均一化することがで きるので、サイドカッタにおけるビビリ振動の発生を防止でき、低騒音で、かつ 、長寿命のサイドカッタを提供することができるという利点がある。
【0016】 さらに、本実施例のサイドカッタによれば、楔部材50による周方向への力が サイドカッタ本体21・22に作用しないので、サイドカッタ本体21・22を 従来に比較して一層薄肉・軽量とすることができる。
【0017】 このため、チップ40の交換時におけるサイドカッタ本体21・22の取り外 しや移動を容易とすることができ、チップの交換作業を効率良く行うことができ るという利点がある。
【0018】 なお、本実施例のサイドカッタにおいては、固定ネジ43を回転操作すること により、チップ40の着脱を行うことができる。
【0019】 また、図において符号60は、サイドカッタ21・22を貫通してアダプタ1 0に螺合され、サイドカッタ21・22とアダプタ10とを固定するクランプボ ルトである。
【0020】
【考案の効果】
本考案に係るサイドカッタは、軸線方向に沿って分割された半円筒状に形成さ れ、かつ、外周面に周方向に沿って複数個のチップ取付座が穿設されており、円 筒状のアダプタの外周に固定されて全体として略円筒状に配置される一対のサイ ドカッタ本体と、板状に形成されて稜線部が切刃を構成し、かつ、厚さ方向に貫 通孔が形成されたスローアウエイチップと、前記貫通孔を貫通して前記サイドカ ッタ本体に螺合された固定ネジとを具備した構成となっているので、サイドカッ タ本体に対して従来のような楔作用による力が作用することがなく、サイドカッ タ本体の変形を防止することができる。
【0021】 したがって、軸心から各チップの切刃までの距離を等間隔とすることができ、 サイドカッタによる切削精度を向上させることができる。
【0022】 また、切削時におけるサイドカッタ本体でのビビリ振動の発生を防止できるの で、低騒音で、かつ、長寿命のサイドカッタを提供することができる。
【0023】 さらに、サイドカッタ本体を従来に比較して一層薄肉・軽量とすることができ るので、チップの交換時におけるサイドカッタ本体の取り外しや移動を容易とす ることができ、チップ交換作業を効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のサイドカッタの横断面図である。
【図2】本考案に係るサイドカッタの平面図である。
【図3】図2において、クランプボルトの位置とスロー
アウエイチップの位置のそれぞれの位置における断面図
である。
【図4】図2におけるA方向要部矢視図である。
【符号の説明】
21・22 サイドカッタ本体 30 チップ取付座 40 スローアウエイチップ 41 切刃 42 貫通孔 43 固定ネジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線方向に沿って分割された半円筒状に
    形成され、かつ、外周面に周方向に沿って複数個のチッ
    プ取付座が穿設されており、円筒状のアダプタの外周に
    固定されて全体として略円筒状に配置される一対のサイ
    ドカッタ本体と、板状に形成されて稜線部が切刃を構成
    し、かつ、厚さ方向に貫通孔が形成されたスローアウエ
    イチップと、前記貫通孔を貫通して前記サイドカッタ本
    体に螺合されて、前記スローアウエイチップを前記チッ
    プ取付座内に固定する固定ネジとを具備したことを特徴
    とするスローアウエイ式サイドカッタ。
JP296891U 1991-01-31 1991-01-31 スローアウエイ式サイドカッタ Pending JPH0570819U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP296891U JPH0570819U (ja) 1991-01-31 1991-01-31 スローアウエイ式サイドカッタ

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JP296891U JPH0570819U (ja) 1991-01-31 1991-01-31 スローアウエイ式サイドカッタ

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JPH0570819U true JPH0570819U (ja) 1993-09-24

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ID=11544176

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JP296891U Pending JPH0570819U (ja) 1991-01-31 1991-01-31 スローアウエイ式サイドカッタ

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JP (1) JPH0570819U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010521328A (ja) * 2007-03-20 2010-06-24 ケンナメタル インコーポレイテッド 工具
WO2022038917A1 (ja) * 2020-08-18 2022-02-24 住友電工ハードメタル株式会社 切削工具および切削加工装置

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