JPH0570736B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0570736B2 JPH0570736B2 JP61313597A JP31359786A JPH0570736B2 JP H0570736 B2 JPH0570736 B2 JP H0570736B2 JP 61313597 A JP61313597 A JP 61313597A JP 31359786 A JP31359786 A JP 31359786A JP H0570736 B2 JPH0570736 B2 JP H0570736B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core wire
- reinforcing
- main body
- belt
- tooth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 35
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims description 5
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims description 2
- 239000002759 woven fabric Substances 0.000 description 3
- 239000004952 Polyamide Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 2
- 229920001084 poly(chloroprene) Polymers 0.000 description 2
- 229920002647 polyamide Polymers 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
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- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
発明の目的
（産業上の利用分野）
この発明は例えば、エンジンにおける弁タイミ
ング調整装置内のタイミングプーリに掛装されて
使用されるタイミングベルトに関するものであ
る。
ング調整装置内のタイミングプーリに掛装されて
使用されるタイミングベルトに関するものであ
る。
（従来の技術）
従来のエンジンにおける弁タイミング調整装置
のタイミングベルトは、第７図に示すように、ク
ロロプレンゴム製のベルト本体２１の内部に対し
主としてガラス繊維よりなる無端状の本体補強用
芯線２２を埋設し、ベルト本体２１に一体形成し
た歯部２３側の表面に主としてポリアミド繊維よ
りなる帆布２４を接着していた。
のタイミングベルトは、第７図に示すように、ク
ロロプレンゴム製のベルト本体２１の内部に対し
主としてガラス繊維よりなる無端状の本体補強用
芯線２２を埋設し、ベルト本体２１に一体形成し
た歯部２３側の表面に主としてポリアミド繊維よ
りなる帆布２４を接着していた。
（発明が解決しようとする問題点）
ところが、上記従来のタイミングベルトは歯部
２３側が帆布２４に覆われているが、歯部２３の
内部はゴムのみであるため、どうしても強度的に
弱く、同歯部２３に対しタイミングプーリ（図示
略）による繰り返し押圧力が作用すると、同歯部
の付け根部２３ａが繰り返し大きく変形し、この
ため同付け根部２３ａが疲労して亀裂が生じ、歯
部２３が書けたり、芯線２２にも大きく変形力が
作用して同芯線２２が疲労し易く、伸びたり、離
断したりするという問題があつた。
２３側が帆布２４に覆われているが、歯部２３の
内部はゴムのみであるため、どうしても強度的に
弱く、同歯部２３に対しタイミングプーリ（図示
略）による繰り返し押圧力が作用すると、同歯部
の付け根部２３ａが繰り返し大きく変形し、この
ため同付け根部２３ａが疲労して亀裂が生じ、歯
部２３が書けたり、芯線２２にも大きく変形力が
作用して同芯線２２が疲労し易く、伸びたり、離
断したりするという問題があつた。
発明の構成
（問題点を解決するための手段）
この発明は上記問題点を解決するため、ベルト
本体を補強する無端状の本体補強用芯線に対し、
多数の歯部を各々補強する３次元織りからなる歯
部補強用芯線を同本体補強用芯線と連続し、かつ
歯部の形状に略対応させるように膨出させて設
け、前記本体補強用芯材と歯部補強用芯線とをゴ
ムでモールドして本体の片側に多数の歯部を一体
形成するという手段を採つている。
本体を補強する無端状の本体補強用芯線に対し、
多数の歯部を各々補強する３次元織りからなる歯
部補強用芯線を同本体補強用芯線と連続し、かつ
歯部の形状に略対応させるように膨出させて設
け、前記本体補強用芯材と歯部補強用芯線とをゴ
ムでモールドして本体の片側に多数の歯部を一体
形成するという手段を採つている。
（作用）
歯部内にベルト本体補強用芯線と連続する３次
元織りからなる歯部補強用芯線が存在するので、
歯部のみならず、歯部と対応するベエルト本体補
強用芯線の強度も高くなり、タイミングプーリか
ら歯部に外力が作用しても、歯部補強用芯線は３
次元織りなので外力に対して方向性がないのでど
のような外力が作用しても歯部の無理な変形が抑
制され、同歯部の付け根部に疲労による亀裂が生
じることはなく、歯欠けが防止されるとともに、
ベルト本体補強用芯線の伸びや離断も防止され、
タイミングベルトの耐久性が向上する。又、強度
の向上した分、ベルト幅を小さくすることができ
るため、レイアウト上有利となる。
元織りからなる歯部補強用芯線が存在するので、
歯部のみならず、歯部と対応するベエルト本体補
強用芯線の強度も高くなり、タイミングプーリか
ら歯部に外力が作用しても、歯部補強用芯線は３
次元織りなので外力に対して方向性がないのでど
のような外力が作用しても歯部の無理な変形が抑
制され、同歯部の付け根部に疲労による亀裂が生
じることはなく、歯欠けが防止されるとともに、
ベルト本体補強用芯線の伸びや離断も防止され、
タイミングベルトの耐久性が向上する。又、強度
の向上した分、ベルト幅を小さくすることができ
るため、レイアウト上有利となる。
（実施例）
以下、本発明を具体化した一実施例を第１図〜
第３図に基づいて説明する。
第３図に基づいて説明する。
第１図に示すように、このタイミングベルト
は、クロロプレンゴム製のベルト本体１を補強す
る無端環状（一部のみ図示）のベルト本体補強用
芯線に対し、前記ベルト本体１と一体に形成した
ゴム製の歯部３を補強する３次元織（第４図）か
らなる歯部補強用芯線１２を同本体補強用芯線１
１に連続し、各歯部３ごとに各歯部３の形状と略
対応する形状に膨出するように形成し、前記ベル
ト本体補強用芯線１１と歯部補強用芯線１２とを
ゴムによりモールドして前記ベルト本体１の片側
に多数の歯部３を一体形成して構成したものであ
る。
は、クロロプレンゴム製のベルト本体１を補強す
る無端環状（一部のみ図示）のベルト本体補強用
芯線に対し、前記ベルト本体１と一体に形成した
ゴム製の歯部３を補強する３次元織（第４図）か
らなる歯部補強用芯線１２を同本体補強用芯線１
１に連続し、各歯部３ごとに各歯部３の形状と略
対応する形状に膨出するように形成し、前記ベル
ト本体補強用芯線１１と歯部補強用芯線１２とを
ゴムによりモールドして前記ベルト本体１の片側
に多数の歯部３を一体形成して構成したものであ
る。
前記ベルト本体補強用芯線１２は、第２図に示
すように多数の経糸５に緯糸６を交互に、かつ斜
めに織り込んで形成した帯状の織布７を連続して
無端環状に巻回しながら、ベルト本体１の歯部３
の間に位置する部分を接合状態にし、歯部補強用
芯線１２は本体補強用芯線１１と連続し前記の形
状に膨出して形成される。そして、このベルト本
体補強用芯線１１を図示しない成形型に収容して
ゴムモールドを行うことにより、タイミングベル
トを製造する。
すように多数の経糸５に緯糸６を交互に、かつ斜
めに織り込んで形成した帯状の織布７を連続して
無端環状に巻回しながら、ベルト本体１の歯部３
の間に位置する部分を接合状態にし、歯部補強用
芯線１２は本体補強用芯線１１と連続し前記の形
状に膨出して形成される。そして、このベルト本
体補強用芯線１１を図示しない成形型に収容して
ゴムモールドを行うことにより、タイミングベル
トを製造する。
前記歯部３の外表面には第３図に示すタイミン
グプーリ８との接触時に歯部３の磨耗を抑制する
ためのポリアミド繊維よりなる帆布９が接着され
てる。
グプーリ８との接触時に歯部３の磨耗を抑制する
ためのポリアミド繊維よりなる帆布９が接着され
てる。
前記のように構成したタイミングベルトは、歯
部３内にベルト本体補強用芯線２と連続する３次
元織の歯部補強用芯線１２が存在し、この芯線１
２は外力に対して方向性がないので、タイミング
プーリ８から歯部３に外力が作用しても、歯部３
の変形が抑圧されてその疲労が小さくなり、同歯
部３の付け根部３ａに亀裂が生じることはなく、
歯欠けが防止され、タイミングベルトの耐久性が
向上する。
部３内にベルト本体補強用芯線２と連続する３次
元織の歯部補強用芯線１２が存在し、この芯線１
２は外力に対して方向性がないので、タイミング
プーリ８から歯部３に外力が作用しても、歯部３
の変形が抑圧されてその疲労が小さくなり、同歯
部３の付け根部３ａに亀裂が生じることはなく、
歯欠けが防止され、タイミングベルトの耐久性が
向上する。
又、本発明は歯部補強用芯線１２によりベルト
本体補強用芯線１１も補強され、かつ歯部３の変
形量が小さいことから、各歯部３の間に位置する
ベルト本体補強用芯線１１への無理な曲げ力が作
用するのをなくして、同芯線１１の疲労による伸
びや離断を防止することができる。
本体補強用芯線１１も補強され、かつ歯部３の変
形量が小さいことから、各歯部３の間に位置する
ベルト本体補強用芯線１１への無理な曲げ力が作
用するのをなくして、同芯線１１の疲労による伸
びや離断を防止することができる。
さらに、本発明は歯部３の強度が強度が向上し
た分、タイミングベルトの幅を小さくすることが
できるため、例えば弁タイミング調整装置のカバ
ーを小型化でき、エンジンルーム内のレイアウト
上有利となる。
た分、タイミングベルトの幅を小さくすることが
できるため、例えば弁タイミング調整装置のカバ
ーを小型化でき、エンジンルーム内のレイアウト
上有利となる。
発明の効果
以上詳述したように、この発明は歯部内にベル
ト本体補強用芯線とを連続する３次元織の歯部補
強用芯線が存在し外力に対し方向性がないので歯
部の強度が高くなり、タイミングプリから歯部に
外力が作用しても、支部の変形が抑制され、同歯
部の付け根部に疲労による亀裂が生じることな
く、歯欠けが防止されるとともに、芯線の伸びや
離断が防止され、タイミングベルトの耐久性が向
上する。又、強度の向上した分、ベルト幅を小さ
くすることができるため、レイアウト上有利にな
るという効果がある。
ト本体補強用芯線とを連続する３次元織の歯部補
強用芯線が存在し外力に対し方向性がないので歯
部の強度が高くなり、タイミングプリから歯部に
外力が作用しても、支部の変形が抑制され、同歯
部の付け根部に疲労による亀裂が生じることな
く、歯欠けが防止されるとともに、芯線の伸びや
離断が防止され、タイミングベルトの耐久性が向
上する。又、強度の向上した分、ベルト幅を小さ
くすることができるため、レイアウト上有利にな
るという効果がある。
第１図はこの発明を具体化した一実施例を示す
要部の斜視図、第２図は本体補強用芯線を構成す
る織布の平面図、第３図は要部の拡大断面図、第
４図は同じく歯部補強用芯線の部分拡大斜視図、
第５図は従来例を示す斜視図である。 ベルト本体……１、ベルト本体補強用芯線……
１１、歯部……３、歯部補強用芯線……１２、経
糸……５、緯糸……６、織布……７。
要部の斜視図、第２図は本体補強用芯線を構成す
る織布の平面図、第３図は要部の拡大断面図、第
４図は同じく歯部補強用芯線の部分拡大斜視図、
第５図は従来例を示す斜視図である。 ベルト本体……１、ベルト本体補強用芯線……
１１、歯部……３、歯部補強用芯線……１２、経
糸……５、緯糸……６、織布……７。
Claims (1)
- １ ベルト本体を補強する無端環状の本体補強用
芯線に対し、多数の歯部を各々補強する３次元織
りからなる歯部補強用芯線を同本体補強用芯線と
連続し、かつ歯部の形状に略対応させるように膨
出させて設け、前記本体補強用芯線と歯部補強用
芯線とをゴムでモールドして本体の片側に多数の
歯部を一体形成したタイミングベルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31359786A JPS63167147A (ja) | 1986-12-26 | 1986-12-26 | タイミングベルト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31359786A JPS63167147A (ja) | 1986-12-26 | 1986-12-26 | タイミングベルト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63167147A JPS63167147A (ja) | 1988-07-11 |
| JPH0570736B2 true JPH0570736B2 (ja) | 1993-10-05 |
Family
ID=18043231
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31359786A Granted JPS63167147A (ja) | 1986-12-26 | 1986-12-26 | タイミングベルト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63167147A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP4357640A1 (en) | 2022-10-21 | 2024-04-24 | Elatech Srl | Toothed drive belt |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58170946A (ja) * | 1982-03-30 | 1983-10-07 | Mitsuboshi Belting Ltd | 歯付ベルト |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58181042U (ja) * | 1982-05-27 | 1983-12-03 | 新田ベルト株式会社 | 歯付ベルト |
-
1986
- 1986-12-26 JP JP31359786A patent/JPS63167147A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58170946A (ja) * | 1982-03-30 | 1983-10-07 | Mitsuboshi Belting Ltd | 歯付ベルト |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63167147A (ja) | 1988-07-11 |
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