JPS58170946A - 歯付ベルト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ゴム製歯付ベルト、特に１〜腹数層の補強コ
ードのうち、１ブライ目を歯部表面に沿って並列状に配
向被覆すると共に、２ブライ目以降のコード層を歯部内
面に波形状に埋設した、伝達力が高く歯部剪断力に対し
て優れた耐亀裂性を有する歯付ベルトならびにその製造
方法に関するものである。

近年、歯付ベルトは、その機能の優秀性が認められ、事
務用機器、家庭用電化製品の何馬力用のものから自動車
用、一般産業用の高馬力用のものまで各種分野で使用さ
れるに至ったが、高馬力用の条件下では、歯部材料の剪
断応力が低いため、歯部の剪ｆ１′ｉｌ収裂か生じ易く
、歯部が飛散してベルト破損を惹起するという問題を有
していた。

そこで、このような問題に対処し、これを解決する手段
として、従来、ウーリー加丁されたポリアミド繊維の織
布の密度を高めることや、芳香族ポリアミド繊維の編布
が歯形部表面に使用されて来たが、目’＋Ｊ甚の密度ア
ップ”は伸度力２低いため成形−Ｌ回流かあり、又、後
者の芳香族ポリアミド繊維の編布は強力が低いため歯部
材料の剪断応力力・低下し、歯部の剪断重要が発生し易
く、歯形部の剪断亀裂に至るという難点があった。

そのため、このような歯部亀裂の防市策として実開昭５
５−７８８５２号公報の如く、歯部の内部にＱｔ層また
は複層の補強帆布を波形状に埋設した歯付ベルトが提案
され７とが、これは帆布に緯糸があるためベルト長手方
向の伸びか充分でなく、かつ、抗張体と歯部谷部との間
に帆布力ζ慣層して埋１投されている関１系上、ＰＬＤ
が不均一になり、ベルト走行時、ベルト自体かジャ／ヒ
゛ンク゛する問題もあり、史に同公報には特に製法の記
載はないが、経糸、緯糸で織成した帆布をｔａ　＠５に
波形状に埋設することは製法−Ｌ、、、棲めて困難を伴
なうという欠点があった。

本発明は」二記の如き実情に鑑み、その間照点を解決す
べ〈発明されたもので、織布と異なり補強コードを用い
ることにより前記歯形部の剪断亀裂を防止すると共にベ
ルトライフを増大せしめた歯付ベル）・ならびにその裳
造方法を提供せんとするものである。

即ち、本発明の特徴とするところは、その１つは、内側
に歯形を有するゴム製歯付ベルトにおいて、伸度の異な
る複数層の補強コードを、最大伸度を有する１プライＨ
のコードを歯部表面に沿って並列状に配向被覆すると共
に、伸度を１１１α次小さくした２ブライ目以降のコー
ドを歯部内面に各コード層間にゴム層を介在せしめてベ
ルト長手方向又は／及びベルト横方向に波形状に埋設し
、史に＠記爾部外周面をゴム付伸縮性帆布で１１せしめ
た歯付ベルトであり、又、他の］一つは＋？ｉＪ記爾ｆ
（ベルトを製造するための方法であって、外面軸方向に
帯状突起群ならびに凹溝を交げに設けた円筒状金型外周
面にゴム付伸縮性帆布を無端状に巻付けること、次いで
その上に伸度の異なるポリアミド糸、ポリエステル糸か
らなる複数層のコードを伸度の高低に応じて各ブライ毎
に高伸度コード上り；ｌｌｉ次一定張力でスパイラル状
に巻回すること、そのＬに低伸度高強力の抗張体ローブ
をスパイラル状に巻つけること、更にその上に所定厚み
の末加ｍｌＣゴムシートを無端状に積層巻回すること、
しかる後、前記未加硫ゴムシートの外周面にゴム製ジャ
ケットを挿入して外側より加圧加熱し未ＩＪ口硫ゴムシ
ートを抗張体ローブ間より流動溢出せしめ、前記コード
層ならびにゴム付伸縮性帆布を伸ばしつつ金型凹溝に未
加硫ゴムを充填加硫して加硫ベルト成形体を得ること、
そして最後に得られた加硫ベルト成形体を金型より取り
外し、所定幅に切断することの各工程よりなる方法、な
らびに、前記方法における一定張力のを回に代え、補強
コードを部分的に異なるスピンニングテンションで巻回
しベルト長手方向のみならず、ベルトｍ方向にも波形状
を呈して補強コードが埋設された歯付ベルトを得る方法
である。

以丁、本発明に係る前記歯付ベルトならびにその装造方
法を添付図面により説明する。

第１図、第２図Ｇ１本発明歯付ベルトの部分側面図、横
断面図で、図において（ａ）　Ｈベルト本体、（Ｉ）は
ガラス繊維、カーボン繊維、芳香族ポリアミド繊維、ス
チールワイヤーなどよりなる低伸度高強力の抗張体ロー
ブで、ＮＲ（天然ゴム）、５ＢＲ（スチレン、ブタジェ
ンゴム）、ＯＲ（クロロブレンゴム）、ＮＢＲにトリル
ゴム）、１工Ｒ（ブチルゴム）などの単一材もしくはこ
れらのブレンド、又はウレタンゴムよりなるベルト主体
ゴム層（２）中のピッチライン位置に並列状に埋設され
ており、又（３）に前記主体ゴム層（２）と同拐質の歯
形部で、ｎ＋前記主体ゴム層（２）に対し一体化されて
いる。

しかして］二記の叩きベルトにおいて、前記歯形部（３
）は本発明の要部をなし、該歯形部（３）の表面に１プ
ライ目として予めＲＦＬ液又はゴム糊などで接着処理し
たウーリー加エボリアミド繊維糸、ポリエステル低配向
糸、又はポリウレタン弾性糸（商品名：スパンデックス
）７ｚどの如き何れも比較的大々る伸度、通常、伸度５
０％以上の伸縮性を有する原糸又は撚り糸よりなる補強
コード（４）がベルト長手方向に並列状にｌｎｄ向肢覆
されている。

そして、次に歯部内面には前記南部表面のコード（４）
と同ｖｉ質で、前記コード（４）より伸度を順次小さく
した２ブライ目以降のコード（４’）　、　’Ａがベル
ト長手方向に前記歯部表面コード（４）と同様に並列状
に波形状をなして埋設されている。

即ち、各コードの伸度はそのコードにおいて４〉イ〉４
“の順に配置されている。この場合、後者の２層のコー
ド（４）　、　（４）は歯部谷部においては抗張体（」
）との間隔が狭いため両コード（４’）　、　（４）が
接触ししているが、歯部突起部に４３いては歯部剪断力
を分散すべく各コード層（４）　、　（４）間、ならび
に（４）　、　（４）に図示のような歯形ゴム（３）　
、　（３）を介在せしめて波形状にすることか肝要であ
る。

なお、南部（で埋設するコードは特に２層に限定するも
のではなく、１〜複数層使用酊能で、通常は１〜３層埋
設することが好適とされる。

ここで前記ポリアミド又はポリエステル低配向糸トは、
ポリアミド、ポリエステルの原糸ヲ熱延坤する際、延伸
条件を緩く、リラックス状態で処理することにより得ら
れる伸度５０％以上の伸縮性を有する糸を指し、伸度５
０％以下では歯付ベルトの被覆糸、埋設糸としての伸度
が不足し、歯部の亀裂防（にの機能が失なわれる。

次に、前記１ブライ目の並列状伸縮性糸（４）Ｌのゴム
付伸縮性帆布（５）は伸度８０％以上のウーリー加工さ
れた伸縮性ポリアミド経糸と非伸縮性のホ。

リアミド緯糸、或いは伸度８０％以トの伸縮性ポリエス
テル低配向経糸と非伸縮性のポリエステル緯糸で織成し
た伸縮性帆布又は編布からなる帆布で、これら帆布（５
）ハ伸縮性方向（経糸）がベルト長手方向歯面に沿う如
く被Ｍされる。

このようにベルト歯部表面に伸縮性の原糸又は撚糸より
なるコードを並列状に被覆すると共に、歯部内面に伸度
の異なる前記コードを複数層、波形状に埋設し、更に歯
部外表面に伸縮性帆布ｆ：破腑することにより歯部表面
ならびに歯部内面か高伸度となり、従って、歯部の剪断
力を増大すると共に過剰な剪断力を緩和分散せしめ剪断
亀裂を大幅に防止し、ベルトライフを著しく増大せしめ
ることか百丁能となる。

なお、上記説明は前記呻縮性糸の並列状被覆埋設及び伸
縮性帆布よりなる複数ブライ構成を歯付ベルトに適用し
た場合であるが、このような複数ブライ構ＹＭハベルト
下面にフグ全有するフグベルトのコグ部にも適用するこ
とができ、同様な効果をｒＪることかできる。

以Ｆは、歯部内面に埋設せるコード層＜：）、　（４）
かへ−ベルト長手方向のみに波形状を呈して埋設された
場合であるが、第３図、第４図に示す実施例の叩くコー
ド層（必、　（４ｒをベルト長手方向及びベルト横方向
の両方向に波形状ヲ厭して埋設することもできる。この
場合、後述する製造方法と関連するが、第４図の如く歯
部内［［Ｈに埋設される２ブライ目以降のコード層（４
）　＋　（４γが横方向に波形状を呈して埋設される。

（第３［崎点線波形部分参照）。

このように、コード層（４）、（４）をベルト長手方向
のみなら゛ず横方向にも波形状に埋設することにより前
記第１図の如きベルト長手方向のみにコード層を波状に
埋設した歯付ベルトと同様の効果と共に更に全体にわた
り乎均した剪断力増大効果を奏することができ・る。な
お、これら図において同一符号は第１図、第２図と同一
部分を示す。

以上は、本発明に係る歯付ベルトの構成に関するもので
あるが、次に本発明のもう１つの発明である歯付ベルト
の製造方法について説明する。

先ず、第１の製造方法として第５１４に示すように、外
面軸方向に帯状突起群（Ｔ）及びそれらの突起（Ｔ）間
に凹溝（Ｇ）を交げに設けた円筒状金型（Ｄ）を利用し
、その外周面に前記歯付ベルトで説明したゴム付伸縮性
帆布（５）を、その経糸を金型（Ｄ）の円周方向に配し
た状態で無端状に巻付＼ける。このとき、必要に応じて
帆布（５）は金型（Ｄ）の溝（Ｇ）になじませるように
稍々弛緩した状態で巻付けることもできる。

そして、次に、前記ゴム付帆布（５）の上に順次伸度の
異なるウーリー加工されたポリアミド繊維糸。

ポリエステル又はポリアミドの低配向糸などの原糸、撚
糸などよりなるコード（４）　、　（４’）　、　（４
）を複数層、ここでは３ブライ、一定張力でスパイラル
状に巻回するが、前記複数層のコードのうち、先ず最大
の伸度を有する１ブライ目のコード（４）（伸度１１０
％）を巻付け、次にその」二に伸度全順次小さくした２
プライ目以降のコード（４）　（伸１７　ａ　ｏ％）。

（４）“（伸度６０％）を巻回する。その後、ガラス繊
維、カーボン繊維、芳香族ポリアミド繊維、スチールワ
イヤーなどよりなる低伸度高強力の抗張体ローブ（１）
ヲスバイラル（Ｃ巻付け、更ＩＣＮＲ、ＳＢにＣＲ、Ｎ
ＥＲ，エエＲの単一材もしくはこれらをブレンドした一
定厚みの未ｊＪｌ］　ｆａゴムシート（２）を巻付ける
。

かくて、このようにして得られた未加硫成形体の外周面
に吹に、円筒状のゴム製ジャケツ）　（Ｊ）を挿入して
加硫缶に入れ、７〜８−の高下スチームを缶内に送入す
ることによって加硫を行なう。

しかして、加硫にあたっては外側よりゴム製ジャケノ）
　（Ｊ）を介して加圧、加熱されるため、前記外側の未
加硫ゴムシート（２）は流動状態を呈して抗張体ローブ
（１）間琢を流れ１１１１記コ一ド群（４）　、　（４
）　、　（Ｑならびに最外層のゴム付伸縮性帆布（５）
を伸ばしながら金型ＣＤ）の凹溝（Ｇ）を充填するが、
このとき、前述の如く１プライＨのコード（４）は伸度
が大きいため伸縮性帆布（５）と同様に伸張されて第１
図の如く東部表面を被覆した形となり、一方、２プライ
ＩＩ以降のコード（４）　、　（４）は順次伸度の小さ
いコードであるためｌブライＨのコード程伸張されず、
夫々の伸度に応し、て爾ゴム（３）中に波形状を形成し
て即設され成形加硫が完了する。

次いで得られた広幅の加硫ベルト成形体を金型（Ｄ）、
ジャケン）’（、ｒ）より取り外し、円周方向に所定幅
に切断することにより第１図の叩き、東部表面に伸度の
大きい１ブライ目の補強コード（４）が並列状に被覆さ
れると共に、歯部内面に伸度の小さい補強コー、ド（４
）　、　（５）が夫々の間にゴム層（３）　、　（３）
を介してベルト長手方向に波形状に埋設され、かつ南部
最外表をゴム付伸縮性帆布（５）で被覆されたり数のゴ
ム製歯付ベルトが得られる。

ト長手方向のみに波形状に埋設された歯付ベルトの製造
法であるが、次Ｇて、第２の製造法として歯部内面にコ
ード層（４）　、　（４）がベルト長手方向及びべルト
横方向に波形状を呈して埋設された歯付ベルトの製造方
法について述べる。

先ず、第５図の円筒状金型（Ｄ）の外周面にゴム付伸縮
性帆布（５）を前記第１の製法と同様に無端状に巻付け
るが、以降のコード層の巻回轢様において前記製法と異
なっている。

即ち、コード層の巻回は、ウーリー加工されたポリアミ
ド繊維糸、ポリエステル又はポリアミドの低配向糸など
の原糸、撚糸などからなる複数層のコードのうち、最大
伸度を有する１プライ目のコード（４）を前記帆布（５
）上に一定張力でスパイラルに巻回するが、２ブライ目
以降のコード（４）は例えば第６図に示す如く所要の区
域（Ｔ１）間のコードのスピニングテンションを頓次強
く巻回し、次ニ他の区域（Ｔ２）間は順次弱く巻回し、
以下、順次スピニングテンションの強弱を繰り返し巻回
する。例えば２ブライ目以降は各ブライ毎に１０７／本
〜ｌ　Ｋｇ　７本の範囲内の異なるスピニングテンショ
ンで部分的に巻回する。

そして、次に、その上に低伸度高強力の抗張体ローブ（
１）をスパイラルに巻回し、以降前記第１の製造法と同
様に所定厚みの未加硫ゴムシート（２）を巻回、ゴム製
ジャケット（Ｊ）の挿入後、加圧、加硫するが、１プラ
イ目は高伸度のコード（４）を一定のテンションで巻回
しているため、伸縮性帆布（５）と同様に伸張されて第
３図の如く歯部表面を被覆した状態となり、一方、２ブ
ライ目以降のコード（４）は部分的に異なるスピニング
テンションで巻回されているため、歯部内面のベルト長
手方向に波形状を呈すると共に、第４図の如くベル）　
ｈＵ力方向も波形状を呈して埋設加硫されることになる
。

なお、ここでは複数層のコードを巻回した１局合につい
て説明したが、コード層は複数層の場合のみではなく、
単層のコード（４）を前記の如＜（ＴＩ）。

（Ｔ２）間を部分的に異なるスピニングテンションで巻
回した場合にも第３図、第４図の如きベルト南部のベル
ト長手方向のみならずベルト横方向にも波形状を呈して
埋設された歯付ベルトが形成される。

又、加硫後は、前記第１の製造方法と同様に加硫ベルト
成形体の取外し、次いで所定幅に切断することにより第
３図の妬き歯部表面に１プライ目の補強コード（４）か
並列状に被覆されると共に、歯部内面に２ブライ目以降
のコード（４）　、　（４）がベルト長手方向ならびに
ベルト横方向に波形状に埋設され、史に歯部外表１ｍを
ゴム付伸縮性帆布（５）で被覆された歯付ベルトか得ら
れる。

次に、本発明歯付ベルトに関し更に具体的な実施例を挙
げて説明する。

〔実施例〕

下記第１表の構成からなる帆布をベルトカバー布として
歯付円筒金型上に巻付け、その上に１プライ１」として
伸度１２０％のポリエステル低配向糸、２ブライ目に伸
度８０％のポリエステル低配向糸をスピニングし、史に
その上に抗張体ロープをスピニングし、次いで、その上
に一定厚みの未）Ｊ１］硫ゴムシートを巻付け、外部よ
り加圧、加熱して第１図のシ１１き歯付ベル）　（Ａ）
を製造した。又、別に伸度１２０％のポリエステル低配
向糸のみをスピニングテンション１０ｇ〜Ｉ　Ｋｇ／本
の範囲で巻回した第３図図示の如き歯付ベル）　（Ｂ）
を製造した。

一方、咀に比較のため従来法のベルトとして第１表の如
き帆布のみを被鮒した歯付ベルトを製造した。

そして、これらの歯付ベルトを所定幅にカットし、第７
図のチャックを用いて５０にり・ｃｒｎ／ｉｎの引張り
速度で上向矢印方向へ引張り、同時に横向矢印方向に押
圧して歯形部の剪断力を測定したところ、第２表の如き
結果を得た。

第　　　　１　　　　表 第　　　２　　　表 以上の実施例より明らかな知く、ベル）７４部表面に高
伸度糸を被覆すると共に歯部内面に補強コ−ドを波形状
に埋設した本発明歯付ベルトハ、帆布のみを１１置した
６を来の歯付ベルトに比し高い剪断力を示１２、歯部の
剪断亀裂を充分に防ｄ二することができると共に、ベル
トライフを増大せしめ、高馬力用の歯付ベルトとして頗
る好適なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図、第３図は本発明歯付ベルトの部分側面図、第２
図、−第４図は第１図、第３図の横断面図、第５図は本
発明歯付ベルトの製造態様を示す平面図、第６図は同じ
く本発明歯付ベルトの製造態様を示す部分側面図、第７
図は剪断力測定の態様を示す概要図である。 （１）・・・・・・抗張体ローブ、（２）・・・・・・
ベルト主体ゴム。 （３）・・・・・・歯形部、（４）・・・・・・・歯部
表面コード。 （４）　（４）・・・・・・・伸度の異なるコード。 （５）・・・・・・ゴム付伸縮性帆布、（Ｔ）・・・・
・・・突　起。 （Ｇ）・・・・・・凹　ｍ、（Ｄ）・・・・・・金　型
、（Ｊ）・・・・・・・ジャケット。 特許出願人　　三ツ星ベルト株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ■、　内側に歯形を形成し、ピンチライン上に抗張体を
   埋設せしめたゴム製歯付ベルトにおいて、伸度の異なる
   複数層の補強コードのうち、最大伸度を有するゴブライ
   目のコードを歯部表面に沿って並列状に配向被覆すると
   共に、伸度を順次小さくした２ブライ目以降のコードを
   歯部内面に各コード層間にゴム層を介在せしめてベルト
   長手方向に波形状に埋設し、更に前記歯部外周面をゴム
   付伸縮性帆布で被覆したことを特徴とする歯付ベルト。 ２、　内側に歯形を形成し、ピッチライン上に抗張体を
   埋設せしめたゴム製歯付ベルトにおいて、最大伸度を有
   する１プライ目のコードを歯部表面に沿って並列状に配
   向被ａすると共に、２プライ目以１４のコード層を歯部
   内面のベルト長手方向ならびにベルト横方向に波形状に
   埋設し、更に前記歯部外周面をゴム付伸縮性帆布で被覆
   したことを特徴とする歯付ベルト。 ３、　外面軸方向に帯状突起群ならびに凹溝を交斤に設
   けた円筒状金型外周面にゴム付伸縮性帆布を無端状に巻
   付け、次いで、その上に伸度の異なるウーリー加工され
   たポリアミド繊維糸、ポリエステル繊維糸又はポリアミ
   ド、ホ゛リエステルの低配向糸などの原糸、撚糸からな
   る比較的伸度の大きい複数層のコードを伸度の高低に応
   じて各ブライ毎に旨伸度フードより順次一定張力でスパ
   イラルに巻回し、更にその上に低伸度高強力の抗張体ロ
   ーブをスパイラルに巻付けて後、所定厚みの未加硫ゴム
   シートをその上に無端状に積層巻回し、しかる後、前記
   未加硫ゴムシートの外周面にゴム製ジャケットを挿入し
   て外側より加圧、加熱し未ＩＪＩ＋硫ゴムシートを抗張
   体ローブ間より流動浴出せしめ、前記フード層ならびに
   ゴム付伸縮性帆布を沖ばしつつ金型凹溝に未加硫ゴムを
   充填Ｉノ［］硫して加硫ベルト成形体を形成し、爾後、
   得られた加硫ベルト成形棒金金型より取り外し、所定幅
   に切断することを特徴とする歯付ベルトの製造方法。 ４、　外周軸方向に帯状突起群ならびに凹溝を交ＩＬに
   設けた円筒状金型外周面にゴム付伸縮性帆布を無端状に
   巻付け、次いでその上に少くとも１層の伸度の比較的大
   なる合成繊維糸からなる補強コードを部分的に異なるス
   ピニングテンションでスパイラル状に捲回し、その」二
   に低伸度高強力の抗張体ロープをスパイラル状に巻付け
   た後、更にそのＪｉ、に所定厚みの未加硫ゴムシートを
   無端状に積層巻回し、しかる後、ｌｊｊ記末１ノ目硫ゴ
   ムシートの外周面にゴム製ジャケットを挿入して外側よ
   り加圧加熱し、未加硫ゴムシートを抗張体ローブ間より
   流動溢出せしめ、前記コード層ならびにゴム付伸縮性−
   帆布を伸ばしつつ金型凹溝に未加硫ゴムを充填加硫して
   加硫ベルト成形体を形成し、爾後、得られたＩＩ［＋硫
   ベルト成形体を金型より取り外し所定幅に切断すること
   を特徴とする歯付ベルトの製造方法。 ５、　前記特許請求の範囲第４項記載の方法において、
   補強コードとして伸度の異なる複数の補強コードを用い
   、その高伸度のコードより順次、ゴム付伸縮性帆布の上
   に少くともその１つのコード層全部分的に異なるスピニ
   ングテンションでスパイラル状に巻回することを特徴と
   する歯付ベルトの製造方法。